JP2015178347A - 車両用シートのシートリフター - Google Patents

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Abstract

【課題】ピニオンギヤ、セクターギヤをブラケットによってその螺合した状態に維持してピニオンギヤ、セクターギヤの螺合の外れを防止する構成では、構成の複雑化が避けられない。【解決手段】スタビライザー34を中心とした円弧形状の長孔36aがセクターギヤ36に形成され、長孔の内縁に歯が切られ、ピニオンギヤ38bが長孔に挿通されて長孔の縁の歯に噛合している。セクターギヤの長孔の左右の端が、長孔に挿通されたピニオンギヤ38bに当接することによりセクターギヤの揺動が制限される。また、セクターギヤの長孔36aから突出するピニオンギヤの先端38b’は段付小径部とされ、小径部に形成されたおねじにナット38eが螺着されて、ストッパをピニオンギヤの先端の段との間に挟持してピニオンギヤから離反する方向のセクターギヤの動きを防止している。【選択図】図4

Description

本発明は、シートライザー、シートクッションの間に配置されてシートライザーに対してシートクッションを昇降させる車両用シートのシートリフターに関する。
自動車などの車両のシートクッション下部に設けられるシートリフター(ハイト機構)は、フロント、リヤのハイトリンクを車床上のシートライザー、シートクッションのシートフレーム(シートクッションシート)間でその左右に一対ずつ配置してシートライザーに対してシートを昇降させてシートの高さを調整可能に構成されている。シートリフターにおいては、駆動レバーなどの操作部材を操作することによって、リヤのハイトリンク(リヤリンク)を揺動させ、リヤリンクの揺動角度に応じてシートクッションが昇降して、シートの高さが調整される。
すなわち、スタビライザー(連結ロッド)がシートバックフレームの左右のサイドフレームの下端間に連結されて、左右のリヤリンクがスタビライザー(連結ロッド)の左右の端に固定されている。さらに、スタビライザーの外端にセクターギヤが固定されることによって、リヤリンク、スタビライザー、セクターギヤが一体構造化され、駆動レバーに連動して駆動するピニオンギヤがセクターギヤに噛合されている。そのため、駆動レバーを操作してピニオンギヤを駆動させれば、ピニオンギヤに噛合するセクターギヤがピニオンギヤとともに駆動しスタビライザーを回動させてリヤリンクを揺動させることによって、シートクッションが昇降される。
なお、スタビライザーを中心とした円弧形状の長孔がセクターギヤに形成され、シートフレームから延びたストッパピンが長孔に挿通され、長孔の左右の端がストッパピンに当接することにより、セクターギヤの揺動が制限される。
フロントリンク(フロントのハイトリンク)は、リヤリンクに連結ロッドで連結されたり、リヤリンクに連結されないフリーリンクとされる。そして、フロントリンクがリヤリンクに連結ロッドで連結された構成では、リヤリンク、フロントリンクの連動した揺動によってシートクッションが昇降される。連結されない構成では、リヤリンクが揺動されてシートクッションが昇降し、シートクッションの昇降に追従してフロントリンクが揺動される。
後突などによって衝撃がシートに加わると、シートフレームが変形してピニオンギヤ、セクターギヤの螺合が外れるおそれがある。
そのため、長孔から突出するストッパピンの先端を長孔の幅よりも大径とし、ストッパピンがピニオンギヤから離反する方向へのセクターギヤの動きを妨げて、ピニオンギヤ、セクターギヤの螺合の外れを防止する構成が広く採用されている(たとえば、特開2010−052452号公報)。ストッパピンの先端を大径としたこの構成では、ストッパピンはセクターギヤの揺動(揺動範囲)を制限するとともに、ピニオンギヤから離反する方向へのセクターギヤの動きを妨げるように機能している。
特開2011−046357号公報では、ストッパピンが長孔に挿通されてセクターギヤの揺動を制限するとともに、シートフレームに取付けられたブラケットが、長孔から突出するストッパピンの先端に連結されてシートフレームとの間に架設され、ピニオンギヤの先端がブラケットに回動可能に支持されている。そして、ブラケットがストッパピンの先端に連結されることにより、大径部に相当する部分が形成されて、ピニオンギヤから離反する方向へのセクターギヤの動きを妨げている。
特開2010−052452号公報 特開2011−046357号公報
特開2011−046357号公報では、ブラケットがストッパピンの先端に連結されて大径部に相当する部分を形成してピニオンギヤから離反する方向へのセクターギヤの動きを妨げるとともに、ブラケットがピニオンギヤの先端を回動可能に支持して、ピニオンギヤ、セクターギヤをシートフレームとの間に挟み込んでいる。
この構成では、ピニオンギヤ、セクターギヤはブラケットによってその螺合した状態に維持されて、ピニオンギヤ、セクターギヤの螺合の外れが防止される。
しかし、ピニオンギヤの先端を回動可能に支持する支持孔や、ストッパピンの取付けられる取付け孔をブラケットに形成する必要がある。また、ブラケットをシートフレーム、ストッパピンにそれぞれ取付けて、ピニオンギヤの先端を回動可能に支持しながらストッパピン、シートフレーム間に架設しており、構成の複雑化が避けられない。
本発明は、ブラケットを必要としない簡単な構成でピニオンギヤ、セクターギヤの螺合の外れを防止できる車両用シートのシートリフターの提供を目的としている。
本発明では、ピニオンギヤがセクターギヤの長孔に挿通されて長孔の縁の歯に噛合されるとともに、長孔から突出するピニオンギヤの先端にストッパを設けている。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、車両用シートのシートリフターは、車床上のシートライザー、シート下端のシートフレーム間でその左右に一対ずつ揺動可能に配置されたフロントリンク、リヤリンクと、左右のリヤリンクがその左右の端に固定されたスタビライザーと、スタビライザーの左右いずれかの端に固定されたセクターギヤと、駆動手段と、を備えている。そして、駆動手段はセクターギヤに噛合するピニオンギヤと、ピニオンギヤを駆動する操作部材とを有してシートフレームに設けられ、操作部材の操作のもとでピニオンギヤを駆動させ、セクターギヤとともにリヤリンクを揺動させてシートフレームの高さを調整している。スタビライザーを中心とした円弧形状の長孔がセクターギヤに形成され、長孔の縁にピニオンギヤに噛合する歯が切られ、ピニオンギヤが長孔に挿通されて長孔の縁の歯に噛合し、長孔から突出するピニオンギヤの先端に、ピニオンギヤから離反する方向のセクターギヤの動きを防止するストッパを設けている。
本発明では、ピニオンギヤがセクターギヤの長孔に挿通されているため、長孔の左右の端がピニオンギヤに当接することによりセクターギヤの揺動が制限され、ピニオンギヤがセクターギヤの揺動を制限するストッパピンを兼ね、独立した部材としてのストッパピンが不要となる。また、ピニオンギヤの先端にストッパを設けるだけでピニオンギヤ、セクターギヤを螺合した状態に維持でき、ブラケットで螺合状態を維持する必要がない。そのため、簡単な構成でピニオンギヤ、セクターギヤの螺合の外れを防止できる。
本発明の一実施例に係る車両用シートのシートリフターの組み込まれた自動車用シートの部分左側面図を示す。 (A)(B)はシートリフターのスタビライザー左端の斜視図、セクターギヤの正面図をそれぞれ示す。なお、図面の複雑化を避けるためにストッパは省略されている。 (A)は一体構造化されたリヤリンク、セクターギヤ、スタビライザーの全体図、(B)は(A)の矢視B−Bから見たセクターギヤの正面図、(C)は(A)の矢視C−Cから見たリヤリンクの略正面図をそれぞれ示す。 図2(B)の線X−Xに沿った図にストッパを加えた断面図を示す。
車両用シートのシートリフターは、車床上のシートライザー、シート下端のシートフレーム間でその左右に一対ずつ揺動可能に配置されたフロントリンク、リヤリンクと、左右のリヤリンクがその左右の端に固定されたスタビライザーと、スタビライザーの左右いずれかの端に固定されたセクターギヤと、駆動手段とを備え、駆動手段はセクターギヤに噛合するピニオンギヤと、ピニオンギヤを駆動する操作部材とを持ち、操作部材の操作のもとでピニオンギヤを駆動させ、セクターギヤとともにリヤリンクを揺動させてシートフレームの高さを調整している。そして、スタビライザーを中心とした円弧形状の長孔がセクターギヤに形成され、長孔の縁にピニオンギヤに噛合する歯が切られ、ピニオンギヤが長孔に挿通されて長孔の縁の歯に噛合し、長孔から突出するピニオンギヤの先端に、ピニオンギヤから離反する方向のセクターギヤの動きを防止するストッパが設けられている。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る車両用シートのシートリフターの組み込まれた自動車用シートの部分左側面図、図2(A)(B)はシートリフターのスタビライザー左端の斜視図、セクターギヤの正面図をそれぞれ示し、図2(A)(B)では、図面の複雑化を避けるためにストッパは省略されている。また、図3(A)は一体構造化されたリヤリンク、セクターギヤ、スタビライザーの全体図、(B)は(A)の矢視B−Bから見たセクターギヤの正面図、(C)は(A)の矢視C−Cから見たリヤリンクの略正面図をそれぞれ示す。なお、前後左右は、着座者から見た方向をいい、適宜、Fr、Rr、L、Rで示す。
図1に示すように、車両用シート10は、2つのシートフレーム、すなわち、シートクッションフレーム(シートフレーム)20、シートバックフレーム22を具備し、シートバックフレームはその下端がシートフレームの後端にリクライニング装置を介して傾動可能に連結されている。骨格となるシートフレーム20、シートバックフレーム22にシートパッドを載せ、トリムカバーでシートパッドを被覆してシートクッション、シートバックがそれぞれ形成されることは言うまでもない。
シート10は、シートフレーム20を昇降させてシートフレームの高さ、つまりはシートの高さを調整するシートリフター(ハイト機構)30をさらに具備している。すなわち、車床上のスライドレール40のアッパーレール(可動レール)40Uに、シートライザー(シート台座)42が取付けられ、シートライザー、シートフレーム(シートクッションフレーム)の間にシートリフター30が配置され、シートライザーに対してシートフレームを昇降させて、シート10の高さを調整している。
シートリフター30は、左右一対のフロント、リヤのハイトリンク(フロントリンク、リヤリンク)32Fr、32Rrと、スタビライザー34と、セクターギヤ36と、駆動手段38とを備えている。
左右のフロントリンク32Frは、車床上のシートライザー42にその下端が、シート下端のシートフレーム20にその上端が、たとえば軸支ピン33によってそれぞれ取付けられて(ピン止めされて)揺動可能となっている。また、左右のリヤフロント32Rrはシートフレーム20にその上端が同様に軸支ピン33によってピン止めされている。
スタビライザー34は、たとえば、シートライザー42の後端の間を連結してシートライザーに回動可能に設けられ、スタビライザーの左右の端に、左右のリヤリンク32Rrの下端が固定されている。
スタビライザー34をシートライザー後端間でなくシートフレーム後端間に設けてもよく、スタビライザーをシートフレーム後端間に設ければ、左右のリヤリンク32Rrの上端がスタビライザーの左右の端に固定され、リヤリンクの下端はシートライザーにピン止めされる。
参照符号34aはシートフレーム20が上昇する方向のトルク(ねじり力)をスタビライザー34に加えるねじりばねを示し(図2(A)参照)、その先端がスタビライザー34の凹所に係合してスタビライザーの外側に配置されている。もちろん、ねじりばねをスタビライザー34の内部に延ばし、スタビライザーの一部を押圧変形してねじりばねの先端をスタビライザーの内側でスタビライダーに係合させてもよい。
実施例では、セクターギヤ36は左右のリヤリンク32Rrの一方、たとえば左のリヤリンク32Rr−Lに歯が成形されて、セクターギヤ、左のリヤリンクが一体に成形され、セクターギヤは左のリヤリンクを兼ねている。そして、図3に示すように、右のリヤリンク32Rr−R、(左のリヤリンク32Rr−Lを兼ねる)セクターギヤ36をスタビライザー34の左右の端に連結、固定して、スタビライザー、右のリヤリンク、セクターギヤが一体構造とされる。
セクターギヤ36には、スタビライザー34を中心とした円弧形状の長孔36aが形成され、セクターギヤの歯36bは長孔の内縁(スタビライザーに近い縁)に形成されている(切られている)。
通常、右のリヤリンク32Rr−R、セクターギヤ36(左のリヤリンク32Rr−L)をプレス成形し、成形されたリヤリンク、セクターギヤを丸鋼からなるスタビライザー34の端に溶接、フォージング加工などで固定して、スタビライザー、右のリヤリンク、セクターギヤが一体構造化される。
しかし、溶接、フォージング加工によらず、アルミ合金などから鋳造で一体成形して一体構造化してもよい。また、右のリヤリンク32Rr−R、セクターギヤ36、スタビライザー34を個別に成形してから、それらを鋳造で一体成形してもよい。個別成形後の鋳造においては、セクターギヤ36は、スタビライザー34を回動させるに必要な強度、強靭性を確保するように、成形後に熱処理してから、鋳造で一体成形される。
駆動手段38は、操作部材、たとえば、揺動可能な駆動レバー38aと、操作部材と同軸でセクターギヤ36(正確にいえばその歯36b)に噛合するピニオンギヤ38bとを有して、セクターギヤに隣接してシートフレーム20に設けられている。ピニオンギヤ38bは、セクターギヤの長孔36aに挿通されて長孔の縁の歯36bに噛合されている。
駆動レバー38a(操作部材)を揺動させると、その揺動操作によってピニオンギヤ38bが駆動され、ピニオンギヤに噛合するセクターギヤ36を駆動してスタビライザー34をねじり、回動させてセクターギヤが右のリヤリンク32Rr−Rを伴って揺動する。そして、シートフレーム20を昇降させてシートフレームの高さ、つまりはシート10の高さが調整される。揺動可能な駆動レバー38aの代わりに、ピニオンギヤ38bと同軸で回動可能な駆動リングを操作部材としてもよい。
ピニオンギヤ38bがセクターギヤの長孔36aに挿通されているため、長孔の左右の端がピニオンギヤに当接することによりセクターギヤ36の揺動(揺動範囲)が制限され、ピニオンギヤがセクターギヤの揺動を制限するストッパピンを兼ねる。そのため、独立した部材としてのストッパピンが不要となる。
セクターギヤ36が兼ねる左のリヤリンク32Rr−Lはもちろん、右のリヤリンク32Rr−Rも、セクターギヤの駆動とともに揺動されるが、左右のフロントリンク32Frは揺動自在なフリーリンクとなっている。そのため、左右のリヤリンク32Rrが揺動してシートフレーム20を昇降させようとすると、シートフレームがフロントリンクを引き上げながら昇降し、シートフレームの昇降に伴って左右のフロントリンクが揺動する。そして、左右のフロントリンク32Fr、リヤリンク32Rrがシートフレーム20を介在して連動して揺動することによって、シートフレーム20が円滑に昇降される。
フロントリンク32Fr、リヤリンク32Rrを連結ロッドで連結し、フロントリンクがシートフレーム20を介在することなく、リヤリンクに連動して揺動する構成としてもよい。
駆動レバー38aの駆動力はクラッチを介してピニオンギヤ38bに伝達されており、クラッチはケース(クラッチケース)38cに内蔵されている。
図4は図2の線X−Xに沿った図にストッパを加えた断面図を示す。
セクターギヤの長孔36aに挿通されて歯36bに噛合されたピニオンギヤ38bは、その先端が長孔から突出し、ピニオンギヤから離反する方向のセクターギヤの動きを防止するストッパ(ストッパプレート)38dがピニオンギヤの先端(突出端)38b’に設けられている。
たとえば、ストッパ38dは中心孔付のリングとされ、ピニオンギヤ38bの先端は段付の小径部とされ、小径部にねじ(おねじ)が形成される。そして、ストッパ(リング)38cの中心孔をピニオンギヤの小径部に挿通させ、ストッパの外側からナット38eを小径部のおねじに螺着すれば、ストッパがナットと小径部の段との間に挟持されてピニオンギヤの先端38b’に取付けられる。
ストッパ38dがピニオンギヤの先端38b’に取付けられることによって、ピニオンギヤ38bから離反する方向のセクターギヤ36の動きが確実に防止される。つまり、ピニオンギヤの先端38b’にストッパ38dを設けるだけでピニオンギヤ38b、セクターギヤ36を螺合した状態に維持でき、ブラケットで螺合状態を維持する必要がない。そのため、簡単な構成でピニオンギヤ38b、セクターギヤ36の螺合の外れを防止できる。
ストッパ38dをピニオンギヤの先端(段付小径部)38b’に取付ける部材は、ナットに限定されない。たとえば、プッシュナット、スピードナットなどの嵌着部材をピニオンギヤの先端に嵌着してストッパ38dを小径部の段との間に挟持してピニオンギヤの先端に取付けてもよい。また、ピニオンギヤの先端に円周方向の溝(係止溝)を設け、この溝にスナップリング、スナップリテーナ、クリップリングなどの係止部材を係止させてストッパ38dを小径部の段との間に挟持してピニオンギヤ38bの先端に取付けてもよい。
嵌着部材、係止部材を用いる場合には、ピニオンギヤの先端38b’にねじを形成する必要がなく、螺着操作なしでストッパ38dをピニオンギヤ先端に取付けられる。
ストッパ38dは、セクターギヤの長孔36aを挿通しない大きさ、形状のものであれば足り、リングに限定されない。
上記のように、本発明では、ピニオンギヤがセクターギヤの長孔に挿通されているため、ピニオンギヤがセクターギヤの揺動を制限するストッパピンを兼ね、独立した部材としてのストッパピンが不要となる。また、ピニオンギヤの先端にストッパを設けるだけでピニオンギヤ、セクターギヤを螺合した状態に維持でき、ブラケットで螺合状態を維持する必要がない。そのため、簡単な構成でピニオンギヤ、セクターギヤの螺合の外れを防止できる。
上述した実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を何等限定するものでなく、本発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て本発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、セクターギヤの長孔は、通常、閉じた形状に形成されるが、ピニオンギヤから離反する方向のセクターギヤの動きを確実に防止する強度が確保できれば、その一部を開口した形状としてもよい。つまり、図2(B)に一点鎖線で示すように、ピニオンギヤに当接して揺動を制限する左右の端部分を残し、歯の形成されていない長孔の縁(スタビライザーから遠い側の縁)の中央部を切り欠いて長孔を開口した形状としてもよく、その構成も本発明に包含される。
本発明は、衝撃がシートに加わるバス、乗用車、航空機などの通常の車両用シートに通常応用されるが、高速で運転されるジェットコースターなどの車両のシートにも応用できる。
10 車両用シート
20 シートクッションフレーム(シートフレーム)
22 シートバックフレーム
30 シートリフター
32Fr フロントリンク
32Rr リヤリンク
34 スタビライザー
36 セクターギヤ
36a 長孔
36b 歯
38 駆動手段
38b ピニオンギヤ
38b’ ピニオンギヤの先端(段付小径部)
38c ケース(クラッチケース)
38d ストッパ
38e ナット
42 シートライザー

Claims (5)

  1. 車床上のシートライザー、シート下端のシートフレーム間でその左右に一対ずつ揺動可能に配置されたフロントリンク、リヤリンクと、
    前記左右のリヤリンクがその左右の端に固定されたスタビライザーと、
    前記スタビライザーの左右いずれかの端に固定されたセクターギヤと、
    前記セクターギヤに噛合するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤを駆動する操作部材とを有して前記シートフレームに設けられ、前記操作部材の操作のもとで前記ピニオンギヤを駆動させ、前記セクターギヤとともに前記リヤリンクを揺動させて前記シートフレームの高さを調整する駆動手段と、
    を備えた車両用シートのシートリフターにおいて、
    前記スタビライザーを中心とした円弧形状の長孔が前記セクターギヤに形成され、前記長孔の縁に前記ピニオンギヤに噛合する歯が切られ、
    前記ピニオンギヤが前記長孔に挿通されて前記長孔の縁の歯に噛合し、
    前記長孔から突出する前記ピニオンギヤの先端に、前記ピニオンギヤから離反する方向の前記セクターギヤの動きを防止するストッパを設けた車両用シートのシートリフター。
  2. 前記セクターギヤの長孔から突出する前記ピニオンギヤの先端を段付の小径部とし、前記ストッパをピニオンギヤの段との間に挟持して前記小径部に取付けた請求項1記載の車両用シートのシートリフター。
  3. 前記ピニオンギヤの小径部に形成されたおねじにナットを螺着して、または、おねじを形成することなく小径部に嵌着部材を嵌着して前記ストッパをピニオンギヤの段との間に挟持して取付けた請求項2記載の車両用シートのシートリフター。
  4. 前記ピニオンギヤの小径部に形成された円周方向の溝に係止部材を係止させて前記ストッパをピニオンギヤの段との間に挟持して取付けた請求項2記載の車両用シートのシートリフター。
  5. 前記セクターギヤが前記左右のリヤリンクのいずれかと一体に成形されて前記リヤリンクを兼ねた請求項1〜4のいずれか記載の車両用シートのシートリフター。
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