JP2015147504A - 水田作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前伝動ケースと後伝動ケースとの間での潤滑油循環を上記した如く有利な状態で行わせることができる状態、かつ、回転数センサーの取付けが可能な状態を後伝動ケースの製作面で有利に備えさせられる水田作業機を提供する。【解決手段】前伝動ケース21と後伝動ケース30とにわたり、前伝動ケース21と後伝動ケース30との間で潤滑油を循環させる循環管路45,46を接続してある。循環管路45,46を後伝動ケース30の内部に連通させる貫通孔47、及び、後輪伝動機構を構成する回転部材の回転数を検出する回転数センサー50を後伝動ケース30に装着する為の取付孔51を、後伝動ケース30に機体前方向きに開口する状態で平行に設けてある。【選択図】図3

Description

本発明は、機体の前部に設けられ、前輪伝動機構が内装された前伝動ケースと、前記機体の後部に設けられ、後輪伝動機構が内装された後伝動ケースとを備えた水田作業機に関する。
従来、たとえば特許文献1に示される乗用型田植機があった。この乗用型田植機では、走行機体における機体フレームの前部に、左右の前車輪に動力伝達する伝動ケースが固定され、機体フレームの後部に、後車輪に伝動する後部伝動ケースが支持されている。伝動ケースと後部伝動ケースとがハウジングで連通接続され、伝動ケースと後部伝動ケースとの間での潤滑油の流動が可能に構成されている。
従来、たとえば特許文献2に示される乗用型田植機があった。この乗用型田植機では、機体の後部に、左右の後輪を駆動可能に支持する後車軸ケースが設けられ、後車軸ケースに回転数センサーが固定されている。回転数センサーにより、後車軸ケースの内部の伝動ギヤに一体回転自在に固定されたリング部材を検出対象として、後輪の回転数を検出するように構成されている。
特開2009−92169号公報 特開2011−67209号公報
上記した水田作業機において、前伝動ケースと後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる循環管路を前伝動ケースと後伝動ケースとにわたって接続するには、循環管路を後部伝動ケースの内部に連通させるための貫通孔を後部伝動ケースに設ける必要がある。
後輪伝動機構を構成する回転部材の回転数を検出する回転数センサーを後伝動ケースに取付けた水田作業機を構成するための後伝動ケースと、回転数センサーを備えない水田作業機を構成するための後伝動ケースとの共用を可能にするには、後伝動ケースとしては、いずれの水田作業機に装備されてもよいように、回転数センサーの取付孔を備えた状態に作製する必要がある。
循環管路は前伝動ケースと後伝動ケースとにわたって接続するものであるため、循環管路を連通させるべく後伝動ケースに設ける貫通孔を、機体前方向きに開口する状態で形成することにより、循環管路の曲がりを抑制できて潤滑油の流動がスムーズになるなど有利な状態で潤滑油循環を行なわせることができる。
しかし、回転数センサーの取付けを可能にする従来の技術を採用した場合、貫通孔を機体前方向きに開口させるのに対し、取付孔を機体上方向きに開口させるため、貫通孔を形成するための穴あけ作業と、取付孔を形成するための穴あけ作業とを行うのに手間が掛かっていた。
本発明の目的は、前伝動ケースと後伝動ケースとの間での潤滑油循環を上記した如く有利な状態で行わせることができる状態、かつ、回転数センサーの取付けが可能な状態を後伝動ケースの製作面で有利に備えさせられる水田作業機を提供することにある。
本第1発明による水田作業機は、
機体の前部に設けられ、前輪伝動機構が内装された前伝動ケースと、
前記機体の後部に設けられ、後輪伝動機構が内装された後伝動ケースとを備え、
前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとにわたり、前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる循環管路を接続し、
前記循環管路を前記後伝動ケースの内部に連通させる貫通孔、及び、前記後輪伝動機構を構成する回転部材の回転数を検出する回転数センサーを前記後伝動ケースに装着する為の取付孔を、前記後伝動ケースに機体前方向きに開口する状態で平行に設けてあることを特徴とする。
本第1発明の構成によると、循環管路を後伝動ケースに対してその機体前方から接続し、循環管路に機体上下方向での曲がりを設けなくて済むとかあまり設けなくて済む。
後輪伝動機構を構成する回転部材の回転数を検出する回転数センサーの装備が必要ならば、取付孔を使用すれば済み、取付孔を新たに設けずに取り付けられる。
貫通孔及び取付孔を後伝動ケースに機体前方向きに開口する状態で平行に設けてあるから、貫通孔及び取付孔を設けるのに、貫通孔形成用の穴あけドリルと、取付孔形成用の穴あけドリルとを平行に準備して一挙に作用させられるとか、貫通孔形成用の箇所と取付孔形成用の箇所とにドリルをわずかに移動させるだけで済むなど、貫通孔及び取付孔を備えた後伝動ケースを製作容易に得られる。
従って、本第1発明によると、前伝動ケースと後伝動ケースとの間において、機体上下方向の曲がりが無いとか少ない循環管路によって潤滑油をスムーズに循環させ、潤滑油の温度上昇の抑制などを効果的にでき、かつ、回転数センサーを必要に応じて備えさせるのに、取付孔を新たに設けずに済む水田作業機を、後伝動ケースの製作面から安価に得られる。
本第2発明では、前記機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームを備え、前記貫通孔及び前記取付孔は、前記機体フレームよりも機体横外側に配置してある。
本構成によると、循環管路や回転数センサーを取付けるのに、機体フレームよりも横外側で作業でき、容易かつ迅速に取り付けられる。
本第3発明では、前記貫通孔と前記取付孔とが機体横方向に並んでいる。
本構成によると、後伝動ケースのうちの貫通孔及び取付孔を設ける部位の外周形状が機体側面視で機体前方向きに凸の湾曲形状であるとか、上下長さが短くても、貫通孔及び取付孔を機体上下方向に並べるのに比べ、穴あけドリルを作用させ易いとか、スペースを確保し易いなど設けやすい。
本第4発明では、前記取付孔が前記貫通孔よりも機体横外側に位置している。
回転数センサーを取付けた場合、循環管路よりも回転数センサーの方のメンテナンスが必要になりがちとなる。本構成によると、回転数センサーの点検や交換作業を機体横外側から行うのに循環管路が障害になり難くて行ない易い。
本第5発明では、前記循環管路として、前記前伝動ケースから前記後伝動ケースに潤滑油を機体後方向きに流動させる後方向き循環管路、及び、前記後伝動ケースから前記前伝動ケースに潤滑油を機体前方向きに流動させる前方向き循環管路を備えている。
本構成によると、前伝動ケースと後伝動ケースとの間で循環する潤滑油が後方向き循環管路と前方向き循環管路とに分かれて流動するから、後伝動ケースに向かう潤滑油と前伝動ケースに向かう潤滑油とが干渉し合わなくて潤滑油がスムーズに循環し易く、潤滑油の昇温抑制などを効果的にできる。
水田作業機の全体を示す側面図である。 循環管路を示す側面図である。 循環管路及び回転数センサーを示す平面図である。 後伝動ケースの左端寄り部位の展開状態を示す断面図である。 後伝動ケースの左端寄り部位を示す縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す側面図である。本発明の実施例に係る水田作業機は、左右一対の前車輪1及び左右一対の後車輪2が駆動されることによって自走し、左右一対の前車輪1が操向操作されることによって走行向きを変更するよう構成された自走機体を備えている。自走機体の前部には、エンジン3aを備えた原動部3を設け、原動部3の両横側に、予備苗載台装置4を配備してある。自走機体の後部には、運転座席5aを備えた搭乗型の運転部5を設けてある。機体の後部に苗植付装置10を下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結してある。
この水田作業機は、苗植付装置10を下降作業状態にして自走機体を走行させることにより、苗植付装置10により、8条植えが可能な苗植付作業を行なうものである。
苗植付装置10について説明する。
苗植付装置10は、自走機体の機体フレーム20から後方に上下揺動するように延出されたリンク機構8に支持され、リンク機構8が昇降シリンダ9によって昇降されることにより、接地フロート11が圃場面に接地した下降作業状態と、接地フロート11が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作される。苗植付装置10は、機体横方向に並ぶ複数の接地フロート11、機体横方向に並ぶ8つの苗植付機構12、及び一つの苗載台13を備えている。苗載台13は、8つの苗植付機構12に供給するマット状苗を機体横方向に並べて載置する苗載置部を備えている。苗載台13は、苗植付機構12の苗植え運動に連動させて機体横方向に往復移送され、各苗植付機構12がマット状苗の下端部の横方向での一端側から他端側に向けて順次に苗取出しするように、マット状苗を苗植付機構12に対して横移動させる。
自走機体について説明する。
図1,2,3に示すように、自走機体は、機体前部を構成する前伝動ケース21、前伝動ケース21の後端部に前端部が連結され、機体後部を構成する左右一対の機体前後方向に長い機体フレーム20、左右一対の機体フレーム20から機体上方向きに突設された運転部フレーム22を備えている。左右一対の機体フレーム20の前端部は、前伝動ケース21の後部にステーを装着して構成された支持部21aに連結してある。
前伝動ケース21は、機体横方向での一端部の外側に入力プーリ23aが装備されたトランスミッションケース部23、トランスミッションケース部23の左横側部及び右横側部から機体横外向きに延出された前輪駆動ケース部24、左右の前輪駆動ケース部24それぞれの延出端部に上端側が支持された前輪支持ケース部25(図1参照)を備えている。
左右の前輪支持ケース部25それぞれの下端側に前車輪1を前車軸まわりに回転するように支持してある。従って、左右の前車輪1は、前伝動ケース21の横端部に前車軸まわりに回転するように支持されている。
左右の前輪支持ケース部25は、前輪駆動ケース部24に機体上下向きの操向軸芯まわりに相対回動するように支持されている。左右の前車輪1は、前輪支持ケース部25が運転部5に設けてあるステアリングホィール5bの回転操作によって前輪駆動ケース部24に対して回動操作されることにより、操向軸芯まわりに操向操作される。
左右の前車輪1は、エンジン3aの出力軸からの駆動力が前伝動ケース21に内装してある前輪伝動機構27によって伝達されることにより、駆動されるようになっている。
前輪伝動機構27は、トランスミッションケース部23に内装された静油圧式の無段変速装置28及び前輪差動機構(図示せず)、左右の前輪駆動ケース部24に内装された機体横向きの回転伝動軸29、前輪支持ケース部25に内装された機体上下向きの回転伝動軸(図示せず)を備えている。
前輪伝動機構27は、入力プーリ23aによってトランスミッションケース部23に入力されたエンジン3aからの駆動力によって無段変速装置28の油圧ポンプ(図示せず)を駆動し、無段変速装置28の油圧モータ(図示せず)からの出力を、前輪差動機構から左右の回転伝動軸29に伝達し、この回転伝動軸29から前輪支持ケース部25の回転伝動軸を介して前車輪1に伝達する。
左右の後車輪2は、左右一対の機体フレーム20の後端部の下方に配備された機体横方向に長い後伝動ケース30の横端部に後車軸まわりに回転するように支持されている。
トランスミッションケース部23に設けた出力軸23bの駆動力が回転伝動軸31を介して後伝動ケース30の入力軸30aに伝達されるように構成してある。左右の後車輪2は、入力軸30aに伝達されたエンジン3aからの駆動力が後伝動ケース30に内装してある後輪伝動機構32によって伝達されることにより、駆動されるようになっている。
図3,4,5に示すように、後輪伝動機構32は、入力軸30aの駆動力がベベルギヤ機構を介して伝達される機体横向きの回転伝動軸33、回転伝動軸33の駆動力が入力される操向クラッチ34、操向クラッチ34の出力を減速して後車軸2aに伝達する減速ギヤ伝動機構35を備えている。
図2に示すように、後伝動ケース30は、5リンクサスペンション型式の支持構造で支持されている。
すなわち、後伝動ケース30は、左右一対のアッパーリンク37及び左右一対のロワーリンク38を介して機体に支持してある。左右のアッパーリンク37の前端部は、機体フレーム20に設けた支持部20aに上下揺動自在に連結し、左右のアッパーリンク37の後端部は、後伝動ケース30の前部に連結されたブラケット39に上下揺動自在に連結してある。左右のロワーリンク38の前端部は、前伝動ケース21の支持部21aに上下揺動自在に連結し、左右のロワーリンク38の後端部は、ブラケット39に上下揺動自在に連結してある。後伝動ケース30と機体フレーム20とにわたり、ラテラルロッド(図示せず)を上下揺動自在に連結してある。
ブラケット39の両横側において、ブラケット39に支持されたスプリング受け40と、機体フレーム20に支持されたスプリング受け41とにわたり、サスペンションバネ42を装着してある。機体フレーム側のスプリング受け41は、サスペンションバネ42を受け止め支持する平板部と、サスペンションバネ42の前後側で平板部に対して機体下方向きに折れ曲がった補強リブ41aとを備えている。
図2,3に示すように、前伝動ケース21と後伝動ケース30とにわたり、潤滑油を循環させる循環管路としての後方向き循環管路45及び前方向き循環管路46を接続し、前伝動ケース21と後伝動ケース30との間で潤滑油を循環させられるように構成してある。
つまり、後方向き循環管路45の前端部45aは、前伝動ケース21のトランスミッションケース部23に設けた貫通孔に接続し、前伝動ケース21の内部うちの無段変速装置28が位置する部位に貫通孔によって連通させてある。後方向き循環管路45の後端部45bは、後伝動ケース30の左端寄り部位に設けた貫通孔47(図4参照)に接続し、この貫通孔47によって後伝動ケース30の内部に連通させてある。
前方向き循環管路46の前端部46aは、前伝動ケース21の後方向き循環管路45が接続している横端部とは反対側のトランスミッションケース部23の横端部に連結している前輪駆動ケース部24に設けた貫通孔に接続し、前伝動ケース21における前輪駆動ケース部24の内部に貫通孔によって連通させてある。前方向き循環管路46の後端部46bは、後伝動ケース30の右端寄り部位に設けた貫通孔47に接続し、この貫通孔47によって後伝動ケース30の内部に連通させてある。
すなわち、無段変速装置28に潤滑油を作動油として供給するチャージポンプPの送り作用により、前伝動ケース21に位置する潤滑油が、トランスミッションケース部23から後方向き循環管路45に送り込まれ、後方向き循環管路45を後方向きに流動して貫通孔47から後伝動ケース30に流入する。後伝動ケース30に位置する潤滑油が、貫通孔47から前方向き循環管路46に送り込まれ、前方向き循環管路46を前方向きに流動して前方向き循環管路46の前端部46aから前輪駆動ケース部24に流入する。
後方向き循環管路45の後端側の一部45c、及び前方向き循環管路46の後端側の一部46cは、後伝動ケース30のサスペンション揺動に伴って曲がり変形するように可撓性を備えた弾性管によって構成してある。
図3に示すように、後方向き循環管路45を接続する後伝動ケース30の貫通孔47は、左の機体フレーム20よりも機体左横外側に配置してある。前方向き循環管路46を接続する後伝動ケース30の貫通孔47は、右の機体フレーム20よりも機体右横外側に配置してある。
後方向き循環管路45を接続する後伝動ケース30の貫通孔47、及び前方向き循環管路46を接続する後伝動ケース30の貫通孔47は、後方向き循環管路45及び前方向き循環管路46を貫通孔47に対して後伝動ケース30の前方箇所から後方向きに接続操作できるように、機体前方向きに開口する状態に形成してある。
図3に示すように、後伝動ケース30に左右一対の回転数センサー50を取付けてある。図4は、後伝動ケース30の左端寄り部位の展開状態を示す断面図である。図5は、後伝動ケース30の左端寄り部位を示す縦断側面図である。
図3,4,5に示すように、左の回転数センサー50は、後伝動ケース30の左端寄り部位に設けた取付孔51に取付け、後輪伝動機構32を構成する左後車輪用の操向クラッチ34における出力側の回転部材34aの回転数を左の後車輪2の回転数として検出するように構成してある。
すなわち、左の回転数センサー50の検出部を、左後車輪用の操向クラッチ34における出力側の回転部材34aに一体回転するように連結したリング部材52に対向させてある。リング部材52の外周部には、リング部材52の周方向に所定間隔を空けて並んだ多数の凸部を形成してある。回転数センサー50は、近接センサー型式のセンサーによって構成し、リング部材52の凸部に対応するパルス信号を発信するように構成してあり、パルスによって左の後車輪2の回転数を検出できる。
左の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51は、左の機体フレーム20よりも機体左横外側に配置してある。左の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51は、後方向き循環管路45が接続する貫通孔47と一挙に穴あけできるように、機体前方向きに開口する状態に、かつ後方向き循環管路45が接続する貫通孔47に対して平行に並ぶ状態に形成してある。左の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51と、後方向き循環管路45が接続する貫通孔47とは、機体横方向に並ぶように、かつ、取付孔51が貫通孔47よりも機体左横外側に位置するように配置してある。
前方向き循環管路46を接続する後伝動ケース30の貫通孔47、右の回転数センサー50、及び右の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51の詳細を示す図は省略するが、右の回転数センサー50は、左の回転数センサー50と同じ構成を備えている。左の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51は、左の機体フレーム20より機体左横外側に位置するのに対し、右の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51は、右の機体フレーム20よりも機体右横外側に位置する点においては、右の回転数センサー50の取付構成と、左の回転数センサー50の取付構成とで相違しているが、前方向き循環管路46を接続する後伝動ケース30の貫通孔47及び右の回転数センサー50を取付ける後伝動ケース30の取付孔51における開口及び配置関係の点においては、右の回転数センサー50の取付構成と、左の回転数センサー50の取付構成とが同じになっている。
左及び右の回転数センサー50は、操向制御手段を備えた制御装置53に連係させてある。制御装置53は、左右の回転数センサー50による検出情報を基に左右の後車輪2の走行距離を検出し、この検出結果を基に左右の前車輪1を操向制御し、自走機体の畦際旋回を自動的に行わせるものである。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、回転数センサー50を装備した例を示したが、後伝動ケース30に取付孔51を設けるだけで、回転数センサー50を備えないで実施してもよい。この場合、取付孔51をプラグで塞いでおく。
(2)上記した実施例では、貫通孔47と取付孔51とが機体横方向に並ぶよう構成した例を示したが、機体上下方向に並ぶ構成を採用して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、取付孔51が貫通孔47よりも機体横外側に位置するよう構成した例を示したが、取付孔51が貫通孔47よりも機体横内側に位置する構成を採用して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、循環管路として後方向き循環管路45及び前方向き循環管路46を設けた例を示したが、一つの循環管路によって後伝動ケース30への潤滑油の流動、及び前伝動ケース21への潤滑油の流動を行なわせるように構成して実施してもよい。
(5)上記した実施例では、後方向き循環管路45を自走機体の左側に設け、前方向き循環管路46を自走機体の右側に設けた例を示したが、後方向き循環管路45を自走機体の右側に設け、前方向き循環管路46を自走機体の左側に配置して実施してもよい。
(6)上記した実施例では、操向クラッチ34の出力側の回転部材34aの回転数を検出する回転数センサー50を採用した例を示したが、伝動ギヤや回転伝動軸の回転数を検出する回転数センサーを採用して実施してもよい。
(7)上記した実施例では、チャージポンプを潤滑油の循環ポンプに採用した例を示したが、循環専用のポンプを採用して実施してもよい。
本発明は、苗植付装置を備えた水田作業機の他、播種装置を備えた水田作業機にも利用可能である。
20 機体フレーム
21 前伝動ケース
27 前輪伝動機構
30 後伝動ケース
32 後輪伝動機構
34a 回転部材
45 循環油路(後方向き循環油路)
46 循環油路(前方向き循環油路)
47 貫通孔
50 回転数センサー
51 取付孔

Claims (5)

  1. 機体の前部に設けられ、前輪伝動機構が内装された前伝動ケースと、
    前記機体の後部に設けられ、後輪伝動機構が内装された後伝動ケースとを備え、
    前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとにわたり、前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる循環管路を接続し、
    前記循環管路を前記後伝動ケースの内部に連通させる貫通孔、及び、前記後輪伝動機構を構成する回転部材の回転数を検出する回転数センサーを前記後伝動ケースに装着する為の取付孔を、前記後伝動ケースに機体前方向きに開口する状態で平行に設けてある水田作業機。
  2. 前記機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームを備え、
    前記貫通孔及び前記取付孔は、前記機体フレームよりも機体横外側に配置してある請求項1に記載の水田作業機。
  3. 前記貫通孔と前記取付孔とが機体横方向に並んでいる請求項1又は2に記載の水田作業機。
  4. 前記取付孔が前記貫通孔よりも機体横外側に位置している請求項3に記載の水田作業機。
  5. 前記循環管路として、前記前伝動ケースから前記後伝動ケースに潤滑油を機体後方向きに流動させる後方向き循環管路、及び、前記後伝動ケースから前記前伝動ケースに潤滑油を機体前方向きに流動させる前方向き循環管路を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の水田作業機。
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