JP2002227346A - 軒先構造 - Google Patents

軒先構造

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JP2002227346A
JP2002227346A JP2001019492A JP2001019492A JP2002227346A JP 2002227346 A JP2002227346 A JP 2002227346A JP 2001019492 A JP2001019492 A JP 2001019492A JP 2001019492 A JP2001019492 A JP 2001019492A JP 2002227346 A JP2002227346 A JP 2002227346A
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JP
Japan
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eaves
tile
support
ridge
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001019492A
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English (en)
Inventor
Susumu Ogawa
進 小川
Yoshinori Tanaka
良典 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒先に軒樋が設けられていない、見映えがす
っきりした、且つ排水処理が確保された軒先構造を提供
する。 【解決手段】 軒先瓦1に表裏を貫通する貫通孔11が
設けられており、該軒先瓦1の裏面側に対向して前記軒
先瓦1の貫通孔11からの雨水を受け排水する排水溝2
3が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒先構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軒先には、吊金具で軒樋を取り付
けられているが、軒樋の形状が軒先の屋根瓦の傾斜角度
と調和せず、ゆえに軒先の意匠性が損なわれることがあ
る。そこで、軒先の意匠性を向上するために、特開平1
1−247384号公報記載のように、軒先の形状に合
わせるような形状の軒樋が提案されている。この軒樋に
あっては、吊具本体を軒先に略水平に複数個取付けた
後、軒樋を前記吊具本体の支持フレームに架橋させて取
り付ける、といった施工方法を行う。このとき、吊具本
体同士がお互いに略水平に設置されていないと、軒樋が
略水平に設置されず、軒先に対して多少波打った施工状
態となり、軒先の意匠性が低下することがある。そこで
軒樋を省いた軒先構造とすれば、軒先をすっきりとした
見映えにすることができるが、その場合、雨水の排水処
理に課題が生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解消するためのものであって、軒樋を省いたにも関わ
らず排水処理機能が確保された、軒先構造を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の軒先構造
においては、表裏を貫通する貫通孔が設けられた軒先瓦
と、前記軒先瓦の裏面側に対向し前記軒先瓦の貫通孔か
らの雨水を受け排水する排水溝と、を有していることを
特徴とする。
【0005】この構造では、前記排水溝は軒先に露出し
ておらず、前記軒先瓦に覆われている。そして雨水は前
記軒先瓦に設けられた貫通孔を通して、前記軒先瓦によ
り覆われた前記排水溝へ流れ込んでいく。従って軒樋が
省かれて軒先がすっきりとした見映えとなり、且つ排水
処理機能は確保される。
【0006】また請求項2においては、請求項1記載の
軒先構造において、前記軒先瓦の下には、軒先と略平行
に該軒先瓦の裏面を支持する凸条を備えた軒先瓦支持具
が設けられており、前記排水溝は前記軒先瓦支持具上に
前記凸条を側壁として形成される凹所であることを特徴
とする。
【0007】この構造により、前記排水溝が前記軒先瓦
支持具に備わっているので、排水溝設置のためにわざわ
ざ別の部材を用いる必要が無い。
【0008】また請求項3においては、請求項2記載の
軒先構造において、屋根の野地板上には前記軒先瓦を所
定位置に保持するための瓦桟が突設され、前記軒先瓦支
持具は、この瓦桟と重なり合う重合部を有することを特
徴とする。
【0009】この構造によると、屋根の野地板に、前記
瓦桟と前記軒先瓦支持具の重合部とを重合させ、一つの
釘にて同時に止めることができる。従って施工性が向上
する。
【0010】請求項4においては、請求項2または3に
記載の軒先構造において、前記軒先瓦支持具の凸条は、
その頂部に前記軒先瓦の裏面を面で受ける支持面を有す
ることを特徴とする。
【0011】この構造により、前記軒先瓦は前記支持面
により面で支持されるので、該軒先瓦の支持の安定性が
向上する。
【0012】請求項5においては、請求項2乃至4のい
ずれかに記載の軒先構造において、前記軒先瓦支持具の
凸条の上端部には、前記排水溝底面に向かって反り返っ
ている水返し部が設けられていることを特徴とする。
【0013】この構造によると、該水返し部は、前記凸
条の上端部から前記排水溝の内側へ向かい前記排水溝の
底面に向かう、といった湾曲或は屈曲した形状である。
従って前記排水溝に堆積した雨水が前記凸条を乗り越え
て下方へ落下しようとしても、前記水返し部により排水
溝の底面へ戻される。よって、前記排水溝へ堆積した雨
水が、前記排水溝の凸条を乗り越えて軒先から下方へ落
下することが防止される。
【0014】請求項6記載においては、請求項2乃至5
のいずれかに記載の軒先構造において、前記軒先瓦支持
具の先端部には、軒先から下向きに突出した水切り部が
設けられていることを特徴とする。
【0015】この構造により、軒先瓦支持具に存する雨
水は、前記水切り部により家屋の躯体につたって落ちて
いくことを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は第一実施形態である屋根の軒先構造
を示すものである。ルーフィングを施した野地板4上
に、瓦桟3が屋根の軒先に対して平行に設けられてい
る。そして瓦桟3から下方における野地板4上面と、該
瓦桟3上面と、に跨って軒先瓦支持具2が載置される。
そしてこの軒先瓦支持具2上に軒先瓦1が載置される。
【0017】この軒先瓦支持具2においては、耐食性に
富む材質のものである。この軒先瓦支持具2の上部に
は、瓦桟3に載置固定されるために、瓦桟3の側面に沿
って当接するように野地板4に対し上方垂直方向に高さ
1屈曲後、瓦桟3の上面に沿って当接するように屈曲
している載置固定部22が設けられている。そしてこの
軒先瓦支持具2には、該載置固定部22から下方へ距離
s離れた箇所に、野地板4に対して上方垂直方向に高さ
21を有して屈曲後、野地板4上面へ向かって角度θ21
を形成し下向きに屈曲することにより、凸条21を形成
している。そして凸条21の下端から下方は野地板4上
面に沿って当接する形状を有しており、さらに軒先瓦支
持具2の下部においては、野地板4下端部との接触部に
おいて野地板4の傾きに対して角度θ24を形成しながら
下向きに屈曲し、野地板4下端部から前方へ突出した形
状の水切り部24を有している。この載置固定部22を
形成するために屈曲している箇所、凸条21を形成する
ために屈曲している箇所、及び水切り部24を形成する
ために屈曲している箇所は、すべて軒先方向と平行に屈
曲している。そして載置固定部22と凸条21の間に
は、軒先方向に平行な幅sの凹部23が形成されてい
る。
【0018】図2に軒先瓦支持具2を示す。図3に軒先
構造の断面図を示す。この軒先瓦支持具2は板材であ
り、載置固定部22、凸条21及び水切り部24形成の
ための屈曲箇所、及び高さh1、h21は、曲げ加工によ
り形成される。
【0019】軒先瓦1は軒先瓦支持具2の載置固定部2
2と凸条21上に架橋状態にて載置される。この軒先瓦
1には、軒先瓦支持具2の凹部23に対向する箇所に、
表裏貫通する貫通孔11が複数個設けられている。軒先
瓦1における屋根の傾斜方向に平行な縦断面において
は、上部及び下部が下方に向かって屈曲したコの字状で
あり、上部は瓦桟3に係止されており、下部は水切り部
24に対して離れた状態である。なお野地板下端部4a
に対する軒先瓦1の下端部1aの水平方向の位置k
1は、野地板下端部4aに対する軒先瓦支持具2の水切
り部24の下端24aの水平方向の位置k24よりも前方
へ突出している(図3)。このことで軒先の見映えは前
方へ突出している軒先瓦1に依存する構成となる。
【0020】この軒先瓦1、及び軒先瓦支持具2は、野
地板4の軒先近傍全体にわたり載置されている。
【0021】この軒先瓦1と軒先瓦支持具2が施工され
た状態においては、軒先瓦1上方からの雨水は、軒先瓦
1の表面を滑り落ち、貫通孔11を通して軒先瓦支持具
2の凹部23に落下する。即ちこの凹部23は排水溝と
しての働きをする(以後この凹部23を樋部23と称
す)。この樋部23は軒先に露出しておらず、軒先瓦1
に覆われた形状であるので、屋根の軒先の見映えはすっ
きりとする。
【0022】この軒先の見映えは、軒先瓦1の傾斜によ
り決定する。そして、軒先瓦1の傾斜は、軒先瓦支持具
2における、載置固定部22、凸条21、及び水切り部
24形成のための屈曲箇所、高さh1、h21、及び角度
θ21、θ24を変更することで、変更可能である。したが
って、軒先瓦1載置前に、軒先瓦支持具2における載置
固定部22、凸条21、及び水切り部24形成のための
屈曲箇所、高さh1、h21、及び角度θ21、θ24を検討
することにより、軒先瓦1の傾斜状態を決めることがで
きる。この軒先瓦1の傾斜状態を決めることで、軒先瓦
支持具2の凸条21が軒先から見えないようにすること
ができる。
【0023】軒先瓦支持具2における凸条21において
樋部23に面している凸条側面21aが堰の役割をする
ので、樋部23に集まった雨水が凸条21を乗り越えて
下方へ滑落することは抑制される。またたとえ樋部23
に集まった雨水が凸条21を乗り越えて軒先方向へ滑落
しても、軒先瓦支持具2の水切り部24により、軒先の
野地板4や躯体5に雨水が伝って滴り落ちることは無
い。また軒先瓦支持具2の水きり部24の下端24a
は、軒先瓦1の下端部1aよりも後方へ位置している。
したがって前記軒先瓦1が軒先を形成しているので、軒
先のすっきりした状態は前記軒先瓦支持具によって低下
することが無い。
【0024】図4は第二実施形態である屋根の軒先構造
を示すものである。この軒先瓦支持具2においては、凸
条21の頂部に、軒先瓦1と面接触できるように、軒先
瓦1の傾斜に沿って上方に向かって突出するように突出
接触片21bが設けられたものである。この突出接触片
21bは凸条21の頂部全体に軒先に対して平行に設け
られている。この突出接触片21bは、凸条21頂部に
溶接で形成されていても良いし、或は折り曲げ加工によ
り形成されていても良い。(図5)この突出接触片21
bにより軒先瓦1と面接触するので、軒先瓦1の支持が
安定する。なおこの第二実施形態においては突出接触片
21bは凸条21の頂部全体にある必要はなく、軒先瓦
を支持する形態であれば良い。
【0025】図6は第三実施形態である屋根の軒先構造
を示すものである。この軒先瓦支持具2においては、凸
条21の頂部全体に設けられた突出接触片21bの先端
全体に、樋部23に向かって突出している突片21cが
設けられている。この突片21cは、突出接触片21b
先端に溶接で形成されていても良いし、或は折り曲げ加
工により形成されていても良い。(図7)この構成によ
ると、樋部23に溜まった雨水は凸条21を乗り越えよ
うとしても突出接触片21bと突片21cにより樋部2
3へ戻される。即ち突片21cと突出接触片21bは水
返し部と成る。したがって樋部23の雨水が凸条21を
乗り越えて軒先方向へこぼれ落ちることが防止できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軒樋構造
では、軒樋を省いているので、軒先がすっきりとした見
映えとなり、且つ排水処理機能が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る軒先構造を示す斜
視図である。
【図2】同上の軒先構造の軒先瓦支持具を示す斜視図で
ある。
【図3】同上の軒先構造を示す断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る軒先構造を示す斜
視図である。
【図5】同上の軒先構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第三実施形態に係る軒先構造を示す斜
視図である。
【図7】同上の軒先構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軒先瓦 2 軒先瓦支持具 3 瓦桟 11 貫通孔 21 凸条 21b 支持面(突出接触片) 22 固定部(載置固定部) 23 排水溝(凹部、樋部) 24 水切り部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏を貫通する貫通孔が設けられた軒先
    瓦と、前記軒先瓦の裏面側に対向し前記軒先瓦の貫通孔
    からの雨水を受け排水する排水溝と、を有していること
    を特徴とする軒先構造。
  2. 【請求項2】 前記軒先瓦の下には、軒先と略平行に該
    軒先瓦の裏面を支持する凸条を備えた軒先瓦支持具が設
    けられており、前記排水溝は前記軒先瓦支持具上に前記
    凸条を側壁として形成される凹所であることを特徴とす
    る請求項1記載の軒先構造。
  3. 【請求項3】 屋根の野地板上には前記軒先瓦を所定位
    置に保持するための瓦桟が突設され、前記軒先瓦支持具
    は、この瓦桟と重なり合う重合部を有することを特徴と
    する請求項2記載の軒先構造。
  4. 【請求項4】 前記軒先瓦支持具の凸条はその頂部に前
    記軒先瓦の裏面を面で受ける支持面を有することを特徴
    とする請求項2または3に記載の軒先構造。
  5. 【請求項5】 前記軒先瓦支持具の凸条の上端部には、
    前記排水溝底面に向かって反り返っている水返し部が設
    けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれ
    かに記載の軒先構造。
  6. 【請求項6】 前記軒先瓦支持具の先端部には、軒先か
    ら下向きに突出した水切り部が設けられていることを特
    徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の軒先構造。
JP2001019492A 2001-01-29 2001-01-29 軒先構造 Pending JP2002227346A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019157556A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 パナソニック株式会社 屋根構造、及びその導水板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019157556A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 パナソニック株式会社 屋根構造、及びその導水板

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