JP2015146876A - 描画装置及び描画装置の描画方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】指の爪Tの表面を描画対象面とする描画装置1において、ペン71により光によって硬化する光硬化型の液状材料を用いて爪Tの表面に描画を施し、その後爪Tに塗布された光硬化型の液状材料に光照射機構91により光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む光を照射して硬化させるものであり、光照射機構91によって爪Tに対して光照射を行っている間、ペン71と光照射機構91との間にペン71への光の到達を遮る遮光壁65が配置されるようにした。
【選択図】図1
Description
このような光硬化型樹脂を用いてネイルアートを施した場合には、通常のインク等を用いる場合よりも透明感や光沢感、立体感に優れ、仕上がりが美しいとともに、一旦樹脂が硬化した後は剥がれにくくなり、ネイルアートを長持ちさせることができる。
従来は、爪に光硬化型樹脂を塗布して描画を施した後、別途用意された樹脂硬化用の光照射装置に光硬化型樹脂を塗布した爪を有する指を入れて特定の波長領域の光を照射させ、光硬化型樹脂を硬化させることが行われており、例えば、特許文献1には、光硬化型樹脂を用いてネイルアートを施した爪に所定の波長領域の光を爪に照射させて光硬化型樹脂を硬化させる樹脂硬化装置が開示されている。
しかし、この場合でも、塗布した光硬化型樹脂を硬化させるために光硬化型樹脂を塗布した爪に特定の波長領域の光を照射する必要がある。このため、描画装置で描画を行った後、描画装置とは別の樹脂硬化装置に樹脂を塗布した爪を有する指を入れて光照射を行うことになるために作業が繁雑であり、更に、1本の指の爪にネイルデザインを描画する描画装置を用いて複数の指の爪にネイルデザインを描画する場合には2台の装置の間で何度も指を行き来させなければならず、非常に作業効率が悪く、また、指の出し入れを行う際に硬化前の樹脂に他の指や各装置等が接触して樹脂が剥がれたり損傷したりして、やり直しが必要となることもあるという問題がある。
光硬化型の液状材料を描画対象面に塗布して、該描画対象面に描画を施す少なくとも一つの描画用具を保持する描画ヘッドと、
前記光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む特定の光を前記描画対象面に照射可能な光照射機構と、
前記光照射機構から照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材と、
を備えていることを特徴としている。
描画用具により描画対象面に描画する描画装置の描画方法において、
前記描画装置は、光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む特定の光を照射可能な光照射機構と、前記光照射機構により前記描画対象面に照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材と、を備え、
前記描画用具により、前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布し、
前記光照射機構により、前記描画対象面に塗布された前記光硬化型の液状材料が塗布された前記描画対象面に前記特定の光を照射して、前記光硬化型の液状材料を硬化させ、
前記光照射機構によって前記描画対象面に前記特定の光を照射して前記光硬化型の液状材料を硬化させている間、前記描画用具と前記光照射機構との間に、前記光照射機構から照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材を配置する
ことを特徴としている。
図1から図4を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置(描画装置)1の第1の実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、ネイルプリント装置1は手の指の爪の表面を描画対象面として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象面は手の指の爪の表面に限るものではなく、例えば足の指の爪の表面を描画対象面としてもよい。
図2(a)は、図1に示されたネイルプリント装置の一部を断面にして内部構成を示す側面図であり、図2(b)は、図1におけるII-II断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置1は、描画ヘッド70が印刷指U1の爪Tに描画を施すペン71を備えるプロッタ方式の描画装置である。
このネイルプリント装置1は、ケース本体2と、このケース本体2に収容される装置本体10とを備えている。
さらに、ケース本体2の一側面(本実施形態では、図1において左側面)であって後述するペン慣書部61に対応する位置には、ペン慣書部61に載置される被描画媒体(図示せず)を入れ替え可能な媒体挿出口24が形成されている。
操作部25は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部25には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための図示しない操作釦が配置されている。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示部26には、例えば、印刷指U1を撮影して得た爪画像(爪Tの画像を含む指画像)、この爪画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示部26の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。
下部機枠11は、背面板111、底板112、左右一対の側板113a,113b、X方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115及び隔壁116を有する。
側板113a,113bの下端部は、底板112の左右両端部にそれぞれ連結され、側板113a,113bが底板112に対して立てられた状態に設けられている。
背面板111の下部は、前方(指挿入方向手前側)に向かって2段に窪むように形成されている。背面板111の下端部は底板112の前端部に連結されており、背面板111は、底板112と側板113a,113bによって囲われた領域を前後に区切っている。
この窪んだ背面板111の後ろ側に形成される空間がX方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115(図2(a)参照)となっている。X方向移動ステージ収容部114内には、描画部7が前方(指挿入方向手前側)に移動した際に描画部7のX方向移動ステージ45が収容される。また、Y方向移動ステージ収容部115内には、描画部7のY方向移動ステージ47が配置されている。
また、隔壁116は、下部機枠11の内部前方側の空間(背面板111、底板112及び側板113a,113bによって囲われた指挿入方向手前側の空間)を上下に区切るように下部機枠11の内側に設けられている。隔壁116はほぼ水平に設けられ、隔壁116の左右両端部が側板113a,113bにそれぞれ連結され、隔壁116の後端部が背面板111に連結されている。
指固定部30は、描画を施す爪Tに対応する指(以下、これを「印刷指U1」という。)を受け入れる指受入部31と、この印刷指U1以外の指(以下、これを「非印刷指U2」という。)を退避させる指退避部32と、から構成されている。
指受入部31は、隔壁116の上側であって下部機枠11の幅方向のほぼ中央部に配置されている。また、隔壁116によって下部機枠11の下側に区分けられた空間が指退避部32を構成している。
例えば、薬指の爪Tに描画を施す場合には、指受入部31に印刷指U1としての薬指を挿入し、非印刷指U2であるその他の4指(親指、人差し指、中指、小指)を指退避部32に挿入する。
指受入部31は、下部機枠11の前面側(印刷指挿入方向の手前側)に開口しており、下側が隔壁116の一部を構成する指載置部116a、両側が仕切り31a、奥側が仕切り31cによって区画されている。指載置部116aは、描画を施す爪Tの指(印刷指U1)をXY平面上に載置するものである。
また、指受入部31の上側は天井部31dによって区画されている。天井部31dには、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tを露出させるための窓31eが形成されている。
ユーザは指受入部31に挿入した印刷指U1と指退避部32に挿入した非印刷指U2との間に隔壁116を挟むことができる。そのため、指受入部31内に挿入された印刷指U1が安定して固定される。
なお、本実施形態では、隔壁116の前端部に下方向に張り出した突出部116bが形成されている。突出部116bは、手前側に向かうにつれてその厚さが漸減し、奥側に向かうにつれて漸増するテーパー部となっていてもよいし、突出部116bの厚さが、隔壁116の奥側の窪みに対して全体が厚い構造になっていてもよい。
ペン慣書部61は、平板状の部分であり、前述のケース本体2の媒体挿出口24から挿入された図示しない被描画媒体が載置されるようになっている。
ペン慣書部61に載置される被描画媒体は、ペン先(先端部)713を慣らすことができるものであればよく、例えば紙片である。
ペン慣書部61は、ペン先713が乾いていたりインクの乗りが悪い等により書き始めがかすれたりするのを防止するために、爪Tに画像データによる描画を開始する前に被描画媒体の上にペン71を下ろして「○」や「∞」等の所定の図形を描画して慣らし書きを行い、ペン先713の状態を良好にするためのものである。
遮光壁65は、本実施形態では、図2(b)に示すように、下部機枠11の上面であって、ペン慣書部61が設けられているのとは逆側(図2(b)において右側)における装置の手前側(図2(a)において左側)に配置されている。
後述するように、ペン71は、ペンキャリッジ72を移動させる移動機構により、爪Tの表面(描画対象面)に描画を施すことが可能な描画可能位置と、図2(b)に示す、光照射機構91との間に遮光壁65が配置される退避位置とを取り得るように構成されている。
遮光壁65は、光照射機構91から照射される特定の波長領域を含む光(本実施形態ではUV光又はUV近似光)を反射又は吸収することにより、退避位置に配置されたペン71に光が到達するのを遮ることができる。
また、遮光壁65の形状や設けられる位置も図示例に限定されない。例えば、図1及び図2(a)では、遮光壁65と、基板13との間に隙間があるが、遮光壁65の上端は基板13に接していてもよい。また、図2(b)では遮光壁65が平板状である場合を例示しているが、例えば、遮光壁65は退避位置を囲みこむように上面視においてL字状等に形成されていてもよい。
また、遮光壁65は、ペン慣書部61が設けられているのと同じ側(図2(b)において左側)に配置されていてもよい。この場合には、光照射機構91による爪Tへの光照射が行われている間、ペン71の慣らし書きを行い、次の描画動作に備えるようにしてもよい。
図3(b)は、図3(a)の描画ヘッド70を矢視b方向から見た正面図である。
図3(c)は、図3(a)の描画ヘッド70を矢視c方向から見た側面図である。
図3(a)から図3(c)に示すように、本実施形態において、描画ヘッド70は、複数のペン71を保持可能な回転式のペンキャリッジ72、ペンキャリッジ72を回転させるキャリッジ回転機構73、ペンキャリッジ72に保持されたペン71を上下移動させるためのペン押圧機構74を備えている。
ユニット支持部材44の上端部は、ネイルプリント装置1の手前側(図2において左側)にほぼL字型に張り出す梁部441となっており、描画ヘッド70は梁部441に設けられている。
3枚の板状部材721〜723(第1の板状部材721、第2の板状部材722、第3の板状部材723)は、ほぼ同じ大きさに形成された円盤状の部材であり、下から第1の板状部材721、第2の板状部材722、第3の板状部材723の順に重ねられている。
一番上に配置される第3の板状部材723の外周面には、キャリッジ回転機構73の歯車733と噛み合う歯が形成されており、第3の板状部材723は歯車として機能する。
また、第2の板状部材722の外周面の所定位置(例えば、所定のペン用円筒部材761に対応する位置等)には、ペンキャリッジ72の回転の基準位置を示すための基準指標728が設けられている。
基準指標728は、例えば、フォトリフレクタによって読取可能な反射布や反射シート等であり、本実施形態では、第2の板状部材722の外周面に貼付等により固定されている。
また、第1の板状部材721及び第2の板状部材722におけるペン用の貫通孔の両側部には、補助軸部材725を挿通させる補助軸用の貫通孔が形成されている。
ペン先固定部材720は、筆記具であるペン71のペン軸部711における先端側を固定する固定部材である。
ペン先固定部材720には、ペン71のペン軸部711と平行するように固定されペン71とともに上下動する補助軸部材725の下端部が嵌め込まれている。
補助軸部材725は、第1の板状部材721及び第2の板状部材722における補助軸用の貫通孔に挿通されている。
Eリング727の外径は、第2の板状部材722における補助軸用の貫通孔の内径よりも大きく形成されている。
ペン71の外周であって、Eリング727と第2の板状部材722の上面との間の補助軸部材725の軸周りには、コイルバネ726が巻回されている。
補助軸付勢部材としてのコイルバネ726は、外力が加わらない状態において補助軸部材725を上方向に付勢するものである。
コイルバネ726は、非描画状態においてペン71の位置を、ペン先713が爪Tに当接しない位置に保持する。すなわち、外力が加わらない状態において、補助軸部材725の上端部が第3の板状部材723の下面に近接する位置に保持され、この状態において、ペン先713は第1の板状部材721の下面に近い位置にあり、指受入部31の上方をペンキャリッジが移動しても、ペン先713が爪Tに当接しないようになっている。
回転軸用円筒部材762には、梁部441から垂設された回転軸724が挿通されており、ペンキャリッジ72は、この回転軸724を中心としてほぼ水平に回転可能に構成されている。
本実施形態における筆記具としてのペン71は、棒状のペン軸部711の先端側にペン先713が設けられたものである。
ペン軸部711の先端側に、ペン軸部711よりも径の細い嵌合部712が設けられている。嵌合部712は、ペン先固定部材720の凹部720bに嵌め込まれる部分であり、嵌合部712を凹部720bに嵌め込むことにより、ペン先713が良好に固定され、ペン先713のぶれ等が生じにくくなる。
また、ペン軸部711の上部には、棒状の突起部714が設けられている。
突起部714は、後述するスライドピン77によって押圧される部分である。また、突起部714は、ペン71の交換等を行う場合に、ユーザがペン71を取り出す際に指等で摘む摘み部としても機能する。
ペン軸部711の内部に収容されるインクとしては、各種のインクが適用可能である。インクの粘度や色材の粒径(粒子の大きさ)等は特に限定されず、例えば、金銀のラメ入りのインクや白色のインク、アンダーコート用、トップコート用のインクやマニキュア液等も用いることができる。
また、本実施形態では、ペンキャリッジ72に保持されるペン71のうち少なくとも1つが、インクとして光硬化型の液状材料をペン軸部711の内部に収容している。
光硬化型の液状材料は、特定の波長領域の光の照射によって重合、硬化する材料である。本実施形態では、紫外線の照射によって硬化するUV硬化型のジェルインク(例えばジェルネイル用のUV硬化型のアクリル樹脂等)を光硬化型の液状材料として用いる場合を例示する。
なお、光硬化型の液状材料は、ここに例示したものに限定されない。例えばUV近似光により硬化するインクであってもよいし、可視光等で硬化するインクであってもよい。また、複数種類の波長の光で硬化可能なものであってもよい。
なお、ペン71は、ボールペンタイプのものに限定されない。例えば樹脂やフェルト状のペン先にインクを染み込ませて描画するサインペンタイプや、束ねた毛にインクを染み込ませて描画する筆ペンタイプのもの等であってもよい。
また、ペン先713の太さも各種のものを用意することができる。
ペンキャリッジ72に保持されるペン71は、全て同じタイプのペン先713を有するペンでもよいし、異なるタイプのペン先713を有するペンであってもよい。
本実施形態において、ステップモータ731の駆動により回転軸732が回転し、回転軸732に取り付けられている歯車733が回転すると、この歯車733と噛み合っているペンキャリッジ72の歯車723が回転する。これにより、ペンキャリッジ72が左右に回転するようになっている。
本実施形態において、ペン押圧機構74は、コイル部741とプランジャ742とで構成されるソレノイド740と、ソレノイド740のプランジャ742の移動端側に取り付けられたピン743と、このピン743を介して一端側がプランジャ742と連結されている板バネ上下レバー744と、板バネ上下レバー744の他端側に取り付けられた板バネ746と、スライドピン77と、スライドピン77の外周に配置されたコイルバネ78とを備えている。
図3(c)に示すように、板バネ上下レバー744は、側面視においてほぼL字状となっており、板バネ上下レバー744のL字の交点部分に支持軸745が挿通され、板バネ上下レバー744は、この支持軸745を中心として回動可能となっている。
板バネ上下レバー744におけるプランジャ742との接続側には、長孔744aが形成されており、プランジャ742に取り付けられているピン743がこの長孔744aに係止されている。
板バネ746は、スライドピン77の上部に当接してスライドピン77及びこれに当接されたペン71を下方向に押圧可能であり、かつ、スライドピン77及びペン71により上方向に押し上げられた際に撓み変形可能な押圧側弾性部材である。
本実施形態の板バネ746は、平板状のバネであり、自由端側がスライドピン77の上方に位置するように配置されている。
また、X方向移動ステージ45は、Y方向移動ステージ47のY方向移動部471に固定されており、これにより、ユニット支持部材44に取り付けられている描画ヘッド70が、Y方向(図2におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動するようになっている。
本実施形態では、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48等により、爪Tに描画を施すペン71を備える描画ヘッド70をX方向及びY方向に駆動するXY駆動部としてのヘッド駆動部49が構成されている。
すなわち、上部機枠12には基板13が設置されており、この基板13の中央部下面には、撮影部50の撮像装置としてのカメラ51が2つ設置されている。
カメラ51は、例えば、200万画素程度以上の画素を有する固体撮像素子とレンズ等を備えて構成された小型カメラであることが好ましい。
カメラ51は、指受入部31内に挿入されている印刷指U1の爪Tを撮影して、印刷指U1の爪Tの画像である爪画像(爪Tの画像を含む指画像)を取得するものである。
また、他方のカメラ51は、指受入部31の底面に対して僅かに傾けて配置されており、爪Tを斜め上方向から撮影するものである。
この撮影部50は、後述する制御装置80の撮影制御部811(図4参照)に接続され、該撮影制御部811によって制御されるようになっている。
撮影部50によって撮影された画像の画像データは、後述する記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
光照射機構91は、筆記具であるペン71により爪Tに塗布された光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む光を照射可能なものであり、本実施形態の光照射機構91は、紫外線を照射可能な例えば2つのUV光源911で構成されている。
なお、光照射機構91により照射される光は紫外線に限定されない。光照射機構91により照射される光は、筆記具であるペン71のインク収容部に収容される光硬化型の液状材料の種類・性質に応じて適宜選択される。なお、光照射機構91は、複数種類の波長の光を照射可能に構成されていてもよい。
本実施形態のUV光源911は、例えば紫外線の波長領域又はこれに近似する波長領域を含む光を照射するLED(Light Emitting Diode)等である。なお、UV光源911は、LEDに限定されず、各種の光源を適用可能である。
UV光源911は、その照射範囲はできるだけ狭く、爪Tの表面及びその近傍に絞り込まれるように、設置角度等を調整されることが好ましい。
図4は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置80は、図4に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部81と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
具体的には、記憶部82のROMには、爪画像から爪Tの形状や爪Tの輪郭等の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、描画データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置80によって実行されることによって、ネイルプリント装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部82には、撮影部50によって取得されたユーザの印刷指U1の爪Tの爪画像を記憶する爪画像記憶領域821、爪情報検出部812によって検出された爪情報(爪Tの輪郭や爪Tの傾斜角度等)が記憶される爪情報記憶領域822、及び爪Tに描画されるネイルデザインの画像データを記憶するネイルデザイン記憶領域823が設けられている。
本実施形態では、撮影制御部511は、2つのカメラ51によって異なる位置・角度(例えば、爪Tの真上と爪Tの斜め上方等)から少なくとも2枚の爪画像を取得させる。
撮影部50により取得された爪画像の画像データは、記憶部82に記憶されてもよい。
ここで、爪情報とは、例えば、爪Tの輪郭(爪形状、爪Tの水平位置)、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置、以下「爪Tの垂直位置」又は単に「爪Tの位置」ともいう。)、爪Tの表面の、XY平面に対する傾斜角度(爪Tの傾斜角度、爪曲率)である。
具体的には、描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪Tの形状等に基づいてネイルデザインの画像データを拡大、縮小、切出し等による合せ込み処理を行い、爪Tに描画を施すためのデータを生成する。
また、描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪情報に応じて、ネイルデザインの画像データを爪Tの形状に合わせ込み、適宜曲面補正等を行う。
これにより、ネイルデザインの描画用のデータが生成される。
本実施形態では、描画制御部815は、非描画時にはソレノイド740を動作させず、描画時にはソレノイド740のコイル部741に通電してプランジャ742を引きつけるようにソレノイド740の動作を制御する。
これにより、非描画時には板バネ746がスライドピン77のピン頭772を押下せず、補助軸部材725がコイルバネ726によって上方向に付勢され、ペン71はペン先713が爪Tに当接しない位置まで上がった状態となる。また、描画時には、板バネ746がスライドピン77のピン頭772を押下して、ペン71がコイルバネ726の付勢力に抗して押し下げられ、ペン先713が爪Tに当接する位置まで下がった状態となる。
このように、描画制御部815がソレノイド740の動作を制御してペン71を適宜上下させることにより、ペン先713が適度な筆圧を維持したまま爪Tの高さに追従して上下動し、描画対象である爪Tの表面に所望のネイルデザインを描画することができる。
このとき、UV光源911を点灯させる前に、描画制御部815は、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48を制御して、ペン71を保持する描画ヘッド70(ペンキャリッジ72)を遮光壁65よりも装置の右側の退避位置まで移動させる。具体的には、まず、Y方向移動モータ48を動作させて描画ヘッド70(ペンキャリッジ72)をY方向の最奥側(図2(a)において右側、図2(b)において上側)まで移動させ、次にX方向移動モータ46を動作させて描画ヘッド70(ペンキャリッジ72)をX方向の最奥側(図1において右側、図2(b)において右側)まで移動させる。そして、さらにY方向移動モータ48を動作させて描画ヘッド70(ペンキャリッジ72)をY方向の手前側(図2(a)において左側、図2(b)において下側)まで移動させる。これにより、描画ヘッド70(ペンキャリッジ72)は、一旦遮光壁65の奥側を回り込んで、UV光源911との間に遮光壁65を挟んだ退避位置に配置される。
表示制御部814は、表示部26にデザイン選択画面を表示させる。ユーザは操作部25の操作釦等を操作して、デザイン選択画面に表示された複数のネイルデザインの中から所望のネイルデザインを選択し、これにより、操作部25から選択指示信号が出力されて爪Tに描画すべきネイルデザインが選択される。
ネイルデザインが選択されると、制御部81は、当該選択されたネイルデザインを描画するのに必要なペン71を描画ヘッド70の所定のペンキャリッジ72にセットするよう促す指示画面を表示部26に表示させる。例えば、赤インク、ラメ入り金インクが必要であるときは、どのペンキャリッジ72にどのインクのペン71を装着すべきかを表示部26において指示する。ユーザは表示画面に表示された指示にしたがって、所定のペンキャリッジ72に所定の種類のペン71をセットする。なお、ユーザがあえて指示と異なるペン71をセットして、好みの色や質感のネイルデザインを実現するようにしてもよい。
次に、ユーザは、印刷指U1を指受入部31に挿入し、非印刷指U2を指退避部32に挿入して、印刷指U1を固定した上で、描画スイッチを操作する。
例えば、左手の薬指を印刷指U1として指受入部31に挿入した場合には、その他の指を非印刷指U2として指退避部32に挿入する。
次に、爪情報検出部812は、爪画像に基づいて爪Tの輪郭(爪形状)や爪Tの傾斜角度(爪曲率)等の爪情報を検出する。
また、描画データ生成部813は、これら爪情報に基づいて、ネイルデザインの画像データにつき曲面補正を行う。これにより描画データが生成される。
描画制御部815は、爪Tへの描画開始前に、描画部7をペン慣書部61に移動させて、ペン71を保持するペンキャリッジ72のペン押圧機構74のソレノイド740を駆動させ、板バネ747によりペン71を押し下げ、ペン71を描画可能状態とする。そして、被描画媒体に「○」や「∞」等の所定の図形を描く慣らし書きを行う。なお、慣らし書きは、選択されたネイルデザインを描画するのに必要なペン71についてのみ行ってもよいし、全てのペン71について行ってもよい。
具体的には、まず、描画制御部815は、指標読取部734による基準指標728の読取結果からペンキャリッジ72の回転量を把握し、このペンキャリッジ72の回転量に応じて、ステップモータ731の駆動を制御し、描画に必要なペン71が、ペン押圧機構74の設けられている位置に移動するまでペンキャリッジ72を回転させる。さらに、描画ヘッド70をXY方向に適宜移動させて描画位置まで移動させ、ペン押圧機構74を動作させて板バネ746により補助軸部材725を下方向に押圧する。これにより、ペン71が下方に押し下げられ、ペン71のペン先713が爪Tの表面に押し当てられる。このとき、ペン先713は、板バネ746により適度な押圧力で下方向に付勢され、爪Tの表面形状に追従して上下動しながら爪Tの表面に描画を行う。
ペン71を搭載した描画ヘッド70(ペンキャリッジ72)が退避位置に移動すると、描画制御部815は、光照射機構91のUV光源911を点灯させる。これにより、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等が硬化し、光沢感のあるジェルネイルが完成する。デザインにより色を重ねる場合は、上記の動作を繰り返す。UV光源911を点灯させる時間等は、UV光源911の種類やインクの種類、インクの塗り方(爪Tに塗布されるインクの厚み等)等に応じて適宜設定されることが好ましい。
このため、光硬化型のジェルインク等を用いた爪Tへの描画と、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等の硬化とを、ネイルプリント装置1だけで行うことができる。
これにより、光硬化型のジェルインク等を硬化させるための装置を別途用意する必要がないとともに、描画後に他の装置に印刷指U1を入れ直す等の手間が不要なため、手軽に光硬化型のジェルインク等を用いた透明感や光沢感のある美しいネイルアートを楽しむことができる。
また、描画後に印刷指U1を出し入れする必要がないため、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等(光硬化型の液状材料)が他の指や装置等に接触して剥がれたり損傷したりすることを防ぐことができる。
ここで、ネイルプリント装置1内で光硬化型のジェルインク等(光硬化型の液状材料)に光を照射して硬化を行う構成において、ペンキャリッジ72に保持されているペン71にも光が照射されてしまうと、ペン先713に付着しているインクも硬化してしまうおそれがある。この点、本実施形態では、ペン71を保持するペンキャリッジ72を光照射機構91のUV光源911との間に遮光壁65が配置された退避位置に移動させてから光照射機構91による光照射を行う。このため、描画装置1内で光照射機構91による光の照射を行っても、ペン71にはこの光が照射されないようにされて、ペン先713に付着しているインクが硬化してしまうことを防ぐことができる。
次に、図5及び図6を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置及びネイルプリント装置の描画方法の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、主として光照射機構の設けられる位置が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置は、第1の実施形態と同様に、描画ヘッド42が印刷指U1の爪Tに描画を施すペン41を備えるプロッタ方式の描画装置である。本実施形態において、描画ヘッド42は、ペン41を保持するペンキャリッジ43を4つ備えている。なお、描画ヘッド42に設けられるペンキャリッジ43の数やペン41の数はこれに限定されない。また、すべてのペンキャリッジ43にペン41が装着されていない状態でも描画を行うことは可能である。
図6(a)から図6(c)に示すように、ペンキャリッジ43に保持されるペン41は、ペン軸部411の先端側にペン先412が設けられたものである。ペン軸部411の内部は、各種インクを収容するインク収容部となっている。
ペン41のうち、少なくとも1つは、第1の実施形態と同様にUV硬化型のジェルインク等の光硬化型の液状材料をペン軸部411内に収容している。
本実施形態において、蓋部414の上部には、手やピンセット等でつまみ易いようにつまみ部415が設けられており、さらに、このつまみ部415には磁石に吸着するように小さな鉄片416が埋設、貼着等により設けられている。
ペンホルダ431は、内部にペン先412及びペン軸部411が挿通され、ペン41を保持する筒状の部分である。
ペン上下機構432は、プランジャ434とコイル部435で構成されるソレノイド440と、ソレノイド440のプランジャ434の移動端側に取り付けられたピン436と、このピン436を介してプランジャ434と連結されているペン上下レバー437と、ペン上下レバー437が上昇しすぎるのを抑制するストッパ438と、を備えている。
プランジャ434は、ばね433によって前方(図6(a)における右側方向)に付勢されており、ソレノイド440は、このばね433の付勢力に抗してプランジャ434を後方(図9、図10(a)における左側方向)に吸引するプル型のソレノイドである。なお、ソレノイド440は、プル型に限定されず、プッシュ型に構成されたものでもよい。
ペン上下レバー437は、図6(a)に示すように、短アーム437aと長アーム437bとがほぼ直角に交わるL字状の部材であり、短アーム437aの先端側にピン436に係止される長孔437cが形成されている。また、長アーム437bの先端側には、ペン41が挿通されるペン保持部437dが設けられている。ペン保持部437dは、ペン41のペン軸部411及びペン先412の径よりも大きく、ペン41の鍔部413の径よりも小さい内径を有するリング状に形成されており、ペン軸部411及びペン先412を挿通させるとともに鍔部413を下側から支持するように係止している。
ペン上下レバー437における短アーム437aと長アーム437bとの交点には、ペンキャリッジ43側から支軸439が挿通されている。
なお、本実施形態では、このように、ペンキャップ62がペン慣書部61の傍に設けられているので、描画を開始するときには、ペン41を上昇させてすぐ傍のペン慣書部61で慣らし書きを行い、描画を開始することができる。このため、ペン41の移動等にかかる時間を最小限に抑えることができ、迅速な描画動作を行うことができる。
光照射機構92とペン41を保持するペンキャリッジ43との間には、遮光壁922が設けられており、光照射機構92はこの遮光壁922に固定されている。
遮光壁922の下端部は、ペンキャリッジ43の下端よりも下方に突出しており、遮光壁922を隔てて配置されている光照射機構92からの光が、遮光壁922の下方からペン41を保持するペンキャリッジ43の側に回り込まないようになっている。
なお、遮光カバー923は、指受入部31の上方に配置されたときに、遮光カバー923の下端部が、指受入部31の上面に近接する大きさ及び配置となっている。また、遮光カバー923は、指受入部31の上方に配置されたときに、指受入部31の窓31eを覆う大きさ及び形状であることが好ましい。
また、遮光カバー923の内側には、UV光源921からの光をできるだけ拡散させずにより集中させて照射できるように図示しない反射部等を設けることが好ましい。反射部は、例えば、遮光カバー923の内側に鏡面加工やメッキ等を施すことで形成される。
具体的には、描画制御部815は、ヘッド駆動部49を動作させて描画ヘッド42を描画対象面である爪Tの上に移動させ、ペンが所定の位置まで移動すると、ペン41を上下移動させるためのソレノイド440を動作させてペン先412を爪Tの表面に当接させ、描画データに従った描画を行わせる。
すなわち、本実施形態では、光照射機構92が描画ヘッド42に取り付けられており、光照射機構92は、描画ヘッド42を移動させるヘッド駆動部49(すなわち、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48)の駆動により、描画ヘッド42と一体に、ネイルプリント装置の横方向(図5(a)における横方向、X方向)及び前後方向(図5(b)における左右方向、Y方向)に移動可能となっている。
このため、光照射機構92をネイルプリント装置の天井部分等に設ける場合よりも装置内部を広く使うことができ、光照射機構92を描画ヘッド42の移動等を妨げることなく配置することができる。
また、本実施形態の構成では、第1の実施形態に比べて、UV光源921を描画対象面である爪Tの表面に近づけることができるため、同じ発光強度の光源を用いた場合には爪の表面に照射される光の強度を高くすることができて、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等の硬化に要する時間を短縮することができる。また、この硬化に要する時間を同程度とすれば、第1の実施形態の場合より発光強度の低い光源を用いることができて、光源の消費電力を低減させることができる。さらに、遮光カバー923と指受入部31との距離を近づけているため、周囲への光の漏れを少なくすることができるとともに、爪Tに対して光を集光して照射することができる。これにより、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等の硬化に要する時間を短縮することができる。
なお、光照射機構92を描画ヘッド42に取り付けると、光を照射するUV光源921とペン41との距離が近くなるが、光照射機構92を遮光壁922を隔ててペンキャリッジ43の横に設け、さらにUV光源921の周りに遮光カバー923を設けているため、UV光源921からの光がペンキャリッジ43に保持されているペン41のペン先412に到達するのを防止することができる。
例えば、ペンキャップ62を図5(a)における右側に配置し、光照射機構92を指受入部31の上方に配置した際に、ペン41のペン先412がペンキャップ62の上に配置されるように構成してもよい。この場合には、光照射機構92による光照射が行われている間、ペン先412をペンキャップ62内に収容させておくことにより、より確実にペン先412への光の回り込みを防ぐことができる。
次に、図7及び図8を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、主として光照射機構の設けられる位置が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置は、第1の実施形態と同様に、描画ヘッド70が回転式のペンキャリッジ72を備え、ペンキャリッジ72に、印刷指U1の爪Tに描画を施すペン71が保持されたプロッタ方式の描画装置である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、本実施形態において、描画ヘッド70は、回転式のペンキャリッジ72の一部に光照射機構93を保持している。
本実施形態のUV光源931は、導線932を介してバネ性接点部933(例えば接点ブラシ等で構成される接点部)と接続されている。バネ性接点部933は、ペンキャリッジ72が回転して、光照射機構93が指受入部31の上方に位置する所定の位置に来たとき(例えば図7(a)及び図7(b)に示すように、光照射機構93が装置の一番手前側に配置されたとき)に、図示しない基板側の接点と接続されて、制御部の制御によりUV光源931が点灯されるようになっている。
なお、放熱基板934及び放熱フィン935を設けることは必須ではない。また、その配置や形状等は一例であって、図示例以外の構成をとることもできる。
本実施形態では、遮光カバー936と遮光壁937a,937bとにより遮光部材が構成されている。
具体的には、描画制御部815は、ヘッド駆動部49を動作させて描画ヘッド70を描画対象面である爪Tの上に移動させ、ペン71が所定の位置まで移動すると、ペン押圧機構74のソレノイド740を動作させてペン先713を爪Tの表面に当接させ、描画データに従った描画を行わせる。
すなわち、本実施形態では、光照射機構93が描画ヘッド70に取り付けられており、光照射機構93は、描画ヘッド70を移動させるヘッド駆動部49(すなわち、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48)の駆動により、描画ヘッド70と一体に、ネイルプリント装置の横方向(図7(a)における横方向、X方向)及び前後方向(図7(b)における左右方向、Y方向)に移動可能となっている。
このため、光照射機構93をネイルプリント装置の天井部分等に設ける場合よりも装置内部を広く使うことができ、光照射機構93を描画ヘッド70の移動等を妨げることなく配置することができる。
また、本実施形態の構成では、第2の実施形態と同様に、UV光源931を描画対象面である爪Tの表面に近づけることができとともに、遮光カバー遮光カバー936と指受入部31との距離を近づけているため、周囲への光の漏れを少なくすることができるとともに、爪Tに対して光を集光して照射することができて、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等の硬化に要する時間を短縮することができる。
なお、光照射機構93を描画ヘッド70に取り付けると、光を照射するUV光源931とペン71との距離が近くなるが、光照射機構93を遮光壁937a,937bを隔ててペン71の横に設け、さらにUV光源931の周りに遮光カバー936を設けているため、UV光源931からの光がペン71のペン先713に到達するのを防止することができる。
次に、図9から図12を参照しつつ、本発明に係る描画装置の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、主として光照射機構の設けられる位置が第1の実施形態から第3の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第3の実施形態と異なる点について説明する。
図9(a)及び図9(b)に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置は、第1の実施形態と同様に、描画ヘッド70が回転式のペンキャリッジ72を備え、ペンキャリッジ72に、印刷指U1の爪Tに描画を施すペン71が保持されたプロッタ方式の描画装置である。
図10(b)は、図10(a)の描画ヘッド70を矢視b方向から見た正面図である。
図10(c)は、図10(a)の描画ヘッド70を矢視c方向から見た側面図である。
図10(a)から図10(c)に示すように、本実施形態において、描画ヘッド70は、回転式のペンキャリッジ72の一部に光照射機構94を保持している。
図12(a)は、本実施形態の光照射機構94の押圧前の状態を示す側面図であり、図12(b)は、本実施形態の光照射機構94を押圧した状態を示す側面である。
図11に示すように、本実施形態において光照射機構94は、内部に複数個のUV光源941が収容され、高さ方向に移動可能で、下側が開口している遮光カバー943を備えている。遮光カバー943は、その内部に例えば鏡面加工や反射膜の蒸着加工等が施され、指受入部31に形成されている窓31eの全体を隙間無く覆うことができるとともに、各UV光源941から照射された光を爪Tの表面全体に照射することができる形状を有している。これにより、光照射機構94は、その位置を移動させることなく各UV光源941から照射された光を爪Tの表面全体に照射することができるとともに、各UV光源941から照射された光が遮光カバー943から外部に殆ど洩れないように構成されている。 すなわち、本実施形態の光照射機構94は、光の照射面積が第2及び第3の実施形態の場合より大きく、爪Tの表面全体より広い照射面積を有しており、遮光カバー943は、各UV光源941からの光を遮光する遮光部材として機能するほか、各UV光源941から発熱した場合にその熱を放熱する放熱部材としても機能する。
各UV光源941は導線942を介して図示しない基板と接続されており、ON/OFF制御が行われるようになっている。
なお、UV光源941の数や配置等は図示例に限定されない。
各UV光源941の上には放熱板946が配置されており、各UV光源941から発熱した場合にその熱を放熱可能となっている。なお、放熱板946を配置することは必須ではなく、これを備えない構成としてもよい。
支持部材944の上端部近傍には、外側に張り出すEリング944aが設けられている。また、支持部材944は、第1の板状部材721、第2の板状部材722及び第3の板状部材723に形成されている貫通孔に挿通され、軸先端部944bが第3の板状部材723の上に突出している。
支持部材944の軸周りであってEリング944aと第2の板状部材722との間には、コイルバネ945が設けられている。
また、遮光カバー943の上面には、ペンキャリッジ72に係止される回転防止ピン947が設けられている。回転防止ピン947をペンキャリッジ72に係止することで、光照射機構94が位置決めされ、支持部材944の軸周りに回転することが規制される。
本実施形態では、ペン71を下方向に押圧するためのペン押圧機構74が、光照射機構94の遮光カバー943を高さ方向に移動させる高さ移動機構としても機能する。
軸先端部944bが押圧部774によって下方向に押圧されると、光照射機構94の遮光カバー943が下方向に押し下げられるとともに、コイルバネ945が第2の板状部材722とEリング944aとの間で押し縮められ、押圧部774による押圧が解除されたときに、光照射機構94の遮光カバー943がコイルバネ945の反力によって上方向の元の位置まで押し戻されるようになっている。
なお、光照射機構94を上下に移動させる構成は、ここに例示したものに限定されない。
具体的には、描画制御部815は、ヘッド駆動部49を動作させて描画ヘッド70を描画対象面である爪Tの上に移動させ、ペン71が所定の位置まで移動すると、ペン押圧機構74のソレノイド740を動作させてペン先713を爪Tの表面に当接させ、描画データに従った描画を行わせる。
この状態で、描画制御部815は、光照射機構94の各UV光源941を点灯させる。これにより、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等が硬化し、光沢感のあるジェルネイルが完成する。ここで、光照射機構94の各UV光源941が点灯されているとき、光照射機構9の位置は上記の窓31eを覆った位置に固定されている。
すなわち、本実施形態の構成では、ペン71を上下させる機構を用いて光照射機構94を高さ方向に移動させることができる。これにより、UV光源941を描画対象面である爪Tの表面により一層近づけることができる。これにより、より確実かつ効率よく集中的に爪Tに対して光を照射することができる。更に、光照射機構94は爪Tの表面全体より大きい照射面積を有しているため、第2及び第3の実施形態のように、ジェルインク等を硬化させる際に光照射機構94を移動させる必要がない。このため、爪Tの上に塗布された光硬化型のジェルインク等の硬化に要する時間をより短縮することができる。
さらに、遮光部材として機能する遮光カバー943により指受入部31の窓31eを隙間無く覆った状態で光照射を行うようにしため、UV光源941からの光がペン71のペン先713に到達するのをより良好に防ぐことができる。
光照射機構のみを移動させる機構を別途設けてもよい。
X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48は、描画ヘッド70を前後左右に随意に動かせるものであればよく、例えば、従来の安価なプリンタ等に用いられているようなシャフトやガイドとワイヤーで構成された機構を用いた構成でもよいし、サーボモータ等を用いた構成でもよい。
例えば、描画ヘッドのペンキャリッジを回転させるキャリッジ回転機構を、ラチェット機構とソレノイド等で構成してもよい。
例えば、ペンの稼動範囲を広げて描画可能範囲を大きくすることにより、複数の印刷指U1に同時に挿入した状態で、各指の爪に連続的に描画を施すことも可能となる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
光硬化型の液状材料を描画対象面に塗布して、該描画対象面に描画を施す少なくとも一つの描画用具を保持する描画ヘッドと、
前記光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む特定の光を前記描画対象面に照射可能な光照射機構と、
前記光照射機構から照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材と、
を備えていることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記光照射機構は、前記描画対象面に対して光を照射可能な位置に固定されており、
前記遮光部材は、前記光照射機構と前記描画用具との間に配置される遮光壁であり、
前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構を備え、
前記描画用具は、前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構により、前記描画対象面に描画を施すことが可能な描画可能位置と、前記光照射機構と前記描画用具との間に前記遮光壁が配置される退避位置とに設定され、
前記光照射機構は、前記描画ヘッド移動機構により前記描画用具が前記退避位置に設定されているときに前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構を備え、
前記光照射機構は、前記描画ヘッドに取り付けられていて、前記描画ヘッド移動機構により前記描画ヘッドと一体に移動可能となっており、
前記遮光部材は、前記描画ヘッドに設けられて、前記光照射機構と前記描画用具との間に配置されている遮光壁であり、
前記光照射機構は、前記描画ヘッド移動機構による移動により当該光照射機構が前記描画対象面上に位置しているときに、前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項4>
前記描画対象面は指の爪の表面であって、前記指が挿入され、前記爪を露出する窓が形成された指受入部と、
前記光照射機構を高さ方向に移動させる高さ移動機構と、
前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構と、
を備え、
前記光照射機構は、前記描画ヘッドに取り付けられていて、描画ヘッド移動機構により前記描画ヘッドと一体に移動可能となっており、
前記光照射機構は、前記窓の全体を覆うことができる形状を有し、前記描画ヘッド移動機構と前記高さ移動機構とにより、前記窓の全体を覆っている光照射位置と、前記窓から離間した非照射位置とに移動され、前記光照射位置に位置しているときに、前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項5>
描画用具により描画対象面に描画する描画装置の描画方法において、
前記描画装置は、光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む特定の光を照射可能な光照射機構と、前記光照射機構により前記描画対象面に照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材と、を備え、
前記描画用具により、前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布し、
前記光照射機構により、前記描画対象面に塗布された前記光硬化型の液状材料が塗布された前記描画対象面に前記特定の光を照射して、前記光硬化型の液状材料を硬化させ、
前記光照射機構によって前記描画対象面に前記特定の光を照射して前記光硬化型の液状材料を硬化させている間、前記描画用具と前記光照射機構との間に、前記光照射機構から照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材を配置することを特徴とする描画装置の描画方法。
<請求項6>
前記光照射機構は、前記描画対象面に対して光を照射可能な位置に固定されており、前記遮光部材は、前記光照射機構と前記描画用具との間に配置される遮光壁であり、
前記描画用具により前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布するとき、前記描画用具を、前記描画対象面に描画を施すことが可能な描画可能位置に移動させ、
前記光硬化型の液状材料を硬化させるとき、前記描画用具を、該描画用具と前記光照射機構との間に前記遮光壁が配置される退避位置に移動させ、
前記描画用具が前記退避位置に移動しているときに、前記光照射機構により前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項5に記載の描画装置の描画方法。
<請求項7>
前記描画対象面は指の爪の表面であって、前記描画装置は、前記指が挿入されて前記爪を露出する窓が形成された指受入部を備え、
前記光照射機構は高さ方向に移動可能とされて、前記窓の全体を覆うことができる形状を有し、
前記描画用具により前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布するとき、前記光照射機構を前記窓から離間した非照射位置に移動させ、
前記光硬化型の液状材料を硬化させるとき、前記光照射機構を前記窓の全体を覆っている光照射位置に移動させ、
前記光照射機構を前記光照射位置に移動させたときに、前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項5に記載の描画装置の描画方法。
46 X方向移動モータ
48 Y方向移動モータ
49 ヘッド駆動部
50 撮影部
65 遮光壁
70 描画ヘッド
71 ペン
72 ペンキャリッジ
73 キャリッジ回転機構
74 ペン押圧機構
77 スライドピン
81 制御部
82 記憶部
91 光照射機構
711 ペン軸部
713 ペン先
740 ソレノイド
911 光源
922 遮光壁
923 遮光カバー
T 爪
U1 印刷指
Claims (7)
- 光硬化型の液状材料を描画対象面に塗布して、該描画対象面に描画を施す少なくとも一つの描画用具を保持する描画ヘッドと、
前記光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む特定の光を前記描画対象面に照射可能な光照射機構と、
前記光照射機構から照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材と、
を備えていることを特徴とする描画装置。 - 前記光照射機構は、前記描画対象面に対して光を照射可能な位置に固定されており、
前記遮光部材は、前記光照射機構と前記描画用具との間に配置される遮光壁であり、
前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構を備え、
前記描画用具は、前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構により、前記描画対象面に描画を施すことが可能な描画可能位置と、前記光照射機構と前記描画用具との間に前記遮光壁が配置される退避位置とに設定され、
前記光照射機構は、前記描画ヘッド移動機構により前記描画用具が前記退避位置に設定されているときに前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。 - 前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構を備え、
前記光照射機構は、前記描画ヘッドに取り付けられていて、前記描画ヘッド移動機構により前記描画ヘッドと一体に移動可能となっており、
前記遮光部材は、前記描画ヘッドに設けられて、前記光照射機構と前記描画用具との間に配置されている遮光壁であり、
前記光照射機構は、前記描画ヘッド移動機構による移動により当該光照射機構が前記描画対象面上に位置しているときに、前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。 - 前記描画対象面は指の爪の表面であって、前記指が挿入され、前記爪を露出する窓が形成された指受入部と、
前記光照射機構を高さ方向に移動させる高さ移動機構と、
前記描画ヘッドを移動させる描画ヘッド移動機構と、
を備え、
前記光照射機構は、前記描画ヘッドに取り付けられていて、描画ヘッド移動機構により前記描画ヘッドと一体に移動可能となっており、
前記光照射機構は、前記窓の全体を覆うことができる形状を有し、前記描画ヘッド移動機構と前記高さ移動機構とにより、前記窓の全体を覆っている光照射位置と、前記窓から離間した非照射位置とに移動され、前記光照射位置に位置しているときに、前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。 - 描画用具により描画対象面に描画する描画装置の描画方法において、
前記描画装置は、光硬化型の液状材料を硬化させることができる特定の波長領域を含む特定の光を照射可能な光照射機構と、前記光照射機構により前記描画対象面に照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材と、を備え、
前記描画用具により、前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布し、
前記光照射機構により、前記描画対象面に塗布された前記光硬化型の液状材料が塗布された前記描画対象面に前記特定の光を照射して、前記光硬化型の液状材料を硬化させ、
前記光照射機構によって前記描画対象面に前記特定の光を照射して前記光硬化型の液状材料を硬化させている間、前記描画用具と前記光照射機構との間に、前記光照射機構から照射される前記特定の光の前記描画用具への到達を遮る遮光部材を配置することを特徴とする描画装置の描画方法。 - 前記光照射機構は、前記描画対象面に対して光を照射可能な位置に固定されており、前記遮光部材は、前記光照射機構と前記描画用具との間に配置される遮光壁であり、
前記描画用具により前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布するとき、前記描画用具を、前記描画対象面に描画を施すことが可能な描画可能位置に移動させ、
前記光硬化型の液状材料を硬化させるとき、前記描画用具を、該描画用具と前記光照射機構との間に前記遮光壁が配置される退避位置に移動させ、
前記描画用具が前記退避位置に移動しているときに、前記光照射機構により前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項5に記載の描画装置の描画方法。 - 前記描画対象面は指の爪の表面であって、前記描画装置は、前記指が挿入されて前記爪を露出する窓が形成された指受入部を備え、
前記光照射機構は高さ方向に移動可能とされて、前記窓の全体を覆うことができる形状を有し、
前記描画用具により前記光硬化型の液状材料を前記描画対象面に塗布するとき、前記光照射機構を前記窓から離間した非照射位置に移動させ、
前記光硬化型の液状材料を硬化させるとき、前記光照射機構を前記窓の全体を覆っている光照射位置に移動させ、
前記光照射機構を前記光照射位置に移動させたときに、前記特定の光を前記描画対象面に照射して、前記描画対象面に塗布されている前記光硬化型の液状材料を硬化させることを特徴とする請求項5に記載の描画装置の描画方法。
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