JP2015157576A - 車両制御装置および車両用ブレーキ制御装置 - Google Patents

車両制御装置および車両用ブレーキ制御装置 Download PDF

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崇史 黒崎
慶祐 里見
Keisuke Satomi
慶祐 里見
健太 阿久津
Kenta Akutsu
健太 阿久津
智明 関谷
Tomoaki Sekiya
智明 関谷
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Abstract

【課題】自動走行制御における目標速度の設定作業を容易に行うことができる車両制御装置および車両用ブレーキ制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】車両制御装置は、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段110と、受信手段110が開始信号を受信したことを条件として、自動走行制御を開始する自動走行制御手段130と、を備え、自動走行制御手段130は、自動走行制御中において、運転者によるアクセル操作が行われた後、アクセル操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を目標速度として設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、運転者によって設定された目標速度で車両を自動走行させるための自動走行制御を実行可能な車両制御装置および車両用ブレーキ制御装置に関する。
従来、車速を所定の目標速度に保つための自動走行制御を実行可能な車両制御装置として、運転者によるスイッチ操作によって目標速度を設定するものが知られている(特許文献1,2参照)。
特開2005−1566号公報 特開2006−321354号公報
しかしながら、前述した技術では、運転者が自動走行制御中において車速を変更すべく、アクセル操作やブレーキ操作をした後で、そのときの車速に目標速度を設定し直したい場合には、アクセル操作やブレーキ操作の後にその都度スイッチ操作を行って目標速度の再設定を行わなければならないので、目標速度の再設定の作業が煩雑になるといった問題がある。
そこで、本発明は、自動走行制御における目標速度の設定作業を容易に行うことができる車両制御装置および車両用ブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る車両制御装置は、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両制御装置であって、前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、前記自動走行制御手段は、前記自動走行制御中において、前記運転者によるアクセル操作が行われた後、アクセル操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする。
この構成によれば、自動走行制御中において、運転者がアクセル操作を行って、車体速度を上げた後、アクセル操作を解除すると、そのときの車体速度が目標速度として設定されるので、目標速度の設定作業を、スイッチ操作等を行うことなく、ペダル操作のみで簡単に行うことができる。
また、本発明に係る車両制御装置は、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両制御装置であって、前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、前記自動走行制御手段は、前記自動走行制御中において、前記運転者によるブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする。
この構成によれば、自動走行制御中において、運転者がブレーキ操作を行って、車体速度を下げた後、ブレーキ操作を解除すると、そのときの車体速度が目標速度として自動的に設定されるので、目標速度の設定作業を、その都度スイッチ操作等を行うことなく、ペダル操作のみで簡単に行うことができる。
また、前記したアクセル操作の解除時の車体速度を目標速度として設定する構成において、前記自動走行制御手段は、前記自動走行制御中において、さらに前記運転者によるブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が解除された場合にも、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定するように構成されていてもよい。つまり、自動走行制御手段は、自動走行制御中においてアクセル操作またはブレーキ操作が行われた後、解除されたときには、その解除されたときの車体速度を目標速度に設定するように構成されている。言い換えると、自動走行制御手段は、自動走行制御中において、ブレーキ操作がOFF状態で、かつ、アクセル操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、アクセル操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定し、アクセル操作がOFF状態で、かつ、ブレーキ操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、ブレーキ操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定するように構成されている。
これによれば、目標速度を上げる場合と下げる場合の両方の場合において、スイッチ操作等を行うことなく、ペダル操作のみで目標速度の設定を簡単に行うことができる。
なお、前述した受信手段や自動走行制御手段は、車両の駆動源を制御する駆動源制御装置に対して要求出力を出力することで、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両用ブレーキ制御装置に設けてもよい。
また、このような車両用ブレーキ制御装置では、前記自動走行制御手段は、車両が停車状態になった場合に、車輪に付与されるブレーキ力を保持するように構成されていてもよい。
これによれば、自動走行制御手段によって、車両を停車状態に維持することができる。
また、このような車両用ブレーキ制御装置では、前記自動走行制御手段は、車体速度が前記目標速度よりも所定値以上高い場合に、車輪に付与されるブレーキ力を増加するように構成されていてもよい。
これによれば、車体速度が目標速度よりも所定値以上高い場合には、車輪に付与されるブレーキ力が増加するので、車体速度を迅速に目標速度に戻すことができる。
本発明によれば、自動走行制御における目標速度の設定作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る車両制御装置を備えた車両の構成図である。 車両用ブレーキ液圧制御装置の液圧ユニットの構成図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 一時停止判断処理を示すフローチャートである。 再開判断処理を示すフローチャートである。 自動走行制御の一例を示すタイムチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、車両制御装置CCは、駆動源制御装置の一例としてのECU200と、車両用ブレーキ制御装置の一例としての車両用ブレーキ液圧制御装置Aとを備えている。車両CRは、駆動源としてエンジンEG(内燃機関)を備えている。
ECU200は、エンジンEGの制御を含めた車両全体の制御を行う制御装置であり、通信線により車両用ブレーキ液圧制御装置Aの制御部100に接続されており、制御部100に対して相互に信号の送受信を行うことが可能となっている。また、ECU(Electronic Control Unit)200には、エンジンEGのエンジントルクを検出するトルクセンサ92と、エンジンEGの回転数を検出するエンジン回転数センサ93とが接続されている。
ECU200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力回路を備えており、制御部100、トルクセンサ92およびエンジン回転数センサ93からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各演算処理を行うことによって制御を実行する。
車両用ブレーキ液圧制御装置Aは、車両CRの各車輪Wに付与する制動力(ブレーキ液圧)を適宜制御するためのものであり、油路(液圧路)や各種部品が設けられた液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部100とを主に備えている。
制御部100には、車輪Wの車輪速度を検出する車輪速度センサ91と、アクセルペダルAPのストロークを検出するアクセルペダルストロークセンサ94と、ブレーキペダルBPのストロークを検出するブレーキペダルストロークセンサ95と、自動走行制御を開始させるための開始スイッチ97と、後述する圧力センサ8(図2参照)とが接続されている。制御部100は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、各センサ、各スイッチおよびECU200からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各演算処理を行うことによって制御を実行する。
ホイールシリンダHは、マスタシリンダMCおよび車両用ブレーキ液圧制御装置Aにより発生されたブレーキ液圧を各車輪Wに設けられた車輪ブレーキFR,FL,RR,RLの作動力に変換する液圧装置であり、それぞれ配管を介して車両用ブレーキ液圧制御装置Aの液圧ユニット10に接続されている。
図2に示すように、液圧ユニット10は、運転者がブレーキペダルBPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する液圧源であるマスタシリンダMCと、車輪ブレーキFR,FL,RR,RLとの間に配置されている。液圧ユニット10は、ブレーキ液が流通する油路を有する基体であるポンプボディ10a、油路上に複数配置された入口弁1、出口弁2などから構成されている。
マスタシリンダMCの二つの出力ポートM1,M2はポンプボディ10aの入口ポート12Aに接続され、ポンプボディ10aの出口ポート12Bは各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。そして、通常時はポンプボディ10a内の入口ポート12Aから出口ポート12Bまでが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルBPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
また、出力ポートM1から始まる油路は前輪左側の車輪ブレーキFLと後輪右側の車輪ブレーキRRに通じており、出力ポートM2から始まる油路は前輪右側の車輪ブレーキFRと後輪左側の車輪ブレーキRLに通じている。なお、以下では、出力ポートM1から始まる油路を「第一系統」と称し、出力ポートM2から始まる油路を「第二系統」と称する。
液圧ユニット10には、その第一系統に各車輪ブレーキFL,RRに対応して二つの制御弁手段Vが設けられており、同様に、その第二系統に各車輪ブレーキRL,FRに対応して二つの制御弁手段Vが設けられている。また、液圧ユニット10には、第一系統および第二系統のそれぞれに、リザーバ3、ポンプ4、オリフィス5a、調圧弁(レギュレータ)R、吸入弁7が設けられている。さらに、液圧ユニット10には、第一系統のポンプ4と第二系統のポンプ4とを駆動するための共通のモータ9が設けられている。このモータ9は、回転数制御可能なモータである。また、本実施形態では、第二系統にのみ圧力センサ8が設けられている。
なお、以下では、マスタシリンダMCの出力ポートM1,M2から各調圧弁Rに至る油路を「出力液圧路A1」と称し、第一系統の調圧弁Rから車輪ブレーキFL,RRに至る油路および第二系統の調圧弁Rから車輪ブレーキRL,FRに至る油路をそれぞれ「車輪液圧路B」と称する。また、出力液圧路A1からポンプ4に至る油路を「吸入液圧路C」と称し、ポンプ4から車輪液圧路Bに至る油路を「吐出液圧路D」と称し、さらに、車輪液圧路Bから吸入液圧路Cに至る油路を「開放路E」と称する。
制御弁手段Vは、マスタシリンダMCまたはポンプ4側から車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側(詳細には、ホイールシリンダH側)への液圧の行き来を制御する弁であり、ホイールシリンダHの圧力を増加、保持または低下させることができる。そのため、制御弁手段Vは、入口弁1、出口弁2およびチェック弁1aを備えて構成されている。
入口弁1は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとマスタシリンダMCとの間、すなわち車輪液圧路Bに設けられた常開型の電磁弁である。入口弁1は、通常時に開いていることで、マスタシリンダMCから各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRへブレーキ液圧が伝達するのを許容している。また、入口弁1は、車輪Wがロックしそうになったときに制御部100により閉塞されることで、ブレーキペダルBPから各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに伝達するブレーキ液圧を遮断する。
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間、すなわち車輪液圧路Bと開放路Eとの間に介設された常閉型の電磁弁である。出口弁2は、通常時に閉塞されているが、車輪Wがロックしそうになったときに制御部100により開放されることで、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに作用するブレーキ液圧を各リザーバ3に逃がす。
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続されている。このチェック弁1aは、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁であり、ブレーキペダルBPからの入力が解除された場合に、入口弁1を閉じた状態にしたときにおいても、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ3は、開放路Eに設けられており、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液圧を吸収する機能を有している。また、リザーバ3とポンプ4との間には、リザーバ3側からポンプ4側へのブレーキ液の流れのみを許容するチェック弁3aが介設されている。
ポンプ4は、出力液圧路A1に通じる吸入液圧路Cと車輪液圧路Bに通じる吐出液圧路Dとの間に介設されており、リザーバ3に貯留されているブレーキ液を吸入して吐出液圧路Dに吐出する機能を有している。これにより、リザーバ3により吸収されたブレーキ液をマスタシリンダMCに戻すことができるとともに、運転者がブレーキペダルBPを操作しない場合でもブレーキ液圧を発生して車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに制動力を発生することができる。
なお、ポンプ4のブレーキ液の吐出量は、モータ9の回転数に依存しており、例えば、モータ9の回転数が大きくなると、ポンプ4によるブレーキ液の吐出量も大きくなる。
オリフィス5aは、ポンプ4から吐出されたブレーキ液の圧力の脈動および後述する調圧弁Rが作動することにより発生する脈動を減衰させている。
調圧弁Rは、通常時に開いていることで、出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容する。また、調圧弁Rは、ポンプ4が発生したブレーキ液圧によりホイールシリンダH側の圧力を増加するときには、ブレーキ液の流れを遮断しつつ、吐出液圧路D、車輪液圧路BおよびホイールシリンダH側の圧力を設定値以下に調節する機能を有している。そのため、調圧弁Rは、切換弁6およびチェック弁6aを備えて構成されている。
切換弁6は、マスタシリンダMCに通じる出力液圧路A1と各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに通じる車輪液圧路Bとの間に介設された常開型のリニアソレノイド弁である。詳細は図示しないが、切換弁6の弁体は、付与される電流に応じた電磁力によって車輪液圧路BおよびホイールシリンダH側へ付勢されており、車輪液圧路Bの圧力が出力液圧路A1の圧力より所定値(この所定値は、付与される電流による)以上高くなった場合には、車輪液圧路Bから出力液圧路A1へ向けてブレーキ液が逃げることで、車輪液圧路B側の圧力が所定圧に調整される。
チェック弁6aは、各切換弁6に並列に接続されている。このチェック弁6aは、出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容する一方向弁である。
吸入弁7は、吸入液圧路Cに設けられた常閉型の電磁弁であり、吸入液圧路Cを開放する状態または遮断する状態に切り換えるものである。吸入弁7は、切換弁6が閉じるとき、すなわち、運転者がブレーキペダルBPを操作しない場合において各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRにブレーキ液圧を作用させるときに制御部100により開放(開弁)される。
圧力センサ8は、第二系統の出力液圧路A1のブレーキ液圧を検出、すなわち、マスタシリンダ圧を検出するものであり、その検出結果は制御部100に入力される。
次に、ECU200と制御部100の詳細について説明する。
図3に示すように、ECU200は、制御部100から出力されてくる要求出力の一例としての要求駆動トルクに基いて、エンジンEGの駆動力を制御する駆動力制御部210を備えている。具体的には、例えば、駆動力制御部210は、駆動輪の駆動トルクが要求駆動トルクとなるように、要求駆動トルクと推定ギア比とからエンジントルクの目標値を決め、トルクセンサ92で検出したエンジントルクが前述した目標値となるようにエンジントルクを制御している。
なお、推定ギア比は、例えば、エンジン回転数センサ93で検出したエンジン回転数と、車輪速度センサ91からの信号に基いて算出される駆動輪の平均車輪回転数とに基いて算出することができる。また、駆動力制御部210は、制御部100から要求駆動トルクを受信していないときには、アクセル操作量などに基いた通常のエンジン制御を行うようになっている。
制御部100は、開始スイッチ97や各センサ91,94,95からの信号に基づき、液圧ユニット10内の制御弁手段V、調圧弁R(切換弁6)および吸入弁7の開閉動作ならびにモータ9の動作を制御することで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRの動作を制御する機能を有している。詳しくは、制御部100は、ECU200に対して要求駆動トルクを出力することで、運転者によって設定された目標速度で車両CRを走行させるための自動走行制御を実行可能となっている。
制御部100は、受信手段110と、車体速度算出手段120と、自動走行制御手段130と、ブレーキ制御手段140と、記憶手段150とを備えている。
受信手段110は、開始スイッチ97をONにしたときに開始スイッチ97から出力される開始信号を受信する機能を有している。そして、受信手段110は、前述した開始信号を受信すると、この開始信号を自動走行制御手段130に出力する。
車体速度算出手段120は、車輪速度センサ91から出力されてくる車輪速度に基いて車体速度を算出する機能を有している。車体速度の算出方法は、様々な方法を利用できるが、一例を挙げるとすると、例えば、原則として前輪の車輪速度を車体速度とし、前輪の車輪速度の加速度または減速度の大きさが所定の上限値の大きさを超えた場合には、車体速度の加速度または減速度が上限値になるように、車体速度を換算する方法が挙げられる。なお、車両に前後方向の加速度を検出する加速度センサが設けられる場合には、車体速度は、前後方向の加速度に基いて算出してもよい。
そして、車体速度算出手段120は、車体速度を算出すると、算出した車体速度を自動走行制御手段130に出力する。
自動走行制御手段130は、受信手段110から開始信号を受けると、車両CRを目標速度で走行させる自動走行制御を開始するように構成されている。詳しくは、自動走行制御手段130は、自動走行制御中において、車体速度算出手段120から出力されてくる車体速度と、記憶手段150に記憶されている目標速度とを比較し、車体速度が目標速度よりも第1所定値以上小さい場合には、車体速度と目標速度との差に応じた要求駆動トルクを算出し、当該要求駆動トルクをECU200の駆動力制御部210に出力する。また、自動走行制御手段130は、自動走行制御中において、車体速度が目標速度よりも第2所定値以上大きい場合には、車体速度と目標速度との差に応じた目標ブレーキ圧をブレーキ制御手段140に出力する。つまり、自動走行制御手段130は、車体速度が目標速度よりも第2所定値以上高い場合には、ブレーキ液圧を昇圧するように構成されており、これにより、車体速度を迅速に目標速度に戻すことが可能となっている。
さらに、自動走行制御手段130は、記憶手段150に記憶されている目標速度を、受信手段110から出力されてくる開始信号と、アクセルペダルストロークセンサ94から出力されてくる信号と、ブレーキペダルストロークセンサ95から出力されてくる信号とに基いて更新する機能も有している。詳しくは、自動走行制御手段130は、運転者が開始スイッチ97を押したとき、つまり受信手段110が開始信号を受信したときの車体速度を、自動走行制御の開始時の目標速度として設定し、自動走行制御中においてアクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPが踏まれた後、解除されたときには、その解除されたときの車体速度を目標速度に再設定するようになっている。言い換えると、自動走行制御手段130は、自動走行制御中において、ブレーキ操作がOFF状態で、かつ、アクセル操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、アクセル操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定し、アクセル操作がOFF状態で、かつ、ブレーキ操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、ブレーキ操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定するように構成されている。
なお、本実施形態では、運転者が開始スイッチ97を押したときの車体速度を自動走行制御の開始時の目標速度として設定することとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば目標速度の初期値を予め設定しておき、その後は、アクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPのON・OFF状態に応じて目標速度を更新するようにしてもよい。また、この場合には、再設定された目標速度は、自動走行制御が終了した後も保持されるようにしてもよい。
より詳しくは、自動走行制御手段130は、動作モードMとして、自動走行制御を実行しない非実行モード(M=0:図4参照)と、自動走行制御を一時的に停止する一時停止モード(M=1:図5参照)と、自動走行制御を実行する自動走行モード(M=2:図4参照)とを有し、これらの動作モードの間で適宜移行することで、自動走行制御の実行・停止を行うようになっている。非実行モードは、車両の走行が開始されてから開始スイッチ97が1度もONにされていないときのモードであるとともに、開始スイッチ97がON状態であるときに開始スイッチ97が再度押されて開始スイッチ97がOFF状態になったときのモードである。つまり、非実行モードは、開始スイッチ97がOFF状態のときのモードである。そして、このモードでは、アクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPをONからOFFにしても自動走行制御が開始されないようになっている。
一時停止モードは、自動走行制御中に運転者がアクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPを踏み込むことで移行するモードであり、このモードにおいては、自動走行制御が一時的に停止され、運転者がアクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPの踏み込みを解除すると、自動走行モードに移行するようになっている。自動走行モードは、車両走行中において開始スイッチ97がONにされた後のモード、つまり自動走行制御を実行するためのモードであり、このモードにおいて、運転者がアクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPを踏み込むと、一時停止モードに移行するようになっている。
また、自動走行制御手段130は、車体速度が0になった場合には、切換弁6に電流を流すことで、車輪Wに付与されるブレーキ力を保持するように構成されている。
ブレーキ制御手段140は、自動走行制御手段130から出力されてくる目標ブレーキ圧を受信すると、各ホイールシリンダH内の現在のブレーキ液圧が目標ブレーキ圧となるように液圧ユニット10を制御して各ホイールシリンダH内のブレーキ液圧を制御するようになっている。なお、ホイールシリンダHの圧力を制御する方法は公知であるが、簡単に説明すると、ブレーキ制御手段140は、モータ9の駆動、吸入弁7の開放、ホイールシリンダH内のブレーキ液圧を目標ブレーキ圧にするための切換弁6に対する指示電流値の出力を行う。また、ホイールシリンダH内の現在のブレーキ液圧は、例えば、圧力センサ8で検出したマスタシリンダ圧と、切換弁6、吸入弁7およびモータ9の制御履歴などによって推定すればよい。
記憶手段150には、前述した目標速度やホイールシリンダH内の現在のブレーキ液圧などが記憶されている。
次に、図4を参照して制御部100の動作を詳細に説明する。
図4に示すように、制御部100は、まず、開始スイッチ97から開始信号を受信しているか否かを判断する(S1)。ステップS1において開始信号を受信していない場合には(No)、制御部100は、動作モードMを非実行モード(M=0)にして(S2)、本制御を終了する。
ステップS1において開始信号を受信している場合には(Yes)、制御部100は、動作モードMを自動走行モード(M=2)にして(S4)、一時停止判断処理を実行する(S100)。
ここで、一時停止判断処理は、自動走行制御中においてアクセルペダルAPまたはブレーキペダルBPが踏まれたか否かを判断することで、自動走行制御を一時的に停止するか否かを決定するための処理である。なお、一時停止判断処理については、後で詳述する。
ステップS100の後、制御部100は、再開判断処理を実行する(S200)。ここで、再開判断処理は、一時停止判断処理において自動走行制御を一時停止することを決定した場合において、一時停止の状態から自動走行制御を再開するか否かを決定するための処理である。なお、再開判断処理については、後で詳述する。
ステップS200の後、制御部100は、動作モードMが自動走行モード(M=2)であるか否かを判断する(S5)。ステップS5において動作モードMが自動走行モードである場合には(Yes)、制御部100は、自動走行制御を実行して(S6)、ステップS7の処理に進む。また、ステップS5において動作モードMが自動走行モードでない場合には(No)、制御部100は、自動走行制御を実行せずに、ステップS7の処理に進む。
ステップS7において、制御部100は、車体速度が0であるか否かを判断する。ステップS7において車体速度が0でない場合には(No)、制御部100は、本制御を終了する。ステップS7において車体速度が0である場合には(Yes)、制御部100は、各切換弁6に電流を流して、ブレーキ液圧を保持する(S8)。
図5に示すように、一時停止判断処理においては、制御部100は、まず、ブレーキペダルBPが踏まれているか否かを判断する(S102)。ステップS102においてブレーキペダルBPが踏まれている場合には(Yes)、制御部100は、自動走行制御を一時的に停止させるべく、動作モードMを自動走行モード(M=2)から一時停止モード(M=1)に変更して(S104)、一時停止判断処理を終了する。
ステップS102においてブレーキペダルBPが踏まれていない場合には(No)、制御部100は、アクセルペダルAPが踏まれているか否かを判断する(S103)。ステップS103においてアクセルペダルAPが踏まれている場合には(Yes)、制御部100は、自動走行制御を一時的に停止させるべく、動作モードMを自動走行モード(M=2)から一時停止モード(M=1)に変更して(S104)、一時停止判断処理を終了する。
ステップS103においてアクセルペダルAPが踏まれていない場合には(No)、つまりブレーキペダルBPおよびアクセルペダルAPが両方とも踏まれていない場合には、制御部100は、動作モードMを自動走行モード(M=2)にしたまま、一時停止判断処理を終了する。
図6に示すように、再開判断処理においては、制御部100は、まず、動作モードMが一時停止モード(M=1)であるか否かを判断する(S201)。ステップS201において動作モードMが一時停止モードでない場合には(No)、制御部100は、そのまま再開判断処理を終了する。
ステップS201において動作モードMが一時停止モードである場合には(Yes)、制御部100は、アクセルペダルAPの踏み込みが解除されたか否かを判断する(S202)。ステップS202においてアクセルペダルAPの踏み込みが解除されていない場合には(No)、制御部100は、動作モードMを一時停止モード(M=1)にしたまま、再開判断処理を終了する。
ステップS202においてアクセルペダルAPの踏み込みが解除されている場合には(Yes)、制御部100は、ブレーキペダルBPの踏み込みが解除されているか否かを判断する(S203)。ステップS203においてブレーキペダルBPの踏み込みが解除されていない場合には(No)、制御部100は、動作モードMを一時停止モード(M=1)にしたまま、再開判断処理を終了する。
ステップS203においてブレーキペダルBPの踏み込みが解除されている場合には(Yes)、つまりブレーキペダルBPおよびアクセルペダルAPが両方とも解除されている場合には、制御部100は、動作モードMを一時停止モード(M=1)から自動走行モード(M=2)に変更し(S204)、そのときの車体速度を目標速度に設定して(S205)、再開判断処理を終了する。
次に、自動走行制御の一例について図7を参照して詳細に説明する。
図7(a),(d)に示すように、運転者がアクセルペダルAPを踏み込んでいくと、車体速度が徐々に上がっていく(時刻t1)。その後、図7(b)〜(d)に示すように、時刻t2において、運転者がアクセルペダルAPの踏み込みを維持したまま、開始スイッチ97をONにすると、自動走行制御の動作モードMが非実行モード(M=0)から一時停止モード(M=1)に移行する。詳しくは、時刻t2においては、図4のステップS4により動作モードMが一旦は自動走行モードに設定されるが、その次のステップS100の処理中におけるステップS103でYesと判定されることから、自動走行制御が開始される前に(ステップS6に到達する前に)、動作モードMが一時停止モードに切り替わる。そのため、ステップS5の処理でNoと判定され、自動走行制御が行われないようになる。
なお、時刻t2になる前に、運転者がアクセルペダルAPを解除してアクセル操作量が0になっている場合には、時刻t2において開始スイッチ97を押すと、そのときの車体速度が目標速度に設定され、この目標速度で自動走行制御が実行される。
時刻t2の後、運転者がアクセルペダルAPの踏み込みを解除すると(時刻t3)、図7(a),(c)に示すように、解除したときの車体速度V1が目標速度に設定されるとともに、動作モードMが一時停止モード(M=1)から自動走行モード(M=2)に移行する。自動走行モードにおいて、車体速度が目標速度(V1)よりも第2所定値以上大きくなると(時刻t4)、図7(g),(i)に示すように、制御部100が目標ブレーキ圧を上げることで、ブレーキ液圧が増加する。
これにより、図7(a)に示すように、車体速度が目標速度(V1)に近づくように下がっていく。その後、車体速度が目標速度(V1)よりも第1所定値以上小さくなると(時刻t5)、図7(f)に示すように、制御部100が要求駆動トルクを上げていき、これにより、車体速度が目標速度(V1)に近づくように上がっていく。
その後、図7(e)に示すように、運転者がブレーキペダルBPを踏むと(時刻t6)、図7(a),(c)に示すように、動作モードMが自動走行モード(M=2)から一時停止モード(M=1)に切り替わるとともに、車体速度が下がっていく。その後、運転者がブレーキペダルBPの踏み込みを解除すると(時刻t7)、解除したときの車体速度V2が目標速度に再設定されるとともに、動作モードMが一時停止モード(M=1)から自動走行モード(M=2)に切り替わる。
自動走行モードにおいては、前述と同様の制御、つまり車体速度が目標速度(V2)よりも第1所定値以上小さくなったときに(時刻t8)、制御部100が要求駆動トルクを上げていく制御が行われる。その後、運転者がブレーキペダルBPを踏むと(時刻t9)、動作モードMが自動走行モード(M=2)から一時停止モード(M=1)に切り替わるとともに、車体速度が下がっていく。
一時停止モード中において車両が停車し、車体速度が0になると(時刻t10)、図7(h),(i)に示すように、制御部100が切換弁6に電流を流して閉じることで、ブレーキ液圧が保持される。その後、運転者がブレーキペダルBPの踏み込みを解除すると(時刻t11)、解除したときの車体速度0が目標速度に設定され、動作モードMが一時停止モード(M=1)から自動走行モード(M=2)に切り替わる。
そして、車両停止中の自動走行モードにおいては、目標速度が0であることから、制御部100は、ブレーキ液圧の保持をそのまま継続する。つまり、自動走行制御手段130によって、車両CRを停車状態に維持することが可能となっている。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
開始スイッチ97のONを開始条件とする自動走行制御中において、運転者がアクセル操作を行って、車体速度を上げた後、アクセル操作を解除すると、そのときの車体速度が目標速度として自動的に設定されるので、自動走行制御中における目標速度の設定作業を、その都度スイッチ操作等を行うことなく、ペダル操作のみで簡単に行うことができる。また、開始スイッチ97のONを開始条件とする自動走行制御中において、運転者がブレーキ操作を行って、車体速度を下げた後、ブレーキ操作を解除すると、そのときの車体速度が目標速度として自動的に設定されるので、自動走行制御中における目標速度の設定作業を、その都度スイッチ操作等を行うことなく、ペダル操作のみで簡単に行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、車両用ブレーキ液圧制御装置Aに受信手段110および自動走行制御手段130を設けることとしたが、本発明はこれに限定されず、例えばECUに受信手段および自動走行制御手段を設けてもよい。
前記実施形態では、要求出力として駆動輪のトルクに相当する要求駆動トルクを例示したが、本発明はこれに限定されず、要求出力は、例えば駆動源の回転速度に相当する要求回転速度であってもよいし、駆動源のトルクに相当する要求トルクであってもよい。
前記実施形態では、駆動源としてエンジンEGを例示したが、本発明はこれに限定されず、駆動源は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に設けられる電動モータであってもよい。
前記実施形態では、車両用ブレーキ制御装置として車両用ブレーキ液圧制御装置Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばブレーキ液を利用せずに電動モータによりブレーキ力を発生させる電動ブレーキ装置を制御するための制御装置であってもよい。
前記実施形態では、車体速度が0になったときに、そのときのブレーキ液圧をそのまま保持したが、本発明はこれに限定されず、例えば、車体速度が0になったときのブレーキ液圧を増圧させてから保持してもよいし、多少減圧させてから保持してもよい。
前記実施形態では、自動走行制御の開始条件を開始スイッチ97がONされることとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、自動走行制御を開始可能な状態にするためのメインスイッチをさらに設け、メインスイッチがONされた状態で、開始スイッチがONされることを自動走行制御の開始条件としてもよい。つまり、自動走行制御手段は、メインスイッチがONされたか否かを判定し、メインスイッチがONされたと判定した場合には、開始スイッチがONされたか否かを判定し、開始スイッチがONされた場合には、自動走行制御を開始するように構成されていてもよい。
また、オートモードとマニュアルモードのスイッチを備え、マニュアルモードでは運転者がペダル以外のスイッチ等を用いて手動で車体速度を設定でき、オートモードでは本願のようなペダル操作のみで車体速度を自動的に設定できるように構成してもよい。
100 制御部
110 受信手段
130 自動走行制御手段
A 車両用ブレーキ液圧制御装置
CC 車両制御装置
CR 車両

Claims (10)

  1. 運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両制御装置であって、
    前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、
    前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、前記運転者によるアクセル操作が行われた後、アクセル操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする車両制御装置。
  2. 運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両制御装置であって、
    前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、
    前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、前記運転者によるブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする車両制御装置。
  3. 前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、さらに前記運転者によるブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が解除された場合に、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両制御装置であって、
    前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、
    前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、ブレーキ操作がOFF状態で、かつ、アクセル操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、アクセル操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定し、アクセル操作がOFF状態で、かつ、ブレーキ操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、ブレーキ操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定することを特徴とする車両制御装置。
  5. 車両の駆動源を制御する駆動源制御装置に対して要求出力を出力することで、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両用ブレーキ制御装置であって、
    前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、
    前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、前記運転者によるアクセル操作が行われた後、アクセル操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする車両用ブレーキ制御装置。
  6. 車両の駆動源を制御する駆動源制御装置に対して要求出力を出力することで、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両用ブレーキ制御装置であって、
    前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、
    前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、前記運転者によるブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が解除された場合には、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする車両用ブレーキ制御装置。
  7. 前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、さらに前記運転者によるブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が解除された場合に、解除されたときの車体速度を前記目標速度として設定することを特徴とする請求項5に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  8. 車両の駆動源を制御する駆動源制御装置に対して要求出力を出力することで、運転者によって設定された目標速度で車両を走行させるための自動走行制御を実行可能な車両用ブレーキ制御装置であって、
    前記自動走行制御を開始するための開始信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記開始信号を受信したことを条件として、前記自動走行制御を開始する自動走行制御手段と、を備え、
    前記自動走行制御手段は、
    前記自動走行制御中において、ブレーキ操作がOFF状態で、かつ、アクセル操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、アクセル操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定し、アクセル操作がOFF状態で、かつ、ブレーキ操作がON状態からOFF状態に切り替わったときには、ブレーキ操作がOFF状態に切り替わったときの車体速度を目標速度に設定することを特徴とする車両ブレーキ制御装置。
  9. 前記自動走行制御手段は、
    車両が停車状態になった場合には、車輪に付与されるブレーキ力を保持することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
  10. 前記自動走行制御手段は、車体速度が前記目標速度よりも所定値以上高い場合には、車輪に付与されるブレーキ力を増加することを特徴とする請求項5から請求項9のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ制御装置。
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