JP2015148042A - カバーユニットおよび建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠体が火炎に晒されても、躯体が火炎に晒されにくいカバーユニットおよび建具を提供する。【解決手段】複数の枠材が枠組みされて建物の躯体に取り付けられる枠体と前記建物の外壁材との間を、前記躯体の屋外側にて覆い、前記枠材に沿って配置されるとともに、前記枠体と前記外壁材との間に取り付けられたときに、前記躯体より屋外側に、隣接する前記枠材に沿う長手方向に貫通する中空部を、見込み方向に並べて複数形成するカバー部材と、前記カバー部材の前記長手方向における端部にて前記中空部を塞ぐ合成樹脂製のキャップと、前記カバー部材と前記キャップとの間にて、前記複数の中空部のうちの前記躯体側に位置する躯体側中空部を覆う不燃性または難燃性の補強部材と、を有する【選択図】図1

Description

本発明は、建物の躯体に取り付けられる枠体と、建物の外壁材との間を躯体の屋外側にて覆うカバー部材を有するカバーユニットおよび建具に関する。
従来から、建具の縦枠が、アルミニウム形材製の縦枠本体と、この縦枠本体に取り付けられるカバーとを備えており、縦枠本体にカバーが取り付けられることにより縦方向に連通する中空部が形成され、縦枠の上下端部の開口には、当該開口を閉塞する樹脂製の端部キャップが設けられている建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4928393号公報
上記のような建具の縦枠が火炎等に晒されると、樹脂製の端部キャップは容易に溶融してしまい、中空部に火炎が進入することにより縦枠が溶融し易くなり、また、中空部に進入した火炎と縦枠の溶融部とから進入した火炎に、縦枠が固定されている躯体が晒されるおそれがあるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、枠体が火炎に晒されても、躯体が火炎に晒されにくいカバーユニットおよび建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のカバーユニットは、複数の枠材が枠組みされて建物の躯体に取り付けられる枠体と前記建物の外壁材との間を、前記躯体の屋外側にて覆い、前記枠材に沿って配置されるとともに、前記枠体と前記外壁材との間に取り付けられたときに、前記躯体より屋外側に、隣接する前記枠材に沿う長手方向に貫通する中空部を、見込み方向に並べて複数形成するカバー部材と、前記カバー部材の前記長手方向における端部にて前記中空部を塞ぐ合成樹脂製のキャップと、前記カバー部材と前記キャップとの間にて、前記複数の中空部のうちの前記躯体側に位置する躯体側中空部を覆う不燃性または難燃性の補強部材と、を有することを特徴とする。
このようなカバーユニットによれば、枠体と外壁材との間にカバー部材が取り付けられたときに長手方向に貫通する中空部を形成するカバー部材の長手方向における端部と、この端部に設けられる合成樹脂製のキャップとの間には、不燃性または難燃性の補強部材が設けられているので、たとえ、キャップが火炎等に晒されたとしても、火炎が中空部内に進入することを防止することが可能である。また、中空部は見込み方向に並べて複数設けられており、躯体側に位置する中空部が不燃性または難燃性の補強部材に覆われているので、枠体が火炎に晒されても、躯体が火炎に晒されにくいカバーユニットを提供することが可能である。
かかるカバーユニットであって、前記補強部材は、加熱されて膨張する熱発泡性耐火材を備えていることが望ましい。
このようなカバーユニットによれば、補強部材には熱発泡性耐火材が備えられているので、火炎等により補強部材が加熱される際には熱発泡性耐火材も加熱されて膨張する。このため、カバー部材の端部となる中空部の開口を膨張した耐火材により閉塞し、火炎が中空部内に進入することを防止することが可能である。
かかるカバーユニットであって、前記熱発泡性耐火材は、前記キャップと前記カバー部材との間において前記補強部材に設けられていることが望ましい。
このようなカバーユニットによれば、キャップが加熱された際には、キャップとカバー部材との間にて熱発泡性耐火材を膨張させて中空部を閉塞することが可能である。このとき、熱発泡耐性火材が、補強部材のキャップ側に設けられている場合には、キャップが加熱されると補強部材より先に熱発泡性耐火材が加熱されるので、より早く熱発泡性耐火材を膨張させることが可能である。また、熱発泡性耐火材が、補強部材のカバー部材側に設けられている場合には、膨張した耐火材を中空部内に、より確実に充満させることが可能である。
かかるカバーユニットであって、前記補強部材は、前記カバー部材と前記キャップとの間にて前記カバー部材の端部に当接される平板状部と、前記平板状部と交差する方向に設けられて前記躯体側中空部内に挿入される挿入部とを備え、前記熱発泡性耐火材は、前記挿入部に設けられていることが望ましい。
このようなカバーユニットによれば、熱発泡性耐火材は、躯体側中空部内に挿入される挿入部に設けられているので、確実に躯体側中空部内で膨張させて中空部を閉塞することが可能である。
また、前記カバーユニットと、前記枠体と、前記枠体に支持される障子と、を備えたことを特徴とする建具である。
このような建具によれば、躯体より屋外側に形成された中空部に火炎が進入し難いので、枠体および躯体が火炎に晒されることを防止することができる耐火性に優れた建具を提供することが可能である。
本発明によれば、枠体が火炎に晒されても、躯体が火炎に晒されにくいカバーユニットおよび建具を提供することが可能である。
本実施形態に係るカバーユニット及び建具の一部を示す平断面図である。 カバーユニットの構成を説明するための平断面図である。 カバーユニットの構成を示す斜視図である。 カバーユニットの変形例を示す平断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るカバーユニットおよびこのカバーユニットを備えた建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、建具として、建物の屋内外を仕切る外壁に設けられた開口に嵌め込まれ、窓の幅方向に移動する回動軸に支持されて回動自在な障子を備えた辷り出し窓用の建具を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、建具が建物に取り付けられている状態で屋内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となり窓の幅となる方向を左右方向または幅方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向とするとともに、矩形状をなす枠体の面内方向における内側を内周側、外側を外周側として示す。また、建具を構成する各部材及び各部位については、単体の状態であっても建具が取り付けられた状態で上下方向、左右方向、見込み方向等となる方向、及び、枠体の内周側、外周側にて方向を特定して説明する。
建具1は、図1に示すように、アルミニウム製の押出成形材でなる4本の枠材が矩形状に枠組みされて建物4の躯体2に取り付けられる枠体10と、枠体10に取り付けられる障子3と、窓の幅方向において枠体10と外壁材5との間に配置され枠体10とともに躯体2の屋外側に複数の中空部12a、12b、12cを形成するアルミニウム製の押出成形材でなるカバー部材12と、カバー部材12の長手方向における端部12d(図3)にて複数の中空部12a、12b、12cを覆う合成樹脂製のキャップ13(図3)と、カバー部材12の端部12dとキャップ13との間に介在されて複数の中空部12a、12b、12cのうち、少なくとも、より躯体2側に位置する躯体側中空部12b、12cを覆う金属製、例えばステンレス製の補強部材14と、を有している。図1においては、キャップ13を省略して示している。ここで、カバーユニット7は、カバー部材12と、補強部材14と、キャップ13とにより構成される。
枠体10は、上下に配置される枠材でなる上下の横枠(不図示)と、左右に配置される枠材でなる左右の縦枠11とが、上下の横枠の端部に左右の縦枠11が当接されて矩形状に枠組みされている。このため、横枠の小口は縦枠11により塞がれている。
左右に配置される縦枠11同士、および、各縦枠11と隣接し縦枠11に沿って取り付けられる左右のカバー部材12同士は、同一部材の部材であって、左右が反転するように配置されて用いられる。このため、ここでは屋内側から見て左側の縦枠(以下、単に縦枠という)11および左側のカバー部材(以下、単にカバー部材という)12を例に挙げて本発明について説明する。
縦枠11は、枠体10が取り付けられている躯体2の外壁材5と対向する面2aに当接されてビス止めされるヒレ状の固定ヒレ部11aと、固定ヒレ部11aと直交し閉じた状態の障子3の戸先框3aと対向する見込面11bを形成する見込み壁部11cと、見込み壁部11cの屋内側の端にて枠体10の屋内側に設けられる額縁15の屋外側の面15aが当接される額縁当接部11dと、額縁当接部11dと固定ヒレ部11aとの間にて躯体2と反対側、すなわち枠体10の内周側に突出されて戸先框3aの屋内側の面3bと対向する突出対向部11eと、を有している。
縦枠11は、固定ヒレ部11aが、屋外側から躯体2に進入するビス16により、また、見込み壁部11cが額縁当接部11dと突出対向部11eとの間で枠体10の内周側から躯体2に進入するビス17により、それぞれ躯体2に固定されている。縦枠11の突出対向部11eより屋内側には、枠体10の内周側から見込み壁部11cを貫通して締め込まれるビス17及び額縁15の屋外側の縁15bを、枠体10の内周側から覆うとともに、突出対向部11eに係合して障子3の戸先框3aが当接されるシール材18を保持するシール保持部材19が嵌合されて設けられている。
図2に示すように、縦枠11が躯体2に固定された状態で、見込み壁部11cの屋外側の先端は、外壁材5よりも屋外側に突出している。見込み壁部11cの屋外側の先端には、カバー部材12に設けられた係合部12eが係合される被係合部11fが設けられている。被係合部11fは、見込み壁部11cの先端と繋がって、当該見込み壁部11cと、窓の幅方向に僅かに間隔を隔てた位置にて屋内側に延出される延出片11gが形成されて鉤状をなしている。
縦枠11の固定ヒレ部11aには、屋外側に向かって突出してその先端にフック部11hを有し、カバー部材12に設けられた係止部12fが係止される一対の被係止部11iが設けられている。すなわちカバー部材12は、ビス16、17により躯体2に固定された縦枠11の被係止部11iに係止部12fが係止されて取り付けられる。
カバー部材12は、縦枠11とほぼ同じ長さを有し、窓の幅方向において外壁材5と縦枠11の見込み壁部11cとの間に配置されて、躯体2に当接されている固定ヒレ部11aを覆うように設けられる。
カバー部材12は、水平断面がほぼ矩形状をなし長手方向に貫通する中空部(以下、カバー中空部という)12aを備えている。カバー部材12が取り付けられたときに外壁材5と平行をなし、カバー中空部12aを形成して屋外に臨む面を有する屋外壁部12gは、カバー中空部12aより枠体10の内周側に延出されており、その端縁が屋内側に延出されて、縦枠11の被係合部11fと係合する係合部12eが設けられている。
カバー中空部12aを形成し屋外壁部12gと見込み方向に対向する屋内壁部12hの屋内側には、カバー部材12の上下に取り付けられるキャップ13をビス止めするためのビス螺合部12iが窓の幅方向におけるほぼ中央に設けられている。
カバー部材12は、カバー中空部12aを形成する左壁部12jと右壁部12kとがカバー中空部12aより屋内側に延出された左壁延出部12lと右壁延出部12mとを有している。左壁延出部12lと右壁延出部12mとの間には、屋内壁部12hから左壁延出部12lおよび右壁延出部12mと平行をなすように中央延出部12nが設けられている。
左壁延出部12l、右壁延出部12mおよび中央延出部12nの屋内壁部12hからの延出量は等しく形成されており、右壁延出部12mと中央延出部12nの先端には、縦枠11に設けられた被係止部11iに係止する係止部12fが設けられている。
カバー部材12の係合部12eが枠体10の被係合部11fに係合され、カバー部材12の係止部12fが縦枠11の被係止部11iに係止されると、左壁延出部12l、右壁延出部12mおよび中央延出部12nの先端が各々縦枠11の固定ヒレ部11aに当接される。このとき、カバー中空部12aの屋内側、すなわち躯体2側に、縦枠11とともに、縦枠11およびカバー部材12の長手方向に貫通する中空部12b、12cが形成される。
カバー部材12が縦枠11に取り付けられて、カバー部材12が備えるカバー中空部12aの躯体2側に形成される中空部12b、12cが、カバー部材12が、このカバー部材12と隣接する縦枠(枠材)11とともに形成し、見込み方向に並ぶ複数の中空部12a、12b、12cのうちの躯体2側に位置する躯体側中空部12b、12cに相当する。取り付けられたカバー部材12と外壁材5との間には、図1に示すように、パックアップ材20が設けられ、その屋外側に止水剤21が充填される。
このように取り付けられたカバー部材12の上下の端部12dには、それぞれ、図3に示すような、ステンレス製の補強部材14が、カバー部材12の小口(端部)12dに当接され、補強部材14とともに小口を覆う合成樹脂製のキャップ13が設けられて、カバー部材12のビス螺合部12iに螺合されるビス22にて固定される。
補強部材14は、カバー部材12が備えるカバー中空部12aと躯体側中空部12b、12cとをほぼ覆う平板状部14aと、平板状部14aの見込み方向に沿う左右の縁において躯体2側の部位から、平板状部14aの平面と交差(本実施形態では直交)する方向に延出され、窓の幅方向において互いに対向する対向延出部14bと、を有している。
2つの対向延出部14bは、平板状部14aがカバー部材12の小口に当接されたときに、左側の対向延出部14bが左壁延出部12lと中央延出部12nとの間に形成された躯体側中空部12bに挿入され、右側の対向延出部14bが、右壁延出部12mと縦枠11の見込み壁部11cとの間に挿入される。ここで、左壁延出部12lと中央延出部12nとの間の躯体側中空部12bに挿入される左側の対向延出部14bが挿入部に相当する。
補強部材14には、2つの対向延出部14bの各々対向する面と、平板状部14aにおいてカバー部材12の小口に当接されない面における躯体2側の領域とに、熱発泡性耐火材としての熱膨張性黒鉛23が設けられている。このとき、平板状部14aに設けられた熱膨張性黒鉛23は、補強部材14を取り付けたときに、少なくとも躯体側中空部12b、12cの一部を覆うように設けられている。
キャップ13は、カバー部材12が備えるカバー中空部12aと躯体側中空部12b、12cとを、補強部材14も含めて覆い、縦枠11に取り付けられたカバー部材12の端部12dを収容する僅かな窪みを有している。このキャップ13は、合成樹脂製なので、その弾性によりカバー部材12に嵌め付けられ、ビス22にてカバー部材12に固定される。
本実施形態のカバーユニット7及び建具1によれば、縦枠11と外壁材5との間にカバー部材12が取り付けられたときに長手方向に貫通する中空部12a、12b、12cを形成するカバー部材12の長手方向における端部12dと、この端部12dに設けられる合成樹脂製のキャップ13との間には、ステンレス製の補強部材14が設けられているので、たとえ、キャップ13が火炎等に晒されたとしても、火炎が中空部12a、12b、12c内に進入することを防止することが可能である。
また、本実施形態のように中空部12a、12b、12cが見込み方向に並べて複数設けられている場合には、少なくとも躯体2側に位置する躯体側中空部12b、12cがステンレス製の補強部材14に覆われていることにより、枠体10が火炎に晒されても、躯体2が火炎に晒されにくいカバーユニット7および建具1を提供することが可能である。
また、補強部材14には熱膨張性黒鉛23が備えられているので、火炎等により補強部材14が加熱される際には熱膨張性黒鉛23も加熱されて膨張する。このため、カバー部材12の端部12dとなるカバー中空部12aおよび躯体側中空部12b、12cの開口を膨張した耐火材により閉塞し、火炎がカバー中空部12aおよび躯体側中空部12b、12c内に進入することを防止することが可能である。このとき、熱膨張性黒鉛23は、キャップ13と補強部材14との間に設けられているので、キャップ13が加熱された際には、補強部材14より先に熱膨張性黒鉛23が加熱されるので、より早く熱膨張性黒鉛23を膨張させることが可能である。
また、熱膨張性黒鉛23は、左側の躯体側中空部12b内に挿入される対向延出部14bに設けられているので、確実に左側の躯体側中空部12b内にて膨張させてカバー部材12の端部12dにて躯体側中空部12bを閉塞することが可能である。
上記実施形態においては、補強部材14が中空部12a、12b、12cをいずれも覆う例について説明したが、少なくなくとも躯体側中空部12b、12cが覆われていれば、躯体2が火炎に晒されにくいカバーユニット7および建具1を実現することが可能である
また、本実施形態の建具1によれば、躯体2より屋外側に形成された中空部12a、12b、12c、特に躯体側中空部12b、12cに火炎が進入し難いので、枠体10および躯体2が火炎に晒されることを防止して耐火性に優れた建具1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、左壁延出部12l、右壁延出部12mおよび中央延出部12nの先端が各々縦枠11の固定ヒレ部11aに当接されて形成される空間を躯体側中空部12b、12cとしたが、これに限るものではない。すなわち、カバー部材が縦枠に取り付けられて形成される中空部は、カバー部材と縦枠との境界部に隙間がないように囲まれた空間でなくともよい。たとえば、上記実施形態のように、カバー部材12と縦枠11との境界部が、外壁5のような耐火性を備えた部材より屋内側に位置する場合には、左壁延出部12lと固定ヒレ部11aとが必ずしも当接していなくとも、屋外に露出しない範囲であれば左壁延出部12lと固定ヒレ部11aとの間に隙間を有していても構わない。
上記実施形態においては、カバー部材12が取り付けられて、カバー部材12が枠体10とともに躯体2の屋外側に複数の中空部12a、12b、12cを形成する例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図4に示すように、カバー部材24自身が、躯体2の屋外側に複数の中空部24a、24bを有していてもよい。この場合には、躯体2に取り付けられたカバー部材24が有する躯体側中空部24bが補強部材14に覆われる。また、上記実施形態においては、見込み方向に2つの中空部が並ぶように設けられている例について説明したが、これに限らず、3つ以上の中空部が見込み方向に並べて設けられていても構わない。この場合には、少なくとも最も躯体側に位置する中空部が補強部材に覆われていればよく、躯体側から、2つ以上の中空部が覆われていても構わない。
上記実施形態においては、辷り出し窓用の建具を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、引き違い窓用、片引き窓、上げ下げ窓などのように枠体と障子とを備えた建具や枠体に移動不能に面材が設けられた建具であっても構わない。
上記実施形態においては、補強部材14を不燃性であるステンレス製としたが、鉄等の不燃性である金属等は、もちろんのこと、火災によりまず表面が炭化し、炭化した表面の断熱効果により内部に燃え進むことを遅らせる、例えば、MDF・木材等のような難燃性の材料にて補強部材を構成しても構わない。また、前述した金属製材料と木材の組合せで構成された補強材でも構わない。
上記実施形態においては、キャップ13とカバー部材12との間に設けられた補強部材14のキャップ13側に熱膨張性黒鉛23を備えた例について説明したが、補強部材14のカバー部材12側に熱膨張性黒鉛23を備えても構わない。この場合には、加熱された熱膨張性黒鉛23は膨張して躯体側中空部12b、12c内に充満するので、躯体側中空部12b、12cをより確実に閉塞することが可能である。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 躯体、3、障子、4 建物、5 外壁材、7 カバーユニット、
10 枠体、11 縦枠(枠材)、12 カバー部材、
12a カバー中空部(中空部)、12b、12c 躯体側中空部(中空部)
12d カバー部材の端部、13 キャップ、14 補強部材、
14a 平板状部、14b 対向延出部、23 熱膨張性黒鉛、
24 カバー部材、24a 中空部、24b 躯体側中空部

Claims (5)

  1. 複数の枠材が枠組みされて建物の躯体に取り付けられる枠体と前記建物の外壁材との間を、前記躯体の屋外側にて覆い、前記枠材に沿って配置されるとともに、前記枠体と前記外壁材との間に取り付けられたときに、前記躯体より屋外側に、隣接する前記枠材に沿う長手方向に貫通する中空部を、見込み方向に並べて複数形成するカバー部材と、
    前記カバー部材の前記長手方向における端部にて前記中空部を塞ぐ合成樹脂製のキャップと、
    前記カバー部材と前記キャップとの間にて、前記複数の中空部のうちの前記躯体側に位置する躯体側中空部を覆う不燃性または難燃性の補強部材と、
    を有することを特徴とするカバーユニット。
  2. 請求項1に記載のカバーユニットであって、
    前記補強部材は、加熱されて膨張する熱発泡性耐火材を備えていることを特徴とするカバーユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカバーユニットであって、
    前記熱発泡性耐火材は、前記キャップと前記カバー部材との間において前記補強部材に設けられていることを特徴とするカバーユニット。
  4. 請求項3に記載のカバーユニットであって、
    前記補強部材は、前記カバー部材と前記キャップとの間にて前記カバー部材の端部に当接される平板状部と、前記平板状部と交差する方向に設けられて前記躯体側中空部内に挿入される挿入部とを備え、
    前記熱発泡性耐火材は、前記挿入部に設けられていることを特徴とするカバーユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のカバーユニットと、
    前記枠体と、
    前記枠体に支持される障子と、
    を備えたことを特徴とする建具。
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