JP2015148064A - 樋吊り具 - Google Patents

樋吊り具 Download PDF

Info

Publication number
JP2015148064A
JP2015148064A JP2014020684A JP2014020684A JP2015148064A JP 2015148064 A JP2015148064 A JP 2015148064A JP 2014020684 A JP2014020684 A JP 2014020684A JP 2014020684 A JP2014020684 A JP 2014020684A JP 2015148064 A JP2015148064 A JP 2015148064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
cover
hanger
roof
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014020684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6238170B2 (ja
Inventor
晋太郎 大橋
Shintaro Ohashi
晋太郎 大橋
嘉治 土田
Yoshiharu Tsuchida
嘉治 土田
畑 秀明
Hideaki Hata
秀明 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014020684A priority Critical patent/JP6238170B2/ja
Publication of JP2015148064A publication Critical patent/JP2015148064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6238170B2 publication Critical patent/JP6238170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

【課題】建物ごとに変化する軒先先端と鼻隠との位置関係に応じて、カバー部材の位置を変えることができる上に、軒樋とカバー部材との相互の位置関係をも変化させることができる樋吊り具を提供する。
【解決手段】本発明は、軒樋2を支持する吊り具本体31と、吊り具本体31に取り付けられるカバー支持具5とを備えている。カバー支持具5は、軒樋2上に配置されるカバー部材7が取り付けられる取付部51を有している。取付部51の前後位置および上下位置は、吊り具本体31に対して変更可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、軒樋を取り付けるための樋吊り具に関する。
特許文献1には、従来の樋吊り具が開示されている。この特許文献1記載の軒樋吊具は、軒先の鼻隠に取り付けられる。この軒樋吊具は、軒樋を吊る吊具本体と、吊具本体に取り付けられた雪除けカバー支持部材とを備えている。雪除けカバー支持部材には、雪除けカバーが取り付けられる。
雪除けカバーと軒先の先端との位置関係は、一定の位置関係に設定されている。これにより、屋根から流下する雨水については軒樋内に流下させることができ、屋根から滑り落ちる雪については、軒樋内に落下させることなく、地上に落下させることができる。
特開2011−47182号公報
ところで、一般に、軒先先端と鼻隠との位置関係は、建物ごとに異なるものである(鼻隠の位置や、屋根勾配等に応じても変化する)。このため、雪除けカバーの位置が調整できないと、雪除けカバーと軒先先端との位置関係を一定の位置関係に設定できない場合がある。
なお、軒樋吊具の取付位置を調整することで、雪除けカバーと軒先先端との位置関係を一定の位置関係に設定することが考えられるが、この場合にあっても、雪除けカバーと軒樋との相互の位置関係については変えることができない。雪除けカバーと軒樋との相互の位置関係を変えることができないと、例えば、軒樋と鼻隠との間の隙間が大きくなってしまったり、軒樋が鼻隠の上寄りに配置されてしまったりして、建物の外観を損なう場合もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物ごとに変化する軒先先端と鼻隠との位置関係に応じて、カバー部材の位置を変えることができる上に、軒樋とカバー部材との相互の位置関係をも変化させることができる樋吊り具を提供することにある。
本発明は、鼻隠に固定されて軒樋を支持する吊り具本体と、前記軒樋上に配置されるカバー部材が取り付けられる取付部を有し前記吊り具本体に取り付けられるカバー支持具とを備え、前記取付部の前後位置および上下位置が、前記吊り具本体に対して変更可能となっていることを特徴とする。
また、この樋吊り具において、前記吊り具本体には前後方向に間隔を置いて設けられた複数の連結部が設けられ、前記カバー支持具には上下方向に間隔を置いて設けられた複数の被連結部が設けられ、前記複数の連結部のうちの一の連結部と、前記複数の被連結部のうちの一の被連結部とが、選択的に連結されるものであることが好ましい。
本発明の樋吊り具によれば、建物ごとに変化する軒先先端と鼻隠との位置関係に応じて、カバー部材の位置を変えることができる上に、軒樋とカバー部材との相互の位置関係をも変化させることができる。
(a)は実施形態1の軒先構造の断面図であり、(b)は図1(a)の鼻隠の幅よりも大きな幅の鼻隠に樋吊り具が取り付けられた状態の断面図である。 (a)は実施形態1の吊り具本体の斜視図であり、(b)は図2(a)におけるA−A線断面図である。 実施形態1の樋吊り具の斜視図である。 実施形態1の導水板支持具の側面図である。 実施形態1の導水板支持具の斜視図である。 実施形態1の樋吊り具の軒方向に沿った面における断面図である。 実施形態1の樋吊り具の斜視図である。 実施形態2の軒先構造の断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
実施形態1の軒樋の取付構造は、図1(a),図1(b)に示すように、鼻隠15に固定された樋吊り具3と、この樋吊り具3に支持された軒樋2とを備えている。この軒樋2は、屋根1の軒先11に取り付けられる。なお、図1(a)と図1(b)とに示す軒先11は、それぞれ別の建物の軒先11であり、軒先11の先端と鼻隠15との位置関係が異なるものである。
屋根1は、建物の上部を構成する構造物であり、棟から軒に向かって下り傾斜している(以下、この屋根1の勾配を屋根勾配といい、屋根勾配に沿った方向を屋根勾配方向という)。屋根1は、軒側の端部に軒先11を有している。軒先11は、屋根1において建物の外壁面(図示せず)から突出した部分をいう。屋根1は、屋根下地12と、屋根材16とを備えている。
屋根下地12は、屋根材16の下地になるものである。屋根下地12の上面は勾配を有している。屋根下地12は、例えば、野地板13と垂木14と鼻隠15とを備えている。垂木14は、屋根勾配方向に長さを有している。垂木14は、屋根勾配方向に直角な水平方向(以下、軒方向という)に一定の間隔を置いて複数設けられている。野地板13は、垂木14の上面に載せられて取り付けられる。垂木14の軒側の端部には、鼻隠15が取り付けられる。
鼻隠15は、屋根1から下方に向かって突出した横板である。本実施形態の鼻隠15は、屋根面(屋根1の上面)に直交しており、下方に向かうほど建物側(屋内側)に向かうように傾斜している。鼻隠15は、軒方向に長さを有し、屋根面とは直角な方向に幅を有している。
屋根材16は、屋根下地12の上面に取り付けられており、これにより、屋根勾配を形成する(この屋根材16の上面が屋根面となっている)。屋根材16は、例えば、粘土瓦、金属瓦などの瓦や、折板屋根等の金属屋根や、スレート屋根などが挙げられるが、特に限定されない。
軒樋2は、樋吊り具3に取り付けられ、これにより、軒先11に取り付けられる。軒樋2は、上方に開口して断面U字状をした角樋によって構成されている。軒樋2は、例えば、ガルバリウム鋼板(登録商標)などの鋼板や、合成樹脂などにより構成される。なお、軒樋2は、鋼板や合成樹脂に限らず、合成樹脂に金属板をインサート成形したものであってもよい。
軒樋2は、軒方向に長さを有している。また、軒樋2は、後壁21と、この後壁21の下端から前方に向かって延出した底壁23と、底壁23の前端から上方に向かって延出した前壁24とを備えている。前壁24は、上方に向かうほど前方に位置するように傾斜している。また底壁23は、後壁21に直交しており、傾斜した鼻隠15に取り付けられると、前方に向かうほど下方に位置するように傾斜する。後壁21と底壁23と前壁24とは、一体に成形されている。
後壁21の上端には、後耳部22が設けられている。また、前壁24の上端には、前耳部25が設けられている。前耳部25および後耳部22は、樋吊り具3に保持される。前耳部25は、前壁24の上端が略三角形状に折り曲げられて形成されている。後耳部22は、後壁21の上端が前方に折り曲げられ、さらにその先端が下方に折り曲げられており、つまり、後壁21の上端が折り返されて形成されている。
このような構成の軒樋2は、樋吊り具3に取り付けられる。樋吊り具3は、鼻隠15の前面に固定されて用いられる。樋吊り具3は、軒樋2を上方から吊り下げ、これにより、軒樋2を支持するものである。樋吊り具3は、吊り具本体31と、カバー支持具5とを備えている。
吊り具本体31は、鼻隠15の前面に固定され、これにより鼻隠15を支持する。吊り具本体31は、図2(a)に示すように、固定部32と、吊部34とを備えている。
固定部32は、鼻隠15の前面に固定される。固定部32は、正面視矩形状をしている。固定部32には、固着具挿通孔33が複数箇所に設けられている。固定部32は、固着具挿通孔33に固着具を通した上で、当該固着具を鼻隠15に打ち込むことで、鼻隠15に固定される。
吊部34は、固定部32から前方に向かって突出している。吊部34は、前後方向に長さを有し、左右方向に幅を有している。吊部34の長さ方向は、固定部32の前面に直交している。吊部34の固定部32側の端部(つまり、吊部34の基部)には、樋内支持部35が設けられている。
樋内支持部35は、吊部34の基部から下方に向かって突出している。樋内支持部35の突出先端は、軒樋2の後壁21の内面に当たるように構成されている(この軒樋2の内面に当接する箇所を当接部36という)。
また、吊部34には、軒樋2を吊り下げて保持するための保持部37が設けられている。保持部37は、軒樋2の前壁24上端と後壁21上端とを保持する。本実施形態の樋吊り具3は、保持部37として、前保持部38と、後保持部40とを備えている。
前保持部38は、吊部34の長さ方向の前側の端部(すなわち、吊部34の先端)に設けられている。前保持部38は、軒樋2の前壁24上端に設けられた前耳部25を保持する。前保持部38は、吊部34の先端から上方に向かって突出した係止爪39によって構成されている。
後保持部40は、吊部34の基部に設けられており、より詳細には、樋内支持部35の上端部に設けられている。後保持部40は、軒樋2の後壁21上端に設けられた後耳部22を保持する。後保持部40は、後耳部22が載置される載置面41と、載置面41の後端から上方に突出した突起42とを備えている。
また、吊り具本体31は、カバー支持具5を取り付けるための連結部43を有している。この連結部43は、吊り具本体31の吊部34の複数箇所に設けられている。本実施形態の吊り具本体31は、連結部43として、第一連結部48と、この第一連結部48よりも後方に設けられた第二連結部49とを備えている。この第一連結部48および第二連結部49は、それぞれ、吊部34の上面から突出した凸部44と、吊部34の側面に設けられた凹部47とを備えている。
凸部44は、吊部34の幅方向の半部に設けられている。第一連結部48の凸部44は、第二連結部49の凸部44に対して、前後方向(吊部34の長さ方向)に一定の間隔をおいて設けられている。凸部44は、吊部34の長さ方向に沿った断面において、矩形状をしている。また、凸部44は、図2(b)に示すように、吊部34の幅方向に沿った断面において、吊部34の幅方向の中央側の端面45が鉛直面となり、その反対側の端面46が、上方に向かうほど幅方向の中央側に位置する傾斜面となっている。
凹部47は、吊部34の側面に設けられている。第一連結部48の凹部47と第二連結部49の凹部47とは一体となっており、これにより、凹部47は、吊部34の長さ方向に一様な断面形状をしている。凹部47は、第一連結部48の凸部44と、第二連結部49の凸部44との下方に設けられており、平面視において、凸部44に重なる位置に形成されている。
この連結部43には、図3に示すように、カバー支持具5が取り付けられる。カバー支持具5は、カバー部材7を取り付けるためのものであり、軒樋2上にカバー部材7を支持する。カバー支持具5は、吊り具本体31に対して取り外し可能となっており、すなわち、吊り具本体31に対して着脱可能となっている。
カバー支持具5は、図4に示すように、本体部56と、カバー部材7が取り付けられる取付部51と、吊り具本体31の連結部43に連結される被連結部55とを備えている。取付部51は、本体部56の上端部に設けられている。被連結部55は、本体部56の下端部に設けられている。このカバー支持具5は、例えば、射出成型等の樹脂成型により一体成形される。
取付部51は、カバー部材7の下端部が取り付けられる下固定片52と、カバー部材7の上端部が取り付けられる上固定片53と、カバー部材7の中間部を支持する支持片54とを備えている。上固定片53は、建物側に向かって突出している。また、支持片54は、上固定片53とは反対側に向かって突出している。下固定片52は、支持片54の下方に設けられている。
被連結部55は、吊部34の連結部43に取り外しできるように連結される。被連結部55は、図5に示すように、上下方向に間隔を置いて複数箇所に設けられている(本実施形態においては、2つの被連結部55が設けられる)。以下、被連結部55のうち、下側の被連結部55を第一被連結部57とし、上側の被連結部55を第二被連結部58として定義する。
第一被連結部57は、凹部47内に挿入される挿入突起59と、凸部44が嵌め込まれる孔部60とを備えている。挿入突起59は、本体部56から吊部34の幅方向に平行に突出している。挿入突起59は、吊部34の長さ方向に一定の幅を有している。
孔部60は、本体部56において挿入突起59の直上に設けられている。孔部60は、吊部34の凸部44が嵌め込まれると、図6に示すように、開口周縁のうち吊部34の幅方向の中央側の縁部(この縁部を引掛縁部61という)が、凸部44の鉛直面45に引っ掛かるように構成されている。
第二被連結部58は、図5に示すように、第一被連結部57とは、軒方向にずれた位置に形成されている。また、第二被連結部58は、第一被連結部57の上方に形成されている。第二被連結部58は、第一被連結部57と同様、挿入突起59と、孔部60とを備えている。なお、この挿入突起59と孔部60とは、第一被連結部57のものと同じ構造であるため、説明を省略する。
カバー支持具5は、次のようにして吊り具本体31に連結される。以下、図7を参照し、第一被連結部57を連結部43に取り付ける場合につき説明する。
施工者は、カバー支持具5の孔部60を吊り具本体31の凸部44に嵌め込み、この状態で、挿入突起59を吊り具本体31の凹部47に挿入する。すると、カバー支持具5の孔部60が凸部44に引っ掛かり、且つ挿入突起59と凹部47とが引っ掛かる。
この連結部43と被連結部55によれば、カバー支持具5の取付部51に左右方向(軒方向に平行な方向)の外力が掛かっても、その力を効果的に受けることができる。また、挿入突起59は、吊部34の長さ方向に一定以上の幅を有しているため、カバー支持具5の取付部51に前後方向の外力が掛かっても、その力を効果的に受けることができる。この結果、連結部43と被連結部55とが外れてしまうのを防ぐことができる。
また、このカバー支持具5は、図3に示すように、第二被連結部58を介して、連結部43に取り付けることもできる。すなわち、吊り具本体31の連結部43には、カバー支持具5に設けられた複数の被連結部55のうちの一の被連結部55が選択的に連結される。従って、第二被連結部58は第一被連結部57よりも上方に設けられているため、カバー支持具5が第二被連結部58を介して吊り具本体31に取り付けられると、カバー支持具5の取付部51の高さ位置が、第一被連結部57を介した場合に比べて低くなる。これにより、本実施形態の樋吊り具3は、取付部51の高さ位置を段階的に変更することができる。
さらに、吊り具本体31には、前後方向の複数箇所に連結部43が設けられている。このため、カバー支持具5の被連結部55には、複数の連結部43のうちの一の連結部43が選択的に連結される。これにより、本実施形態の樋吊り具3は、取付部51の前後方向の位置をも段階的に変更することができる。
このような構成のカバー支持具5には、図1(a)(b)に示すように、カバー部材7が取り付けられる。カバー部材7は、軒樋2上に配置されるものであり、雪や落ち葉等が軒樋2内に入るのを防ぎながら、雨水を軒樋2内に導く機能を有する。本実施形態のカバー部材7は、軒先11の先端から流下する雨水を軒樋2内に導くことが可能な導水板73によって構成されている。
導水板73は、カバー支持具5の上固定片53に固定される上接続部71と、下固定片52に固定される下接続部72とを備えている。導水板73の表面は、上接続部71から下接続部72にかけて、滑らかに湾曲している。導水板73の下端部は、軒樋2の開口上方に位置している。
軒樋2が取り付けられた樋吊り具3にカバー部材7(つまり、導水板73)が取り付けられると、カバー部材7は、屋根1の軒先11の先端の下方に配置される。より詳しく言うと、カバー部材7の棟側の端部は、平面視において、屋根1の軒先11側の先端と重なっている。この状態で雨が降ると、屋根1上を伝って流下した雨水は、カバー部材7に着水し、カバー部材7の表面を伝って下端部に流下し、その後、軒樋2内に流下する。
ここで、図1(a)には、鼻隠15の幅が短く且つ軒先11の先端部(鼻隠15の前面から屋根材16の先端までの部分)が長い建物の例を示している。この場合、吊り具本体31の第一連結部48に、カバー支持具5の第二被連結部58を連結させる。
また、図1(b)には、鼻隠15の幅が長く且つ軒先11の先端部(鼻隠15の前面から屋根材16の先端までの部分)が短い建物の例を示している。この場合、吊り具本体31の第二連結部49に、カバー支持具5の第一被連結部57を連結させる。
このように、本実施形態の樋吊り具3は、複数の連結部43のうちの一の連結部43と、複数の被連結部55のうちの一の被連結部55とが、選択的に連結可能となっているため、取付部51の前後位置および上下位置が、吊り具本体31に対して位置変更可能である。このため、鼻隠15と軒先11の先端との位置関係が建物ごとに異なっていても、カバー部材7の軒樋2に対する位置を現場で調整することができる。
しかも、本実施形態の樋吊り具3は、カバー部材7の高さ位置が変更可能となっているため、軒樋2の底壁23の下面を、鼻隠15の下端に揃えても、軒先11の先端に対するカバー部材7の位置を一定の位置関係にすることができる。
以上、説明したように、本実施形態の樋吊り具3は、鼻隠15に固定されて軒樋2を支持する吊り具本体31と、吊り具本体31に取り付けられるカバー支持具5とを備えている。カバー支持具5は、軒樋2上に配置されるカバー部材7が取り付けられる取付部51を有している。そして、取付部51の前後位置および上下位置が、吊り具本体31に対して変更可能となっている。
このため、本実施形態の樋吊り具3によれば、鼻隠15と軒先11の先端との位置関係が建物ごとに異なっていても、カバー部材7の軒樋2に対する位置を現場で調整することができる。また、軒樋2とカバー部材7との相互の位置関係も変化させることができる。これにより、現場に応じて、カバー部材7を最適な位置に配置することができる。
また、本実施形態の吊り具本体31には、前後方向に間隔を置いて設けられた複数の連結部43が設けられている。また、カバー支持具5には、上下方向に間隔を置いて設けられた複数の被連結部55が設けられている。そして、複数の連結部43のうちの一の連結部43と、複数の被連結部55のうちの一の被連結部55とが、選択的に連結される。
このため、本実施形態の樋吊り具3によれば、取付部51の前後位置および上下位置の調整を段階的に行うことができるため施工性がよい。
次に、実施形態2について図8に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、大部分において実施形態1と同じであるため、同じ部分については説明を省略する。
実施形態2の軒樋2の取付構造は、鼻隠15が鉛直に形成されている点と、カバー部材7が雪避けカバー74によって構成されている点で実施形態1の取付構造とは異なっている。本実施形態の吊り具本体31や軒樋2は、実施形態1の樋吊り具3と同じものが用いられている。
カバー部材7は、前方に向かうほど下方に位置するように傾斜している。カバー部材7は、上端部に設けられた上接続部75と、下端部に設けられた下接続部76とを備えている。
カバー支持具5は、本体部56の上端部に取付部51が設けられている。取付部51には、上接続部75を保持する上固定片62と、下接続部76を保持する下固定片63とが設けられている。カバー支持具5は、本体部56の下端部に被連結部55が設けられている。なお、この被連結部55については、実施形態1のものと同じ構造であるため説明を省略する。
このように、本実施形態の樋吊り具3には、カバー部材7として雪避けカバー74が取り付けられている。本実施形態の樋吊り具3によれば、吊り具本体31に対して、雪避けカバー74の前後位置および上下位置を調整することができるため、屋根から滑り落ちた雪が軒樋2内に落下するのを防ぎながら、雨水を軒樋2内に流下させる構造とすることができる。
1 屋根
11 軒先
12 屋根下地
15 鼻隠
2 軒樋
23 底壁
3 樋吊り具
31 吊り具本体
32 固定部
33 固着具挿通孔
34 吊部
43 連結部
44 凸部
47 凹部
48 第一連結部
49 第二連結部
5 カバー支持具
51 取付部
52 下固定片
53 上固定片
54 支持片
55 被連結部
56 本体部
57 第一被連結部
58 第二被連結部
59 挿入突起
60 孔部
61 引掛縁部
7 カバー部材
73 導水板
74 雪避けカバー

Claims (2)

  1. 鼻隠に固定されて軒樋を支持する吊り具本体と、
    前記軒樋上に配置されるカバー部材が取り付けられる取付部を有し前記吊り具本体に取り付けられるカバー支持具と
    を備え、
    前記取付部の前後位置および上下位置が、前記吊り具本体に対して変更可能となっている
    ことを特徴とする樋吊り具。
  2. 前記吊り具本体には前後方向に間隔を置いて設けられた複数の連結部が設けられ、
    前記カバー支持具には上下方向に間隔を置いて設けられた複数の被連結部が設けられ、
    前記複数の連結部のうちの一の連結部と、前記複数の被連結部のうちの一の被連結部とが、選択的に連結されるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の樋吊り具。
JP2014020684A 2014-02-05 2014-02-05 樋吊り具 Active JP6238170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014020684A JP6238170B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 樋吊り具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014020684A JP6238170B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 樋吊り具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015148064A true JP2015148064A (ja) 2015-08-20
JP6238170B2 JP6238170B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=53891648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014020684A Active JP6238170B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 樋吊り具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6238170B2 (ja)

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187333U (ja) * 1981-05-22 1982-11-27
JPS62110422U (ja) * 1985-12-27 1987-07-14
JPS62190033U (ja) * 1986-05-26 1987-12-03
JPH05202589A (ja) * 1991-05-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋支持装置
JPH0635464U (ja) * 1992-10-15 1994-05-13 松下電工株式会社 軒樋カバーの保持構造
JPH10266488A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋の取り付け構造
JPH1162136A (ja) * 1997-08-13 1999-03-05 Ig Tech Res Inc 軒樋構造
JP2000129873A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋吊具および軒樋の取付構造
JP2000320091A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋の化粧カバーの取り付け構造
JP2000328734A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋吊具及び軒カバー
JP2002106126A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋支持構造
US20020073631A1 (en) * 2000-12-11 2002-06-20 Baker Michael J. Gutter protection system
JP2006144262A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋吊具
JP2007255001A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 軒樋取付具
JP2011094308A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd スライド式吊具

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187333U (ja) * 1981-05-22 1982-11-27
JPS62110422U (ja) * 1985-12-27 1987-07-14
JPS62190033U (ja) * 1986-05-26 1987-12-03
JPH05202589A (ja) * 1991-05-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋支持装置
JPH0635464U (ja) * 1992-10-15 1994-05-13 松下電工株式会社 軒樋カバーの保持構造
JPH10266488A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋の取り付け構造
JPH1162136A (ja) * 1997-08-13 1999-03-05 Ig Tech Res Inc 軒樋構造
JP2000129873A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋吊具および軒樋の取付構造
JP2000320091A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋の化粧カバーの取り付け構造
JP2000328734A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋吊具及び軒カバー
JP2002106126A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋支持構造
US20020073631A1 (en) * 2000-12-11 2002-06-20 Baker Michael J. Gutter protection system
JP2006144262A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋吊具
JP2007255001A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 軒樋取付具
JP2011094308A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd スライド式吊具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6238170B2 (ja) 2017-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140196400A1 (en) Concealed Gutter Hanger with Guided Fastener
US8402697B1 (en) Gutter cover with rear compound bend
JP5144158B2 (ja) 軒先構成体
JP6238170B2 (ja) 樋吊り具
JP2009150089A (ja) 軒先構造
JP5636123B1 (ja) 軒樋の取付構造
JP6238169B2 (ja) 樋吊り具および軒先構造
US20070095995A1 (en) Guttering
JP2020084486A (ja) 軒先構造、及びその施工法
JP5616840B2 (ja) 軒樋取り付け具
JP2015094168A (ja) 樋吊り具
JP2009102934A (ja) 軒樋吊具
JP2007255001A (ja) 軒樋取付具
JP6190919B1 (ja) 軒樋支持具
JP5103581B2 (ja) 軒先構造
JP4938533B2 (ja) 軒樋吊り具及びその取り付け構造
JPH0711614U (ja) 軒先部の換気構造
JP5623850B2 (ja) 軒下導水部材の補強部材、補強構造および補強部材を備えた軒下導水部材
JP4871744B2 (ja) 軒樋用吊り具及び軒先構造
JP4353077B2 (ja) 軒樋吊具
JP2009091739A (ja) 軒樋支持具
KR200367661Y1 (ko) 빗물받이 홈통
JPH0810618Y2 (ja) 軒天一体型樋
JP3977630B2 (ja) 軒先の水切り構造
JP2009102935A (ja) 軒樋吊具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161130

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171020

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6238170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151