JP7206587B2 - 描画装置及び描画方法 - Google Patents

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Description

本発明は、描画装置及び描画方法に関するものである。
従来、描画ヘッドからインクによる液滴を噴射して爪にネイルデザインを描画するインクジェット方式の描画装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなインクジェット方式の描画装置では、液滴径が比較的小さい第1液滴と液滴量が小液滴より多い第2液滴とを用いて描画することにより、高精細な画質での描画を実現することができる。
特表2003-534083号公報
しかしながら、第1液滴は飛翔可能距離が比較的短いため、描画ヘッドから描画対象までの距離が長いと、着弾してもミスト化してしまったり、着弾位置が乱れて、正確な位置に着弾させ難くなったりする。
この点、平坦な紙に描画する通常の描画装置のように描画対象が平坦である場合には、描画ヘッドと描画対象との距離が一定であるため、描画ヘッドと描画対象との間隔を第1液滴が正確に着弾できる距離の範囲内に設定しておけば、インクの着弾が乱れることはない。
これに対して、ネイルプリント装置の描画対象である爪は、幅方向の中央部分は比較的高さが高く、幅方向の両端部に行くほど高さが低くなる湾曲形状となっている。
このため、描画ヘッドを爪の上方において水平方向に移動させながらで描画を行った場合、爪の幅方向の中央部分では、描画ヘッドから爪の表面までの距離が短く、飛翔距離の短い第1液滴でも十分に着弾させることができるが、爪の幅方向の両端部側では、描画ヘッドから爪の表面までの距離が、爪の幅方向の中央部分より長くなる。このため、爪の幅方向の両端部側では、第1液滴は、ミスト化してしまったり正確な位置に着弾しなかったりする。これにより、爪の両端部側においては、描画したネイルデザインの画像の濃度が薄くなったり描画したネイルデザインの画像に乱れが生じたりして、画質が低下する。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、第1液滴と第1液滴より液滴量が多い第2液滴とを使い分けて描画することにより、湾曲している爪に対して、その全領域に高品質な描画を行うことのできる描画装置及び描画方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の描画装置は、第1液滴と前記第1液滴よりも液滴量が多い第2液滴とを噴射可能で、描画対象面に前記第1液滴による第1液滴ドット及び前記第2液滴による第2液滴ドットを形成して画像の描画を行う描画ヘッドと、指定された描画対象面および指定されたデザインに応じて、前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置及び前記第2液滴ドットを形成すべき複数の位置を指定するための描画用データを生成し、生成した前記描画用データに基づいて前記描画ヘッドによる描画を制御する描画制御部と、を備え、前記描画制御部は、前記描画用データに基づく描画において、前記指定された描画対象面が第1方向に沿って凸状に湾曲している場合、前記指定された描画対象面の前記第1方向の両端の少なくとも一方側に設定される調整領域内においては、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置のうちの少なくとも一部の位置に対して、前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成するように調整モードを実行し、前記調整モードにおいて、前記調整領域内の前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置における前記第1液滴ドットに代えて前記第2液滴ドットを形成する割合を、前記描画対象面における前記第1方向の端に近づくほど増加させるように前記描画ヘッドによる噴射を調整することを特徴としている。
また、本発明の描画方法は、描画装置の描画方法であって、前記描画装置は、第1液滴と前記第1液滴よりも液滴量が多い第2液滴とを噴射可能で、描画対象面に前記第1液滴による第1液滴ドット及び前記第2液滴による第2液滴ドットを形成して画像の描画を行う描画ヘッドを備え、指定された描画対象面および指定されたデザインに応じて、前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置及び前記第2液滴ドットを形成すべき複数の位置を指定するための描画用データを生成し、生成した前記描画用データに基づいて前記描画ヘッドによる描画を制御し、前記描画用データに基づく描画において、前記指定された描画対象面が第1方向に沿って凸状に湾曲している場合、前記指定された描画対象面の前記第1方向の両端の少なくとも一方側に設定される調整領域内においては、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置のうちの少なくとも一部の位置に対して、前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成するように調整モードを実行し、前記調整モードにおいて、前記調整領域内の前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置における前記第1液滴ドットに代えて前記第2液滴ドットを形成する割合を、前記描画対象面における前記第1方向の端に近づくほど増加させるように前記描画ヘッドによる噴射を調整する、ことを特徴としている。
本発明によれば、第1液滴と第1液滴より液滴量が多い第2液滴とを使い分けて描画することにより、湾曲している爪に対して、その全領域に高品質な描画を行うことができる。
本実施形態におけるネイルプリント装置の外観構成を示す斜視図である。 ネイルプリント装置から筐体を取り外して内部構成を示した要部斜視図である。 描画ヘッドのノズル配置を示す図である。 本実施形態に係るネイルプリント装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 (a)は、指の爪を示す平面図であり、(b)は、(a)における矢視b方向から見た爪と描画ヘッドとの位置関係を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)、(d)は、調整領域設定テーブルの例を示す図であり、(c)は、各湾曲レベルの爪の幅方向の断面を示す模式図である。 (a)から(c)は、噴射割合の調整処理の例を模式的に示す図である。 本実施形態における描画処理を示すフローチャートである。
図1から図8を参照しつつ、本発明に係る描画装置の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、描画装置が手の指の爪を描画対象とし、この爪の表面又はこの爪におけるインクが塗布される領域の表面を描画対象面とし、てこれに描画するネイルプリント装置である場合を例に説明するが、本発明における描画対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪を描画対象としてもよい。また、ネイルチップや各種アクセサリの表面等、爪以外のものを描画対象としてもよい。
図1は、本実施形態における描画装置であるネイルプリント装置の外観斜視図である。
図1に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置1は、ほぼ箱形に形成された筐体11を有している。
筐体11の上面(天板)には操作部12が設置されている。
操作部12は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部12には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための操作釦が配置されている。
また、筐体11の上面(天板)には表示装置13が設置されている。
表示装置13は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示装置13には、例えば、指U1を撮影して得た爪画像(爪Tの画像を含む指の画像)、この爪画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに後述する元画像を投影した状態の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示装置13の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、タッチパネルが操作部12として機能する。
また、筐体11の上面(天板)の内側であって、後述する指固定部3の窓部33の上方位置には、窓部33から露出する爪Tを撮影して爪画像(爪Tを含む指U1の画像)を取得する撮影機構50(図3参照)が設けられている。
なお、撮影機構50は、指固定部3内に配置されている爪Tを撮影できるものであればよく、その具体的な配置は特に限定されない。例えば、筐体11の内面ではなく、筐体11内に配置されるいずれかの構造体に固定されていてもよいし、後述する描画機構40のキャリッジ等に固定され、ヘッド移動機構49(図3参照)等により移動可能に構成されていてもよい。この場合には、撮影機構50は、X方向移動モータ46とY方向移動モータ48等で構成されるヘッド移動機構49により、X方向及びY方向に移動可能に構成される。
このように、撮影機構50をヘッド移動機構49等により移動可能に構成した場合には、描画対象である爪Tを撮影する際には、指固定部3の窓部33から露出する爪Tの上方に撮影機構50が配置されるようにし、描画時には指固定部3の上方位置に描画ヘッド41が配置されるように、適宜移動させることができる。
撮影機構50は、爪Tを撮影して、爪Tを含む指U1の画像である爪画像を取得する撮影手段である。
撮影機構50は、撮影装置51と、照明装置52とを備えている。
撮影装置51は、例えば、200万画素程度以上の画素を有する固体撮影素子とレンズ等を備えて構成された小型カメラである。
照明装置52は、例えば白色LED等の照明灯である。本実施形態では、撮影装置51を囲むように複数の照明装置52が配置されている。なお、照明装置52の数や配置は図示例に限定されない。
この撮影機構50は、後述する制御装置80の撮影制御部811(図3参照)に接続され、該撮影制御部811によって制御されるようになっている。
なお、撮影機構50によって撮影された画像の画像データは、後述する爪画像記憶領域825等に記憶される。
さらに、筐体11の前面側(図1において手前側)であって、ネイルプリント装置1のX方向(図1においてX方向)のほぼ中央部には、ネイルプリント装置1による撮影時や描画機構40による描画動作時に描画対象である爪Tを有する指U1を挿入し、撮影機構50による撮影が可能な撮影可能位置、描画機構40による描画が可能な描画位置に爪Tをセットするための開口部14が形成されている。
開口部14の内側には、後述するように、爪T(爪Tを含む指U1)を固定する指固定部3が配置されている。
図2は、図1に示すネイルプリント装置1から筐体11を外してネイルプリント装置1の内部構成を示した要部斜視図である。
図2に示すように、筐体11内には、各種の内部構造物が組み込まれた基台2が設けられている。
基台2の表面(すなわち、図2に示すようにネイルプリント装置1の上側の面)は、本実施形態においてXY平面を構成する基台上面20となっている。
基台上面20には、非描画時に描画ヘッド41が待機する待機領域(図示せず)が設けられている。
また、基台上面20には、描画ヘッド41のメンテナンスを行うメンテナンス領域6が設けられている。図示は省略するが、メンテナンス領域6には、例えば描画ヘッド41において描画対象面(本実施形態では爪Tの表面又は爪Tにおけるインクが塗布される領域の表面)に対向する面であるインク噴射面(図示せず)から強制的にインクを噴射させるパージ部やインク噴射面を拭き取り、残留しているインク等を除去するワイプ部等のメンテナンス機構が設けられる。
基台上面20における装置手前側(図2におけるY方向手前側)であって、装置の幅方向(図2におけるX方向)のほぼ中央部であり、筐体11の開口部14に対応する位置には、指固定部3が配置されている。
指固定部3は装置手前側に開口部31を有する箱状の部材であり、指固定部3内部には指U1を固定する指固定部材32が配置されている。
指固定部材32は、指U1を下側から押し上げ支持するものであり、例えば柔軟性を有する樹脂等で形成されている。本実施形態では、指固定部材32は、幅方向のほぼ中央部が窪んだ形状となっており、指U1を指固定部材32上に載置した際に、指U1の腹部分を指固定部材32が受けて、装置幅方向(図1及び図2におけるX方向)に指U1ががたつくのを防止することができる。
なお、指固定部材32は、指U1を下側から支持し得るものであればよく、その構成は特に限定されない。例えば、ばね等の弾性部材によって下方から付勢されていてもよい。また、例えば、指固定部材32は、内圧を変化させることにより膨縮可能に構成されており、膨張状態において指U1を押し上げ、その位置を固定する構成としてもよい。
指固定部3の天面奥側は開口する窓部33となっている。窓部33からは指固定部3内に挿入された指U1の爪Tが露出するようになっている。
また、指固定部3の天面手前側は指U1の浮き上がりを防止して指U1の上方向の位置を規制する指押え34となっている。指U1及びその爪Tは、下側から指固定部材32によって支持され、指U1の上側が指押え34によって押さえられることで、高さ方向の位置が所定の位置に位置決めされる。
また、本実施形態では、指挿入方向の奥側には、爪Tを載置する爪載置部35が設けられている。
この爪載置部35に爪Tの先を載置させることにより、爪Tの水平方向(すなわち、X方向及びY方向)の位置が規定されるとともに、その高さ方向の位置も規制される。
また、筐体11の内部には、描画対象面に描画を施す描画機構40(図3参照)が設けられている。ここで描画対象面とは、描画対象の表面であり、本実施形態では、指U1の爪Tの表面である。
描画機構40は、描画機構本体である描画ヘッド41、描画ヘッド41を支持するヘッドキャリッジ42、描画ヘッド41をX方向(図1及び図2等におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)に移動させるためのX方向移動ステージ45、X方向移動モータ46(図3参照)、描画ヘッド41をY方向(図1及び図2等におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動させるためのY方向移動ステージ47、Y方向移動モータ48(図3参照)等を備えて構成されている。
Y方向移動ステージ47は、基台上面20における装置幅方向(図1及び図2等におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)の両側部に、それぞれY方向(図1及び図2等におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に延在して設けられた支持部材471を有している。
これら一対の支持部材471の延在方向における両端部にはそれぞれプーリー477が取り付けられている。装置左側及び装置右側のプーリー477には、装置の前後方向(図2等においてY方向)に延在する駆動ベルト474がそれぞれ巻回されている。
装置奥側に設けられているプーリー477は、駆動軸部476の両端部に取り付けられている。この駆動軸部476には、Y方向移動モータ48(図3参照)が接続されており、Y方向移動モータ48が駆動することで駆動軸部476及びこれに取り付けられているプーリー477が適宜正逆方向に回転する。
プーリー477の回転により、プーリー477に巻回されている駆動ベルト474も回転し、これによりX方向移動ステージ45(及びX方向移動ステージ45に搭載されている描画ヘッド41)がY方向に移動可能となっている。
また、支持部材471上には駆動ベルト474と平行してY方向に延在するガイド軸475が設けられている。
X方向移動ステージ45は、装置奥側に基台上面20に対して立設され基台2のX方向に延在する背面板451と、この背面板451の上端部から装置前方に張り出す庇部452と、背面板451及び庇部452で構成される側面視ほぼL字状の部の両側部を塞ぐようにそれぞれ立設された一対の側面部453と、を有している。
左右一対の側面部453には、それぞれガイド軸475が挿通される軸挿通部453aが設けられており、この一対の軸挿通部453aにそれぞれガイド軸475が挿通され、Y方向駆動モータ48が駆動して駆動ベルト474が回転することによってX方向移動ステージ45は、ガイド軸475に沿ってY方向に移動可能となっている。
また、一対の側面部453の内側にはX方向移動モータ46が接続された図示しないプーリーが設けられており、このプーリーには、装置の左右方向(図2等においてX方向)に延在する駆動ベルト454が巻回されている。また、X方向移動ステージ45の内側には、この駆動ベルト454とほぼ平行し基台2のX方向に延在するガイド軸455が設けられている。
X方向移動ステージ45には、描画ヘッド41を支持するヘッドキャリッジ42が搭載されている。
ヘッドキャリッジ42の背面側(装置奥側)には、ガイド軸455が挿通される図示しない軸挿通部が設けられている。
ヘッドキャリッジ42の軸挿通部にガイド軸455が挿通され、X方向駆動モータ46が駆動して駆動ベルト454が回転することによって、ヘッドキャリッジ42はX方向移動ステージ45内をガイド軸455に沿ってX方向に移動可能となっている。
本実施形態では、X方向移動モータ46とY方向移動モータ48等により、描画ヘッド41をXY平面上においてX方向及びY方向に移動可能なヘッド移動機構49(図3参照)が構成されており、後述する制御装置80(特に描画制御部814)によりその動作を制御される。
なお、描画ヘッド41の動作やヘッド移動機構49の動作を制御する描画制御部814は、全てが1つの制御基板上に設けられている必要はない。例えば、描画ヘッド41のインク噴射やX方向移動モータ46の動作等を制御する制御部81が搭載され、メインの制御基板と電気的に接続された図示しない制御基板がX方向移動ステージ45に設けられていてもよい。本実施形態においてヘッドキャリッジ42の背面側には、フレキシブルなプリント配線基板425が設けられている。このプリント配線基板425は、X方向移動ステージ45に設けられている制御基板と電気的に接続されており、メインの制御基板上に設けられている描画制御部814からの制御信号は、X方向移動ステージ45に設けられている制御基板を介してプリント配線基板425に送られ、描画制御部814の制御に従った描画ヘッド41のインク噴射制御等が行われるようになっている。
本実施形態の描画ヘッド41は、インクジェット方式で描画を行うインクジェットヘッドであり、図3は描画ヘッド41におけるノズル配置の一例を示す図である。
描画ヘッド41は、例えば、イエロー(Y;YELLOW)、マゼンタ(M;MAGENTA)、シアン(C;CYAN)のインクに対応する図示しないインクカートリッジと各インクカートリッジにおける描画対象面に対向する面に設けられたインク噴射面とが一体に形成されたインクカートリッジ一体型のヘッドである。インク噴射面には、図3に示すように、それぞれの色のインクによる液滴を噴射する複数のノズルからなるノズルアレイの噴射口(インク噴射口、411、412)が列状に形成されている。描画ヘッド41は、インクを微滴化し、インク噴射面(インク噴射面の複数のノズルによるインク噴射口)から描画対象面(すなわち、爪Tの表面又は爪Tにおけるインクが塗布される領域の表面)に対して直接にインクによる液滴を吹き付けて描画を行う。なお、描画ヘッド41は、上記3色のインクによる液滴を噴射させるものに限定されない。その他の色のインクを貯留するインクカートリッジ及びインク噴射口を備えていてもよい。
描画ヘッド41は、後述する爪情報検出部812により検出された爪情報等に基づいて、指U1の爪Tに描画を施すものである。
本実施形態では、描画ヘッド41は、第1液滴(小液滴)とこれよりも液滴量の多い第2液滴(大液滴)とを選択的に噴射可能に構成されている。すなわち、描画ヘッド41には、例えば、第1液滴を噴射させる径の小さな複数の第1ノズル411による第1ノズル群41aと、第2液滴を噴射させる径の大きな複数の第2ノズル412による第2ノズル群41bとが形成されており、描画制御部814の制御に応じて、いずれかのノズル群からを噴射させるようになっている。ここで、描画ヘッド41の第1ノズル411から第1液滴が噴射されて描画対象面に形成されるドットを第1液滴ドット(小液滴ドット)とし、描画ヘッド41の第2ノズル412から第2液滴が噴射されて描画対象面に形成されるドットを第2液滴ドット(大液滴ドット)とする。
ここで、第2液滴とは、例えば着弾径が例えばφ40μm以上の液滴であり、第1液滴とは例えば着弾径が例えばφ30μm以下の液滴を意味する。
第1液滴は、飛翔距離が5mm程度までであれば描画対象面の所望の位置にほぼ正確に着弾し、高精細な描画を可能とする。しかし、飛翔距離が5mmを超えると所望の位置に正確に着弾させることが難しくなり、描画した画像が乱れて画質が著しく悪化する。また、第1液滴は、飛翔距離が長くなるにつれて、次第にミスト化し、着弾すらしないまま空中に飛散してしまい、描画した画像の濃度が薄くなってしまう。これに対して、第1液滴よりも液滴量の多い第2液滴により描画した場合には、第1液滴に比べて粒状性のある画像となるが、飛翔距離が5mmを超えても、所望の位置にほぼ正確に着弾させることができて、描画した画像が乱れることは少なく、描画した画像の濃度が薄くなってしまうことも少ない。
制御装置80は、例えば筐体11天面の下面側等に配置された図示しない基板等に設置されている。なお、本実施形態では、前述のように、基板は筐体11天面の下面側等に配置されたメインの基板の他に、X方向移動ステージ45やヘッドキャリッジ42等にも分散して設けられており、これらが電気的に接続されることで各部が統括的に制御され、連係して動作するようになっている。
図3は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置80は、図3に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部81と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
記憶部82には、ネイルプリント装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、記憶部82のうち、ROM等で構成されるプログラム記憶領域820には、例えば爪画像から爪Tの形状や爪Tの輪郭、爪Tの幅、爪Tの曲率等の各種の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、描画用データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置80によって実行されることによって、ネイルプリント装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部82には、本実施形態におけるインクによる液滴の噴射制御に関するパラメータ等のデータを格納する噴射制御データ記憶領域821、爪Tに描画されるネイルデザインの画像データを記憶するネイルデザイン記憶領域824、撮影機構50によって取得されたユーザの指U1の爪Tの爪画像を記憶する爪画像記憶領域825、爪情報検出部812によって検出された爪情報(爪Tの輪郭や爪Tの幅、爪Tの傾斜角度(爪Tの曲率)等)が記憶される爪情報記憶領域826等が設けられている。
本実施形態において、噴射制御データ記憶領域821には、調整領域設定テーブル822(図6(a)、図6(b)、図6(d)参照)、噴射割合調整パラメータ823等が記憶されている。本実施形態では、調整領域設定テーブル822等が図6(c)に示すように爪Tの湾曲レベル(図6(c)では、曲面レベル0から曲面レベル5の6段階)に応じて規定されている。
なお、調整領域設定テーブル822及び噴射割合調整パラメータ823の詳細については、後述する。
制御部81は、機能的に見た場合、撮影制御部811、爪情報検出部812、描画データ生成部813、描画制御部814、表示制御部815等を備えている。これら撮影制御部811、爪情報検出部812、描画データ生成部813、描画制御部814、表示制御部815等としての機能は、制御部81のCPUと記憶部82のプログラム記憶領域820に記憶されたプログラムとの共働によって実現される。
撮影制御部811は、撮影機構50の撮影装置51及び照明装置52を制御して撮影装置51により、指固定部3に固定された指U1の爪Tの画像を含む指の画像(爪画像)を撮影させるものである。なお、指U1の爪Tは、何も塗られていない生爪の状態と、例えば白色の下地用のインクが塗布された状態と、この下地用のインクが塗布された領域上にネイルデザインが描画された状態とがある。
撮影機構50により取得された爪画像の画像データは、記憶部82の爪画像記憶領域825に記憶される。
爪情報検出部812は、撮影装置51によって撮影された指固定部3に固定された指U1の爪Tの画像(爪画像)に基づいて、指U1の爪Tについての爪情報を検出するものである。
ここで、爪情報とは、例えば、爪Tの輪郭(爪形状、爪Tの水平位置のXY座標等)、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置、以下「爪Tの垂直位置」又は単に「爪Tの位置」ともいう。)、爪Tの曲率(湾曲度合)等である。
なお、爪情報には、爪Tの指種(例えば右手の親指、左手の中指等の情報)が含まれていてよい。これらの情報は爪情報検出部812が爪画像を解析することにより検出されてもよいし、ユーザが操作部12等から入力したものでもよい。
また、本実施形態では、爪情報検出部812は、描画対象となる爪Tを上面視したときの爪幅(図5(a)及び図5(b)において爪幅W)を検出する。図5(a)に示す例では、爪Tが何も塗られていない生爪の状態である場合を示し、爪Tを上面視した場合に、爪Tの幅方向の端部が、指U1の爪床(爪と皮膚が密着している指先の皮膚)から離れる、爪Tの幅方向両側の爪端部a,b間の長さ(幅寸法)を爪幅Wとしている。なお、爪Tに下地用のインクが塗布されている場合には、爪Tにおける下地用のインクが塗布された領域の表面を描画対象面とする。ここで、この下地用のインクが塗布されている領域の爪Tの幅方向の端は爪Tの爪床より爪Tの中央方向に入った位置にある場合もある。この場合、下地用のインクが塗布されている領域の爪Tの幅方向の幅寸法を爪幅Wとする。
なお、爪T又は下地用のインクが塗布されている領域のいかなる部分の幅寸法をもって爪幅Wとするかは、適宜設定可能であり、例えば、爪Tの幅方向において最も幅の広い部分の寸法を爪幅Wとしてもよい。
爪情報検出部812によって検出された結果である爪形状(爪Tの輪郭)、爪幅W、爪曲率、指種等の爪情報は、記憶部82の爪情報記憶領域826に記憶される。
描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪情報に基づいて、描画ヘッド41により指U1の爪Tに施される描画用のデータを生成する。
具体的には、描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪Tの形状等に基づいてネイルデザインの画像データを拡大、縮小、切出し等することにより爪Tの形状に合わせ込む合せ込み処理を行う。
さらに、描画データ生成部813は、適宜補正を行って描画対象面に描画する描画用データを生成する。
また、爪情報検出部812により爪Tの曲率等が取得されている場合には、描画データ生成部813は、例えば爪Tの曲率に応じて爪Tの両端部において描画した画像の濃度が低下しないように濃度調整を行う等の曲面補正を適宜行ってもよい。
なお、後述するように、本実施形態では、爪Tの両端部の所定範囲において第1液滴インクと第2液滴との噴射割合の調整を行うようになっており、爪Tの端部に行くほど描画した画像の濃度が濃くなるようにすることも可能である。この場合には描画用データを作成する段階で曲面補正を行う必要はない。
後述するように、特に曲面補正を施していない描画用データは、紙等の湾曲していない面(平面)に描画することを前提に作られた描画用データであり、第2液滴を噴射する第2液滴ノズル、第1液滴を噴射する第1液滴ノズルもともに、インクによる液滴を100%噴射するように設定されている。
描画制御部814は、描画データ生成部813によって生成された描画用データに基づいて描画機構40に制御信号を出力し、爪Tに対してこの描画用データにしたがった描画を施すように描画機構40のX方向移動モータ46、Y方向移動モータ48、描画ヘッド41等を制御する制御部である。
本実施形態において、描画制御部814は、第2液滴インクの噴射割合を増加させる調整領域CAを、爪Tの幅方向の両端部a,b(図5(a)等参照)から中央部に向かう端部領域に設定し、この調整領域CAにおいて、第2液滴の噴射割合を増加させるように描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
具体的には、描画制御部814は、爪情報検出部812により検出された各種の爪情報と記憶部82の噴射制御データ記憶領域821に記憶されている調整領域設定テーブル(図6(a)~図6(b)参照)に基づいて、爪Tの端部領域に所定幅((図5(b)等において幅P)の調整領域CAを設定する。
さらに本実施形態の描画制御部814は、設定した調整領域CA内において、噴射制御データ記憶領域821に記憶されている噴射割合調整パラメータ823に基づいて、描画対象面に対して第1液滴、第2液滴の噴射量の割合の調整を行うようになっている。
まず、図5(a)及び図5(b)と図6(a)から図6(d)を参照しつつ、描画制御部814による調整領域CAの設定について説明する。
図5(b)は、図5(a)における矢視b方向から見た爪Tと描画ヘッド41との位置関係を模式に示す説明図である。
図5(b)に示すように、描画対象面である爪Tの表面又は爪Tにおけるインクが塗布されている領域の表面は、幅方向の中央部の高さが高く、両端部では高さが低くなる曲面形状となっている。このため、爪Tの幅方向の中央部では、描画ヘッド41と爪Tの表面との距離は小さい(図5(b)において「距離H1」)が、爪Tの幅方向の両端部では、描画ヘッド41と爪Tの表面との距離が大きくなってしまう(図5(b)において「距離H2」)。
例えば、ネイルプリント装置1において、描画ヘッド41から爪Tの中央部までの距離H1を2mmに設定した場合には、描画ヘッド41から爪Tの端部までの距離H2は5mm~8mm程度となる。前述のように、第1液滴は飛翔距離が5mmを超えると所望の位置に正確に着弾しにくくなる。このため、爪Tの端部付近では、第1液滴では正確な着弾が難しいが、第2液滴であれば、所望の位置にほぼ正確に着弾させることができる。
そこで、本実施形態では、調整領域設定テーブル822として、図6(a)に示すような爪幅Wと調整領域CAの幅(図5(b)において「P」)とを対応付けたテーブル822aを備えており、描画制御部814は、図6(a)に示す調整領域設定テーブル822aを参照して爪幅Wに対応する調整領域CAの幅Pを設定するようになっている。
なお、この幅Pの値は描画対象面を爪Tの表面とした場合の値であって、調整領域CAは、爪Tの幅方向の両端部(図5(a)及び図5(b)において、「爪端部a,b」)から爪Tの幅方向の中央部に向かう位置に幅Pを有して設定される。ここで、描画対象面を爪Tにおける下地用のインクが塗布された領域の表面とし、下地用のインクが塗布されている領域の爪Tの幅方向の端が爪Tの爪床より爪Tの中央方向に入った位置にある場合には、調整領域CAの幅Pは、この爪Tにおける下地用のインクが塗布された領域の爪Tの幅方向の端の位置に応じて調整される。
以下においては、描画対象面を爪Tの表面とした場合について説明するが、描画対象面を爪Tにおけるインクが塗布された領域の表面とした場合にも同様の制御方式を適用することができる。例えば、図6(a)に示す調整領域設定テーブル822aでは、爪幅Wが8mmであるときは、調整領域CAの幅Pを0.8mmに設定し、爪幅Wが20mmであるときは、調整領域CAの幅Pを2mmに設定するように対応づけされている。
このように具体的な数値でテーブルを構成した場合には、描画制御部814は、合致する爪幅Wに対応する数値を読み出してくれば足りるため、調整領域CAの幅の爪幅Wに対する割合を示す数値をパラメータとする場合と比べて演算処理の時間等を省くことができる。
なお、検出された爪幅Wが調整領域設定テーブル822aに規定されている複数の爪幅Wのいずれにも合致しない場合には、調整領域設定テーブル822aに規定されている複数の爪幅Wにおける検出された爪幅Wに最も近似する爪幅Wに対応する数値を調整領域CAの幅Pとして読み出すようにしてもよいし、調整領域設定テーブル822aに規定されている爪幅Wに対する値を各爪幅Wと検出された爪幅Wとの差分に応じて比例計算して、算出された値を調整領域CAの幅Pとするようにしてもよい。
なお、図6(a)に示す調整領域設定テーブル822aは一例であり、爪幅Wに対応する調整領域CAの幅Pの規定の仕方はこれに限定されない。
また、調整領域設定テーブル822aは具体的な数値によりテーブルが構成されているが、例えば、爪幅Wとこれに対する調整領域CAの幅Pとの関係が割合で規定されていてもよい。この場合、例えば、爪幅Wが8mmである場合には調整領域CAの幅Pは爪幅Wの10%、爪幅Wが20mmである場合には調整領域CAの幅Pは爪幅Wの20%等と設定され、爪幅Wが8mmのときは、爪Tの幅方向の両端部a,bからそれぞれ0.8mmの幅の領域が調整領域CAとして設定され、爪幅Wが20mmのときは、爪Tの幅方向の両端部a,bからそれぞれ4mmの幅の領域が調整領域CAとして設定される。
このように爪幅Wとこれに対する調整領域CAの幅Pとの関係が割合で規定されている場合には、具体的な数値でテーブルを構成する場合よりも様々な幅の爪Tに広く対応することができる。
また、調整領の域幅Pは、爪情報検出部812により検出される爪Tの曲率に応じて設定されてもよい。この場合、噴射制御データ記憶領域821に、図6(b)に示す調整領域設定テーブル822bが用意される。
爪Tの湾曲レベルが高いほど、爪Tの各端部a,bの落ち込みが大きく、第1液滴では着弾しにくくなる。このためより広い幅で第1液滴、第2液滴の噴射量の割合(噴射割合)の調整を行うことが好ましい。
そこで、例えば、図6(b)に示す調整領域設定テーブル822bでは、爪Tの湾曲レベルがほとんど湾曲していない湾曲レベル0から大きく湾曲した湾曲レベル5までの6段階に分けられており、爪Tがほぼ湾曲していないか、比較的湾曲の少ない湾曲レベル0又は1の場合には、調整領域CAの幅Pが0%とされ、調整領域CAを設定しない。
これに対して、湾曲レベル2の場合には、調整領域CAの幅Pが10%とされ、描画制御部814は、爪Tの幅方向の各端部a,bからそれぞれ10%の幅の領域を調整領域CAとして設定する。また、湾曲レベル5の場合には、調整領域CAの幅Pが25%とされ、描画制御部814は、爪Tの幅方向の各端部a,bからそれぞれ25%の幅の領域を調整領域CAとして設定する。
なお、湾曲レベルはここに示した6段階に限定されず、さらに細かく分けられていてもよいし、3段階等に大きく分けられていてもよい。
描画対象面となる爪Tの表面がいずれの湾曲レベルに属するかは爪情報検出部812により判断されて湾曲レベル情報が当該爪Tの爪情報として爪情報記憶領域826に記憶されてもよいし、爪情報検出部812により検出された爪Tの曲率に基づいて描画制御部814が、図6(c)に示すように、各湾曲レベル0~6に分類し、分類結果に基づいて図6(b)に示すような調整領域設定テーブル822bを適用してもよい。
また、調整領域CAの幅Pは、爪情報検出部812により検出される指種(爪Tに対応する指U1の種類)によって設定されてもよい。この場合には、噴射制御データ記憶領域821に、図6(d)に示す調整領域設定テーブル822cが用意される。
爪Tの形状や大きさは、指種によって特徴があり、例えば小指等は比較的平らで爪幅Wも狭いのに対して、親指等は比較的爪Tの湾曲レベルが大きく爪幅Wも広い。
このため、親指の爪T等については他の指の爪Tよりも広い範囲に調整領域CAを設定することが好ましい。
そこで、例えば、図6(d)に示す調整領域設定テーブル822cでは、左右の親指の爪T以外の爪については、爪Tの幅方向の両端部a,bからそれぞれ10%の幅の領域を調整領域CAとして設定する。これに対して、左右の親指の爪Tについて場合には、調整領域CAの幅Pが15%とされ、描画制御部814は、爪Tの幅方向の各端部a,bからそれぞれ15%の幅の領域を調整領域CAとして設定する。
なお、指種に応じた調整領域CAの幅Pは図6(d)に示す例に限定されない。
なお、噴射制御データ記憶領域821には、調整領域設定テーブル822a~822cの全てが記憶されていてもよいし、このうちのいずれかが記憶されていてもよい。
噴射制御データ記憶領域821に複数種類の調整領域設定テーブル822が記憶されている場合には、いずれかがデフォルトで設定され、ユーザ等により変更されない限り描画制御部814はデフォルトで設定された調整領域設定テーブル822を用いて調整領域CAを設定してもよいし、複数種類の調整領域設定テーブル822を合わせて参照して調整領域CAを設定してもよい。また、描画制御部814が各種条件に応じていずれかの調整領域設定テーブル822を選択してもよい。
また、噴射制御データ記憶領域821に記憶される、調整領域設定テーブル822はここに例示した調整領域設定テーブル822a~822cに限定されず、他の要素を考慮したものであってもよい。
例えば、爪Tの端部a,bにおける深さ(例えば図5(b)におけるH2-H1の距離)や爪Tの高さ寸法に応じて設定されていてもよい。
爪Tの高さが高いほど第1液滴の着弾率が低下するため、爪Tの高さ方向の形状に基づいて調整領域CAを設定することで、第1液滴の着弾率の落ちるところを第2液滴で補完することができる。
また、描画制御部814が調整領域設定テーブル822を参照することで設定した調整領域CAの幅Pは、事後的に変更可能となっていてもよい。
例えば、爪T等に描画し、その描画結果からユーザが調整領域CAの幅Pを狭めたい又は広げたい場合、操作部12等を操作することで、調整領域設定テーブル822によってデフォルトで規定された調整領域CAの幅Pを変更できるようになっていてもよい。
この場合、具体的には、操作部12等に、例えばプラス変更、マイナス変更を入力可能な調整領域幅変更スイッチ等を設けておき、ユーザがこれを1回操作するごとに、制御部81がこれを受け付けて、デフォルトで設定された調整領域CAの幅Pの閾値を1段階ずつプラス方向又はマイナス方向に変更できるようにする。
例えば、曲面レベル2と判断された爪Tについて調整領域設定テーブル822bにより、爪幅Wの端部10%を調整領域CAとするよう設定された場合に、ユーザが調整領域幅変更スイッチをプラス方向に1回操作すると、調整領域CAの幅Pの設定が、爪幅Wの端部11%に変更される。逆に、ユーザが調整領域CAの幅Pを狭めたいときには、調整領域幅変更スイッチをマイナス方向に1回操作すると、調整領域CAの幅Pの設定が、爪幅Wの端部9%に変更される。変更後の情報は、当該ユーザ固有の新たな調整領域設定テーブル822として噴射制御データ記憶領域821に記憶されてもよいし、デフォルトのテーブル822がユーザの操作により更新されてもよい。
このように、操作部12からの入力指示に応じて、デフォルトのテーブル822を変更可能とした場合には、ユーザの好みに応じた仕上がりのネイルプリントを実現することができる。
なお、描画制御部814により設定された調整領域CAは、爪画像等に重畳させて表示装置等に表示させてもよい。これにより、調整領域CAが爪Tのどの範囲に設定されたかをユーザが確認することができ、調整領域CAの幅Pの修正や微調整を行いやすくなる。
次に、図7(a)から図7(c)を参照しつつ、描画制御部814による第1液滴ドット形成領域に対する第2液滴の噴射割合及び第1液滴ドット形成領域に対する第1液滴の噴射割合の調整について説明する。
ここで、第1液滴ドット形成領域に対する第2液滴の噴射割合とは、作成された描画用データに基づいた第2液滴ドットを形成すべき領域(第2液滴ドット形成予定領域)には、描画用データに従って第2液滴ノズル412から第2液滴を噴射している状態を0%として、描画用データに基づいた第1液滴ドットを形成すべき領域(第1液滴ドット形成予定領域)に対する、第2液滴ノズル412から第2液滴を噴射して第2液滴ドットを形成する割合を示している。すなわち、第2液滴の噴射割合が例えば10%のときは、第1液滴ドット形成予定領域のうちの10%の領域に第2液滴を噴射して第2液滴ドットを形成することを意味し、第2液滴の噴射割合が50%のときは、第1液滴ドットを形成するように規定されている複数の箇所のうちの50%、つまり2箇所中の1箇所に、第2液滴を噴射して第2液滴ドットを形成することを意味し、第2液滴の噴射割合が100%のときは、第1液滴ドットを形成するように形成されている複数の箇所の全てで第2液滴を噴射して第2液滴ドットを形成することを意味する。ここで、第2液滴の噴射割合が100%でないときに、第1液滴ドットを形成するように設定されている複数の箇所のうちのどの箇所に第2液滴ドットを形成するかは特に限定されないが、第2液滴ドットを形成する箇所に偏りが生じないようにすることが好ましく、第2液滴ドットを形成する箇所が第1液滴ドットを形成するように設定されている複数の箇所からランダムに選択されることが好ましい。
また、第1液滴ドット形成予定領域に対する第1液滴の噴射割合とは、作成された描画用データに基づいた第1液滴ドットを形成すべき領域(第1液滴ドット形成予定領域)の全部に、描画用データに従って第1液滴ノズル411から第1液滴を噴射している状態を100%として、第1液滴ドット形成予定領域に対する、第1液滴ノズル411から第1液滴を噴射して第1液滴ドットを形成する割合を示している。すなわち、第1液滴ドット形成予定領域に対する第1液滴の噴射割合が10%のときは、第1液滴ドット形成予定領域のうちの10%の領域に第1液滴ドットを形成し、残りの箇所には第1液滴ドットを形成しないことを意味し、第1液滴ドット形成予定領域に対する第1液滴の噴射割合が50%のときは、第1液滴ドット形成予定領域のうちの50%の領域に第1液滴ドットを形成し、残りの箇所には第1液滴ドットを形成しないことを意味し、第1液滴ドット形成予定領域に対する第1液滴の噴射割合が0%のときは、第1液滴ドット形成予定領域に第1液滴ドットを形成しないことを意味する。ここで、図7(a)及び図7(b)に示す、第1液滴ドット形成予定領域に対する第1液滴の噴射割合が100%未満で0%でないときに第1液滴ドット形成予定領域のうちの第1液滴ドットを形成する箇所は、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合に応じて第2液滴ドットを形成する箇所とは異なる箇所に設定される。
なお、図7(a)から図7(c)において、「W」は図5(a)及び図5(b)と同様に爪幅Wを意味し、「a」「b」は爪Tの幅方向の両端部を意味する。また、「P」は図5(b)と同様に調整領域CAの幅を示している。すなわち、図7(a)から図7(c)では、爪Tの幅方向の両端部a,bから中央部に向かう端部領域であって調整領域CAの幅Pの領域(図7(a)から図7(c)においてa-c間及びd-b間)に調整領域CAが設定されている場合を例示している。
また、図7(a)から図7(c)では、グラフ上側第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を示し、グラフ下側に第1液滴ドット形成予定領域に対する第1液滴の噴射割合を示している。
前述のように、湾曲している爪Tの端部においては、図5(b)に示すように爪Tと描画ヘッド41との距離(図5(b)において距離H2)が距離H1より大きくなり、第1液滴により形成される第1液滴ドットでは着弾性が低下し、それにより描画した画像が乱れるとともに描画した画像の濃度も低くなってしまう。
このため、本実施形態では、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させる調整領域CAを、爪Tの幅W方向の両端部a,bから中央部に向かう端部領域に設定し、この調整領域CAにおいては、爪Tの両端部a,bに向かって第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させるように、描画制御部814が描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
調整領域CAにおける第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合の調整及び第1液滴の噴射割合の調整を行う手法としては各種の手法を採用可能であり、図7(a)から図7(c)では、描画制御部814によって行われる制御の3種類の調整モードを例示している。
まず、調整領域CAとされていない爪Tの中央部(6(a)において、cからdの間の領域)は、ほぼ平坦となっている。
このため、描画制御部814は、各調整モード(図7(a)から図7(c)に示す調整モード1から調整モード3)に共通して、爪Tの幅方向におけるcからdの間の領域では、紙等の湾曲していない面(平面)に描画することを前提に作られた描画用データにおいて第2液滴ドットを形成するように規定されている箇所には第2液滴を噴射させ、第1液滴ドットを形成するように規定されている箇所には第1液滴を噴射させる。すなわち、この領域では、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合は0%、第1液滴の噴射割合は100%となる。
そして、図7(a)に示す調整モード1では、爪幅W方向の端部aからcまで及び端部dからbまでの幅Pの調整領域CAにおいて、描画制御部814が、cから端部aに向かって及びdから端部bに向かって、第1液滴の噴射割合を減少させるとともに、これを補うように、第1液滴ドットに対する第2液滴の噴射割合を増加させる。すなわち、この調整モード1においては、調整領域CAにおいて、描画データにおいて規定されている複数の第1液滴ドットの少なくとも一部を第2液滴ドットに置き換えるように制御され、複数の第1液滴ドットのうちの第2液滴ドットに置き換える比率をcから端部aに向かって増加させる。同様に、複数の第1液滴ドットのうちの第2液滴ドットに置き換える比率をdから端部bに向かって増加させる。
そして、描画制御部814は、調整領域CA内の爪Tの幅W方向の両端部a,bに向かういずれかの位置において第1液滴の噴射割合を0%として、複数の第1液滴ドットをすべて第2液滴ドットに置き換えるように、描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
図7(a)に示す例では、描画制御部814が、調整領域CAにおいて爪Tの幅W方向の両端部a,bに向かって徐々に第1液滴の噴射割合を減少させていくとともに、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させていき、第1液滴ドットを1対1で第2液滴ドットに置き換えていく。そして、爪Tの幅W方向の両端部a,bにおいて第1液滴の噴射割合を0%とするとともに、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を100%として、複数の第1液滴ドットをすべて第2液滴ドットに置き換える場合を示している。
この場合には、第1液滴が着弾できずにミスト状になって装置内に飛散するのを抑制することができる。また、同じ数の第1液滴ドットと第2液滴ドットとでは後者の方がインクの総量が多くなって、前者より後者の方が色が濃くなるため、曲面補正を別途行わなくても爪Tの端部において描画した画像の色が薄くなる不具合を抑制することもできる。ただし、複数の第1液滴ドットをすべて第2液滴ドットに置き換えた場合に、調整領域CAにおけるインクの総量が多くなり過ぎて、爪Tの端部において描画した画像の色が濃くなりすぎる場合もある。
次に、図7(b)に示す調整モード2では、図7(a)に示す調整モード1の場合と同様に、爪幅W方向の端部aからcまで及び端部dからbまでの幅Pの調整領域CAにおいて、描画制御部814が、cから端部aに向かって及びdから端部bに向かって、第1液滴の噴射割合を減少させるとともに、これを補うように、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させる。そして、爪Tの幅W方向の両端部a,bにおいて第1液滴の噴射割合を0%とするとともに、第1液滴ドットに対する第2液滴の噴射割合を100%より小さくするように設定されている。図7(b)に示す例では、爪Tの幅W方向の両端部a,bにおいて第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を50%とした場合を例示している。
すなわち、この調整モード2においても、調整領域CAにおいて、描画データにおいて規定されている複数の第1液滴ドットの少なくとも一部を第2液滴ドットに置き換えるように制御され、複数の第1液滴ドットのうちの第2液滴ドットに置き換える比率をcから端部aに向かって増加させる。同様に、複数の第1液滴ドットのうちの第2液滴ドットに置き換える比率をdから端部bに向かって増加させる。ただし、この調整モード2においては、調整領域CAにおいて、第1液滴ドットを1対1で第2液滴ドットに置き換えるのではなく、第1液滴ドット形成予定領域のうちの第1液滴の噴射割合に応じて第1液滴ドットが形成されない箇所のうちの、第1液滴ドットに対する第2液滴の噴射割合の値に応じた割合の箇所を第2液滴ドットに置き換えるようにされる。つまり、図7(b)に示す、両端部a,bで第1液滴の噴射割合が0%であって、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合が50%となっている場合には、描画用データにおいて規定されている複数の第1液滴ドットのうちの50%を第2液滴ドットに置き換えるようにされる。また、例えば、第1液滴の噴射割合が50%であって、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合が25%となっている場合には、描画用データにおいて規定されている複数の第1液滴ドットのうちの50%に第1液滴ドットが形成され、複数の第1液滴ドットのうちの25%を第2液滴ドットに置き換えるようにされる。
この調整モード2においては、爪Tの端部において描画した画像の濃度が濃くなり過ぎることを抑制することができる。
次いで、図7(c)に示す調整モード3では、図7(a)に示す調整モード1の場合と同様に、爪幅W方向の端部aからcまで及び端部dからbまでの幅Pの調整領域CAにおいて、描画制御部814は、cから端部aに向かって及びdから端部bに向かって、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させる。ただし、この調整モード3においては、調整領域CAにおいて第1液滴の噴射割合を減少させることはせず、調整領域CAにおいても、cからdの間の領域と同様に、第1液滴の噴射割合を100%に維持させる。すなわち、この調整モード3においては、調整領域CAにおいて、描画データにおいて規定されている複数の第1液滴ドットの箇所に第1液滴を噴射させるとともに、複数の第1液滴ドットの少なくとも一部と同じ箇所に第2液滴を噴射して第2液滴ドットを形成するように構成される。この場合に、前述のように、第1液滴は調整領域CAにおいて爪幅W方向の端部に近づくほど着弾率が低下する。そのため、第1液滴の実質的な噴射割合は、図7(c)の第1液滴の噴射割合のグラフ中に点線で示すように、爪幅W方向の端部に近づくほど減少することになる。そのため、結果として上記の調整モード1の場合と同様に、第1液滴の噴射割合を爪幅W方向の端部に向かって徐々に減少させたのと同様の状態となる。このため、実質的に、調整モード1の場合と同等の結果を得ることができる。
なお、調整領域CAにおける第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合及び第1液滴の噴射割合の調整の仕方は、上記の調整モード1から調整モード3に限るものではなく、適宜設定可能である。
例えば、爪Tの形状による描画ヘッド41と爪表面の距離の変化に応じた第1液滴の着弾量の変化から、着弾する第1液滴の減少分を補うように第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させるようにしてもよい。
また、描画ヘッド41と爪表面の距離の変化に応じて第1液滴の着弾量が減少していく割合を実験から求め、例えば第1液滴の着弾量の減少率が50%程度(すなわち第1液滴の50%程度は着弾する)であれば、第1液滴の噴射量の50%まで第2液滴を次第に増やすようにしてもよい。
また第2液滴を増加させるカーブはリニアや爪形状に合わせたものでなくてもよい。例えば、第1液滴の着弾性に合わせて作られたカーブを用いてもよい。
なお、第1液滴の着弾量の減少を第2液滴で補う補正のカーブは第2液滴の1噴射における噴射量と第1液滴の1噴射における噴射量とに応じて変わるものである。
また、第1液滴の噴射割合は、図7(a)及び図7(b)に示すように爪Tの端部a,bにおいて0%になる場合に限定されず、爪Tの端部a,bに向かういずれかの時点で0%となってもよい。
表示制御部815は、表示装置13を制御して、各種の表示画面を表示させるものである。
本実施形態では、表示制御部815は、例えば、指U1を撮影して得られた爪画像や、爪Tに描画すべき画像(すなわち、「ネイルデザイン」)を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等を表示装置13に表示させるようになっている。
また、調整領域CAの設定を行う際に、爪Tのどの範囲に調整領域CAが設定されているかを表示装置13に表示させるようにしてもよい。これにより、ユーザは調整領域CAの設定範囲を確認して必要に応じて変更・修正を行うことができる。
次に、図8等を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1による描画方法について説明する。
このネイルプリント装置1により描画を行う場合、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置80を起動させる。
表示制御部815は、表示装置13にデザイン選択画面を表示させ、ユーザは操作部12等を操作して、デザイン選択画面に表示された複数のネイルデザインの中から所望のネイルデザインを選択することにより、操作部12から選択指示信号が出力されて、一つのネイルデザインが選定される。
次に、ユーザが指U1を指固定部3内に挿入し、指U1のセットが完了すると、撮影制御部811が撮影機構50を制御して指U1の爪Tを撮影させ、図8に示すように、爪画像を取得する(ステップS1)。爪画像が取得されると、爪情報検出部812は、当該爪画像から爪形状(爪Tの輪郭)や爪Tの曲率の他、爪幅Wを検出する(ステップS2)。爪情報が取得されると、描画データ生成部813においてネイルデザインの画像データを爪Tに合せ込み適宜補正を行って描画用データが生成される(ステップS3)。生成された描画用データは描画制御部814に送られる。
また、爪幅Wが検出されると、描画制御部814は、噴射制御データ記憶領域821から調整領域設定テーブル822を読み出してこれを参照し、爪幅Wに対応する調整領域CAの幅P(図5(b)及び図6(a)参照)を取得する(ステップS4)。なお、調整領域設定テーブル822において、調整領域CAの幅Pが爪幅Wに対する割合(例えば、爪幅Wの10%等)で規定されているときは、調整領域設定テーブル822を参照して取得した割合を用いて当該爪幅Wにおける調整領域CAの幅Pを算出する。例えば、調整領域CAの幅Pが爪幅Wに対する割合が10%である場合、P=W×10/100となり、爪幅Wが20mmであれば、調整領域CAの幅Pは2mmとなる。
次に、描画制御部814は、噴射割合調整パラメータを参照して、調整領域CA内における第1液滴ドットに対する第2液滴の噴射割合及び第1液滴の噴射割合を設定する(ステップS5)。すなわち、図7(a)~図7(c)等に示す調整モード1から調整モード3のいずれかを描画動作において適用するように設定する。
調整領域CAの幅P及び調整モードが設定されると、描画制御部814は、描画用データを描画機構40に出力して描画動作を開始する(ステップS6)。
このとき、爪Tの幅方向の一方側の端部(描画初期位置)から他方側の端部に向かって描画ヘッド41を移動させながら描画動作が行われ、描画制御部814は、随時、描画位置(図5(b)において2つの描画位置D1,D2を黒点で例示する)の、描画初期位置(爪端部)からの距離Dp(Dp1,Dp2)を取得する(ステップS7)。そして、描画制御部814は、取得した距離Dpから、描画位置が爪Tの描画範囲内か否か(すなわち、爪Tの輪郭の内側か否か)を判断する(ステップS8)。描画位置が描画範囲内であると判断すると(ステップS8;YES)、描画制御部814は、それが第1液滴と第2液滴との噴射割合の調整が必要な調整領域CA内か否かを判断する(ステップS9)。具体的には、Dp<Pであるか、Dp>W-Pである場合には、描画位置が調整領域CA内であると判断(ステップS9;YES)し、それ以外の場合には描画位置が調整領域CA内ではないと判断(ステップS9;NO、すなわち、第1液滴の噴射割合は100%、第1液滴ドットに対する第2液滴の噴出割合は0%の領域内と判断)する。
すなわち、例えば、爪幅Wが20mmであり、調整領域CAの幅Pが2mmである場合、図5(b)における描画初期位置(爪端部)からの距離Dp(Dp1)が、Dp1<P(例えば、1.8mm)である描画位置D1は、調整領域CA内であると判断される。また、図5(b)における描画初期位置(爪端部)からの距離Dp(Dp2)が、Dp2>P(例えば、5mm)である描画位置D2は、調整領域CA外であると判断される。
描画位置が調整領域CA内であると判断された場合(ステップS9;YES)には、描画制御部814は、例えば第1液滴の噴射割合を減少させるとともに、第1液滴ドットに対する第2液滴の噴射割合を増加させて描画するように描画ヘッド41を制御する(ステップS10)。また、描画位置が調整領域CA内ではないと判断(すなわち、調整領域CA外と判断)された場合(ステップS9;NO)には、描画制御部814は、第1液滴の噴射割合を100%とするとともに、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を0%にして、第1液滴と第2液滴とにより描画するように描画ヘッド41を制御する(ステップS11)。
第1液滴と第2液滴を所定の噴射割合で噴射させて描画が行われた場合(ステップS10又はステップS11)、若しくは描画位置が爪Tの描画範囲内でない場合(ステップS8;NO)には、描画制御部814は、当該爪Tについて描画が終了したか否かを判断し(ステップS12)、描画が終了していないと判断する場合(ステップS12;NO)には、ステップS7に戻って処理を繰り返す。他方、当該爪Tについて描画が終了したと判断する場合(ステップS12;YES)には、描画制御部814は、描画処理を終了する。
なお、他にも描画する指の爪Tがある場合には、指U1を入れ替えて、上記の処理を繰り返す。
また、描画が完了した爪Tを見て、ユーザが調整領域CAの幅Pを変更したい場合には、操作部12を操作することにより、パラメータを変更・調整することができる。すなわち、例えば、爪Tの端部近傍において描画された画像の濃度が濃い領域が広すぎると感じる場合には、調整領域CAの幅Pを狭くする(第2液滴を増加させる領域を狭くする)方向にパラメータを修正し、爪Tの端部近傍にインクによる液滴が十分に付着していない、あるいは色の薄い部分があると感じる場合には、調整領域CAの幅Pを広くする(第2液滴を増加させる領域を広くする)方向にパラメータを修正する。一旦修正されたパラメータは修正後の状態で噴射制御データ記憶領域821に記憶される。なお、同じユーザの同じ指の爪Tが描画対象となる次回以降の描画の際には、この修正後のパラメータが参照されるようにすることが好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、ネイルプリント装置1が、第1液滴と、該第1液滴よりも液滴量の多い第2液滴と、を選択的に噴射可能に構成された描画ヘッド41によって描画を行うものである場合に、描画対象となる爪Tの幅方向の長さを爪幅Wとして検出して、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させる調整領域CAを、爪Tの幅方向の両端部a,bから中央部に向かう端部領域に設定し、この調整領域CAにおいて、第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を増加させるように、前記描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御するようになっている。
これにより、第1液滴では正確な着弾が難しくなる爪Tの端部においても、描画した画像が乱れたり描画した画像の濃度が低下したりすることを抑制して、爪T全体に美しい仕上がりのネイルプリントを施すことができる。
また、本実施形態では、単に撮影機構50によって取得した画像から爪Tを上面視したときの爪幅Wを検出し、この爪幅Wと予め記憶されているテーブルやパラメータとに基づいて、爪Tの端部に調整領域CAを定め、調整領域CA内では第2液滴の噴出割合を増加させることにより、爪端部において描画した画像の濃度が低下することを抑制するようにしている。このため、描画ヘッド41から爪Tの表面までの距離を測定する必要等がなく、別途センサ等を設ける必要もないため、簡易で安価な装置構成により、高精細な描画を実現することができる。
また、本実施形態では、描画制御部814は、調整領域CA内において第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合を段階的に増加させるように描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
このようにすることで、調整領域CAの内外の境界部分において筋や色むら等を生じにくく、より自然で高精細な仕上がりを実現することができる。
また、本実施形態では、描画制御部814は、調整領域CAにおいて、第1液滴の噴射割合を減少させるとともに、当該減少分を補う量の第2液滴を噴射させるように描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
これにより、調整領域CAにおいて第1液滴ドットを第2液滴ドットで置き換えていく場合にもインク濃度が濃くなりすぎず、自然な仕上がりとすることができる。
また、本実施形態では、描画制御部814は、調整領域CA内の爪Tの幅W方向の両端部a,bに向かういずれかの位置において第1液滴の噴射割合が0%となるように描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
爪Tの端部である調整領域CA内は、描画ヘッド41と爪Tの表面との距離が離れているため第1液滴の着弾率が低下する。このため、第1液滴を噴射させてもずれた位置に着弾してかえって描画の仕上がりを乱したり、インクによる液滴がミスト状になることで空気中に飛散し装置内に付着したりする等のおそれがある。
この点、調整領域CA内のいずれかの位置において第1液滴の噴射割合を0%とすることで正しく着弾できなかった第1液滴による弊害を抑えることができる。
また、本実施形態では、爪情報検出部812による検出結果に基づいて、調整領域CAにおける第1液滴ドット形成予定領域に対する第2液滴の噴射割合及び第1液滴の噴射割合とを規定する噴射割合調整パラメータ823が記憶部82の噴射制御データ記憶領域821に記憶されており、描画制御部814は、噴射割合調整パラメータ823を参照して調整領域CAにおける描画ヘッド41からのインクによる液滴の噴射を制御する。
これにより、パラメータに基づいて簡易に噴出割合の制御を行うことができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、図6(b)の爪Tの湾曲レベルに応じたパラメータは、予め用意された湾曲レベルの中から描画制御部が自動的に適用するレベルを選択する場合を例示したが、爪Tの湾曲レベルの分類・選択は、制御部51によって自動的に行われる場合に限定されず、例えば、ユーザやネイルサロンのスタッフ等が描画対象となる爪Tに合うと思われるパターンを選択して、当該パターンに対応したパラメータを用いるよう、操作部12等から入力指示してもよい。
このように、爪Tをパターン部類し、パターンごとに異なるパラメータを適用することにより、爪Tごとの形状に応じたより適切な調整領域CAの幅を設定することが可能となる。
また、本実施形態では、プログラム記憶領域820、噴射制御データ記憶領域821、ネイルデザイン記憶領域824、爪画像記憶領域825、爪情報記憶領域826等が制御装置80の記憶部82内に設けられている場合を例としたが、これら各記憶領域は制御装置80の記憶部82(ROM、RAM)に設けられている場合に限定されず、別途記憶部が設けられていてもよい。
また、ネイルプリント装置1を外部の端末装置と連携させて、外部の端末装置に記憶されている情報を用いてもよい。
また、本実施形態では、指を1本ずつ装置に挿入して順次描画を行うネイルプリント装置1を例としたが、複数の指が同時に挿入されて、各指に連続して描画を行うことのできる装置に本発明を適用することも可能である。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1液滴ドットを形成するための第1液滴と、前記第1液滴よりも液滴量が多く、第2液滴ドットを形成するための第2液滴と、を噴射可能で、第1方向に沿って凸状に湾曲している描画対象面に、前記第1液滴ドット及び前記第2液滴ドットの少なくとも何れかを形成して画像の描画を行う描画ヘッドと、
前記描画ヘッドを制御する描画制御部と、
を備え、
前記描画制御部は、
前記描画対象面の前記第1方向の両端の少なくとも一方側の調整領域内において、前記画像の描画用データに基づいた前記第1液滴ドットを形成すべき第1液滴ドット形成予定領域の少なくとも一部に、前記第2液滴ドットを形成するように、前記描画ヘッドによる前記第2液滴の噴射を制御することを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記描画用データは、湾曲していない面に前記画像を描画することを前提として生成されているものであることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記描画制御部は、
前記描画対象面における前記調整領域以外の領域では、前記第1液滴ドット形成予定領域に前記第1液滴ドットを形成し、前記描画用データに基づいた前記第2液滴ドットを形成すべき第2液滴ドット形成予定領域に前記第2液滴ドットを形成するように、前記描画ヘッドによる前記第1液滴及び前記第2液滴の噴射を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
<請求項4>
前記描画制御部は、
前記調整領域内の前記第1液滴ドット形成予定領域における前記第2液滴ドットを形成する割合を、前記描画対象面における前記第1方向の端に近づくほど増加させるように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項5>
前記描画制御部は、
前記調整領域内の前記第1液滴ドット形成予定領域に対して前記第1液滴ドットを形成する割合を、前記描画対象面の前記第1方向の端に近づくほど減少させるように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
<請求項6>
前記描画制御部は、
前記調整領域内の前記第1液滴ドット形成予定領域に対して前記第1液滴ドットを形成する割合を、前記調整領域内における前記第1方向に沿った端に向かういずれかの位置において0%とするように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項5に記載の描画装置。
<請求項7>
前記描画制御部は、
前記調整領域内の前記第1液滴ドット形成予定領域の中の、前記第1液滴ドットを形成しないようにされた領域の少なくとも一部に前記第2液滴ドットを形成するように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の描画装置。
<請求項8>
前記描画制御部は、
前記調整領域内の前記第1液滴ドット形成予定領域の中の、前記第1液滴ドットを形成しない用にされた領域に前記第2液滴ドットを形成するように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の描画装置。
<請求項9>
前記描画対象面は、指の爪の表面又は前記爪に塗布されたインクの表面であり、
前記第1方向は前記爪の幅方向であり、
前記描画対象面の幅及び前記幅方向の曲率を検出する爪情報検出部を備え、
前記描画制御部は、前記爪情報検出部により検出された前記描画対象面の幅及び前記幅方向の曲率の値に基づいて前記調整領域を設定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項10>
前記描画対象面は、手の複数の指のそれぞれにおける爪の表面又は前記爪におけるインクが塗布された領域の表面であり、
前記第1方向は前記爪の幅方向であり、
前記複数の指のうちの前記描画対象面を有する前記指の種類を検出する爪情報検出部を備え、
前記描画制御部は、前記爪情報検出部により検出された前記指の種類に基づいて前記調整領域を設定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項11>
描画装置の描画方法であって、
前記描画装置は、第1液滴ドットを形成するための第1液滴と、前記第1液滴よりも液滴量が多く、第2液滴ドットを形成するための第2液滴と、を噴射可能で、第1方向に沿って凸状に湾曲している描画対象面に、前記第1液滴ドット及び前記第2液滴ドットの少なくとも何れかを形成して画像の描画を行う描画ヘッドを備え、
前記描画対象面の前記第1方向の両端の少なくとも一方側の調整領域内において、前記画像の描画用データに基づいた前記第1液滴ドットを形成すべき第1液滴ドット形成予定領域の少なくとも一部に、前記第2液滴ドットを形成するように、前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする描画方法。
1 ネイルプリント装置
40 描画機構
50 撮影機構
41 描画ヘッド
811 撮影制御部
812 爪情報検出部
814 描画制御部
821 噴射制御データ記憶領域
822 調整領域設定テーブル
823 噴射割合調整パラメータ
T 爪
U1 指

Claims (11)

  1. 第1液滴と前記第1液滴よりも液滴量が多い第2液滴とを噴射可能で、描画対象面に前記第1液滴による第1液滴ドット及び前記第2液滴による第2液滴ドットを形成して画像の描画を行う描画ヘッドと、
    指定された描画対象面および指定されたデザインに応じて、前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置及び前記第2液滴ドットを形成すべき複数の位置を指定するための描画用データを生成し、生成した前記描画用データに基づいて前記描画ヘッドによる描画を制御する描画制御部と、
    を備え、
    前記描画制御部は、
    前記描画用データに基づく描画において、前記指定された描画対象面が第1方向に沿って凸状に湾曲している場合、前記指定された描画対象面の前記第1方向の両端の少なくとも一方側に設定される調整領域内においては、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置のうちの少なくとも一部の位置に対して、前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成するように調整モードを実行し、
    前記調整モードにおいて、前記調整領域内の前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置における前記第1液滴ドットに代えて前記第2液滴ドットを形成する割合を、前記描画対象面における前記第1方向の端に近づくほど増加させるように前記描画ヘッドによる噴射を調整する、
    ことを特徴とする描画装置。
  2. 前記描画制御部は、
    前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成するように調整する位置の割合の異なる複数の前記調整モードを選択可能であり、
    前記調整領域内において、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置のうち、選択された前記調整モードに対応する割合で選択された一部の位置に対して、前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成するように調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記描画制御部は、
    前記調整領域内において、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置の中から、前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成する位置をランダムに選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
  4. 前記描画制御部は、
    前記指定された描画対象面における前記第1方向の両端の少なくとも一方側に前記調整領域を設定する場合に、前記指定された描画対象面の幅または湾曲の程度に応じて前記調整領域の幅が異なるように設定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
  5. 前記描画用データは、湾曲していない面に前記画像を描画することを前提として生成されているものであり、
    前記描画制御部は、
    前記調整領域設定されていない場合、前記第1液滴を噴射する第1液滴ノズルおよび前記第2液滴を噴射する第2液滴ノズルともに、前記描画用データの指定に応じたインクの液滴を100%噴射し、前記調整領域設定されている場合、前記第1液滴を噴射する第1液滴ノズルおよび前記第2液滴を噴射する第2液滴ノズルのうちの少なくとも一方の液滴ノズルにおいて、前記描画用データの指定に応じたインクの液滴の割合を変更する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の描画装置。
  6. 前記描画制御部は、
    前記描画対象面における前記調整領域以外の領域では、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置の全てに前記第1液滴ドットを形成し、前記描画用データで指定される前記第2液滴ドットを形成すべき複数の位置の全てに前記第2液滴ドットを形成するように、前記描画ヘッドによる前記第1液滴及び前記第2液滴の噴射を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の描画装置。
  7. 前記描画制御部は、
    前記調整領域内の前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置に対して、前記調整後における前記第1液滴ドットを形成する位置の割合を、前記描画対象面の前記第1方向の端に近づくほど減少させるように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の描画装置。
  8. 前記描画制御部は、
    前記調整領域内の前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置に対して前記第1液滴ドットを形成する割合を、前記調整領域内における前記第1方向に沿った端に向かういずれかの位置において0%とするように前記描画ヘッドによる噴射を制御することを特徴とする請求項に記載の描画装置。
  9. 前記描画対象面は、指の爪の表面又は前記爪に塗布されたインクの表面であり、
    前記第1方向は前記爪の幅方向であり、
    前記描画対象面の幅及び前記幅方向の曲率を検出する爪情報検出部を備え、
    前記描画制御部は、前記爪情報検出部により検出された前記描画対象面の幅及び前記幅方向の曲率の値に基づいて前記調整領域を設定することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  10. 前記描画対象面は、手の複数の指のそれぞれにおける爪の表面又は前記爪におけるインクが塗布された領域の表面であり、
    前記第1方向は前記爪の幅方向であり、
    前記複数の指のうちの前記描画対象面を有する前記指の種類を検出する爪情報検出部を備え、
    前記描画制御部は、前記爪情報検出部により検出された前記指の種類に基づいて前記調整領域を設定することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  11. 描画装置の描画方法であって、
    前記描画装置は、
    第1液滴と前記第1液滴よりも液滴量が多い第2液滴とを噴射可能で、描画対象面に前記第1液滴による第1液滴ドット及び前記第2液滴による第2液滴ドットを形成して画像の描画を行う描画ヘッドを備え、
    指定された描画対象面および指定されたデザインに応じて、前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置及び前記第2液滴ドットを形成すべき複数の位置を指定するための描画用データを生成し、生成した前記描画用データに基づいて前記描画ヘッドによる描画を制御し、
    前記描画用データに基づく描画において、前記指定された描画対象面が第1方向に沿って凸状に湾曲している場合、前記指定された描画対象面の前記第1方向の両端の少なくとも一方側に設定される調整領域内においては、前記描画用データで指定される前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置のうちの少なくとも一部の位置に対して、前記第1液滴ドットを形成する代わりに前記第2液滴ドットを形成するように調整モードを実行し、
    前記調整モードにおいて、前記調整領域内の前記第1液滴ドットを形成すべき複数の位置における前記第1液滴ドットに代えて前記第2液滴ドットを形成する割合を、前記描画対象面における前記第1方向の端に近づくほど増加させるように前記描画ヘッドによる噴射を調整する、
    ことを特徴とする描画方法。
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