JP2015168188A - 液体吐出ヘッド、液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流路板にダンパ室を形成しても残留振動を抑制し安定した滴吐出動作を行うことができる液体吐出ヘッドを提供する。【解決手段】液滴を吐出する複数のノズル20が形成されたノズル板2と、ノズル20が通じる複数の個別液室21を形成する流路板3と、個別液室21の液体を供給する共通液室10を形成する共通液室部材5と、共通液室10の壁面の一部に変形可能なダンパ領域24を形成する振動板部材4とを備え、流路板3には、ダンパ領域24に対応して共通液室10と反対側に凹部からなるダンパ室35が設けられ、流路板3の振動板部材4と反対側にノズル板2が接合され、ノズル板2のダンパ室35に対応する部分には、流路板3側に突出する凸部41が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は液体吐出ヘッド、液体吐出装置に関する。
画像形成装置などの液体吐出装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置、例えばインクジェット記録装置が知られている。
液体吐出ヘッドにおいては、液滴を吐出させるために個別液室を加圧したとき、個別液室で生じた圧力変動が、圧力波となって、複数の個別液室に液体を供給する共通液室(共通流路)にも伝播する。この共通液室に伝播した圧力波が、個別液室に逆伝播すると、個別液室の圧力を変動させ、ノズルのメニスカスを制御できなくなり、所要の滴速度、滴量(滴体積)で液滴を吐出できなくなったり、滴不吐出を引き起こすことになる。また、共通液室に伝播した圧力波が隣接する個別液室に伝播して液体にも影響が及ぶ相互干渉が生じると、意図しないノズルからの液滴の漏洩や吐出、吐出状態の不安定を誘発することになる。
そこで、従来、共通液室の壁面を形成している壁面部材の一部を変形可能なダンパ領域(ダンパ)とし、流路板にダンパ領域(ダンパ)を介して共通液室に対向する凹部からなるダンパ室を設けたものが知られている(特許文献1)。
特開2013−063552号公報
ところで、流路板に凹部からなるダンパ室を形成すると、ダンパ室の部分で剛性が低下することになる。特に、ノズル板と流路板とを積層して接合するとき、ダンパ室となる凹部の底壁部の加圧ができないことからノズル板との接合が十分でなく、ノズル板とダンパ室に対応する流路板の部分との間に空隙が生じることがある。
このようにノズル板と流路板との間に空隙が生じると、滴吐出時のアクチュエータの振動がノズル板で減衰せずに残留振動として残り、次の吐出に影響を及ぼして吐出異常を発生させる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、流路板にダンパ室を形成したときでも安定した滴吐出を行うことができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出する複数のノズルが形成されたノズル板と、
前記ノズルが通じる複数の個別液室を形成する流路板と、
前記複数の個別液室の液体を供給する共通液室を形成する共通液室部材と、
前記共通液室の壁面の一部に変形可能なダンパ領域を形成する壁面部材と、を備え、
前記流路板には、前記ダンパ領域に対応して前記共通液室と反対側に凹部からなるダンパ室が設けられ、
前記流路板の前記壁面部材と反対側に前記ノズル板が接合され、
前記ノズル板の前記ダンパ室に対応する部分には、前記流路板側に突出する凸部が形成されている
構成とした。
本発明によれば、流路板にダンパ室を形成したときでも安定した滴吐出を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の要部断面説明図である。 同実施形態におけるダンパ室周りの構成及び接合工程の説明に供する断面説明図である。 比較例の構成及び接合工程の説明に供する断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 同実施形態の作用効果の説明に供する断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 同実施形態の作用効果の説明に供する断面説明図である。 各実施形態における凸部及び凹部のノズル配列方向における形状ないし配置の第1例の説明に供する斜視説明図である。 同じく第2例の説明に供する斜視説明図である。 同じく第3例の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 本発明の第7実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 本発明の第8実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。 本発明に係る液体吐出装置の一例の機構部の側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図1を参照して説明する。図1は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の要部断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板2と、流路板3と、壁面部材を兼ねる振動板部材4と、共通液室部材5とを積層を接合している。
ノズル板2には、液滴を吐出する複数のノズル20が配列されている。このノズル板2は、例えば、ステンレス(ここでは、SUS316)を用いてプレス加工でノズル20を形成している。
流路板3は、ノズル20に通じる個別液室である圧力室21と、圧力室21に通じる流体抵抗部27と、流体抵抗部27が通じる液導入部28とを形成している。この流路板3は、例えばステンレス(ここではSUS316)を用いてプレス加工で形成し、プレスによる変形、バリは両面研磨によりほぼ平らとなるように後処理をした。
振動板部材4は、3層構造(これに限らない)として、1層目によって圧力室21の一部の壁面を変位可能な振動領域4aとして形成する。また、振動板部材4には、共通液室10と各圧力室21の液導入部28とを通じる液体供給路9が形成されている。この振動板部材4は、Ni電鋳で形成している。
この振動板部材4の振動領域4aの圧力室21とは反対側には圧電アクチュエータ8を配置している。
圧電アクチュエータ8は、ノズル列に合わせてベース部材33に例えばノズルピッチの半分のピッチで柱状の圧電素子(圧電柱)を形成した圧電部材32を接合している。圧電部材32の各圧電柱は振動板部材4の振動領域4aに形成された凸部4bと接合されている。圧電部材32の1つおきの圧電柱にはフレキシブル配線部材に備えられる駆動ICからフレキシブル配線部材を介して駆動信号が与えられる。
また、流路板3と共通液室部材5とは壁面部材である振動板部材4を挟んで積層されている。
そして、共通液室10の壁面を形成する振動板部材4の部分の一部には、振動板部材4の1層目によって形成した薄層の変形可能な領域(ダンパ:以下「ダンパ領域」という。)24を設けている。
流路板3には、ダンパ領域24に対応してダンパ領域24を挟んで共通液室10と反対側に凹部(凹形状部)からなるダンパ室35を形成している。ダンパ室35は、図示しない大気開放通路41を通じて大気(外部)に開放されている。
この液体吐出ヘッドでは、圧電アクチュエータ8を駆動することで振動板部材4の振動領域4aが変位して、圧力室21の液体が加圧されて、ノズル20から液滴が吐出される。
次に、本実施形態におけるダンパ室周りの構成及び接合工程について図2も参照して説明する。図2は同説明に供する断面説明図である。
流路板3には、前述したように、凹部からなるダンパ室35が形成されている。ここで、流路板3のダンパ室35は、凹部の底壁部35aが残った状態で形成されている。
そして、ノズル板2のダンパ室35の底壁部35aに対応する部分には、流路板3側に突出する凸部41が形成されている。
この凸部41の大きさ(平面視の面積)は、ダンパ室35aの底壁部35aの大きさより小さい。
また、凸部41の高さ方向の大きさは、ノズル板2と流路板3とを接合したときに、ダンパ室35の側壁とノズル板2との接合面の位置よりも、凸部41とダンパ室35の底壁部35aとの接合面の位置がダンパ領域24側になる大きさとしている。
このように構成したので、図2(a)に示す状態から流路板3とノズル板2及び振動板部材4とを接着剤接合するとき、図2(b)に示すように、ノズル板2の凸部41が流路板3の底壁部35aの接合面に当たり、その後、図2(c)に示すように、流路板3の底壁部35aを変形させながら(ダンパ領域24側に押し込みながら)、ノズル板2と流路板3とが合わさって接合される。
流路板3とノズル板2が接合された状態では、底壁部35aの弾性力でノズル板2の凸部41と底壁部35aの間に空気などが残留することなく接合される。
これにより、滴吐出時のアクチュエータの残留振動が低減し、流路板にダンパ室を形成したときでもダンパ機能を損なうことなく安定した滴吐出を行うことができる。
ここで、比較例について図3も参照して説明する。図3は同比較例の構成及び接合工程の説明に供する断面説明図である。
この比較例では、ノズル板2には上記実施形態の凸部41がなく平面となっている。
ここで、流路板3に比較例のノズル板2及び振動板部材4を接着剤接合するとき、ダンパ室35の底壁部35aは加圧することができず、しかも底壁部35aは厚みが薄く剛性が低い状態にある。
そのため、接合時にノズル板2と流路板3との接合加圧力を高くすると、図3(b)に示すように、底壁部35aが内側(ダンパ室35側)に変形し、ノズル板2の本来接合される領域との間に空隙300が発生することがある。
このように空隙300が発生すると、滴吐出時のアクチュエータ8の振動がノズル板2で減衰せずに残留振動として残り、次の吐出に影響を及ぼして吐出異常を発生させる。
これに対して、上記実施形態の構成にあっては、ダンパ室35の底壁部35aとノズル板2の凸部41との間は確実に接合されるので、圧力変動による底壁部の振動や残留振動が低減し、安定した滴吐出を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図4を参照して説明する。図4は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2の凸部41と反対側に凹部42を形成している。
このように、ノズル板2のノズル面側に凹部42を設けてあることで、ノズル板2のノズル面の残留液体を払拭するときに、余剰の液体を凹部42に留めることができ、ノズル20付近のインクを確実に除去することができる。また、ノズル板2に凸部41を設ける加工を行う場合、プレスにより凹部42と凸部41を作製する方法での加工が容易であり、ヘッドの低コスト化につながる。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図5を参照して説明する。図5は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2のダンパ室35の底壁部35aと対向する領域内にノズル配列方向と直交する方向で複数の凸部41を設けている。
このように構成することで、図6に示すように、凸部41間に余剰接着剤50を溜めることができ、流路板3とノズル板2の接合をより確実に行うことができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図7を参照して説明する。図7は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2にノズル配列方向と直交する方向で複数の凸部41を設けるとともに、ノズル板2のノズル面側に凹部42を設けている。
このように構成することで、図8に示すように、凸部41間に余剰接着剤50を溜めることができ、流路板3とノズル板2の接合をより確実に行うことができる。
次に、上記実施形態における凸部及び凹部のノズル配列方向における形状ないし配置の異なる例について図9ないし図11を参照して説明する。
図9に示す第1例は、凸部41及び42をノズル配列方向で連続して凸部41及び42を形成した例である。
図10に示し第2例は、凸部41及び42をノズル配列方向と直交する方向で連続し、ノズル配列方向で断続的に形成した例である。
図11に示し第3例は、凸部41及び42をノズル配列方向と直交する方向及びノズル配列方向のいずれでも断続的(すなわちマトリクス状)に形成した例である。
いずれの形状、配置であっても、残留振動を抑えて安定した滴吐出動作を行うことができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図12を参照して説明する。図12は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2に設けた凸部41は、ダンパ室35の底壁部35aの中央部に対応する部分が最も高い部分41aであり、その周囲を部分41aよりも低い部分41bとしたものである。
このように、底壁部35aの中央部にあたる凸部部分41aを高くしておくことで、空隙が生じやすい中央部を接合時により確実に加圧し、接合部分の残留振動によって発生する滴吐出特性の変動を抑えることができる。
次に、本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図13を参照して説明する。図13は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2に設けた凸部41は、ダンパ室35の底壁部35aの中央部に対応する部分が最も高い部分41aであり、その周囲を部分41aよりも低い部分41bとしている。そして、凸部41と反対側に形成する凹部42は、ダンパ室35の底壁部35aの中央部に対応する部分が最も高い深い部分42aであり、その周囲を部分42aよりも浅い部分42bとしている。
たものである。
これにより、前記第5実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、前記第2実施形態と同様の作用効果も得られる。
次に、本発明の第7実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図14を参照して説明する。図14は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2に設けた複数の凸部41は、ダンパ室35の底壁部35aの中央部に対応する凸部41Aが最も高く、その周囲の凸部41Bを凸部41Aより低くしたものである。
このように、底壁部35aの中央部にあたる凸部41Aを高くしておくことで、空隙が生じやすい中央部を接合時により確実に加圧し、接合部分の残留振動によって発生する滴吐出特性の変動を抑えることができる。
次に、本発明の第8実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図15を参照して説明する。図15は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板2に設けた複数の凸部41は、ダンパ室35の底壁部35aの中央部に対応する凸部41Aが最も高く、その周囲の凸部41Bを凸部41Aより低くしたものである。そして、凸部41と反対側に形成する凹部42は、ダンパ室35の底壁部35aの中央部に対応する部分が最も高い深い部分42aであり、その周囲を部分42aよりも浅い部分42bとしている。
たものである。
これにより、前記第7実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、前記第2実施形態と同様の作用効果も得られる。
次に、本発明に係る液体吐出装置の一例について図16及び図17を参照して説明する。図16は同装置の機構部の側面説明図、図17は同機構部の要部平面説明図である。
この液体吐出装置は、シリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持している。そして、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる2つの記録ヘッド234a、234b(以下、区別しないときは「記録ヘッド234」というようにいう。他の部材も同じ。)を搭載している。記録ヘッド234は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有する液体吐出ヘッドで構成される。一方の記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を吐出する。他方の記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、各色毎の液体吐出ヘッドを備えることもできる。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク235を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向する分離パッド244を備えている。分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えている。
そして、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電ローラ256を備えている。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャッピングするためのキャップ282を備えている。また、維持回復機構281は、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材283を備えている。また、維持回復機構281は、増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置している。この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド部材245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送される。更に、用紙242の先端が搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
そして、帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高画質画像を安定して形成することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。また、「液体吐出装置」は画像形成装置を含み、媒体に液体を吐出する装置を意味する。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
2 ノズル板
3 流路板
4 振動板部材
5 共通液室部材
8 圧電アクチュエータ
10 共通液室
20 ノズル
21 圧力室(個別液室)
24 ダンパ領域(ダンパ)
35 ダンパ室
35 底壁部
41 凸部
42 凹部
233 キャリッジ
234a、234b 記録ヘッド

Claims (6)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが形成されたノズル板と、
    前記ノズルが通じる複数の個別液室を形成する流路板と、
    前記複数の個別液室の液体を供給する共通液室を形成する共通液室部材と、
    前記共通液室の壁面の一部に変形可能なダンパ領域を形成する壁面部材と、を備え、
    前記流路板には、前記ダンパ領域に対応して前記共通液室と反対側に凹部からなるダンパ室が設けられ、
    前記流路板の前記壁面部材と反対側に前記ノズル板が接合され、
    前記ノズル板の前記ダンパ室に対応する部分には、前記流路板側に突出する凸部が形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記流路板の前記ダンパ室に対応する前記ノズル板側の面は前記ノズル板の凸部に倣って変形している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記ノズル板には前記凸部が複数形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記複数の凸部の間に前記ノズル板と前記流路板とを接合する接着剤に溜まっている
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記ノズル板の前記凸部は、前記ダンパ室の中央部に対応する部分が他の部分よりも高くなっている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出装置。
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