JP6428415B2 - 描画装置及び爪形状検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、描画装置及び描画装置を用いた爪形状検出方法に関するものである。
従来、爪にネイルデザインを描画する描画装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような装置を用いれば、ネイルサロン等を利用しなくても手軽にネイルデザインを楽しむことができる。
特表2003−534083号公報
しかしながら、このネイルプリント用の描画装置の描画対象である爪は、幅方向の両端部に行くほど高さが低く傾斜が大きくなる湾曲形状となっている。
このため、この湾曲形状を考慮せずに爪にデザイン画像を描画すると、デザインが歪んでしまい、美しい仕上がりとならない。
爪に歪みのない画像を描画するためには描画データに、爪の湾曲形状に合わせるように曲面補正を施す必要があるが、爪の湾曲形状における湾曲の程度は人により様々である。
このため、一律に補正値を定めて補正することはできず、ユーザの爪ごとの湾曲形状の湾曲の程度に応じた補正を行う必要がある。
対象物の湾曲形状を求める手法としては、対象物の表面にラインレーザ光を照射し、ラインレーザ光によって対象物の表面に形成されたラインを斜め方向から撮影して、この画像に基づいて対象物の3次元形状(高さ方向の形状の変化や湾曲形状)を取得する光切断法が知られている。
しかし、対象物が爪である場合、爪の表面状態等によっては、爪の表面でレーザ光が乱反射したり、光が拡散したりして、ラインレーザ光により爪の表面に形成されるラインがぼやけてしまうことがあり、その場合、爪の湾曲形状を正確に計測することができない。
また、このような光切断法を用いる場合には、描画装置内にラインレーザ光を照射する照射ユニットを搭載する必要が生じるため、装置が大型化したり、重量が増加したりする。また、この照射ユニットは、従来、描画装置に備えられていなかった機構であるから、照射ユニットの搭載によるコストアップも避けられない。
本発明の課題は、特別な機構を設けることなく、簡易かつ安価な構成で爪の湾曲形状の正確な検出を行うことができる描画装置及び描画装置を用いた爪形状検出方法を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の描画装置は、
爪に描画を施す少なくとも一つの描画用具を有する描画部と、
前記描画部を制御して、描画用具により、前記爪の上に、撮影可能な爪形状検出用の図形を描画させる描画制御部と、
前記図形を撮影した画像における、前記爪の幅方向に沿った前記図形の形状に基づいて、前記爪の前記幅方向の形状を検出する爪形状検出部と、
を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、特別な機構を設けることなく、簡易かつ安価な構成で爪の湾曲形状の正確な検出を行うことができる。
本実施形態における描画装置の正面図である。 図1に示す描画装置の一部を断面にして内部構成を示した側断面図である。 指固定部及びその周辺の構成を模式的に示した要部断面図である。 爪の表面に爪形状検出用のラインを描画した状態を示した平面図である。 図4に示すラインを含む爪をカメラで撮影して得た指画像の一例を示した図である。 本実施形態に係る描画装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 本実施形態における爪形状検出処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る描画装置及び描画装置を用いた爪形状検出方法の実施形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
また、以下の実施形態では、描画装置は手の指の爪を描画対象として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪を描画対象としてもよい。
図1は、描画装置の正面図であり、図2は図1に示す描画装置の一部を断面にして内部構造を示した側面図である。
図1及び図2に示すように、この描画装置1は、描画ヘッド41とペン等の筆記具71とを備えるハイブリッド方式のネイルプリント装置であり、ケース本体2と、このケース本体2に収容される装置本体10と、を備えている。なお、図1及び図2において、ケース本体を二点鎖線で示している。
ケース本体2の前面上部の一端には、後述する描画部40の筆記具71を交換するために開閉可能に構成された筆記具交換用蓋部23が設けられている。筆記具交換用蓋部23は、例えばヒンジ等を介して、図2に示すように閉状態から開状態まで回動自在となっている。
さらに、ケース本体2の一側面(本実施形態では、図1において左側面)であって後述する筆記具慣書部61に対応する位置には、筆記具慣書部61に載置される被描画媒体(図示せず)を入れ替え可能な媒体挿出口24が形成されている。
ケース本体2の上面(天板)には操作部25(図6参照)が設置されている。
操作部25は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部25には、例えば、描画装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための図示しない操作釦が配置されている。
また、ケース本体2の上面(天板)のほぼ中央部には表示部26が設置されている。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示部26には、例えば、印刷指U1を撮影して得た指画像(爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)、この指画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示部26の表面にタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、例えば、指先等でタッチパネル表面にタッチすることにより各種選択や指示を行うことができる。指以外でも例えばスタイラスペンや、先の尖った棒状の筆記具等によって表示部26の表面をタッチするタッチ操作によっても各種の入力を行うことができるように構成される。
装置本体10は、ほぼ箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置された下部機枠11と、この下部機枠11の上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている上部機枠12と、を備えている。
まず、下部機枠11について説明する。
下部機枠11は、背面板111、底板112、左右一対の側板113a,113b、X方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115及び隔壁116を有する。
側板113a,113bの下端部は、底板112の左右両端部にそれぞれ連結され、側板113a,113bが底板112に対して立てられた状態に設けられている。
図2に示すように、背面板111の下部は、前方(指挿入方向手前側)に向かって2段に窪むように形成されている。背面板111の下端部は底板112の前端部に連結されており、背面板111は、底板112と側板113a,113bによって囲われた領域を前後に区切っている。
この窪んだ背面板111の後ろ側に形成される空間がX方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115(図2参照)となっている。X方向移動ステージ収容部114内には、描画部40(図2参照)が前方(指挿入方向手前側)に移動した際に描画部40のX方向移動ステージ45が収容される。また、Y方向移動ステージ収容部115内には、描画部40のY方向移動ステージ47が配置されている。
また、隔壁116は、下部機枠11の内部前方側の空間(背面板111、底板112及び側板113a,113bによって囲われた指挿入方向手前側の空間)を上下に区切るように下部機枠11の内側に設けられている。隔壁116はほぼ水平に設けられ、隔壁116の左右両端部が側板113a,113bにそれぞれ連結され、隔壁116の後端部が背面板111に連結されている。
この下部機枠11には、指固定部30が一体的に設けられている。
図3を参照して、指固定部30について説明する。
図3は指固定部30及びその周辺の構成を模式的に示した要部断面図である。
指固定部30は、描画対象である、描画を施す爪Tに対応する指(以下、これを「印刷指U1」という。)を受け入れる指受入部31と、描画対象でない、この印刷指U1以外の指(以下、これを「非印刷指U2」という。)を退避させる指退避部32と、から構成されている。
指受入部31は、隔壁116の上側であって下部機枠11の幅方向のほぼ中央部に配置されている。また、隔壁116によって下部機枠11の下側に区分けられた空間が指退避部32を構成している。
例えば、薬指の爪Tに描画を施す場合には、図3に示すように、指受入部31に印刷指U1としての薬指を挿入し、非印刷指U2であるその他の4指(親指、人差し指、中指、小指)を指退避部32に挿入する。
指受入部31は、下部機枠11の前面側(印刷指挿入方向の手前側)に開口しており、下側が隔壁116の一部を構成する指載置部116a、両側が仕切り31a、奥側が仕切り31cによって区画されている。指載置部116aは、載置面(XY平面)を有し、描画を施す爪Tの指(印刷指U1)を載置面上に載置するものである。
また、指受入部31の上側は天井部31dによって区画されている。天井部31dには、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tを露出させるための窓31eが形成されている。
指載置部116aの載置面上には、指受入部31内に挿入された印刷指U1を下側から保持する指保持部33が配置されている。指保持部33は、図示しない機構により昇降可能に構成されていてもよい。この場合には、印刷指U1を指受入部31内に挿入したり、指受入部31内から取り出したりする際には、指保持部33が印刷指U1の出し入れの支障とならない高さまで下降し、印刷指U1を固定する際には、印刷指U1の上面が天井部31dの下面に突き当たる位置まで印刷指U1を押し上げるように指保持部33が上昇するようにする。
また、指受入部31内には、仕切り31cから突出する爪乗せ台34が設けられており、印刷指U1が指保持部33によって押し上げられた状態において、爪Tの先端部分が爪乗せ台34の上に乗るようになっている。これにより、爪Tの高さ方向における位置が固定される。
なお、指保持部33、爪乗せ台34は描画装置に必須の構成ではなく、これを備えない装置でもよい。
また、隔壁116の上面であって下部機枠11の前面側の両側部には、下部機枠11の前面側を塞ぐ前壁31f(図1参照)が立設されている。また、隔壁116の上面には、この前壁31fの中央部寄りの端部から前記指受入部31に向けて狭窄し、印刷指U1を指受入部31内に案内する一対のガイド壁31gが立設されている。
ユーザは指受入部31に挿入した印刷指U1と指退避部32に挿入した非印刷指U2との間に隔壁116を挟むことができる。そのため、指受入部31内に挿入された印刷指U1が安定して固定される。
なお、本実施形態では、隔壁116の前端部に下方向に張り出した突出部116bが形成されている。突出部116bは、手前側に向かうにつれてその厚さが漸減し、奥側に向かうにつれて漸増するテーパー部となっていてもよいし、突出部116bの厚さが、隔壁116の奥側の窪みに対して全体が厚い構造になっていてもよい。隔壁116の前端部に突出部116bが形成されていることにより、非印刷指U2が指退避部32に挿入された際、描画済みの指の爪Tと隔壁116との間に空間が確保され、爪Tが隔壁116の下面に接触して装置側にインクが付着したり、爪Tに描画された絵柄が擦れて損なわれたりするのを防止することができる。
隔壁116の上面であって、指受入部31の横(ケース本体2の媒体挿出口24に対応する位置であり、本実施形態では、図1において左側)の領域は、非描画時に、描画ヘッド41及び筆記具71が待機しているホームエリアとなっている。
このホームエリアには、筆記具慣書部61、筆記具キャップ62及びヘッドキャップ機構43が設けられている。
筆記具慣書部61は、後述する筆記具71の慣らし書きをするためのものであり、筆記具71による描画可能範囲内に配置されている。
筆記具慣書部61は、平板状の部分であり、前述のケース本体2の媒体挿出口24から挿入された図示しない被描画媒体が載置されるようになっている。
筆記具慣書部61に載置される被描画媒体は、ペン先712を慣らすことができるものであればよく、例えば紙片である。
なお、筆記具慣書部61は、印刷指U1が指受入部31に挿入された際の爪Tの高さとほぼ同じとなる高さに設けられていることが好ましい。
筆記具慣書部61は、ペン先712が乾いていたりインクの乗りが悪い等により書き始めがかすれたりするのを防止するために、爪Tに画像データによる描画を開始する前に被描画媒体の上に筆記具71を下ろして「○」や「∞」等の所定の図形を描画して慣らし書きを行い、ペン先712の状態を良好にするためのものである。慣らし書きを行う際に描画する所定の図形は特に限定されないが、インクを無駄に使いすぎないよう、「○」や「∞」等の単純な図形であることが好ましい。この慣らし書きにおいては、筆記具慣書部61の範囲内で、慣らし書きを行う度に「○」や「∞」等の図形を描画する位置を少しずつずらしながら書くようにすることが好ましい。なお、被描画媒体のほぼ全面に書いてしまったときには、表示部26に「紙を交換して下さい」等の被描画媒体の交換を促す表示画面を表示させるようにする。この場合、ユーザが媒体挿出口24から被描画媒体を取り出して新しいものと交換することにより新しい被描画媒体に慣らし書きができる状態となる。もし、被描画媒体がロール紙である場合は、描画スペースが無くなったときには、ロール紙から被描画媒体を繰り出し、新しい描画面に慣らし書きを行えるようにする。
筆記具キャップ62は、描画部40に筆記具71を装着後であって描画を行っていないとき(非描画時)に、筆記具71(特に筆記具71のペン先712)が収容されるものであり、例えばゴム等で形成されている。
本実施形態では、筆記具キャップ62が筆記具慣書部61の前方(指挿入方向の手前側)に設置されている。筆記具キャップ62は、描画部40に装着される筆記具71に対応する数(本実施形態では4つ)だけ設けられている。
非描画時には、筆記具71を筆記具キャップ62の真上に筆記具71を移動させた後、後述するソレノイド742によって筆記具71を下降させ、ペン先712を筆記具キャップ62内に収容する。これにより、非描画時におけるペン先712の乾燥を防止できるようになっている。なお、筆記具キャップ62の形状等は図示例に限定されず、例えば、描画部40に装着される全ての筆記具71のペン先712を受け入れることのできる長尺な溝状の筆記具キャップ等であってもよい。
なお、本実施形態では、このように、筆記具キャップ62が筆記具慣書部61の傍に設けられているので、描画を開始するときには、筆記具71を上昇させてすぐ傍の筆記具慣書部61で慣らし書きを行い、描画を開始することができる。このため、筆記具71の移動等にかかる時間を最小限に抑えることができ、迅速な描画動作を行うことができる。
また、ヘッドキャップ機構43は、非描画時に描画ヘッド41の吐出面を覆うものである。ヘッドキャップ機構43は、隔壁116の上であって、筆記具71が筆記具キャップ62内に収容されている際に描画ヘッド41が配置される位置に対応する位置に配置されている。
ヘッドキャップ機構43を設けて、非描画時に描画ヘッド41の吐出面を覆うことにより、非描画時における描画ヘッド41の乾燥を防ぐことができる。
描画部40は、複数種類のインクを用いて、選択されたデザイン画像の画像データに基づき爪Tに描画を施すものであり、本実施形態では描画用具である描画ヘッド41及び筆記具71を備える筆記具ユニット72が搭載されたキャリッジ42を備えている。
キャリッジ42は、キャリッジ支持部材44に取り付けられており、これにより、描画ヘッド41及び筆記具ユニット72は、キャリッジ42を介してキャリッジ支持部材44に支持されている。
描画部40は、キャリッジ42及びこれを支持するキャリッジ支持部材44の他、キャリッジ42をX方向(図1におけるX方向、描画装置1の左右方向)に移動させるためのX方向移動ステージ45、X方向移動モータ46、キャリッジ42をY方向(図2におけるY方向、描画装置1の前後方向)に移動させるためのY方向移動ステージ47、Y方向移動モータ48等を備えて構成されている。
描画ヘッド41は、液状材料であるインクを描画対象面である爪Tの表面に噴射塗布して、この爪Tの表面に描画を施すインクジェット方式の描画用具である。なお、描画ヘッド41がインクを噴射塗布する構成、方式は特に限定されない。
本実施形態の描画ヘッド41は、インクタンクが一体化された一体型のカートリッジであり、内部には、個別に仕切られた複数のインク室(インク収容部、図示せず)が設けられ、各インク室内には、例えば、液状材料としてC,M,Y3色のインクがそれぞれ充填されている。なお、インク(液状材料)の種類や数はここに例示したものに限定されない。
描画ヘッド41の下側面(描画ヘッド41をキャリッジ42に装着した際に指載置部116aに対向する面)には、インク室に充填されている各色のインクを吐出させる吐出口が形成された吐出面(図示せず)が設けられている。
描画ヘッド41は、この吐出面の吐出口からインクを吐出させるためのインク吐出部411を備えている。インク吐出部411は、例えばアクチュエータとしてのピエゾ素子(図示せず)等で構成されている。
キャリッジ42には、描画ヘッド41を駆動させるヘッドドライブ回路基板(図示せず)が設けられており、キャリッジ42に描画ヘッド41を装着した際に描画ヘッド41側のコネクタ(図示せず)がヘッドドライブ回路基板と接続され、ヘッドドライブ回路基板を介してインク吐出部411が制御装置80と電気的に接続される。これにより、後述する描画制御部815の制御にしたがって、インク吐出部411を構成するピエゾ素子に駆動電圧が印加され、電圧の印加によってピエゾ素子が変形又は振動することで図示しないインク流路が圧縮されて吐出面の吐出口からインクが吐出されるようになっている。
筆記具ユニット72は、印刷指U1の爪Tに描画を施す描画用具である筆記具71を少なくとも一つ備えている。筆記具71は筆記具保持部73に保持されている。
本実施形態において、筆記具ユニット72は、それぞれ1本ずつ筆記具71を保持する筆記具保持部73(後述)を4つ備えている。なお、筆記具保持部73の数・形状等は図示例に限定されない。
筆記具71は、前述の筆記具交換用蓋部23を開けて適宜交換することが可能である。なお、筆記具71は、全ての筆記具保持部73に装着されていてもよいし、4つの筆記具保持部73のうちの一部のみに装着されていてもよい。
描画用具である筆記具71は、爪Tの表面に液状材料であるインクを塗布して描画を施すものである。
各筆記具保持部73に保持される筆記具(描画用具)71は、ペン軸部711の先端側にペン先712が設けられたものである。ペン軸部711の内部は、各種インクを収容するインク収容部となっている。ペン軸部711の内部に収容されるインクは、粘度や色材の粒径(粒子の大きさ)等は特に限定されず、例えば、金銀のラメ入りのインクや白色のインク、UV硬化型のインクやジェルネイル、アンダーコート用、トップコート用やマニキュア等も用いることができる。
また、本実施形態では、筆記具71のうちの少なくとも1つは、爪Tの表面に爪形状検出用の1本の直線状のラインLa(図4参照)を描くライン描画用の筆記具71となっており、当該筆記具71のペン軸部711の内部には、爪Tや指の皮膚の色等と明らかに区別することのできる色のライン描画用のインクが収容されている。このラインLaは、本発明の爪形状検出用の図形である。
このライン描画用のインクの色は、爪T等と区別できる色であればよく特に限定されないが、例えば、HSV色空間(HSV model、すなわち、彩度(Saturation・Chroma)、明度(Value・Lightness・Brightness)の三つの成分からなる色空間。)等において、爪の色や肌色からできるだけ離れた位置に位置付けられている色が好ましく、例えば、青色や緑色である。
なお、後述する爪形状検出部812bによる検出を高精度に行うためには、ラインLaは細い方が好ましいため、ライン描画用の筆記具71は、できるだけ細い線を描くことのできる比較的細いペン先712を有しているものが好ましい。
筆記具71は、例えばペン先712を爪Tの表面に押し当てることでペン軸部711内に収容されているインクが染み出して描画する、ペン先712がボールペンタイプとなったペンである。なお、筆記具71は、ボールペンタイプのものに限定されず、例えばフェルト状のペン先にインクを染み込ませて描画するサインペンタイプや、束ねた毛にインクを染み込ませて描画する筆ペンタイプのもの等であってもよい。また、ペン先712の太さも各種のものを用意することができる。
各筆記具保持部73に保持される筆記具71は、同じタイプのペン先712を有するペンでもよいし、異なるタイプのペン先712を有する筆記具であってもよい。
なお、本実施形態では、筆記具71を保持する筆記具保持部73が装置の幅方向(左右方向、図1におけるX方向)に4つ並んでいるため、ペン先712の位置がX方向(装置の左右方向)にずれているが、このずれは描画動作における1ステップの整数倍になっており、描画に使われる筆記具71に応じて当該ずれている分のステップ数だけ補正して描画を行うため、4つの筆記具71は、同じ位置に描画を行うことができるようになっている。
各筆記具保持部73には、筆記具71を載置面に対してほぼ垂直に保持する筒状部である筆記具ホルダ731が設けられている。筆記具ホルダ731は、筆記具71をほぼ垂直に保持した状態でばね741とソレノイド742との協働によって筆記具71を上下移動させるようになっている。具体的には、ソレノイド742が駆動されている状態ではばね741の付勢力に抗して筆記具71が降下して、描画対象である爪Tの表面や被描画媒体と接触可能な描画状態となる。また、ソレノイド742が開放された状態では、ばね741の付勢力によって筆記具71が上昇し、爪Tの表面や被描画媒体と接触しない非描画状態となる。
なお、本実施形態では、筆記具71を上下させるためのアクチュエータとしてソレノイド742を用いているが、筆記具71を上下させるためのアクチュエータは、ソレノイド742に限定されない。筆記具71は軽量であるため、ソレノイドの他、各種小型の駆動装置により筆記具71を上下させるためのアクチュエータを構成することができる。
キャリッジ42を支持するキャリッジ支持部材44は、X方向移動ステージ45に取り付けられたX方向移動部451に固定されている。X方向移動部451は、X方向移動モータ46の駆動によりX方向移動ステージ45上を図示しないガイドに沿ってX方向に移動するようになっており、これにより、キャリッジ42がX方向(図1におけるX方向、描画装置1の左右方向)に移動するようになっている。
また、X方向移動ステージ45は、Y方向移動ステージ47のY方向移動部471に固定されている。Y方向移動部471は、Y方向移動モータ48の駆動によりY方向移動ステージ47上を図示しないガイドに沿ってY方向に移動するようになっており、これにより、キャリッジ42がY方向(図2におけるY方向、描画装置1の前後方向)に移動するようになっている。
なお、本実施形態において、X方向移動ステージ45及びY方向移動ステージ47は、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48と、図示しないボールネジ及びガイドとを組み合わせることで構成されている。本実施形態のX方向移動モータ46及びY方向移動モータ48としては、1パルス送られるごとに所定量ずつ移動するステップモータが適用される。
本実施形態では、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48等により、爪Tに描画を施す筆記具71を備えるキャリッジ42をX方向及びY方向に駆動するキャリッジ移動部49(図6参照)が構成されている。
描画部40における描画ヘッド41のインク吐出部411、筆記具71を上下移動させるためのソレノイド742、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48は、後述する制御装置80の描画制御部815(図6参照)に接続され、該描画制御部815によって制御されるようになっている。
図1及び図2に示すように、撮影部50は、上部機枠12に設けられている。
すなわち、上部機枠12には基板13が設置されており、この基板13における左右方向(すなわち図1におけるX方向)の中央部であって、前後方向(すなわち図2におけるY方向)における装置奥側(すなわち図2における左側)の下面には、撮像装置としてのカメラ51が設置されている。カメラ51は、例えば200万画素程度以上の画素を有するものであることが好ましい。
カメラ51は、指受入部31内に挿入されている印刷指U1の爪Tを撮影して、指画像(爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)を得るものである。
また、本実施形態では、カメラ51は、筆記具71によって爪Tの表面に、爪Tの幅方向に沿って直線状に描画されたラインLa(図4参照)を、爪Tの幅方向に対して直交する方向で、斜め上方向から撮影するように配置されていて、ラインLaに対応するライン画像Lb(図5参照)を取得するライン撮影部としても機能する。
このため、カメラ51は、装置奥側から指受入部31に向かって傾けて配置されており、指受入部31に挿入されている印刷指U1の爪Tを、爪Tの真上よりも指の延在方向にずれた斜め上方向(本実施形態では、爪先方向の斜め上方)から撮影するようになっている。
具体的には、カメラ51は、図3に示すように、カメラ51(カメラ51の図示しないレンズ)の光軸が指載置部116aの載置面に対して垂直で、爪Tの幅方向に対して直交する、指受入部31に対する印刷指U1の挿入方向に沿った仮想垂直面において、載置面の延在方向に対してほぼ45度程度の傾斜角度を有する向きに配置されている。なお、カメラ51の位置や傾斜角度は、爪T全体を撮影可能であってラインLaをある程度の角度をもって斜め上方から撮影可能であればよく、図示例に限定されない。
後述するように、本実施形態においては、爪形状検出部812bが、カメラ51によって取得された指画像から爪Tの輪郭の形状を検出する他、取得したライン画像Lbの形状と傾斜角度の値とに基づいて三角測量の原理により爪Tの表面の幅方向の形状を検出するようになっている。このため、爪Tの真上や真横からではなく、ある程度の角度(例えば30度から70度程度)をもって指の延在方向にずれた位置から爪Tを撮影できるようにカメラ51を配置することが好ましい。
また、基板13には、白色LED等の照明灯(照明装置)52が設置されている。照明灯52は、カメラ51による撮影の際に、印刷指U1の爪Tを照明するものである。照明灯52は、図3等に示すように、爪Tの真上かその近傍に配置されることが好ましい。
撮影部50は、このカメラ51及び照明灯52を備えて構成されている。
この撮影部50は、後述する制御装置80の撮影制御部811(図6参照)に接続され、該撮影制御部811によって制御されるようになっている。
撮影部50によって撮影された画像の画像データは、後述する記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
また、制御装置80は、例えば上部機枠12に配置された基板13等に設置されている。
図4は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置80は、図6に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部81と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
記憶部82には、描画装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、記憶部82のROMには、指画像から爪Tの輪郭の形状や位置、爪Tの湾曲形状に関わる曲率や端部傾斜角度等の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、描画データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置80によって実行されることによって、描画装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部82には、撮影部50によって取得されたユーザの印刷指U1の爪Tの画像(爪Tの画像を含む指画像)を記憶する爪画像記憶領域821、爪情報検出部812によって検出された爪情報が記憶される爪情報記憶領域822、爪Tに描画されるデザイン画像の画像データを記憶するデザイン記憶領域823等が設けられている。
なお、爪情報記憶領域822には、ユーザ及び指の種類を識別可能な情報と、各指の爪Tについて得られた爪情報とが、それぞれ対応付けられて記憶されている。
制御部81は、機能的に見た場合、撮影制御部811、爪情報検出部812、描画データ生成部813、表示制御部814及び描画制御部815等を備えている。これら撮影制御部811、爪情報検出部812、描画データ生成部813、表示制御部814及び描画制御部815等としての機能は、制御部81のCPUと記憶部82のROMに記憶されたプログラムとの共働によって実現される。
撮影制御部811は、撮影部50のカメラ51及び照明灯52を制御してカメラ51により、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの画像を撮影させるものである。
本実施形態において、撮影制御部811は、撮影部50のカメラ51及び照明灯52を制御して、印刷指U1の爪Tについて撮影を行い、爪Tの画像を取得する。
また、撮影制御部811は、ライン撮影部である撮影部50のカメラ51及び照明灯52を制御して、描画部40の筆記具71によって、爪Tの表面に、爪Tの幅方向に沿って直線状に爪形状検出用のラインLaが描画された爪Tを斜め方向から撮影させ、ラインLaに対応するライン画像Lbを含む爪Tの画像を取得させる。
爪情報検出部812は、カメラ51によって撮影された印刷指U1の爪Tの画像に基づいて、印刷指U1の爪Tについての爪情報を検出するものである。
本実施形態において、爪情報検出部812は、爪領域検出部812aと爪形状検出部812bとを含んでいる。
ここで、爪情報とは、爪Tの輪郭の形状及び大きさ、爪Tの位置(水平位置)、爪Tの湾曲形状に関わる曲率や端部傾斜角度、後述する分類された湾曲パターンの情報等を含んでおり、爪領域検出部812aは、爪Tの輪郭を検出し、爪Tの輪郭がなす領域の全体を爪領域として検出する。爪領域検出部812aによって検出された爪領域が描画部40により描画が施される描画領域となる。爪形状検出部812bは、爪Tの幅方向の表面の形状を爪Tの湾曲形状として検出する。
ここで、爪情報検出部812による爪情報の検出について具体的に説明する。
爪領域検出部812aは、例えば、カメラ51により取得された印刷指U1の爪Tの爪画像を含む指画像から爪Tとそれ以外の指部分との色の違い等に基づいて爪Tの輪郭(形状や大きさ)、位置を検出し、この輪郭をx,y座標等で表される情報として取得する。このとき、カメラ51は爪Tを斜め上方から撮影しているため、撮影によって取得される指画像には、カメラ51の爪Tに対する傾斜角度に応じた変形が生じている。このため、爪領域検出部812aは、この変形を補正して、正しい形状の指画像を取得するように構成されている。なお、爪領域検出部812aが爪Tの輪郭(形状等)を検出する手法は特に限定されず、ここに挙げたものに限られない。
また、爪形状検出部812bは、カメラ51によって撮影された爪形状検出用のラインLaの画像(すなわち、ライン画像Lb)を含む指画像(爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)におけるライン画像Lbの形状に基づいて、爪Tの表面の、ラインLaが描画された領域の幅方向の形状を爪Tの湾曲形状として検出する。
本実施形態では、爪形状検出部812bは、まず、爪Tや指部分との色の違い等に基づいて指画像からライン画像Lbを検出する。そして、このライン画像Lbの形状に基づき、三角測量の原理により、爪の湾曲形状を検出する。
すなわち、カメラ51の位置及び傾斜角度は装置側で予め設定されていてその設定値は既知であり、筆記具71によって描画されたラインLaの位置も後述の描画制御部815によりその値が認識されている。図4に示すように、爪Tの表面に、爪Tの幅方向に沿って直線状にラインLaが描かれた爪Tを、ラインLaの真上よりも指の延在方向にずれた斜め上方向から撮影すると、図5に示すような、ラインLaが爪Tの湾曲形状に従って湾曲した弧状のライン画像Lbを含む指画像(爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)が撮影される。爪形状検出部812bは、このライン画像Lbの形状に基づいて、爪TのラインLaが描画されている領域の実際の高さ位置の爪Tの幅方向に沿った変化(すなわち、ラインLaが引かれている部分についての任意の基準位置から爪Tの表面までの距離の、爪Tの幅方向に沿った変化)を算出し、これにより爪Tの幅方向の湾曲形状を検出する。
なお、ライン画像Lbにある程度の幅がある場合(すなわち、ラインLaが比較的太い場合)には、爪曲率検出部812bは、ライン画像Lbの幅方向の中心位置を抽出して、この中心位置を用いて爪Tの湾曲形状の検出を行う。
また、本発明の爪形状検出用の図形であるラインLaは1本の直線状に形成されているとしたが、これに限るものではなく、例えば、爪Tの幅方向に沿った一辺が直線状の形状になっていて、他の部分は曲線等の任意の形状になっていてもよい。この場合には、この直線状になっている一辺の部分を使用して、爪Tの湾曲形状の検出を行うことができる。更には、一辺が直線状の形状でなく、曲線や折れ線等の予め設定された形状になっていてもよい。この場合にも、この予め設定された形状になっている一辺の部分を使用して、爪Tの湾曲形状の検出を行うことができる。
なお、爪形状検出部812bが爪Tの爪高さや爪の湾曲形状を検出する手法は、このライン画像Lbに基づくものであれば、ここに示したものに限定されない。
本実施形態では、爪形状検出部812bは、例えば、ライン画像Lbの形状に基づいて検出した爪Tの湾曲形状の曲率の値に基づき、爪Tの湾曲形状における湾曲の程度を予め設定されている複数の湾曲パターンの何れかに分類する。分類された湾曲パターンの情報は爪情報の一部として爪情報記憶領域822に記憶される。この湾曲の程度を例えば三段階の湾曲パターンに分類する場合には、曲率が最も小さい範囲のものを湾曲パターン1とし、曲率が最も大きい範囲のものを湾曲パターン3とし、曲率がこれらの中間の範囲のものを湾曲パターン2とする。
なお、爪形状検出部812bが爪Tの湾曲の程度を分類する手法は上記の方式に限定されるものではなく、例えば、ライン画像Lbの形状に基づいて検出した爪Tの湾曲形状において、爪Tの幅方向の端部からx軸方向(爪Tの幅方向)に所定の長さLxの位置でのy軸方向(高さ方向)の端部からの長さLyを検出し、Ly/Lxの値を端部傾斜角度として検出し、この端部傾斜角度の値に基づいて爪Tの湾曲の程度を分類してもよい。また、ライン画像Lbの形状に基づいて検出される爪Tの湾曲形状を示す曲線が二次関数に近似する場合に、最小二乗法によって爪Tの湾曲形状を示す曲線と近似する二次関数を求めて、この二次関数の係数に基づいて爪Tの湾曲の程度を分類してもよい。最小二乗法によって爪Tの湾曲形状と二次関数との近似を求める手法による場合には、検出誤差の影響を抑制することができ、検出結果のロバスト性が向上する。
描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪情報に基づいて、描画部40により印刷指U1の爪Tに施される描画用のデータを生成する。
具体的には、描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪Tの形状等の爪情報に基づいてデザイン画像の画像データを縮小又は拡大する等による合せ込み処理(フィッティング処理)を行い、爪Tに、デザイン画像を描画するための描画データを生成する。
また、本実施形態の描画データ生成部813は、描画データを補正する描画データ補正部813aを含んでいる。
描画データ補正部813aは、爪形状検出部812bによる検出結果に基づいて爪Tに描画を施すための描画データを補正する。
上述のように、本実施形態では、爪形状検出部812bによって爪Tの湾曲の程度が予め設定された複数の湾曲パターン(例えば湾曲パターン1から湾曲パターン3)の何れかに分類される。
記憶部82には、描画データを曲面補正するための各湾曲パターンに応じた補正値が記憶されており、描画データ補正部813aは、爪Tの分類された湾曲パターンに応じた補正値にしたがって描画データを補正(曲面補正)する。
表示制御部814は、表示部26を制御して表示部26に各種の表示画面を表示させるものである。本実施形態では、表示制御部814は、例えばデザイン画像の選択画面やデザイン確認用のサムネイル画像、印刷指U1を撮影した指画像や指画像に含まれる爪画像(爪Tの画像)、各種の指示画面等を表示部26に表示させるようになっている。
描画制御部815は、描画データ生成部813によって適宜曲面補正されて生成されたデザイン画像の描画データを描画部40に出力し、爪Tに対してこの描画データにしたがった描画を施すように、描画部40のキャリッジ移動部49であるX方向移動モータ46、Y方向移動モータ48、描画ヘッド41のインク吐出部411、筆記具71を上下させるソレノイド742の動作を制御する。
特に本実施形態では、描画制御部815は、爪情報検出部812によって検出された爪Tの輪郭がなす領域(爪領域)に基づいて、爪Tの幅方向(図1におけるx方向)を取得するとともに、爪領域における幅方向の長さが最大となる箇所を検出し、当該箇所又はその近傍に、ライン描画用のインクを収容する筆記具71によって爪形状検出用のラインLa(図4参照)を描画させる。
なお、爪形状検出部812bによる検出を高精度に行うためには、ラインLaは細い方が好ましく、描画制御部815は、筆記具71ができるだけ細い線を描くように描画部40の動作を制御する。
次に、本実施形態における描画装置1の動作及び描画装置1を用いた爪形状検出方法について説明する。
なお、この描画装置1による爪の湾曲形状の検出は、例えば、ユーザが描画装置1を購入した後に自らの爪情報を装置側に登録させるとき、あるいは、新規のユーザが自らの爪情報を装置側に登録させるときに行うものである。なお、爪曲率の検出は、そのユーザが描画装置1を使用する初回に1度だけ行うようにしてもよいし、ある程度期間が経過するごとに行うようにしてもよい。ここで、一旦登録されたユーザの同じ爪Tについて再度爪の湾曲形状の検出が行われた場合には、記憶部82等に記憶されている爪情報が新たな検出結果によって上書きされるようにしてもよい。
図7は、本実施形態の爪形状検出方法の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、描画装置1を用いて爪の湾曲形状の検出を行う場合には、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置80を起動させる。
次に、ユーザは、印刷指U1を指受入部31に挿入し、非印刷指U2を指退避部32に挿入して、印刷指U1を固定した上で、検出動作を開始させるスイッチを操作する。
スイッチから指示が入力されると、撮影制御部811が撮影部50を制御して、照明灯52により印刷指U1を照明しながらカメラ51により印刷指U1を撮影させる。これにより、撮影制御部811は、指受入部31に挿入された印刷指U1の指画像を取得する(ステップS1)。
次に、爪領域検出部812aは、指画像に基づいて爪Tの輪郭(爪領域)を検出(算出)する(ステップS2)。
描画制御部815は、検出された爪領域に基づいて、爪Tの幅方向(x方向)における最大幅となる箇所を検出する(ステップS3)。そして、当該箇所又はその近傍に、描画部40によって爪形状検出用のラインLa(図4参照)を、爪Tの幅方向に沿って直線状に描画させる(ステップS4)。
具体的には、描画制御部815は、ライン描画用のインクを収容する筆記具71のソレノイド742を駆動させて当該筆記具71を描画可能状態とするとともに、キャリッジ移動部49を動作させ、筆記具71を載置面に対してほぼ垂直に保持した状態で、XY方向に適宜移動させて爪Tの幅方向に沿って、直線状にラインLaの描画を行わせる。このとき、筆記具71は自重により爪Tの表面に押し当てられ、爪Tの表面形状に追従して上下動しながら爪Tの幅方向に直線状のラインLaを描画する。
爪TにラインLaが描画された後、再度撮影制御部811が撮影部50を制御して、照明灯52により印刷指U1を照明しながらカメラ51により印刷指U1を撮影させる。これにより、撮影制御部811は、爪Tに描かれたラインLaに対応するライン画像Lbを含む指画像を取得する(ステップS5)。
指画像が取得されると、爪形状検出部812bは、爪Tとの色の差異等に基づいて指画像からライン画像Lbを検出する(ステップS6)。
そして、爪形状検出部812bは、このライン画像Lbの形状に基づいて、当該爪Tの湾曲形状を検出する(ステップS7)。そして、爪形状検出部812bは、検出した当該爪Tの湾曲形状の湾曲の程度が予め設定されている複数の湾曲パターンのうちのどれと最も近似するかを判断し、最も近似する湾曲パターンに分類する(ステップS8)。
当該爪Tの湾曲形状の湾曲の程度についての湾曲パターンの分類が終了すると、制御部81は、当該爪Tの湾曲パターンの情報をユーザ名及び当該爪Tがいずれの指(親指〜小指)のものかを示す指種情報と対応付けて、記憶部82の爪情報記憶領域822に爪情報として記憶させる(ステップS9)。なお、爪情報記憶領域822には、分類された湾曲パターンの情報に加えて、ユーザ及び指の種類を識別可能な情報と、爪領域検出部812aによって検出された爪の輪郭に関する情報等も併せて登録される。
他にも爪情報を登録すべき指がある場合には、まだ登録されていない指について上記の処理を繰り返す。
なお、爪情報の登録は、左右の指10本すべてについて行ってもよいし、左右いずれかの指5本について登録を行い、当該ユーザの左右の指に共通の爪情報としてもよい。
爪の湾曲形状の検出処理が終了した後、ユーザは、指受入部31から印刷指U1を取り出して爪Tに描画されたラインLaを、溶剤(除光液等)を用いて除去する。
この後に描画装置1により印刷を行う場合には、ユーザは、電源スイッチを入れて制御装置80を起動させた後、印刷指U1を指受入部31に挿入し、非印刷指U2を指退避部32に挿入して、印刷指U1を固定した上で、印刷スイッチを操作する。
印刷スイッチから指示が入力されると、印刷動作を開始する前に、まず撮影制御部811が撮影部50を制御して、照明灯52により印刷指U1を照明しながらカメラ51により印刷指U1を撮影させ、指受入部31に挿入された印刷指U1の指画像を取得する。
次に、爪領域検出部812aは、指画像に基づいて爪Tの輪郭(爪領域)や爪Tの位置を検出(算出)し、爪情報を取得する。
また、表示制御部814は、表示部26にデザイン選択画面を表示させる。ユーザは操作部25を操作して、デザイン選択画面に表示された複数のデザイン画像の中から所望のデザイン画像を選択し、これにより、操作部25から選択指示信号が出力されて爪Tに印刷すべきデザイン画像が選択される。
爪情報検出部812により爪情報が検出されると、描画データ生成部813は、これらの爪情報に基づいて、デザイン画像が爪領域にフィッティングされるようにデザイン画像の画像データを処理し、描画データを生成する。
このとき、描画データ補正部813aは、当該爪Tに対応する湾曲パターンを爪情報記憶領域822から読み出し、描画データに適宜当該爪Tの湾曲パターンに応じた曲面補正を施す。
なお、当該爪Tについての湾曲パターンの読み出しは、爪情報検出部812によって検出された当該爪Tの輪郭と爪情報記憶領域822に記憶されている爪の輪郭情報とのマッチングによって自動的に行ってもよい。また、描画開始前に、ユーザが、操作部25を操作してユーザ名及び描画する指の種類を入力し、この入力情報に基づいて描画データ補正部813aが当該爪Tに対応する湾曲パターンを爪情報記憶領域822内の情報から読み出してもよい。
曲面補正された描画データが生成されると、描画制御部815は、当該描画データを描画部40に出力し、描画部40により爪Tに対してこの当該描画データにしたがったデザイン画像が描画される。
具体的には、描画制御部815は、描画データに基づいてキャリッジ移動部49を動作させ、描画ヘッドをXY方向に適宜移動させるとともに、インク吐出部411を動作させて各色のインクを描画ヘッド41から吐出させ、爪Tに描画を行わせる。
なお、筆記具71を用いて描画を行う場合には、描画制御部815は、ソレノイド742を駆動させて筆記具71を描画可能状態とするとともに、描画データに基づいてキャリッジ移動部49を動作させ、筆記具71をXY方向に適宜移動させて爪Tに描画を行わせる。このとき、筆記具71は自重により爪Tの表面に押し当てられ、爪Tの表面形状に追従して上下動しながら描画を行う。
また、例えば、背景を筆記具71によって描画し、細かい絵柄部分を描画ヘッド41によって描画する場合のように、1つのデザイン画像の中に描画ヘッド41によって描画する部分と筆記具71によって描画する部分とがある場合には、描画制御部815は、適宜描画ヘッド41のソレノイド742及び筆記具71のインク吐出部411を動作させて、描画ヘッド41と筆記具71の両方を用いて描画を行わせる。
描画が完了すると、描画制御部815は、描画ヘッド41がヘッドキャップ機構43の上に位置し、筆記具71が筆記具キャップ62の上に位置するところまでキャリッジ42を移動させ、描画ヘッド41の吐出面をヘッドキャップ機構43によって覆うとともに、筆記具71に筆記具キャップ62を取り付けて乾燥を防止する。
以上のように、本実施形態によれば、デザイン画像を描画するために描画装置1に備えられている描画用具である筆記具71によって爪領域の幅方向に沿ってラインLaを直線状に描画させ、このラインLaを斜め上方向から撮影して取得されたライン画像Lbの形状に基づいて、爪形状検出部812bが爪Tの幅方向の湾曲形状を検出する。
このように、筆記具71によって爪Tの上に直接描画されたラインLaを撮影したライン画像Lbを爪の湾曲形状の検出に用いるため、例えば、爪Tの上にラインレーザ光を照射するラインレーザ光源等、爪の湾曲形状を検出するための、従来、描画装置に備えられていなかった特別な機構を付加する必要がなく、簡易かつ安価な構成で爪の湾曲形状の検出を行うことができる。更に、爪の湾曲形状を検出するためにラインレーザ光を用いた場合には、爪の表面状態等によっては、爪の表面でレーザ光が乱反射したり拡散したりして、爪の表面にラインレーザ光により形成されるラインがぼやけて、爪の湾曲形状が正確に計測できない場合があるが、本実施形態では、爪Tの上にラインLaを直接描画しているため、爪の表面状態の影響を受けることは無く、どんな状態の爪であっても、正確に爪の湾曲形状を検出することができる。
また、本実施形態の爪形状検出部812bは、三角測量の原理により、爪Tの湾曲形状を検出する。これにより簡易かつ正確に爪Tの湾曲形状を検出することができる。
本実施形態では、爪形状検出部812bによる検出結果に基づいて、描画データ補正部813aが爪Tに描画を施すための描画データを補正する。このため、爪Tの曲率に応じて適切に描画データを曲面補正することができ、歪みのない綺麗なデザイン画像を爪T上に描画することができる。
また、本実施形態では、爪形状検出部812bは、ライン画像Lbの形状に基づいて検出される爪Tの湾曲形状における湾曲の程度を複数の湾曲パターンに分類するものであり、描画データ補正部813aは、爪形状検出部812bによる分類に応じて、湾曲パターンごとに定められた所定の補正値にしたがって描画データを補正する。爪Tの湾曲形状は、大きく3パターンから5パターンほどに分類することができ、この湾曲パターンに応じて補正することによって爪Tの形状にあった描画データを生成することができる。また、このように湾曲パターンごとの補正値を用意することにより、複雑な演算処理を行うことなく、簡易かつ迅速に描画データの補正を行うことができ、爪Tへの描画処理全体の迅速化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、描画装置1による描画処理を行う前の初期作業としてユーザの指種ごとの爪の湾曲形状に関わる爪情報を取得して記憶部82に記憶(登録)させておく。このため、一旦登録を行なった後は、登録されている爪情報を用いて描画を行うことができ、ユーザが描画装置1による描画を行う都度に爪Tの湾曲形状等の爪情報を検出する等の手間を省くことができ、簡易迅速に自分の爪Tに合ったネイルプリントを行うことができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、筆記具71が載置面に対してほぼ垂直に保持されている状態で爪TにラインLaを描画し、カメラ51の光軸が載置面に対して傾斜した向きに配置されている構成としたが、筆記具71の向きとカメラ51の光軸の向きとの関係は、これに限るものではない。すなわち、指載置部116aの載置面に対して垂直で、爪Tの幅方向に対して直交する、指受入部31に対する印刷指U1の挿入方向に沿った仮想垂直面において、筆記具71の向きが、上記仮想垂直面において、載置面の延在方向に対して第1の角度を有する方向に設定されており、爪Tに対するカメラ51の光軸の向きが、上記仮想垂直面において、載置面の延在方向に対して、第1の角度と異なる第2の角度を有する方向に設定されていればよい。このとき、第1の角度と第2の角度の差が上記傾斜角度となる。
また、上記実施形態では、描画制御部815は、爪領域のうち、爪Tの幅方向における最大幅となる箇所又はその近傍の箇所にラインLaを1本だけ描画し、このラインLaを撮影して得たライン画像Lbの形状に基づいて爪形状検出部812bが爪の湾曲形状を検出する場合を例示したが、爪形状検出部812bによる爪の湾曲形状の検出はこれに限定されない。
また、爪Tの幅方向に沿って、爪の長さ方向の互いに異なる位置に複数本のラインLaを描き、これを撮影部50によって撮影させて複数本のライン画像Lbを取得し、この複数本のライン画像Lbのそれぞれの形状に基づいて爪の湾曲形状の検出を行ってもよい。このように検出対象となるライン画像Lbの数を増やした場合には、爪Tについて、より詳細な三次元形状を取得することが可能となり、これに基づいて描画データを補正することで、爪T上により高精細な描画を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、1つのカメラ51によって爪Tの輪郭等を検出するための撮影と、ライン画像Lbを得るための撮影とを行う場合を例示したが、撮影は1つのカメラによって行う場合に限定されず、例えば、ライン画像Lbを得るためのカメラ51を装置の奥側に配置し、これとは別に、爪Tの輪郭等を検出するための画像を取得するカメラを爪Tの真上等に配置してもよい。
また、本実施形態では、カメラ51を装置の奥側に配置したが、ライン画像Lbを得るためのカメラ51は、カメラ51(カメラ51の図示しないレンズ)の光軸が爪T表面に対して垂直な線に対して指の延在方向にずれた位置に配置されていればよく、例えば装置の手前側に配置されていてもよい。
また、本実施形態では、爪形状検出用のラインLaを青色や緑色等の爪Tや肌の色と区別しやすい色のインクで描く場合を例示したが、ラインLaを描くインクはこれに限定されない。
例えば、爪Tに施されるネイルデザインの背景となる色(例えば白色等)のインクを用いてラインLaを描いてもよい。
このようにした場合には、爪Tへのネイルデザイン描画前にラインLaを除去する必要がなく、爪の湾曲形状の検出処理後に続けてネイルデザインの描画を行うことができる。
また、爪Tに施されるネイルデザインに用いられる色の中で最も爪Tや肌色から遠い色を選んでラインLaを描いてもよい。
このようにした場合には、ラインLaを描くためだけの筆記具71を用意する必要がなく、デザインの描画前に筆記具71を入れ替える手間を省くことができる。
さらに、爪形状検出用のラインLaを描くインクを、例えば紫外線発光型の透明塗料等、所定の光を照射することで発光し可視化されるインクとしてもよい。このような塗料は、例えば油性発光インキにより形成されている。
この場合には、当該塗料を発光させることができる所定の波長域(紫外線領域)を有し、発光させるのに必要な所定の強度をもった特定の光を照射可能な光源(例えば紫外線を照射するブラックライト等)を装置内に備え、ラインLaを撮影してライン画像Lbを取得する際には、この光源から特定の光を爪Tの表面に照射して、ラインLaを発光させた状態で撮影を行う。
このようにした場合には、通常の使用状態(すなわち所定の光源からの光が照射されていない状態)ではラインLaは発光せず可視化されないため、爪Tへのネイルデザインの描画前にラインLaを除去する必要はない。すなわち、爪曲率の検出処理後に、ラインLaを除去することなく、その上に続けてネイルデザインの描画を行うことができる。これにより、爪Tへのネイルデザインの描画前にラインLaを除去する手間を省くことができる。
また、本実施形態では描画装置1が、描画用具として、インクジェット方式の描画ヘッド41と筆記具71とを備えるハイブリット式のネイルプリント装置である場合を例示して説明したが、描画装置はこれに限定されず、筆記具71のみを備えるプロッタ方式のネイルプリント装置やインクジェット方式の描画ヘッドのみを備えるネイルプリント装置であっても本発明の構成を用いることは可能である。
描画装置がインクジェット方式の描画ヘッドのみを備えるネイルプリント装置である場合には、爪形状検出用のラインLaをインクジェット方式の描画ヘッドによって描画する。
また、本実施形態では、爪Tを湾曲形状における湾曲の程度に応じて複数の湾曲パターン分類し、各湾曲パターンごとに用意された補正値を適用して曲面補正を行う場合を例示したが、爪Tを湾曲パターンに分類することは本発明の必須の構成ではない。
例えば、爪Tの湾曲形状をより詳細に検出し、当該湾曲形状に応じた個別の補正値を求めて、これを用いて曲面補正を行ってもよい。
この場合には、より精密な補正を行うことができ、より一層高精細な描画が可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲をその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
爪に描画を施す少なくとも一つの描画用具を有する描画部と、
前記描画部を制御して、描画用具により、前記爪の上に、撮影可能な爪形状検出用の図形を描画させる描画制御部と、
前記図形を撮影した画像における、前記爪の幅方向に沿った前記図形の形状に基づいて、前記爪の前記幅方向の形状を検出する爪形状検出部と、
を備えていることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
指が第1方向に沿って挿入されて載置される載置面を有する載置部を備え、
前記描画制御部は、前記描画用具により、前記図形を、前記爪に、前記載置面に対して垂直で前記第1方向に沿った垂直面において、前記載置面の延在方向に対して第1の角度を有する第2方向から、前記爪の幅方向に沿って描画させ、
前記爪形状検出部は、前記図形が描画された前記爪を、前記垂直面における、前記第1の角度異なる第2の角度を有する第3方向から撮影した画像における前記図形の形状と、前記第1の角度と前記第2の角度の差と、に基づいて、前記爪の前記図形が描画された領域の形状を、前記爪の前記幅方向の形状として検出することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記爪を撮影した画像から、前記爪の輪郭がなす爪領域を検出する爪領域検出部を備え、
前記描画制御部は、前記爪領域に基づいて、前記爪の幅方向を取得するとともに、前記爪における前記幅方向の長さが最大となる特定の箇所を検出し、前記特定の箇所又はその近傍に前記図形を描画させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
<請求項4>
前記爪領域検出部により検出される前記爪領域及び前記爪形状検出部により検出される前記爪の形状に関わる情報を爪情報として記憶する爪情報記憶部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項5>
前記爪形状検出部は、検出した前記爪の前記幅方向の形状を、予め設定された、湾曲の程度が互いに異なる複数の湾曲パターンの何れかの特定の湾曲パターンに分類し、
前記爪情報記憶部は、更に、前記特定の湾曲パターンの情報を記憶することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
<請求項6>
前記爪情報記憶部に記憶されている前記爪情報に基づいて前記爪に描画を施すための描画データを補正する描画データ補正部をさらに備えていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の描画装置。
<請求項7>
指の爪に描画を施す描画装置における爪形状検出方法であって、
前記描画装置は、前記爪に描画を施す少なくとも一つの描画用具を有する描画部を備え、
前記描画用具により、前記爪の上に、撮影可能な爪形状検出用の図形を描画し、
前記図形が描画された前記爪を撮影した画像における、前記爪の幅方向に沿った前記図形の形状を取得し、
前記図形の前記形状に基づいて、前記爪の前記幅方向の形状を検出することを特徴とする爪形状検出方法。
<請求項8>
前記描画装置は、前記指が第1方向に沿って挿入されて載置される載置面を有する載置部を備え、
前記描画用具により、前記図形を、前記爪に、前記載置面に対して垂直で前記第1方向に沿った垂直面において、前記載置面の延在方向に対して第1の角度を有する第2方向から、前記爪の幅方向に沿って描画し、
前記図形が描画された前記爪を、前記垂直面における、前記第1の角度異なる第2の角度を有する第3方向から撮影した画像における前記図形の形状を取得し、
前記図形の前記形状と、前記第1の角度と前記第2の角度の差と、に基づいて、前記爪の前記図形が描画された領域の形状を、前記爪の前記幅方向の形状として検出することを特徴とする請求項7に記載の爪形状検出方法。
<請求項9>
前記爪を撮影した画像から、前記爪の輪郭がなす爪領域を検出し、
前記爪領域に基づいて、前記爪の幅方向を取得するとともに、前記爪における前記幅方向の長さが最大となる特定の箇所を検出し、
前記爪における前記特定の箇所又はその近傍に前記図形を描画させることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の爪形状検出方法。
1 描画装置
10 装置本体
40 描画部
41 描画ヘッド
49 キャリッジ移動部
50 撮影部
51 カメラ
71 筆記具
80 制御装置
81 制御部
82 記憶部
811 撮影制御部
812 爪情報検出部
812a 爪領域検出部
812b 爪形状検出部
813 描画データ生成部
813a 描画データ補正部
814 表示制御部
815 描画制御部
T 爪

Claims (9)

  1. 爪に描画を施す少なくとも一つの描画用具を有する描画部と、
    前記描画部を制御して、描画用具により、前記爪の上に、撮影可能な爪形状検出用の図形を描画させる描画制御部と、
    前記図形を撮影した画像における、前記爪の幅方向に沿った前記図形の形状に基づいて、前記爪の前記幅方向の形状を検出する爪形状検出部と、
    を備えていることを特徴とする描画装置。
  2. 指が第1方向に沿って挿入されて載置される載置面を有する載置部を備え、
    前記描画制御部は、前記描画用具により、前記図形を、前記爪に、前記載置面に対して垂直で前記第1方向に沿った垂直面において、前記載置面の延在方向に対して第1の角度を有する第2方向から、前記爪の幅方向に沿って描画させ、
    前記爪形状検出部は、前記図形が描画された前記爪を、前記垂直面における、前記第1の角度異なる第2の角度を有する第3方向から撮影した画像における前記図形の形状と、前記第1の角度と前記第2の角度の差と、に基づいて、前記爪の前記図形が描画された領域の形状を、前記爪の前記幅方向の形状として検出することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記爪を撮影した画像から、前記爪の輪郭がなす爪領域を検出する爪領域検出部を備え、
    前記描画制御部は、前記爪領域に基づいて、前記爪の幅方向を取得するとともに、前記爪における前記幅方向の長さが最大となる特定の箇所を検出し、前記特定の箇所又はその近傍に前記図形を描画させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
  4. 前記爪領域検出部により検出される前記爪領域及び前記爪形状検出部により検出される前記爪の形状に関わる情報を爪情報として記憶する爪情報記憶部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
  5. 前記爪形状検出部は、検出した前記爪の前記幅方向の形状を、予め設定された、湾曲の程度が互いに異なる複数の湾曲パターンの何れかの特定の湾曲パターンに分類し、
    前記爪情報記憶部は、更に、前記特定の湾曲パターンの情報を記憶することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  6. 前記爪情報記憶部に記憶されている前記爪情報に基づいて前記爪に描画を施すための描画データを補正する描画データ補正部をさらに備えていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の描画装置。
  7. 指の爪に描画を施す描画装置における爪形状検出方法であって、
    前記描画装置は、前記爪に描画を施す少なくとも一つの描画用具を有する描画部を備え、
    前記描画用具により、前記爪の上に、撮影可能な爪形状検出用の図形を描画し、
    前記図形が描画された前記爪を撮影した画像における、前記爪の幅方向に沿った前記図形の形状を取得し、
    前記図形の前記形状に基づいて、前記爪の前記幅方向の形状を検出することを特徴とする爪形状検出方法。
  8. 前記描画装置は、前記指が第1方向に沿って挿入されて載置される載置面を有する載置部を備え、
    前記描画用具により、前記図形を、前記爪に、前記載置面に対して垂直で前記第1方向に沿った垂直面において、前記載置面の延在方向に対して第1の角度を有する第2方向から、前記爪の幅方向に沿って描画し、
    前記図形が描画された前記爪を、前記垂直面における、前記第1の角度異なる第2の角度を有する第3方向から撮影した画像における前記図形の形状を取得し、
    前記図形の前記形状と、前記第1の角度と前記第2の角度の差と、に基づいて、前記爪の前記図形が描画された領域の形状を、前記爪の前記幅方向の形状として検出することを特徴とする請求項7に記載の爪形状検出方法。
  9. 前記爪を撮影した画像から、前記爪の輪郭がなす爪領域を検出し、
    前記爪領域に基づいて、前記爪の幅方向を取得するとともに、前記爪における前記幅方向の長さが最大となる特定の箇所を検出し、
    前記爪における前記特定の箇所又はその近傍に前記図形を描画させることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の爪形状検出方法。
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