JP6301778B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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本発明は、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置に関する。
車両制御装置として、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する、ヒルディセントコントロール等と呼ばれる走行制御を実行するものが知られている。そして、特許文献1には、目標速度を、アクセル踏み戻し直前の車体速度に設定する車両制御装置が開示されている。
特開2010−23565号公報
ところで、例えば、上り坂を走行中にアクセルを踏み戻し、惰性で坂を上り切った後に下り坂に入るような場合、下り坂に入るときの車体速度は、アクセル踏み戻し直前の車体速度よりも小さくなっている。そのため、上記走行制御の実行中において、車体速度が目標速度を超えたときに車両に制動力を与える速度抑制制御を開始する構成では、下り坂に入ったときには、まず、車体速度が目標速度まで増加し、その後、車体速度が目標速度を超えることで速度抑制制御が開始されて車両に制動力が与えられることになる。このとき、アクセル踏み戻し直前の車体速度を目標速度として設定すると、目標速度と、下り坂に入るときの車体速度との差が大きくなるため、速度抑制制御が開始されるまでの時間が長くなり、また、車体速度の増加量も大きくなるので、運転フィーリングが低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置において、運転フィーリングを向上させることを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置であって、前記目標速度を設定する目標速度設定手段と、下り坂を走行中に、前記目標速度と現在の車体速度に基づいて車両に制動力を与える速度抑制制御を実行する速度抑制制御実行手段とを備え、前記目標速度設定手段は、前記速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない状況で車体速度が所定量以上減少した場合、前記目標速度を、現在の車体速度に基づき、運転者の操作に基づいて設定される第1目標速度よりも小さい値に設定することを特徴とする。
このような構成によれば、速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない状況で車体速度が所定量以上減少した場合、目標速度を小さい値に設定するので、目標速度と、下り坂に入るときの車体速度との差を小さくすることができる。これにより、下り坂に入った後に速度抑制制御を早期に開始することができ、また、速度抑制制御が開始されるまでの車体速度の増加量を抑制することができるので、運転フィーリングを向上させることができる。
前記した装置において、前記目標速度設定手段は、前記速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合、前記目標速度を、前回設定した目標速度と、現在の車体速度に基づいて設定した第2目標速度のうち小さい方の値に設定する構成とすることができる。
このような構成によれば、目標速度を、前回設定した目標速度と、現在の車体速度に基づいて設定した第2目標速度のうち小さい方の値に設定するので、下り坂に入った後の車体速度の増加量を好適に抑制することができる。
前記した装置において、前記目標速度設定手段は、前記第2目標速度として、現在の車体速度に所定の補正値を加算した値を設定する構成とすることができる。
このような構成によれば、下り坂に入った後の車体速度の増加量は補正値よりも大きくなることはないので、補正値を調整することで、車体速度の増加量の調整が可能となる。これにより、運転フィーリングをより向上させることができる。
前記した装置において、前記目標速度設定手段は、車体速度に応じて前記補正値を変更する構成とすることができる。
このような構成によれば、下り坂に入った後の車体速度の増加量を車体速度に応じて調整可能となるので、運転フィーリングを一層向上させることができる。
前記した装置において、前記目標速度設定手段は、ブレーキ操作またはアクセル操作が行われている場合、前記目標速度を、現在の車体速度に設定する構成とすることができる。
このような構成によれば、ブレーキ操作またはアクセル操作が行われている場合には、目標速度を、運転者の操作に応じた、運転者の意図した車体速度に設定することができるので、運転フィーリングを向上させることができる。
前記した装置において、前記速度抑制制御実行手段は、車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧することで車両に制動力を与える構成とすることができる。
このような構成によれば、速度抑制制御によって車両に制動力を与えるときには、ブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧するので、目標速度を超えないように車体速度を好適に制御することができる。
本発明によれば、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置において、運転フィーリングを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両制御装置を備えた車両の構成図である。 液圧ユニットの構成を示す構成図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 制御部による走行制御の処理を示すフローチャートである。 目標速度設定の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の車両制御装置におけるアクセル開度、ブレーキ操作量、各種の速度および走行制御における速度抑制制御の実行状態の変化を示すタイミングチャートである。 比較例の車両制御装置におけるアクセル開度、ブレーキ操作量、各種の速度および走行制御における速度抑制制御の実行状態の変化を示すタイミングチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、一実施形態に係る車両制御装置VCは、車両CRが下り坂を走行中に、運転者のブレーキ操作によらずに、車両CRの各車輪Wに付与する制動力を適宜制御して、目標速度VTを超えないように車体速度Vを制御する走行制御を実行する装置である。車両制御装置VCは、油路や各種部品が設けられる液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部100とを主に備えている。
各車輪Wには、それぞれ、ブレーキ装置としての車輪ブレーキFL,RR,RL,FRが備えられ、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRには、液圧源としてのマスタシリンダMCから供給される液圧により制動力を発生するホイールシリンダHが備えられている。マスタシリンダMCとホイールシリンダHとは、それぞれ液圧ユニット10に接続されている。そして、通常時(走行制御における速度抑制制御の非実行中)には、ブレーキペダルBPの踏力(運転者の制動操作)に応じてマスタシリンダMCで発生したブレーキ液圧が、制御部100および液圧ユニット10で制御された上でホイールシリンダHに供給される。
制御部100には、マスタシリンダMCの圧力を検出する圧力センサ91と、各車輪Wの車輪速度を検出する車輪速センサ92と、アクセルペダルAPの操作量(アクセル開度)を検出するアクセルペダルセンサ94と、ブレーキペダルBPの操作量を検出するブレーキペダルセンサ95と、走行制御選択スイッチ96が接続されている。走行制御選択スイッチ96は、走行制御の実行を許可するか否かを切り替えるためのスイッチであり、例えば、運転者が操作をして、ONに設定したときには許可信号が制御部100に入力されて走行制御の実行が許可され、OFFに設定したときには禁止信号が制御部100に入力されて走行制御の実行が禁止される。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力回路を備えており、各センサ91〜95や走行制御選択スイッチ96からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。なお、制御部100の詳細は、後述することとする。
図2に示すように、液圧ユニット10は、運転者がブレーキペダルBPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する液圧源であるマスタシリンダMCと、車輪ブレーキFR,FL,RR,RLとの間に配置されている。液圧ユニット10は、ブレーキ液が流通する油路(液圧路)を有する基体であるポンプボディ10a、油路上に複数配置された入口弁1、出口弁2等から構成されている。マスタシリンダMCの二つの出力ポートM1,M2は、ポンプボディ10aの入口ポート121に接続され、ポンプボディ10aの出口ポート122が、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。そして、通常時はポンプボディ10a内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルBPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
ここで、出力ポートM1から始まる油路は、前輪左側の車輪ブレーキFLと後輪右側の車輪ブレーキRRに通じており、出力ポートM2から始まる油路は、前輪右側の車輪ブレーキFRと後輪左側の車輪ブレーキRLに通じている。なお、以下では、出力ポートM1から始まる油路を「第一系統」と称し、出力ポートM2から始まる油路を「第二系統」と称する。
液圧ユニット10には、その第一系統に各車輪ブレーキFL,RRに対応して二つの制御弁手段VLが設けられており、同様に、その第二系統に各車輪ブレーキRL,FRに対応して二つの制御弁手段VLが設けられている。また、この液圧ユニット10には、第一系統および第二系統のそれぞれに、リザーバ3、ポンプ4、オリフィス5a、調圧弁(レギュレータ)R、吸入弁7が設けられている。また、液圧ユニット10には、第一系統のポンプ4と第二系統のポンプ4とを駆動するための共通のモータ9が設けられている。
なお、以下では、マスタシリンダMCの出力ポートM1,M2から各調圧弁Rに至る油路を「出力液圧路A1」と称し、第一系統の調圧弁Rから車輪ブレーキFL,RRに至る油路および第二系統の調圧弁Rから車輪ブレーキRL,FRに至る油路をそれぞれ「車輪液圧路B」と称する。また、出力液圧路A1からポンプ4に至る油路を「吸入液圧路C」と称し、ポンプ4から車輪液圧路Bに至る油路を「吐出液圧路D」と称し、さらに、車輪液圧路Bから吸入液圧路Cに至る油路を「開放路E」と称する。
制御弁手段VLは、マスタシリンダMCまたはポンプ4側から車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側(詳細には、ホイールシリンダH側)への液圧の行き来を制御する弁であり、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を増加、保持または低下させることができる。そのため、制御弁手段VLは、入口弁1、出口弁2、チェック弁1aを備えて構成されている。
入口弁1は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとマスタシリンダMCとの間、すなわち車輪液圧路Bに設けられた常開型の電磁弁である。入口弁1は、通常時に開いていることで、マスタシリンダMCから各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRへブレーキ液圧が伝達するのを許容している。また、入口弁1は、制御部100により適宜閉塞されることで、ブレーキペダルBPから各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに伝達するブレーキ液圧を遮断する。
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間、すなわち車輪液圧路Bと開放路Eとの間に介設された常閉型の電磁弁である。出口弁2は、通常時に閉塞されているが、制御部100により適宜開放されることで、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに作用するブレーキ液圧を各リザーバ3に逃がす。
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続されている。このチェック弁1aは、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、ブレーキペダルBPからの入力が解除された場合に、入口弁1を閉じた状態にしたときにおいても、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ3は、開放路Eに設けられており、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液圧を貯留する機能を有している。また、リザーバ3とポンプ4との間には、リザーバ3側からポンプ4側へのブレーキ液の流れのみを許容するチェック弁3aが介設されている。
ポンプ4は、出力液圧路A1に通じる吸入液圧路Cと車輪液圧路Bに通じる吐出液圧路Dとの間に介設されており、リザーバ3で貯留されているブレーキ液を吸入して吐出液圧路Dに吐出する機能を有している。
オリフィス5aは、ポンプ4から吐出されたブレーキ液の圧力の脈動および後述する調圧弁Rが作動することにより発生する脈動を減衰させている。
調圧弁Rは、通常時に出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容するとともに、ポンプ4が発生したブレーキ液圧によりホイールシリンダH側の圧力を増加するときには、この流れを遮断しつつ、吐出液圧路D、車輪液圧路Bおよび制御弁手段VL(ホイールシリンダH)側の圧力を設定値に調節する機能を有し、切換弁6およびチェック弁6aを備えて構成されている。
切換弁6は、マスタシリンダMCに通じる出力液圧路A1と各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに通じる車輪液圧路Bとの間に介設された常開型のリニアソレノイド弁である。
チェック弁6aは、各切換弁6に並列に接続されている。このチェック弁6aは、出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容する一方向弁である。
吸入弁7は、吸入液圧路Cに設けられた常閉型の電磁弁であり、吸入液圧路Cを開放する状態および遮断する状態を切り換えるものである。
圧力センサ91は、出力液圧路A1のブレーキ液圧を検出するものであり、その検出結果は制御部100に入力される。なお、圧力センサ91の出力は、本発明の車両制御装置VCの特徴的構成にとっては必須の要件ではないので、図3においては省略している。
次に、制御部100の詳細について説明する。
図3に示すように、制御部100は、下り坂を走行中に運転者の操作によらずに目標速度VTを超えないように車体速度Vを制御する走行制御を実行するため、車体速度取得手段110と、目標速度設定手段130と、速度抑制制御実行手段150と、記憶手段190とを主に備えて構成されている。
車体速度取得手段110は、車輪速センサ92から、車輪速の情報(車輪速センサ92のパルス信号)を取得し、公知の手法に基づいて車輪速度および車体速度Vを算出して取得する手段である。算出した車体速度Vは、目標速度設定手段130および速度抑制制御実行手段150に出力される。
目標速度設定手段130は、目標速度VTを設定する手段である。なお、本明細書において、VTは、目標速度が今回値であることを示し、VTn−1は、目標速度が前回値であることを示している。
具体的に、目標速度設定手段130は、目標速度VTを設定するため、まず、暫定目標速度VTPを設定する。そして、目標速度設定手段130は、目標速度VTを、暫定目標速度VTPと、目標速度VTの下限値である予め設定した最小目標速度VTminのうち、大きい方の値に設定する。
目標速度設定手段130は、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われておらず、かつ、速度抑制制御が実行されていない場合(非実行中である場合)、暫定目標速度VTPを、前回設定した目標速度VTn−1と、第2目標速度VT2のうち小さい方の値に設定する。ここで、第2目標速度VT2は、現在の車体速度Vに基づいて設定される値であり、本実施形態において、目標速度設定手段130は、第2目標速度VT2として、現在の車体速度Vに、予め設定した所定の補正値VOS(定数)を加算した値を設定する。
また、目標速度設定手段130は、速度抑制制御が実行中である場合、暫定目標速度VTPを、前回設定した目標速度VTn−1に設定する。
また、目標速度設定手段130は、ブレーキ操作またはアクセル操作が行われている場合、暫定目標速度VTPを、現在の車体速度Vに設定する。
そして、前述したように、目標速度設定手段130は、設定した暫定目標速度VTPと、最小目標速度VTminのうち大きい方の値を目標速度VTとして設定する。設定した目標速度VTは、速度抑制制御実行手段150に出力される。
速度抑制制御実行手段150は、走行制御の実行中において、下り坂を走行中に運転者の操作によらずに車両CRに制動力を与える速度抑制制御を実行する手段である。そのため、速度抑制制御実行手段150は、制御介入判定手段151と、制動力設定手段152と、液圧制御手段153とを主に備えている。
制御介入判定手段151は、走行制御選択スイッチ96がONに設定されているとき(走行制御の実行が許容されているとき)に、速度抑制制御を開始するか否かを判定する手段である。具体的に、制御介入判定手段151は、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない状況で、車体速度Vが目標速度VTを超えた場合に、速度抑制制御を開始すると判定する。制御介入判定手段151は、速度抑制制御を開始すると判定した場合、速度抑制制御実行フラグFを初期値である0から1(実行中)とする。また、制御介入判定手段151は、速度抑制制御の実行中に、ブレーキ操作またはアクセル操作が行われた場合、速度抑制制御実行フラグFを1から0(非実行中)にリセットする。
制動力設定手段152は、速度抑制制御の実行中に、目標速度VTと現在の車体速度Vとに基づき、各車輪Wに与える制動力を設定する手段である。具体的に、制動力設定手段152は、速度抑制制御の実行中に、公知の手法に基づいて車体速度Vが目標速度VTに追従するように、各車輪Wに設けられた車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダHのブレーキ液圧を設定する。設定した制動力の情報は、液圧制御手段153に出力される。
液圧制御手段153は、液圧ユニット10を制御することで、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダHのブレーキ液圧を制御する手段である。具体的に、液圧制御手段153は、速度抑制制御の実行中、吸入弁7を開放した状態とし、ポンプ4を駆動してブレーキ液を吐出液圧路Dに吐出するとともに、制動力設定手段152で設定された制動力に基づいて調圧弁Rを制御し、出力液圧路A1と車輪液圧路Bの間の差圧を調整することで、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧する。これにより、速度抑制制御の実行中、車両CRに制動力が与えられることとなる。
記憶手段190は、制御部100の動作に必要なプログラムや定数、マップ、計算結果等を適宜記憶する手段である。
次に、車両制御装置VCの制御部100による走行制御の処理について図4および図5を参照して説明する。なお、図4および図5の処理は、制御サイクルごとに繰り返し行われる。
図4に示すように、制御部100は、走行制御選択スイッチ96から出力される信号に基づいて、走行制御選択スイッチ96がONに設定されているか否かを判定する(S101)。そして、走行制御選択スイッチ96がONに設定されていなかった場合(OFFに設定されていた場合)(S101,No)、制御部100は、ステップS200以降の処理(走行制御)を実行せず、目標速度VTを、現在の車体速度Vに設定して(S103)、処理を終了する。一方、走行制御選択スイッチ96がONに設定されていた場合(S101,Yes)、制御部100は、走行制御を実行して、まず、目標速度VTを設定する(S200)。
図5に示すように、ステップS200において、制御部100の目標速度設定手段130は、アクセル操作が行われているか(S201)、および、ブレーキ操作が行われているか(S202)を判定する。そして、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合(S201,YesまたはS202,Yes)、目標速度設定手段130は、暫定目標速度VTPを、現在の車体速度Vに設定する(S210)。
また、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合(S201,NoかつS202,No)、目標速度設定手段130は、速度抑制制御実行フラグFが1であるか否か(速度抑制制御が実行中であるか否か)を判定する(S203)。
速度抑制制御実行フラグFが1でない場合(非実行中である場合)(S203,No)、目標速度設定手段130は、暫定目標速度VTPを、前回設定した目標速度VTn−1と、第2目標速度VT2(現在の車体速度Vに補正値VOSを加算した値)のうち、小さい方の値に設定する(S220)。一方、速度抑制制御実行フラグFが1である場合(実行中である場合)(S203,Yes)、目標速度設定手段130は、暫定目標速度VTPを、前回設定した目標速度VTn−1に設定する(S230)。
暫定目標速度VTPを設定した後、目標速度設定手段130は、目標速度VTを、暫定目標速度VTPと、最小目標速度VTminのうち、大きい方の値に設定する(S240)。
目標速度VTが設定されると、図4に示すように、制御部100は、アクセル操作が行われているか(S401)、および、ブレーキ操作が行われているか(S402)を判定する。そして、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合(S401,YesまたはS402,Yes)、制御部100は、速度抑制制御実行フラグFを0にして(S410)、ステップS501へ進む。
また、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合(S401,NoかつS402,No)、制御部100は、現在の車体速度Vが目標速度VTを超えたか否かを判定する(S403)。現在の車体速度Vが目標速度VTを超えていない場合(S403,No)、制御部100は、ステップS501へ進む。一方、現在の車体速度Vが目標速度VTを超えた場合(S403,Yes)、制御部100は、速度抑制制御実行フラグFを1にして(S420)、ステップS501へ進む。
ステップS501において、制御部100は、速度抑制制御実行フラグFが1であるか否か(速度抑制制御が実行中であるか否か)を判定する。そして、速度抑制制御実行フラグFが1でない場合(速度抑制制御が非実行中である場合)(S501,No)、制御部100は、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧することなく、処理を終了する。なお、ステップS410で速度抑制制御実行フラグFが1から0となって、速度抑制制御が実行中から非実行中に切り替わった場合、制御部100は、車体速度Vを、ペダル操作に基づいて設定された目標速度VTに徐々に近づくように制御する。
一方、速度抑制制御実行フラグFが1である場合(速度抑制制御が実行中である場合)(S501,Yes)、制御部100は、速度抑制制御において各車輪Wに与える制動力を設定する(S502)。その後、制御部100は、設定した制動力に基づいて液圧ユニット10を制御し、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧することで車両CRに制動力を与え(S503)、処理を終了する。
以上説明した本実施形態の車両制御装置VCの効果について、図6および図7を参照して説明する。ここでは、運転者によるブレーキ操作が行われていない状況(ブレーキ操作量が0である状況)において、車両CRが、上り坂を走行し、その後、下り坂を走行する場合を例に説明する。図6は、本実施形態の場合であり、図7は、目標速度VTを、運転者がアクセル操作を解除したとき(アクセル開度が0となったとき)の車体速度Vに設定する比較例の場合である。
図6および図7に示すように、上り坂を走行中、時刻t11,t21においてアクセル操作を解除し、惰性で坂を上り切った後に下り坂に入る場合、時刻t13,t23における下り坂に入るときの車体速度Vは、アクセル操作を解除したときの車体速度Vよりも小さくなっている。そのため、下り坂に入ったときには、時刻t13〜t14,t23〜t24に示すように、車体速度Vが目標速度VTまで増加し、時刻t14,t24において車体速度Vが目標速度VTを超えることで走行制御における速度抑制制御が実行状態となって、その後は、アクセル操作またはブレーキ操作が行われるまで、目標速度VTを超えないように車体速度Vが制御されることとなる。
このとき、図7に示す比較例のように、目標速度VTを、時刻t21におけるアクセル操作を解除したときの車体速度Vに設定すると、目標速度VTと、下り坂に入るときの車体速度Vとの差が大きくなる(時刻t23参照)。そうすると、時刻t23〜t24に示すように、速度抑制制御が開始されるまでの時間が長くなり、また、車体速度Vの増加量VBも大きくなるので、下り坂に入っているにもかかわらず、車体速度Vが増加し、なかなか車体速度Vが維持される状態にならないため、運転フィーリングが低下してしまうおそれがある。
一方、図6に示す本実施形態では、時刻t11〜t14において、速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合、目標速度VTを、前回設定した目標速度VTn−1と、第2目標速度VT2のうち小さい方の値に設定している(なお、ここでは、暫定目標速度VTPが最小目標速度VTminよりも大きく、暫定目標速度VTPが目標速度VTに設定されるものとする。)。
具体的に、時刻t11〜t12においては、前回設定した目標速度VTn−1である第1目標速度VT1(アクセル操作を解除したときの車体速度V)が、第2目標速度VT2(=V+VOS)よりも小さい値となるので、第1目標速度VT1が目標速度VTとして設定され続ける。また、時刻t12〜t13においては、徐々に減少する第2目標速度VT2が、前回設定した目標速度VTn−1よりも小さい値となるので、第2目標速度VT2が目標速度VTとして設定される。さらに、時刻t13〜t14においては、前回設定した目標速度VTn−1である第2目標速度VT2(第2目標速度VT2の前回値)が、徐々に増加する第2目標速度VT2の今回値よりも小さい値となるので、第2目標速度VT2の最小値が目標速度VTとして設定され続ける。
このように、本実施形態においては、目標速度設定手段130が、速度抑制制御の非実行中、特に時刻t12〜t14において、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない状況で車体速度Vが所定量(補正値VOS)以上減少した場合、目標速度VTを、現在の車体速度Vに基づき、運転者の操作(アクセル操作の解除)に基づいて設定される第1目標速度VT1よりも小さい値に設定するので、目標速度VTと、下り坂に入るときの車体速度Vとの差を小さくすることができる(時刻t13参照)。これにより、下り坂に入った後に速度抑制制御を早期に開始することができ、また、速度抑制制御が開始されるまでの車体速度Vの増加量VAを抑制することができるので、運転フィーリングを向上させることができる。
また、本実施形態においては、目標速度VTを、前回設定した目標速度VTn−1と、第2目標速度VT2のうち小さい方の値に設定するので、下り坂に入った後の車体速度Vの増加量VAを好適に抑制することができる。
また、本実施形態においては、第2目標速度VT2として、現在の車体速度Vに補正値VOSを加算した値を設定するため、下り坂に入った後の車体速度Vの増加量VAは補正値VOSよりも大きくなることはない。さらに言えば、本実施形態では、下り坂に入った後の車体速度Vの増加量VAは、補正値VOSと等しくなる。これにより、補正値VOSを調整することで、車体速度Vの増加量VAの調整が可能となるため、運転フィーリングをより向上させることができる。
また、本実施形態においては、時刻t14以降に示すように、速度抑制制御が実行中である場合、目標速度VTを、前回設定した目標速度VTn−1に設定するため、速度抑制制御の実行中に、例えば、下り坂の勾配の変化等に起因して現在の車体速度Vが変化しても、目標速度VTを維持することができる。これにより、速度抑制制御の実行中における車体速度Vの変動を抑制できるので、運転フィーリングをより向上させることができる。
また、本実施形態においては、例えば、図6の時刻t11以前に示すように、アクセル操作が行われている場合、目標速度VTを、現在の車体速度Vに設定するため、運転者による操作が行われている場合には、目標速度VTを、運転者の操作に応じた、運転者の意図した車体速度Vに設定することができる。これは、図示は省略するが、ブレーキ操作が行われている場合も同様である。これにより、アクセル操作やブレーキ操作が行われている場合においても、運転フィーリングを向上させることができる。
また、本実施形態においては、速度抑制制御によって車両CRに制動力を与えるときには、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧するので、目標速度VTを超えないように車体速度Vを好適に制御することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、第2目標速度VT2を設定するための補正値VOSが定数であったが、これに限定されるものではない。例えば、目標速度設定手段は、第2目標速度を設定するとき、現在の車体速度に応じて補正値を変更するように構成されていてもよい。一例として、目標速度設定手段は、車体速度が大きいほど、補正値を小さい値に変更するように構成することができる。これによれば、下り坂に入った後の車体速度の増加量を車体速度に応じて調整可能となるので、運転フィーリングを一層向上させることができる。
前記実施形態では、目標速度設定手段130が、図6の時刻t12〜t14に示したように、速度抑制制御の非実行中に運転者によるペダル操作が行われていない状況で車体速度Vが所定量(補正値VOS)以上減少した場合、目標速度VTを、第1目標速度VT1よりも小さい値に設定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、上記の所定量は、0であってもよい。
前記実施形態では、目標速度設定手段130が、目標速度VTを、暫定目標速度VTPと最小目標速度VTminのうち大きい方の値に設定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、目標速度設定手段は、前記実施形態で説明した暫定目標速度VTPを目標速度そのものとして設定するように構成されていてもよい。また、目標速度設定手段は、運転者がダイヤル操作等の手動操作によって設定した速度を通常時の目標速度(以下、第3目標速度という。)に設定し、速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合、目標速度を、現在の車体速度に基づき、第3目標速度よりも小さい値に設定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、速度抑制制御実行手段150が、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合において、車体速度Vが目標速度VTを超えたときに、速度抑制制御を実行するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、車両が、走行している路面の勾配の情報を取得する路面勾配取得手段を備える場合には、速度抑制制御実行手段は、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合において、車体速度が目標速度を超え、かつ、下り坂を走行中であると判定したときに、速度抑制制御を実行するように構成されていてもよい。また、車両が路面勾配取得手段を備える場合には、速度抑制制御実行手段は、例えば、下り坂を走行中でないと判定したときに、速度抑制制御を実行中から非実行中に切り替える構成とすることができる。
前記実施形態では、速度抑制制御実行手段150が、ブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧することで車両CRに制動力を与えるように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、速度抑制制御実行手段は、シフトダウンを行うことで車両に制動力を与えるように構成されていてもよい。
130 目標速度設定手段
150 速度抑制制御実行手段
CR 車両
FL 車輪ブレーキ
FR 車輪ブレーキ
RL 車輪ブレーキ
RR 車輪ブレーキ
VC 車両制御装置
W 車輪

Claims (6)

  1. 下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置であって、
    前記目標速度を設定する目標速度設定手段と、
    下り坂を走行中に、前記目標速度と現在の車体速度に基づいて車両に制動力を与える速度抑制制御を実行する速度抑制制御実行手段とを備え、
    前記目標速度設定手段は、前記速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない状況で車体速度が所定量以上減少した場合、前記目標速度を、現在の車体速度に基づき、運転者の操作に基づいて設定される第1目標速度よりも小さい値に設定することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記目標速度設定手段は、前記速度抑制制御の非実行中にブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合、前記目標速度を、前回設定した目標速度と、現在の車体速度に基づいて設定した第2目標速度のうち小さい方の値に設定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記目標速度設定手段は、前記第2目標速度として、現在の車体速度に所定の補正値を加算した値を設定することを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記目標速度設定手段は、車体速度に応じて前記補正値を変更することを特徴とする請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 前記目標速度設定手段は、ブレーキ操作またはアクセル操作が行われている場合、前記目標速度を、現在の車体速度に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 前記速度抑制制御実行手段は、車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧することで車両に制動力を与えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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