JPH10238973A - 薄形複合プレートヒートパイプ - Google Patents

薄形複合プレートヒートパイプ

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JPH10238973A
JPH10238973A JP9083193A JP8319397A JPH10238973A JP H10238973 A JPH10238973 A JP H10238973A JP 9083193 A JP9083193 A JP 9083193A JP 8319397 A JP8319397 A JP 8319397A JP H10238973 A JPH10238973 A JP H10238973A
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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0233Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes the conduits having a particular shape, e.g. non-circular cross-section, annular

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型大発熱量の発熱体の熱量を小面積のプレ
ートヒートパイプの受熱面で受熱し、このプレートヒー
トパイプの大面積の放熱面に面拡散して、放熱面に接着
されてある放熱手段の大受熱面積に全面均一に且つ効率
よく熱伝導して放熱し、且つ放熱性能がプレートヒート
パイプの適用姿勢に依存することの少ない極薄形のプレ
ートヒートパイプを提供する。 【構成】 極薄形の中空プレートの中空空間をコンテナ
とし、その中に多数回蛇行した極細管からなる蛇行細管
ヒートパイプを充填してプレートヒートパイプのウイッ
クを兼ねた構成とした。 [効果] 通常プレートヒートパイプの熱拡散性及び温
度均一性と蛇行細管ヒートパイプの適用姿勢無依存性と
が相互に補完し合って、目的とする性能の複合型プレー
トヒートパイプが得られた。更に厚さ2mmの如き従来
に例の無い極薄形複合プレートヒートパイプが得られ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレートヒートパイプの
構造に関するもので、特に小型で接着面積の小さな発熱
体の熱量を大型放熱器の大きな接着面積に高感度で且つ
効率的に拡散輸送する従来のプレートヒートパイプの機
能を全く損なわず且つ如何なる適用姿勢でも熱量輸送性
能を保持することを可能ならしめる薄形複合プレートヒ
ートパイプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術におけるプレートヒートパイ
プでは図6に例示の如くプレートヒートパイプ11には
プレート状密閉コンテナ11−1が内蔵せしめられて構
成され、密閉コンテナの両内壁面間はピン群13により
相互に連結結合せしめられることにより密閉コンテナ内
の作動液の飽和蒸気圧の変化による正負の内圧に耐え得
るよう補強されてあり、更に密閉コンテナの両内壁面の
夫々にはピン間隙にウイック14が形成されてあり、密
閉コンテナ内には高真空に脱気の後に所定の二相凝縮性
作動液5の所定の量が封入封止されて構成されてあるこ
とが一般的であった。この様なプレートヒートパイプ1
1は高感度で熱拡散機能を発揮し、その受熱面11−2
に装着された小型発熱体6の小面積の接着面からも良好
に熱量を吸収し、放熱面11−3に装着された大型ヒー
トシンク7の広い接着面にも効率よく且つ全面均一に熱
量を輸送することを可能ならしめ、ヒートシンク7のフ
ィン群7−1から冷却対流8に良好に熱量を伝達するも
のであった。プレートヒートパイプが小型の場合は図5
に例示のウイック14は省略されることがある。この場
合にも機能的な特徴には大差がない。
【0003】上述のごとく構成されたプレートヒートパ
イプは図6の如く受熱面を底面として水平に保持した場
合は以下の如く作動する。密閉コンテナ11−1の底面
のウイック14に充満した二相凝縮性作動液15は小型
発熱体6からの熱入力により小型発熱体6の接着面に対
応した密閉コンテナ1−1の底面における、小型発熱体
6の接着面よりやや広い部分を蒸発部として蒸発する。
この際の蒸発の潜熱を吸収した作動液蒸気は作動液蒸気
流15−2の矢印の如く蒸発部(高温高蒸気圧部)から
総ての低温部(低蒸気圧部)に向かって高速度で移動
し、低温部で凝縮の潜熱を放出しながら凝縮して低温部
に熱量を供給する。低温部で凝縮液化された凝縮作動液
は15−2はピン群を介して密閉コンテナ11−1の底
面に移動し、更にウイック14の作用により蒸発部に還
流する。この様な作動液の相変化を伴う循環により小型
発熱体6による供給熱量は密閉コンテナ11−1内の、
受熱部より温度の低い総ての部分に熱量を供給する。こ
の場合受熱部との温度差の大きい部分に向かう作動液蒸
気流15−2程流速が早く、即ち温度差の大きい部分程
多くの熱量が供給されることになる。従ってこの様なプ
レートヒートパイプはその総ての部分に熱量を高感度効
率的に拡散せしめるとともに表面温度を均一化せしめる
特長を備えている。
【0004】図6に例示の従来技術のプレートヒートパ
イプは上述の如く作動するから受熱面を底面として水平
に保持した場合に最も良好な性能を示し、傾斜角度が大
きくなるほど性能が低下する。密閉コンテナ11−1の
厚さが4mm前後の如く薄い場合は受熱面を頂面に放熱
面を底面とした場合でも比較的良好に作動する。この保
持姿勢の場合は放熱面に凝縮作動液15−1が停滞し、
受熱面に作動液が不足となり、作動困難になる筈である
が、実際にはピン群13の伝熱により放熱面側に停滞し
た作動液が沸騰しこれにより、受熱面に作動液が供給さ
れてヒートパイプとしての作動が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく従来技術
のプレートヒートパイプは熱量を高感度効率的に拡散せ
しめるとともに表面温度を均一化せしめる優れた特長を
有するが、従来技術の円筒ヒートパイプと同様な各種の
問題点を有しており、産業界ではその優れた機能を損な
うことなくその問題点を解決することが要望されてい
る。即ち本願発明のプレートヒートパイプは従来技術の
プレートヒートパイプの優れた特長を維持しつつその大
きな問題点である熱輸送性能及び熱拡散性能の保持姿勢
依存性を改善することを目的としている。
【0006】プレートヒートパイプは必ずしも水平保持
姿勢またはそれに準ずるような小傾斜角度姿勢のみで使
用されるとは限らない。傾斜角度が大きくしかも小型発
熱体6の接着位置が放熱部に対し相対的に水位が高い姿
勢の場合即ちトップヒートモードでは性能が大幅に低下
する。その極端な場合として図7に示してある例ではプ
レートヒートパイプが垂直に保持され小型発熱体6は最
も水位の高い位置に接着されてある。このような保持姿
勢の場合には凝縮作動液15−1は密閉コンテナ11−
1の低位置に図の如く停滞する。凝縮作動液15−1は
ウイック14の作用により密閉コンテナ11−1の内壁
に沿って上昇するが重力に妨げられて極めて少量のみが
小型発熱体6が接着されている位置まで到着するに過ぎ
ない。従って作動液蒸気の発生量も極めて少ないので作
動液蒸気流15−2は図示されていない。これは放熱面
側のウイック14を通じて行われるべき作動液の還流も
極めて少なく、停滞凝縮作動液15−1は殆ど増減が無
いことになる。結局作動液の循環量は極めて少ないもの
となり、図7に例示の如き保持姿勢におけるこのプレー
トヒートパイプ放熱性能はピン群13の金属間熱伝導に
よる放熱性能より若干良好な程度となり大幅に低下する
ことになる。
【0007】ウイック14が省略されたウイックレスの
プレートヒートパイプの場合は停滞凝縮作動液15−1
からの蒸発部に対する作動液還流は更に困難になりプレ
ートヒートパイプの作動は全く停止する。同様の理由か
らこのプレートヒートパイプは傾斜角度が少なくても放
熱性能は極めて悪化する。このようなプレートヒートパ
イプの放熱はピン群13による金属間熱伝導による放熱
のみとなりヒートパイプとは云い難いような低性能のも
のとなる。
【0008】またウイックレス構造のプレートヒートパ
イプにおいて内蔵する密閉コンテナ11−1の厚さが3
mm以下の如く極めて薄い場合は上記の如き熱性能の保
持姿勢依存性は更に大きくなる。即ち傾斜により偏在し
た凝縮作動液15−1はコンテナ内の処々においてコン
テナを充填する状態になり、作動液蒸気流の流れが妨害
され、作動液蒸気の分布が不均一になりプレートヒート
パイプの最大の特長の温度均一化性が失われるに至る。
【0009】
【課題を解決する為の手段】従来型プレートヒートパイ
プの熱輸送及び熱拡散性能の保持姿勢依存性の改善手段
としては保持姿勢依存性の極めて少ない蛇行細管ヒート
パイプとの複合化型とすることによりこの二種類のヒー
トパイプの機能を相互補完せしめ、保持姿勢依存性を解
消せしめる。
【0010】複合型プレートヒートパイプについて、本
発明者は先に特願平8−182588号及び特願平8−
224298号を提案し現在実用化に努めつつある。然
しこの先特願の複合型プレートヒートパイプは構成も複
合化により得られる機能も本願発明とは全く異なるもの
である。先特願の複合型プレートヒートパイプにおいて
は薄形プレートの片面に突起成形された蛇行細管ヒート
パイプを主体として、その特性を、その突起間隙を従来
型の作動液の相変化の潜熱により熱量を輸送する方式の
ヒートパイプとして構成し、このヒートパイプの機能と
突起形成された従来型細管ヒートパイプのプレートヒー
トパイプの機能とが相互に補完し合って高性能化される
ものであった。それに対して本願発明の薄形複合プレー
トヒートパイプは後述する通り従来型プレートヒートパ
イプのウイックとして蛇行細管ヒートパイプを適用して
複合化せしめて従来型プレートヒートパイプの熱輸送性
能を改善するものである。
【0011】図1は本願発明の薄形複合プレートヒート
パイプの基本構造を示す説明図の断面図である。その片
側の面はその面積に対して比較的大きな接触面を有する
ヒートシンク7が装着されて面放熱せしめられるコンテ
ナ放熱面であり、他の片側の面は放熱面より大幅に小さ
な接触面を有する小型放熱体が装着されて面加熱せしめ
られるコンテナ受熱面であり、この様な両面を有する中
空金属プレートの中空空間がプレート形状の密閉ヒート
パイプコンテナ1−1として形成されてある面間熱輸送
用の複合プレートヒートパイプ1であって、コンテナ内
には外径1.4mm以下の極細金属管で形成された多数
ターンの蛇行細管ヒートパイプ2が充填配設されてあ
り、その蛇行細管ヒートパイプ2はその直管部が相互に
平行並列に相互に近接配置せしめられ、且つコンテナ内
壁面1−2、1−3に直接または補助ウイック4を介し
て、接触展開して配設され、コンテナ内壁面1−2、1
−3と蛇行細管ヒートパイプ2の表面、蛇行細管の相互
近接面等に形成される微小間隙の毛細管作用を有効利用
するヒートパイプウイックとして適用されてあり、コン
テナ内における蛇行細管ヒートパイプ2の配設の余剰空
間の所定の部分には必須構成要素とはしない補助ウイッ
ク4が配設され更に高真空度に脱気の後に所定の二相凝
縮性作動液5が封入封止されてヒートパイプ化されてあ
ることを特徴としている。この場合補助ウイック4は製
作工程上蛇行細管ヒートパイプ2とコンテナ内壁面との
間隙、蛇行細管ヒートパイプ2の細管相互間の間隙、等
が大きくなり、ウイックとしての機能が低下する恐れあ
る場合にその間隙に充填してウイック機能を補助する為
に使用する。従って必須構成要素とはならない。
【0012】
【作用】このような薄形複合プレートヒートパイプ1に
おいて蛇行細管ヒートパイプ2は小型発熱体6から受熱
した熱量によりその全表面がほぼ受熱部の温度と同一温
度に上昇し、これと接触する作動液5はその全表面から
活発に蒸発する。この蒸気は最短の距離を流路としてコ
ンテナ放熱側内壁面1−3に到達して冷却凝縮せしめら
れる。この場合作動液の蒸発による大量の潜熱がコンテ
ナ受熱側内壁面1−2を介して小型発熱体6から熱量を
奪いこれを冷却する。また作動液蒸気の凝縮による大量
の潜熱が放出されこの潜熱はコンテナ放熱側内壁面1−
3を介してヒートシンク7及びそのフィン群7−1に熱
量を伝導し冷却対流8の中に熱量を捨て去る。この様な
構成の薄形複合プレートヒートパイプ1はは従来型のプ
レートヒートパイプに比較して次の如き優れた作用を発
揮する。
【0013】(1)蒸発部面積が拡大されて蒸気発生量
が増加し放熱性能が大幅に向上する。図6に例示の従来
型のプレートヒートパイプ11の作動液蒸発面積は受熱
面11−2における小型放熱器6の接着面積にほぼ等し
いコンテナ内壁面積であり、極めて小さな蒸発面であ
る。これに対して本発明の薄形複合プレートヒートパイ
プ1の蒸発面積はコンテナ内部に接触充填された蛇行細
管ヒートパイプ2の全表面積から接触面積を除いた面積
であり、従来型のプレートヒートパイプ11に比較して
桁違いに広い蒸発面積となる。これは低入力でも多量の
蒸気が容易に発生することを意味する。視点を変えれば
本発明の薄形複合プレートヒートパイプ1の作動感度が
極めて敏感になることを意味する。
【0014】(2)蒸気の移動距離が極めて短くなり、
蒸気移動による熱量損失が極めて少ない。従来型のプレ
ートヒートパイプ11においては図6に例示の如く小型
発熱体6に近い蒸発部で発生する蒸気は作動液蒸気流1
5−2として遠距離を移動して放熱面11−3の低温部
のすべての部分に到達して凝縮して液化される。この間
の圧力損失を避けるため密閉コンテナ11−1は受熱側
と放熱側の両内壁面は図の如く相互間に十分な間隔を必
要とし、それでも内壁面のウイック、両内壁面の耐圧補
強の為に設けられてあるピン群等の圧力損失による熱損
失は避けられない。これに対して図1に例示の本発明の
薄形複合プレートヒートパイプ1における作動液蒸気の
移動距離は蛇行細管ヒートパイプ2の表面からコンテナ
放熱側内壁面1−3に至る距離であり、図示不可能な程
の微小距離である従って蒸気の移動に依る熱損失は無視
しても良い程度に少ないものとなる。
【0015】(3)複合プレートヒートパイプを極めて
薄形に構成することを可能にする。上述の如く蒸気の移
動距離が微小距離であるから、従来型のプレートヒート
パイプ11の如ごとく蒸気移動の圧力損失増加を防ぐた
めコンテナ受熱側内壁面1−2とコンテナ放熱側内壁面
1−3の間隔を拡大せしめる必要がなく、蛇行細管ヒー
トパイプ2を挿入して接触充填出来る程度の間隔まで小
間隔化出来る。これは本発明の薄形複合プレートヒート
パイプ1を飛躍的に薄形化するための必須条件であり、
極めて重要な効果である。
【0016】(4)此の様な本発明の構成は薄形複合プ
レートヒートパイプの熱輸送及び熱拡散性能の保持姿勢
に対する無依存性を保証する。通常型プレートヒートパ
イプは保持姿勢に因って大幅に熱輸送性能及び表面温度
均一性が変化する。これはその作動液の相変化サイクル
における受熱部(蒸発部)に対する作動液の還流(補
充)能力が保持姿勢の変化に依存して変化することに因
る。これは作動液の還流が重力の補助に依ってなされる
その作動原理に起因している。性能の姿勢依存性のもっ
とも厳しい条件としては蒸発部を上部に保持した垂直姿
勢即ちトップヒートモードの場合であり、図7はその状
態を示している。図7においては凝縮作動液15−1は
還流が極めて困難なことに依り、底部に滞留している。
此の場合はウイック14は重力の妨害に依り毛細管とし
ての機能が殆ど失なわれるに至る。即ちヒートパイプと
しての作動は殆ど不可能になり、熱量の輸送能力も、温
度均一化機能も共に殆ど 失われる。
【0017】これに対して図1に例示の如く本願発明の
薄形複合プレートヒートパイプ1においては蛇行細管ヒ
ートパイプ2がコンテナ内壁面の全面にわたり展開され
て接触配設されてあり、蛇行細管ヒートパイプ2はその
基本的特性として保持姿勢無依存性であり如何なる姿勢
でも良好に作動し、その全表面が蒸発部とほぼ等しい温
度になるから、凝縮作動液5を如何なる部分にも滞留せ
しめること無く、それを完全に蒸発せしめ、その蒸気は
コンテナの全内壁面に供給されて凝縮しその潜熱により
熱量を放熱側内壁面1−3に伝達せしめる。即ち相変化
により熱輸送が行われるプレートヒートパイプと作動液
の振動を熱輸送原理とする蛇行細管ヒートパイプ2とが
相互に補完しあって、保持姿勢依存性の全く無い優れた
機能を薄形複合プレートヒートパイプ1に与える。
【0018】(5) 蛇行細管ヒートパイプ2とコンテ
ナ1−1内の蛇行細管ヒートパイプ2を配設した余剰空
間に作動液を封入したプレートヒートパイプの夫々の作
動液の組み合わせにより多様の作動領域の薄形複合プレ
ートヒートパイプ1を構成することが出来る。純水、純
水の組み合わせでは300℃でも適用可能な高温高性能
複合プレートヒートパイプを構成することが出来るが5
0℃では性能が低下し10℃以下では作動困難になる。
HCFC−142b、純水の組み合わせは適用温度範囲
5℃〜180℃の高感度複合プレートヒートパイプとな
り、HFC−134a、HCFC−142bの組み合わ
せは適用温度範囲−20℃〜100℃の極めて高感度で
かつ低温度での適用が可能な複合プレートヒートパイプ
を提供する。
【0019】[第一実施例] 図1は本発明の薄形複合
プレートヒートパイプ1の第一実施例の説明図であって
側面の断面図として示してある。薄形複合プレートヒー
トパイプ1は幅200mm以下、長さ200mm以下、
厚さ3mm以下、コンテナ壁の厚さ0.5mm以下の薄
肉薄型の中空金属プレートで構成されてあり、コンテナ
内に充填配設される蛇行細管ヒートパイプ2は外形1.
4mm以下、内径1.1mm以下、蛇行ターン数40タ
ーン以上に構成され、封入封止される二相凝縮性作動液
としては沸点20℃以下、凝固点−60℃以下、臨界温
度100℃以上の作動液が適用されてあることを特徴と
し、コンテナ内における余剰空間に封入封止される二相
凝縮性作動液としては純水作動液が使用されてあり、プ
レートヒートパイプとしての適用温度はプレート全体の
平均温度として100℃以下、5℃以上であることを特
徴としている。
【0020】蛇行細管ヒートパイプ2が如何なる保持姿
勢でも良好に作動する必要条件としてはそのターン数が
40ターン以上が必要なことは実用化に際しての多数の
実験結果で確認されている。実験の結果はでは40ター
ンではトップヒートモードでも、作動するが僅かな性能
低下が認められ、60ターン以上ではトップヒートモー
ドでの性能低下は極めて少なく、80ターン以上ではト
ップヒートモードにおける性能は極めて良好で完全な保
持姿勢無依存性となった。第一実施例の条件である薄形
複合プレートヒートパイプ1の外形構造200mm×2
00mm×3mmでは外形1.4mm、内径1.1mm
の細管で125ターンの蛇行細管ヒートパイプ2を形成
してこれを内蔵させることが可能である。120mm×
120mm×2mmの外形では外径0.8mm、内径
0.6mmの細管で120ターンの蛇行細管ヒートパイ
プ2を形成してこれを内蔵させることが可能である。実
験の結果ではこれらは何れも如何なる保持姿勢でも全く
性能が悪化しない優れた機能を薄形複合プレートヒート
パイプ1に付与することが出来た。またこれらは第一実
施例の条件を満足せしめる作動液として蛇行細管ヒート
パイプ内にHFC−134aを封入した場合、熱輸送熱
量及び熱拡散熱量としてプレート厚さ3mmの前者は5
00W、プレート厚さ2mmの後者は120Wの熱入力
でトップヒートモードでも良好に作動させることが可能
であった。
【0021】本実施例はコンテナ内の作動液としては純
水が使用され、蛇行細管ヒートパイプ内には例えばHC
FC−134の如き低温用作動液が適用されてある場合
は、純水作動液の作動が困難な10℃以下の低温であっ
ても蛇行細管ヒートパイプの補完によって本発明の薄形
複合プレートヒートパイプ1は活発に作動する。このよ
うな作動温度の相互補完作用も本実施例の有効な作用で
ある。
【0022】また蛇行細管ヒートパイプは極めて細く形
成できることから、薄形複合プレートヒートパイプの厚
さを夫々それぞれ3mm以下、2mm以下の如く薄形に
構成することを容易ならしめた。またコンテナ内におけ
る余剰空間に封入封止される二相凝縮性作動液として純
水作動液をが使用することにより、コンテナ内に発生す
る作動液の飽和蒸気圧は、本実施例における薄形複合プ
レートヒートパイプ1の適用温度範囲100℃以下にお
いては一気圧を越えることなく、即ち内圧が常に負圧で
ある為コンテナ壁には何等の補強手段を施すことなく、
その厚さを0.2mmと薄肉にすることが可能であっ
た。この点も薄形複合プレートヒートパイプの薄形化、
及び高感度化に大きく貢献している。また純水作動液は
0℃で凍結し、5℃以下では実用上の2相凝縮性作動液
としての機能を失うに至る。従って本実施例の薄形複合
プレートヒートパイプの適用温度の下限は5℃になり、
この状態におけるコンテナ内圧はほぼ−1気圧となる。
この負圧に対するコンテナ壁の圧潰の危険は蛇行細管ヒ
ートパイプ2及び補助ウイック4が支柱としての機能を
発揮することにより容易に防止することが出来た。この
点も薄形複合プレートヒートパイプの薄形化に貢献す
る。
【0023】本実施例の実用化に際してはコンテナの構
成用金属材料として純銅を適用して極めて良好な結果が
得られた。作動液を純水にすることに因りアルミ、ステ
ンレス、鉄等の使用が不可能となるが、純水作動液との
適合性の良好な純銅、ニッケル等のメッキまたは薄膜ク
ラッドを施すことに因りこれらの金属材料を適用するこ
とが可能になる。
【0024】[第二実施例] 本発明の薄形複合プレー
トヒートパイプの構成金属材料がアルミニゥムの如き純
水作動液と適合性の悪い金属で構成され純水以外の作動
液を適用する必要ある場合、または適用温度範囲が10
0℃を越える薄形複合プレートヒートパイプを構成する
場合は第一実施例とは大幅に異なる構成にする必要があ
る。即ち密閉コンテナ1−1内における余剰空間に封入
封止される二相凝縮性作動液として純水以外の実用的作
動液を使用する殆ど全ての場合、及び作動液として純水
が用されてあっても適用温度が100℃を越える場合
は、コンテナ内の飽和蒸気圧は1気圧を越えることにな
る。第一実施例の構造はコンテナ内の飽和蒸気圧が負圧
であることを前提とする構造であるからその構造は大幅
に変更する必要がある。
【0025】図5はそのような場合に適用されることを
前提とした本発明の薄形複合プレートヒートパイプの第
二実施例を示す説明図であって側面の断面図として示し
てある。図5において薄形複合プレートヒートパイプ1
は幅200mm以下、長さ200mm以下、厚さ5mm
以下、コンテナ壁の厚さ1.0mm以下の薄肉薄形の中
空金属プレートで構成されてあり、コンテナ内における
受熱側内壁面1−2と放熱側内壁面1−3とは多数のピ
ン群3により連結接続されて、コンテナ内における作動
液の飽和蒸気圧の変化による正負の内圧に耐えるよう補
強されてあり、コンテナ内に充填配設される蛇行細管ヒ
ートパイプ2はピン群3の間隙に圧入されて充填配設さ
れてあり、蛇行細管ヒートパイプ2は外形1.4mm以
下、内径1.1mm以下、蛇行ターン数40ターン以上
に構成され、封入封止される二相凝縮性作動液としては
沸点−20℃以下、凝固点−60℃以下、臨界温度10
0℃以上、200℃以下の作動液が適用されてあること
を特徴とし、コンテナ内における余剰空間に封入封止さ
れる二相凝縮性作動液5としては沸点−20℃以下、凝
固点−60℃以下、臨界温度100℃以上200℃以下
の作動液が使用されてあり、プレートヒートパイプとし
ての適用温度はプレート全体の平均温度として200℃
以下、−10℃以上であることを特徴としている。
【0026】本実施例は密閉コンテナ1−1の内圧が1
気圧を越える場合、即ち複合プレートヒートパイプ1の
適用温度領域の上限が100℃を越える場合の構成であ
り、適用温度領域の下限が純水の氷点以下である場合の
構成である。これは換言すれば密閉コンテナ1−1内に
おける余剰空間に封入封止される二相凝縮性作動液5と
して純水以外の作動液が適用される場合の構成である。
ピン群3により補強された密閉コンテナ1−1はピンの
断面積、及び単位面積あたり本数の選択によっては50
Kgの内圧にも耐えるよう構成することが出来る。また
上述の作動液の必要条件を満足せしめる作動液の例とし
て、密閉コンテナ1−1内における余剰空間に封入封止
される二相凝縮性作動液としてHCFC−123、蛇行
細管ヒートパイプに封入される二相凝縮性作動液として
HCFC−142bを適用することにより適用温度領域
の上限を180℃、下限を−10℃とすることが可能に
なった。
【0027】[第三実施例] 図5の複合プレートヒー
トパイプの耐内圧強度が強化された構造は構成素材を純
銅とする場合は純水作動液との適合性が極めて良好であ
るから、蛇行細管ヒートパイプに封入される二相凝縮性
作動液としても、密閉コンテナ1−1内における余剰空
間に封入封止される二相凝縮性作動液としても、何れに
も純水作動液を適用することが出来る。純水作動液は他
の作動液に比較して飽和蒸気圧が低く且つ臨界温度が極
めて高いので適用温度領域の上限を充分に高くすること
が出来る。しかし低温度における補完作用が少なくなる
から下限は若干上昇する。従って適用温度領域の上限を
250℃、下限を10℃とする薄形複合プレートヒート
パイプを提供することが出来る。
【発明の効果】プレートヒートパイプと蛇行細管トンネ
ルプレートヒートパイプとの複合化により熱拡散性能が
良好で且つ姿勢依存性の極めて少ない薄形複合プレート
ヒートパイプを提供することが出来るようになった。近
来の半導体発熱素子の進歩は極めて大きな熱量を発生す
る極めて小型な半導体素子が出現しつつある。そのヒー
トシンクとの接触面は極めて小面積であり、放熱にはプ
レートヒートパイプを熱拡散手段として適用する以外に
適切な手段がなかった。然しこのような小型発熱素子は
適用姿勢が各種各様であり従来のプレートヒートパイプ
では姿勢依存性が大きく適用出来なかった。本願発明の
薄形複合プレートヒートパイプはこのような半導体素子
の冷却を如何なる保持姿勢でも可能ならしめて業界の強
い要望に応える事が出来るようになった。
【0028】更に上記のような小型強力な半導体素子の
出現により業界ではプレートヒートパイプに対し更なる
小形化と薄形化を要望するようになっている。本発明の
適用によって、15mm×15mmの如き小面積で12
0Wの如き大きな発熱量の小型強力な発熱素子を冷却す
る場合、本願発明を適用することにより僅かに放熱面積
100mm×100mm厚さ2mmの如き小形極薄形の
薄形複合プレートヒートパイプを構成して冷却すること
が出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の薄形複合プレプレートヒートパイプ
の基本構造及び第一実施例の断面説明図である。
【図2】本願発明薄形複合プレートヒートパイプ図1の
断面の一部拡大図である。
【図3】本願発明薄形複合プレートヒートパイプ図1の
直交断面の一部拡大図である。
【図4】本願発明薄形複合プレートヒートパイプの平面
略図である。
【図5】本願発明の薄形複合プレプレートヒートパイプ
の第二実施例、及び第三実施例の断面説明図である。
【図6】従来型構造のプレートヒートパイプの構造を示
し、且つ水平姿勢に保持されてある場合の作動状態を示
す断面説明図である。
【図7】従来型構造のプレートヒートパイプの構造を示
し、且つ垂直姿勢に保持されてある場合の作動状態を示
す断面説明図である。
【符号の説明】
1 薄形複合プレートヒートパイプ 1−1 密閉コンテナ 1−2 コンテナ受熱側内壁面 1−3 コンテナ放熱側内壁面 2 蛇行極細管ヒートパイプ 3 ピン群 4 補助ウイック 5 凝縮作動液 6 小型発熱体 7 ヒートシンク 7−1 フィン群 8 冷却対流 11 プレートヒートパイプ 11−1 密閉コンテナ 11−2 受熱面 11−3 放熱面 13 ピン群 14 ウイック 15−1 凝縮作動液 15−2 作動液蒸気流

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側の面は受熱面積に比較して比較的大
    きな放熱面を有する放熱面であり、他の片側の面は上記
    放熱面より大幅に小さな接触面を有する小型発熱体が接
    着配置されて面受熱せしめられる受熱部と残余の部分が
    放熱面として適用されることもある部分とからなる受熱
    面であり、この様な両面を有する中空金属プレートの中
    空空間がプレート形状の密閉ヒートパイプコンテナとし
    て形成されてある面間熱輸送用のプレートヒートパイプ
    であって、コンテナ内には外径1.4mm以下の極細金
    属管で形成された多数ターンの蛇行細管ヒートパイプが
    充填配設されてあり、その蛇行細管ヒートパイプはその
    直管部が相互に平行並列に相互に近接して配置せしめら
    れ、且つコンテナ内壁面に直接または補助ウイックを介
    して接触展開して配設され、コンテナ内壁面と蛇行細管
    表面の近接部、蛇行細管の相互近接面等に形成される微
    小間隙の毛細管作用を有効利用するヒートパイプウイッ
    クとして適用されてあり、コンテナ内における蛇行細管
    ヒートパイプ配設の余剰空間には、所定の部分に必須構
    成要素とはしない補助ウイックが配設され更に高真空度
    に脱気の後に所定の二相凝縮性作動液が封入封止されて
    ヒートパイプ化されてあることを特徴とする薄形複合プ
    レートヒートパイプ。
  2. 【請求項2】 薄形複合プレートヒートパイプは幅20
    0mm以下、長さ200mm以下、厚さ3mm以下、コ
    ンテナ壁の厚さ0.5mm以下の薄肉薄型の中空金属プ
    レートで構成されてあり、コンテナ内に充填配設される
    蛇行細管ヒートパイプは外形1.4mm以下、内径1.
    1mm以下、蛇行ターン数40ターン以上に構成され、
    封入封止される二相凝縮性作動液としては沸点20℃以
    下、凝固点−60℃以下、臨界温度100℃以上の作動
    液が適用されてあることを特徴とし、コンテナ内におけ
    る余剰空間に封入封止される二相凝縮性作動液としては
    純水作動液が使用されてあり、プレートヒートパイプと
    しての適用温度はプレート全体の平均温度として100
    ℃以下、5℃以上であることを特徴とする請求項1に記
    載の薄形複合プレートヒートパイプ。
  3. 【請求項3】 薄形複合プレートヒートパイプは幅20
    0mm以下、長さ200mm以下、厚さ5mm以下、コ
    ンテナ壁の厚さ1.0mm以下の薄肉薄型の中空金属プ
    レートで構成されてあり、コンテナ内における受熱側壁
    面と放熱側壁面とは多数のピン群により連結接続され
    て、コンテナ内における作動液の飽和蒸気圧の変化によ
    る正負の内圧に耐えるよう補強されてあり、コンテナ内
    に充填配設される蛇行細管ヒートパイプはピン群の間隙
    に圧入されて充填配設されてあり、蛇行細管ヒートパイ
    プは外形1.4mm以下、内径1.1mm以下、蛇行タ
    ーン数40ターン以上に構成され、封入封止される二相
    凝縮性作動液としては沸点−20℃以下、凝固点−60
    ℃以下、臨界温度100℃以上200℃以下の作動液が
    適用されてあることを特徴とし、コンテナ内における余
    剰空間内に封入封止される二相凝縮性作動液としては沸
    点−20℃以下、凝固点−60℃以下、臨界温度100
    ℃以上200℃以下の作動液が使用されてあり、プレー
    トヒートパイプとしての適用温度はプレート全体の平均
    温度として200℃以下、−10℃以上であることを特
    徴とする請求項1に記載の薄形複合プレートヒートパイ
    プ。
  4. 【請求項4】 薄形複合プレートヒートパイプは幅20
    0mm以下、長さ200mm以下、厚さ5mm以下、コ
    ンテナ壁の厚さ1.0mm以下の純銅を構成素材とする
    薄肉薄形の中空金属プレートで構成されてあり、コンテ
    ナ内における受熱側壁面と放熱側壁面とは多数のピン群
    により連結接続されて、コンテナ内における作動液の飽
    和蒸気圧の変化による正負の内圧に耐えるよう補強され
    てあり、コンテナ内に充填配設される蛇行細管ヒートパ
    イプはピン群の間隙に圧入されて充填配設されてあり、
    蛇行細管ヒートパイプは外形1.4mm以下、内径1.
    1mm以下、蛇行ターン数40ターン以上に構成され、
    細管内に封入封止される二相凝縮性作動液としては純水
    作動液が適用されてあり、またコンテナ内における余剰
    空間内に封入封止される二相凝縮性作動液としても純水
    作動液が適用されてあり、プレートヒートパイプとして
    の適用温度はプレート全体の平均温度として250℃以
    下、10℃以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の薄形複合プレートヒートパイプ。
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