JP2015160268A - 矩形板状物の加工方法 - Google Patents

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桂男 梅田
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Abstract

【課題】 矩形板状物の角部を除去するに当たり、より加工品質や生産性を向上しうる矩形板状物の加工方法を提供することである。【解決手段】 矩形板状物の角部を除去する矩形板状物の加工方法であって、矩形板状物の除去すべき角部を露出した状態で矩形板状物を保持手段で保持する保持ステップと、該保持ステップを実施する前又は後に、スピンドルの先端に装着された切削ブレードの切り刃の側面に対して矩形板状物の切り落とすべき該角部を対面させる位置合わせステップと、該保持ステップ及び該位置合わせステップを実施した後、回転する該切削ブレードに対して該スピンドルの軸心方向に矩形板状物を相対的に接近移動させ、該切削ブレードの切り刃の側面で矩形板状物の該角部を除去する除去ステップと、を備えたことを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、板ガラス等の矩形板状物の角部を除去する矩形板状物の加工方法に関する。
例えば、板ガラス等から形成された液晶基板などの矩形板状物は、後工程で品種や縦横、表裏等の判別を可能とするための判別用目印として角部を切り落として使用されることがある。また、特開2001−215338号公報には導光板の角部を切り落とし、発光ダイオードからの出射高をこの角部から導光板内に取り入れるようにした技術が開示されている。
従来、このような矩形板状物の角部の切り落としには、例えばスクライバやレーザー等を用いて溝を形成した後、ブレーキング装置や超音波装置等を用いて矩形板状物に外力を付与して角部を切り落とす等の加工方法が採用されていた。或いは、半導体ウエーハ等のウエーハをダイシングして個々のチップに分割する切削装置で矩形板状物の角部を切削して切り落とす試みもなされていた。
特開2001−215338号公報
しかし、切削装置で切削して角部を切り落とす加工では欠けが発生しやすく、また、スクライバやレーザー等を用いて溝を形成した後、ブレーキング装置や超音波装置を用いて矩形板状物に外力を付与して角部を切り落とす方法では、加工に時間がかかる他に加工品質も満足のいくものではなく、更なる改善が要望されている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、矩形板状物の角部を除去するに当たり、より加工品質や生産性を向上しうる矩形板状物の加工方法を提供することである。
本発明によると、矩形板状物の角部を除去する矩形板状物の加工方法であって、矩形板状物の除去すべき角部を露出した状態で矩形板状物を保持手段で保持する保持ステップと、該保持ステップを実施する前又は後に、スピンドルの先端に装着された切削ブレードの切り刃の側面に対して矩形板状物の切り落とすべき該角部を対面させる位置合わせステップと、該保持ステップ及び該位置合わせステップを実施した後、回転する該切削ブレードに対して該スピンドルの軸心方向に矩形板状物を相対的に接近移動させ、該切削ブレードの切り刃の側面で矩形板状物の該角部を除去する除去ステップと、を備えたことを特徴とする矩形板状物の加工方法が提供される。
本発明の加工方法では、高速回転する切削ブレードの切り刃の側面を矩形板状物の角部に押し付けることで、角部を切り刃の側面で研削して除去する。複数の装置を用いることなく角部を除去することができるため、生産性を向上することができる。
また、角部を切削ブレードの切り刃の押し付けで除去するため、溝からどのようにクラックが伸長するかが確実ではない従来の方法に比べて加工品質を向上することができる。
矩形板状物の斜視図である。 矩形板状物の加工例を説明する平面図である。 切削ブレードをスピンドルに装着する様子を示す分解斜視図である。 切削ブレードをスピンドルに装着した状態の斜視図である。 スピンドルに装着された第2実施形態の切削ブレードの正面図である。 保持ステップを示す側面図である。 位置合わせステップを示す平面図である。 切削ステップを説明する側面図である。 切削ステップを説明する平面図である。 切削ステップ後の矩形板状物の平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、例えば液晶ディスプレイ装置の基板又は携帯電話装置のカバーとして使用される板ガラス等の矩形板状物11の斜視図が示されている。矩形板状物11は、4つの角部11a,11b,11c,11dを有している。
本実施形態の加工方法では、図2に示すように、矩形板状物11の角部11a,11b部分について加工予定ライン13に沿って角部頂点から0.5mm切り落とす加工方法について説明する。他の角部11c,11dについては切り落とし加工は実施しない。
図3を参照すると、切削ブレードをスピンドルに装着する様子を示す分解斜視図が示されている。切削装置の切削ユニット10は、スピンドルハウジング12中に収容され、その先端部14aがテーパー面に形成されたスピンドル14を有している。スピンドル先端部(スピンドルテーパー部)14の端面にはねじ16が形成されている。
18はマウントフランジであり、円筒状ボス部20と、円筒状ボス部20と一体的に形成された鍔部22とから構成される。円筒状ボス部20の外周には雄ねじ24が形成されているとともに、その内周には雌ねじ26が形成されている。マウントフランジ18は更にテーパー状の係合穴28を有している。
マウントフランジ18の係合穴28をスピンドルテーパー部14aに挿入し、ねじ30をマウントフランジ18の係合穴28を通してねじ穴16に係合して締め付けることにより、マウントフランジ18はスピンドルテーパー部14aに装着される。
切削ブレード32は全体が電鋳された切り刃から構成されるワッシャータイプの切削ブレードであり、切削ブレード32をマウントフランジ18のボス部20に挿入し、その外側から押さえフランジ34をボス部20に挿入して、固定ナット36をボス部20の雄ねじ24に螺合して締め付けることにより、切削ブレード32がマウントフランジ18と押さえフランジ34とに挟持されてスピンドルテーパー部14aに装着される。図4は切削ブレード32がスピンドル14に装着された状態の斜視図を示している。
図5を参照すると、スピンドルに装着された第2実施形態の切削ブレード32Aの正面図が示されている。本実施形態の切削ブレード32Aは、図3に示した切削ブレード32と同様に全体が電鋳された切り刃から構成されるワッシャータイプの切削ブレードであり、その外周部には外周縁から所定距離中心に向かう円周方向に所定間隔離間して形成された複数のスリット38を有している。スリット38を押さえフランジ34に達するまで形成するようにしても良い。
本発明の加工方法では、切削ブレード32,32Aの側面を矩形板状物11の角部に押し付けて加工するため、第1実施形態の切削ブレード32Aに比較してスリット38を有する第2実施形態の切削ブレード32Aの方がブレード32Aの側面や加工点に切削水が回り込みやすくなるため、加工熱が冷却されて加工品質を向上することができる。
次に、図6乃至図9を参照して、本発明実施形態に係る矩形板状物の加工方法について説明する。まず、図6に示すように、矩形板状物11の角部11a〜11dが露出するサイズの保持面を有するチャックテーブル(保持手段)40で矩形板状物11を吸引保持する保持ステップを実施する。
代替実施形態として、矩形板状物11より大きい保持面を有するチャックテーブルを使用して、保持面を覆うダイシングテープに矩形板状物11より小さい支持部材を貼着し、この支持部材上に矩形板状物11を貼り付け固定するようにしても良い。
保持ステップ実施後、図7に示すように、スピンドル14の先端に装着された切削ブレード32の切り刃の側面に対して矩形板状物11の切り落とすべき角部11aを対面させる位置合わせステップを実施する。14cはスピンドル14の軸心である。
この位置合わせステップでは、スピンドル14の軸心方向と、除去すべき角部11aの切り落とし予定ライン13とが直交するようにチャックテーブル40を回転する。ここで、切り刃の側面とはスピンドル14の軸心14cに対して直交する面をいうものと定義する。
尚、チャックテーブル40に対して切削ブレード32の切り刃の側面を所定位置に位置付ける位置合わせステップを先に実施した後、矩形板状物11の角部11aを切削ブレード32の切り刃の側面に対向させるようにチャックテーブル40で矩形板状物11を吸引保持する保持ステップを実施するようにしても良い。
保持ステップ及び位置合わせステップを実施した後、図8に示すように、切削ブレード32を下降させて切削ブレード32の側面が矩形板状物11の角部11aに接触する高さに位置付けてから、矩形板状物11をスピンドル14の軸心14c方向に高速回転する切削ブレード32の切り刃の側面に相対的に接近移動させ、切削ブレード32の切り刃の側面で矩形板状物11の角部を除去する除去ステップを実施する。
図8は除去ステップの側面図、図9は除去ステップの平面図をそれぞれ示している。尚、図9に示した平面図では、切削ブレード32は矩形板状物11から離れて図示されているが、これは図面の明瞭化のためであり、実際には、図8に示すように切削ブレード32の切り刃の側面を矩形板状物11の角部11aに当接させ、切削ユニット10を矢印Y1方向に徐々に移動することにより、矢印A方向に高速回転する切削ブレード32の切り刃の側面で矩形板状物11の角部11aを切り落とし予定ライン13まで削り取って除去する。従って、本実施形態の切削ステップでは、切削ブレード32の切り刃の側面が研削と同様な機能を果たすことになる。
角部11aの切り落としが完了すると、チャックテーブル40を90°回転し、角部11bを切削ブレード32の切り刃の側面に対向させる。次いで、切削ブレード32を矢印A方向に高速回転させながら矢印Y1方向に徐々に移動することにより、矩形板状物11の角部11bを切り落とし予定ライン13まで切削ブレード32の切り刃の側面で削り取る。
図10を参照すると、加工終了後の矩形板状物11の平面図が示されている。矩形板状物11は、角部11a,11bが切り落とされた2つの切り落とし部15を有している。
本実施形態の加工方法によると、複数の装置を用いることなく矩形板状物11の角部11a,11bを高速回転する切削ブレード32の切り刃の側面で除去することができるため、生産性を向上することができる。
矩形板状物11の角部を切削ブレード32,32Aの切り刃の側面で除去するため、溝からどのようにクラックが伸長するかが確かではない従来の加工方法に比べて加工品質を向上することができる。
10 切削ユニット
11 矩形板状物
11a〜11d 角部
13 切り落とし予定ライン
14 スピンドル
14a スピンドル先端部(スピンドルテーパー部)
15 切り落とし部
18 マウントフランジ
32,32A 切削ブレード
34 押さえフランジ
36 固定ナット
38 スリット
40 チャックテーブル(保持手段)

Claims (2)

  1. 矩形板状物の角部を除去する矩形板状物の加工方法であって、
    矩形板状物の除去すべき角部を露出した状態で矩形板状物を保持手段で保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施する前又は後に、スピンドルの先端に装着された切削ブレードの切り刃の側面に対して矩形板状物の切り落とすべき該角部を対面させる位置合わせステップと、
    該保持ステップ及び該位置合わせステップを実施した後、回転する該切削ブレードに対して該スピンドルの軸心方向に矩形板状物を相対的に接近移動させ、該切削ブレードの切り刃の側面で矩形板状物の該角部を除去する除去ステップと、
    を備えたことを特徴とする矩形板状物の加工方法。
  2. 該切削ブレードは、外周縁から中心に向かう複数のスリットを有している請求項1記載の矩形板状物の加工方法。
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