JPH07180982A - ヒートパイプ式冷却装置 - Google Patents

ヒートパイプ式冷却装置

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JPH07180982A
JPH07180982A JP5332759A JP33275993A JPH07180982A JP H07180982 A JPH07180982 A JP H07180982A JP 5332759 A JP5332759 A JP 5332759A JP 33275993 A JP33275993 A JP 33275993A JP H07180982 A JPH07180982 A JP H07180982A
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JP
Japan
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heat pipe
heat
cooling device
attached
type cooling
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JP5332759A
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English (en)
Inventor
Takashi Hashimoto
隆 橋本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0275Arrangements for coupling heat-pipes together or with other structures, e.g. with base blocks; Heat pipe cores
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
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    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/06Control arrangements therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F23/00Features relating to the use of intermediate heat-exchange materials, e.g. selection of compositions
    • F28F23/02Arrangements for obtaining or maintaining same in a liquid state
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒートパイプ式冷却装置1は、冷媒として水
2が封入されたヒートパイプ3の一端に、半導体素子6
が押圧された受熱部ブロック4が備えられ、他端には複
数枚の放熱フィン5が取りつけられている。又ヒートパ
イプ3の内壁には、ヒートパイプ3の内径と同じ直径を
もつ金網状の円板9が取りつけられている。 【効果】 水の凝固点以下の低温環境下でも使用可能
で、ヒートパイプ式冷却装置を大形化することなく、冷
却性能を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷媒液の沸騰・凝縮の相
変化の作用により半導体素子等の発熱体を冷却するヒー
トパイプ式冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年半導体の冷却装置としては、ヒート
パイプ式冷却装置が広く用いられている。図8、図9は
従来のヒートパイプ式冷却装置を示す図で、図8は非絶
縁形のヒートパイプ式冷却装置の断面図、図9は絶縁形
のヒートパイプ式冷却装置の断面図である。
【0003】図8においてヒートパイプ式冷却装置1
は、少量の液体2(以下冷媒という)が封入されたヒー
トパイプ3の一端に、熱伝導性が優れた銅、アルミニウ
ム等の材料からなる受熱部ブロック4が備えられ、他端
には複数枚の放熱フィン5が取りつけられて構成されて
いる。受熱部ブロック4には半導体素子6が取りつけら
れている。
【0004】受熱部ブロック4側は密閉部7に収納さ
れ、放熱フィン5側は外気にさらされる開放部8に収納
される。このようなヒートパイプ式冷却装置1を電気車
の床下に設置する場合は、放熱フィン5側を車両の側面
方向に配置し、外気温度が低く、電気車の走行時の走行
風により放熱を行うようにしている。
【0005】半導体素子6から発生する熱は、受熱部ブ
ロック4を介してヒートパイプ3へ伝わる。すると、ヒ
ートパイプ3内に封入されている冷媒2が沸騰して気化
する。気体となった冷媒2はヒートパイプ3内部を放熱
フィン5が取りつけられた方向に上昇し、凝縮して熱を
放熱フィン5を通じて外部へ放出する。液体に戻った冷
媒2は、ヒートパイプ3の傾斜に沿って受熱部ブロック
4方向へ戻る。この様に冷媒2の沸騰・凝縮作用により
半導体素子6から発生する熱をうばい、そして外部へ放
出する。ヒートパイプ3内に封入される冷媒2として、
熱伝達特性の優れた水を利用することで、ヒートパイプ
式冷却装置1の小形化をはかることができる。
【0006】又半導体素子6が取りつけられた受熱部ブ
ロック4には、半導体素子6に加圧される電圧が印加さ
れるため、特に電気車の床下にヒートパイプ式冷却装置
1を設置する場合、金属性の異物等により放熱フィン5
が接地事故を起こすことを防止するために、受熱部ブロ
ック4と放熱フィン5とを絶縁しておくことが望まし
い。そこで図9に示されるようにセラミックス製の絶縁
管4aをヒートパイプ3の中間に気密に接続して絶縁形
のヒートパイプ式冷却装置を構成する。この場合、冷媒
としては絶縁性の高いフロロカーボン系(例えばパーフ
ロロカーボンなど)を使用するのが一般的である。この
絶縁形のヒートパイプ式冷却装置も図8に示される非絶
縁形のヒートパイプ式冷却装置と同様に、フロロカーボ
ン系の冷媒2の沸騰・凝縮作用により半導体素子6から
発生する熱をうばい、放熱フィン5より大気の熱を放出
することで半導体素子6の冷却を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示される非絶縁
形のヒートパイプ式冷却装置において、冷媒2として水
を使用した場合、水は凝固点が0[℃]であるため、0
[℃]以下の環境下では凍結してしまい、ヒートパイプ
3が動作しなくなる。0[℃]以下の環境下で半導体素
子6が動作して熱を発生しはじめると、はじめは冷媒2
が凍結しているためヒートパイプ3は動作しないが、や
がて半導体素子6からの熱により受熱部ブロック4が高
温になり冷媒2が液化する。そしてヒートパイプ3が動
作を開始する。
【0008】しかしながら液化した冷媒2が半導体素子
6の発熱により気化して、ヒートパイプ3内部を放熱フ
ィン5が取りつけられた方向に上昇していくと、外気に
さらされている放熱フィン5側は0[℃]以下の低温の
ままであるため、ヒートパイプ3の放熱フィン5側端部
で、冷媒2が再び凝固してしまい、氷となって付着しは
じめることがあった。ヒートパイプ3内部の受熱部ブロ
ック4側にある冷媒2が、全て放熱フィン5側の端部で
凍結した場合、半導体素子6から発生する熱が受熱部ブ
ロック4を伝わり、放熱フィン5側の端部の温度が上昇
して氷となった冷媒2が融解すれば、再びヒートパイプ
3は動作することができる。しかし放熱フィン5側の端
部に付着した氷が融解する以前に、半導体素子6を十分
に冷却することができずに半導体素子6の異常温度上昇
により、半導体素子6の破壊をまねくという問題が生じ
ていた。
【0009】凝固点が水より低い他の冷媒を用いれば、
冷媒の凝固という問題は生じないが、熱伝導特性は水に
比べて劣るため、水と同じ冷却性能を得るには、ヒート
パイプ式冷却装置が大型化してしまう。
【0010】又図9に示される絶縁形のヒートパイプ式
冷却装置において、冷媒2として絶縁性の高いフロロカ
ーボン系の冷媒を使用した場合、凝固点が水に比べてか
なり低いため、上述した冷媒の凝固という問題は防止で
きる。しかしながら低温状況下でのフロロカーボン系の
冷媒2のバーンアウト熱流束値が低いため、次の様な別
の問題が生じる。
【0011】冷媒2が半導体素子6の熱をうけて沸騰す
る場合、熱流束をバーンアウト熱流束以下におさえ、沸
騰形態を核沸騰の領域で行い、膜沸騰の領域で行わない
ことが必要である。これは沸騰形態が核沸騰から膜沸騰
へと変わるバーンアウトがおこると、沸騰面の温度が一
気に高温となり、数 100度に達してしまうことを防ぐた
めである。バーンアウト熱流束は液温が低いほど小さな
値となるため、熱流束をバーンアウト熱流束以下におさ
えるためには、単位面積あたりの発熱量を低くしなけれ
ばならない。しかしながら受熱部ブロック4の半導体素
子6の取りつけ面のヒートパイプ3が占める面積は小さ
いため、熱流束は高くなってしまい、−30度以下の低温
環境下では、この熱流束がバーンアウト熱流束を越えて
しまう。
【0012】そこで本発明は上述した問題点を解決する
ためになされたもので、熱伝達特性の優れた水を冷媒と
して使用した時に、水の凝固点以下の環境下において
も、ヒートパイプを正常に動作させて、半導体素子の発
熱による破壊を防止するヒートパイプ式冷却装置を提供
することを目的とする。
【0013】又本発明では絶縁性の高いフロロカーボン
系の冷媒を使用した時に、低温環境下においても、ヒー
トパイプを正常に動作させて、半導体素子の発熱による
破壊を防止するヒートパイプ式冷却装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1乃至請求項3記載の発明は、少量の水が封入
されたヒートパイプと、このヒートパイプの一端に接合
され、半導体素子が押圧される受熱部ブロックと、ヒー
トパイプの他端に取りつけられた複数枚の放熱フィン
と、ヒートパイプ内壁に取りつけられた金網状の仕切り
板とを有してなる。又金網状の仕切り板は、所定の間隔
毎に、複数枚取りつけてもよい。更に金網状の仕切り板
は、ヒートパイプの内径と略同じ直径の金網状の円板で
もよい。
【0015】又請求項4記載の発明は、冷媒が封入され
たヒートパイプと、このヒートパイプの一端に接合さ
れ、半導体素子が押圧される受熱部ブロックと、ヒート
パイプの他端に取り付けられた複数枚の放熱フィンと、
これら複数枚の放熱フィンのうち少なくとも一枚の放熱
フィンに接続される電熱器とを有してなる。
【0016】又請求項5記載の発明は、冷媒が封入され
たヒートパイプと、このヒートパイプの一端に接合さ
れ、半導体素子が押圧される受熱部ブロックと、ヒート
パイプの他端に取り付けられた複数枚の放熱フィンと、
ヒートパイプの他端に取り付けられ、複数枚の放熱フィ
ンよりも小さい金属板と、この金属板に接続される電熱
器とを有してなる。
【0017】又請求項6記載の発明は、冷媒が封入され
たヒートパイプと、このヒートパイプの一端に接合さ
れ、半導体素子が押圧される受熱部ブロックと、ヒート
パイプの他端に取りつけられた複数枚の放熱フィンと、
ヒートパイプの他端に複数枚の放熱フィンと交互に取り
つけられ、複数枚の放熱フィンよりも小さい複数枚の金
属板と、複数枚の放熱フィンに形成された穴を非接触に
貫通し、複数枚の金属板に形成された穴を貫通して複数
枚の金属板に接続される電熱器とを有してなる。
【0018】又請求項7記載の発明は、請求項4乃至請
求項6のいずれかに記載の発明に加えて、放熱フィンに
取り付けられた温度センサと、この温度センサで検出さ
れた温度値があらかじめ設定された所定値以下となった
際に電熱器に電力を供給する制御装置とを有してなる。
【0019】又請求項8記載の発明は、請求項4乃至請
求項7のいずれかに記載の発明に加えて、ヒートパイプ
の受熱部ブロックが接続された側と放熱フィンが取りつ
けられた側とを絶縁する絶縁管を有してなる。
【0020】
【作用】上述した構成により請求項1乃至請求項3記載
の発明では、半導体素子から発生する熱は、受熱部ブロ
ックに伝わってヒートパイプ内部に封入された水が沸騰
して気化する。水蒸気はヒートパイプ内部を放熱フィン
が取りつけられた方向に上昇する。そして放熱フィンよ
り外部へ熱を放出して水蒸気は凝縮し、ヒートパイプ内
部を受熱部ブロックが接合された方向に戻る。このサイ
クルを繰り返して、半導体素子を冷却する。0[℃]以
下の環境下では、ヒートパイプ内部に封入された水が凍
結してしまうが、半導体素子が動作して熱を発生する
と、融解して水に戻る。そして半導体素子から発生する
熱により水が沸騰して気化する。水蒸気はヒートパイプ
内部を放熱フィンが取りつけられた方向に上昇するが、
放熱フィン側は外気にさらされているため、0[℃]以
下の環境下では水蒸気が凝縮して金網状の仕切り板に氷
となって付着する。金網状の仕切り板部位の温度は、比
較的早期に受熱部ブロックからの熱が伝わり上昇するた
め、付着した氷は液化して再びヒートパイプ内部を受熱
部ブロックが接合された方向へ戻る。このサイクルを繰
り返すうちに水蒸気はヒートパイプ内部を金網状の仕切
り板部分で氷となって付着せずに、放熱フィンが取りつ
けられた方向へ上昇する。ヒートパイプの放熱フィンが
取りつけられた方向の端部が未だ低温である場合は、水
蒸気が凝縮して氷となって付着してしまうが、すでに金
網状の仕切板部位まで温度が上昇しているため、このヒ
ートパイプの端部の温度も比較的早期に上昇する。この
ように低温環境下で、ヒートパイプ内の水蒸気の移動を
段階的に行うことで、すべての水蒸気が凝縮して氷とな
ることなく、ヒートパイプの動作を行うことができる。
【0021】又請求項4記載の発明では、電熱器から発
生する熱は放熱フィンを介してヒートパイプへ伝わり、
ヒートパイプの放熱フィン側の端部の温度を上昇させ
る。半導体素子が動作して熱を発生しはじめると、受熱
部ブロック側は次第に温度が上昇する。そして半導体素
子の発熱により冷媒は気化してヒートパイプ内部を放熱
フィンが取りつけられた方向に上昇する。放熱フィン側
の端部は、電熱器からの熱により保温されているため、
冷媒が水の場合は、放熱フィン側の端部で水が気化した
水蒸気が再び氷となって付着することを防ぐことができ
る。又冷媒が絶縁性の高い冷媒の場合は、バ−ンアウト
を防ぐことができる。
【0022】又請求項5又は請求項6記載の発明では、
電熱器から発生する熱は金属板を介してヒートパイプへ
伝わり、ヒートパイプの放熱フィン側の端部の温度を上
昇させることにより、冷媒が水の場合は、放熱フィン側
の端部で水が気化した水蒸気が再び氷となって付着する
ことを防ぐことができる。又冷媒が絶縁性の高い冷媒の
場合は、バ−ンアウトを防ぐことができる。
【0023】又請求項7記載の発明では、制御装置によ
り温度センサで検出された温度値が所定値以下となった
際に電熱器に電力を供給する。従って温度値が所定値以
下の時のみ電熱器に電力が供給されるため、低温時以外
の通常時の半導体素子の冷却性能の低下を防ぐことがで
きる。又請求項8記載の発明では、絶縁管でヒ−トパイ
プの受熱部が接続された側と放熱フィンが接続された側
とを絶縁することができる。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照し詳細に説明す
る。図1は請求項1乃至請求項3記載の発明の一実施例
を示す図で、図1(a)はヒートパイプ式冷却装置の断
面図、図1(b)は図1(a)のA部拡大図である。
【0025】ヒートパイプ式冷却装置1は、冷媒として
水2が封入されたヒートパイプ3の一端に、熱伝導性が
優れた銅、アルミニウム等の材料からなる受熱部ブロッ
ク4が備えられ、他端には複数枚の放熱フィン5が取り
つけられて構成されている。受熱部ブロック4には半導
体素子6が取りつけられている。受熱部ブロック4側は
密閉部7に収納され、放熱フィン5側は外気にさらされ
る開放部8に収納される。又ヒートパイプ3内部には、
金網状の仕切り板として金網状の円板9が取りつけられ
ている。金網状の円板9の外形は、ヒートパイプ3の内
径と同じ直径をもつほぼ円形状の形状をしており、ヒー
トパイプ3の内壁をろう付等の方法により固定される。
【0026】0[℃]より高い温度の環境下では、半導
体素子6から発生する熱は、受熱部ブロック4を介して
ヒートパイプ3へ伝わり、ヒートパイプ3内に封入され
ている水2が沸騰して気化する。水2は水蒸気となりヒ
ートパイプ3内を金網状の円板9を介して放熱フィン5
が取りつけられた方向に上昇し、凝縮して熱を放熱フィ
ン5を通じて外部へ放出する。水蒸気が凝縮して水2に
戻ると、水2はヒートパイプ3の傾斜に沿って金網状の
円板9を介して受熱部ブロック4方向へ戻る。この様に
水2の沸騰・凝縮作用により半導体素子6から発生する
熱をうばい、そして外部へ放出する。
【0027】0[℃]以下の環境下では、水2は受熱部
ブロック4側で凍結する。半導体素子6が動作して熱を
発生しはじめると、受熱部ブロック4側は次第に温度が
上昇し、氷が融解して水2に戻る。そして半導体素子6
の発熱により水2は気化してヒートパイプ3内部を放熱
フィン5が取りつけられた方向に上昇する。金網状の円
板9が取りつけられた部位は、外気にさらされるため、
水2が気化した水蒸気は金網状の円板9の部分で再び氷
となって付着する。この金網状の円板9の取りつけ位置
は、受熱部ブロック4側に近いため、受熱部ブロック4
からの熱伝導により、金網状の円板9の取りつけ位置の
温度は比較的早期に上昇する。従って、金網状の円板9
の部分で付着した氷は融解して水2となり、受熱部ブロ
ック4側へ戻る。この水2は再び半導体素子6から発生
した熱を受熱部ブロック4から受けることで気化し、ヒ
ートパイプ3内部を放熱フィン5が取りつけられた方向
に上昇していく。こうして金網状の円板9で凝固して付
着した氷はヒートパイプ3内部を受熱部ブロック4が取
り付けられた側と金網状の円板9間で気化・液化を繰り
返す。やがて金網状の円板9が取りつけられた部位の温
度が上昇して、水2が気化した水蒸気は金網状の円板9
の部位で凝固することなく、放熱フィン5が取りつけら
れた方向に上昇していく。ヒートパイプ3の放熱フィン
5側端部の温度が未だ外気と同様に水2が凝固するよう
な低温であれば、再びその端部で氷となって付着しはじ
めるが、すでに金網状の円板9が取りつけられた部位ま
で、温度が上昇しているため、ヒートパイプ3の放熱フ
ィン5側端部は比較的早期に熱伝導により温度が上昇
し、氷は融解して水2となることができる。従って0
[℃]以下の低温環境下でも、水を冷媒としたヒートパ
イプ式冷却装置により半導体素子を確実に冷却すること
ができる。
【0028】図2は請求項1乃至請求項3記載の発明の
他の実施例を示すヒートパイプ式冷却装置の断面図であ
る。本実施例では金網状の円板9a,9b,9cをある
間隔をとってヒートパイプ3内に固着している。ヒート
パイプ3の放熱フィン5側、つまり水2の凝縮側の長さ
が長い時、0[℃]以下の環境下ではヒートパイプ3の
放熱フィン5側の端部の温度は、受熱部ブロック4が受
ける半導体素子6からの熱が伝わって上昇するまでに時
間がかかる。従って本実施例のようにヒートパイプ3内
部に複数の金網状の円板9a,9b,9cを取りつけ、
段階的に水2が気化した水蒸気をヒートパイプ3の放熱
フィン5側の端部まで上昇させる。0[℃」以下の環境
下では、水2は受熱部ブロック4側で凍結する。半導体
素子6が動作して熱を発生しはじめると、受熱部ブロッ
ク4は次第に温度が上昇し氷が融解して水2に戻る。そ
して半導体素子6の発熱により水2は気化してヒートパ
イプ3内部を放熱フィン5が取りつけられた方向に上昇
する。金網状の円板9aが取りつけられた部位は外気に
さらされているため、水2が気化した水蒸気は金網状の
円板9aの部分で再び氷となった付着する。しかし受熱
部ブロック4からの熱伝導により、金網状の円板9aの
取りつけ部位の温度は比較的早期に上昇するため氷が融
解して水2に戻り、再び受熱部ブロック4へと戻る。こ
うして金網状の円板9aで凝固して付着した氷はヒート
パイプ3内部を受熱部ブロック4が取りつけられた側と
金網状の円板9a間で、気化・液化を繰り返す。やがて
金網状の円板9aが取りつけられた部位の温度が上昇し
て、水2が気化した水蒸気は金網状の円板9aの部位で
凝固することなく、放熱フィン5が取りつけられ方向に
上昇する。金網状の円板9bが取りつけられた部位が未
だ外気と同様に低温である場合、水2が気化した水蒸気
は金網状の円板9bの部分で再び氷となった付着する。
しかしすでに金網状の円板9aが取りつけられた部位ま
で温度が上昇しているため、金網状の円板9bが取りつ
けられた部位も比較的早期に熱伝導により温度が上昇
し、氷は融解して水2となることができる。こうして水
2はヒートパイプ3内部を受熱部ブロック4側と金網状
の円板9b間で気化・液化を繰り返す。やがて金網状の
円板9bが取りつけられた部位の温度が上昇して、水2
が気化した水蒸気は、金網状の円板9bの部位で凝固す
ることなく、放熱フィン5が取りつけられた方向に上昇
する。金網状の円板9cが取りつけられた部位が、未だ
外気と同様に低温である場合、水2が気化した水蒸気
は、金網状の円板9c部分で再び氷となって付着する。
しかし金網状の円板9bが取りつけられた部位まで温度
が上昇しているため、金網状の円板9cが取りつけられ
た部位も比較的早期に熱伝導により温度が上昇し、氷は
融解して水2となることができる。こうして水2は受熱
部ブロック4と金網状の円板9c間で気化・液化を繰り
返す。金網状の円板9cの取りつけ部位の温度が上昇す
れば、受熱部ブロック4側の水2は気化してヒートパイ
プ3の放熱フィン5側端部まで上昇する。ここで未だヒ
ートパイプ3の放熱フィン5側端部が外気と同様に低温
である場合、水2が気化した水蒸気は、ヒートパイプ3
の放熱フィン5側端部で再び氷となった付着する。しか
し金網状の円板9cが取りつけられた部位まで温度が上
昇しているため、ヒートパイプ3の放熱フィン5側端部
も比較的早期に熱伝導により温度が上昇し、氷は融解し
て水2となることができる。このように金網状の円板9
a,9b,9cで段階的に気化した水蒸気を上昇させる
ことができるので、寸法の長いヒートパイプ3を使用し
た時でも水が全て氷となるという事態は生じず、半導体
素子の冷却に寄与することができる。
【0029】本実施例では金網状の円板を3つ設けた例
を示したが、これに限られるものではない。また金網状
の仕切り板は円形のものに限られず、ヒートパイプ内部
の受熱部ブロック側と放熱フィン側への水蒸気の移動を
段階的に行うように仕切るものであればよい。
【0030】次に請求項4記載の発明について図3を用
いて説明をする。図3は請求項4記載の発明の一実施例
を示すヒートパイプ式冷却装置の正面図である。ヒート
パイプ式冷却装置1は冷媒として水2が封入されたヒー
トパイプ3の一端に、熱伝導性が優れた銅、アルミニウ
ム等の材料からなる受熱部ブロック4が備えられ、他端
には複数枚の放熱フィン5が取りつけられて構成されて
いる。受熱部ブロック4には半導体素子6が取りつけら
れている。受熱部ブロック4側と放熱フィン5側は仕切
り板7aで仕切られ、受熱部ブロック4側は図示しない
密閉部に収納され、放熱フィン5側は外気にさらされる
開放部に収納される。又放熱フィン5を貫通して筒形の
ヒータ10が圧入方式やハンダ付けなどにより接続され
る。ヒータ10はバッテリ等の電源11に電気的に接続され
る。
【0031】0[℃]より高い温度の環境下では、半導
体素子6から発生する熱は、受熱部ブロック4を介して
ヒートパイプ3へ伝わり、ヒートパイプ3内に封入され
ている水2が沸騰して気化する。水2は水蒸気となりヒ
ートパイプ3内部を放熱フィン5が取りつけられた方向
に上昇し、凝縮して熱を放熱フィン5を通じて外部へ放
出する。水蒸気が凝縮して水2に戻ると、水2はヒート
パイプ3の傾斜に沿って受熱部ブロック4方向へ戻る。
この様に水2の沸騰・凝縮作用により半導体素子6から
発生する熱をうばい、そして外部へ放出する。
【0032】0[℃」以下の環境下では、水2は受熱部
ブロック4側で凍結する。一方、ヒータ10は電源11より
電力が供給され、ヒータ10から発生する熱は放熱フィン
5を介してヒートパイプ3へ伝わり、0[℃]以下の環
境下でも、ヒートパイプ3の放熱フィン5側の端部は0
[℃]以上に保温される。半導体素子6が動作して熱を
発生しはじめると、受熱部ブロック4側は次第に温度が
上昇し、氷が融解して水2に戻る。そして半導体素子6
の発熱により水2は気化してヒートパイプ3内部を放熱
フィン5が取りつけられた方向に上昇する。放熱フィン
5側の端部は、ヒータ10からの熱により0[℃]以上に
保温されているため、水2が気化した水蒸気は放熱フィ
ン5側の端部で再び氷となって付着することを防ぐこと
ができる。従ってヒートパイプ3内部を放熱フィン5が
取りつけられた方向に上昇した水蒸気は、放熱フィン5
で凝縮して熱を外部へ放出し、液体となった水2は受熱
部ブロック4方向へ戻る。この様に半導体素子6から発
生する熱は、ヒートパイプ3内部を受熱部ブロック4側
から放熱フィン5側へ移動し、放熱フィン5から外気へ
熱が放出される。
【0033】環境温度が低温となる冬期以外は電源11か
らヒータ10への電力供給を行わないことで夏期などの高
温時でもヒートパイプ式冷却装置としての機能を従来通
り果たすことができる。従って0[℃]以下の低温環境
下でも水を冷媒としたヒートパイプ式冷却装置により半
導体素子を確実に冷却することができる。
【0034】次に請求項5、請求項6記載の発明につい
て図4を用いて説明する。図4は請求項5、請求項6記
載の発明の一実施例を示すヒートパイプ式冷却装置の断
面図である。
【0035】本実施例は図3に示されるヒートパイプ式
冷却装置と同様に、冷媒として水2が封入されたヒート
パイプ3の一端に受熱部ブロック4が備えられ、他端に
は複数枚の放熱フィン5が取りつけられている。又放熱
フィン5と交互に放熱フィン5よりも面積の小さい金属
板12がヒートパイプ3に取りつけられている。放熱フィ
ン5と金属板12にはそれぞれヒータ10が貫通する穴が設
けられているが、放熱フィン5に設けられた穴5aはヒ
ータ10の断面形状よりも大きく形成され、金属板12に設
けられた穴はヒータ10の断面形状とほぼ同じ大きさに形
成されている。従って、ヒータ10を放熱フィン5と金属
板12へ挿入すると、放熱フィン5とヒータ10とは接続さ
れず、一方金属板12とヒータ10とは圧入方式やハンダ付
けなどにより接続される構成となる。
【0036】0[℃]以下の環境下では、水2は受熱部
ブロック4側で凍結する。一方ヒータ10は電源11から電
力が供給され、ヒータ10から発生する熱は金属板12を介
してヒートパイプ3へ伝わり、0[℃」以下の環境下で
もヒートパイプ3の放熱フィン5側の端部は0[℃]以
上に保温される。本実施例ではヒータ10から発生する熱
を放熱フィン5から直接ヒートパイプ3へ伝えず金属板
12を介して行うことで、ヒータ9からの熱が放熱フィン
5から外気へ放出してしまうことを防ぎ、放熱フィン5
よりも面積の小さい金属板12からの最小の熱放散のみに
抑えることができる。又熱放散を最小限に抑えられるた
め、電源11からヒータ10への電力供給も少なくてすむ。
更に放熱フィン5はヒータ10からの直接の熱伝導がない
ので温度上昇を抑えられて、ヒートパイプ3よりも低い
温度になるため、効率良く大気へ半導体素子6から発生
した熱を放出することができる。
【0037】図5は請求項5、請求項6記載の発明の他
の実施例を示すヒートパイプ式冷却装置の断面図であ
る。請求項5、請求項6記載の発明では半導体素子6か
ら発生した熱は、受熱部ブロック4を介してヒートパイ
プ3へ伝わり、ヒートパイプ3内に封入された水2が沸
騰して気化する。そして水2が気化した水蒸気はヒート
パイプ3内部を放熱フィン5が取りつけられた方向に上
昇し、凝縮して熱を放熱フィン5を通じて外部へ放出す
る。水蒸気が凝縮して水2に戻ると、水2は重力を利用
してヒートパイプ3の傾斜に沿って受熱部ブロック4方
向へ戻る。一方本実施例ではヒートパイプ3の内部に焼
結金属層(以下、ウィックという)13を備え、放熱フィ
ン5側で水蒸気が凝縮して水2に戻ると、この水2はウ
ィック13の毛細管力によりヒートパイプ3の内部を放熱
フィン5側から受熱部ブロック4側へと移動する。ヒー
トパイプ3内に封入された水2はウィック13の毛細管力
によりヒートパイプ3の内部全域に渡って存在するた
め、ヒートパイプ3の放熱フィン5側から受熱部ブロッ
ク4側への熱の移動が可能となる。従ってヒータ10はヒ
ートパイプ3の放熱フィン5側を温めるだけではなく、
受熱部ブロック4側も温めることができるため、ヒート
パイプ3内の受熱部ブロック4側で水2が凝固すること
なく、半導体素子6の起動当初から良好な冷却を行うこ
とができる。なお本実施例は金属板12によりヒータ10か
ら発生する熱をヒートパイプ3へ伝える請求項5、請求
項6記載の発明の実施例であるが、請求項4記載の発明
の実施例に対応させてもよい。
【0038】次に請求項7記載の発明を図6を用いて説
明する。図6は請求項7記載の発明の一実施例を示すヒ
ートパイプ式冷却装置の正面図である。本実施例では放
熱フィン5のヒートパイプ3の貫通する近傍に温度セン
サ14を設け、温度センサ14によりヒータ10と電源11とを
電気的に接続又は開放する接点15を駆動する制御装置16
を備えたものである。
【0039】温度センサ14で検出された温度値Cは、制
御装置16に入力される。制御装置16にはあらかじめ所定
値C1が設定されている。この所定値C1は例えば水の
凝固点0[℃]などである。制御装置16では温度センサ
14で検出された温度値Cと所定値C1とを比較し、温度
値Cが所定値C1以下となった際に接点15を閉成してヒ
ータ10に電源11を接続する。従って温度値Cが所定値C
1以下の時のみヒータ10に電源11が接続されるため、低
温時以外の通常時の半導体素子6の冷却性能の低下を防
ぐことができる。
【0040】次に請求項8記載の発明を図7を用いて説
明する。図7は請求項8記載の発明の一実施例を示すヒ
ートパイプ式冷却装置の断面図である。本実施例は、絶
縁管4aをヒートパイプ3の中間に設け、受熱部ブロッ
ク4と放熱フィン5とを絶縁した絶縁形のヒートパイプ
式冷却装置の実施例である。ヒートパイプ3の内部には
フロロカーボン系(例えばパーフロロカーボンなど)の
冷媒2aが封入されているため、低温環境下での冷媒2
aの凍結によりヒートパイプ3が動作できないという問
題はないが、従来の技術で説明したようにバーンアウト
熱流束の問題があるため、低温環境下での使用は問題と
なる。
【0041】そこで本実施例では筒形のヒータ10を圧入
方式又はハンダ付け等の方法により放熱フィン5に接続
し、ヒータ10を電源11に電気的に接続する。又ヒートパ
イプ3aの内部にはウィック13が備えられる。更に放熱
フィン5のヒートパイプ3の貫通する近傍に温度センサ
14が設けられ、温度センサ14の出力によりヒータ10と電
源11とを電気的に接続又は開放する接点15を駆動する制
御装置16が備えられている。制御装置16は、温度センサ
14で検出された温度値Cを入力し、あらかじめ設定され
た所定値C1と比較して、温度値Cが所定値C1以下と
なった際に接点15を閉成してヒータ10に電源11を接続す
る。この所定値C1は例えばフロロカーボン系の冷媒2
aがバーンアウトを起こす−30[℃]などである。従っ
て、温度値Cが所定値C1以下となった際には、接点15
が閉成してヒータ10に電源11が接続され、ヒータ10によ
りヒートパイプ3の放熱フィン5側を昇温させ冷媒2a
の液温を上昇させる。従って冷媒2aの液温を上昇させ
ることによってバーンアウト熱流束を大きくすることが
でき、冷媒2aが半導体素子6からの熱により沸騰する
際の熱流束がバーンアウト熱流束以上となることを防ぐ
ことができる。又ウィック13を設けたヒートパイプ3a
内の冷媒2aの液面は絶縁管4aの上方にまでくるよう
に多く封入され、ヒータ10からの熱をウィック13の毛細
管力により受熱部ブロック4側へ移動することもでき
る。
【0042】なお上述した実施例では1つのヒータでヒ
ートパイプの放熱フィン側を昇温させる場合を示した
が、ヒータ10は複数設けてもよく、ヒータの設置場所も
これに限られるものではない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、冷
媒として熱伝達特性の優れた水を使用したヒートパイプ
式冷却装置が、水の凝固点以下の低温環境下でも使用可
能となり、ヒートパイプ式冷却装置を大形化することな
く、冷却性能を上げることができる。又冷媒として水を
使用することで、環境を傷つけず、無公害化がはかれ
る。又冷媒として絶縁性の高いフロロカーボン系の液体
を使用した際にも、低温環境下でのバーンアウトを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3記載の発明の一実施例を
示す図で、図1(a)はヒートパイプ式冷却装置の断面
図、図1(b)は要部拡大図である。
【図2】請求項1乃至請求項3記載の発明の他の実施例
を示すヒートパイプ式冷却装置の断面図である。
【図3】請求項4記載の発明の一実施例を示すヒートパ
イプ式冷却装置の正面図である。
【図4】請求項5、請求項6記載の発明の一実施例を示
すヒートパイプ式冷却装置の断面図である。
【図5】請求項5、請求項6記載の発明の他の実施例を
示すヒートパイプ式冷却装置の断面図である。
【図6】請求項7記載の発明の一実施例を示すヒートパ
イプ式冷却装置の正面図である。
【図7】請求項8記載の発明の一実施例を示すヒートパ
イプ式冷却装置の断面図である。
【図8】従来の非絶縁形のヒートパイプ式冷却装置の断
面図である。
【図9】従来の絶縁形のヒートパイプ式冷却装置の断面
図である。
【符号の説明】
1…ヒートパイプ式冷却装置 2…水(冷媒) 2a…冷媒 3,3a…ヒートパイプ 4…受熱部ブロック 5…放熱フィン 9,9a,9b,9c…金網状の円板 10…ヒータ 11…電源 12…金属板 13…ウィック 14…温度センサ 15…接点 16…制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒として水が封入されたヒートパイプ
    と、 このヒートパイプの一端に接合され、半導体素子が押圧
    される受熱部ブロックと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられた複数枚の放熱
    フィンと、 前記ヒートパイプ内壁に取り付けられた金網状の仕切板
    とを有するヒートパイプ式冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヒートパイプ式冷却装置
    において、 前記ヒートパイプの内壁に、前記金網状の仕切り板を複
    数枚所定の間隔毎に、取りつけてなるヒートパイプ式冷
    却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のヒートパ
    イプ式冷却装置において、 前記金網状の仕切り板は、前記ヒートパイプの内径と略
    同じ直径を有する金網状の円板であるヒートパイプ式冷
    却装置。
  4. 【請求項4】 冷媒が封入されたヒートパイプと、 このヒートパイプの一端に接合され、半導体素子が押圧
    される受熱部ブロックと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられた複数枚の放熱
    フィンと、 これら複数枚の放熱フィンのうち少なくとも一枚の放熱
    フィンに接続される電熱器とを有するヒートパイプ式冷
    却装置。
  5. 【請求項5】 冷媒が封入されたヒートパイプと、 このヒートパイプの一端に接合され、半導体素子が押圧
    される受熱部ブロックと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられた複数枚の放熱
    フィンと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記複数枚の
    放熱フィンよりも小さい金属板と、 この金属板に接続される電熱器とを有するヒートパイプ
    式冷却装置。
  6. 【請求項6】 冷媒が封入されたヒートパイプと、 このヒートパイプの一端に接合され、半導体素子が押圧
    される受熱部ブロックと、 前記ヒートパイプの他端に取りつけられた複数枚の放熱
    フィンと、 前記ヒートパイプの他端に前記複数枚の放熱フィンと交
    互に取りつけられ、前記複数枚の放熱フィンよりも小さ
    い複数枚の金属板と、 前記複数枚の放熱フィンに形成された穴を非接触に貫通
    し、前記複数枚の金属板に形成された穴を貫通して前記
    複数枚の金属板に接続される電熱器とを有するヒートパ
    イプ式冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のいずれかに記載
    のヒートパイプ式冷却装置において、 前記放熱フィンに取り付けられた温度センサと、 この温度センサで検出された温度値があらかじめ設定さ
    れた所定値以下となった際に前記電熱器に電力を供給す
    る制御装置とを有するヒートパイプ式冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至請求項7のいずれかに記載
    のヒートパイプ式冷却装置において、 前記ヒートパイプの前記受熱部ブロックが接続された側
    と前記放熱フィンが取りつけられた側とを絶縁する絶縁
    管を有するヒートパイプ式冷却装置。
JP5332759A 1993-11-09 1993-12-27 ヒートパイプ式冷却装置 Pending JPH07180982A (ja)

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