JP2009102935A - 軒樋吊具 - Google Patents

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JP2009102935A JP2007277482A JP2007277482A JP2009102935A JP 2009102935 A JP2009102935 A JP 2009102935A JP 2007277482 A JP2007277482 A JP 2007277482A JP 2007277482 A JP2007277482 A JP 2007277482A JP 2009102935 A JP2009102935 A JP 2009102935A
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Hideaki Hata
秀明 畑
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Abstract


【課題】屋根から軒樋に流れ込んだ雨水が跳ね返って飛散しても鼻板を濡らすこともなく装着が容易な水切り部材を備える軒樋吊具を提供する。
【解決手段】軒樋吊具20は固定部材21と吊具本体22とで形成される。吊具本体22は前部23と中央部24と後部25が連続形成されて成り、後部25の上面25aは固定部材21に亘って傾斜角αで上方傾斜する。上面25aに一対の水切り板27を保持する保持具26が設けられその上端部26aに突起26cを備え、下端部26bは一部分水平状に形成されて長穴28が設けられる。保持具26で一対の水切り板27の端部27aの穴27b位置に突起26cに挿入して水切り板27を挟んだ状態で、保持具26の下端部26bがボルト等の固着具42でワッシャー43を用いて中央部24の上板24aの上面Gに固着される。水切り板27の支持片29が吊具本体22から突出するように固着される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建築物の軒先に取付けられる軒樋吊具に関し、詳しくは、軒樋に落下する雨水が跳ね返っても鼻板を濡らすことがない軒樋吊具に関する。
従来、軒樋に落下する雨水が跳ね返って鼻板を濡らすことにより鼻板が汚れることがあり、見栄えが悪く品質が損なわれるという問題があった。
この問題を解決する方法が特許文献1に開示されている。図5、図6に示すように、特許文献1の軒樋吊具2は、断面凹状の軒樋3を支持する吊具本体10と鼻板1に吊具本体10を取付けるための取付け部材11とから成り、取付け部材11の一端部が固定部材12を介して鼻板1に固定される。取付け部材11の他端部は吊具本体10との間に備える傾斜面に上下2箇所に突出する一対の係止部8、8が傾斜面を切り起して形成される。
水切り板5はステンレスやアルミ等の金属製の長尺部材で、その長手方向に長く略等間隔で配置した長穴6を水切り板5の短手方向に平行に複数列形成される。そして、軒樋吊具2の傾斜面に突出する係止部8に矢印Pで示すように水切り板5の長穴6を挿入して水切り板5を軒樋吊具2の取付け部材11に取付ける。
水切り板5は取付け部材11に取付けた係止部8、8の位置より上方二箇所で折り曲げ加工されて水切り板5の先端を軒先4に近づけて取付けられる。このため、雨水が水切り板5と軒先4間の隙間から進入しにくいので軒先4からの雨水を確実に軒樋3に導くことができる。
特開2003−336362号公報
ところが、軒樋吊具2の上面に突出して形成される係止部8に水切り板5の長穴6を挿入して水切り板5を軒樋吊具2に取付ける方法は、係止部8に長穴6を挿入する作業が簡単でなく手間が掛かるので現場での作業効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明はかかる従来技術の問題に鑑みなされたものであって、屋根から軒樋に流れ込んだ雨水が跳ね返って飛散しても鼻板を濡らすこともなく装着が容易な水切り部材を備える軒樋吊具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、軒先の鼻板に固定される固定部材とこの固定部材に連結して軒樋を吊下げる吊具本体とで形成される軒樋吊具であって、前記吊具本体は前部と中央部と後部が連続形成されて成り、前記後部の上面が前記固定部材に亘って上方傾斜して形成される。そして、鼻板に雨水が浸入するのを防ぐ長尺平板状の水切り板を保持する板状の保持具が、前記後部の上面と略平行に上端部を自由端として下端部が吊具本体の上面に固着される。ここで、前記水切り板は長手方向の両端部に沿って上下位置調整用の穴を等間隔に複数備え、一対の前記水切り板の各端部を前記穴の位置を合わせて重ねた状態で前記保持具と前記後部の上面との隙間に挿入して、一対の前記水切り板の所望の重なった穴に係合して固着する突起を前記保持具の上端部に備えること特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の軒樋吊具であって、前記保持具の下端部に長穴が形成され、前記保持具はこの長穴を介して吊具本体の上面にボルト等の固着具で固着されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の軒樋吊具であって、前記保持具は弾性材であることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の軒樋吊具であって、前記保持具で保持された前記一対の水切り板を下方から支持する支持片が前記吊具本体から突出して設けられることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記吊具本体の前記後部の上面が前記固定部材に亘って上方傾斜して形成され、鼻板に雨水が浸入するのを防ぐ長尺平板状の水切り板を保持する板状の保持具が、前記後部の上面と略平行に上端部を自由端として下端部が吊具本体の上面に固着されるので、水切り板を軒先と鼻板の隅の近傍に亘って取付けることができるので、屋根から軒樋に流れ込んだ雨水が跳ね返って飛散しても鼻板を濡らすことがない。また、水切り板を建物に直接取付けないので、水切り板の取付及び取外し等のメンテナンスが容易にできる。
前記水切り板は長手方向の両端部に沿って上下位置調整用の穴を等間隔に複数備え、一対の前記水切り板の各端部を前記穴の位置を合わせて重ねた状態で前記保持具と前記後部の上面との隙間にスライドして容易に挿入できる。そして、一対の前記水切り板の所望の重なった穴に係合して固着する突起を前記保持具の上端部に備えるので、この突起によって一対の前記水切り板の各端部を確実且つ容易に位置決めすることができるので作業性が向上する。
請求項2の発明によれば、前記保持具の下端部に長穴が形成され、前記保持具はこの長穴を介して吊具本体の上面にボルト等の固着具で固着されるので、前記保持具を水平移動させることにより一対の前記水切り板の各端部を前記後部の上面に押付けて確実且つ容易に固着できる。
請求項3の発明によれば、前記保持具は弾性材であるので、請求項2の発明の効果と同じ効果をさらに確実且つ安定して得ることができる。
請求項4の発明によれば、前記保持具で保持された前記一対の水切り板を下方から支持する支持片が前記吊具本体から突出して設けられるので、一対の前記水切り板の各端部をさらに安定して保持することができる。
[軒樋吊具の構成]
以下に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1、図2、図3、図4に示すように、本発明の軒樋吊具20は建物の軒先に備える軒樋30を吊下げる軒樋吊具20である。軒樋吊具20は軒先の鼻板41に固定される固定部材21とこの固定部材21に連結して軒樋30を吊下げる吊具本体22とで形成される。
吊具本体22は前部23と中央部24と後部25が幅Sで連続形成されて成り、後部25の上面25aは固定部材21に亘って上方傾斜して形成される。より詳しくは、この上方傾斜は水平に対して傾斜角αで立上った後、固定部材21に亘ってなだらかに傾斜して形成される。中央部24は断面矩形形状の上板24aと下板24bが垂直な縦板24cと連結する断面H字形状である。吊具本体22の前部23の先端に第一係止部23aと固定部材21に第二係止部21aが設けられる。
後部25の傾斜角αで立上る上面25aに沿って幅Sの板状の保持具26が設けられ、この保持具26は鼻板41に雨水が浸入するのを防ぐ長尺平板状の一対の水切り板27を保持するためのものである。保持具26は上面25aと略平行で上端部26aが自由端であり、上端部26aに突起26cを上面25aに向かって備える。
保持具26の下端部26bは一部分が水平状に形成され、鼻板41方向に長い長穴28が位置調整用として設けられる。このため、保持具26は水平方向S1に調整代を備えている。そして、一対の水切り板27の各端部27aの穴27b位置を合わせて重ねた状態で、図2に示すように、保持具26と後部25の上面25aとの隙間Fにスライド挿入して、水切り板27の所望の重なった穴27bを突起26cに係合する。その後、保持具26を水平方向S1に移動して水切り板27を挟んで押付けた状態で、保持具26の下端部26bがボルト等の固着具42でワッシャー43を用いて中央部24の上板24aの上面Gに固着される。
さらに、保持具26で保持された一対の水切り板27を下方から支持する支持片29が吊具本体22の後部25から突出するように一端を後部25に傾斜角αで固着して設けられる。
雨水が鼻板41に浸入するのを防ぐための一対の水切り板27には、長手方向の両端部27aに沿って上下位置調整用の穴27bを等間隔P1で複数備える。そして、一対の水切り板27は各端部27aの穴27bの位置を合わせて重ねた状態で用いられる。
ここで、軒樋30は前壁31と後壁32と底壁33から成る断面凹形状で、前壁31は底壁33から軒樋30の外側に湾曲し、後壁32は垂直で底壁33は水平に形成される。後壁32の上端部に軒樋30の外部側に突出する後耳としての突起32aを備え、前壁31の上端部に軒樋30の内部側に突出する前耳としての突起31aを備える。
そして、軒樋30は突起31aと突起32aを軒樋吊具20の第一係止部23aと第二係止部21aとにそれぞれ係止して吊り下げられる。
軒樋30と屋根45の位置関係は、屋根45の延長線上に軒樋30の前壁31の上端部が位置し、屋根45の先端部45aの垂直下方に底壁33の略中央が位置する。
軒樋と水切り板は、ステンレス、アルミ、亜鉛メッキをした金属、あるいは軽量化や耐腐食性を考慮して例えば硬質塩化ビニール樹脂等の合成樹脂材料、或いは、金属板の両面に合成樹脂材料を被覆した材料が用いられる。保持具の材質はステンレスや亜鉛メッキをした金属が用いられるが、保持具の保持力をさらに高めるためにバネ材等の弾性材を使用してもよい。
[軒樋吊具の作用]
雨水が跳ね返って鼻板に濡らすことを防止するために、従来使用されている水切り板を長くすると規格外となりコスト高になるが、簡単な構造の保持具26を用いることによって水切り板27を軒樋吊具20に容易に固着配置できるので汎用性に優れる。また、水切り板は短手方向の幅が任意に決定できて、幅方向(高さ方向)にスライド位置調整できるので容易に最適位置を選んで固着できる。
屋根の取付作業時に水切り板を軒先に同時に取付ける必要がないため屋根の取付作業が容易になる。さらに、屋根の取付と同時に水切り板を取付けておくと、軒樋の取付け時に水切り板の位置や長さが干渉して軒樋の取付けに支障が生じることがあったが、水切り板を屋根に取付けつける必要がないので、鼻板への吊り金具の取付け作業の邪魔にならないため、吊り金具の取付け施工性が向上する。そして、水切り板を建物に直接取付けないので、水切り板の取付及び取外し等のメンテナンスが容易にできる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、保持具26の上端部26aの突起26cは水切り板27の穴27bと等間隔P1で上下に複数備えてもよい。
軒樋30の後耳としての突起32aは軒樋30の内部側に突出しても構わない。この場合、突起32aは吊具本体22側に設ける係止部に係止して吊り下げられる。
本発明の実施形態における、軒先の鼻板41に取付けられた軒樋30用の軒樋吊具20に水切り板27用の保持具26が取付けられた状態を示す軒樋吊具20の一部断面視側面図である。 本発明の実施形態における、図1のA−詳細図である。 本発明の実施形態における、図1のB−B矢視斜視図である。 本発明の実施形態における、一対の水切り板27の長手方向の両端部27aに沿って形成された上下位置調整用の穴27bを合わせて重ねた状態を示す斜視図である。 従来の、軒先の鼻板1に取付けられた軒樋3の軒樋吊具2に備える水切り板5の状態を示す一部断面視側面図である。 従来の、軒樋吊具2の取付け部材11の係止部8に長穴6を介して水切り板5を矢印Pで示すように取付ける状態を示す斜視図である。
符号の説明
20 軒樋吊具
21 固定部材
22 吊具本体
23 前部
24 中央部
24a 上板
25 後部
25a 上面
26 保持具
26a 上端部
26c 突起
26b 下端部
27 水切り板
27a 端部
27b 穴
28 長穴
29 支持片
42 固着具
43 ワッシャー

Claims (4)

  1. 軒先の鼻板に固定される固定部材とこの固定部材に連結して軒樋を吊下げる吊具本体とで形成される軒樋吊具であって、
    前記吊具本体は前部と中央部と後部が連続形成されて成り、前記後部の上面が前記固定部材に亘って上方傾斜して形成され、
    鼻板に雨水が浸入するのを防ぐ長尺平板状の水切り板を保持する板状の保持具が、前記後部の上面と略平行に上端部を自由端として下端部が吊具本体の上面に固着され、
    前記水切り板は長手方向の両端部に沿って上下位置調整用の穴を等間隔に複数備え、一対の前記水切り板の各端部を前記穴の位置を合わせて重ねた状態で前記保持具と前記後部の上面との隙間に挿入して、一対の前記水切り板の所望の重なった穴に係合して固着する突起を前記保持具の上端部に備えることを特徴とする軒樋吊具。
  2. 請求項1に記載の軒樋吊具であって、前記保持具の下端部に長穴が形成され、前記保持具はこの長穴を介して吊具本体の上面にボルト等の固着具で固着されることを特徴とする軒樋吊具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軒樋吊具であって、前記保持具は弾性材であることを特徴とする軒樋吊具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の軒樋吊具であって、前記保持具で保持された前記一対の水切り板を下方から支持する支持片が前記吊具本体から突出して設けられることを特徴とする軒樋吊具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014058788A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Panasonic Corp 軒先構造

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