JP2015154596A - プロテクタ、プロテクタ連結システム、及びワイヤーハーネス - Google Patents

プロテクタ、プロテクタ連結システム、及びワイヤーハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】2本より多いワイヤーハーネスを連結させることを可能とする。
【解決手段】プロテクタ10は、ワイヤーハーネス100を構成する電線(コルゲートチューブ60)の周囲に取り付けられ、ワイヤーハーネス100を保護する本体部19と、本体部19に設けられる、二組の係合機構13,14、つまり二組のオス係合部15,17及びメス係合部16, 18とを備える。オス係合部15,17及びメス係合部16, 18は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロテクタ、プロテクタ連結システム、及びワイヤーハーネスに関する。
従来より、建物内の配線や自動車の各装置間の接続のために、複数本の電線を束ねてなるワイヤーハーネスが一般的に使用されている。このようなワイヤーハーネスに関する従来技術として、例えば特許文献1には、ワイヤーハーネスを保護するため外周に取り付けられるプロテクタ同士を連結させることで、2つのワイヤーハーネスを連結させて平行に配索する構成が開示されている。
特開2011−91904号公報
ところで、ワイヤーハーネスの組み立て、組み立て後の配索、配索後の電線の追加などの作業を考えると、2本より多い複数のワイヤーハーネスを個別に作製し、これらを組み合わせて配索する手法とすると、作業効率性が向上して好ましい場合がある。しかしながら、従来のワイヤーハーネスの構成では、2本より多い複数のワイヤーハーネスを連結することが困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、2本より多いワイヤーハーネスを連結させることができるプロテクタ、プロテクタ連結システム、及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロテクタは、ワイヤーハーネスを構成する電線の周囲に取り付けられ、前記ワイヤーハーネスを保護する本体部と、前記本体部に設けられ、少なくとも一組の第一係合部及び第二係合部と、を備え、前記第一係合部及び前記第二係合部は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状であることを特徴とする。
また、上記のプロテクタにおいて、前記本体部の形状が、前記ワイヤーハーネスのうち直線方向の一方向及びその逆方向と、前記直線方向と直交する分岐方向からなる三方向に分岐する部分を覆うT字形状であり、前記本体部は、前記直線方向に沿って延在する基部と、前記分岐方向に沿って延在する分岐部と、を備え、前記直線方向及び前記分岐方向と直交する方向に沿った前記基部の外表面上の対向位置に、前記第一係合部及び前記第二係合部がそれぞれ配置され、前記第一係合部及び前記第二係合部の対向方向と直交し、かつ、前記分岐部と反対側の前記基部の前記外表面上の位置に、前記第一係合部又は前記第二係合部のいずれか一方がさらに配置されることが好ましい。
また、上記のプロテクタにおいて、前記第一係合部または前記第二係合部を備える他部材に対して、前記第一係合部は、前記本体部の軸方向に沿った相対移動によって前記他部材の前記第二係合部と係合可能であり、前記第二係合部は、前記相対移動によって前記他部材の前記第一係合部と係合可能であることが好ましい。
同様に、上記課題を解決するため、本発明に係るプロテクタ連結システムは、上記のプロテクタを、相互に連結可能な状態で複数備えることを特徴とする。
また、上記のプロテクタ連結システムは、前記第一係合部または前記第二係合部の一方を2つ、若しくは両方を1つずつ対向配置し、2つの前記プロテクタの間に介在して相互に接続可能なブラケットを備えることが好ましい。
また、上記のプロテクタ連結システムは、固定対象物に巻回可能であり、前記第一係合部または前記第二係合部のいずれか一方を備えるバンドクリップを備えることが好ましい。
同様に、上記課題を解決するため、本発明に係るワイヤーハーネスは、電線を備え、少なくとも一組の第一係合部及び第二係合部を備えるプロテクタが前記電線の周囲に取り付けられ、前記第一係合部及び前記第二係合部は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状であることを特徴とする。
本発明によれば、2以上の複数のプロテクタを連結させることが可能となるので、このように連結されたプロテクタがそれぞれ取り付けられている2本より多い複数のワイヤーハーネスを連結させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちの直線形状のプロテクタの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すプロテクタのX1方向の矢視図である。 図3は、図1,2に示すプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちの第一のT字形状のプロテクタの概略構成を示す斜視図である。 図5は、図4に示すプロテクタのX2方向の矢視図である。 図6は、図4,5に示すプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す斜視図である。 図7は、図6に示すプロテクタ連結システムのX3方向の矢視図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちの第二のT字形状のプロテクタの概略構成と、これらのプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す斜視図である。 図9は、図8に示すプロテクタ連結システムのX4方向の矢視図である。 図10は、図8に示すプロテクタ連結システムのX5方向の矢視図である。 図11は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちのブラケットの概略構成を示す図である。 図12は、図11のブラケットをオス係合部側から視た斜視図である。 図13は、図11のブラケットをメス係合部側から視た斜視図である。 図14は、図11〜13に示すブラケットと、図4,5に示す第一のT字形状のプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す図である。 図15は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちのバンドクリップの概略構成を示す斜視図である。
以下に、本発明に係るプロテクタ、プロテクタ連結システム、及びワイヤーハーネスの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施形態]
図1〜15を参照して本発明の一実施形態について説明する。ワイヤーハーネス100(図1等参照)は、例えば建物内の配線や自動車の各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にして集合部品としたものである。ワイヤーハーネス100は、上記の複数の電線を例えばコルゲートチューブ60(図1等参照)や樹脂テープなどの外装品によってまとめ、端部に上記の複数の電線を一度に接続できる多芯コネクタ等の接続部品に取り付けることで、上記の複数の電線を集合化する。また、一般的に、ワイヤーハーネス100を保護するために、コルゲートチューブ60の外周側にはプロテクタ等の保護部材が取り付けられている。
そして、本実施形態に係るプロテクタ連結システム1は、本実施形態に係る複数のプロテクタ10,20,30a,30b(図1,4,8参照)を介して、2本より多い複数のワイヤーハーネス100を連結することを可能とするものである。プロテクタ連結システム1は、直線形状のプロテクタ10と、T字形状のプロテクタ20,30a,30bと、プロテクタ10,20,30a,30b間の連結に用いるブラケット40(図11等参照)と、プロテクタ10,20,30a,30bと他のワイヤーハーネス100との連結に用いるバンドクリップ50(図15等参照)と、を備える。プロテクタ連結システム1を構成するプロテクタ10,20,30a,30bと、ブラケット40と、バンドクリップ50は、例えば樹脂製である。
以下、プロテクタ連結システム1の上記の各要素について個別に説明する。なお、以下の説明では、ワイヤーハーネス100の幹線を被覆するコルゲートチューブ60の軸線A(図1等参照)、及び、幹線から一部が分岐する支線(分岐線)を被覆するコルゲートチューブ60の軸線B(図4等参照)の延在方向を「軸方向」と表し、この軸方向と直交する方向を「径方向」と表す。
まず図1〜3を参照して、直線形状のプロテクタ10について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちの直線形状のプロテクタの概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示すプロテクタのX1方向の矢視図であり、図3は、図1,2に示すプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す斜視図である。
図1,2に示すように、プロテクタ10は、コルゲートチューブ60(ワイヤーハーネス100)が直線状に延在する直線部分に取り付けられる。プロテクタ10は、第一部材11と、第二部材12とを組み付けることで、コルゲートチューブ60の径方向外側に取り付けられる。すなわち、プロテクタ10は、直線形状かつ筒形状の部材である。
第一部材11は、径方向外側に3つの外表面11a,11b,11cを有する。外表面11aと外表面11bは略直交して一辺で接続されており、外表面11bと外表面11cも略直交して一辺で接続されている。つまり外表面11bは、対辺にてそれぞれ外表面11a及び外表面11cと接続されている。また、外表面11aと外表面11cは対向して配置されている。
第二部材12は、外表面12aを備える。外表面12aは、第二部材12が第一部材11に組み付けられたときに、第一部材11の外表面11bと対向するよう形成されている。第二部材12は、係合爪12bを備え、この係合爪12bを第一部材11の係合孔11dに挿入して係合させることで、第一部材11に組み付けられる。第二部材12が第一部材11に組み付けられた状態では、図1,2に示すようにプロテクタ10の径方向内側にはコルゲートチューブ60の外径に沿った内周面が形成され、この内周面がコルゲートチューブ60と当接することで、コルゲートチューブ60に固定される。すなわち、第一部材11及び第二部材12が一体的に組み合うことで、コルゲートチューブ60(ワイヤーハーネス100を構成する電線)の周囲に取り付けられ、ワイヤーハーネス100を保護するためのプロテクタ10の本体部19が形成される。なお、以下の説明では、上記のコルゲートチューブ60の軸方向を、プロテクタ10の本体部19の軸方向とも表記する場合がある。
特に本実施形態では、プロテクタ10は、図2に示すように、本体部19に設けられる、二組の係合機構13,14を備える。係合機構13は、オス係合部15(第一係合部)とメス係合部16(第二係合部)とを有する。係合機構14も同様に、オス係合部17(第一係合部)とメス係合部18(第二係合部)とを有する。つまり、プロテクタ10は、本体部19に設けられる、二組のオス係合部15,17及びメス係合部16,18を備える。
係合機構13のオス係合部15とメス係合部16は、軸線Aの方向視において、軸線Aを挟んで点対称の位置となるように、プロテクタ10の本体部19の外表面上にそれぞれ配置される。言い換えると、係合機構13のオス係合部15とメス係合部16は、軸線Aと直交する方向に沿ったプロテクタ10の外表面上の対向位置にそれぞれ配置される。同様に、係合機構14のオス係合部17とメス係合部18も、軸線Aの方向視において、軸線Aを挟んで点対称の位置となるように、プロテクタ10の本体部19の外表面上にそれぞれ配置され、言い換えると、軸線Aと直交する方向に沿ったプロテクタ10の外表面上の対向位置にそれぞれ配置される。
係合機構13のオス係合部15とメス係合部16が配置される位置を結ぶ線分の延在方向、つまりオス係合部15とメス係合部16との対向方向は、係合機構14のオス係合部17とメス係合部18との対向方向と直交している。つまり、軸線Aの方向視において、係合機構13,14の各係合部が、軸線Aまわりに90°ずつ離間して均等配置されている。図1,2では、係合機構13のメス係合部16が第二部材12の外表面12aに、係合機構14のオス係合部17が第一部材11の外表面11aに、係合機構13のオス係合部15が第一部材11の外表面11bに、係合機構14のメス係合部18が第一部材11の外表面11cにそれぞれ配置されている。
係合機構13,14のオス係合部15,17とメス係合部16,18は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である。係合機構13,14のオス係合部15,17は、他のプロテクタ10の係合機構13,14のメス係合部16,18とそれぞれ係合することができる。同様に、係合機構13,14のメス係合部16,18は、他のプロテクタ10の係合機構13,14のオス係合部15,17とそれぞれ係合することができる。オス係合部15,17は、メス係合部16,18に対して本体部19の軸方向(またはワイヤーハーネス100の延在方向)に沿ってスライドすることでメス係合部16,18と係合することができる。すなわち、オス係合部15,17とメス係合部16,18は、所謂スライド係合方式の係合機構である。
より詳細には、図2に示すように、オス係合部15,17は、軸方向に延在する一対の摺動部15a,17aと、これらの一対の摺動部15a,17aの間に設けられる係止爪15b,17bと、を有する。メス係合部16,18は、摺動部15a,17aと嵌合可能に軸方向に延在して設けられる一対のガイド溝16a,18aと、これらの一対のガイド溝16a,18aの間に設けられる固定部16b,18bとを有する(図3等参照)。係合動作において、オス係合部15,17は、一対の摺動部15a,17aをメス係合部16,18の一対のガイド溝16a,18aに嵌合させた状態で、摺動部15a,17aとガイド溝16a,18aとの嵌合部分が増える方向(係合方向)に軸方向にスライドされる。これにより、オス係合部15,17の係止爪15b,17bがメス係合部16,18の固定部16b,18bと当接すると、係止爪15b,17bが弾性変形によって固定部16b,18bを乗り越える。この状態では、固定部16b,18bは、摺動部15a,17aがガイド溝16a,18aから外れる方向(上記係合方向とは反対向きの解放方向)に係止爪15b,17bが移動するのを規制する。また、摺動部15a,17aは、ガイド溝16a,18aによって係合方向への所定以上の移動が規制されている。この結果、オス係合部15,17がメス係合部16,18に係合された状態となる。
このような二組の係合機構13,14を備える直線形状のプロテクタ10を複数備えるプロテクタ連結システム1の構成例を図3に示す。図3に示すように、プロテクタ連結システム1において、個々のプロテクタ10は、係合機構13のオス係合部15及びメス係合部16、並びに、係合機構14のオス係合部17及びメス係合部18を介して、他のプロテクタ10と係合可能である。つまり、プロテクタ10は、係合機構13のオス係合部15とメス係合部16が配置される位置を結ぶ線分の両端にてそれぞれ別のプロテクタ10と係合可能であり、すなわち他の2個のプロテクタ10と係合可能である。同様に、プロテクタ10は、係合機構14のオス係合部17とメス係合部18が配置される位置を結ぶ線分の両端にてそれぞれ別のプロテクタ10と係合可能であり、すなわち他の2個のプロテクタ10と係合可能である。このようなプロテクタ10を、係合機構13のオス係合部15とメス係合部16との対向方向または係合機構14のオス係合部17とメス係合部18との対向方向に複数連結させることにより、プロテクタ連結システム1は、係合機構13の対向方向と、係合機構14の対向方向とに沿って、それぞれ2以上の複数のプロテクタ10を連結させることが可能となる。言い換えると、プロテクタ連結システム1は、軸線Aと直交し、かつ、相互にも直交する二方向に沿って、それぞれ複数のプロテクタ10を連結することが可能となる。
このように、本実施形態の直線形状のプロテクタ10は、ワイヤーハーネス100を構成する電線(コルゲートチューブ60)の周囲に取り付けられ、ワイヤーハーネス100を保護する本体部19と、本体部19に設けられる、二組の係合機構13,14、つまり二組のオス係合部15,17及びメス係合部16, 18とを備える。オス係合部15,17及びメス係合部16, 18は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である。
この構成により、係合機構13のオス係合部15とメス係合部16との対向方向と、係合機構14のオス係合部17とメス係合部18との対向方向との二方向に沿って、それぞれ2以上の複数のプロテクタ10を連結させることが可能となるので、図3に示すように、このように連結されたプロテクタ10がそれぞれ取り付けられている2本より多い複数のワイヤーハーネス100を連結させることができる。
このように2本より多い複数のワイヤーハーネス100を連結できる構成によって、例えば多数のワイヤーハーネス100を別々に作製して、車体等への取り付け時に一体的に組み合わせることが可能となり、ワイヤーハーネス100の作製作業の効率を向上できる。また、多数のワイヤーハーネス100を組み合わせて車体等に設置できるので、ワイヤーハーネス100の配索の自由度を向上できる。さらに、配索後に電線を追加したい場合には、既存のワイヤーハーネス100に新たなワイヤーハーネス100を追加して連結すれば、既存のワイヤーハーネス100を維持しつつ新たなワイヤーハーネス100を簡便に追加配索することができる。
また、本実施形態のプロテクタ10において、オス係合部またはメス係合部を備える他部材(例えば他のプロテクタ10)に対して、オス係合部15,17は、本体部19の軸方向に沿った相対移動によって他部材のメス係合部と係合可能であり、メス係合部16,18は、この相対移動によって他部材のオス係合部と係合可能である。
プロテクタ10を介して2つのワイヤーハーネス100が並行連結される構成において、取り回しのときにワイヤーハーネス100同士が離れる方向に引張力を受ける状況が考えられる。このような状況は、特にワイヤーハーネス100が太くなるほど顕著である。このような状況では、この引張力によってワイヤーハーネス100を連結させているプロテクタ10の連結部分が外れてしまう虞がある。これに対して、本実施形態では上記構成により、オス係合部15,17と他部材のメス係合部との係合部分、またはメス係合部16,18と他部材のオス係合部との係合部分において、オス係合部15,17の摺動部15a,17aがメス係合部16,18のガイド溝16a,18aに軸方向に沿って嵌合されているため、オス係合部15,17と、メス係合部16,18との係合部分はワイヤーハーネス100同士が離間する方向にかかる引張力に対して強くなる。これにより、係合状態のオス係合部15,17と他部材のメス係合部、または、メス係合部16,18と他部材のオス係合部とが外れることを抑制できる。
なお、本実施形態では、プロテクタ10の本体部19に二組のオス係合部15, 17及びメス係合部16,18を設け、それぞれの配置方向が直交する構成を例示したが、これに限られず、オス係合部及びメス係合部は少なくとも一組が単一のプロテクタ10に設けられればよい。
例えば、単一のプロテクタ10が一組のオス係合部15とメス係合部16とを備える構成としても、プロテクタ10は、オス係合部15とメス係合部16が配置される位置を結ぶ線分の両端にてそれぞれ別のプロテクタ10と係合可能であり、すなわち他の2個のプロテクタ10と係合可能であるので、プロテクタ連結システム1は、係合機構13のオス係合部15及びメス係合部16との対向方向に沿って、2以上の複数のプロテクタ10を連結させることが可能となり、2本より多いワイヤーハーネス100を連結することができる。この場合、オス係合部15及びメス係合部16は、上記実施形態と同様に軸線Aを通り対向する方向、すなわち軸線Aまわりに180°ずらして配置してもよいし、これ以外としてもよい。例えば、オス係合部15とメス係合部16とを軸線Aまわりに90°ずらして配置すれば、最大4本のワイヤーハーネス100を2本×2本の格子状に連結することができる。
一方、単一のプロテクタ10が三組以上のオス係合部及びメス係合部を備える構成とすることもできる。例えば三組のオス係合部及びメス係合部を備える構成では、各組のオス係合部とメス係合部との対向方向を略均等に(例えば60°)ずつずらして設定すれば、プロテクタ連結システム1は、これらの三組の対向方向に沿って、2本より多いワイヤーハーネス100を連結することができる。
次に、図4〜7を参照して、第一のT字形状のプロテクタ20について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちの第一のT字形状のプロテクタの概略構成を示す斜視図であり、図5は、図4に示すプロテクタのX2方向の矢視図であり、図6は、図4,5に示すプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す斜視図であり、図7は、図6に示すプロテクタ連結システムのX3方向の矢視図である。
図4,5に示すように、プロテクタ20は、コルゲートチューブ60(ワイヤーハーネス100)が三方向に分岐するジョイント部に取り付けられる。このジョイント部では、コルゲートチューブ60及びワイヤーハーネス100は、軸線Aの方向に延在する幹線に加えて、さらにこの幹線と直交する軸線Bの方向に延在する分岐線を有し、所謂T字状に構成されている。このため、このジョイント部においてコルゲートチューブ60の径方向外側に取り付けられるプロテクタ20の本体部21の形状は、ワイヤーハーネス100のうち直線方向(軸線Aの方向)の一方向及びその逆方向と、直線方向と直交する分岐方向(軸線Bの方向)からなる三方向に分岐する部分を覆うT字形状に形成されている。すなわち、プロテクタ20は、T字形状かつ筒形状の部材である。
プロテクタ20の本体部21は、軸線A方向に延在する幹線の周囲に配置される基部22aと、軸線B方向に延在する分岐線の周囲に配置される分岐部22bとを備える。また、プロテクタ20は、軸線A及び軸線Bを含む水平面に沿って第一部材23と第二部材24に分割され、ヒンジ部25により両者を連結するよう一体的に形成されている。プロテクタ20は、コルゲートチューブ60のジョイント部を第二部材24の内周面上に配置した上で、ヒンジ部25を中心として第一部材23を第二部材24側に回動させ、第一部材23の係合孔23aを第二部材24の係合爪24aに係合して第一部材23を第二部材24に組み付けることで、コルゲートチューブ60の外周に固定される。
プロテクタ20は、本体部21に設けられる、一組の係合機構26を備える。係合機構26の構成は、上記のプロテクタ10の係合機構13,14と同様である。すなわち、係合機構26は、上記のオス係合部15,17及びメス係合部16,18と同様の構成のオス係合部27及びメス係合部28を有する。
係合機構26のオス係合部27とメス係合部28は、軸線Aの方向視において、軸線Aを挟んで点対称の位置となるように、プロテクタ20の本体部21のうち、基部22aの外周面上にそれぞれ配置される。言い換えると、係合機構26のオス係合部27とメス係合部28は、軸線A及び軸線Bと直交する方向に沿った、プロテクタ20の基部22aの外周面上の対向位置にそれぞれ配置される。
係合機構26のオス係合部27は、他のプロテクタ20の係合機構26のメス係合部28とそれぞれ係合することができる。同様に、係合機構26のメス係合部28は、他のプロテクタ20の係合機構26のオス係合部27とそれぞれ係合することができる。係合機構26のスライド係合の方向は、軸線Aに沿った方向である。
このような一組の係合機構26を備える第一のT字形状のプロテクタ20を複数備えるプロテクタ連結システム1の構成例を図6,7に示す。図6,7に示すように、プロテクタ連結システム1において、個々のプロテクタ20は、係合機構26のオス係合部27及びメス係合部28を介して、他のプロテクタ20と係合可能である。つまり、プロテクタ20は、係合機構26のオス係合部27とメス係合部28が配置される位置を結ぶ線分の両端にてそれぞれ別のプロテクタ20と係合可能であり、すなわち他の2個のプロテクタ20と係合可能である。このようなプロテクタ20を、係合機構26のオス係合部27とメス係合部28との対向方向に複数連結させることにより、プロテクタ連結システム1は、係合機構26の対向方向に沿って2以上の複数のプロテクタ20を連結させることが可能となる。言い換えると、プロテクタ連結システム1は、軸線A及び軸線Bと直交する方向に沿って複数のプロテクタ20を連結することが可能となる。
このように、本実施形態の第一のT字形状のプロテクタ20は、ワイヤーハーネス100を構成する電線(コルゲートチューブ60)の周囲に取り付けられ、ワイヤーハーネス100を保護するための本体部21と、この本体部21に設けられる、一組の係合機構26、つまり一組のオス係合部27及びメス係合部28とを備える。オス係合部27及びメス係合部28は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である。
この構成により、係合機構26のオス係合部27とメス係合部28との対向方向に沿って2以上の複数のプロテクタ20を連結させることが可能となるので、図6,7に示すように、このように連結されたプロテクタ20がそれぞれ取り付けられている2本より多い複数のワイヤーハーネス100を連結させることができる。
また、本実施形態のプロテクタ20においても、上記の直線形状のプロテクタ10と同様に、オス係合部またはメス係合部を備える他部材(例えば他のプロテクタ20)に対して、オス係合部27は、本体部21の基部22aの軸方向(軸線Aの方向)に沿った相対移動によって他部材のメス係合部と係合可能であり、メス係合部28は、この相対移動によって他部材のオス係合部と係合可能である、所謂スライド係合方式の係合機構であることにより、オス係合部27と他部材のメス係合部との係合部分、またはメス係合部28と他部材のオス係合部との係合部分はワイヤーハーネス100同士が離間する方向にかかる引張力に対して強くなる。これにより、係合状態のオス係合部27と他部材のメス係合部、または、メス係合部28と他部材のオス係合部とが外れることを抑制できる。
なお、本実施形態では、プロテクタ20は、軸線Aの方向に延在するワイヤーハーネス100の幹線と、この幹線と直交する軸線Bの方向に延在するワイヤーハーネス100の分岐線との接点であるT字状のジョイント部の周囲に取り付けられるため、T字形状の構成を例示したが、T字形状以外の形状でもよい。例えば略等間隔に三方向に延在するY字形状や、四方向に延在する十字形状でもよい。
次に、図8〜10を参照して、第二のT字形状のプロテクタ30a,30bについて説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちの第二のT字形状のプロテクタの概略構成と、これらのプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す斜視図であり、図9は、図8に示すプロテクタ連結システムのX4方向の矢視図であり、図10は、図8に示すプロテクタ連結システムのX5方向の矢視図である。
図8に示すように、第二のT字形状のプロテクタ30a,30bの基本的な構成は、上記の第一のT字形状のプロテクタ20と同様である。すなわち、プロテクタ30a,30bの本体部31、基部32a、分岐部32b、第一部材33、係合孔33a、第二部材34、係合爪34a、一組の係合機構35(オス係合部36、メス係合部37)は、プロテクタ20の本体部21、基部22a、分岐部22b、第一部材23、係合孔23a、第二部材24、係合爪24a、一組の係合機構26(オス係合部27、メス係合部28)と同様の構成である。
プロテクタ30a,30bは、一組のオス係合部36及びメス係合部37に加えて、さらに、オス係合部36及びメス係合部37のいずれか一方を第三の係合部として備える点で、上記のプロテクタ20と相違する。この第三の係合部は、オス係合部36及びメス係合部37の対向方向と直交し、かつ、分岐部32bと反対側の基部32aの外表面上の位置(プロテクタ20ではヒンジ部25が設けられる位置)に配置される。より詳細には、図9,10に示すように、プロテクタ30aには、この第三の係合部として、オス係合部36と同様の構成のオス係合部38が設けられ、また、プロテクタ30bには、この第三の係合部として、メス係合部37と同様の構成のメス係合部39が設けられている。プロテクタ30aのオス係合部38と、プロテクタ30bのメス係合部39とは、軸線Aに沿った相対移動によってスライド係合できるよう配置されている。
このように、プロテクタ30a, 30bは、プロテクタ20と同様に、本体部31に設けられる、一組の係合機構35(オス係合部36及びメス係合部37)を備える構成により、オス係合部36とメス係合部37との対向方向、すなわち軸線A、Bと直交する方向に沿って、それぞれ2以上のプロテクタ30a, 30bを連結することができる。さらに、プロテクタ30aのオス係合部38とプロテクタ30bのメス係合部39により、軸線Aの方向に沿って、プロテクタ30a, 30bを相互に連結することができる。つまり、第二のT字形状のプロテクタ30a,30bを複数備えるプロテクタ連結システム1は、プロテクタ20と比較してより多くのプロテクタ30a,30bを連結することが可能となり、より多くのワイヤーハーネス100を連結させることができる。
次に、図11〜14を参照して、ブラケット40について説明する。図11は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちのブラケットの概略構成を示す図であり、図12は、図11のブラケットをオス係合部側から視た斜視図であり、図13は、図11のブラケットをメス係合部側から視た斜視図であり、図14は、図11〜13に示すブラケットと、図4,5に示す第一のT字形状のプロテクタにより複数のワイヤーハーネスを連結したプロテクタ連結システムを示す図である。
図11〜13に示すように、ブラケット40は、対向する2平面41a,41bを有する平板状の基部41と、基部41の一方の平面41a上に設けられたオス係合部42と、他方の平面41b上に設けられたメス係合部43とを備える。オス係合部42及びメス係合部43の構成は、上記のプロテクタ10のオス係合部15及びメス係合部16と同様である。オス係合部42とメス係合部43とは、基部41を挟んで対向配置されている。
ブラケット40のオス係合部42は、上記の第一のT字形状のプロテクタ20の係合機構26のメス係合部28と係合することができる。また、ブラケット40のメス係合部43は、プロテクタ20の係合機構26のオス係合部27と係合することができる。つまり、単一のブラケット40は、2つのプロテクタ20の間に介在して相互に連結することができる。オス係合部42がプロテクタ20の係合機構26のメス係合部28に挿入する方向Y1と、メス係合部43にプロテクタ20の係合機構26のオス係合部27が挿入される方向Y2とは逆方向となるよう配置されている。
このようなブラケット40と、上記の第一のT字形状のプロテクタ20とを備えるプロテクタ連結システム1の構成例を図14に示す。図14に示すように、プロテクタ連結システム1において、ブラケット40は、オス係合部42及びメス係合部43を介して、2個のプロテクタ20と連結可能である。また、ブラケット40のオス係合部42がプロテクタ20の係合機構26のメス係合部28に挿入する方向Y1と、メス係合部43にプロテクタ20の係合機構26のオス係合部27が挿入される方向Y2とが逆方向となるように、オス係合部42及びメス係合部43が配置されるので、ブラケット40は、オス係合部42と連結されるプロテクタ20の分岐部22bの延在方向と、メス係合部43と連結されるプロテクタ20の分岐部22bの延在方向とを逆方向にすることができる。すなわち、プロテクタ連結システム1は、ブラケット40を介して2つの第一のT字形状のプロテクタ20を連結させることにより、これらの2つのプロテクタ20の分岐部22bの方向を逆方向に変更できる。これにより、ワイヤーハーネス100の配索の自由度をさらに向上できる。
なお、本実施形態では、単一のブラケット40が一組のオス係合部42及びメス係合部43を備える構成、すなわち、オス係合部42またはメス係合部43の両方を1つずつ対向配置する構成を例示したが、オス係合部42またはメス係合部43の一方を2つ対向配置する構成でもよい。例えば、2つのオス係合部42を基部41上に対向配置する構成でもよく、この場合、2つのオス係合部42のそれぞれがプロテクタ20の係合機構26のメス係合部28に挿入する方向が逆方向となるように、2つのオス係合部42を配置するのが好ましい。同様に、単一のブラケット40に2つのメス係合部43を対向配置する構成でもよく、この場合、2つのメス係合部43のそれぞれにプロテクタ20の係合機構26のオス係合部27が挿入される方向が逆方向となるように、2つのメス係合部43を配置するのが好ましい。
また、本実施形態では、ブラケット40を第一のT字形状のプロテクタ20と連結する構成を例示したが、ブラケット40は、直線形状のプロテクタ10や、第二のT字形状のプロテクタ30a,30bとも連結可能である。
次に図15を参照して、バンドクリップ50について説明する。図15は、本発明の一実施形態に係るプロテクタ連結システムのうちのバンドクリップの概略構成を示す斜視図である。
図15に示すように、バンドクリップ50は、固定対象物に巻回して固定される部品である。固定対象物としては、例えば、コルゲートチューブ60(ワイヤーハーネス100の複数の電線を束ねた部分)、プロテクタ10,20,30a,30b、または車体等の本体側の固定物等が挙げられる。バンドクリップ50は、上記のプロテクタ10のオス係合部15及びメス係合部16のいずれか一方と同様の構成の係合部51を備える。図15の例では、メス係合部を備える構成を例示している。バンドクリップ50の係合部51のスライド係合の方向は、コルゲートチューブ60に取り付けた状態で、コルゲートチューブ60の軸線Aの方向に沿うように配置されている。
このように、バンドクリップ50は、オス係合部またはメス係合部の一方と同様の構成の係合部51を備えることで、プロテクタ10, 20, 30a,30bの係合機構と連結することができるので、このバンドクリップ50が取り付けられた一本のワイヤーハーネス100を、バンドクリップ50と連結するプロテクタ10, 20, 30a,30bが取り付けられている他のワイヤーハーネス100と軸線Aの方向に沿って平行に配置することが可能となる。
なお、本実施形態では、バンドクリップ50にオス係合部またはメス係合部の一方を備える構成を例示したが、これと同様に、ワイヤーハーネス100を配索する車体等の本体側に、オス係合部またはメス係合部を設けることもできる。
以上のとおり、本実施形態に係るプロテクタ連結システム1は、上記のとおり説明した直線形状のプロテクタ10と、第一のT字形状のプロテクタ20と、第二のT字形状のプロテクタ30a,30bと、これらのプロテクタ10,20,30a,30b間の連結に用いるブラケット40と、プロテクタ10,20,30a,30bと他のワイヤーハーネス100との連結に用いるバンドクリップ50と、を備える。このようなプロテクタ連結システム1は、これらの各構成要素を組み合わせて相互に連結させることによって、2本より多い複数のワイヤーハーネス100を連結させることが可能となる。また、ワイヤーハーネス100の作製作業の効率を向上でき、ワイヤーハーネス100の配索の自由度を向上できる。
なお、本実施形態のプロテクタ連結システム1は、上記のプロテクタ10,20,30a,30bの少なくとも1種類を備えればよく、ブラケット40及びバンドクリップ50の少なくとも一方を含まない構成でもよい。
また、本実施形態に係るワイヤーハーネス100は、上記のとおり説明したように、少なくとも一組のオス係合部及びメス係合部を備える、直線形状のプロテクタ10と、第一のT字形状のプロテクタ20と、第二のT字形状のプロテクタ30a,30bのいずれかを取り付けられる構成とすることで、2本より多い複数のワイヤーハーネス100と連結することが可能となり、この結果、作製作業の効率を向上でき、配索の自由度を向上できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、オス係合部とメス係合部とがスライド係合する係合機構を例示したが、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である一組の係合部が係合する構成であればよく、スライド係合方式以外でもよい。例えば一方が突起部で、他方が孔部であり、突起部を孔部に係合させることで係合する構成でもよい。
1 プロテクタ連結システム
10,20,30a,30b プロテクタ
15,17,27,36,38,42 オス係合部(第一係合部)
16,18,28,37,39,43 メス係合部(第二係合部)
19,21,31 本体部
32a 基部
32b 分岐部
40 ブラケット
50 バンドクリップ
60 コルゲートチューブ(電線)
100 ワイヤーハーネス

Claims (7)

  1. ワイヤーハーネスを構成する電線の周囲に取り付けられ、前記ワイヤーハーネスを保護する本体部と、
    前記本体部に設けられる、少なくとも一組の第一係合部及び第二係合部と、を備え、
    前記第一係合部及び前記第二係合部は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である
    ことを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記本体部の形状が、前記ワイヤーハーネスのうち直線方向の一方向及びその逆方向と、前記直線方向と直交する分岐方向からなる三方向に分岐する部分を覆うT字形状であり、
    前記本体部は、
    前記直線方向に沿って延在する基部と、
    前記分岐方向に沿って延在する分岐部と、を備え、
    前記直線方向及び前記分岐方向と直交する方向に沿った前記基部の外表面上の対向位置に、前記第一係合部及び前記第二係合部がそれぞれ配置され、
    前記第一係合部及び前記第二係合部の対向方向と直交し、かつ、前記分岐部と反対側の前記基部の前記外表面上の位置に、前記第一係合部又は前記第二係合部のいずれか一方がさらに配置される
    ことを特徴とする、請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記第一係合部または前記第二係合部を備える他部材に対して、
    前記第一係合部は、前記本体部の軸方向に沿った相対移動によって前記他部材の前記第二係合部と係合可能であり、
    前記第二係合部は、前記相対移動によって前記他部材の前記第一係合部と係合可能である
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載のプロテクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロテクタを、相互に連結可能な状態で複数備えることを特徴とするプロテクタ連結システム。
  5. 前記第一係合部または前記第二係合部の一方を2つ、若しくは両方を1つずつ対向配置し、2つの前記プロテクタの間に介在して相互に接続可能なブラケットを備えることを特徴とする、請求項4に記載のプロテクタ連結システム。
  6. 固定対象物に巻回可能であり、前記第一係合部または前記第二係合部のいずれか一方を備えるバンドクリップを備えることを特徴とする、請求項4または5に記載のプロテクタ連結システム。
  7. 電線を備え、
    少なくとも一組の第一係合部及び第二係合部を備えるプロテクタが前記電線の周囲に取り付けられ、
    前記第一係合部及び前記第二係合部は、相互に係合可能な形状であり、かつ、異なる形状である
    ことを特徴とするワイヤーハーネス。
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