JPH0662716U - プロテクタの積み重ね構造 - Google Patents

プロテクタの積み重ね構造

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JPH0662716U
JPH0662716U JP246493U JP246493U JPH0662716U JP H0662716 U JPH0662716 U JP H0662716U JP 246493 U JP246493 U JP 246493U JP 246493 U JP246493 U JP 246493U JP H0662716 U JPH0662716 U JP H0662716U
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JP
Japan
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protector body
cover
protector
locking
engaged
Prior art date
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Pending
Application number
JP246493U
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English (en)
Inventor
沢治 柳
Original Assignee
矢崎総業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結によってプロテクタのワイヤーハーネス
収容空間が狭くなることがなく、しかもがたつきが生じ
ないプロテクタの積み重ね構造を提供する。 【構成】 カバー50側の係止部7と係合可能な被係止
部5を有する断面コ字状のプロテクタ本体20の開口面
の上に、同形の別のプロテクタ本体30を同じ姿勢で積
み重ねて前記開口面を閉止し、上側のプロテクタ本体3
0の開口面を前記カバー50で閉止して、該カバー50
側の係止部7を該上側のプロテクタ本体30の被係止部
5に係合させ、しかも前記上側のプロテクタ本体30に
は前記カバー50側の係止部7と同形の係止部7を設け
て、該上側のプロテクタ本体30の係止部7を下側のプ
ロテクタ本体20の被係止部5に係合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車両用のワイヤーハーネスを保護するプロテクタの積み重ね 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のプロテクタの一例を図3に示す。この図のプロテクタは、ワイヤーハ ーネスを収容する凹所を有した断面コ字状のプロテクタ本体1と、該プロテクタ 本体1の開口面を閉止する板状のカバー3とからなる。プロテクタ本体1は、底 壁1aと一対の側壁1b、1bとからなり、側壁1b、1bの外面上部には係止 枠(被係止部)5が形成されている。また、カバー3の側縁部には、カバー3で プロテクタ本体1の上面開口を閉止した際に、前記係止枠5の下端に係止される 突起部7aが突設され前記係止枠5と係合する係止アーム(係止部)7が形成さ れている。
【0003】 ところで、車両において異種のワイヤーハーネスを同一経路で通すような場合 には、図4に示すように、それぞれのワイヤーハーネスW、Wに対して別々にプ ロテクタを装着し、これを積み重ねて相互に連結して車両に装備している。
【0004】 この場合、プロテクタを相互に連結する方法として、図4の従来例では、下側 のプロテクタのカバー3に係止孔10を設けると共に、上側のプロテクタ本体1 の底面にクリップ12を設け、両プロテクタを積み重ねると同時に、係止孔10 にクリップ12を係合させることで、両プロテクタを一体に連結している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例では、クリップ12を下側のカバー3の係止孔10に侵入させて係 合するので、下側のプロテクタのワイヤーハーネス収容空間が狭くなるという問 題がある。また、上側のプロテクタ本体1と下側のプロテクタ本体1との間にカ バー3があることで、両プロテクタ本体間に複数の係止手段が介在することにな るので、がたつきが生じやすいという問題もある。
【0006】 本考案は、上記事情を考慮し、連結によってプロテクタのワイヤーハーネス収 容空間が狭くなくことがなく、しかもがたつきが生じないプロテクタの積み重ね 構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、カバー側の係止部と係合可能な被係止部を有する断面コ字状のプロ テクタ本体の開口面の上に、同形の別のプロテクタ本体を同じ姿勢で積み重ねて 前記開口面を閉止し、上側のプロテクタ本体の開口面を前記カバーで閉止して、 該カバー側の係止部を該上側のプロテクタ本体の被係止部に係合させ、しかも前 記上側のプロテクタ本体には前記カバー側の係止部と同形の係止部を設けて、該 上側のプロテクタ本体の係止部を下側のプロテクタ本体の被係止部に係合させた ことを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構造を得る場合、まず、下側のプロテクタ本体内にワイヤーハーネスを収 容し、その上に上側のプロテクタ本体を積み重ね、上側プロテクタ本体で下側の プロテクタ本体の開口面を閉止する。同時に上側プロテクタ本体の係止部と下側 プロテクタ本体の被係止部とを係合することにより、両者を一体化する。それか ら上側のプロテクタ本体に別のワイヤーハーネスを収容して、該上側プロテクタ 本体の開口面をカバーで閉止し、カバーの係止部を上側プロテクタ本体の被係止 部に係合して完成とする。なお、積み重ねの必要がない場合には、係止部と被係 止部とを有した上側プロテクタ本体を取り除き、下側プロテクタ本体に直接カバ ーを従来と同様に取り付ければよい。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は、本考案の積み重ね構造を作る前の状態を示す斜視図である。このプロ テクタの積み重ね構造は、下側のプロテクタ本体20と、上側のプロテクタ本体 30と、カバー50とにより構成されている。
【0011】 下側のプロテクタ本体20及びカバー50は、図3に示した従来例と全く同一 構成であり、プロテクタ本体20には係止枠(被係止部)5が設けられ、カバー 50には係止アーム7が設けられている。
【0012】 上側のプロテクタ本体30は、下側のプロテクタ20と同一構成のものに、新 たにカバー50に設けた係止アーム7と同一形状の係止アーム7を、カバー50 と同様の位置に取り付けたものである。
【0013】 このようなプロテクタ本体20、30及びカバー50を用いることにより、図 2に示す構造を作ることができる。即ち、下側のプロテクタ本体20にワイヤー ハーネスWを収容した後、その開口面の上に、上側のプロテクタ本体30を下側 と全く同じ姿勢で積み重ねてその底壁1aで開口面を閉止し、上側のプロテクタ 本体30の係止アーム7を下側のプロテクタ本体20の係止枠5に係合させるこ とで、両プロテクタ本体20、30相互を一体化する。
【0014】 次いで、上側のプロテクタ本体30にもワイヤーハーネスWを収容して、その 開口面をカバー50で閉止し、該カバー50の係止アーム7を上側のプロテクタ 本体30の係止枠5に係合させて完成とする。
【0015】 この構造によれば、下側のプロテクタ本体20のカバーを上側のプロテクタ本 体30の底壁1aで兼ねているので、カバーを省略することができ、部品点数を 減らすことができる。また、プロテクタ本体20、30相互を直接係止枠5と係 止アーム7とで連結しているので、がたつきが生じない。さらに、連結状態でワ イヤーハーネス収容空間内に何も侵入物がないので、収容空間が狭くなることも ない。
【0016】 なお、上記実施例では、プロテクタ本体を2段積み重ねた場合を示したが、上 側プロテクタ本体を順番に何段も積み重ねることで、3段以上に積み重ねること もできる。
【0017】 また、積み重ねの必要のない場合は、上側のプロテクタ本体30を取り除き、 下側のプロテクタ本体20に直接カバー50を係合させれば、従来と同様に単層 で使用することができる。言い換えれば、上側のプロテクタ本体30を新たに用 意しさえすれば、従来のプロテクタを用いて、本考案を実施することが可能であ る。
【0018】 また、上記実施例では、L字状に折曲したプロテクタを示したが、その他の形 状のプロテクタにも勿論本考案を適用することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、カバー側の係止部と係合可能な被係止 部を利用することにより、プロテクタ本体同士を積み重ね状態で連結するので、 ワイヤーハーネスの収容空間内に係止手段などが侵入して収容空間を狭くするよ うなことがない。また、上側のプロテクタ本体と下側のプロテクタ本体をそれぞ れに設けた係止部と被係止部とで連結するので、間にカバーを介在しない分、が たつきの発生を押さえることができる。また、上側のプロテクタ本体で下側のプ ロテクタ本体の開口を閉止するので、下側のプロテクタに関してはカバーが不要 となり、部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の使用状態の斜視図である。
【図3】従来のプロテクタの一例を示す斜視図である。
【図4】従来のプロテクタを積み重ねる場合の、重ね合
わせ前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 係止枠(被係止部) 7 係止アーム(係止部) 20 下側のプロテクタ本体 30 上側のプロテクタ本体 50 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー側の係止部と係合可能な被係止部
    を有する断面コ字状のプロテクタ本体の開口面の上に、
    同形の別のプロテクタ本体を同じ姿勢で積み重ねて前記
    開口面を閉止し、上側のプロテクタ本体の開口面を前記
    カバーで閉止して、該カバー側の係止部を該上側のプロ
    テクタ本体の被係止部に係合させ、しかも前記上側のプ
    ロテクタ本体には前記カバー側の係止部と同形の係止部
    を設けて、該上側のプロテクタ本体の係止部を下側のプ
    ロテクタ本体の被係止部に係合させたことを特徴とする
    プロテクタの積み重ね構造。
JP246493U 1993-02-03 1993-02-03 プロテクタの積み重ね構造 Pending JPH0662716U (ja)

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