JP2015155967A - アレイ基板、アレイ基板の検査方法および表示パネルの検査方法 - Google Patents

アレイ基板、アレイ基板の検査方法および表示パネルの検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015155967A
JP2015155967A JP2014030873A JP2014030873A JP2015155967A JP 2015155967 A JP2015155967 A JP 2015155967A JP 2014030873 A JP2014030873 A JP 2014030873A JP 2014030873 A JP2014030873 A JP 2014030873A JP 2015155967 A JP2015155967 A JP 2015155967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal lines
inspection
array
array substrate
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014030873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6370057B2 (ja
Inventor
村上 雄亮
Takesuke Murakami
雄亮 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014030873A priority Critical patent/JP6370057B2/ja
Priority to US14/617,261 priority patent/US9761162B2/en
Publication of JP2015155967A publication Critical patent/JP2015155967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6370057B2 publication Critical patent/JP6370057B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/006Electronic inspection or testing of displays and display drivers, e.g. of LED or LCD displays
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/36Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
    • G09G3/3611Control of matrices with row and column drivers
    • G09G3/3648Control of matrices with row and column drivers using an active matrix

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】アレイ検査に際して安定したプロービングを行なうことができるアレイ基板を提供する。【解決手段】複数のソース信号線12bは互いに並行して延在する。複数のゲート信号線12aは互いに並行しつつ複数のソース信号線12bと交差して延在する。アレイ検査用端子30a,30bの少なくともいずれか一方が設けられる。アレイ検査用端子30aは複数のゲート信号線12aのうち2つ以上の信号線と接続される。アレイ検査用端子30bは複数のソース信号線12bのうち2つ以上の信号線と接続される。2つ以上の信号線の一纏めを対象とした検査を、当該信号線に生じる電圧または電流の値と基準値との比較に基づいて行うべく、アレイ検査用端子30a,30bには、当該電圧または当該電流を生じさせるための検査用信号が入力される。【選択図】図1

Description

本発明は、アレイ基板、アレイ基板の検査方法および表示パネルの検査方法に関する。
表示パネルにはアレイ基板が設けられる。アレイ基板はガラス基板を有し、そのガラス基板上に表示用回路が設けられて、表示部分が形成される。アレイ検査としては、その表示部分を構成する各画素に電荷を書き込み、その画素に保持された電荷を読み出すことによって、半導体スイッチング素子のゲート信号線やソース信号線の断線や短絡、および画素の欠陥、半導体スイッチング素子の故障などを検査する手法が知られている。このアレイ検査は一般に、各ゲート信号線と各ソース信号線に設けた検査用端子に検査針(プローブ)を一括で接触させてから、各ゲート信号線へ検査信号を入力し、それぞれの交差部に形成した半導体スイッチング素子を逐次に動作させつつ、各ソース信号線へ検査信号を入力して画素に電荷を書き込む。
この検査用端子には、後の工程で半導体チップやFPC(フレキシブルプリントケーブル)を実装するための端子(実装端子)を使用するか、もしくは当該端子の近傍に検査用端子を別途設けることが一般的である。このように検査用端子を設けることで、当該端子から表示部分までの範囲の表示用回路の検査が可能となる。
上述したアレイ基板の検査手法においては、複数のゲート信号線および複数のソース信号線にそれぞれ接続される検査用端子を個別にプロービングするため、検査用端子の配置が異なる機種においては、検査治具であるプローブユニット(プローブを複数個取り付けたユニット)を、当該機種のそれぞれに対して作製する必要がある。
一方、パネル状態においてパネル点灯検査も行われる。パネル状態とは、アレイ基板と表示素子とを有する表示パネルを形成した状態である。例えば液晶表示パネルは、アレイ基板と対向基板との間に液晶を封入して形成される。このパネル点灯検査においは、表示パネルに画像を表示させ、その画像が適切に表示されるか否かを確認する。例えばアレイ基板の検査手法と同様に、ソース信号線およびゲート信号線の全ての検査用端子に対してプロービングを行ない、ソース信号線およびゲート信号線に検査信号を入力してから、各画素が正しい表示を行なっているかを画像で確認する。
また最近では、複数のゲート信号線および複数のソース信号線を一括して制御できるような回路をアレイ基板上に設けておき、非常に少ないプローブ数で、特定の表示が可能となる一括点灯検査も適用されている。
このような一括点灯検査の手法によれば、複数のゲート信号線および複数のソース信号線にそれぞれ設けられた検査用端子を個別にプローブする検査手法と異なり、表示パネルの解像度及び半導体チップの設計(例えばバンプ数など)の影響を検査装置が受けずに済むので、汎用的かつ安価な検査を実現することができる。
なお、上記検査手法では、従来、半導体チップが搭載される半導体チップ搭載領域に、複数の検査用半導体スイッチング素子などを含む点灯検査回路が設けられていた。しかしながら、半導体チップの小型化及び表示パネルの狭額縁化に伴い、半導体チップ搭載領域のサイズを小さくすることが必要になったことから、点灯検査回路を複数に分割して、それらを半導体チップ搭載領域以外の領域に設けることが考えられた(例えば特許文献1を参照)。
特開平11−316389号公報
近年、表示パネルの高解像度化と半導体チップの高密度化に伴い、これまで半導体チップの実装端子やその周辺に設置された検査用端子が小型化されると共に、これらの間隔が狭くなる傾向がある。よって安定したプロービングが困難になっている。また、同時にプローブの作製も困難になっている。
また従来技術の一括点灯検査回路を用いることで、表示パネルの高解像度化と半導体チップの高密度化とは関係なく、表示部分の配線と半導体素子、および半導体チップの実装端子から表示部分までの配線の検査が可能となるが、実際に点灯状態を確認する必要がある。よって表示が可能なレベルまで工程を進めてから検査を行う必要があった。例えば、液晶表示装置の場合では、アレイ基板と対向基板とを重ね合わせ、これらの間に液晶を封入する必要が有った。したがって、この一括点灯検査において、アレイ基板に不具合があることが判明した場合、対向基板と液晶、及びそれまでの製造にかかった費用が無駄になる。この観点では、アレイ基板単体を検査対象としたアレイ検査が望まれる。
そこで、本発明は、アレイ検査に際して安定したプロービングを行なうことができるアレイ基板を提供することを目的とする。
本発明にかかるアレイ基板は、互いに並行して延在する複数の第1信号線と、互いに並行しつつ前記複数の第1信号線と交差して延在する複数の第2信号線と、前記第1信号線の各々と前記第2信号線の各々との交差部に設けられる画素用スイッチ素子と、前記複数の第1信号線のうち、2つ以上の第3信号線と接続される第1アレイ検査用端子とを備え、前記2つ以上の第3信号線の一纏めを対象とした検査を、前記2つ以上の第3信号線に生じる電圧または電流の値を検出して行うべく、前記第1アレイ検査用端子には、前記電圧または前記電流を生じさせるための検査用信号が入力される。
本発明にかかるアレイ基板の検査方法は、互いに並行して延在する複数の第1信号線と、互いに並行しつつ前記複数の第1信号線と交差して延在する複数の第2信号線と、前記第1信号線の各々と前記第2信号線の各々との交差部に設けられる画素用スイッチ素子と、前記複数の第1信号線のうち、2つ以上の第3信号線と接続される第1アレイ検査用端子とを備えるアレイ基板に対して、前記2つ以上の第3信号線に電圧または電流を生じさせるための検査用信号を前記第1アレイ検査用端子に入力し、前記2つ以上の第3信号線の一纏めを対象とする検査を、前記電圧または前記電流を検出して行う。
本発明にかかるアレイ基板およびアレイ基板の検査方法によれば、第1アレイ検査用端子が2つ以上の第1信号線に接続される。よって、第1アレイ検査用端子を比較的大きいサイズで設けることができ、ひいてはアレイ検査に際して安定したプロービングを行なうことができる。
実施の形態1に係るアレイ基板の回路構成の一例を概念的に示す図である。 画素の回路構成の一例を概念的に示す図である。 表示パネルの構成の一例を概念的に示す図である。 実施の形態2に係るアレイ基板の回路構成の一例を概念的に示す図である。 実施の形態3に係るアレイ基板の回路構成の一例を概念的に示す図である。 実施の形態3に係るアレイ基板の回路構成の一例を概念的に示す図である。
<実施の形態1>
<アレイ検査前のアレイ基板>
図1は、本発明の実施の形態1に係るアレイ基板1に形成した回路の一例を概念的に示す構成図である。このアレイ基板1は表示装置(例えば液晶表示装置)に用いられる。
アレイ基板1は不図示の基板(例えば透明基板であり、より詳細な一例としてガラス基板)を有しており、この基板の上に後述する各種の構成要素が設けられる。図1に示すように、本実施の形態1に係るアレイ基板1には、表示領域10および半導体チップ搭載領域20a,20bが形成される。
表示領域10には、複数のゲート信号線12aと、複数のソース信号線12bとが設けられている。複数のゲート信号線12aは互いに並行して延在している。以下では、ゲート信号線12aの延在方向をX方向と呼ぶ。複数のソース信号線12bは互いに並行しつつ複数のゲート信号線12aと交差して延在している。例えば複数のソース信号線12bは、X方向に略直交するY方向に延在する。
また図1の例示では、アレイ基板1には複数のコモン配線16が設けられている。複数のコモン配線16はX方向に延在しており、その各々は各ゲート信号線12aと間隔を空けて隣り合っている。複数のコモン配線16は、X方向における一端同士および他端同士において、互いに接続されている。図1の例示では、アレイ基板1にはコモン配線用端子19も設けられている。コモン配線用端子19はコモン配線16に接続され、このコモン配線用端子19を介して、コモン配線16に共通の電位が印加される。
ゲート信号線12aおよびソース信号線12bによって囲まれる各領域は、画素領域に相当する。この画素は全体として例えばマトリクス状に形成されている。図2は、一つの画素に含まれる回路構成のより詳細な一例を示している。図2に示すように、ゲート信号線12aとソース信号線12bの交差部には、画素用スイッチング素子(ここでは表示用TFT(Thin Film Transistor))18が設けられる。画素用スイッチ素子18の制御電極(ゲート電極)はゲート信号線12aに接続され、画素用スイッチ素子18のソース電極はソース信号線12bに接続されている。また画素用スイッチ素子18のドレイン電極は、不図示の画素電極に接続され、この画素電極は保持容量C10を介してコモン配線16と接続されている。画素電極は表示素子(例えば液晶)に電圧を与えるための電極である。画素用スイッチ素子18は、ソース信号線12bと画素電極との間の導通/非導通を選択する。
ゲート信号線12aに信号が入力されることで、画素用スイッチ素子18がオンする。この状態で、ソース信号線12bに信号が入力されると、保持容量C10に電圧が充電される。保持容量C10に充電される電圧は、画素(より詳細には当該画素に対応する表示素子、例えば液晶)に印加される電圧に相当する。表示素子はこの電圧に応じて表示を変化させることとなる。
なお図1の例示では、構成を見やすくするために、画素用スイッチ素子18および保持容量C10の図示を省略している。図2の回路は、例えば複数のゲート信号線12aと複数のソース信号線12bの交差部の全てに形成され、全体として例えばマトリックス状に配置される。
半導体チップ搭載領域20a,20bは、半導体チップ(ゲート駆動回路(Gate Driver IC)またはソース駆動回路(Source Drive IC))が搭載される領域である。例えば半導体チップ搭載領域20aには、ゲート信号線12aに信号を出力するゲート駆動回路(不図示)が搭載され、半導体チップ搭載領域20bには、ソース信号線12bに信号を出力するソース駆動回路(不図示)が搭載される。
図1の例示では、半導体チップ搭載領域20aには、複数の出力端子22aと複数の容量素子C20aと断線検査用配線26aとが設けられている。出力端子22aは例えばY方向に沿って並んで設けられており、それぞれ引き出し線24aを介してゲート信号線12aに接続される。出力端子22aは、半導体チップ(ゲート駆動回路)の出力バンプとも接続される。これにより、出力端子22aおよび引き出し線24aを介して、当該半導体チップとゲート信号線12aとが電気的に接続される。
また出力端子22aはそれぞれ容量素子C20aを介して共通の断線検査用配線26aにも接続されている。断線検査用配線26aは、アレイ基板1に設けられた断線検査用端子28aに接続されている。容量素子C20a、断線検査用配線26aおよび断線検査用端子28aは、ゲート信号線12aおよび引き出し線24aの断線を検査するためのものである。この点については後に詳述する。
半導体チップ搭載領域20bには、複数の出力端子22bと複数の容量素子C20bと断線検査用配線26bとが設けられている。出力端子22bは、例えばX方向に沿って並んで設けられており、それぞれ引き出し線24bを介してソース信号線12bに接続される。出力端子22bは半導体チップ(ソース駆動回路)の出力バンプとも接続される。これにより、出力端子22bおよび引き出し線24bを介して、当該半導体チップとソース信号線12bとが電気的に接続される。
また出力端子22bはそれぞれ容量素子C20bを介して共通の断線検査用配線26bに接続されている。断線検査用配線26bは、アレイ基板1上に設けられた断線検査用端子28bに接続されている。容量素子C20b、断線検査用配線26bおよび断線検査用端子28bは、ソース信号線12bおよび引き出し線24bの断線を検査するためのものである。この点については後に詳述する。
アレイ基板1にはアレイ検査用端子30a,30bが設けられる。アレイ検査用端子30aは、半導体チップ搭載領域20aとは異なる領域に配置され、図1の例示では、表示領域10に対して半導体チップ搭載領域20aと反対側に配置されている。アレイ検査用端子30aは2つ以上のゲート信号線12aと接続される。図1の例示では、アレイ検査用端子30aは複数設けられており、その各々が例えば2つのゲート信号線12aと接続されている。図1の例示では、複数のアレイ検査用端子30aはY方向に沿って並んで設けられる。
アレイ検査用端子30bは、半導体チップ搭載領域20bとは異なる領域に配置され、図1の例示では、表示領域10に対して半導体チップ搭載領域20bと反対側に配置されている。アレイ検査用端子30bは2つ以上のソース信号線12bと接続される。図1の例示では、アレイ検査用端子30bは複数設けられており、その各々が例えば2つのソース信号線12bと接続されている。図1の例示では、複数のアレイ検査用端子30bはX方向に沿って並んで設けられる。
アレイ検査用端子30a,30bは、アレイ基板1の単体を検査対象としたアレイ検査において用いられる端子である。アレイ検査において、このアレイ検査用端子30a,30bを介してゲート信号線12aへと検査信号を入力する。アレイ検査の具体的な一例については後に述べる。
また図1の例示では、アレイ検査用端子30aの各々は、Y方向において隣り合うゲート信号線12aとは接続されずに、一つ飛ばしで2つのゲート信号線12aに接続されている。同様に、アレイ検査用端子30bの各々は、X方向において隣り合うソース信号線12bとは接続されずに、一つ飛ばしで2つのソース信号線12bに接続されている。これらの意義についても後に詳述する。
次に、本実施の形態1に係るアレイ基板1についてのアレイ検査の方法について説明する。
<アレイ検査>
ここでは、アレイ検査の一例として、ゲート信号線12aおよび引き出し線24aと、ソース信号線12bおよび引き出し線24bとの断線検査について説明する。なお、この検査は例えば特願2013−146082号に記載された検査方法を流用することができるので、本願では詳細な説明を省略して簡単な説明に留める。
アレイ検査用端子30aおよび断線検査用端子28aにプローブを当てる。そして当該プローブを介して、アレイ検査用端子30aの一つ及び断線検査用端子28aに、それぞれ異なる電位を印加する。例えばアレイ検査用端子30aの一つと断線検査用端子28aとの間に直流電源を接続する。
このとき、アレイ検査用端子30aの当該一つと断線検査用端子28aとの間の経路(ゲート信号線12a、引き出し線24a、出力端子22a、容量素子C20aおよび断線検査用配線26a)に断線が生じていなければ、当該経路に電流が流れる。
図1の例示では、アレイ検査用端子30aの当該一つは2つのゲート信号線12aと接続されるので、アレイ検査用端子30aと断線検査用端子28aとの間には、経路が2本形成される。各経路は、ゲート信号線12a、引き出し線24a、出力端子22aおよび容量素子C20aによって形成される経路である。
一方で、もし、アレイ検査用端子30aの当該一つと接続されたゲート信号線12aあるいは引き出し線24aの1本が断線していれば、一方の経路のみに電流が流れる。このときの電流の値は、2本の経路に電流が流れる場合の値に比べて小さい。したがって、この電流を検出し、これが基準値よりも小さいときに、アレイ検査用端子30aの当該一つに接続されるゲート信号線12aまたは引き出し線24aに断線が生じていると判断することができる。かかる検出および判断はプローブを有する周知の検査装置によって行なうことができる。
ただし、このアレイ検査用端子30aに接続される2つの経路のうち、どちらの経路に断線が生じているかを、検査装置が判断することは困難である。よって検査装置はいずれかの経路を特定することなく、両方の経路を作業員に通知する。当該通知を受け取った作業員は、これらの経路を例えば目視により確認し、断線箇所を特定する。
上述の検査を、複数のアレイ検査用端子30aに対して順次に電位を与えることで、繰り返し行なう。これにより、全てのゲート信号線12aおよび引き出し線24aの断線を検査することができる。
ソース信号線12bおよび引き出し線24bについての検査も同様であるので、繰り返しの説明を避ける。
さて、従来のアレイ検査においては、ゲート信号線またはソース信号線の1本ずつを検査すべく、ゲート信号線およびソース信号線の1本1本にアレイ検査用端子が設けられていた。これは、アレイ検査においては電気的な諸量(電流または電圧)を検出し、当該諸量と基準値とを比較することで信号線の欠陥を検出できることから、その欠陥箇所をより細かく特定するためである。つまり、作業員の目視を必要とすることなく、欠陥の箇所を特定するためである。
一方で本実施の形態1では、敢えて、複数の信号線に一括で電圧を与え、当該複数の信号線を一纏めとしてアレイ検査を行うのである。これにより、欠陥箇所の特定という観点では精度が低下するものの、アレイ検査用端子30a,30bのサイズを大きくでき、ひいては安定したプロービングに寄与することができるのである。またプローブのサイズを十分な大きさで作製することが可能となり、その作製を容易にできる。ひいてはプローブの寿命を延ばすこともできる。
またアレイ検査用端子30a,30bを設けることで、アレイ検査用端子の数を減らすことが可能となる。これにより、従来ではスペースの問題等に起因して、複数機種で共通の配置(アレイ検査用端子の配置)が困難であったものに対して、配置の自由度を増すことが可能となる。このように複数機種で同じ配置とすることが可能となれば、同じプローブユニット(検査装置)を用いることができる。よって、検査コストを大幅に削減することが可能となる。
また、2つ以上のゲート信号線または2つ以上のソース信号線を、一つのアレイ検査用端子に接続してアレイ検査を実施するので、検査装置から見た信号線の本数(つまり表示画像の解像度)は低くなり、その分、検査タクトを高めることが可能となる。更に、検査装置の測定チャネル(測定端子)を有効に活用する為に、複数のアレイ基板1を同時に測定するマルチ測定において、より多くのアレイ基板1を同時に検査できる。
なお本実施の形態1では、アレイ検査用端子30aが2つ以上のゲート信号線12aに接続され、アレイ検査用端子30bが2つ以上のソース信号線12bに接続されているものの、いずれか一方のみが2つ以上の信号線に接続されていても良い。なおここでは、アレイ検査用端子30a,30bを区別する必要がないときには、これらを単にアレイ検査用端子と呼び、ゲート信号線12aおよびソース信号線12bを区別する必要がないときには、これらを単に信号線とも呼ぶ。
またアレイ検査は必ずしも上述した検査に限らない。要するに、アレイ検査用端子に検査信号を入力し、このアレイ検査用端子に接続される2つ以上の信号線に生じる電気的な諸量を検出して、この2つ以上の信号線の一纏めを対象とした検査を行えばよい。また検査に要する回路構成は、必要なアレイ検査に応じて適宜に修正されてもよい。例えば特願2013−146082号に開示された検査および回路構成が適宜に適用できる。
またアレイ検査用端子が接続する信号線の本数は任意であるものの、例えば10本以下であることが望ましい。これにより、アレイ検査の精度をある程度保証することができ、また特定可能な欠陥の存在範囲をある程度狭くすることができる。当然、アレイ検査の精度を落とし、また特定可能な欠陥の存在範囲を広くしてもよい、との判断がなされる場合は、10本より多くの信号線をアレイ検査用端子に接続しても構わない。
<アレイ検査後のアレイ基板>
本実施の形態では、2つ以上の信号線がアレイ検査用端子を介して互いに接続される。よってこのままでは、当該2つ以上の信号線に異なる信号を出力することができない。よって各画素を個別に動作させることができない。したがってアレイ検査が終了した後に、当該2つ以上の信号線同士の接続を遮断する必要がある。
例えば図1に示すように、切断線90においてアレイ基板1を切断する。図1の例示では、切断線90は、アレイ検査用端子30aと表示領域10との間においてY方向に沿って延在する。切断線90は全てのゲート信号線12aを横切る。また切断線90はアレイ検査用端子30bと表示領域10との間においてX方向に沿っても延在している。切断線90は全てのソース信号線12bを横切る。これにより、アレイ検査用端子30aとゲート信号線12a(より詳細には表示領域10側のゲート信号線12a)との接続が遮断され、アレイ検査用端子30bとソース信号線12b(より詳細には表示領域10側のソース信号線12b)との接続が遮断される。よって、出力端子22aを介してゲート信号線12aへと個別に信号を出力することができ、出力端子22bを介してソース信号線12bへと個別に信号を出力することができる。
或いは、アレイ基板1を切断することなく、ゲート信号線12aの一部およびソース信号線12bの一部を除去しても良い。例えば、アレイ検査用端子30aと表示領域10との間において、ゲート信号線12aの各々の一部を例えばレーザーによって除去し、アレイ検査用端子30bと表示領域10との間において、ソース信号線12bの各々の一部を例えばレーザーによって除去する。これにより、アレイ検査用端子30aとゲート信号線12a(より詳細には表示領域10側のゲート信号線12a)との接続が遮断され、アレイ検査用端子30bとソース信号線12b(より詳細には表示領域10側のソース信号線12b)との接続が遮断される。よって、出力端子22aを介してゲート信号線12aへと個別に信号を出力することができ、出力端子22bを介してソース信号線12bへと個別に信号を出力することができる。
<表示パネル>
アレイ基板1は表示素子と共に表示パネルを形成することができる。一例として、液晶表示パネルを挙げる。図3に示すように、液晶表示パネル100は、対向電極を有する周知の対向基板2と、アレイ基板1と、これらの間に封止される液晶3とを有する。アレイ基板1および対向基板2には不図示の偏光板も設けられる。対向基板2には例えば画素毎にカラーフィルタが設けられる。
この液晶表示パネル100には、アレイ基板1、対向基板2および液晶3を通過するように光が照射される。アレイ基板1において、ゲート信号線12aおよびソース信号線12bに電圧を印加して画素毎に電圧を印加することで、画素毎に液晶の配向状態が制御され、ひいては画素毎に光の透過率が制御される。これにより、液晶表示パネルに表示画像が表示される。
<アレイ検査用端子と信号線との接続態様>
図1の例示では、アレイ検査用端子30aの各々は、Y方向において隣り合うゲート信号線12aとは接続されずに、一つ飛ばしで2つのゲート信号線12aに接続される。つまり、互いに隣り合うゲート信号線12aの二者は、異なるアレイ検査用端子30aに接続される。同様に、アレイ検査用端子30bの各々は、隣り合うソース信号線12bとは接続されずに、一つ飛ばしで2つのソース信号線12bに接続される。つまり、互いに隣り合うソース信号線12bの二者は、異なるアレイ検査用端子30bに接続される。
これにより、アレイ検査の一つとして、隣り合う二者間の短絡の有無を検査することができる。以下に詳細に説明する。
図1を参照して、アレイ検査用端子30aのうち紙面上方の2つを、それぞれアレイ検査用端子30a_1,30a_2と呼ぶ。アレイ検査用端子30a_1はアレイ検査用端子30a_2よりも紙面上方に位置する。またゲート信号線12aのうち紙面上方の4つを、それぞれゲート信号線12a_1〜12a_4と呼ぶ。ゲート信号線12a_1〜12a_4は、紙面上方から紙面下方に向かってこの順で配置される。
図1では、ゲート信号線12a_1,12a_3はアレイ検査用端子30a_1に接続され、ゲート信号線12a_2,12a_4はアレイ検査用端子30a_2に接続されている。
そして、ゲート信号線12a_1〜12a_4のうち隣り合う二者の間の短絡の有無を検出すべく、アレイ検査用端子30a_1,30a_2にプローブを当てる。そして、例えばアレイ検査用端子30a_1,30a_2にそれぞれ異なる電位を印加する。例えばアレイ検査用端子30a_1,30a_2の間に直流電源を接続する。
もしゲート信号線12a_1〜12a_4の相互間のいずれかに短絡が生じていれば、この短絡箇所を介してアレイ検査用端子30a_1,30a_2の間に電流が流れる。
そこで、アレイ検査用端子30a_1,30a_2に流れる電流を検出し、この電流値が基準値よりも大きいときに、ゲート信号線12a_1〜12a_4の相互間のいずれかに、短絡が生じていると判断する。
このような検出および判断は周知の検査装置によって行なうことができる。ただし、ゲート信号線12a_1〜12a_4のうちどこに短絡が生じているのかを、検査装置が特定することは困難である。よって検査装置は、短絡箇所を特定することなく、ゲート信号線12a_1〜12a_4に短絡が生じたことを作業員に通知する。そして当該通知を受け取った作業員が、例えば目視によりゲート信号線12a_1〜12a_4の短絡箇所を特定する。
以上のように、隣り合う信号線の二者が互いに異なるアレイ検査用端子に接続されることで、短絡検出を行なうことができる。
なおアレイ検査用端子は必ずしも一つ飛ばしで信号線に接続される必要はない。アレイ検査用端子が少なくとも一つ飛ばしで信号線に接続されて、隣り合う信号線の二者が互いに異なるアレイ検査用端子に接続さればよい。つまりアレイ基板は、少なくとも一つ飛ばしで信号線と接続するアレイ検査用端子と、当該信号線とそれぞれと隣り合う2つ以上の信号線と接続されたアレイ検査用端子と有する。
<実施の形態2>
図4は、本発明の実施の形態2に係るアレイ基板1に形成した回路の一例を概念的に示す構成図である。図4のアレイ基板1は、図1のアレイ基板1に比して、複数のアレイ検査用スイッチ素子50a,50bを備えている。
アレイ検査用スイッチ素子50aは表示領域10とアレイ検査用端子30aとの間において各ゲート信号線12aの上に設けられている。よってアレイ検査用スイッチ素子50aは、アレイ検査用端子30aとゲート信号線12a(より詳細には表示領域10側のゲート信号線12a)との間の導通/非導通を選択する。
アレイ検査用スイッチ素子50bは表示領域10とアレイ検査用端子30bとの間において各ソース信号線12bの上に設けられている。よってアレイ検査用スイッチ素子50bはアレイ検査用端子30bとソース信号線12b(より詳細には表示領域10側のソース信号線12b)との間の導通/非導通を選択する。
アレイ基板1には、アレイ検査用スイッチ用端子52が設けられる。アレイ検査スイッチ用端子52はアレイ検査用スイッチ素子50a,50bの制御電極の全てに接続される。このアレイ検査スイッチ用端子52に信号を入力することにより、アレイ検査用スイッチ素子50a,50bを制御することができる。
アレイ検査を実施するときには、アレイ検査スイッチ用端子52にアレイ検査用スイッチ素子50a,50bをオンさせる信号を入力することで、アレイ検査用端子30aおよびゲート信号線12aを電気的に接続し、アレイ検査用端子30bおよびソース信号線12bを電気的に接続する。
これにより、アレイ検査用端子30a,30bを用いたアレイ検査を行なうことができる。アレイ検査の一例は実施の形態1で述べたとおりである。
一方で、アレイ検査を実施しないときには、アレイ検査スイッチ用端子52にアレイ検査用スイッチ素子50a,50bをオフさせる信号を入力する。これにより、出力端子22aを介してゲート信号線12aの各々に個別の信号を出力することができ、出力端子22bを介してソース信号線12bの各々に個別の信号を出力することができる。
実施の形態1によれば、アレイ基板1の切断または信号線の除去により、飛散物が生じることが懸念される。この場合、アレイ基板1に付着した飛散物を除去する工程が必要となりえる。しかるに、実施の形態2のように、アレイ検査用スイッチ素子50a,50bを用いれば、このような工程を不要にできる。
<実施の形態3>
図5は、本発明の実施の形態3に係るアレイ基板1に形成した回路の一例を概念的に示す構成図である。実施の形態1および実施の形態2では、アレイ検査用端子30a,30bのみを設置する場合を示したが、ここでは、一括点灯検査用回路をも設けている。
図5のアレイ基板1は、図4のアレイ基板1に比して、一括点灯検査用回路としての一括点灯検査用端子60a,61a,60b〜62bおよび一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bを備えている。
一括点灯検査用端子60a,61aの各々は、一括点灯検査用スイッチ素子68aを介して、ゲート信号線12aと接続されている。一括点灯検査用スイッチ素子68aは各ゲート信号線12aに対して設けられる。図5の例示では、一括点灯検査用端子60aは一つ飛ばしでのゲート信号線12aに接続されており、例えば奇数番目(奇数アドレス)のゲート信号線12aに接続される。一括点灯検査用端子61aは、一括点灯検査用端子60aに接続されないゲート信号線12aに接続され、例えば偶数番目(偶数アドレス)のゲート信号線12aに接続される。
ゲート信号線12aに接続される一括点灯検査用端子60a,61aの個数(ここでは2個)はゲート信号線12aに接続されるアレイ検査用端子30aの個数よりも少ない。
一括点灯検査用端子60b〜62bの各々は、一括点灯検査用スイッチ素子68bを介して、ソース信号線12bと接続されている。一括点灯検査用スイッチ素子68bは各ソース信号線12bに対して設けられる。図5の例示では、一括点灯検査用端子60b〜62bの各々は二つ飛ばしでソース信号線12bに接続される。より詳細には、一括点灯検査用端子60bは(3N−2)(Nは自然数)番目のソース信号線12bに接続され、一括点灯検査用端子61bは(3N−1)番目のソース信号線12bに接続され、一括点灯検査用端子62bは3N番目のソース信号線12bに接続される。
ここでは、X方向において、赤色、青色および緑色の画素がこの順で並んで配置される場合を想定しており、一括点灯検査用端子60b〜62bは各色に対応した画素のソース信号線12bに接続されることになる。例えば一括点灯検査用端子60bは赤色の画素に対応したソース信号線12bに接続され、一括点灯検査用端子61bは青色の画素に対応したソース信号線12bに接続され、一括点灯検査用端子62bは緑色の画素に対応したソース信号線12bに接続される。
ソース信号線12bに接続される一括点灯検査用端子60b〜62bの個数(ここでは3個)はソース信号線12bに接続されるアレイ検査用端子30bの個数よりも少ない。
アレイ基板1には一括点灯検査スイッチ用端子66が設けられる。一括点灯検査スイッチ用端子66は一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bの全ての制御電極に接続される。
このアレイ基板1によれば以下に述べるように、一括点灯検査を行なうことができる。
<一括点灯検査>
一括点灯検査は、表示パネルの状態で行なわれる。即ち、アレイ基板1と表示素子とによって形成される表示パネルを作製した後に、行なわれる(例えば図3の液晶表示パネル100を参照)。この一括点灯検査では、表示パネルに表示される検査用表示画像を確認する。よって表示パネルが液晶表示パネル100である場合には、この液晶表示パネル100へと光を照射する照射装置が設けられる。
一括点灯検査においては、各端子19,60a,61a,60b〜62b,66にプローブが当てられる。そして、コモン配線用端子19に所定の電位を印加し、一括点灯検査スイッチ用端子66に、一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bをオンする信号を出力する。これにより、一括点灯検査用端子60a,61a,60b〜62bを介して、ゲート信号線12aおよびソース信号線12bへと検査信号を与えることができる。
そして、例えば、一括点灯検査用端子60a,60bに検査信号を入力する。これにより、Y方向において偶数番目に配置された画素のうち所定の色(例えば赤色)の画素のみが動作する。このときに表示パネルに表示された検査用表示画像が正しく表示されているか否かを、検査する。
そして、一括点灯検査用端子60a,61a,60b〜62bに適宜に検査信号を入力して、同様の検査方法により、全ての画素の動作を確認する。これにより、一括点灯検査が行われる。
一括点灯検査の終了後には、一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bをオフする。
なお本実施の形態3では、ゲート信号線12aに接続される一括点灯検査用端子として2つの一括点灯検査用端子60a,61aが設けられていたが、ゲート信号線12aに接続される一括点灯検査用端子の個数は任意に設定できる。同様に、ソース信号線12bに接続される一括点灯検査用端子も任意に設定できる。
<アレイ検査用端子と一括点灯検査用端子と相違>
上述のように一括点灯検査においては、表示パネルに検査用表示画像(表示パターン)を表示し、その検査用表示画像を確認することにより、各画素が適切に動作しているかを確認する。つまりアレイ検査とは異なって、電気的な諸量を検出するのではなく、画像を光学的に認識して(たとえば目視)、各画素が適切な光を出しているかを判断するのである。したがって一括点灯検査では、画素の一つ一つを順次に動作させて画素を一つ一つ確認するのではなく、検査効率を高めるべく、複数の画素を同時に動作させて当該複数の画素に表示された検査用表示画像を一度に確認するのである。
そのため、図5に示すように、一括点灯検査用端子60a,61aの各々を複数のゲート信号線12aに接続し、また一括点灯検査用端子60b〜62bの各々を複数のソース信号線12bに接続する。これにより、同時に複数の画素を動作させることができるのである。
しかしながら、この一括点灯検査用端子60a,61a,60b〜62bは、一括点灯検査において検査用表示画像を表示するための端子であり、検査用表示画像を表示することなく電気的な諸量を検出して検査を行うアレイ検査用端子30a,30bとは、その技術的思想において一線を画す。つまり、一括点灯検査用端子60a,61a,60b〜62bの各々が複数の信号線に接続されているからといって、これをアレイ検査用端子30a,30bに適用することは、一括点灯検査の技術的思想(検査用表示画像を確認するという思想)から導けるものではない。
<スイッチ素子>
図5の例示では、アレイ検査用スイッチ素子50a,50bと、一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bが設けられている。よってアレイ検査を行うときには、一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bをオフすることができる。これにより、一括点灯検査用端子60a,61a,60b〜62bによる影響を回避して、アレイ検査を実施できる。同様に、一括点灯検査を行うときには、アレイ検査用スイッチ素子50a,50bをオフすることができる。これにより、アレイ検査用端子30a,30bによる影響を回避して、一括点灯検査を行なうことができる。
その一方で、これらの影響が無視できる場合には、アレイ検査用スイッチ素子50a,50bと、一括点灯検査用スイッチ素子68a,68bとの機能の両方を兼用するスイッチ素子が設けられても良い。例えば図6では、検査用スイッチ素子70a,70bと検査用スイッチ端子72とが設けられている。検査用スイッチ素子70aの一端は、アレイ検査用端子30aと一括点灯検査用端子60a(或いは61a)とに共通して接続される。検査用スイッチ素子70aの他端は、ゲート信号線12a(より詳細には表示領域10側のゲート信号線12a)に接続される。同様に、検査用スイッチ素子70bの一端は、アレイ検査用端子30bと一括点灯検査用端子60b(或いは61bもしくは62b)とに接続される。検査用スイッチ素子70bの他端は、ソース信号線12b(より詳細には表示領域10側のソース信号線12b)に接続される。検査用スイッチ端子72は、検査用スイッチ素子70a,70bの全ての制御電極に接続される。
アレイ検査または一括点灯検査の際に、検査用スイッチ素子70a,70bをオンし、これらの検査を行わないときには、検査用スイッチ素子70a,70bをオフする。
このアレイ基板1によれば、図5に比して回路規模を低減することができる。ひいては製造コストを低減できる。
なお、回路を共用するという観点では、一括点灯検査用回路のために設置した配線パターンの一部をアレイ検査用端子として用いてもよい。これにより、製造コストを低減できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 アレイ基板、12a ゲート信号線、12b ソース信号線、30a,30b アレイ検査用端子、50a,50b アレイ検査用スイッチ素子、60a,61a,60b〜62b 一括点灯検査用端子、70 検査用スイッチ素子。

Claims (12)

  1. 互いに並行して延在する複数の第1信号線と、
    互いに並行しつつ前記複数の第1信号線と交差して延在する複数の第2信号線と、
    前記第1信号線の各々と前記第2信号線の各々との交差部に設けられる画素用スイッチ素子と、
    前記複数の第1信号線のうち、2つ以上の第3信号線と接続される第1アレイ検査用端子と
    を備え、
    前記2つ以上の第3信号線の一纏めを対象とした検査を、前記2つ以上の第3信号線に生じる電圧または電流の値を検出して行うべく、前記第1アレイ検査用端子には、前記電圧または前記電流を生じさせるための検査用信号が入力される、アレイ基板。
  2. 前記2つ以上の第3信号線は、前記複数の第1信号線のうち、少なくとも一つ飛ばしで設けられた信号線であり、
    前記アレイ基板は、前記複数の第1信号線のうち、前記2つ以上の第3信号線とそれぞれと隣り合う2つ以上の第4信号線と接続された第2アレイ検査用端子を更に有する、請求項1に記載のアレイ基板。
  3. 前記2つ以上の第3信号線の各々と前記第1アレイ検査用端子との間の導通/非導通を選択するアレイ検査用スイッチ素子を更に備える、請求項1または2に記載のアレイ基板。
  4. 前記複数の第1信号線の各々と前記複数の第2信号線の各々とによって囲まれる複数の画素領域に設けられ、前記画素用スイッチ素子を介して電圧が印加される画素電極と、
    前記複数の第1信号線のうち2つ以上の信号線と接続される第1点灯検査用端子と、
    前記複数の第2信号線のうち2つ以上の信号線と接続される第2点灯検査用端子と
    を備え、
    前記第1点灯検査用端子および前記第2点灯検査用端子には、前記画素電極の電圧に応じて表示を変える表示素子と、前記アレイ基板とによって表示パネルを形成した状態において、検査用表示画像を表示するための第2検査用信号が入力される、請求項1から3のいずれか一つに記載のアレイ基板。
  5. 検査用スイッチ素子を更に備え
    前記検査用スイッチ素子の各々の一端は、前記第1点灯検査用端子と、前記第1アレイ検査用端子とに接続され、前記検査用スイッチ素子の他端は、前記2つ以上の第3信号線の各々と接続される、請求項4に記載のアレイ基板。
  6. 前記2つ以上の第3信号線の本数は10本以下である、請求項1から5のいずれか一つに記載のアレイ基板。
  7. 互いに並行して延在する複数の第1信号線と、
    互いに並行しつつ前記複数の第1信号線と交差して延在する複数の第2信号線と、
    前記第1信号線の各々と前記第2信号線の各々との交差部に設けられる画素用スイッチ素子と、
    前記複数の第1信号線のうち、2つ以上の第3信号線と接続される第1アレイ検査用端子と
    を備えるアレイ基板に対して、
    前記2つ以上の第3信号線に電圧または電流を生じさせるための検査用信号を前記第1アレイ検査用端子に入力し、前記2つ以上の第3信号線の一纏めを対象とする検査を、前記電圧または前記電流を検出して行う、アレイ基板の検査方法。
  8. 前記2つ以上の第3信号線は、前記複数の第1信号線のうち、少なくとも一つ飛ばしで設けられた信号線であり、
    前記アレイ基板は、前記複数の第1信号線のうち、前記2つ以上の第3信号線とそれぞれと隣り合う2つ以上の第4信号線と接続された第2アレイ検査用端子を有しており、
    前記2つ以上の第3信号線と前記2つ以上の第4信号線との間の短絡についての検査を行う、請求項7に記載のアレイ基板の検査方法。
  9. 前記複数の第1信号線、前記複数の第2信号線および前記第1アレイ検査用端子は、基板に設けられており、
    前記検査が終了した後に、前記基板を切断して前記第1アレイ検査用端子と前記2つ以上の第3信号線との接続を遮断する、請求項7または8に記載のアレイ基板の検査方法。
  10. 前記検査が終了した後に、レーザーを用いて前記2つ以上の第3信号線の各々の一部を除去して、前記2つ以上の第3信号線と前記第1アレイ検査用端子との接続を遮断する、請求項7または8に記載のアレイ基板の検査方法。
  11. 前記アレイ基板は、前記第1アレイ検査用端子と接続される一端と、前記2つ以上の第3信号線の各々と接続される他端とを有するアレイ検査用スイッチ素子を更に備え、
    前記検査を行うときに、前記アレイ検査用スイッチ素子をオンし、
    前記検査が終了した後に、前記アレイ検査用スイッチ素子をオフする、請求項7または8に記載のアレイ基板の検査方法。
  12. 前記アレイ基板は、
    前記複数の第1信号線の各々と前記複数の第2信号線の各々とによって囲まれる複数の画素領域に設けられ、前記画素用スイッチ素子を介して電圧が印加される画素電極と、
    前記複数の第1信号線のうち2つ以上の信号線と接続される第1点灯検査用端子と、
    前記複数の第2信号線のうち2つ以上のゲート信号線と接続される第2点灯検査用端子と
    を備え、
    請求項7から11のいずれか一つに記載のアレイ基板の検査方法を実行し、
    前記画素電極の電圧に応じて表示を変える表示素子と、前記アレイ基板とを有する表示パネルを形成し、
    前記第1点灯検査用端子および第2点灯検査用端子にそれぞれ第2検査用信号を入力して前記表示素子を駆動して、前記表示パネルに検査用表示画像を表示させ、
    前記検査用表示画像が正しく表示されたか否かの点灯検査を行う、表示パネルの検査方法。
JP2014030873A 2014-02-20 2014-02-20 アレイ基板およびアレイ基板の検査方法 Expired - Fee Related JP6370057B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014030873A JP6370057B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 アレイ基板およびアレイ基板の検査方法
US14/617,261 US9761162B2 (en) 2014-02-20 2015-02-09 Array substrate for display panel and method for inspecting array substrate for display panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014030873A JP6370057B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 アレイ基板およびアレイ基板の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155967A true JP2015155967A (ja) 2015-08-27
JP6370057B2 JP6370057B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=53798619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014030873A Expired - Fee Related JP6370057B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 アレイ基板およびアレイ基板の検査方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9761162B2 (ja)
JP (1) JP6370057B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108364597B (zh) * 2018-02-23 2021-03-09 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板及其显示异常的确定方法、显示面板和显示装置
CN114360439B (zh) * 2020-09-30 2022-12-20 荣耀终端有限公司 一种显示装置、驱动芯片及电子设备

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11338376A (ja) * 1998-03-27 1999-12-10 Sharp Corp アクティブマトリクス型液晶表示パネル及びその検査方法
JP2001147650A (ja) * 1998-10-16 2001-05-29 Seiko Epson Corp 電気光学装置用基板およびアクティブマトリクス基板ならびに電気光学装置用基板の検査方法
JP2001265248A (ja) * 2000-03-14 2001-09-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> アクティブ・マトリックス表示装置、及び、その検査方法
JP2002090424A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Toshiba Corp マトリクスアレイ基板
JP2002098999A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Toshiba Corp 液晶表示装置
JP2005043783A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Oht Inc 液晶表示パネルの検査装置及び液晶パネルの検査方法
JP2007310130A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 表示素子
WO2010010750A1 (ja) * 2008-07-23 2010-01-28 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板、表示装置、アクティブマトリクス基板の検査方法、および表示装置の検査方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11316389A (ja) 1998-03-03 1999-11-16 Toshiba Corp アレイ基板および液晶表示装置ならびに液晶表示装置の製造方法
US6677171B1 (en) * 1998-07-14 2004-01-13 Sharp Kabushiki Kaisha Manufacturing method of collective substrate of active-matrix substrates, manufacturing method of active-matrix substrates, and inspecting method of collective substrates of active-matrix substrates
US6940300B1 (en) * 1998-09-23 2005-09-06 International Business Machines Corporation Integrated circuits for testing an active matrix display array
TW200933576A (en) * 2008-01-16 2009-08-01 Au Optronics Corp Flat display and driving method thereof
JP6257192B2 (ja) 2013-07-12 2018-01-10 三菱電機株式会社 アレイ基板およびその検査方法ならびに液晶表示装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11338376A (ja) * 1998-03-27 1999-12-10 Sharp Corp アクティブマトリクス型液晶表示パネル及びその検査方法
JP2001147650A (ja) * 1998-10-16 2001-05-29 Seiko Epson Corp 電気光学装置用基板およびアクティブマトリクス基板ならびに電気光学装置用基板の検査方法
JP2001265248A (ja) * 2000-03-14 2001-09-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> アクティブ・マトリックス表示装置、及び、その検査方法
JP2002090424A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Toshiba Corp マトリクスアレイ基板
JP2002098999A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Toshiba Corp 液晶表示装置
JP2005043783A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Oht Inc 液晶表示パネルの検査装置及び液晶パネルの検査方法
JP2007310130A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 表示素子
WO2010010750A1 (ja) * 2008-07-23 2010-01-28 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板、表示装置、アクティブマトリクス基板の検査方法、および表示装置の検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150235582A1 (en) 2015-08-20
JP6370057B2 (ja) 2018-08-08
US9761162B2 (en) 2017-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6257192B2 (ja) アレイ基板およびその検査方法ならびに液晶表示装置
JP5709457B2 (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の検査方法
US9858877B2 (en) Active device array substrate and method for inspecting the same
KR20060037365A (ko) 검사 방법, 반도체 장치, 및 표시 장치
JP5628410B2 (ja) 欠陥検査方法、欠陥検査装置、及び基板の製造方法
JP2006053555A (ja) アレイ基板、これを有する母基板、及び液晶表示装置
TWI470332B (zh) 顯示面板及其檢測方法
JP6668427B2 (ja) 薄膜トランジスタパネルを検査する方法及び装置
JP6422672B2 (ja) 表示装置
JP2004333469A (ja) フラットパネルディスプレイの検査方法及び検査装置
JP2007183165A (ja) 配線不良検査方法及び配線不良検査装置
JP4831525B2 (ja) Tftアレイの検査方法及びtftアレイ検査装置
JP6370057B2 (ja) アレイ基板およびアレイ基板の検査方法
KR20200018695A (ko) 내장형 터치스크린 테스트 회로
KR20070033699A (ko) 박막트랜지스터 기판 및 그 검사와 수리방법
JPH09152629A (ja) 液晶表示装置のアレイ基板
JP4724249B2 (ja) 液晶表示装置及びその検査方法
JP2010286617A (ja) 液晶表示装置
JP2014032322A (ja) 液晶表示装置および配線検査方法
JP7415423B2 (ja) 電気光学装置、電子機器および電気光学装置の検査方法
JP2012078127A (ja) Tftアレイ検査装置およびtftアレイ検査方法
JPWO2017168530A1 (ja) 基板の配線経路の検査方法及び検査システム
JP2007304083A (ja) 表示基板の検査方法及びこれを利用した表示基板の検査装置
JP2006267787A (ja) 表示用パネル及びその製造方法
JP2008233730A (ja) 液晶表示パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6370057

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees