JP2015153932A - 半導体モジュール - Google Patents

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Rintaro Asai
林太郎 淺井
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Abstract

【課題】 半導体基板に熱応力が加わり難い半導体モジュールを提供する。
【解決手段】 収容室36と収容室36の隔壁の一部を構成するプレート部32を有するリードフレーム30と、プレート部32の収容室36とは反対側の表面に実装された半導体基板20a、20bと、収容室36内に収容された放熱材料40と気体層50を有する半導体モジュール10。気体層50が容易に膨張・収縮するため、プレート部32が撓みやすい。これによって、半導体基板20a、20bに生じる熱応力が緩和される。
【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、半導体モジュールに関する。
特許文献1には、カップ状の底板と、底板上に配置された天板と、天板上に実装された半導体の基盤を有するモジュールが開示されている。底板と天板の間には、流路が形成されている。流路内には、冷却媒体が充填されている。流路内を流れる冷却媒体によって、半導体の基盤が冷却される。
特開2013−115052号公報
特許文献1のモジュールにおいては、基盤で発熱が生じると、基盤が熱膨張する。このとき、天板が歪み難いため、基盤に高い熱応力が加わるという問題があった。
本明細書が開示する半導体モジュールは、収容室と前記収容室の隔壁の一部を構成するプレート部を有するリードフレームと、前記プレート部の前記収容室とは反対側の表面に実装された半導体基板と、前記収容室内に収容された放熱材料と気体層を有する。
この半導体モジュールでは、収容室内に放熱材料だけでなく気体層が収容されていることによって、プレート部の歪みが許容される。このため、発熱により半導体基板が熱膨張する際に、半導体基板に追随してプレート部が歪む。これによって、半導体基板に生じる熱応力が緩和される。
半導体モジュール10の縦断面図。
図1に示す半導体モジュール10は、リードフレーム30と、リードフレーム30に実装された半導体基板20a、20bを有する。
リードフレーム30は、導電性及び熱伝導性の高い金属により構成されている。リードフレーム30は、底板34と、側壁35と、プレート部32を有している。底板34及び側壁35は、厚い板厚を有している。側壁35は、底板34に立設されており、底板34の外周端に沿って伸びている。すなわち、底板34及び側壁35によって、カップ形状が形成されている。プレート部32は、薄い板厚を有している。プレート部32は、平板状に形成されている。プレート部32は、底板34から間隔を開けて、底板34の上方に配置されている。プレート部32は、側壁35に接続されている。プレート部32は、底板34と側壁35に囲まれた冷媒室36の上部を閉塞している。側壁35の一部は、プレート部32よりも上側に突出して凸部38を形成している。
半導体基板20a、20bの下面には、下部電極(図示省略)が形成されている。各半導体基板20a、20bの下部電極は、ろう材22(例えば、はんだ)によってプレート部32の上面に接合されている。すなわち、半導体基板20a、20bが、プレート部32上に実装されている。また、半導体基板20a、20bの上面に形成された上部電極(図示省略)は、図示しない端子に電気的に接続されている。これによって、半導体基板20a、20bに通電することが可能とされている。
冷媒室36の内部には、冷却液40が収容されている。但し、冷媒室36の容積は、冷却液40の体積よりも大きい。したがって、冷媒室36内には、気体層50(例えば、空気層)が形成されている。気体層50は、冷却液40とプレート部32の間に位置している。冷媒室36は、図示しない循環流路の一部を構成している。冷却液40は、循環流路内を流れることができる。循環流路内を流れる際には、冷却液40は、図1の紙面に対して垂直な方向に流れる。
半導体基板20a、20bに通電する際には、冷却液40を循環流路内に循環させる。半導体基板20a、20bに通電すると、半導体基板20a、20bが発熱する。しかしながら、半導体基板20a、20bは、冷媒室36内を流れる冷却液40によって冷却される。これによって、半導体基板20a、20bの昇温が抑制される。
また、半導体モジュール10では、リードフレーム30に凸部38が形成されていることによって、リードフレーム30の熱容量の増大が図られている。これによって、放熱性が向上し、半導体基板20a、20bの昇温がより抑制される。
半導体基板20a、20bの昇温が抑制されるものの、半導体基板20a、20bではある程度の昇温が生じる。半導体基板20a、20bが昇温すると、半導体基板20a、20b、ろう材22及びプレート部32が高温となり、これらが熱膨張する。ここで、ろう材22の膨張量がプレート部32の膨張量よりも大きいと、プレート部32は上側に撓む(すなわち、上側に凸となるように歪む)。このとき、冷媒室36内の気体層50が膨張する。気体層50は容易に膨張するため、プレート部32は容易に上側に撓むことができる。このように、プレート部32が半導体基板20a、20b及びろう材22に追従して撓むため、半導体基板20a、20b及びろう材22に高い熱応力が生じない。したがって、この半導体モジュール10は、信頼性が高い。
また、ろう材22の膨張量がプレート部32の膨張量よりも小さい場合には、プレート部32は下側に撓む(すなわち、下側に凸となるように歪む)。このとき、冷媒室36内の気体層50が圧縮される。気体層50は容易に収縮するため、プレート部32は容易に下側に撓むことができる。このように、プレート部32が半導体基板20a、20b及びろう材22に追従して撓むため、半導体基板20a、20b及びろう材22に高い熱応力が生じない。したがって、この半導体モジュール10は、信頼性が高い。
なお、仮に、冷媒室36内に隙間なく冷却液40が充填されており、気体層50が形成されていない場合には、プレート部32の歪みが阻害される。すなわち、この場合、プレート部32が上側に撓もうとすると、冷媒室36内の冷却液40がほとんど膨張しないため、プレート部32はほとんど撓むことができない。また、プレート部32が下側に撓もうとすると、冷媒室36内の冷却液40がほとんど圧縮されないため、プレート部32はほとんど撓むことができない。このように、気体層50が存在しない場合には、いずれの場合にもプレート部32が撓みがたいため、半導体基板20a、20b及びろう材22の熱膨張が阻害される。その結果、半導体基板20a、20b及びろう材22で高い熱応力が生じることとなり、信頼性の低下を招く。これに対し、気体層50を有する本実施例の半導体モジュール10では、気体層50が容易に膨張・収縮するため、プレート部32が容易に歪むことができる。これによって、半導体モジュール10の高い信頼性が実現される。
なお、上述した実施例では、冷媒室36内に冷却液40が収容されていたが、冷却液40に代えて、金属粉体を放熱材料として冷媒室36内に収容してもよい。この場合、金属粉体は冷媒室36内を流れなくてもよい。このように金属粉体を冷媒室36内に収容すると、リードフレーム30の熱容量が増大し、半導体基板20a、20bの放熱性が向上する。また、この場合にも、冷媒室36内に気体層50を形成することで、プレート部32の可撓性を確保することができる。これによって、半導体基板20a、20b及びろう材22に高い熱応力が生じることを抑制することができる。
なお、上述した実施例では気体層50が冷却液40とプレート部32の間に配置されていたが、気体層50が冷媒室36内の何れの位置に配置されていてもよい。例えば、半導体モジュール10を上下逆さにして使用してもよい。この場合、気体層50が底板34側に配置されるが、このような構成でもプレート部32の可撓性を確保することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:半導体モジュール
20a、20b:半導体基板
22:ろう材
30:リードフレーム
32:プレート部
34:底板
35:側壁
36:冷媒室
38:凸部
40:冷却液
50:気体層

Claims (1)

  1. 収容室と、前記収容室の隔壁の一部を構成するプレート部を有するリードフレームと、
    前記プレート部の前記収容室とは反対側の表面に実装された半導体基板と、
    前記収容室内に収容された放熱材料と気体層、
    を有する半導体モジュール。
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