JP7024596B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、パイプに対して電線を保持するホルダを備えたワイヤハーネスに関する。
従来、車両などに配索されるワイヤハーネスでは、電線と、電線が挿通される金属製のシールドパイプとを備えたものがある。電線の端部は、シールドパイプの端部から引き出されて機器に接続される。こうしたワイヤハーネスでは、シールドパイプに対し、その端縁を覆うようにして取り付けられ、電線の保護及び電線の引き出し長さを規制するホルダを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。同文献1に記載のホルダは、シールドパイプの端部に内嵌されるとともに電線が挿通される円筒状の本体部と、同本体部の端部から電線の引き出し方向に沿ってシールドパイプの外側に向かって延在する保持片とを備えている。本体部から引き出された電線は、保持片に対してテープ巻きなどにより保持されることで、シールドパイプからの引き出し長さが規制されている。また、本体部の外周面には突起が設けられており、同突起がシールドパイプの周壁の取付孔に係止されることでシールドパイプに対するホルダの抜け止めがなされている。こうしたホルダによれば、シールドパイプの端縁がホルダによって覆われており、且つホルダの保持片によって電線が保持されているため、シールドパイプの端縁に電線が接触することが回避される。これにより、シールドパイプとの接触による電線の傷付きが抑制される。
特許第6057176号公報
ところで、特許文献1に記載のワイヤハーネスでは、シールドパイプの端縁から外側に向かって延在するホルダの保持片によって電線が保持されている。そのため、ワイヤハーネスの配索に際して、例えばシールドパイプの端縁から引き出された電線を曲げる必要がある場合などに配索経路の制約を受けるおそれがある。また、特許文献1に記載のワイヤハーネスでは、シールドパイプに対してホルダを係止するために、ホルダの本体部の外周面に突起を設けることに加え、シールドパイプの周壁に取付孔を形成する必要がある。そのため、ホルダの構成が複雑になるばかりか、シールドパイプに対して孔加工が必要となる。
本発明の目的は、簡易な構成により電線の引き出し長さを規制できるワイヤハーネスを提供することにある。
上記目的を達成するためのワイヤハーネスは、電線と、前記電線が挿通されるパイプと、前記パイプの端部と前記電線との間に設けられ、前記電線を保持する可撓性のホルダと、を備え、前記ホルダは、前記電線を囲むとともに前記パイプの端部に挿入されており、前記パイプの端部がかしめられて前記ホルダが撓み変形することにより、前記パイプの内周面と前記ホルダの外周面とが密着されるとともに前記ホルダの内周面と前記電線の外周面とが密着されている。
同構成によれば、パイプの端部がかしめられてホルダが撓み変形することにより、パイプの内周面とホルダの外周面とが密着されるとともにホルダの内周面と電線の外周面とが密着されている。このため、パイプに対するホルダの変位が規制されるとともに、ホルダに対する電線の変位が規制される。これにより、パイプの端縁からの電線の引き出し長さが規制される。したがって、簡単な構成により電線の引き出し長さを規制できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記パイプの端部の外周面には、前記外周面を締め付ける締付部材が設けられていることが好ましい。
同構成によれば、パイプの端部の外周面に設けられた締付部材によって同外周面が締め付けられている。このため、パイプとホルダとの密着状態、及びホルダと電線との密着状態を維持することができる。したがって、パイプからの電線の引き出し長さが変更されることを効果的に抑制することができる。
また、例えば、パイプの端部の外周面に電磁シールド機能を有する編組部材などのシールド部材を固定する場合、シールド部材の固定及びパイプの端部の締め付けを、1つの締付部材により行うことができる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記ホルダの外周面には、前記ホルダの周方向に沿って延在する溝部が設けられており、前記溝部には、前記パイプの端部のかしめられた部分が係合されていることが好ましい。
同構成によれば、パイプの端部がかしめられることで同端部のかしめられた部分が本体部の溝部に係合される。これにより、パイプの軸線方向におけるホルダの相対変位を規制することができ、ホルダの位置決めを適切に行うことができる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記ホルダは、前記パイプの外側に位置し、前記パイプの端縁を覆うフランジ部を有している。
同構成によれば、ホルダのフランジ部によりパイプの端縁が覆われているため、パイプの端部から引き出された電線がパイプの端縁に接触することを抑制することができる。したがって、電線がパイプの端縁との接触により傷付くことを抑制することができる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記ホルダは、筒状をなしており、前記ホルダの周方向の一部には、軸線方向に沿って延在し、互いに分離可能な一対の分離面が設けられており、前記パイプの端部がかしめられて前記ホルダが撓み変形することにより、前記分離面同士が当接されている。
同構成によれば、パイプの端部がかしめられてホルダが撓み変形することにより、ホルダの一対の分離面同士が当接する。これにより、ホルダの更なる撓み変形が規制される。したがって、ホルダが必要以上に撓み変形することによる電線の変形を抑制することができる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記ホルダは、それぞれ半割筒状をなす一対の半割体からなり、前記パイプの端部がかしめられて前記一対の半割体が撓み変形することにより、前記一対の半割体の周方向における両端面同士が当接されている。
同構成によれば、ホルダはそれぞれ半割筒状をなす一対の半割体からなるため、パイプに挿通された電線に対して外周側から挟むようにしてホルダを取り付けることができる。したがって、電線に対してホルダを容易に取り付けることができる。また、一対の半割体の周方向における両端面同士が当接されることにより、ホルダが必要以上に撓み変形することによる電線の変形を抑制することができる。
本発明によれば、簡易な構成により電線の引き出し長さを規制できる。
ワイヤハーネスの一実施形態について、車両に配索された状態のワイヤハーネスを示す側面図。 図1のA部を拡大して示す拡大断面図。 同実施形態のホルダを示す斜視図。 図2の4-4線に沿った断面図。 図2に対応した断面図であって、ホルダが撓み変形する前の状態のワイヤハーネスを示す断面図。 図5の6-6線に沿った断面図。 変更例のワイヤハーネスに適用されるホルダを示す斜視図。
以下、図1~図6を参照して、一実施形態について説明する。
図1に示すように、ワイヤハーネス10は、例えばハイブリッド車や電気自動車などの車両70の床下を含む経路に配索されるものであり、車両70の前部に配置される機器71と、車両70の後部に配置される機器72とを電気的に接続する。
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、複数本(本実施形態では2本)の電線20と、2本の電線20が挿通されるパイプ30と、パイプ30の両端部に設けられ、2本の電線20を一括して保持するホルダ40とを備えている。
図1及び図2に示すように、パイプ30の両端部における外周面には、パイプ30と機器72(71)との間を電磁シールドするシールド部材50が設けられている。各シールド部材50は、機器72(71)に電気的に接続されている。
電線20は、芯線21と芯線21の外周を覆う筒状の絶縁被覆22とを有している。芯線21は、例えば、銅合金からなる複数の金属素線により構成されている。絶縁被覆22は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)などの絶縁材料を押出成形することにより形成されている。
図1及び図2に示すように、パイプ30は、例えば、アルミニウム合金などの導電性を有する金属材料からなり、電線20の配索経路に応じた所定の形状に曲げ加工されている。
なお、パイプ30の両端部周辺の構成は基本的に同一であることから、以降においては、パイプ30の一端部(図1の右端部)周辺の構成について説明し、他端部(図1の左端部)周辺の構成については説明を省略する。
図2に示すように、パイプ30の一端部30aには、電線20を保持するホルダ40が内嵌されている。ホルダ40は樹脂材料からなり可撓性を有している。
図2及び図3に示すように、ホルダ40は、略円筒状をなす本体部41と、本体部41の一端(図2の右端)から外周側に向けて全周にわたって突出されたフランジ部42とを有している。なお、ホルダ40の内径は、2本の電線20の直径の和よりも大きい(図6参照)。
本体部41の外周面には、本体部41の周方向に沿って延在する溝部43が全周にわたって設けられている。溝部43の幅、すなわち軸線方向における長さは、全周にわたって一定である。
図3に示すように、ホルダ40の周方向の一部には、ホルダ40の軸線方向に沿って延在し、互いに分離可能な一対の分離面40a,40bが設けられている。
図2に示すように、パイプ30の一端部30aに本体部41全体が内嵌された状態において、フランジ部42は、パイプ30の一端部30aの端縁を全周にわたって覆っている。なお、フランジ部42の外側面は、パイプ30の一端部30aの外側面と略面一である。
図1に示すように、シールド部材50は、例えば、アルミニウム合金などからなる導電性の素線が筒状に編み込まれた編組部材からなり、可撓性を有している。シールド部材50は、パイプ30の一端部30aの外周面を覆っており、締付部材60により一端部30aに対して締め付けられている。より詳細には、パイプ30の一端部30aの一部には、ホルダ40の溝部43の底面44に対してかしめられることで形成された係合部30bが全周にわたって設けられている。そして、シールド部材50は、係合部30bの外周面に対して締付部材60により固定されている。なお、締付部材60は、例えば、金属材料からなる周知の金属バンドである。
次に、ホルダ40の組み付け手順及びホルダ40による電線20の保持態様について説明する。
まず、図5に示すように、2本の電線20が挿通されたパイプ30の一端部30aにホルダ40の本体部41を挿入する。このとき、ホルダ40のフランジ部42とパイプ30の一端部30aの端縁とが当接することで、同端縁がフランジ部42により覆われる。
続いて、パイプ30の一端部30aの外周面を囲むようにシールド部材50を配置する。そして、シールド部材50の外周面のうちホルダ40の溝部43に対応する位置に締付部材60を取り付ける。
続いて、締付部材60をホルダ40の溝部43に対して締め付ける。これにより、パイプ30の一端部30aが内周側に向かってかしめられることで形成された係合部30bが溝部43に係合される。このとき、シールド部材50は、係合部30bの外周面に沿うように変形する。ここで、係合部30bの内周面が溝部43の底面44に当接された状態においては、ホルダ40の内径は、2つの電線20の直径の和よりも大きい。このため、各電線20はホルダ40により保持されていない。
続いて、図2に示すように、締付部材60をさらに締め付けることでホルダ40の溝部43の外周面が締め付けられ、ホルダ40が撓み変形することでホルダ40の内径が小さくなり、分離面40a,40b同士が当接する。これにより、電線20がホルダ40により保持されることとなる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)ワイヤハーネス10は、電線20と、電線20が挿通されるパイプ30と、パイプ30の端部と電線20との間に設けられ、電線20を保持する可撓性のホルダ40とを備える。ホルダ40は、電線20を囲むとともにパイプ30の端部に挿入されており、パイプ30の端部がかしめられてホルダ40が撓み変形することにより、パイプ30の内周面とホルダ40の外周面とが密着されるとともにホルダ40の内周面と電線20の外周面とが密着されている。
こうした構成によれば、パイプ30の端部がかしめられてホルダ40が撓み変形することにより、パイプ30の内周面とホルダ40の外周面とが密着されるとともにホルダ40の内周面と電線20の外周面とが密着されている。このため、パイプ30に対するホルダ40の変位が規制されるとともに、ホルダ40に対する電線20の変位が規制される。これにより、パイプ30の端縁からの電線20の引き出し長さが規制される。したがって、簡単な構成により電線20の引き出し長さを規制できる。
(2)パイプ30の端部の外周面にはシールド部材50が設けられており、シールド部材50の外周面には、パイプ30の端部の外周面を締め付ける締付部材60が設けられている。
こうした構成によれば、パイプ30の端部の外周面に設けられた締付部材60によって同外周面が締め付けられている。このため、パイプ30とホルダ40との密着状態、及びホルダ40と電線20との密着状態を維持することができる。したがって、パイプ30からの電線20の引き出し長さが変更されることを効果的に抑制することができる。
また、締付部材60によりパイプ30の端部の外周面にシールド部材50を固定することで、シールド部材50の固定及びパイプ30の端部の締め付けを、1つの締付部材60により行うことができる。
(3)ホルダ40の外周面には、ホルダ40の周方向に沿って延在する溝部43が設けられており、溝部43には、パイプ30の端部の係合部30bが係合されている。
こうした構成によれば、パイプ30の端部がかしめられることで同端部の係合部30bがホルダ40の本体部41の溝部43に係合される。これにより、パイプ30の軸線方向におけるホルダ40の相対変位を規制することができ、ホルダ40の位置決めを適切に行うことができる。
(4)ホルダ40は、パイプ30の外側に位置し、パイプ30の端縁を全周にわたって覆うフランジ部42を有している。
こうした構成によれば、ホルダ40のフランジ部42によりパイプ30の端縁が全周にわたって覆われているため、パイプ30の端部から引き出された電線20がパイプ30の端縁に接触することを抑制することができる。したがって、電線20がパイプ30の端縁との接触により傷付くことを抑制することができる。
(5)ホルダ40は、筒状をなしており、ホルダ40の周方向の一部には、軸線方向に沿って延在し、互いに分離可能な一対の分離面40a,40bが設けられており、パイプ30の端部がかしめられてホルダ40が撓み変形することにより、分離面40a,40b同士が当接されている。
こうした構成によれば、パイプ30の端部がかしめられてホルダ40が撓み変形することにより、ホルダ40の一対の分離面40a,40b同士が当接する。これにより、ホルダ40の更なる撓み変形が規制される。したがって、ホルダ40が必要以上に撓み変形することによる電線の変形を抑制することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
なお、以下の図7に示す変更例において、上記実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すとともに、対応する構成については、「100」または「200」を加算した符号を付すことにより、重複した説明を省略する。
・図7に示すように、それぞれ半割筒状をなす一対の半割体140,240からなるホルダ40Aを採用することもできる。こうしたホルダでは、パイプ30の端部がかしめられて一対の半割体140,240が撓み変形することにより、一対の半割体140,240の周方向における両端面145,245同士が当接する。こうした構成によれば、ホルダ40Aはそれぞれ半割筒状をなす一対の半割体140,240からなるため、パイプ30に挿通された電線20に対して外周側から挟むようにしてホルダ40Aを取り付けることができる。したがって、電線20に対してホルダ40Aを容易に取り付けることができる。また、一対の半割体140,240の周方向における両端面145,245同士が当接されることにより、ホルダ40Aが必要以上に撓み変形することによる電線20の変形を抑制することができる。
・ホルダ40が電線20に密着しさえすれば、ホルダ40の一対の分離面40a,40bが当接するまでホルダ40が撓み変形しなくてもよい。
・ホルダ40の一対の分離面40a,40bの少なくとも一方にゴムや樹脂発泡体などの弾性部材を設けることもできる。こうした構成によれば、電線20の直径や本数の変更に伴ってホルダ40の撓み変形の度合が異なる場合であっても、当該撓み変形の度合に応じて弾性部材が圧縮変形されることで、ホルダ40が必要以上に撓み変形することを抑制できる。したがって、上記変更に対して、同一のホルダ40を適用することができる。
・ホルダ40の周方向における両端部を、径方向の内側に向かって突出させてもよい。こうした構成によれば、ホルダ40が径方向の内側に向かって均一に撓み変形されない場合、すなわち、撓み変形時に両端部同士の径方向における位置がずれた場合であっても、各両端部同士が当接することとなる。これにより、ホルダ40が必要以上に変形することを効果的に抑制することができる。
・ホルダ40は、金属材料からなるものであってもよい。この場合、フランジ部42の内側の縁部に面取り部を設ける、または保護部材を設けるようにすれば、各電線20が同端縁との接触により傷付くことを抑制することができる。
・本実施形態では、パイプ30の端部の係合部30bをホルダ40の溝部43に係合させるようにしたが、パイプ30の端縁を含む端部を内周側に向けてかしめて溝部43に係合させるようにしてもよい。
・締付部材60として、樹脂材料からなる周知の結束バンドを採用することもできる。
・締付部材60を省略することもできる。この場合、本実施形態のような各電線20を一括して電磁シールドするシールド部材50に代えて、各電線20を個別に電磁シールドするシールド部材を採用すればよい。
・ホルダ40の溝部43は、本体部41の周方向の一部に設けられるものであってもよい。
・ホルダ40はパイプ30のいずれか一方の端部に設けられていてもよい。
・パイプ30に挿通される電線20の本数は1本でもよいし、3本以上であってもよい。
・ホルダ40は、エラストマーなどの弾性部材からなるものであってもよい。この場合、ホルダ40の形状は、円筒状が好ましい。また、本実施形態のホルダ40と同様に軸線方向に沿って延在する一対の分離面を有するものであってもよい。
・ホルダ40が電線20に密着しさえすれば、パイプ30の端部が全周にわたって撓み変形されていなくてもよい。
10…ワイヤハーネス、20…電線、21…芯線、22…絶縁被覆、30…パイプ、30a…一端部、30b…係合部、40,40A…ホルダ、40a,40b…分離面、41,141,241…本体部、42,142,242…フランジ部、43,143,243…溝部、44…底面、50…シールド部材、60…締付部材、70…車両、71,72…機器、140…半割体、145,245…端面、240…半割体。

Claims (7)

  1. 電線と、
    前記電線が挿通されるパイプと、
    前記パイプの端部と前記電線との間に設けられ、前記電線を保持する可撓性のホルダと、を備え、
    前記ホルダは、筒状をなしており、
    前記ホルダの周方向の一部が軸線方向に沿って切り欠かれることにより、前記ホルダの周方向の一部には、軸線方向に沿って延在し、互いに分離可能な一対の分離面が設けられており、
    前記ホルダは、前記電線を囲むとともに前記パイプの端部に挿入されており、
    前記パイプの端部の外周面には、前記外周面を締め付ける締付部材が設けられており、
    前記パイプの内周面と前記ホルダの外周面とが密着されるように前記パイプの端部が前記締付部材によってかしめられて、前記分離面同士が近づいて前記ホルダの内径が小さくなるように前記ホルダが撓み変形したことにより、前記ホルダの内周面と前記電線の外周面とが密着されている、
    ワイヤハーネス。
  2. 電線と、
    前記電線が挿通されるパイプと、
    前記パイプの端部と前記電線との間に設けられ、前記電線を保持する可撓性のホルダと、を備え、
    前記ホルダは、それぞれ半割筒状をなす一対の半割体からなり、
    前記半割体の周方向の一部は、軸線方向に沿って切り欠かれており、
    前記一対の半割体は、前記電線を囲むとともに前記パイプの端部に挿入されており、
    前記パイプの端部の外周面には、前記外周面を締め付ける締付部材が設けられており、
    前記パイプの内周面と前記一対の半割体の外周面とが密着されるように前記パイプの端部が前記締付部材によってかしめられて、前記一対の半割体の周方向における両端面同士が近づくように前記一対の半割体が撓み変形したことにより、前記一対の半割体の内周面と前記電線の外周面とが密着されている、
    ワイヤハーネス。
  3. 前記ホルダの外周面には、前記ホルダの周方向に沿って延在する溝部が設けられており、
    前記溝部には、前記パイプの端部のかしめられた部分が係合されている、
    請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記ホルダは、前記パイプの外側に位置し、前記パイプの端縁を覆うフランジ部を有している、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  5. 記パイプの端部がかしめられて前記ホルダが撓み変形することにより、前記分離面同士が当接されている、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  6. 記パイプの端部がかしめられて前記一対の半割体が撓み変形することにより、前記一対の半割体の周方向における両端面同士が当接されている、
    請求項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記一対の分離面の少なくとも一方に弾性部材が設けられている、
    請求項5に記載のワイヤハーネス。
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