JP7013954B2 - ワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネスに関する。
従来、車両には、所定の配索経路に沿ってワイヤハーネスを配索するためのプロテクタが設けられている(例えば、特許文献1参照)。同文献1のプロテクタは、電線を収容可能な凹部を有するプロテクタ本体と、凹部の開口を閉塞する蓋部材とを備えている。所定の配索経路に対応した形状のプロテクタを用いることにより、プロテクタ内に収容されたワイヤハーネスの経路が規制される。
また、ワイヤハーネスにおいては、所定の配索経路に沿って曲げられたアルミニウムなどからなる棒状の経路規制部材(添え木とも称される)に電線を沿わせた状態でこれら電線及び経路規制部材が粘着テープにより留められた留め部を備えたものがある。こうしたワイヤハーネスでは、経路規制部材の長さ方向において複数の留め部が互いに間隔をおいて設けられている。
特開2016-46943号公報
ところで、特許文献1に記載のワイヤハーネスにおいては、ワイヤハーネスの配索経路上にプロテクタが設けられることで、ワイヤハーネス周辺のスペースが必要となったり、ワイヤハーネスを車両に取り付ける際の作業が煩雑になったりするおそれがある。さらに、ワイヤハーネスの配索経路が変更になった場合には、プロテクタの形状を変更する必要がある。
また、上述した経路規制部材を備えるワイヤハーネスの場合、各留め部においては電線と経路規制部材とを留めることができるものの、留め部同士の間においては、経路規制部材にねじれが生じやすく、ワイヤハーネスが所定の配索経路からずれるおそれがある。
本発明の目的は、簡易な構成により配索経路を規制できるワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネスを提供することにある。
上記目的を達成するためのワイヤハーネス用クリップは、電線と、前記電線よりも高い剛性を有し、前記電線を沿わせて固定することで前記電線の経路を規制する経路規制部材とを備えるワイヤハーネスに適用されるワイヤハーネス用クリップであって、前記電線を保持する第1保持部と、前記第1保持部に連結されるとともに前記経路規制部材を保持する第2保持部と、を備えている。
同構成によれば、電線が第1保持部により保持されるとともに、経路規制部材が第2保持部により保持される。また、各保持部は互いに連結されている。このため、ワイヤハーネスの配索経路において経路規制部材のねじれが生じるおそれのある部分に対して上記クリップを取り付けるようにすれば、電線の軸線を中心とした周方向において電線に対して経路規制部材が相対変位することを抑制できる。これにより、ワイヤハーネスが所定の配索経路からずれることを抑制できる。したがって、簡単な構成によりワイヤハーネスの配索経路を規制することができる。
上記ワイヤハーネス用クリップにおいて、前記第1保持部は、前記電線を収容する筒状の収容部を備えており、前記収容部は、開閉可能な側壁を有していることが好ましい。
同構成によれば、筒状の収容部に電線が収容されるため、電線を安定して保持することができる。また、収容部が開閉可能な側壁を有しているため、側壁の互いに対向する縁部同士の間の隙間を通じて電線に対してクリップを容易に着脱することができる。また、クリップの取り付け位置を容易に変更することができる。
上記ワイヤハーネス用クリップにおいて、前記第1保持部は、複数の前記収容部を備えており、隣り合う前記収容部の前記側壁の外周部同士が互いに連結されていることが好ましい。
同構成によれば、第1保持部が複数の収容部を備えているため、第1保持部によって複数の電線を安定して保持することができる。
上記ワイヤハーネス用クリップにおいて、前記第2保持部は、前記経路規制部材の外周を締め付けるバンド部と、前記バンド部を係止するとともに前記バンド部による締め付け度合を調節可能な係止部と、を有していることが好ましい。
同構成によれば、経路規制部材は第2保持部のバンド部により締め付けられることとなる。また、バンド部による締め付け度合が係止部により調節可能であるため、経路規制部材の形状に合わせて上記締め付け度合を調節することにより経路規制部材を安定して保持することができる。
上記ワイヤハーネス用クリップにおいて、前記第1保持部及び前記第2保持部の双方は、前記電線または前記経路規制部材の外周を締め付けるバンド部と、前記バンド部を係止するとともに前記バンド部による締め付け度合を調節可能な係止部と、を有していることが好ましい。
同構成によれば、電線及び経路規制部材がそれぞれバンド部により締め付けられることとなる。また、バンド部による電線及び経路規制部材の締め付け度合が係止部によりそれぞれ調節可能である。このため、電線及び経路規制部材の形状に合わせて締め付け度合を各別に調節することにより電線及び経路規制部材を安定して保持することができる。したがって、複数本の電線が配索されている箇所にワイヤハーネス用クリップを取り付ける場合や、取り付け箇所によって経路規制部材の形状が異なる場合であっても、同一のワイヤハーネス用クリップを採用することができる。
また、上記目的を達成するためのワイヤハーネスは、電線と、前記電線よりも高い剛性を有し、前記電線を沿わせて固定することで前記電線の経路を規制する経路規制部材と、上記いずれか1つに記載のワイヤハーネス用クリップと、を備える。
同構成によれば、上記ワイヤハーネス用クリップのいずれか1つの作用効果に準じた作用効果を奏することができる。
本発明によれば、簡易な構成によりワイヤハーネスの配索経路を規制できる。
ワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネスの第1実施形態について、車両に配索された状態のワイヤハーネスを示す側面図。 図1のA部を拡大して示す斜視図。 同実施形態のワイヤハーネス用クリップの斜視図。 第2実施形態のワイヤハーネスの構成を示す斜視図。 同実施形態のワイヤハーネス用クリップの斜視図。 変更例のワイヤハーネス用クリップの正面図。
<第1実施形態>
以下、図1~図3を参照して、ワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネスの第一実施形態について説明する。
図1に示すように、ワイヤハーネス10は、例えばハイブリッド車や電気自動車などの車両90の床下を含む経路に配索されるものであり、車両90の前部に配置されるモータ91と、車両90の後部に配置されるインバータ92とを電気的に接続する。
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、2本の電線20と、これら電線20の経路を規制する1本の経路規制部材30と、2本の電線20と1本の経路規制部材30とをそれぞれ保持するクリップ40とを備えている。なお、クリップ40は、ワイヤハーネスの配索経路において互いに間隔をおいて複数設けられている。
電線20は、芯線と同芯線の外周を覆う円筒状の絶縁被覆(いずれも図示略)とを有している。芯線は、例えば、銅合金からなる複数の金属素線を撚り合わせて形成される撚り線である。絶縁被覆は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)などの絶縁体である。
経路規制部材30は、電線20よりも高い剛性を有しており、電線20の長さ方向に沿って設けられている。経路規制部材30は、例えばアルミニウム合金などの金属材料からなる丸棒である。経路規制部材30の長さ方向に直交する断面の断面積は、電線20の長さ方向に直交する断面の断面積と略同一である。
クリップ40は、2本の電線20の互いに平行に延びる部分を収容する円筒状の2つの収容部(第1収容部51及び第2収容部52)を備えた第1保持部50と、第1保持部50に連結されるとともに1本の経路規制部材30のうち第1保持部50と隣り合う部分を保持する第2保持部60とを備えている。クリップ40は、例えばポリプロピレン(PP)などの樹脂材料により一体成形されている。
<第1保持部50>
図2及び図3に示すように、第1収容部51は、半割円筒状をなす一対の側壁53a,53bを有している。これら側壁53a,53bの周方向における一端は、ヒンジ部57を介して連結されている。
第2収容部52は、半割円筒状をなす一対の側壁54a,54bを有している。側壁54a,54bの周方向における一端側の外周部と、側壁54a,54bに隣り合う第1収容部51の周方向における他端側の外周部とが連結されている。
したがって、ヒンジ部57の一方に連なる側壁53a,54aと他方に連なる側壁53b,54bとは、ヒンジ部57を支点として開閉可能である。
第2収容部52の一方(同図の上側)の側壁54aの周方向における他端部には、周方向に沿って側壁54aの縁部56aから突出する一対のアーチ部58が、第2収容部52の軸線方向において互いに間隔をおいて設けられている。各アーチ部58は、係合孔58aを有している。側壁54aの外周面のうち各アーチ部58に連なる部分には、第1収容凹部58bが設けられている。
第2収容部52の他方(同図の下側)の側壁54bの周方向における他端部の外周面には、一対の第2収容凹部59が、第2収容部52の軸線方向において互いに間隔をおいて設けられている。各第2収容凹部59には、周方向に沿って側壁54bの縁部56bから突出する係合爪59aが設けられている。
第1収容部51の側壁53a,53bの他端側の縁部55a,55b同士が当接されるとともに、第2収容部52の側壁54a,54bの他端側の縁部56a,56b同士が当接された状態において、係合爪59aが係合孔58aに係合される。このとき、アーチ部58が第2収容凹部59に収容されるとともに、係合爪59aが第1収容凹部58bに収容される。これにより、アーチ部58及び係合爪59aは、側壁54a,54bの外周面よりも外周側に突出しない。
<第2保持部60>
第2保持部60は、経路規制部材30の外周を締め付けるバンド部61と、バンド部61を係止するとともにバンド部61による締め付け度合を調節可能な係止部64とを有している。バンド部61は、第2収容部52の側壁54aの外周面から延びる第1バンド部62と、第1収容部51の側壁53aの外周面から延びる第2バンド部63とを有している。第2バンド部63の表面には、第2バンド部63の幅方向に沿って延びる複数の係止溝63a(所謂セレーション)が第2バンド部63の長さ方向において互いに間隔をおいて設けられている。
係止部64は、第1バンド部62の先端に設けられている。係止部64は、第2バンド部63が挿通可能な挿通口64aを有している。挿通口64aの内面には、第2バンド部63の係止溝63aに係止される係止爪(図示略)が設けられている。係止部64に対する第2バンド部63の挿入度合に応じて、バンド部61による経路規制部材30の締め付け度合が調整可能である。
本実施形態の作用効果について説明する。
(1)クリップ40は、電線20を保持する第1保持部50と、第1保持部50に連結されるとともに経路規制部材30を保持する第2保持部60と、を備えている。
こうした構成によれば、クリップ40の第1保持部50により電線20が保持されるとともに、第2保持部60により経路規制部材30が保持される。また、第1保持部50と第2保持部60とは互いに連結されている。このため、ワイヤハーネス10の配索経路において経路規制部材30のねじれが生じるおそれのある部分に対してクリップ40を取り付けるようにすれば、電線20の軸線を中心とした周方向において電線20に対して経路規制部材30が相対変位することを抑制できる。これにより、ワイヤハーネス10が所定の配索経路からずれることを抑制できる。したがって、簡単な構成によりワイヤハーネス10の配索経路を規制することができる。
(2)第1保持部50は、電線20を収容する円筒状の2つの第1収容部51及び第2収容部52を備えている。各収容部51(52)は、開閉可能な側壁53a,53b(54a,54b)を有している。隣り合う収容部51,52の側壁53a,53b,54a,54bの外周部同士が互いに連結されている。
同構成によれば、円筒状の第1収容部51及び第2収容部52に電線20が収容されるため、断面円形状の電線20を安定して保持することができる。また、第1収容部51及び第2収容部52が開閉可能な側壁53a,53b,54a,54bを有している。このため、側壁53a,53b,54a,54bの互いに対向する縁部55a,55b,56a,56b同士の隙間を通じて電線20に対してクリップ40を容易に着脱することができる。また、クリップ40の取り付け位置を容易に変更することができる。
(3)第2保持部60は、経路規制部材30の外周を締め付けるバンド部61と、バンド部61を係止するとともにバンド部61による締め付け度合を調節可能な係止部64とを有している。
こうした構成によれば、経路規制部材30は、第2保持部60のバンド部61により締め付けられることとなる。また、バンド部61による締め付け度合が係止部64により調整可能であるため、経路規制部材30の形状に合わせて上記締め付け度合を調節することにより経路規制部材30を安定して保持することができる。
(4)ワイヤハーネス10は、電線20と、電線20よりも高い剛性を有し、電線20を沿わせて固定することで電線20の経路を規制する経路規制部材30と、クリップ40とを備える。
こうした構成によれば、上記作用効果(1)~(3)に準じた作用効果を奏することができる。
<第2実施形態>
以下、図4及び図5を参照して、ワイヤハーネス用クリップ及びワイヤハーネスの第二実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、第1実施形態と対応する構成については、第1実施形態の符号「**」に「100」または「200」を加算した「1**」または「2**」を付すことにより、重複する説明を省略する。
ワイヤハーネス110は、2本の電線20と、1本の経路規制部材30と、2本の電線20と1本の経路規制部材30とをそれぞれ保持するクリップ140とを備えている。
クリップ140は、2本の電線20を保持する第1保持部160と、1本の経路規制部材30を保持する第2保持部260と、第1保持部160と第2保持部260とを連結する連結部70とを備えている。
第1保持部160は、電線20の外周を締め付けるバンド部161と、バンド部161を係止するとともにバンド部161による締め付け度合を調節可能な係止部164とを有している。バンド部161の第1バンド部162及び第2バンド部163は、連結部70から延びている。
第2保持部260は、経路規制部材30の外周を締め付けるバンド部261と、バンド部261を係止するとともにバンド部261による締め付け度合を調節可能な係止部264とを有している。バンド部261の第1バンド部262及び第2バンド部263は、連結部70から延びている。なお、本実施形態では、第1保持部160を構成する第1バンド部162及び第2バンド部163の総延長は、第2保持部260を構成する第1バンド部262及び第2バンド部263の総延長よりも長くされている。
本実施形態の作用効果について説明する。
(5)クリップ140の第1保持部160は、電線20の外周を締め付けるバンド部161と、バンド部161を係止するとともにバンド部161による締め付け度合を調節可能な係止部164とを有する。また、第2保持部260は、経路規制部材30の外周を締め付けるバンド部261と、バンド部261を係止するとともにバンド部261による締め付け度合を調節可能な係止部264とを有する。
こうした構成によれば、電線20及び経路規制部材30がそれぞれバンド部161,261により締め付けられることとなる。また、バンド部161,261による電線20及び経路規制部材30の締め付け度合が係止部164,264によりそれぞれ調節可能である。このため、電線20及び経路規制部材30の形状に合わせて締め付け度合を各別に調節することにより電線20及び経路規制部材30を安定して保持することができる。したがって、複数本の電線20が配索されている箇所にクリップ140を取り付ける場合や、取り付け箇所によって経路規制部材30の形状が異なる場合であっても、同一のクリップ140を採用することができる。
(6)ワイヤハーネス110は、電線20と、電線20よりも高い剛性を有し、電線20を沿わせて固定することで電線20の経路を規制する経路規制部材30と、クリップ140とを備える。
こうした構成によれば、第1実施形態の作用効果(1)及び(3)に加えて、上記作用効果(5)に準じた作用効果を奏することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2実施形態において、連結部70自体にバンド部161,261の係止部164,264をそれぞれ設けるようにすれば、第1バンド部162,262を省略することができる。また、こうした変更を第1実施形態の第1保持部50に対して適用することもできる。
・第2実施形態において、バンド部161を複数設けるようにしてもよい。この場合、複数の電線を各別に保持することができるため、電線同士の相対変位を抑制できる。
・図6に示すように、第1実施形態において、第1収容部51及び第2収容部52に加えて、第2収容部52に隣接する第3収容部353を設け、同第3収容部353を経路規制部材30を保持する第2保持部360とすればよい。これにより、バンド部61及び係止部64を省略することができる。なお図示は省略するが、この場合においても、第1実施形態と同様にして、係合孔58aを有するアーチ部58及び係合爪59aを有する第2収容凹部59を設ければよい。
・第1実施形態において、例えば扁平な筒形状をなす収容部を有する第1保持部を採用することで、複数の電線20を一括で収容するようにしてもよい。
・第1実施形態において、第1収容部51及び第2収容部52の断面形状は円形状でなくてもよく、多角形状であってもよい。
・経路規制部材30はアルミニウム合金に限定されない、他に例えば、銅合金などの他の金属材料によって経路規制部材を形成することもできる。また、樹脂材料によって経路規制部材を形成することもできる。この場合、予めワイヤハーネスの配索経路に沿った所定の形状に型成形すればよい。
・経路規制部材30の長さ方向に直交する断面の断面積は、電線20の長さ方向に直交する断面の断面積と略同一でなくてもよい。要は、経路規制部材30が電線20の経路を規制できればよく、例えば、経路規制部材30の長さ方向に直交する断面の断面積が、電線20の長さ方向に直交する断面の断面積より小さくてもよい。
・第1保持部と電線20との間や第2保持部と経路規制部材30との間に滑り止め部材を介在させることもできる。
・クリップ40,140の取り付け姿勢は特に限定されない。要は、電線20に対する経路規制部材30の相対位置が維持できればよい。
10,110…ワイヤハーネス、20…電線、30…経路規制部材、40,140,340…クリップ(ワイヤハーネス用クリップ)、50,160…第1保持部、51…第1収容部、52…第2収容部、53a,53b…側壁、54a,54b…側壁、55a,55b…縁部、56a,56b…縁部、57…ヒンジ部、58…アーチ部、58a…係合孔、58b…第1収容凹部、59…第2収容凹部、59a…係合爪、60,260,360…第2保持部、61,161,261…バンド部、62,162,262…第1バンド部、63,163,263…第2バンド部、63a,163a,263a…係止突起、64,164,264…係止部、64a,164a,264a…挿通孔、70…連結部、90…車両、91…モータ、92…インバータ、353…第3収容部。

Claims (2)

  1. 電線と、前記電線よりも高い剛性を有し、前記電線を沿わせて固定することで前記電線の経路を規制する経路規制部材とを備えるワイヤハーネスに適用されるワイヤハーネス用クリップであって、
    複数の前記電線を並んだ状態で保持する第1保持部と、
    前記経路規制部材を保持する第2保持部と、を備え、
    前記第1保持部は、一対の側壁を有し、前記一対の側壁が前記複数の電線の並ぶ方向の端部の連結部で連結され、前記連結部を支点として前記一対の側壁が開閉可能に構成されており、
    前記第1保持部は、前記一対の側壁が閉じた状態において、前記複数の電線それぞれを収容する複数の収容部が並んだ状態で前記一対の側壁の間に形成されるものであって、
    前記複数の収容部は、隣り合う第1収容部と第2収容部を含み、前記第1収容部は半割円筒状をなす一対の第1側壁部分を有するとともに、前記第2収容部は半割円筒状をなす一対の第2側壁部分を有し、前記一対の側壁のうち一方の側壁は、前記第1収容部の一対の前記第1側壁部分のうち一方の第1側壁部分と、前記第2収容部の一対の前記第2側壁部分のうち一方の第2側壁部分とを含み、前記一方の第1側壁部分と前記一方の第2側壁部分の端部同士が連結されており、
    前記第2保持部は、前記経路規制部材の外周を締め付けるバンド部と、前記バンド部を係止するとともに前記バンド部による締め付け度合を調節可能な係止部と、を有し、前記バンド部は、第1バンド部と第2バンド部とを有し、前記係止部は前記第1バンド部に設けられており、
    前記第1保持部の一方の前記側壁には、前記一方の第1側壁部分の外周面に前記第2保持部の前記第2バンド部が一体に設けられているとともに、前記第1保持部の一方の前記側壁には、前記一方の第2側壁部分の外周面に前記第2保持部の前記第1バンド部が一体に設けられている
    ワイヤハーネス用クリップ。
  2. 電線と、
    前記電線よりも高い剛性を有し、前記電線を沿わせて固定することで前記電線の経路を規制する経路規制部材と、
    請求項に記載のワイヤハーネス用クリップと、を備える、
    ワイヤハーネス。
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