JP2015167106A - 異方導電性フィルム及び接続構造体 - Google Patents

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剛幸 市村
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慧子 岩井
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Abstract

【課題】対向する回路部材間の接続信頼性の確保と、回路部材内の電極同士の絶縁性の確保とを両立できる異方導電性フィルム及び接続構造体を提供する。【解決手段】異方導電性フィルム11では、導電性接着剤層13において、導電粒子Pの70%以上が隣接する他の導電粒子Pと離間している。このため、回路部材2,3の接続にあたって隣接する導電粒子P,P同士の凝集が抑えられ、バンプ電極6,6同士及び回路電極8,8同士の絶縁性を良好に確保できる。また、異方導電性フィルム11では、導電性接着剤層13の厚みが導電粒子Pの平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満となっている。これにより、圧着時における導電粒子Pの流動性が抑えられ、バンプ電極6と回路電極8との間の導電粒子Pの補足効率を向上でき、回路部材2,3の接続信頼性を確保できる。【選択図】図1

Description

本発明は、異方導電性フィルム及び接続構造体に関する。
従来、例えば液晶ディスプレイとテープキャリアパッケージ(TCP)との接続や、フレキシブルプリント基板(FPC)とTCPとの接続、或いはFPCとプリント配線板との接続には、接着剤フィルム中に導電粒子を分散させた異方導電性フィルムが用いられている。また、半導体シリコンチップを基板に実装する場合にも、従来のワイヤーボンディングに代えて、半導体シリコンチップを基板に直接実装する、いわゆるチップオンガラス(COG)が行われており、ここでも異方導電性フィルムが用いられている。
近年では、電子機器の発達に伴い、配線の高密度化や回路の高機能化が進んでいる。その結果、接続電極間の間隔が例えば15μm以下となるような接続構造体が要求され、接続部材のバンプ電極も小面積化されてきている。小面積化されたバンプ接続において安定した電気的接続を得るためには、十分な数の導電粒子がバンプ電極と基板側の回路電極との間に介在している必要がある。
このような課題に対し、例えば特許文献1,2では、異方導電性フィルム中の導電粒子を小径化して粒子密度を高める方法や、導電粒子を含む接着剤層と絶縁性の接着剤層との2層構造を有する異方導電性フィルムを用いる方法が行われている。また、例えば特許文献3,4では、異方導電性フィルム中の導電粒子の流動を妨げる壁や突起が基板に設けられ、バンプ電極と回路電極との間の導電粒子の補足効率の向上が図られている。さらに、特許文献5では、導電粒子の平均粒径等が規定されると共に、導電粒子が一定割合で基板側に偏在した接続構造体が開示されている。
特開平6−45024号公報 特開2003−49152号公報 特開2010−027847号公報 特開2012−191015号公報 特開2011−109156号公報
しかしながら、上述した従来の手法では、バンプ電極間又は回路電極間に導電粒子が二次凝集し、導電粒子の分布に粗密が生じて絶縁性が損なわれる可能性があった。また、接着時の異方導電性フィルムの流動にばらつきが生じ、基板間の樹脂の充填ムラに起因して剥離や接続抵抗の低下といった問題が生じるおそれがあった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、対向する回路部材間の接続信頼性の確保と、回路部材内の電極同士の絶縁性の確保とを両立できる異方導電性フィルム及び接続構造体を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る異方導電性フィルムは、導電粒子及び接着剤成分を含んで構成される異方導電性フィルムであって、前記導電粒子が分散された接着剤層からなる導電性接着剤層と、導電性接着剤層上に積層され、導電粒子が分散されていない接着剤層からなる絶縁性接着剤層と、を備え、導電性接着剤層の厚みは、導電粒子の平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満であり、導電性接着剤層において、導電粒子の70%以上が隣接する他の導電粒子と離間した状態となっていることを特徴としている。
この異方電電性フィルムでは、導電性接着剤層において、導電粒子の70%以上が隣接する他の導電粒子と離間した状態となっている。このため、回路部材の接続にあたって隣接する導電粒子同士の凝集が抑えられ、回路部材内の電極同士の絶縁性を良好に確保できる。また、この異方導電性フィルムでは、導電性接着剤層の厚みは、導電粒子の平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満となっている。これにより、圧着時における導電粒子の流動性が抑えられ、対向する回路部材の電極間での導電粒子の補足効率を向上できる。したがって、回路部材間の接続信頼性を確保できる。
また、導電性接着剤層において、導電粒子は、絶縁性接着剤層と反対側の面に露出せず、導電粒子と導電性接着剤層の表面との間に存在する導電性接着剤層の厚みが、0μmより大きく1μm以下であることが好ましい。この場合、回路部材に異方導電性フィルムを配置する際に、導電粒子の凹凸によって回路部材と異方導電性フィルムとの間に隙間が生じてしまうことを防止できる。
また、導電粒子の平均粒径が2.5μm以上6.0μm以下であり、導電粒子の粒子密度が5000個/mm以上50000個/mm以下であることが好ましい。この範囲を満たすことにより、対向する回路部材間の接続信頼性の確保と、回路部材内の電極同士の絶縁性の確保とをより好適に両立できる。
また、導電性接着剤層の厚みが1.5μm以上6.0μm以下であることが好ましい。この範囲を満たすことにより、対向する回路部材間の接続信頼性の確保と、回路部材内の電極同士の絶縁性の確保とをより好適に両立できる。
また、導電粒子は、ニッケルを含むことが好ましい。ニッケルは、強磁性体であり、かつ十分な導電性を有する。したがって、磁場の印加等の手段により、導電粒子が他の導電粒子と離間した状態を容易に形成できる。
また、本発明に係る接続構造体は、バンプ電極が設けられた第1の回路部材と、バンプ電極に対応する回路電極が設けられた第2の回路部材とを、上記異方導電性フィルムを介して接続してなることを特徴としている。
この接続構造体によれば、異方導電性フィルムの導電性接着剤層において、導電粒子の70%以上が隣接する他の導電粒子と離間した状態となっている。このため、回路部材の接続にあたって隣接する導電粒子同士の凝集が抑えられ、回路部材内の電極同士の絶縁性を良好に確保できる。また、この接続構造体では、異方導電性フィルムの導電性接着剤層の厚みは、導電粒子の平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満となっている。これにより、圧着時における導電粒子の流動性が抑えられ、対向する回路部材の電極間での導電粒子の補足効率を向上できる。したがって、回路部材間の接続信頼性を確保できる。
本発明によれば、対向する回路部材間の接続信頼性の確保と、回路部材内の電極同士の絶縁性の確保とを両立できる。
本発明に係る接続構造体の一実施形態を示す模式的断面図である。 図1に示した接続構造体に用いられる異方導電性フィルムの一実施形態を示す模式的断面図である。 図1に示した接続構造体の製造工程を示す模式的断面図である。 図3の後続の工程を示す模式的断面図である。 図2に示した異方導電性フィルムの製造工程を示す概略図である。 磁場印加工程の様子を示す模式図である。 磁場印加工程及び乾燥工程を経た後の異方導電性フィルムの状態を示す模式的断面図である。 図7に後続する積層工程を示す模式的断面図である。 従来製法における導電粒子の分散の様子を示す顕微鏡写真である。 本製法における導電粒子の分散の様子を示す顕微鏡写真である。 異方導電性フィルムにおける導電粒子の分散性に関する評価試験結果を示す図である。 異方導電性フィルムを用いた接続構造体における導電粒子の捕捉率及び抵抗特性に関する評価試験結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る異方導電性フィルム及び接続構造体の好適な実施形態について詳細に説明する。
[接続構造体の構成]
図1は、本発明に係る接続構造体の一実施形態を示す模式的断面図である。同図に示すように、接続構造体1は、互いに対向する第1の回路部材2及び第2の回路部材3と、これらの回路部材2,3を接続する異方導電性フィルムの硬化物4とを備えて構成されている。
第1の回路部材2は、例えばテープキャリアパッケージ(TCP)、プリント配線板、半導体シリコンチップ等である。第1の回路部材2は、本体部5の実装面5a側に複数のバンプ電極6を有している。バンプ電極6は、例えば平面視で矩形状をなしており、厚みは例えば3μm以上18μm未満となっている。バンプ電極6の形成材料には、例えばAu等が用いられ、異方導電性フィルムの硬化物4に含まれる導電粒子Pよりも変形し易くなっている。なお、実装面5aにおいて、バンプ電極6が形成されていない部分には、絶縁層が形成されていてもよい。
第2の回路部材3は、例えば液晶ディスプレイに用いられるITO、IZO、若しくは金属等で回路が形成されたガラス基板又はプラスチック基板、フレキシブルプリント基板(FPC)、セラミック配線板などである。第2の回路部材3は、図1に示すように、本体部7の実装面7a側にバンプ電極6に対応する複数の回路電極8を有している。回路電極8は、バンプ電極6と同様に、例えば平面視で矩形状をなしており、厚みは例えば100nm程度となっている。回路電極8の表面は、例えば金、銀、銅、錫、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、インジウム錫酸化物(ITO)、及びインジウム亜鉛酸化物(IZO)から選ばれる1種或いは2種以上の材料で構成されている。なお、実装面7aにおいても、回路電極8が形成されていない部分に絶縁層が形成されていてもよい。
異方導電性フィルムの硬化物4は、後述の異方導電性フィルム11(図2参照)を用いて形成された層であり、導電性接着剤層13を硬化してなる第1の領域9と、絶縁性接着剤層14を硬化してなる第2の領域10とを有している。本実施形態では、第1の領域9が第2の回路部材3側に位置し、第2の領域10が第1の回路部材2側に位置している。なお、本実施形態では、説明の便宜上、導電粒子Pが分散された層を導電性接着剤層と称し、導電粒子Pが分散されていない層を絶縁性接着剤層と称するが、両層を構成している接着剤成分自体は非導電性である。
導電粒子Pは、第2の回路部材3側に偏在した状態となっており、圧着によって僅かに扁平に変形した状態でバンプ電極6と回路電極8との間に介在している。これにより、バンプ電極6と回路電極8との間の電気的な接続が実現されている。また、隣接するバンプ電極6,6間及び隣接する回路電極8,8間では、導電粒子Pが離間した状態となっており、隣接するバンプ電極6,6間及び隣接する回路電極8,8間の電気的な絶縁が実現されている。
[異方導電性フィルムの構成]
図2は、図1に示した接続構造体に用いられる異方導電性フィルムの一実施形態を示す模式的断面図である。同図に示すように、異方導電性フィルム11は、剥離フィルム12と、導電粒子Pが分散された接着剤層からなる導電性接着剤層13と、導電粒子Pが分散されていない接着剤層からなる絶縁性接着剤層14とがこの順で積層されて構成されている。
剥離フィルム12は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン等によって形成されている。剥離フィルム12には、任意の充填剤を含有させてもよい。また、剥離フィルム12の表面には、離型処理やプラズマ処理等が施されていてもよい。
導電性接着剤層13及び絶縁性接着剤層14を形成する接着剤層は、いずれも、硬化剤、モノマー、及びフィルム形成材を含有している。エポキシ樹脂モノマーを用いる場合は、硬化剤として、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、スルホニウム塩、アミンイミド、ポリアミンの塩、ジシアンジアミド等が挙げられる。硬化剤をポリウレタン系、ポリエステル系の高分子物質等で被覆してマイクロカプセル化すると、可使時間が延長されるため、好適である。一方、アクリルモノマーを用いる場合は、硬化剤として、過酸化化合物、アゾ系化合物等の加熱により分解して遊離ラジカルを発生するものが挙げられる。
エポキシモノマーを用いた場合の硬化剤は、目的とする接続温度、接続時間、保存安定性等により適宜選定される。硬化剤は、高反応性の点から、エポキシ樹脂組成物とのゲルタイムが所定の温度で10秒以内であることが好ましく、保存安定性の点から、40℃で10日間恒温槽に保管後にエポキシ樹脂組成物とのゲルタイムに変化がないことが好ましい。このような点から、硬化剤は、スルホニウム塩であることが好ましい。
アクリルモノマーを用いた場合の硬化剤は、目的とする接続温度、接続時間、保存安定性等により適宜選定される。高反応性と保存安定性の点から、半減期10時間の温度が40℃以上かつ半減期1分の温度が180℃以下の有機過酸化物又はアゾ系化合物が好ましく、半減期10時間の温度が60℃以上かつ半減期1分の温度が170℃以下の有機過酸化物又はアゾ系化合物がより好ましい。これらの硬化剤は、単独または混合して使用することができ、分解促進剤、抑制剤等を混合して用いてもよい。
エポキシモノマー及びアクリルモノマーのいずれを用いた場合においても、接続時間を10秒以下とした場合、十分な反応率を得るために、硬化剤の配合量は、後述のモノマーと後述のフィルム形成材との合計100質量部に対して、0.1質量部〜40質量部とすることが好ましく、1質量部〜35質量部とすることがより好ましい。硬化剤の配合量が0.1質量部未満では、十分な反応率を得ることができず、良好な接着強度や小さな接続抵抗が得られにくくなる傾向にある。一方、硬化剤の配合量が40質量部を超えると、接着剤の流動性が低下したり、接続抵抗が上昇したり、接着剤の保存安定性が低下する傾向にある。
また、モノマーとしては、エポキシ樹脂モノマーを用いる場合は、エピクロルヒドリンとビスフェノールAやビスフェノールF、ビスフェノールAD等から誘導されるビスフェノール型エポキシ樹脂、エピクロルヒドリンとフェノールノボラックやクレゾールノボラックから誘導されるエポキシノボラック樹脂やグリシジルアミン、グリシジルエーテル、ビフェニル、脂環式等の1分子内に2個以上のグリシジル基を有する各種のエポキシ化合物等を用いることができる。
アクリルモノマーを用いる場合は、ラジカル重合性化合物は、ラジカルにより重合する官能基を有する物質であることが好ましい。かかるラジカル重合性化合物としては、(メタ)アクリレート、マレイミド化合物、スチレン誘導体等が挙げられる。また、ラジカル重合性化合物は、モノマー又はオリゴマーのいずれの状態でも使用することができ、モノマーとオリゴマーとを混合して使用してもよい。これらのモノマーは、1種を単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
フィルム形成材は、上記の硬化剤及びモノマーを含む粘度の低い組成物の取り扱いを容易にする作用を有するポリマーである。フィルム形成材を用いることによって、フィルムが容易に裂けたり、割れたり、べたついたりすることを抑制し、取り扱いが容易な異方導電性フィルム11が得られる。
フィルム形成材としては、熱可塑性樹脂が好適に用いられ、フェノキシ樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、キシレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリエステルウレタン樹脂等が挙げられる。さらに、これらのポリマー中には、シロキサン結合やフッ素置換基が含まれていてもよい。これらの樹脂は、単独あるいは2種類以上を混合して用いることができる。上記の樹脂の中でも、接着強度、相溶性、耐熱性、及び機械強度の観点から、フェノキシ樹脂を用いることが好ましい。
熱可塑性樹脂の分子量が大きいほどフィルム形成性が容易に得られ、また、異方導電性フィルムの流動性に影響する溶融粘度を広範囲に設定できる。熱可塑性樹脂の分子量は、重量平均分子量で5000〜150000であることが好ましく、10000〜80000であることが特に好ましい。重量平均分子量を5000以上とすることで良好なフィルム形成性が得られやすく、150000以下とすることで他の成分との良好な相溶性が得られやすい。
なお、本発明において、重量平均分子量は、下記の条件に従って、ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)より標準ポリスチレンによる検量線を用いて測定した値をいう。
(測定条件)
装置:東ソー株式会社製 GPC−8020
検出器:東ソー株式会社製 RI−8020
カラム:日立化成株式会社製 Gelpack GLA160S+GLA150S
試料濃度:120mg/3mL
溶媒:テトラヒドロフラン
注入量:60μL
圧力:2.94×106Pa(30kgf/cm2)
流量:1.00mL/min
また、フィルム形成材の含有量は、硬化剤、モノマー、及びフィルム形成材の総量を基準として5重量%〜80重量%であることが好ましく、15重量%〜70重量%であることがより好ましい。5重量%以上とすることで良好なフィルム形成性が得られやすく、また、80重量%以下とすることで硬化性組成物が良好な流動性を示す傾向にある。
また、導電性接着剤層13及び絶縁性接着剤層14を形成する接着剤層は、充填剤、軟化剤、促進剤、老化防止剤、着色剤、難燃化剤、チキソトロピック剤、カップリング剤及びフェノール樹脂やメラミン樹脂、イソシアネート類等を更に含有していてもよい。
充填剤を含有する場合、接続信頼性の向上が更に期待できる。充填剤の最大径は、導電粒子の粒径未満であることが好ましく、充填剤の含有量は、接着剤層100体積部に対して5体積部〜60体積部であることが好ましい。60体積部を超えると信頼性向上の効果が飽和することがあり、5体積部未満では添加の効果が少ない。
導電粒子Pは、導電性接着剤層13において、導電粒子Pの70%以上が隣接する他の導電粒子Pと離間した状態となっている。このような分散状態は、後述の磁場印加工程によって形成される。導電粒子Pとしては、磁場印加工程による分散化を実施する観点から、ニッケルを含有する粒子が好適に用いられる。一般的に、鉄・コバルト・ニッケルは強磁性体であり、外部磁場によって磁化することが知られているが、この中でもニッケルを用いることが導電性及び磁場印加による分散性を両立できる点で有意である。また、導電粒子Pの保存安定性を得るため、導電粒子Pの表層は、ニッケルではなく、金、銀のような白金属の貴金属類としてもよい。また、ニッケルの表面をAu等の貴金属類で被覆してもよい。さらに、非導電性のガラス、セラミック、プラスチック等を上記金属等の導電物質で被覆したものを用いてもよく、この場合にもニッケル層を設けて多層構造とすることも可能である。
また、ニッケルの磁性は、ニッケルめっき中に含有するリン濃度に影響されるため、磁場による導電粒子Pの分散に必要な磁性は適時調整することが好ましい。導電粒子Pの磁性は、例えば試料振動型磁力計(VSM:Vibrating Sample Magnetmeter)によって飽和磁化を測定することが可能である。外部磁場によって導電粒子Pを分散するためには、VSM測定にて飽和磁化が5.0emu/g〜50emu/gの範囲であることが好ましい。5.0emu/g未満であると、磁場を印加しても導電粒子Pの分散を行うことができない場合がある。一方、50emu/gを超えると、導電粒子Pの磁化が大きくなりすぎて、導電粒子Pが導電性接着剤層13の厚み方向に結合し、導電粒子Pの分散性が低下する場合がある。
導電粒子Pの平均粒径は、2.5μm以上6.0μm以下であることが好ましい。導電粒子Pの平均粒径が2.5μm未満である場合には、剥離フィルム12への塗工精度の問題から導電粒子Pを導電性接着剤層13に良好に分散することが困難となり、導電粒子Pの平均粒径が6.0μmを超える場合には、接続構造体1の隣接する回路電極8,8間での絶縁性が低下するおそれがある。導電粒子Pの良好な分散性を得るためには、導電粒子Pの平均粒径は、2.7μm以上であることがより好ましく、3μm以上であることが更に好ましい。一方、接続構造体1の隣接する回路電極8,8間での絶縁性の確保の観点から、導電粒子Pの平均粒径は、5.5μm以下であることがより好ましく、5μm以下であることが更に好ましい。
導電粒子Pの配合量は、導電性接着剤層の導電粒子P以外の成分100体積部に対して1体積部〜100体積部とすることが好ましい。導電粒子Pが過剰に存在することによる隣接する回路電極8,8の短絡を防止する観点から、導電粒子Pの配合量は、10体積部〜50体積部とすることがより好ましい。さらに、導電粒子の平均粒径が2.5μm以上6.0μm以下の範囲において、導電粒子の粒子密度が5000個/mm以上50000個/mm以下であることが好ましい。この場合、導電粒子Pの分散性と隣接する回路電極8,8間での絶縁性とをより好適に両立できる。
導電粒子Pの平均粒径と導電性接着剤層13の厚みとの関係について、導電性接着剤層13の厚みは、導電粒子Pの平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満であることが好ましい。導電性接着剤層13の厚みが導電粒子Pの平均粒径に対して0.6倍未満となる場合は,導電粒子Pの粒子密度が低下し、バンプ電極6と回路電極8との間の接続不良が生じるおそれがある。また、導電性接着剤層13の厚みが導電粒子Pの平均粒径に対して1.0倍以上となる場合は、隣接する導電粒子P,P同士が凝集し、隣接する回路電極8,8間での短絡が生じるおそれがある。より良好な分散性を得るためには、導電性接着剤層13の厚みは、導電粒子Pの平均粒径に対して0.7倍以上0.9倍以下にすることが好ましい。また、導電性接着剤層13の厚みは、1.5μm以上6.0以下であることが好ましい。
このような関係を満たす結果、導電粒子Pの一部は、絶縁性接着剤層14側に突出した状態となっており、隣り合う導電粒子P,Pの離間部分には、絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13との境界Sが位置している。また、導電粒子Pは、導電性接着剤層13における絶縁性接着剤層14の反対面(すなわち剥離フィルム12側の面)には露出しておらず、反対面は平坦面となっている。導電粒子Pと導電性接着剤層13の表面との間に存在する導電性接着剤層13の厚みは、0μmより大きく1μm以下となっていることが好ましい。
絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13との境界Sは、異方導電性フィルム11の断面観察により確認することが可能である。絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13への配合物の組成の違いから、FIB、SEM、TEMなどの加工・観察装置における観察像の違いにより、絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13の境界Sを判断することも可能である。
絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13とが互いに相溶し難い場合は、境界Sは界面として確認することが可能である。絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13の組成が類似しており、後述する積層工程において界面が消失する場合は、絶縁性接着剤層14と導電性接着剤層13が混合された境界層として観察されることがある。
一方、絶縁性接着剤層14の厚みは、適宜設定可能である。導電性接着剤層13及び絶縁性接着剤層14の厚みの合計は、例えば5μm〜30μmとなっている。また、通常、導電性接着剤層13及び絶縁性接着剤層14の厚みの合計と、接続構造体1における第1の回路部材2の実装面5aから第2の回路部材3の実装面7aまでの距離との差は、0μm〜10μmであることが好ましい。回路部材2,3間を異方導電性接着剤層4で充填する観点からは、上記の差を0.5μm〜8.0μmとすることが好ましく、1.0μm〜5.0μmとすることがより好ましい。
差が0μm未満となる場合、第1の回路部材2と第2の回路部材3との間が異方導電性接着剤層4で充填されなくなるおそれがあり、剥離や耐湿試験後の接続信頼性の低下の要因となる。一方、差が10μmを超える場合、第1の回路部材2及び第2の回路部材3の圧着時に、樹脂の排除が不十分となり、バンプ電極6と回路電極8との間の導通が取れなくなる可能性がある。
[接続構造体の製造方法]
図3は、図1に示した接続構造体の製造工程を示す模式的断面図である。接続構造体1の形成にあたっては、まず、異方導電性フィルム11から剥離フィルム12を剥離し、導電性接着剤層13側が実装面7aと対向するようにして異方導電性フィルム11を第2の回路部材3上にラミネートする。次に、図4に示すように、バンプ電極6と回路電極8とが対向するように、異方導電性フィルム11がラミネートされた第2の回路部材3上に第1の回路部材2を配置する。そして、異方導電性フィルム11を加熱しながら第1の回路部材2と第2の回路部材3とを厚み方向に加圧する。
これにより、異方導電性フィルム11の接着剤成分が流動し、バンプ電極6と回路電極8との距離が縮まって導電粒子Pが噛合した状態で、導電性接着剤層及び絶縁性接着剤層14が硬化する。導電性接着剤層及び絶縁性接着剤層14の硬化により、バンプ電極6と回路電極8とが電気的に接続され、かつ隣接するバンプ電極6,6同士及び隣接する回路電極8,8同士が電気的に絶縁された状態で異方導電性フィルムの硬化物4が形成され、図1に示した接続構造体1が得られる。得られた接続構造体1では、異方導電性フィルムの硬化物4によってバンプ電極6と回路電極8との間の距離の経時的変化が十分に防止されると共に、電気的特性の長期信頼性も確保できる。
なお、異方導電性フィルム11の加熱温度は、硬化剤において重合活性種が発生し、重合モノマーの重合が開始される温度以上であることが好ましい。この加熱温度は、例えば80℃〜200℃であり、好ましくは100℃〜180℃である。また、加熱時間は、例えば0.1秒〜30秒、好ましくは1秒〜20秒である。加熱温度が80℃未満であると硬化速度が遅くなり、200℃を超えると望まない副反応が進行しやすい。また、加熱時間が0.1秒未満では硬化反応が十分に進行せず、30秒を超えると硬化物の生産性が低下し、更に望まない副反応も進みやすい。
[異方導電性フィルムの製造方法]
図5は、図2に示した異方導電性フィルムの製造工程を示す概略図である。同図に示す例では、長尺の剥離フィルム12を繰出ローラ21及び巻取ローラ22によって所定の速度で搬送している。剥離フィルム12の搬送経路上には、導電性接着剤層13の形成材料となる接着剤ペーストWを塗布するコータ23が配置されており、コータ23によって導電粒子Pが分散された接着剤ペーストWが剥離フィルム12上に塗布される(塗布工程)。コータ23によって剥離フィルム12上に塗布される接着剤ペーストWの厚みは、樹脂組成物中に含まれる溶剤の割合によって適時変動するが、導電粒子Pの平均粒径の1.6倍未満となっていることが好適である。
接着剤ペーストWの粘度は、用途、塗布方法に応じて変動させることができるが、通常は、10mPa・s〜10000mPa・sとすることが好ましい。接着剤ペーストW中の配合物の分離の抑制や相溶性向上の観点から、50mPa・s〜5000mPa・sとすることがより好ましい。また、異方導電性フィルム11の外観向上のためには、100mPa・s〜3000mPa・sとすることが好ましい。10000mPa・sを超えると、後続する磁場印加工程での導電粒子Pの分散が抑制されるおそれがあり、10mPa・s未満では接着剤ペーストWの配合物の分離が生じるおそれがある。
接着剤ペーストWの塗工方法は、上記に限られず、公知の方法を利用することができる。例えばスピンコート法、ローラーコート法、バーコート法、ディップコート法、マイクログラビアコート法、カーテンコート法、ダイコート法、スプレーコート法、ドクターコート法、ニーダーコート法、フローコーティング法、スクリーン印刷法、キャスト法などが挙げられる。バーコート法、ダイコート法、マイクログラビアコート法などが異方導電性フィルム11の作製に適しており,フィルム膜厚の精度の観点からは、マイクログラビアコート法が特に好適である。
コータ23の後段側には、剥離フィルム12を挟むように一対の磁石24,25が上下に対向配置されている。本実施形態では、図6に示すように、上側に配置された磁石24がN極、下側に配置された磁石25がS極となっており、磁石24から磁石25に向かう略垂直方向に磁場が形成されている。したがって、磁石24,25間に剥離フィルム12が搬送されると、接着剤ペーストW中の導電粒子Pが磁化され、斥力によって導電粒子P,P同士が接着剤ペーストWの面内方向に離間した状態が形成される(磁場印加工程)。
また、磁場印加工程における導電粒子Pの離間状態を保持するため、剥離フィルム12が磁石24,25間を通過している間に熱風等によって接着剤ペーストWの乾燥を行う(乾燥工程)。これにより、接着剤ペーストWの粘度が上昇し、図7に示すように、導電粒子Pの70%以上が隣接する他の導電粒子Pと離間した状態となった導電性接着剤層13が剥離フィルム12上に形成される。また、乾燥工程によって接着剤ペーストWの厚みが減少していき、上述したように、接着剤ペーストWの厚みを導電粒子Pの平均粒径の1.6倍未満としておくことで、導電性接着剤層13の厚みを導電粒子Pの平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満とすることが可能となる。
なお、接着剤ペーストWの乾燥温度は、例えば20℃〜80℃であることが好ましい。また、剥離フィルム12の搬送速度は、例えば30mm/s〜160mm/sであることが好ましい。接着剤ペーストWの厚みは、例えば平均粒径が3μmの導電粒子Pを用いる場合には、5μm〜10μmであることが好ましい。剥離フィルム12の搬送速度が上記範囲未満である場合、導電粒子Pが離間する前に接着剤ペーストWが乾燥してしまい、分散が不十分となる可能性がある。剥離フィルム12の搬送速度が上記範囲を超えている場合、乾燥前に磁場の印加が終了し、導電粒子Pが再凝集してしまうおそれがある。また、接着剤ペーストWの厚みが上記範囲未満である場合、コータ23のギャップが不足し、導電性接着剤層13中の導電粒子Pの数が不足するおそれがあり、接着剤ペーストWの厚みが上記範囲を超えている場合、コータ23のギャップが過剰となり、導電性接着剤層13中の導電粒子Pの数が過剰となるおそれがある。
導電性接着剤層13の形成の後、図8に示すように、別途作成した絶縁性接着剤層14を導電性接着剤層13上にラミネートする(積層工程)。これにより、図2に示した異方導電性フィルム11が得られる。なお、絶縁性接着剤層14のラミネートには、例えばホットロールラミネータを用いることができる。また、ラミネートに限られず、絶縁性接着剤層14の材料となる接着剤ペーストを導電性接着剤層13上に塗布・乾燥してもよい。
以上説明したように、異方導電性フィルム11では、導電性接着剤層13において、導電粒子Pの70%以上が隣接する他の導電粒子Pと離間した状態となっている。このため、第1の回路部材2と第2の回路部材3との接続にあたって隣接する導電粒子P,P同士の凝集が抑えられ、隣接するバンプ電極6,6同士及び隣接する回路電極8,8同士の絶縁性を良好に確保できる。また、この異方導電性フィルム11では、導電性接着剤層13の厚みが導電粒子Pの平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満となっている。これにより、圧着時における導電粒子Pの流動が抑えられ、バンプ電極6と回路電極8との間の導電粒子Pの補足効率を向上できる。したがって、第1の回路部材2と第2の回路部材3との間の接続信頼性を確保できる。
図9は、従来製法における導電粒子の分散の様子を示す顕微鏡写真であり、図10は、本製法における導電粒子の分散の様子を示す顕微鏡写真である。図9に示すように、従来製法では、隣接する導電粒子と離間した導電粒子も散在しているものの、大多数の導電粒子が隣接する導電粒子と接触・凝集した状態となっている。これに対し、図10に示すように、本製法では、ほぼ全ての導電粒子が隣接する導電粒子と離間した状態を保持している。
したがって、本実施形態に係る異方導電性フィルム11の製造方法のように、剥離フィルム12に塗布された接着剤ペーストWに磁場を印加する手法により、斥力によって導電粒子Pが他の導電粒子Pと離間した状態を容易に形成できることが確認できる。また、この異方導電性フィルム11の製造方法では、塗布工程において、接着剤ペーストWの厚みが導電粒子Pの平均粒径の1.6倍未満となるように接着剤ペーストWを塗布している。これにより、接着剤ペーストWが乾燥したときに、導電性接着剤層13の厚みを導電粒子Pの平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満とすることができる。したがって、上述した効果を奏する異方導電性フィルム11を容易に得ることができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例及び比較例について説明する。
(実施例1)
4,4’−(9−フルオレニリデン)−ジフェノール45g(シグマアルドリッチジャパン株式会社製)、及び3,3’,5,5’−テトラメチルビフェノールジグリシジルエーテル50g(三菱化学株式会社製:YX−4000H)を、ジムロート冷却管、塩化カルシウム管、及び攪拌モーターに接続されたテフロン攪拌棒を装着した3000mLの3つ口フラスコ中でN−メチルピロリドン1000mLに溶解して反応液とした。これに炭酸カリウム21gを加え、マントルヒーターで110℃に加熱しながら攪拌した。3時間攪拌後、1000mLのメタノールが入ったビーカーに反応液を滴下し、生成した沈殿物を吸引ろ過することによってろ取した。ろ取した沈殿物をさらに300mLのメタノールで3回洗浄して、フェノキシ樹脂aを75g得た。
その後、フェノキシ樹脂aの分子量を東ソー株式会社製高速液体クロマトグラフGP8020を用いて測定した(カラム:日立化成株式会社製GelpakGLA150S及びGLA160S、溶媒:テトラヒドロフラン、流速:1.0mL/min)。その結果、ポリスチレン換算でMn=15769、Mw=38045、Mw/Mn=2.413であった。
次に、導電性接着剤層用の接着剤ペーストの形成にあたって、エポキシ化合物としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(三菱化学株式会社製:jER828)を固形分で50質量部、硬化剤として4−ヒドロキシフェニルメチルベンジルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートを固形分で5部質量部、フィルム形成材としてフェノキシ樹脂aを固形分で50質量部を配合した。また、導電粒子について、ポリスチレンを核とする粒子の表面に、厚み0.2μmのニッケル層を設け、平均粒径3.3μm、比重2.5の導電粒子を作製し,この導電粒子を80質量部で樹脂組成物に配合した。そして、厚み50μmのPET樹脂フィルムにコータを用いて塗布し、樹脂組成物の乾燥を行うと共に磁場印加を実施し、厚みが2.7μmの導電性接着剤層を得た。
次に、絶縁性接着剤層用の接着剤ペーストの形成にあたって、エポキシ化合物としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(三菱化学株式会社製:jER807)を固形分で45質量部、硬化剤として4−ヒドロキシフェニルメチルベンジルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートを固形分で5質量部、フィルム形成材としてMw50000・Tg70℃のフェノキシ樹脂bを固形分で55質量部配合した。そして、厚み50μmのPET樹脂フィルムにコータを用いて塗布し、70℃で5分間熱風乾燥することによって厚みが16μmの絶縁性接着剤層を得た。その後、導電性接着剤層と絶縁性接着剤層とを40℃に加熱してホットロールラミネータで貼り合わせ、実施例1に係る異方導電性フィルムを得た。
(実施例2)
導電性接着剤層の厚みを2.1μmとした以外は実施例1と同様にし、実施例2に係る異方導電フィルムを作製した。
(実施例3)
ポリスチレンを核とする粒子の表面に、厚み0.2μmのニッケル層を設け、平均粒径3.6μm、比重2.5の導電粒子を用いた点、及び導電性接着剤層の厚みを3.1μmとした点以外は実施例1と同様にし、実施例3に係る異方導電フィルムを作製した。
(実施例4)
ポリスチレンを核とする粒子の表面に、厚み0.2μmのニッケル層を設け、平均粒径4.1μm、比重2.4の導電粒子を用いた点、及び導電性接着剤層の厚みを3.4μmとした点以外は実施例1と同様にし、実施例4に係る異方導電フィルムを作製した。
(実施例5)
ポリスチレンを核とする粒子の表面に、厚み0.2μmのニッケル層を設け、平均粒径5.1μm、比重2.3の導電粒子を用いた点、及び導電性接着剤層の厚みを3.9μmとした点以外は実施例1と同様にし、実施例5に係る異方導電フィルムを作製した。
(比較例1)
導電性接着剤層の厚みを1.8μmとした点以外は実施例1と同様にし、比較例1に係る異方導電フィルムを作製した。
(比較例2)
導電性接着剤層の厚みを3.5μmとした点以外は実施例1と同様にし、比較例2に係る異方導電フィルムを作製した。
(比較例3)
磁場印加を行わない点以外は実施例1と同様にし、比較例3に係る異方導電フィルムを作製した。
(異方導電性フィルム中の導電粒子の密度算出)
実施例1〜5及び比較例1〜3の異方導電性フィルムについて、2500μm(50μm×50μm)当たりの導電粒子数を20か所で金属顕微鏡にて実測し、その平均値を1mmに換算した。
(導電粒子の単分散率の評価)
実施例1〜5及び比較例1〜3の異方導電性フィルムについて、導電粒子の単分散率(導電粒子が隣接する他の導電粒子と離間した状態(単分散状態)で存在している比率)を評価した。単分散率は、単分散率(%)=(2500μm中の単分散状態の導電粒子数/2500μm中の導電粒子数)×100、を用いて求められる。導電粒子の実測には、金属顕微鏡を用いて200倍の倍率で観察した。
図11は、評価実験結果を示す図である。同図に示すように、実施例1〜5に係る異方導電性フィルムでは、いずれも19000個/mm以上の導電粒子密度を保ちつつ、単分散率が80%を超え、良好な単分散性が得られている。一方、比較例1に係る異方導電性フィルムでは、導電粒子の平均粒径に対する導電性接着剤層が薄くなりすぎ、単分散率は85%となっているものの、導電粒子密度が9000個/mm程度であった。
また、比較例2に係る異方導電性フィルムでは、導電粒子の平均粒径に対する導電性接着剤層が厚くなりすぎ、導電粒子密度が35000個/mmと高いものの、単分散率は14%にとどまった。また、比較例3に係る異方導電性フィルムでは、磁場印加を行わなかった結果、単分散率が34%程度であった。
(接続構造体の作製)
第1の回路部材として、バンプ電極を一列に配列したストレート配列構造を有するICチップ(外形2mm×20mm、厚み0.55mm、バンプ電極の大きさ100μm×30μm、バンプ電極間距離8μm、バンプ電極厚み15μm)を準備した。また、第2の回路部材として、ガラス基板(コーニング社製:#1737、38mm×28mm、厚み0.3mm)の表面にITOの配線パターン(パターン幅21μm、電極間スペース17μm)を形成したものを準備した。
ICチップとガラス基板との接続には、セラミックヒータからなるステージ(150mm×150mm)及びツール(3mm×20mm)から構成される熱圧着装置を用いた。まず、実施例1〜5及び比較例1〜3に係る異方導電性フィルム(2.5mm×25mm)の導電性接着剤層上の剥離フィルムを剥離し、導電性接着剤層側の面をガラス基板に80℃・0.98MPa(10kgf/cm)の条件で2秒間加熱及び加圧して貼り付けた。
次に、異方導電性フィルムの絶縁性接着剤層上の剥離フィルムを剥離し、ICチップのバンプ電極とガラス基板の回路電極との位置合わせを行った後、異方導電性フィルムの実測最高到達温度170℃、及びバンプ電極での面積換算圧力70MPaの条件で5秒間加熱及び加圧して絶縁性接着剤層をICチップに貼り付けた。
(導電粒子の捕捉率及び抵抗特性の評価)
実施例1〜5及び比較例1〜3の各異方導電性フィルムを用いて得られた接続構造体において、バンプ電極と回路電極との間の導電粒子の捕捉率、バンプ電極と回路電極との間の抵抗値、及び隣接する回路電極間の絶縁抵抗を評価した。捕捉率は、異方導電性フィルム中の導電粒子の密度に対するバンプ電極上の導電粒子の密度の比であり、捕捉率(%)=(バンプ電極上の導電粒子数の平均/バンプ電極面積/異方導電性フィルムの単位面積当たりの導電粒子数)×100、によって求められる。
また、抵抗値の評価は、四端子測定法にて実施し、14箇所の測定の平均値を用いた。絶縁抵抗の評価では、実施例1〜5及び比較例1〜3の各異方導電性フィルムを用いて得られた接続構造体に50Vの電圧を印加し、計1440か所の回路電極間の絶縁抵抗を一括で測定した。絶縁抵抗については、10Ωより大きい場合をA判定、10Ω以下の場合をB判定とした。
図12は、評価実験結果を示す図である。同図に示すように、実施例1〜5に係る接続構造体では、導電粒子の捕捉率が50%前後であり、抵抗値及び絶縁抵抗が共に良好であった。一方、比較例1に係る接続構造体では、導電粒子密度が小さいため、導電粒子の捕捉率は実施例1〜5と同等に得られたものの、抵抗値が実施例1〜5に比べて上昇した。また、比較例2,3では、導電粒子の単分散率が低いため、絶縁抵抗が実施例1〜5に比べて低下した。
1…接続構造体、2…第1の回路部材、3…第2の回路部材、6…バンプ電極、8…回路電極、11…異方導電性フィルム、12…剥離フィルム、13…導電性接着剤層、14…絶縁性接着剤層、P…導電粒子、W…接着剤ペースト。

Claims (6)

  1. 導電粒子及び接着剤成分を含んで構成される異方導電性フィルムであって、
    前記導電粒子が分散された接着剤層からなる導電性接着剤層と、
    前記導電性接着剤層上に積層され、前記導電粒子が分散されていない接着剤層からなる絶縁性接着剤層と、を備え、
    前記導電性接着剤層の厚みが、前記導電粒子の平均粒径の0.6倍以上1.0倍未満であり、
    前記導電性接着剤層において、前記導電粒子の70%以上が隣接する他の導電粒子と離間した状態となっていることを特徴とする異方導電性フィルム。
  2. 前記導電性接着剤層において、前記導電粒子は、前記絶縁性接着剤層と反対側の面に露出せず、前記導電粒子と前記導電性接着剤層の表面との間に存在する前記導電性接着剤層の厚みが、0μmより大きく1μm以下であることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
  3. 前記導電粒子の平均粒径が2.5μm以上6.0μm以下であり、前記導電粒子の密度が5000個/mm以上50000個/mm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の異方導電性フィルム。
  4. 前記導電性接着剤層の厚みが1.5μm以上6.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の異方導電性フィルム。
  5. 前記導電粒子は、ニッケルを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の異方導電性フィルム。
  6. バンプ電極が設けられた第1の回路部材と、前記バンプ電極に対応する回路電極が設けられた第2の回路部材とを、請求項1〜5のいずれか一項に記載の異方導電性フィルムを介して接続してなることを特徴とする接続構造体。
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