JP2009068257A - 端部キャップおよび建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】止水材を容易に取り付けられ、かつ、十分な止水性能を確保可能な端部キャップおよび建具を提供すること。
【解決手段】蓋部51と挿入部52とを別体としているので、蓋部51に止水材54を固定した後に、スライドレール部513〜515をスライド長溝部527〜529にスライド嵌合させ、蓋部51に挿入部52を連結することにより、端部キャップ5を組立てることができる。従って、挿入部52が連結されていない蓋部51に止水材54を固定することができ、止水材54の取り付けが容易になる。また、止水材54を容易に取り付けられるので、蓋部51に止水材54を確実に固定することができ、十分な止水性能を確保できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、端部キャップおよび建具に関し、詳しくは、筒状に形成された中空部材の開口端部を塞ぐ端部キャップ、この端部キャップが取り付けられた建具に関する。
従来、枠材の端部木口(小口)を塞ぐために樹脂製等の木口キャップが用いられている。この木口キャップは、通常、木口の形態に合わせた蓋状に形成され、木口キャップの外側からビスを貫通させ、そのビスを枠材に螺合することで固定されている。
しかし、蓋状の木口キャップを枠材の端部に固定する際には、木口キャップを作業者が手で押さえながらビス止め作業を実施する必要があるため、作業性が悪い。さらに、木口キャップと枠材の端部との間には、止水用のシール材(パッキン)が設けられるのが一般的であるが、ビス止めの場合には、ビスがシール材を貫通して水の浸入経路ができてしまったり、ビスの締め付けによるシール材の押圧力にばらつきが生じてしまったりなど、止水性能上の問題がある。
一方、蓋状の部分(端板)から枠材内に延びる嵌合部を有した木口キャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この木口キャップでは、嵌合部を枠材の中空内部に挿入するとともに、その係合片を枠材に形成した係合孔に係合させることで、木口キャップが枠材に固定されるようになっている。そして、端板と嵌合部との交差部分に取り付けたシール材(パッキン材)を枠材の端縁に当接させることで、木口キャップと枠材との間の止水性能を確保する構造となっている。
特開2004−176263号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の小口キャップでは、端板と嵌合部との交差部分にシール材が貼り付けられる構成のため、複雑な形状になる交差部分へのシール材の取付作業が面倒であるとともに、貼り付けが不十分になりやすく止水性能上の弱点となってしまうという問題がある。
本発明の目的は、止水材を容易に取り付けられ、かつ、十分な止水性能を確保可能な端部キャップおよび建具を提供することにある。
本発明の端部キャップは、筒状に形成された中空部材の開口端部を塞ぐ端部キャップであって、蓋部と、この蓋部から延び前記中空部材に挿入される挿入部と、前記蓋部と前記中空部材の開口端部との間に位置する止水材とを備え、前記蓋部と前記挿入部とが別体かつ互いに連結可能に構成されるとともに、前記止水材が前記蓋部および前記挿入部の少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とする。
ここで、本発明の端部キャップが取り付けられる中空部材としては、例えば、サッシ窓等の建具に用いられる枠材(窓枠の枠材や障子の框材、額縁材等)、手摺り、ルーバー、面格子、カーポート屋根、庇、テラス等に用いるものが例示できる。また、中空部材は、筒状の軸方向が水平方向と一致するように、あるいは垂直方向と一致するように配置されるものであってもよい。また、本発明の端部キャップを中空部材に取り付ける方法としては、係合、嵌合、圧入、ねじ止め、接着等の各種取付方法が例示できる。
また、筒状に形成された中空部材としては、1つの部材から構成されてもよく、複数の部材によって構成されてもよい。
また、止水材は、蓋部と挿入部が連結される前の状態において、蓋部および挿入部の少なくとも一方に取り付けられていればよく、蓋部と挿入部の両方に取り付けられていてもよい。
以上の本発明によれば、蓋部と挿入部とを別体としているので、蓋部および挿入部の少なくとも一方に止水材を取り付けた後にこの蓋部に挿入部を連結することにより、端部キャップを組立てることができる。従って、連結されていない蓋部および挿入部の少なくとも一方に止水材を取り付けることができ、止水材の取り付けを容易に実施できる。また、蓋部および挿入部の少なくとも一方に止水材を確実に取り付けることができ、止水材と中空部材とを密接させ易くなり、十分な止水性能を確保できる。
また、本発明の端部キャップでは、前記挿入部および前記中空部材の内部のいずれか一方には、固定用係合部が設けられ、他方には、固定用被係合部が設けられ、前記挿入部が挿入された際に、前記固定用係合部と前記固定用被係合部とが係合することで前記中空部材に取り付けられる構成が好ましい。
このような構成によれば、固定用係合部および固定用被係合部の係合により、端部キャップが中空部材に固定されるので、端部キャップの中空部材への取り付けをより容易に実施できる。また、端部キャップと中空部材との取り付け状態を一定にでき、止水性能のばらつきを抑制できる。
さらに、本発明の端部キャップでは、前記挿入部には、前記蓋部から延び弾性変形可能な構成を有する前記固定用係合部が設けられ、前記中空部材の内部には、前記固定用係合部を前記止水材から離れる方向に弾性変形させた状態で前記固定用係合部に係合される前記固定用被係合部が設けられ、前記固定用係合部の弾性力を用いて前記止水材を前記中空部材に押し付ける押付手段が構成されている構成が好ましい。
このような構成によれば、固定用係合部および固定用被係合部によって、止水材を中空部材に押し付ける押付手段を構成したので、止水材を中空部材に押し付けるために別途部品等を設ける必要がなく、部品点数の削減や端部キャップの小型化を容易に図ることができる。また、固定用係合部を止水材から離れる方向に弾性変形させた状態で固定用被係合部に係合させることで、固定用係合部の弾性力により蓋部における止水材が取り付けられる箇所を中空部材側へ付勢させて、止水材を中空部材に押し付けることができる。従って、止水材および中空部材の密接性を高めることができ、止水性能を向上させることができる。
また、本発明の端部キャップでは、前記挿入部には、前記蓋部から延び弾性変形可能な構成を有する前記固定用係合部が設けられ、前記固定用係合部には、前記挿入部の挿入方向に対して傾斜しかつ前記固定用被係合部に摺接する傾斜面部が設けられ、前記中空部材の内部には、前記固定用係合部を弾性変形させた状態で前記固定用係合部に係合される前記固定用被係合部が設けられ、前記固定用係合部の前記傾斜面部と前記固定用被係合部との摺接による前記固定用係合部のせり上がりを用いて前記止水材を前記中空部材に押し付ける押付手段が構成されている構成が好ましい。
このような構成によれば、固定用係合部の傾斜面部と固定用被係合部とを摺接させ、固定用係合部の弾性力で固定用係合部を固定用被係合部に対してせり上げることで、蓋部を挿入部の挿入方向へ付勢して止水材を中空部材に押し付けることができる。従って、止水材および中空部材の密接性を高めることができ、止水性能を向上させることができる。
そして、本発明の端部キャップでは、前記止水材は、前記蓋部に取り付けられている構成が好ましい。
このような構成によれば、止水材を容易に端部キャップに取り付けることができる。
本発明の建具は、枠体を備えた建具であって、前記枠体は、筒状に形成された枠材を有して構成され、前記枠材の開口端部に上述の端部キャップが取り付けられたことを特徴とする。
ここで、枠体としては、上下左右の枠材が四周枠組みされて建物に固定される窓枠、ドア枠、開口枠等の建具枠、障子やドアを構成する框材が例示できる。すなわち、本発明の建具は、各種の開閉形式を有した窓や出入り口、あるいは開閉不能な嵌め殺し窓等、任意のものが採用可能である。
このような建具によれば、前述の端部キャップと略同様の作用効果を得られる。すなわち、止水材を容易に取り付けられるので、止水材を確実に取り付けることができ、止水材と枠材とを密接させ易くなり、十分な止水性能が確保された建具を得られる。
そして、本発明の建具では、前記端部キャップを構成する蓋部および挿入部のいずれか一方には、前記枠材の見込み方向にスライド嵌合可能なスライド嵌合部が設けられ、他方には、スライド被嵌合部が設けられ、前記スライド嵌合部が前記スライド被嵌合部にスライド嵌合することで前記蓋部と前記挿入部とが連結される構成が好ましい。
また、本発明の建具では、前記端部キャップを構成する蓋部および挿入部のいずれか一方には、前記枠材の見付け方向にスライド嵌合可能なスライド嵌合部が設けられ、他方には、スライド被嵌合部が設けられ、前記スライド嵌合部が前記スライド被嵌合部にスライド嵌合することで前記蓋部と前記挿入部とが連結される構成が好ましい。
さらに、本発明の建具では、前記端部キャップを構成する蓋部および挿入部のいずれか一方には、前記枠材の長手方向に延びる連結用係合部が設けられ、他方には、連結用被係合部が設けられ、前記連結用係合部と前記連結用被係合部とが係合することで前記蓋部と前記挿入部とが連結されている構成が好ましい。
これらのような構成にすれば、スライド嵌合あるいは係合による簡単な方法で蓋部および挿入部を連結させることができる。そして、枠材の形態や位置、枠材と建物躯体との固定形態、枠材に対する端部キャップの固定強度、蓋部と挿入部との嵌合強度等の設計条件に応じて、適切な端部キャップを選択することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具としての引違い窓の一部を示す横断面図である。図2は、縦枠および端部キャップの分解斜視図である。図3は、端部キャップの分解斜視図である。図4は、縦枠への端部キャップの取り付け状態を示す縦断面図であり、図1のIV−IV線に沿った縦断面図である。
図1において、建具としての引違い窓1は、戸建て住宅等の建物における外壁2の開口部に設けられて、建物の室内空間と室外空間とを仕切る建具である。
窓1は、枠材としての縦枠3、下枠4、図示しない上枠および縦枠を四周枠組みした窓枠1Aと、この窓枠1Aの内側に左右スライド開閉自在に支持された障子1Bと、この障子1Bの室外側に開閉自在に支持された網戸1Cとを備えて構成されている。
縦枠3は、図1および図2に示すように、それぞれアルミ形材製の縦枠本体31と、この縦枠本体31に取り付けられるカバー32とを備えて構成されている。
縦枠本体31は、室外側に開口した断面略コ字状の室外部311と、見込み方向の室内側に延びて障子1Bと対向する障子対向部312とを備えて構成されている。
室外部311における見込み方向に延びる一対の略板状部分には、チャンネル状の内側に突出した一対の突片部313がそれぞれ設けられている。また、これら一対の突片部313には、四角形状に切欠かれた固定用被係合部としての一対の固定用切欠部314がそれぞれ設けられている。
カバー32は、断面略コ字状に形成され、縦枠本体31の室外部311における略コ字状の開口部分を閉塞するように取り付けられる。このカバー32の室外部311への取り付けにより、縦枠3における下枠4側の端部に、下方に開口する開口端部33が形成される。この開口端部33は、見込み方向の寸法が見付け方向の寸法よりも小さい略長方形状に形成されている。つまり、縦枠3における室外部311およびカバー32で構成される略四角筒状によって、本発明の中空部材が構成されている。
そして、開口端部33には、以下に説明する各形態の端部キャップ5,5A,5Bが取り付けられる。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態の端部キャップ5について説明する。
端部キャップ5は、図2および図3に示すように、縦枠3の下端部の外側に位置する樹脂製の蓋部51と、この蓋部51と連結可能な樹脂製の挿入部52と、蓋部51と縦枠3の開口端部33との間に位置する軟質樹脂製の止水材54とを備えて構成されている。
蓋部51は、開口端部33を閉塞可能な略長方形状に形成され、その長手方向が縦枠3の見付け方向と一致する状態で設けられる蓋本体部511を備えている。この蓋本体部511の短手方向(見込み方向)の一側縁側(躯体側)には、止水材54が固定される長方形状の止水材配置部512が設けられている。また、蓋本体部511の略中央には、長手方向(見付け方向)に並設されたスライド嵌合部としての3条のスライドレール部513,514,515が設けられている。中央に位置するスライドレール部514は、見込み方向に延びる断面略T字のレール状に形成され、両側に位置するスライドレール部513,515は、見込み方向に延びる断面略L字のレール状に形成されている。
挿入部52は、断面略コ字状に形成され、蓋部51に対して立設するように、つまり蓋部51から延びるように設けられた挿入本体部521を備えている。この挿入本体部521は、室外側に開口する状態で開口端部33から縦枠3内に挿入される。この挿入本体部521における略コ字状の開口に対向する略板状部分(以下、本体室内側部分と称す)には、四角形状に切欠かれた一対の先端進入部522が設けられている。この先端進入部522は、本体室内側部分の上側縁における左右方向(見付け方向)両側に設けられている。
そして、挿入本体部521の見付け方向および見込み方向の寸法は、止水材配置部512の見付け方向および見込み方向の寸法よりもそれぞれ小さく設定されている。
さらに、挿入本体部521における見込み方向に延びる一対の略板状部分の内側には、一対の固定用係合部523が設けられている。これら一対の固定用係合部523は、挿入本体部521の下側縁側から上側縁側に向かうに従って室内側から離れる方向に延びる略棒状に形成されている。この固定用係合部523の先端側は、先端進入部522に対向し、先端進入部522内に進入可能な形状に、かつ、先端に向かうに従って厚さ寸法が小さくなるように形成されている。固定用係合部523における室外側の面には、略三角形板状に膨出する係合爪部524が設けられている。この係合爪部524における下側の膨出基端には、円弧面状の傾斜面部としての円弧面部525が設けられている。つまり、円弧面部525は、固定用係合部523が延びる方向に対して傾斜して形成されている。
また、挿入本体部521の下側縁における一対の固定用係合部523の間には、室外側に延びる略長方形板状の挿入中央下面部526が設けられている。この挿入中央下面部526は、その下面が挿入本体部521の下端よりも下側に位置する状態で設けられている。また、挿入中央下面部526の下面側には、スライド被嵌合部としての3条のスライド長溝部527,528,529が設けられている。中央に位置するスライド長溝部528は、スライドレール部514がスライド嵌合可能な断面略T字の長溝状に形成され、両側に位置するスライド長溝部527,529は、スライドレール部513,515がスライド嵌合可能な断面略L字の長溝状に形成されている。スライド長溝部527,528,529は、室内側端部が開口され、室外側端部が閉塞された長溝状に形成されている。
止水材54は、発泡樹脂等の軟質で変形可能な材料により、各面が長方形の直方体形状に形成されている。
止水材54の厚さ寸法は、蓋部51の止水材配置部512と、挿入部52の挿入本体部521との間に形成される隙間の高さ寸法よりも小さく設定されている。つまり、止水材54は、蓋部51に挿入部52をスライド嵌合した際に挿入部52により押し潰されないようになっており、めくれ上がらないようになっている。なお、止水材54が若干押し潰されるように構成しても構わない。
また、止水材54は、平面視で止水材配置部512と略等しい、すなわち縦枠3の開口端部33に当接するように形成されている。
次に、端部キャップ5の組立て方法について説明する。
まず、蓋部51の止水材配置部512に、止水材54を例えば接着剤で固定する。そして、蓋部51のスライドレール部513〜515を室内側から挿入部52のスライド長溝部527〜529にスライド嵌合させることにより、蓋部51および挿入部52を連結する。
このとき、スライド長溝部527〜529の室外側が閉塞されているため、この閉塞部分と、スライドレール部513〜515の端部との当接により、蓋部51に対する挿入部52のスライドが規制される。また、止水材配置部512および止水材54は、室内側の端部が挿入本体部521よりも室内側に突出し、見付け方向両側の端部が挿入本体部521よりも外側に突出した状態で設けられる。以上により、端部キャップ5の組立てが完了する。
次に、図4に基づいて、端部キャップ5の縦枠3への取り付け方法について説明する。
まず、端部キャップ5の挿入部52を縦枠3の開口端部33内へ挿入する。この際、まず、固定用係合部523の先端側の傾斜部分が、突片部313の下端に当接する。そして、挿入部52がさらに挿入され、固定用係合部523と突片部313との当接部分が固定用係合部523の基端側へ移動すると、この移動に従って、固定用係合部523の先端が室内側に弾性変形する。このとき、固定用係合部523は、その先端側が先端進入部522内に進入するまで弾性変形する。
この後、挿入部52がさらに挿入されると、挿入本体部521から突出する止水材54の上面と、開口端部33とが当接する。さらに、挿入部52が挿入されると、止水材54は、室内側端部側および見付け方向両側端部側が押し潰され、室外部311の内面315に密接する。
この後、係合爪部524の膨出先端が固定用切欠部314に到達すると、固定用係合部523が弾性変形の反力により室外側へ移動する。さらに、図4に示すように、係合爪部524の円弧面部525が固定用切欠部314に対して摺動し、端部キャップ5が矢印Y1で示すような挿入方向へ案内される。そして、固定用係合部523が弾性変形した状態で係合爪部524が固定用切欠部314に係合し、端部キャップ5が縦枠3に固定される。このように固定された状態において、開口端部33と蓋部51とで止水材54の端部が押し潰されるとともに、室外部311の内面315に止水材54が密接することで、開口端部33における外壁2側の部分と止水材54との間の十分な止水性能が確保される。
また、端部キャップ5が縦枠3に固定された状態では、円弧面部525と固定用切欠部314とが摺接し、固定用係合部523の弾性変形の反力により、円弧面部525が固定用切欠部314に対してせり上がる方向に付勢されている。すなわち、固定用切欠部314、円弧面部525により本発明の押付手段が構成されている。このため、蓋部51が矢印Y1で示す方向に付勢され、止水材54の端部がさらに押し潰されるので、開口端部33に止水材54がより密接するようになっている。
さらに、この固定状態では、蓋部51あるいは止水材54の端部と、外壁2とが当接し、挿入部52に対する蓋部51の外壁2側(室内側)への移動が規制される。また、上述したようなスライド長溝部527〜529の閉塞部分と、スライドレール部513〜515の端部との当接により、挿入部52に対する蓋部51の室外側への移動が規制される。これらの移動規制により、蓋部51が挿入部52から外れないようになっている。
このような第1実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、端部キャップ5の蓋部51と挿入部52とを別体としているので、挿入部52が連結されていない蓋部51に止水材54を固定することができ、複雑な形状になる蓋部51および挿入部52の交差部分であっても、止水材54を容易に取り付けることができる。また、止水材54を容易に取り付けられるので、蓋部51に止水材54を確実に固定することができ、止水材54と縦枠3とを密着させやすくなり、十分な止水性能を確保できる。
(2)挿入部52の固定用係合部523と、縦枠3の固定用切欠部314との係合により、端部キャップ5を縦枠3に固定するので、端部キャップ5と縦枠3との固定作業を容易にできる。さらに、端部キャップ5と縦枠3との取り付け状態を作業者によらず一定にすることができ、止水性能のばらつきを抑制できる。また、固定用係合部523と固定用切欠部314とを係合させることにより、縦枠3と蓋部51とで止水材54の端部を押し潰し、止水材54を縦枠3に密接させることができるので、止水性能を向上させることができる。
(3)円弧面部525と固定用切欠部314とを摺接させ、固定用係合部523の弾性変形の反力により、円弧面部525が固定用切欠部314に対してせり上がる方向に固定用係合部523を付勢している。このため、蓋部51も図4の矢印Y1で示す方向に付勢することができ、止水材54の端部をさらに押し潰すことができる。従って、開口端部33に止水材54がより密接し、止水性能をより向上させることができる。
(4)止水材54を蓋部51に固定しているので、止水材54を容易に端部キャップ5に取り付けることができる。
(5)挿入部52の挿入本体部521に、固定用係合部523が弾性変形したときに、その先端側が進入可能な先端進入部522を設けている。このため、固定用係合部523の弾性変形量によらず、その先端側が挿入本体部521に接触することがないので、固定用係合部523と挿入本体部521との隙間を小さくできる。
(6)蓋部51のスライドレール部513〜515を、挿入部52のスライド長溝部527〜529にスライド嵌合させるので、蓋部51と挿入部52とを容易にかつ確実に連結できる。
(7)固定用係合部523を弾性変形させた状態で端部キャップ5を縦枠3に取り付けるので、この弾性変形の反力により係合爪部524と固定用切欠部314との間のがたつきを防止できる。さらに、縦枠3や端部キャップ5の変形等による寸法変化が生じたとしても、寸法変化前後での縦枠3と蓋部51とによる止水材54の端部の押し潰し量を一定にできる。
[第2実施形態]
次に、図5に基づいて、本発明の第2実施形態の端部キャップ5Aについて説明する。この第2実施形態は、端部キャップ5Aの形態が相違し、他の構成は第1実施形態と略同一である。なお、第1実施形態の構成と同様の機能を有する構成については、同一の名称を付して説明を簡略にする。
図5に示す端部キャップ5Aは、樹脂製の蓋部56と、この蓋部56と連結可能な樹脂製の挿入部57と、止水材54とを備えて構成されている。
蓋部56は、止水材配置部562を有する蓋本体部561を備えている。この蓋本体部561の略中央には、見付け方向に延びる断面略T字のレール状に形成されたスライド嵌合部としてのスライドレール部563が設けられている。このスライドレール部563の長手方向の一端側には、蓋本体部561に立設するスライド規制部564が設けられている。
挿入部57は、挿入本体部571を備えている。この挿入本体部571の見付け方向の両側縁には、室内側から離れる方向に延びる略棒状の一対の固定用係合部572が設けられている。これら固定用係合部572の室外側の面には、略三角形板状に膨出する係合爪部573が設けられている。
また、挿入本体部571には、室外側に延び、かつ、下面が挿入本体部571の下端よりも下側に位置する形状の挿入中央下面部574が設けられている。この挿入中央下面部574の下面側には、断面略T字の長溝状に形成されたスライド被嵌合部としてのスライド長溝部575が設けられている。
そして、端部キャップ5Aを組立てる際には、止水材54が固定された蓋部56のスライドレール部563を挿入部57のスライド長溝部575にスライド嵌合させる。
このとき、スライド長溝部575の端部と、スライドレール部563のスライド規制部564との当接により、蓋部56に対する挿入部57のスライドが規制される。また、止水材54は、室内側および見込み方向両側の端部が挿入本体部571よりも突出する。
さらに、端部キャップ5Aの縦枠への取り付けは、端部キャップ5のときと同様に、縦枠の固定用被係合部に固定用係合部572の係合爪部573を係合させる。このとき、止水材54は、縦枠の開口端部および蓋部56で端部が押し潰されるとともに、縦枠の内面に密接する。
ここで、例えば下枠が端部キャップ5Aに対して図5における左側に設けられている場合、蓋部56あるいは止水材54の端部と、下枠とが当接し、挿入部57に対する蓋部56の下枠側(図5における左側)への移動が規制される。また、上述したようなスライド長溝部575の端部と、スライド規制部564との当接により、挿入部57に対する蓋部56の下枠と反対側(図5における右側)への移動が規制される。これらの移動規制により、蓋部56が挿入部57から外れないようになる。
このような構成によれば、第1実施形態の(1)、(2)、(4)、(7)と同様の効果に加え、以下のような効果がある。
すなわち、蓋部56および挿入部57を見付け方向にスライド嵌合させる構成としているので、縦枠の見込み方向の寸法、つまり縦枠の厚さ寸法が小さい場合であっても、スライド距離を十分に確保できる。従って、薄型化された縦枠に対しても十分な止水性能を確保可能な端部キャップ5Aを提供できる。
[第3実施形態]
次に、図6に基づいて、本発明の第3実施形態の端部キャップ5Bについて説明する。この第3実施形態の端部キャップ5Bは、第1実施形態のスライドレール部513〜515の代わりに一対の連結用係合部601および一対の位置決め部602を備え、スライド長溝部527〜529の代わりに連結用被係合部としての連結用孔部621を備えた構成を有している。
一対の連結用係合部601は、見付け方向に並びかつ略棒状に立設する状態で、つまり縦枠3の長手方向に延びる状態で設けられている。この連結用係合部601の先端側には、互いに離れる方向に膨出する係合爪部603が設けられている。一対の位置決め部602は、見込み方向に並びかつ略板状に立設する状態で設けられている。
連結用孔部621は、挿入中央下面部526に略長方形状に開口形成され、連結用係合部601、位置決め部602が係合するときに、対向する一対の内面に連結用係合部601が面接触し、他の一対の内面に位置決め部602が面接触する形状に形成されている。
そして、端部キャップ5Bを組立てる際には、止水材54が固定された蓋部60の連結用係合部601、位置決め部602を、挿入部61の連結用孔部621に係合させる。
このとき、一対の連結用係合部601が互いに近づく方向に弾性変形した状態で連結用孔部621と面接触することにより、蓋部60および挿入部61が互いに見付け方向に位置決めされる。また、係合爪部603が連結用孔部621の周縁に当接することにより、蓋部60および挿入部61が互いに上下方向に位置決めされ、蓋部60が挿入部61から外れないようになる。さらに、連結用孔部621と、位置決め部602との面接触により、蓋部60および挿入部61が互いに見込み方向に位置決めされる。
さらに、止水材54は、蓋部60および挿入部61により押し潰されるとともに、縦枠の内面に密接する。なお、止水材54は、蓋部60および挿入部61により押し潰されないように構成してもよい。
このような構成によれば、第1実施形態の(1)〜(5)、(7)と同様の効果に加え、以下のような効果がある。
すなわち、蓋部60および挿入部61を縦枠3の上下方向に係合させる構成としているので、蓋部60および挿入部61を容易に連結できる。さらに、止水材54を上下方向から挟み込むように蓋部60および挿入部61を係合している。このため、止水材54の上面を挿入部61がスライドしないので、蓋部60および挿入部61の連結時にスライドに伴う摩擦力が発生することがなく、さらに容易に連結できる。また、止水材54がめくれ上がったり、蓋部60に対してずれたりするのを防止できる。
なお、本発明は、前記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、端部キャップ5の蓋部51と、挿入部52とを連結する方法として、圧入、ねじ止め、接着等を用いてもよい。さらに、端部キャップ5を枠材としての下枠4や上枠の開口端部を塞ぐ構成として用いてもよい。また、障子やドアの框材の開口端部を塞ぐ構成として用いてもよい。さらには、端部キャップ5を手摺り、ルーバー、面格子、カーポート屋根、庇、テラス等に用いる中空部材の開口端部を塞ぐ構成として用いてもよい。また、固定用係合部523を弾性変形させない状態で端部キャップ5を縦枠3に取り付けてもよい。さらに、円弧面部525の代わりに、固定用係合部523の軸方向に対して傾斜する平面状の傾斜面部を設けてもよい。また、スライドレール部513〜515を挿入部52に設け、スライド長溝部527〜529を蓋部51に設けてもよい。さらに、固定用切欠部314を端部キャップ5に設け、固定用係合部523を縦枠3に設けてもよい。
また、止水材54を蓋部51,56,60側に取り付けたがこれに限ることなく、挿入部52,57,61側に取り付けてもよく、これら両方に取り付けてもよい。つまり、蓋部と挿入部が連結される前の状態において、蓋部および挿入部の少なくとも一方に取り付けられていればよい。
なお、これらの構成は、第2,第3実施形態や以下に示す各端部キャップに適宜適用してもよい。
また、図7に示すような縦枠3Aの開口端部35を塞ぐ端部キャップ5Cを適用してもよい。
縦枠3Aは、断面略コ字状の室外部341を備えている。この室外部341における見込み方向に延びる一対の略板状部分には、切欠き形成された固定用被係合部としての固定用切欠部343を有し、内側に延びる突片部342がそれぞれ設けられている。
端部キャップ5Cの挿入部64は、スライド嵌合、端部キャップ5Bと同様の係合、あるいは圧入、ねじ止め、接着剤等により蓋部63に連結可能に構成されている。この挿入部64には、先端に向かうに従って室内側に近づく方向に延びる略棒状の固定用係合部641が設けられている。この固定用係合部641は、固定用係合部523と略等しい形状に形成され、係合爪部642および傾斜面部としての円弧面部643を備えている。
そして、止水材54が室内側に位置する状態で蓋部63と挿入部64とが連結され、止水材54は、室内側の端部が挿入部64よりも室内側に突出する状態で設けられる。
端部キャップ5Cの縦枠3Aへの取り付けは、固定用係合部641を室外側へ、すなわち止水材54から離れる方向へ弾性変形させつつ挿入部64を開口端部35内へ挿入する。そして、固定用係合部641が弾性変形した状態で、縦枠3Aの固定用切欠部343に円弧面部643を当接させ、固定用係合部641を係合させる。このとき、開口端部35および蓋部63で止水材54の端部を押し潰すとともに、室外部341の内面344に止水材54が密接する。さらに、固定用係合部641が止水材54から離れる方向(図7で反時計回り、矢印Y2で示す方向)に弾性変形しているので、この弾性変形による反力により、蓋部63における室内側(蓋部63における止水材54が位置する側)を上方向(矢印Y3で示す方向)へ付勢するようなモーメントが発生し、止水材54が内面344に押し付けられる。また、固定用係合部641の弾性変形の反力により、円弧面部643が固定用切欠部343に対してせり上がる方向(矢印Y4で示す方向)に付勢されているので、蓋部63も同様の方向に付勢され、止水材54の端部がさらに押し潰される。すなわち、固定用切欠部343、固定用係合部641、円弧面部643により本発明の押付手段が構成されている。
このような構成によれば、固定用係合部641を止水材54から離れる方向に弾性変形させた状態で固定用切欠部343に係合させているので、止水材54が内面344に近づく方向に蓋部63を付勢することができる。従って、止水材54および縦枠3Aの密接性をより向上できる。
なお、端部キャップ5Cの固定用係合部641を、先端に向かうに従って室内側に近づく方向に延びる形状に形成したが、垂直方向に延びる形状、あるいは先端に向かうに従って室外側に近づく形状に形成し、固定用係合部641が止水材54から離れる方向に弾性変形した状態で蓋部63および挿入部64が連結されるようにしてもよい。
このような構成にしても、蓋部63における室内側を矢印Y3で示す上方向に付勢することができる。
さらに、図8に示すような縦枠3Bの開口端部38を塞ぐ端部キャップ5Dを適用してもよい。
縦枠3Bは、断面略コ字状の室外部371を備えている。この室外部371における見込み方向に延びる一対の略板状部分には、切欠き形成された固定用被係合部としての固定用切欠部373を有し、内側に延びる一対の第1の突片部372と、固定用被係合部としての固定用切欠部375を有し、第1の突片部372よりも室外側から内側に延びる一対の第2の突片部374とが設けられている。
端部キャップ5Dの挿入部67は、図7の挿入部64と同様に、蓋部66に連結可能に構成されている。この挿入部67には、第1の固定用係合部671と、この第1の固定用係合部671よりも室外側に位置する第2の固定用係合部672とが設けられている。第1,第2の固定用係合部671,672は、先端に向かうに従って互いに離れる方向に延びる略棒状に形成されている。また、第1の固定用係合部671の室内側、第2の固定用係合部672の室外側には、係合爪部673,675および円弧面部674,676が設けられている。
端部キャップ5Dの縦枠3Bへの取り付けは、挿入部67の第1,第2の固定用係合部671,672を縦枠3Bの第1,第2の突片部372、374にそれぞれ当接させるように、挿入部67を開口端部38内へ挿入する。そして、第1,第2の固定用係合部671,672が互いに近づく方向へ弾性変形した状態で、縦枠3Bの固定用切欠部373,375に円弧面部674,676を当接させ、第1,第2の固定用係合部671,672を係合させる。このとき、開口端部38および蓋部66で止水材54の端部を押し潰すとともに、室外部371の内面376に止水材54が密接する。また、円弧面部674,676が固定用切欠部373,375に対してせり上がる方向(矢印Y5で示す方向)に第1,第2の固定用係合部671,672が付勢されているので、蓋部66も同様の方向に付勢され、止水材54の端部がさらに押し潰される。すなわち、固定用切欠部373,375、円弧面部674,676により本発明の押付手段が構成されている。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具の一部を示す横断面図である。 前記建具における縦枠および端部キャップの分解斜視図である。 前記端部キャップの分解斜視図である。 前記縦枠への端部キャップの取り付け状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る端部キャップの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る端部キャップの分解斜視図である。 本発明の変形例に係る端部キャップを示す縦断面図である。 本発明の他の変形例に係る端部キャップを示す縦断面図である。
符号の説明
1…建具としての引違い窓、3,3A,3B…中空部材および枠材としての縦枠、5,5A,5B,5C,5D…端部キャップ、33,35,38…開口端部、51,56,60,63,66…蓋部、52,57,61,64,67…挿入部、54…止水材、314,343,373,375…押付手段を構成しうる固定用被係合部としての固定用切欠部、513,514,515,563…スライド嵌合部としてのスライドレール部、523,572,641,671,672…押付手段を構成しうる固定用係合部、525,674,676…傾斜面部としての円弧面部、527,528,529,575…スライド被嵌合部としてのスライド長溝部、601…連結用係合部、621…連結用被係合部としての連結用孔部。

Claims (9)

  1. 筒状に形成された中空部材の開口端部を塞ぐ端部キャップであって、
    蓋部と、この蓋部から延び前記中空部材に挿入される挿入部と、前記蓋部と前記中空部材の開口端部との間に位置する止水材とを備え、
    前記蓋部と前記挿入部とが別体かつ互いに連結可能に構成されるとともに、前記止水材が前記蓋部および前記挿入部の少なくとも一方に取り付けられている端部キャップ。
  2. 前記挿入部および前記中空部材の内部のいずれか一方には、固定用係合部が設けられ、他方には、固定用被係合部が設けられ、
    前記挿入部が挿入された際に、前記固定用係合部と前記固定用被係合部とが係合することで前記中空部材に取り付けられる請求項1に記載の端部キャップ。
  3. 前記挿入部には、前記蓋部から延び弾性変形可能な構成を有する前記固定用係合部が設けられ、
    前記中空部材の内部には、前記固定用係合部を前記止水材から離れる方向に弾性変形させた状態で前記固定用係合部に係合される前記固定用被係合部が設けられ、
    前記固定用係合部の弾性力を用いて前記止水材を前記中空部材に押し付ける押付手段が構成されている請求項2に記載の端部キャップ。
  4. 前記挿入部には、前記蓋部から延び弾性変形可能な構成を有する前記固定用係合部が設けられ、
    前記固定用係合部には、前記挿入部の挿入方向に対して傾斜しかつ前記固定用被係合部に摺接する傾斜面部が設けられ、
    前記中空部材の内部には、前記固定用係合部を弾性変形させた状態で前記固定用係合部に係合される前記固定用被係合部が設けられ、
    前記固定用係合部の前記傾斜面部と前記固定用被係合部との摺接による前記固定用係合部のせり上がりを用いて前記止水材を前記中空部材に押し付ける押付手段が構成されている請求項2に記載の端部キャップ。
  5. 前記止水材は、前記蓋部に取り付けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の端部キャップ。
  6. 枠体を備えた建具であって、
    前記枠体は、筒状に形成された枠材を有して構成され、
    前記枠材の開口端部に請求項1から請求項5のいずれかに記載の端部キャップが取り付けられた建具。
  7. 前記端部キャップを構成する蓋部および挿入部のいずれか一方には、前記枠材の見込み方向にスライド嵌合可能なスライド嵌合部が設けられ、他方には、スライド被嵌合部が設けられ、
    前記スライド嵌合部が前記スライド被嵌合部にスライド嵌合することで前記蓋部と前記挿入部とが連結される請求項6に記載の建具。
  8. 前記端部キャップを構成する蓋部および挿入部のいずれか一方には、前記枠材の見付け方向にスライド嵌合可能なスライド嵌合部が設けられ、他方には、スライド被嵌合部が設けられ、
    前記スライド嵌合部が前記スライド被嵌合部にスライド嵌合することで前記蓋部と前記挿入部とが連結される請求項6に記載の建具。
  9. 前記端部キャップを構成する蓋部および挿入部のいずれか一方には、前記枠材の長手方向に延びる連結用係合部が設けられ、他方には、連結用被係合部が設けられ、
    前記連結用係合部と前記連結用被係合部とが係合することで前記蓋部と前記挿入部とが連結されている請求項6に記載の建具。
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