JP2015164826A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の荷重を支える面状の支持体を、乗員の膝付きなどにより過剰な負荷を受けても、面状部材を過度に伸張させない形態で撓ませられるようにすること。
【解決手段】クッションフレーム3Fに組み付けられて乗員の荷重を支える面状の支持体10は、乗員の荷重を支える可撓性の布材11(面状部材)と、布材11を外周側から支える外周枠12と、を有する。外周枠12は、その布材11の両側部を外周側から支える各支え部12Aの、布材11から前方側に外れた前側の折曲げ部12A1と後方側に外れた後側の折曲げ部12A2とが、それぞれ、布材11の面内方向(幅方向)に撓むことができる形に折り曲げられた形状とされている。外周枠12は、布材11に乗員の荷重が入力されることにより、前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とが撓んで各支え部12Aが布材11に引き寄せられるようになっている。
【選択図】図9

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートフレームに組み付けられて乗員の荷重を支える面状の支持体を有する乗物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートクッションの枠状に組まれたフレーム内にシートパッドを裏面側から支える面状の支持体が架橋されて設けられたものが知られている(特許文献1)。上記面状の支持体は、可撓性の面状部材を外周枠によって外周側から囲った構成とされて、外周枠の所々の箇所がフレームに引っ掛けられることにより、フレーム内に架橋された状態として設けられている。
特開2010−253242号公報
しかし、上記従来技術では、乗員のシートクッションへの膝付きなどにより支持体に一定以上の過剰な負荷がかけられると、面状部材が過剰に引張られて初期状態に弾性的に復元されにくい状態まで伸張されてしまうおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、乗員の荷重を支える面状の支持体を、乗員の膝付きなどにより過剰な負荷を受けても、面状部材を過度に伸張させない形態で撓ませられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートフレームに組み付けられて乗員の荷重を支える面状の支持体を有する乗物用シートである。支持体は、乗員の荷重を支える可撓性の面状部材と、面状部材を外周側から支える外周枠と、を有する。外周枠は、その面状部材の一部領域を外周側から支える支え部の、一部領域から一方側に外れた第1の領域部と他方側に外れた第2の領域部とが、それぞれ、面状部材の中央に向けて撓むことができる形に折り曲げられた形状とされている。外周枠は、面状部材に乗員の荷重が入力されることにより、第1の領域部と第2の領域部とが撓んで支え部が面状部材に引き寄せられるようになっている。
この第1の発明によれば、面状部材を外周側から支える外周枠は、面状部材に乗員の荷重が入力されると、支え部の両端側となる第1の領域部と第2の領域部とがそれぞれ面状部材の中央に向けて撓んで、支え部を面状部材に引き寄せる形態をとる。これにより、面状部材が過度に伸張されることを抑制することができる。したがって、乗員の荷重を支える面状の支持体を、乗員の膝付きなどにより過剰な負荷を受けても、面状部材を過度に伸張させない形態で撓ませられるようにすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。外周枠の第1の領域部と第2の領域部とが、それぞれ、面状部材の面外方向に立ち上がる形に折り曲げられた形状とされており、面状部材に乗員の荷重が入力されることにより支え部が面状部材に引き寄せられる形で第1の領域部と第2の領域部とが立ち上がりを寝かせる方向に撓まされるようになっている。
この第2の発明によれば、外周枠は、面状部材に乗員の荷重が入力されると、支え部の両端側となる第1の領域部と第2の領域部とがそれぞれ立ち上がりを寝かせる方向に撓んで、支え部を面状部材に引き寄せる形態をとる。これにより、面状部材が過度に伸張されることを抑制することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。外周枠の第1の領域部と第2の領域部とが、それぞれ、面状部材の裏側に向かって立ち上がる形に形成されている。
この第3の発明によれば、外周枠の第1の領域部と第2の領域部とを、撓み変形の進行に伴って、初期領域では荷重の入力方向に撓みにくく、途中領域から撓みやすくなるようにすることができる。したがって、面状部材に乗員の膝付きなどにより過剰な負荷がかけられた際に、上述した外周枠の撓み変形によって、面状部材が過度に伸張されないように面状部材にかかる負荷を適切に軽減することができる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。外周枠の支え部が、面状部材の乗員の荷重が最も強く掛けられる領域を幅方向の両外側から支持する構成とされている。
この第4の発明によれば、乗員の臀部を支える領域は、乗員の膝付き時にも荷重がかけられやすい領域となるため、このような領域に面状部材の過度な伸張を抑えられる構成を設けることにより、面状部材を最適に機能させられる状態とすることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 シートクッションの内部構造を表した分解斜視図である 支持体をクッションフレームから外した分解斜視図である。 クッションフレームの平面図である。 図2のV部拡大図である。 クッションフレームをチルトアップさせた状態を表した斜視図である。 図6のVII-VII線断面図である。 図4のVIII-VIII線断面図である。 支持体が着座荷重の入力によって撓んだ状態を表した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図9を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の運転席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成となっている。上記シート1は、いわゆる「パワーシート」の構成となっており、シートバック2の背凭れ角度の調整やシートクッション3の着座位置の調整をそれぞれスイッチの操作による電動操作によって行うことができる構成となっている。
具体的には、シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、図示しない電動式のリクライナを介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結された状態とされている。これにより、シートバック2は、常時は上述した図示しない各リクライナによってその背凭れ角度が固定された状態に保持され、図示しない電動スイッチの操作によって各リクライナを動作させることにより、その背凭れ角度が前後方向に調整される構成とされている。
また、シートクッション3は、車両のフロア上に、左右一対の電動式のスライドレール4を介して連結された状態とされている。これにより、シートクッション3は、常時は上述した各スライドレール4によってその着座位置が固定された状態に保持され、図示しない電動スイッチの操作によって各スライドレール4を動作させることにより、その着座位置が前後方向に調整される構成とされている。
また、シートクッション3は、上述した左右一対のスライドレール4との間に、それぞれ電動式のシートリフタ5が介在して設けられた構成となっている。これにより、シートクッション3は、常時は上記シートリフタ5によってその着座高さ位置が固定された状態に保持され、図示しない電動スイッチの操作によってシートリフタ5を動作させることにより、その着座高さが上下方向に調整される構成とされている。また、シートクッション3は、その前部に、電動式のチルト機構6が備えられた構成とされている。これにより、シートクッション3は、常時は上述したチルト機構6によってその着座乗員の大腿部を支える前部の支持角度が固定された状態に保持され、図示しない電動スイッチの操作によってチルト機構6を動作させることにより、上記前部の支持角度が高さ方向に調整される構成とされている(図6参照)。
このように、シート1は、シートバック2の背凭れ角度の調整(前後2方向)と、シートクッション3の着座位置の調整(前後2方向と上下2方向)と、シートクッション3の前部の支持角度の調整(上下2方向)と、が可能ないわゆる「8ウェイ」と呼ばれる8方向の調整操作が可能な構成とされている。これらの調整操作は、シートクッション3の車両外側(図1の紙面向かって左側)の側部等の所定箇所に設けられた図示しない電動スイッチの操作によって行われるようになっている。
ここで、上述したシートクッション3は、図1〜図2に示すように、その内部の骨格を構成する金属製のクッションフレーム3Fと、クッションフレーム3Fに上方側から全体を覆うように被せ付けられて乗員の着座荷重を軟らかく受け止める発泡ウレタン製のクッションパッド3Pと、クッションパッド3Pの表面全体に被せ付けられた布製のクッションカバー3Cと、クッションフレーム3Fの枠内に組み付けられて乗員の着座荷重を支える支持体10と、を有して構成されている。ここで、クッションフレーム3Fが本発明の「シートフレーム」に相当する。
上述したクッションフレーム3Fは、図2〜図4に示すように、シートクッション3の外周形状に沿った四角枠形状に組まれた構成となっている。具体的には、クッションフレーム3Fは、左右一対のサイドフレーム3Faと、各サイドフレーム3Faの前端部間に架橋されて着座乗員の大腿部を下方側から支えるフロントパネル3Fbと、を有し、各サイドフレーム3Faの後端部間に金属製の丸パイプ(リヤパイプ5D)がシート幅方向に貫通して軸連結されていることにより、全体が平面視四角枠形状に組まれた構成とされている。
上述した各サイドフレーム3Faは、それぞれ、プレス加工された1枚の鋼板材により形成されており、前後方向に長尺な板形状にカットされて、互いに内向するシート内側に面を向けて配設された状態とされている。各サイドフレーム3Faは、それぞれ、それらの上縁部と下縁部とがシート内側に折り曲げられて、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。
フロントパネル3Fbは、上述した各サイドフレーム3Faと同様に、プレス加工された1枚の鋼板材により形成されており、シート幅方向に長尺な板形状にカットされて、シート上方側に面を向けて配設された状態とされている。上記フロントパネル3Fbは、その前側の縁部や左右両側の縁部がそれぞれシート下方側に折り曲げられて、曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、シート上方側や外周側にエッジを立たせない形に形成された構成とされている。また、フロントパネル3Fbは、そのシート幅方向の中央部の後側半分の領域部が、下方側に傾斜した形に形成されている。これにより、フロントパネル3Fbは、着座乗員の大腿部を前上がりの角度姿勢で支えることのできる形に形成された状態とされている。
上記フロントパネル3Fbは、その左右両側の各縁部に、シート後方側へ延びる長板形状のチルトパネル3Fcがそれぞれ結合されており、これらチルトパネル3Fcを介して回転軸3Fc1により各サイドフレーム3Faの前後方向の中間部に回転可能に軸連結された状態とされている。これにより、フロントパネル3Fbが、各サイドフレーム3Faに対して、上述した各回転軸3Fc1を中心に高さ方向に回動することができる状態に組み付けられた状態とされている。上記可動構造により、上述したフロントパネル3Fbを各サイドフレーム3Faに対して高さ方向に回転移動させて着座乗員の大腿部を支える支持角度を高さ方向に調整することが可能なチルト機構6が構成されている。上記チルト機構6は、図2の向かって左側に示された車両外側のサイドフレーム3Faの内側部に設けられた駆動装置6Aの駆動によって動作(チルト動作)するようになっている。
シートリフタ5は、左右一対のフロントリンク5Aと、左右一対のリヤリンク5Bと、各フロントリンク5Aの中間部同士を一体的に繋ぐフロントパイプ5Cと、各リヤリンク5Bの上端部同士を一体的に繋いでこれらを各側のサイドフレーム3Faに対して回転可能な状態に軸連結するリヤパイプ5Dと、車両外側のリヤリンク5Bに回転駆動力やブレーキ力を伝達するギヤ機構5Eと、を有する構成とされている。
上述した各フロントリンク5Aは、各側のサイドフレーム3Faの内側(シート内側)に配置されている。各フロントリンク5Aは、それらの上端部が、それぞれ、連結軸5A1によって各側のサイドフレーム3Faに回転可能に軸連結され、下端部が、それぞれ、連結軸5A2によって各側のスライドレール4の上部に回転可能に軸連結された状態とされている。そして、各フロントリンク5Aは、それらの中間部が、シート幅方向にクランク状に折り曲げられた形とされており、その折り曲げられた段差の各部分にフロントパイプ5Cの各側の端部が差し込まれて溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。これにより、各フロントリンク5Aは、上述したフロントパイプ5Cを介して互いに一体的となって回動することができる状態とされており、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。
各リヤリンク5Bも、各側のサイドフレーム3Faの内側(シート内側)に配置されている。各リヤリンク5Bは、それらの上端部が、それぞれ、リヤパイプ5Dを介して各側のサイドフレーム3Faに回転可能に軸連結され、下端部が、それぞれ、連結軸5B2によって各側のスライドレール4の上部に回転可能に軸連結された状態とされている。具体的には、上述したリヤパイプ5Dは、各側のサイドフレーム3Faとそれらの内側に配された各リヤリンク5Bの上端部とにシート幅方向に貫通して挿通されており、各サイドフレーム3Faに対しては単にシート幅方向に挿通されて回転可能に軸連結された状態とされ、各リヤリンク5Bの上端部に対しては溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。これにより、各リヤリンク5Bは、上述したリヤパイプ5Dを介して互いに一体的となって回動することができる状態とされており、曲げや捩りに対する構造強度が高められた状態とされている。
そして、上記各リヤリンク5Bのうち、車両外側のリヤリンク5Bには、同リヤリンク5Bに回転駆動力を伝達するための駆動装置5Fを備えたギヤ機構5Eが連結されている。上記シートリフタ5は、上述したギヤ機構5Eから車両外側のリヤリンク5Bに伝達される回転駆動力やブレーキ力によって、各側のリヤリンク5Bやフロントリンク5Aが一斉に回転したり回転止めされたりして、シートクッション3の着座高さを変えたり固定したりするようになっている。
支持体10は、図2〜図4に示すように、クッションフレーム3Fの枠内に設けられており、その上部に組み付けられたクッションパッド3Pを下方側から広く面で支えて乗員の着座荷重を軟らかく受け止める構成となっている。上述した支持体10は、矩形状にカットされた可撓性面状の布材11と、布材11の後部領域(後述する支持面領域11A)を外周側から支える略U字形状に折り曲げられた外周枠12と、布材11の前縁部に通された芯部材13と、から構成されている。ここで、布材11が本発明の「面状部材」に相当する。
上述した布材11は、その後部領域(支持面領域11A)の左右両側部に形成された各サイド通し部11A1内に、外周枠12の前後方向に伸びる左右の支え部12Aがそれぞれ通された状態とされており、これら支え部12Aによる支持により後部領域(支持面領域11A)が張られた状態に保たれた構成とされている。上述した布材11の各サイド通し部11A1は、これらの表面部に外周枠12の各支え部12Aがそれぞれあてがわれた状態で、各サイド通し部11A1の幅方向に延長されたひれ部を表側に折り返して布材11の表面部に袋状に縫い付けることにより、内部に外周枠12の各支え部12Aを前後方向に通した状態に縫製された状態とされている。
また、上述した布材11は、その前縁部に形成された前側通し部11B1内に、幅方向に真っ直ぐに伸びる棒状の芯部材13が通された状態とされており、上記芯部材13を介してクッションフレーム3Fのフロントパネル3Fb上に引掛けられて設けられた状態とされている。上述した布材11の前側通し部11B1は、同部に芯部材13が表側からあてがわれた状態で、前側通し部11B1の前方側に延長されたひれ部を表側に折り返して布材11の表面部に袋状に縫い付けることにより、内部に芯部材13を幅方向に通した状態に縫製された状態とされている。
上述した布材11は、その外周枠12によって外周側から支えられた後部領域が、支持面領域11Aとして、外周枠12を介してクッションフレーム3Fの各側のサイドフレーム3Faやリヤパイプ5Dに取り付けられて支えられた状態とされている。また、布材11は、上記支持面領域11Aから前方側に延びる前部領域が、延出面領域11Bとして、上述した芯部材13を介してクッションフレーム3Fのフロントパネル3Fbに取り付けられて支えられた状態とされている。上記延出面領域11Bは、支持面領域11Aから前方側に延びた領域となっていることで、外周枠12単体の支持では支えられない(垂れ下がってしまう)領域となっている。
外周枠12は、1本の鋼線材が平面視略U字形状に折り曲げられて形成されている。上記外周枠12は、その左右一対の前後方向に延びる各支え部12Aの上述した布材11の各サイド通し部11A1から前後方向に外れた前側の端部と後側の端部とが、それぞれ、シート下方側(布材11の裏側方向:面外方向)に折り曲げられた形に形成された状態とされている(前側の折曲げ部12A1及び後側の折曲げ部12A2)。ここで、前側の折曲げ部12A1が本発明の「第1の領域部」に相当し、後側の折曲げ部12A2が本発明の「第2の領域部」に相当する。
上述した各前側の折曲げ部12A1は、図1〜図5及び図7〜図8に示すように、上述した各支え部12Aの布材11の各サイド通し部11A1から前方側に外れた端部箇所からシート幅方向の外側に斜め前方下向きに折り曲げられた形に形成されている。更に、上記各前側の折曲げ部12A1は、上記前下外方向に斜めに折り曲げられた先の端部が、更に前方側に真っ直ぐに延びる形に折り曲げられており、その先の端部12Bが、シート幅方向に平たく押し潰された形とされて、各側のサイドフレーム3Faの内側面にあてがわれて溶接により強固に一体的に結合された状態とされている(図5参照)。
また、図1〜図4及び図7〜図8に示すように、各後側の折曲げ部12A2は、上述した各支え部12Aの布材11の各サイド通し部11A1から後方側に外れた端部箇所からシート下方側に真っ直ぐに折り曲げられた形に形成されている。更に、上記各後側の折曲げ部12A2は、上記下方側に折り曲げられた先の端部が、更にシート上方側に曲げ返されて、後方側に湾曲する形のフック部12Cとして形成されている。これらフック部12Cは、クッションフレーム3Fのリヤパイプ5D上に上方側から嵌め込まれることにより、リヤパイプ5Dに対してリヤパイプ5Dの軸回転を逃がすことができる状態に連結された状態とされている。
上記外周枠12は、上述した左右一対の前後方向に真っ直ぐに延びる各支え部12Aが、上述した布材11の左右両側部に形成された各サイド通し部11A1内に通されて、布材11の支持面領域11Aを両外側から支えた状態となっている。そして、上記外周枠12は、上記のようにクッションフレーム3Fの各サイドフレーム3Faとリヤパイプ5Dとに取り付けられていることにより、布材11の後部領域(支持面領域11A)をクッションフレーム3Fに対して定位置で支えることができる状態に保持された状態とされている。
具体的には、上記外周枠12は、上述した各フック部12Cがクッションフレーム3Fのリヤパイプ5D上に上方側から嵌め込まれて組み付けられた構成となっていることにより、リヤパイプ5Dがシートリフタ5の動作時に軸回転する動きを逃がせるように、各サイドフレーム3Faとリヤパイプ5Dとに跨って組み付けられた状態とされている。これにより、外周枠12は、互いに相対回転する各サイドフレーム3Faとリヤパイプ5Dとに跨って組み付けられた状態とされていても、シートリフタ5の動きを阻害することなく、布材11を定位置で支えた状態に保持することができる構成とされている。
上述した外周枠12の各支え部12Aは、それらの前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2との間のストレートな領域部の全域が、前述した布材11の各サイド通し部11A1内に通された状態として、布材11の支持面領域11Aを前後方向の広い範囲に亘って両外側から支持した状態となっている。そして、このような構成となっていることにより、外周枠12の各支え部12Aにより支えられた布材11は、その各サイド通し部11A1が、外周枠12の各支え部12Aの前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とによって前後方向に位置ズレしないように規制された状態とされている。
芯部材13は、上述した外周枠12と同じ1本の鋼線材から形成されている。上記芯部材13は、上述した布材11の前側の縁部(前側通し部11B1)内に幅方向の全域に亘って通された状態とされており、同前側の縁部(前側通し部11B1)の所々の箇所に空けられた開口部から外部に露出した状態として設けられている。上述した芯部材13は、図2〜図4に示すように、上述した前側通し部11B1の所々の箇所から外部に露出する部位が、クッションフレーム3Fのフロントパネル3Fb上に切り起こされて形成された各掛爪3Fb1に前方側から引掛けられることにより、フロントパネル3Fb上に組み付けられた状態とされている。
上記芯部材13の引掛けにより、上述した布材11の外周枠12による支えのない前部領域(延出面領域11B)が、フロントパネル3Fbに組み付けられて支えられた状態とされている。詳しくは、上記布材11は、上記芯部材13を介した前側の縁部のフロントパネル3Fbへの引掛けにより、その前部領域(延出面領域11B)がフロントパネル3Fb上に乗り上がった状態として、フロントパネル3Fbと一続きの面形状を成すように繋がった状態に設けられた状態とされている。
上述した布材11の延出面領域11Bは、その前側の縁部が上述した芯部材13を介してフロントパネル3Fb上に取り付けられていることにより、クッションフレーム3Fが前述したチルト機構6の動作によってフロントパネル3Fbを各サイドフレーム3Faに対して上下動させる動きの影響を受ける構成とされている。具体的には、図6〜図7に示すように、上記布材11は、上述した外周枠12によって支えられた支持面領域11Aが各サイドフレーム3Faに組み付けられているのに対して、支持面領域11Aから外れた延出面領域11Bがフロントパネル3Fbに組み付けられていることにより、フロントパネル3Fbがチルト動作によって上下動することにより、延出面領域11Bが支持面領域11Aに対して高さ方向に動かされる構成となっている。
しかし、上記布材11は、上記の動きに対しては、延出面領域11Bがその可撓性によってフロントパネル3Fbの動きに追従して撓むことができるようになっており、フロントパネル3Fbのチルト動作を阻害することなく、フロントパネル3Fbと一続きに繋がった状態を維持することができるようになっている。詳しくは、上記布材11は、上記フロントパネル3Fbがチルト動作する動きに対して、延出面領域11Bが支持面領域11Aとの境界ライン11Cを折れ線にして傾斜角度を変化させる態様で撓み変形するようになっている。
上述した境界ライン11Cは、布材11の支持面領域11Aの左右両側部に形成された各サイド通し部11A1の前端側の縁部を繋ぐラインとなっており、外周枠12による支持がなされる部分(支持面領域11A)とそうでない部分(延出面領域11B)との境界を形成するラインとなっている。上記の境界ライン11Cは、図7に示すように、その前後方向の配設位置が、フロントパネル3Fbのチルト動作時の回転中心である回転軸3Fc1の直下位置に設定されている。
上記布材11は、それ自体の持つ伸縮性により、フロントパネル3Fbがチルト動作しても、フロントパネル3Fbと支持面領域11Aとの間で常に張った状態を維持することができるようになっている。なお、布材11は、伸縮性をもたない素材によって形成されていてもよい。その場合には、布材11がフロントパネル3Fbのチルト動作によって延出面領域11Bが突っ張りすぎた状態とならないように、延出面領域11Bを弛みをもたせた状態でフロントパネル3Fbと支持面領域11Aとの間に掛け渡しておくと良い。
上述した布材11は、その着座乗員の臀部を支える後部側の領域が、上述した支持面領域11Aとして、クッションフレーム3Fの各サイドフレーム3Faの下縁部に近い低い位置に配置された状態とされており、上述したフロントパネル3Fbがチルト動作しても各サイドフレーム3Faに対する位置が変化することなく一定の位置に保たれるようになっている。ここで、上述した布材11の支持面領域11Aが本発明の「乗員の荷重が最も強く掛けられる領域」に相当する。これに対して、上述した布材11の着座乗員の大腿部を支える前部側の領域は、上述した延出面領域11Bとして、その後側の縁部が上述した外周枠12により支えられた支持面領域11Aにより支えられ、前側の縁部がフロントパネル3Fbによって支えられた状態として設けられている。
これにより、布材11の延出面領域11Bは、フロントパネル3Fbがチルト動作することで、その後側の縁部(上述した境界ライン11C)を折れ線にしてフロントパネル3Fbの動きに合わせて形状を撓ませることができるようになっている。この撓み変形により、布材11は、フロントパネル3Fbがチルト動作しても一定位置に保持される支持面領域11Aと、チルト動作により高さ位置が変化するフロントパネル3Fbとの間を、延出面領域11Bによって滑らかに繋いだ形を保ちながらフロントパネル3Fbの動きを逃がすことができるようになっている。
上述した支持体10は、シートクッション3に乗員の着座荷重がかけられることにより、布材11の支持面領域11Aや延出面領域11Bにおいてその荷重を受けて、布材11を伸張させたり布材11の支持面領域11Aを支える外周枠12を撓ませたりしながら、その荷重を軟らかく受け止めるようになっている。
具体的には、上記支持体10は、図8に示すように、その布材11の支持面領域11Aを幅方向の両外側から支える外周枠12の各支え部12Aが、それぞれ、上述したように、それらの布材11の各サイド通し部11A1から前後方向に外れた前側の端部と後側の端部とがそれぞれシート下方側に折り曲げられた前側の折曲げ部12A1及び後側の折曲げ部12A2として形成された構成とされている。このような構成となっていることにより、支持体10は、図9に示すように、上記布材11の支持面領域11Aに乗員の着座荷重が入力されることにより、同支持面領域11Aを幅方向の両外側から支える外周枠12の各支え部12Aが、それぞれ、布材11によって幅方向の内側に引き込まれる態様で撓み変形するようになっている。
詳しくは、上記外周枠12は、上記布材11の支持面領域11Aに荷重が入力されることにより、各支え部12Aを前後側の各端部において支える前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とがそれぞれ布材11によってシート幅方向の内側に引き込まれるように倒し込まれる(寝かされる)態様で撓まされ、各支え部12Aをシート幅方向の内側に引き寄せるようになっている。これにより、両支え部12A間のシート幅方向の距離が縮められ、これらによる布材11の支持面領域11Aのシート幅方向の伸張力が弛緩される。したがって、布材11が上記荷重を受けて下方側に押し撓まされても、上述した両支え部12A間の距離が縮められることによる弛緩により、布材11が過度に伸張されることが抑制される。
したがって、例えば上記シートクッション3に乗員が膝付きをするなどして局所的な大荷重が入力されることがあっても、この荷重を受けた支持体10が、上記のように布材11を過度に伸張させない態様で撓むことができるため、大荷重が除去された後に布材11が初期状態に復元されにくくなるといった不具合(布材11が塑性変形してしまう不具合)が生じにくくなる。よって、上記のような大荷重が入力された後にも、布材11を素早く初期状態に弾性的に復元させて、支持体10によって常時安定した荷重支持を行うことができる。
より詳しくは、上述した外周枠12の各支え部12Aを支える前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とは、それぞれ、布材11の裏側(シート下方側)に向かって立ち上がる形に折り曲げられた形状とされていることにより、次のような態様で撓み変形を進行させていくようになっている。すなわち、各前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とは、それらの初期の撓み領域では、それらの倒れ込み変形によって、各支え部12Aを主にシート幅方向の内側に大きく変位させ、シート下方側にはあまり大きく変位させないようになっている。しかし、各前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とは、それらの撓み変形の進行に伴って、それらの支持点となる下端部と荷重入力点となる上端部(各支え部12A)との間の幅方向の距離(偏心量)が大きくなるため、入力荷重に対して曲げの負荷を大きく受けやすくなると共に、下方側への撓み方向成分が大きくなっていく。これにより、上記各前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とは、上記倒れ込み変形が進行する程に、シート下方側に撓みやすくなっていく構成とされており、それら自体の変形によって、布材11が過度に伸張されないように布材11にかかる負荷を適切に軽減することができるようになっている。
次に、図2を参照して、クッションパッド3Pの構成について説明する。クッションパッド3Pは、軟質ポリウレタンフォーム原料を発泡成形して形成したものである。上記クッションパッド3Pは、上述したクッションフレーム3Fの上部に組み付けられることにより、クッションフレーム3Fの各枠部(各サイドフレーム3Fa、フロントパネル3Fb及びリヤパイプ5D)や上述した支持体10によって、下方側から広く面で支えられた状態にセットされるようになっている。具体的には、クッションパッド3Pは、上述したクッションフレーム3Fの各枠部によって支持された外周部では、これらによって下方側から硬く支持された状態とされ、上述した支持体10の布材11によって支持された中央部では、布材11の張設力によって下方側から弾性的に軟らかく支持された状態とされるようになっている。
詳しくは、上述したクッションパッド3Pは、クッションフレーム3Fの各枠部(各サイドフレーム3Fa、フロントパネル3Fb及びリヤパイプ5D)をそれぞれシート外周側から覆った状態となるように上方側から組み付けられてセットされている。そして、クッションパッド3Pは、上記クッションフレーム3Fの上部に組み付けられた後に、その表面全体(着座面や前後左右の各側面)を覆うようにクッションカバー3Cが上方側から被せ付けられて、クッションカバー3Cの各周縁部がクッションフレーム3Fの底部に引張り込まれて止着されることにより、同クッションカバー3Cの張設力によって、クッションフレーム3Fの各枠部(各サイドフレーム3Fa、フロントパネル3Fb及びリヤパイプ5D)上に強く押し付けられて密着した状態に組み付けられて保持された状態とされている。
詳しくは、上述したクッションパッド3Pは、その前部3Paが、上述したクッションフレーム3Fのフロントパネル3Fbを前側と上側とからそれぞれ覆うように組み付けられて支持された状態とされており、後部3Pcが、クッションフレーム3Fのリヤパイプ5Dを後側と上側とからそれぞれ覆うように組み付けられて支持された状態とされている。上記の組み付けにより、クッションパッド3Pは、その着座乗員の臀部から強い体圧を受ける中央の尻支え部3Pbが、上述した支持体10の布材11の支持面領域11Aによって下方側から適切に軟らかく受け止められる構成でありながら、その外周部が、上述したクッションフレーム3Fの各枠部(各サイドフレーム3Fa、フロントパネル3Fb及びリヤパイプ5D)によって下方側から強く安定的に支えられた状態に保持されるようになっている。
このように、本実施例のシート1は、クッションフレーム3F(シートフレーム)に組み付けられて乗員の荷重を支える面状の支持体10を有する構成となっている。支持体10は、乗員の荷重を支える可撓性の布材11(面状部材)と、布材11を外周側から支える外周枠12と、を有する。外周枠12は、その布材11の両側部領域を外周側から支える各支え部12Aの、両側部領域から前側に外れた前側の折曲げ部12A1(第1の領域部)と後側に外れた後側の折曲げ部12A2(第2の領域部)とが、それぞれ、布材11の中央に向けて撓むことができる形に折り曲げられた形状とされている。外周枠12は、布材11に乗員の荷重が入力されることにより、各前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とが撓んで各支え部12Aが布材11に引き寄せられるようになっている。
このような構成となっていることで、布材11を外周側から支える外周枠12は、布材11に乗員の荷重が入力されると、各支え部12Aの前後側の端部となる前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とがそれぞれ布材11の中央に向けて撓んで、各支え部12Aを布材11に引き寄せる形態をとる。これにより、布材11が過度に伸張されることを抑制することができる。したがって、乗員の荷重を支える面状の支持体10を、乗員の膝付きなどにより過剰な負荷を受けても、布材11を過度に伸張させない形態で撓ませられるようにすることができる。
詳しくは、上述した外周枠12の前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とは、それぞれ、布材11の面外方向(シート高さ方向)に立ち上がる形に折り曲げられた形状とされており、布材11に乗員の荷重が入力されることにより各支え部12Aが布材11に引き寄せられる形で前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とが立ち上がりを寝かせる方向に撓まされるようになっている。このような構成となっていることで、外周枠12は、布材11に乗員の荷重が入力されると、各支え部12Aの前後側の端部となる前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とがそれぞれ立ち上がりを寝かせる方向に撓んで、各支え部12Aを布材11に引き寄せる形態をとる。これにより、布材11が過度に伸張されることを抑制することができる。
より詳しくは、外周枠12の各前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とは、それぞれ、布材11の裏側(シート下方側)に向かって立ち上がる形に形成されている。このような構成となっていることで、外周枠12の前側の折曲げ部12A1と後側の折曲げ部12A2とを、撓み変形の進行に伴って、初期領域では荷重の入力方向に撓みにくく、途中領域から撓みやすくなるようにすることができる。したがって、布材11に乗員の膝付きなどにより過剰な負荷がかけられた際に、上述した外周枠12の撓み変形によって、布材11が過度に伸張されないように布材11にかかる負荷を適切に軽減することができる。
上記外周枠12の各支え部12Aは、布材11の乗員の荷重が最も強く掛けられる領域(支持面領域11A)を幅方向の両外側から支持する構成とされている。このようになっていることで、乗員の臀部を支える領域は、乗員の膝付き時にも荷重がかけられやすい領域となるため、このような領域に布材11の過度な伸張を抑えられる構成を設けることにより、布材11を最適に機能させられる状態とすることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の運転席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、本発明の「支持体」は、シートフレームに組み付けられて乗員の荷重を支えるように構成されたものであればよく、シートクッションの他、シートバックに適用されたものであってもよい。
また、「面状部材」は、布材の他、皮革材(本皮や合成皮革や人工皮革など)等の乗員の荷重を支えられる可撓性の面状材からなるものであればよい。また、「外周枠」は、面状部材を外周側から支える構成となっているものであればよく、外周のどの領域を支えるようになっていてもよい。また、外周枠による面状部材の支持は、外周枠を面状部材の縁部に形成した袋状の通し部内に通して面状部材を外周側から支えるものに限らず、外周枠を樹脂の溶着等によって面状部材の一部領域に一体的に結合して面状部材を外周側から支えるものであってもよい。
また、「外周枠」は、シートフレームに対して、溶接の他、ピンによる締結やフックによる引掛け等、どのような形で組み付けられるものであっても良い。また、外周枠の第1の領域部と第2の領域部とを面状部材の中央に向けて撓ませられるようにする形状としては、上記実施例で示したように各領域部を面状部材の面外方向に折り曲げたものの他、面内方向に折り曲げたもの、蛇腹形状に折り曲げたものなど、種々の折り曲げ形状を用いることができる。また、上記実施例では、上述した第1の領域部と第2の領域部とが、それぞれ、面状部材の裏側に向かって立ち上がる形に形成されたものを例示したが、これらが面状部材の表側に向かって立ち上がる形に形成されたものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム(シートフレーム)
3Fa サイドフレーム
3Fb フロントパネル
3Fb1 掛爪
3Fc チルトパネル
3Fc1 回転軸
3P クッションパッド
3Pa 前部
3Pb 尻支え部
3C クッションカバー
4 スライドレール
5 シートリフタ
5A フロントリンク
5A1 連結軸
5A2 連結軸
5B リヤリンク
5B2 連結軸
5C フロントパイプ
5D リヤパイプ
5E ギヤ機構
5F 駆動装置
6 チルト機構
6A 駆動装置
10 支持体
11 布材(面状部材)
11A 支持面領域(乗員の荷重が最も強く掛けられる領域)
11A1 サイド通し部
11B 延出面領域
11B1 前側通し部
11C 境界ライン
12 外周枠
12A 支え部
12A1 前側の折曲げ部(第1の領域部)
12A2 後側の折曲げ部(第2の領域部)
12B 端部
12C フック部
13 芯部材

Claims (4)

  1. シートフレームに組み付けられて乗員の荷重を支える面状の支持体を有する乗物用シートであって、
    前記支持体は、乗員の荷重を支える可撓性の面状部材と、該面状部材を外周側から支える外周枠と、を有し、
    前記外周枠は、その前記面状部材の一部領域を外周側から支える支え部の、前記一部領域から一方側に外れた第1の領域部と他方側に外れた第2の領域部とが、それぞれ、前記面状部材の中央に向けて撓むことができる形に折り曲げられた形状とされており、前記面状部材に乗員の荷重が入力されることにより前記第1の領域部と前記第2の領域部とが撓んで前記支え部が前記面状部材に引き寄せられるようになっていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記外周枠の前記第1の領域部と前記第2の領域部とが、それぞれ、前記面状部材の面外方向に立ち上がる形に折り曲げられた形状とされており、前記面状部材に乗員の荷重が入力されることにより前記支え部が前記面状部材に引き寄せられる形で前記第1の領域部と前記第2の領域部とが立ち上がりを寝かせる方向に撓まされるようになっていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記外周枠の前記第1の領域部と前記第2の領域部とが、それぞれ、前記面状部材の裏側に向かって立ち上がる形に形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記外周枠の前記支え部が、前記面状部材の乗員の臀部を支える領域を幅方向の両外側から支持する構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
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