JP2023040826A - 判別装置、印刷装置、判別方法及びプログラム - Google Patents

判別装置、印刷装置、判別方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとっての利便性を向上させることのできる判別装置、印刷装置、判別方法及びプログラムを提供する。【解決手段】判別装置1が、載置面に配置された指Uを含む手の画像を取得する画像取得手段としてのカメラ51と、画像に含まれる指Uの配置状態に基づいて、指Uの種類を判別する判別手段としての制御部11と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、判別装置、印刷装置、判別方法及びプログラムに関するものである。
近年、爪等にデザインの印刷を行う印刷装置(ネイルプリント装置)が知られている。
このような装置を用いれば、ユーザが手でマニキュアを塗布する作業を行うことなく、手軽に様々なデザインを爪等に印刷して楽しむことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-194838号公報
しかしながら、このような印刷装置では、ユーザが、印刷したいデザイン等を選択するとともに、当該デザインを印刷したい爪に対応する指を選択する入力操作を行う必要がある。
ユーザが入力操作を誤ったり、選択した指と異なる指を配置した場合には、意図したものと異なる指の爪に印刷が行われてしまう。
意図した通りの指の爪に所望のデザインを印刷するためには、指種(すなわち、左右いずれかの手の親指~小指の種別)を確認して入力操作を行う必要があるが、このような入力操作を行うことはユーザにとって負担となっていた。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザにとっての利便性を向上させることのできる判別装置、印刷装置、判別方法及びプログラムを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の判別装置の一態様は、
載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、ユーザにとっての利便性を向上させることができるとの効果を奏する。
本実施形態に係る印刷装置の外観構成を示す要部斜視図である。 本実施形態に係る印刷装置及びこれと連携する端末装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 (a)は、指置き台に左手の中指を配置した状態を示す平面図であり、(b)は、指置き台に右手の薬指を配置した状態を示す平面図である。 指置き台に左手の親指を配置した状態を示す平面図である。 本実施形態の判別テーブルの一例を示す図である。 本実施形態における判別処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図6における4本指の判別処理を示すフローチャートである。 図6における親指の判別処理を示すフローチャートである。 指置き台に左手の親指を配置する配置の仕方の変形例を示す平面図である。
図1から図8を参照しつつ、本発明に係る判別装置を備える印刷装置、判別方法及びプログラムの一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、判別装置が手の指の爪を印刷対象とし、爪の表面が印刷対象の表面(印刷対象面)となる印刷装置に適用された場合を例に説明する。なお、本発明における判別装置は本実施形態のような印刷装置に適用されるものに限定されない。また、印刷装置の印刷対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪等を印刷対象としてもよい。
図1は、本実施形態における印刷装置の要部外観構成を示す斜視図である。
なお、以下の実施形態において、上下、左右及び前後は、図1に示した向きをいうものとする。また、X方向、Y方向は、図1に示した方向をいうものとする。
図1に示すように、印刷装置1は、ほぼ箱形に形成された筐体2を有している。
筐体2の前面側(印刷装置1の正面側、図1において前側)には、左右方向(印刷装置1の横方向、図1において左右方向、X方向)のほぼ中央部に広く開口する開口部21が形成されている。本実施形態では、開口部21が、装置内に片手全体を出し入れできる程度の幅及び高さを有している。
筐体2の上面(天板)や側面等には、操作部22が設けられている。操作部22は、ユーザが各種入力を行う機能部である。本実施形態では、筐体2の上面に操作部22が設けられている例を図示している。
操作部22は、例えば印刷装置1の電源をONする電源スイッチボタン、動作を停止させる停止スイッチボタン等であり、操作部22が操作されると操作に応じた指示信号が後述の制御部11に出力される。
なお、図示例では、操作部22が1つのボタンで構成されている場合を示しているが、操作部22は筐体2の上面等に設けられた複数のボタン等で構成されていてもよい。
また、筐体2の上面等にタッチパネルが構成されている場合には、タッチパネルが操作部22として機能する。
また後述する端末装置8の操作部83からの入力操作によって印刷装置が動作してもよい。
また筐体2の上面等には、図示しない表示部や各種ランプ、インジケータ等が設けられていてもよい。
筐体2の内部は、仕切り板15によって上下に区切られている。
仕切り板15の上面は、開口部21から装置内に挿入された爪Tを含む指Uや手H全体を載せる載置面3となっている。
図3(a)、図3(b)及び図4は、載置面上に手が載置された状態を示す平面図である。
図1,図3(a)、図3(b)及び図4に示すように、載置面3における幅方向(図1のX方向)のほぼ中央部には、奥行き方向(図1のY方向)に延在する指置き台31が設けられている。図1に示すように指置き台31は、載置面3よりも一段高くなっている。
本実施形態では、印刷対象となる爪Tに対応する指Usを指置き台31の上に配置するようになっており、指置き台31は、特定の指U(印刷対象となる爪Tに対応する指Us)を配置する配置部である。図示はしないが、指置き台31は、配置された指U(特定の指Us)を固定するための構成を有していることが好ましい。
指置き台31の高さや幅、奥行き方向の長さは、指Usを安定して配置できる程度の高さや幅等であればよく、具体的にどの程度とするかは適宜設定される。ユーザによって指Uの厚み、爪Tの高さが異なることから、指置き台31はユーザによって付け替えることができてもよい。また、左右の手H(HL,HR)の4本指の爪Tに印刷する場合と親指の爪Tに印刷する場合とで指置き台31を付け替えることができてもよい。
図3(a)、図3(b)及び図4に示すように、載置面3の幅方向における領域は、印刷対象の爪T及びその指Usが配置される指置き台31が位置する領域と、この指置き台31を中心とする左右の領域(すなわち、図3(a)、図3(b)及び図4において指置き台31の左側の領域である「第1領域Ar1」と、図3(a)、図3(b)及び図4において指置き台31の右側の領域である「第2領域Ar2」)に分けられる。
「第1領域Ar1」及び「第2領域Ar2」には、指置き台31に配置された指Usの左右の指Uであって印刷対象とならない爪Tに対応する指Unが配置される。なお、図3(a)及び図3(b)に示すように、左右の手H(HL,HR)の4本指のいずれかの爪Tに印刷を行う場合は、親指は、載置面3に載置されない。なお、この場合、親指は仕切り板15の下の空間に待機(退避)していてもよい。
また、左右いずれかの手H(HL,HR)の親指の爪Tに印刷を行う場合は、図4に示すように、指置き台31に親指を載置し、他の4本指を折り曲げる等して親指の側部等に配置させる。
例えば左手HLの親指を印刷対象の指Usとして指置き台31に載置する場合には、図4に示すように指置き台31の左側の領域である「第1領域Ar1」に、折り曲げられた(握り込まれた)4本指が配置される。図4において一点鎖線で示すように、握り込まれた4本指は本実施形態において後述する「特定部位Ph」である。
図2は、本実施形態の印刷装置及びこれと連携する端末装置の制御構成を示す要部ブロック図である。
図2に示すように、印刷装置1は前述の操作部22を備える他、印刷機構4、撮影部5、通信部6、及び制御装置10等を備えている。
印刷機構4は、筐体2内であって仕切り板15の上方に設けられており、印刷対象である爪Tの表面(印刷対象面)に印刷を施す。
印刷機構4は、図2に示すように、印刷ヘッド41と、ヘッド移動手段としてのX方向移動モータ45、Y方向移動モータ47(図2参照)等を備えている。
本実施形態の印刷ヘッド41は、爪表面に対向する面(下側の面)が、インクを吐出させる複数のノズル口を備えたインク吐出面(いずれも図示せず)となっており、インクを微滴化し、インク吐出面から爪表面に直接にインクを吹き付けて(吐出させて)印刷を行うインクジェット方式の印刷手段である。なお、具体的なインクの吐出方式等は特に限定されない。また印刷ヘッド41の構成は特に限定されないが、例えばインク吐出面等の吐出機構部とインクを貯留するインクカートリッジとが一体となったカートリッジ一体型のヘッドである。
印刷ヘッド41は、例えば、シアン(C;CYAN)、マゼンタ(M;MAGENTA)、イエロー(Y;YELLOW)等の色インクを吐出可能となっている。なお、印刷ヘッド41の種類や数は特に限定はされない。例えば上記のような色インクを吐出する印刷ヘッドの他に、デザインを印刷する前に下地となる液剤(例えば白色のインク等)を印刷する下地用の印刷ヘッド等を備えていてもよい。
X方向移動モータ45は、印刷ヘッド41を装置の左右方向(X方向)に移動させるX方向移動機構を構成し、Y方向移動モータ47は、印刷ヘッド41を装置の前後方向(Y方向)に移動させる方向移動機構を構成する。X方向移動モータ45、Y方向移動モータ47は、例えばステッピングモータであり、適宜印刷ヘッド41をXY方向に移動させる。
また、印刷機構4は、印刷ヘッド41の位置を検出するための位置検出センサ48を有している。位置検出センサ48は、例えば印刷ヘッド41のX方向,Y方向の原点位置を検出する原点センサ、印刷ヘッド41の移動状況を把握するエンコーダセンサ等である。
なお、位置検出センサ48の具体的な種類や構成は、特に限定されない。
撮影部5は、カメラ51と、光源52とを備えている。
カメラ51は、例えば、200万画素程度以上の画素を有する固体撮影素子とレンズ等を備えて構成された小型の撮影装置である。
カメラ51は、載置面に配置された指Uを含む手Hの画像を取得する画像取得手段である。具体的には、カメラ51は、指置き台31を中心とした載置面3のほぼ全面を撮影して、指置き台31に配置されている印刷対象の指Us、及び指置き台31の左右の領域(すなわち、「第1領域Ar1」「第2領域Ar2」)に配置されている印刷対象以外の指Unの画像(爪Tを含む指Uの画像)や「特定部位Ph」の画像を取得する。
本実施形態ではこのように載置面3のほぼ全面を撮影するため、カメラ51としては、印刷対象である爪Tに対応する指Usが配置される指置き台31の中心(図3(a)、図3(b)及び図4において、破線で示す中心線CL)周辺を中心として、指置き台31の左右の領域(「第1領域Ar1」「第2領域Ar2」)までを広く撮影することができる、比較的広い画角を有するものが適用される。なお、図3(a)、図3(b)及び図4では、本実施形態のカメラ51の撮影可能範囲Arpの例を破線の枠で示している。
また、光源52は、例えば白色LED等の照明灯である。
また本実施形態では、爪Tに印刷するデザイン(ネイルデザイン)のデータ等を印刷装置1が外部機器を介して取得するようになっており、印刷装置1は、外部機器との間で情報の送受信を行う通信部6を有している。ここで外部機器とは、例えば後述の端末装置8や各種サーバ等である。
印刷装置1と外部機器との間での通信は、例えば無線LAN等により行われる。なお、印刷装置1と外部機器との間での通信はこれに限定されず、いかなる方式によるものでもよい。例えば、インターネット等のネットワーク回線を使うものであってもよいし、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi等の近距離無線通信規格に基づく無線通信を行うものであってもよい。また、この通信は無線接続方式に限定されず、有線接続により両者間で各種データの送受信が可能な構成としてもよい。通信部6は通信することが想定される各種外部機器の通信方式、通信規格に対応するアンテナチップ等を備えている。
印刷装置1に搭載される制御装置10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを有する制御部11と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)を有する記憶部12(いずれも図示せず)とを備えるコンピュータである。
記憶部12のROM等には、印刷装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
特に本実施形態では、指置き台31に配置されている印刷対象の指Usの指種(すなわち、指Usが左右いずれの手Hの親指、人差し指、中指、薬指、小指のうちのどれであるか、の種別)を判別するための情報として、「判別テーブル121」(図5参照)のデータが、記憶部12のうち、電源をOFFしてもリセットされない不揮発性のメモリに記憶されている。
ROM等に格納された各種プログラムを制御部11がRAMの作業領域に展開して実行することによって、印刷装置1の各部の動作を統合的に制御する。
すなわち、制御部11はプログラム(例えば印刷処理アプリケーションプログラム、指を判別する判別処理アプリケーションプログラム等)との協働により、印刷装置1が印刷や本実施形態における判別処理等を行うための各種機能を実現する。
なお、制御部11の各機能は、制御部11がプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されてもよいし、専用のモジュール(ハードウェア)によって実現されていてもよい。
本実施形態において制御部11は、主として印刷機構4各部の動作を制御する印刷制御手段、撮影部5各部の動作を制御する撮影制御手段、通信部6の動作を制御する通信制御手段等として機能する他、画像から指Usの種別を判別する判別手段として機能する。
本実施形態では、判別手段として機能する制御部11と、上述のカメラ51を含んで、判別装置が構成される。
制御部11は、印刷制御手段として、印刷機構4の印刷ヘッド41及び各モータ(X方向移動モータ45,Y方向移動モータ47)等を動作させ、載置面3上の指置き台31に配置された指Usの爪Tに印刷データにしたがって各種のデザイン(ネイルデザイン)を印刷させる。なお、印刷データは、通信部25を介して端末装置8等の外部装置から受信する。本実施形態では、後述の端末装置8の制御部81において印刷データが生成される場合を例示する。
また、撮影制御手段としての制御部11は、撮影部5のカメラ51及び光源52の動作を制御して、爪T及び指Uを含む手Hの画像等を取得させる。
本実施形態では、印刷対象となる爪Tに対応する指Usだけでなく、その周辺まで広くカメラ51に撮影させる。具体的には、載置面3のほぼ全面を撮影させて、制御部11は、配置部である指置き台31に配置された指Us(爪Tを含む指Un)の他、指置き台31の左側又は右側に配置されている指Un(爪Tを含む指Us)や「特定部位Ph」を含む画像を得る(例えば図3(a)、図3(b)及び図4参照)。
ここで「特定部位Ph」とは指Uや爪T以外も含む手Hの部分であり、例えば手の甲や複数の指Uを握り込んだこぶし状の部分(例えば図4において一点鎖線で囲んだ「特定部位Ph」参照)、指Uの付け根部分等である。特に左右いずれかの手Hの親指が印刷対象の爪Tに対応する指Usとなる場合には、他の4本指(人差し指~小指)の場合(例えば図3(a)及び図3(b)参照)と異なり、指Usの左右に、爪Tが見える状態で指Unが並んで配置されない(例えば図4参照)。このため、指Usの左右の指Uの配置状態によって指Usの指種を判別することができず、後述するように、指Usの左右等に現れる、「特定部位Ph」の画像を解析することが有効である。
なお、4本指(人差し指~小指)が指Usとなる場合、親指が指Usとなる場合、それぞれの画像解析結果に応じた指Usの指種の判別処理については、後述する。
判別手段としての制御部11は、カメラ51によって取得された指Uを含む手Hの画像に含まれる指Uの配置状態に基づいて、指Usの種類(指種)を判別する。
前提として、まず制御部11は画像を解析し、画像から指置き台31に配置されている印刷対象の指Us、及び「第1領域Ar1」や「第2領域Ar2」に配置されている印刷対象以外の指Unを検出する。また制御部11は、画像から各指Uの爪Tも検出する。具体的には指載置部3との色の差等に基づいて、指Usや指Unの輪郭、及びそれぞれの指Uの爪Tの輪郭を抽出する。なお、指Uの輪郭や爪Tの輪郭を画像から検出する手法は特に限定されない。また、ここでは指U(及びその爪T)の配置が検出できればよいため、印刷領域である爪Tの形状を認識する場合ほど高精度に検出する必要はない。
なお、指置き台31に配置されている指Usの爪Tは印刷対象となるものである。このため、指Usの爪Tについては、指Usの種類(指種)を判別する際に取得された画像から、高精度に印刷領域となる爪領域(爪輪郭の内側領域)を認識する検出を行ってもよい。また、指Usの爪Tについては、爪領域(爪輪郭の内側領域)を認識するための画像を別途取得して、高精度の爪認識処理を行ってもよい。
前述のように本実施形態では、記憶部12等に、指Uの配置状態と指Usの種類(指種)とを対応付けた対応付け情報として判別テーブル121が記憶されており、制御部11は、この判別テーブル121を適宜参照し、指Uの配置状態と指Usの種類との対応付けに応じて、指Usの種類(指種)の判別を行う。
本実施形態では、前述のように、印刷対象である爪Tに対応する指Us(すなわち「特定の指」)を配置する配置部として指置き台31が設けられており、判別手段としての制御部11は、指置き台31に配置された指Usの左右に配置されている指Uの爪Tの数に応じて、指Us(特定の指)の種類を判別する。このため、判別テーブル121は、指Uの配置として指Usの左右に配置された指Uの爪Tの数の情報を持ち、これと指種の候補とを対応付けたものとなっている。
図5に、判別テーブルの一例を示す。
図5に示すように、例えば画像解析の結果、指置き台31に配置されている指Usの左右の指Unの配置(爪Tの数)が、指Usの左側に3個、右側に0個である場合、対応する指種の候補としては、左手HLの人差し指か、右手HRの小指である。また、指Usの左右の指Unの配置(爪Tの数)が、指Usの左側に2個、右側に1個である場合、対応する指種の候補としては、左手HLの中指か、右手HRの薬指である。
なお、指Usの左右いずれにも指Uがない場合には、指Usは、左手HL又は右手HRの親指であると判別される。なお、図4に示すように、爪Tが見えない状態の指U(こぶし状に握り込まれた指U)は、制御部11の判別処理において、指Uとして認識されない。
すなわちこの場合、指Usの左右の指Unの配置(爪Tの数)は、0個とされ、こぶし状に握り込まれた指Uや手の甲は、後述の「特定部位Ph」とされる。
制御部11は、当該指Usが人差し指~小指の4本指のいずれかである場合、判別テーブル121を参照することで指Usの指種の候補を絞り込む。そして制御部11は、さらに、画像に含まれる指Uの爪Tの面積を導出する面積導出手段として機能する。
具体的には、画像中の4本の指Uのうち、左右両端に位置する指Uの爪Tについて爪領域(爪Tの輪郭の内側領域)の面積を導出する。
そして、爪Tの面積が導出されると、判別手段としての制御部11は、左右両端の指Uの爪Tの面積を比較し、面積の小さい方を小指であると認定する。
この結果、例えば図3(a)の例では、指Usの左側に2個、右側に1個の指Unの爪Tがあり、左端の指Uの爪Tが右端の指Uの爪Tよりも小さい。このため、指置き台31に配置されている指Usは、左手HLの中指であると判別される。
また、例えば図3(b)の例では、図3(a)と同様に指Usの左側に2個、右側に1個の指Unの爪Tがあるが、右端の指Uの爪Tが左端の指Uの爪Tよりも小さい。このため、指置き台31に配置されている指Usは、右手HRの薬指であると判別される。
また、指Usの左右いずれにも爪Tを含む指Uがなく、指Usが左手HL又は右手HRの親指であると判別された場合、判別手段としての制御部11は、さらに画像に含まれる手Hの「特定部位Ph」と指Uとの位置関係に基づいて、撮影された手Hの左右の別を判別する。
例えば図4に示すように、指置き台31に配置されている指Usの左側に、手Hの甲や握りこぶし状の「特定部位Ph」が検出された場合には、制御部11は、指Usが左手HLの親指であると判別する。
なお、どのような場合を指Uと判断し、どのような場合を指Uとは異なる「特定部位Ph」とするかは、爪Tを含むか否かに限定されない。例えば、指U特有の形状(例えば細く長い形状)と、手Hの甲や握りこぶし等の形状(例えばある程度の幅を持った塊を構成する形状)とを記憶部12等に形状パターンとして記憶させておき、画像から検出された形状がよりどちらの形状パターンに近いかによって、指Uかそれ以外の「特定部位Ph」であるかを判別してもよい。さらに、ユーザの握りこぶしの形状等を、予めカメラ51等で撮影して記憶部12等に記憶させておき、記憶されている画像とのパターンマッチング等を行うことで指Uかそれ以外の「特定部位Ph」であるかを判別してもよい。
また、「特定部位Ph」が指置き台31に配置されている指Usの左右いずれの側にあるかを検出する手法は特に限定されない。
例えば、一般的な画像認識処理によって、何らかの物体が左右どちらの側に位置するかを検出してもよい。また、指置き台31の両側における、手Hの甲や握りこぶし状の「特定部位Ph」が映り込むであろう領域を予め定めておき、当該領域を肌色と識別しやすい単色(例えば緑色等)にしておく。そしてカメラ51によって取得された画像からこの領域(すなわち、「第1領域Ar1」「第2領域Ar2」)における単色である領域の面積や画素数を左右それぞれで算出する。その結果「第1領域Ar1」の方が単色である領域が少なければ、左側に手Hの甲や握りこぶし状の「特定部位Ph」があると判断でき、「第2領域Ar2」の方が単色である領域が少なければ、右側に手Hの甲や握りこぶし状の「特定部位Ph」があると判断できる。
また、前述のように、本実施形態の印刷装置1は、端末装置8と連携して爪Tに対する印刷を行う。
端末装置8は、例えばスマートフォン等の携帯端末装置である。なお、端末装置8はスマートフォンに限定されない。例えばタブレット型のパーソナルコンピュータ(以下において「PC」とする。)やノート型のPC、据置型のPC、ゲーム用の端末装置等であってもよい。
図2に示すように、端末装置8は、操作部83、通信部84、表示部85及び制御装置80等を備えている。
操作部83は、ユーザの操作に応じて各種の入力・設定等を行うことができるようになっており、例えば表示部85の表面に一体的に設けられたタッチパネルである。操作部83が操作されると、当該操作に対応する入力信号が制御部81に送信される。
表示部85に構成されるタッチパネルには、制御部81の制御にしたがって各種の操作画面が表示され、ユーザはタッチパネルへのタッチ操作によって各種の入力・設定等の操作を行うことができる。なお、各種の入力・設定等の操作を行う操作部83はタッチパネルである場合に限定されない。
本実施形態では、ユーザが操作部83を操作することで、端末装置8から印刷装置1に対して印刷開始等の各種指示が出力されるようになっており、端末装置8は印刷装置1の操作部としても機能する。
また、ユーザが操作部83を操作することで、爪Tに印刷するネイルデザイン(デザイン)を選択すること等ができるようになっている。
通信部84は、印刷装置1の通信部6との間で通信可能に構成されたものである。
印刷装置1と端末装置8との間での通信は、無線接続方式、有線接続方式のどちらでもよく、具体的な方式は限定されない。通信部84は印刷装置1との間で通信を行うことのできるものであればよく、印刷装置1の通信部6の通信規格と合致するものが適用される。
表示部85は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
なお、前述のように、表示部85の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、タッチパネルが操作部83として機能する。
本実施形態では、ユーザが操作部83から入力・選択したネイルデザインや、各種の案内画面、警告表示画面、印刷装置1のカメラ51によって撮影された各種の画像等が表示部85に表示可能となっている。
なお、図3(a)、図3(b)及び図4に示すように、本実施形態において、指Usの種類を判別するために取得される画像は、載置面3全体を広く撮影した画像である。
表示部85に指Us等の画像を表示させる際には、この載置面3全体を撮影した画像そのままを表示させてもよいし、印刷対象の爪Tに対応する指Usが配置される指置き台31の周辺の画像のみを載置面3全体の画像から切り出して、表示させてもよい。
また、本実施形態の表示部85は、判別手段としての印刷装置1の制御部11による判別結果を報知する報知手段として機能する。
すなわち、指置き台31に配置された指Usの種類(指種)が制御部11によって判別されると、その判別結果を表示部85の表示画面等に表示させ、ユーザに報知する。これにより、ユーザは印刷しようとしている指Uの爪Tが自分の意図している指種の指Uの爪Tであるか否かを確認することができ、誤って異なる指Uの爪Tに意図しないデザインが印刷されてしまうことを事前に回避することができる。
なお、表示部85に表示される内容はこれに限定されない。
図2に示すように、本実施形態の端末装置8の制御装置80は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサにより構成される制御部81と、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
記憶部82には、端末装置8の各部を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、本実施形態のROM等には、端末装置8の各部を統括制御するための動作プログラムの他、印刷装置1を用いたネイルプリントを行うためのネイルプリントアプリケーションプログラム(図示せず。以下「ネイルプリントAP」とする。なお、単に「アプリ」ともいう。)等の各種プログラムが格納されており、制御部81がこれらのプログラムを例えばRAMの作業領域に展開して、プログラムが制御部81において実行されることによって、端末装置8の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態の記憶部82には、ネイルデザイン(デザイン)のデータが格納されている。
なお、記憶部82に格納されるネイルデザイン(デザイン)は、予め用意された既存のデザインであってもよいし、ユーザが自ら作成したデザインであってもよい。また、端末装置8が各種ネットワークに接続可能である場合には、ネットワーク接続可能な図示しないサーバ装置等に記憶されているネイルデザイン(デザイン)を取り込むことが可能となっていてもよい。
端末装置8の制御部81は、通信制御手段、表示制御部手段等として機能する。これら通信制御手段、表示制御部手段等としての機能は、制御部81のCPUと記憶部82のROMに記憶されたプログラムとの協働によって実現される。なお、端末装置8の制御部81が備える機能はこれに限定されず、その他各種の機能部を備えていてもよい。
例えば、制御部81は、印刷装置1において印刷される印刷データを生成する印刷データ生成手段として機能してもよい。なお、制御部81が印刷データ生成手段として機能する場合には、撮影部5のカメラ51で撮影された画像(例えば、爪Tを含む指Usの画像等)や、画像から認識された爪輪郭等、印刷対象である爪Tに関する各種情報が印刷装置1から端末装置8側に送信される。
次に、図6から図8を参照しつつ、本実施形態における判別方法について説明する。
図6は、本実施形態における判別処理を含む印刷制御処理の全体の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の印刷装置1を用いて印刷処理(ネイルプリント処理)を行う場合には、ユーザは、まず印刷装置1及びこれと連携する端末装置8の電源をONとする。
印刷装置1及び端末装置8が起動すると、端末装置8の表示部85等に、印刷したい爪Tに対応する指Usを指置き台31に配置するようユーザに促すメッセージ等が表示される(ステップS1)。
ユーザが、メッセージにしたがい、印刷したい爪Tに対応する指Usを指置き台31に配置し、指Usと同じ側の手H(左手HL又は右手HR)のその他の指Unを載置面3上であって指置き台31の左右に配置すると(図3(a)、図3(b)参照)、制御部11は撮影部5を制御して、カメラ51で載置面3上を撮影させ、載置面3上に配置された指Uの画像を取得する(ステップS2)。
そして制御部11は、取得された画像から、指置き台31の左右に配置された指Uの爪Tを認識し(ステップS3)、指置き台31の左右に配置された爪Tの数をカウントする(ステップS4)。
制御部11は、指置き台31の左右に配置された爪Tの数が0個であるか否かを判断し(ステップS5)、0個でない場合(ステップS5;NO)には、指置き台31に配置されている指Usは、親指以外であると判断して親指以外の4本指(すなわち、人差し指~小指)を判別する判別処理を行う(ステップS6)。
図7は、親指以外の4本指を判別する判別処理(図6のステップS6)の具体的な内容を示すフローチャートである。
図7に示すように、4本指を判別する判別処理では、まず制御部11は、指置き台31の左右に配置された爪Tの数を比較する(ステップS21)。すなわち、指置き台31の左側の領域(図3(a)、図3(b)において、第1領域Ar1)に配置された爪Tの数と指置き台31の右側の領域(図3(a)、図3(b)において、第2領域Ar2)に配置された爪Tの数とをそれぞれ検出する。そして、記憶部12から判別テーブル121を読み出して参照し、指種の候補を絞り込む(ステップS22)。
例えば、「第1領域Ar1」に配置されている指Uの爪Tの数が2、「第2領域Ar2」に配置されている指Uの爪Tの数が1の場合、指Usの指種は、判別テーブル121から、左手の中指か右手の薬指のいずれかであると絞り込まれる。
さらに制御部11は、載置面3に載置されている指Uのうち、左端の爪Tと右端の爪Tの面積を算出し(ステップS23)、両者の面積を比較する。
そして、左端の爪Tの面積よりも右端の爪Tの面積が大きいか否かを判断し(ステップS24)、左端の爪Tの面積よりも右端の爪Tの面積が大きい場合(ステップS24;YES)には、小指が左端にある場合であり、指置き台31に配置されている指Usの指種は、左手HLの指であると判断する。すなわち、上記の「第1領域Ar1」に配置されている指Uの爪Tの数が2、「第2領域Ar2」に配置されている指Uの爪Tの数が1の場合の例では、指Usの指種は、左手HLの中指であると判別される(ステップS25)。他方、左端の爪Tの面積よりも右端の爪Tの面積が小さい場合(ステップS24;NO)には、指置き台31に配置されている指Usの指種は、右手HRの指であると判断する。すなわち、上記の「第1領域Ar1」に配置されている指Uの爪Tの数が2、「第2領域Ar2」に配置されている指Uの爪Tの数が1の場合の例では、指Usの指種は、右手HRの薬指であると判別される(ステップS26)。
図6に戻り、指置き台31の左右に配置された爪Tの数が0個である場合(ステップS5;YES)には、制御部11は、指置き台31に配置されている指Usが左右いずれかの手Hの親指であると判断して親指の左右の別を判別する判別処理を行う(ステップS7)。
図8は、親指の判別処理(図6のステップS7)の具体的な内容を示すフローチャートである。
図8に示すように、親指の左右の別を判別する判別処理では、制御部11は、指置き台31の左右の領域(すなわち、「第1領域Ar1」「第2領域Ar2」)から「特定部位Ph」を検出する(ステップS31)。
制御部11は、画像中「特定部位Ph」が検出された領域が指置き台31の左側の「第1領域Ar1」であるか否かを判断する(ステップS32)。そして、例えば図4に示すように、左側の「第1領域Ar1」に「特定部位Ph」がある場合(ステップS32;YES)には、指置き台31に配置されている指Usの指種は、左手HLの親指であると判別する(ステップS33)。
他方、左側の「第1領域Ar1」でない場合(ステップS32;NO)には、指置き台31に配置されている指Usの指種は、右手HRの親指であると判別する(ステップS34)。
図6に戻り、指置き台31に配置されている指Usの指種の判別が完了すると(ステップS8)、制御部11は判別結果をユーザに報知する(ステップS9)。報知の仕方は特に限定されないが、本実施形態では、通信部6を介して判別結果を連携する端末装置8に送信し、端末装置8の表示部85等に判別結果を表示させる。
制御部11は判別結果がユーザによって承認されたか否かを判断し(ステップS10)ユーザが判別結果を承認する場合(例えば、OKボタンを操作する等、端末装置8の操作部83等から判別結果OKの指示を入力する場合、ステップS10;YES)には、当該入力操作の結果が端末装置8から印刷装置1に出力され、制御部11は、印刷制御手段として印刷機構4の印刷動作を制御して、判別された指種に応じてデザイン(ネイルデザイン)を爪Tに印刷させる(ステップS11)。
他方、ユーザが判別結果を承認しない場合(ステップS10;NO)には、ステップS1に戻って、以降の処理を繰り返す。なお、この場合、端末装置8の表示部85等に、印刷したい爪Tに対応する指Uを確認して指置き台31に配置し直すようにユーザに促すメッセージ等を表示させてもよい。
なお、複数の指Uの爪Tに対して順次デザインを印刷する場合には、ある指Uについてデザインを印刷する処理(図6のステップS11)が完了すると、次に印刷したい指Uを指置き台31に配置するようにユーザに促すメッセージを端末装置8の表示部85等に表示させ、図6のステップS2以降の処理を繰り返す。
このように、本実施形態のような判別装置を含む印刷装置1によってネイルプリントを行う場合には、ユーザが指置き台31に配置する指Usを確認したり、正しく指種を入力したりする手間を要さず、指Uの爪Tに所望デザインを印刷することができる。
以上のように、本実施形態の印刷装置1は、載置面3に配置された指Uを含む手Hの画像を取得する画像取得手段としてのカメラ51と、画像に含まれる指Uの配置状態に基づいて、指Uの種類を判別する判別手段としての制御部11と、を備える判別装置を含んでいる。
これにより、爪Tにデザイン(ネイルデザイン)を印刷する際に、ユーザ自らが印刷対象となる爪Tに対応する指Uの指種を入力しなくても、載置面3上に配置された指Uの配置状態を画像から読み取って、どの指Uの爪Tに印刷しようとしているかを自動的に判別することができる。
そしてこの判別結果に基づいて印刷を行うため、どの指Uの爪Tに印刷するかを事前にユーザが入力する手間等をかけずに、所望の指に好みのデザインを印刷することができる。
また、例えばユーザが事前に設定したデザインと対応しない指Uを誤って指置き台31に配置しても、誤った状態のまま印刷されてしまうのを防ぐことができる。
また、印刷装置1が本来備えているカメラ51及び制御部11によって判別装置を構成するため、別途各種センサ等の部材を追加することなく、簡易な構成で、ユーザの利便性に優れた装置を実現することができる。
また、本実施形態では、指Uの配置状態と指Uの種類とを対応付けて記憶する記憶手段として記憶部12を有し、判別手段としての制御部11は、記憶部12に記憶されている指Uの配置状態と指Uの種類とを対応付け(実施形態において、図5の判別テーブル121)に応じて、指Usの種類を判別する。
このため、記憶部12等に記憶されている対応付け情報(例えば判別テーブル121)を参照することで、容易に指種の判別(絞り込み)を行うことができる。
また、本実施形態では、特定の指Usを配置する配置部としての指置き台31が設けられ、判別手段としての制御部11は、指置き台31に配置された指Usの左右に配置されている指Uの本数に応じて、特定の指Usの種類を判別する。
このように、指Usの種類を判別するために必要な指Uの配置状態の情報が特定の指Usの左右に配置されている指Uの本数である場合、載置面3上を撮影した画像から容易に指Uの配置状態の情報を得ることができる。ユーザは、載置面3上に手Hを置くだけでよいため、何ら煩わしい作業なく、簡易に指種の判別を行うことができる。
また本実施形態の制御部11は、画像に含まれる指Uの爪Tの面積を導出する面積導出手段としても機能し、判別手段としての制御部11は、面積導出手段により導出された爪Tの面積に基づいて指Uの種類を判別する。
指Uの爪Tの中でも小指の爪Tは一番小さく、親指の爪Tは一番大きい等、各指Uの爪Tの面積にはユーザにかかわらず一般的に当てはまる特徴がある。このため、画像から導出することのできる爪Tの面積を指Usの種類の判別に用いることで、簡易に一般的な指種の判別材料を得ることができる。
また、本実施形態では、カメラ51によって取得される画像は、手Hの「特定部位Ph」の画像を含み、判別手段としての制御部11は、画像に含まれる手Hの「特定部位Ph」と指Uとの位置関係に基づいて、撮影された手Hの左右の別を判別する。
例えば親指の爪Tに印刷を行いたい場合、他の4本指のように、親指を載置面3の中心線CLに合わせつつ、他の全ての指Uを広げて載置面3上に配置することはユーザの姿勢として難しい。
この点、本実施形態のように、手H全体の画像を取得して、画像中に含まれる手Hの「特定部位Ph」の画像に基づいて指Usの種類の判別を行うことで、指Uが上記のような特殊な配置状態となる場合でも、適切に指種の判別を行うことができる。
また、判別手段としての制御部11による判別結果を報知する報知手段を有している場合には、これから印刷しようとする爪Tがユーザの意図している指Uの爪Tかどうかの確認を求めることができる。
このため、誤って違う指Uが指置き台31にセットされていることにユーザが気づかずに意図しない指Uの爪Tに想定外のネイルデザインが印刷されるのを事前に防ぐことができる。
なお、本実施形態では、端末装置8の表示部85が報知手段として機能する場合を例示したが、報知手段はこれに限定されない。印刷装置1に表示部を設けて、これが報知手段として機能してもよい。また、印刷装置1等に音声出力部を備えて、メッセージを音声出力させることでユーザに判別結果を報知してもよい。なお、ユーザに判別結果を報知することは必須の構成ではなく、報知することなく処理を進めてもよい。また、ユーザが印刷したい爪Tの指種を予め入力している場合には、入力された指種と異なる指種の指Usが指置き台31に配置されている場合のみ、ユーザに報知して注意喚起を促してもよい。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、親指が印刷対象の爪Tに対応する指Usである場合に、親指以外の4本指を握り込んだこぶし状の部分を手Hの「特定部位Ph」として検出し、指Usが左右いずれの手Hの親指であるかを判別する場合を例示したが(図4参照)、「特定部位Ph」は、図4に示す部位に限定されない。
例えば図9に示すように、親指が印刷対象の爪Tに対応する指Usとなる場合に、親指を特定の指Usを配置する配置部としての指置き台31に配置し、その他の指Unを仕切り板15の下の空間に退避させてもよい。この場合には、親指と他の4本指とで仕切り板15を掴むことができるので、指置き台31に配置された親指が安定する。また、親指を無理のない姿勢で中心線CLに合わせて配置することができ、高精度の爪認識を行うことができる。
この場合、親指の左右の別を判別するための「特定部位Ph」は、例えば図9に一点鎖線で示すように親指の付け根部分付近となる。すなわち、画像中、中心線CLの左右で比較したときにより大きく膨らんでいる側に「特定部位Ph」が位置すると判断する。
なお、この場合、指Uの付け根付近は載置面3から外れたところ(例えば図9では載置面3よりも下の部分)となる可能性が高い。このため、このような部分を「特定部位Ph」として検出する場合には、カメラ51として、図9に破線の枠で示すような広い範囲を撮影可能範囲Arpとするものを適用する。
また、図9に示すように、特定の指Usとしての親指と他の4本指とで仕切り板15を掴む態勢で親指の爪Tに印刷を行う場合には、親指を載置面3上に直接載せても指Usを安定させることができる。
このため、特定の指Usを配置する配置部として高さのある指置き台31を配置しなくてもよく、例えば特定の指Usを配置すべき配置部の位置を、指先で触れて検出することができるような溝や凹凸部等で示してもよい。また、中心線CLを凹凸のあるライン等で示し、この中心線CLに沿う一定範囲を、特定の指Usを配置すべき配置部としてもよい。
また、本実施形態では、記憶部12等に判別テーブル121を有して、判別手段としての制御部11は、判別テーブル121を参照して指置き台31に配置されている指Usの指種を絞り込む場合を例示したが、指Usの指種を判別する際に判別テーブル121を参照することは必須ではない。
例えば、ユーザの両手の指Uの画像を予め登録しておき、制御部11は、この画像と、載置面3全体を撮影した画像とを比較して、いずれの指がどこに配置されているかを判別してもよい。
また、本実施形態では、印刷装置1が端末装置8と連携して爪に印刷を行う場合を例示したが、印刷装置1はここに示すようなものに限定されず、単体で印刷動作が完結するように構成されたものであってもよい。
例えば、本実施形態では、印刷開始指示の入力やデザイン(ネイルデザイン)の選択等を端末装置8側の操作部83から行う場合を想定しているが、各種指示の入力等を印刷装置1側の操作部22において行う構成としてもよい。この場合、印刷装置1にタッチパネル式の操作部を備えてもよい。また、印刷装置1に表示部を備えてもよく、この場合には当該表示部にタッチパネルが一体的に設けられていてもよい。
印刷装置1に表示部を備える場合には、印刷装置1の表示部がユーザに指種の判別結果を報知する報知手段として機能してもよい。
また、本実施形態では、デザイン(ネイルデザイン)のデータが端末装置8の記憶部82に格納されている場合を例示したが、ネイルデザインのデータは端末装置8の記憶部82に保存されている場合に限定されず、印刷装置1の記憶部12に保存されていてもよい。
また、ネットワーク回線等を介して接続可能なサーバ装置等にネイルデザインの画像データを記憶させておき、サーバ装置等にアクセスしてネイルデザインのデータを参照可能に構成してもよい。
このようにすることで、記憶部82等の容量を大きくしなくても、より多くのネイルデザインの中から印刷するデザインを選択することが可能となる。
なお、本実施形態では、印刷装置1の制御部11が判別手段として機能する場合を例示したが、判別装置を構成する判別手段は印刷装置1の制御部11に限定されない。
例えば端末装置8の制御部81等、外部装置の制御部等が判別手段として機能してもよい。この場合には、印刷装置1のカメラ51で取得された指Uを含む手Hの画像が通信部6等を介して印刷装置1から端末装置8等の外部装置に送信され、制御部81等において取得される。この場合、制御部81等が画像を取得する画像取得手段としても機能する。
なお、端末装置8の制御部81が判別手段として機能する場合には、端末装置8の記憶部82等に、判別処理を行うためのアプリケーションプログラムが格納される。
また、本実施形態では、外部装置である端末装置8が、爪Tを含む指Uの画像を印刷装置1から取得して、端末装置8の制御部81が、当該画像から爪Tの領域を画する爪輪郭等の爪情報を取得したり、印刷データを生成する場合を例示したが、爪情報の取得や印刷データの生成を印刷装置1の制御部が行ってもよい。この場合には、外部装置とのデータのやり取りをする必要がない。また、外部装置と連携することなく、印刷装置1単体でネイルプリントを行うことができる。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする判別装置。
<請求項2>
前記指の配置状態と前記指の種類とを対応付けて記憶する記憶手段を有し、
前記判別手段は、前記記憶手段に記憶されている前記指の配置状態と前記指の種類とを対応付けに応じて、前記指の種類を判別することを特徴とする請求項1に記載の判別装置。
<請求項3>
前記載置面には特定の指を配置する配置部が設けられ、
前記判別手段は、前記配置部に配置された前記特定の指の種類を判別することを特徴とする請求項2に記載の判別装置。
<請求項4>
前記判別手段は、前記配置部に配置された指の左右に配置されている指の本数に応じて、前記特定の指の種類を判別することを特徴とする請求項3に記載の判別装置。
<請求項5>
前記画像に含まれる指の爪の面積を導出する面積導出手段を有し、
前記判別手段は、前記面積導出手段により導出された前記爪の面積に基づいて前記指の種類を判別することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の判別装置。
<請求項6>
前記画像は、手の特定部位の画像を含み、
前記判別手段は、前記画像に含まれる手の特定部位と指との位置関係に基づいて、撮影された手の左右の別を判別することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の判別装置。
<請求項7>
前記判別手段による判別結果を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の判別装置。
<請求項8>
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の判別装置と、
前記判別装置による判別結果に基づいて印刷を行う印刷手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
<請求項9>
載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別工程と、
を含むことを特徴とする判別方法。
<請求項10>
コンピュータに、
載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得機能と、
前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
8 端末装置
11 制御部
12 記憶部
4 印刷機構
41 印刷ヘッド
5 撮影部
51 カメラ
52 光源

Claims (10)

  1. 載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別手段と、
    を備えることを特徴とする判別装置。
  2. 前記指の配置状態と前記指の種類とを対応付けて記憶する記憶手段を有し、
    前記判別手段は、前記記憶手段に記憶されている前記指の配置状態と前記指の種類とを対応付けに応じて、前記指の種類を判別することを特徴とする請求項1に記載の判別装置。
  3. 前記載置面には特定の指を配置する配置部が設けられ、
    前記判別手段は、前記配置部に配置された前記特定の指の種類を判別することを特徴とする請求項2に記載の判別装置。
  4. 前記判別手段は、前記配置部に配置された指の左右に配置されている指の本数に応じて、前記特定の指の種類を判別することを特徴とする請求項3に記載の判別装置。
  5. 前記画像に含まれる指の爪の面積を導出する面積導出手段を有し、
    前記判別手段は、前記面積導出手段により導出された前記爪の面積に基づいて前記指の種類を判別することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の判別装置。
  6. 前記画像は、手の特定部位の画像を含み、
    前記判別手段は、前記画像に含まれる手の特定部位と指との位置関係に基づいて、撮影された手の左右の別を判別することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の判別装置。
  7. 前記判別手段による判別結果を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の判別装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の判別装置と、
    前記判別装置による判別結果に基づいて印刷を行う印刷手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  9. 載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得工程と、
    前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別工程と、
    を含むことを特徴とする判別方法。
  10. コンピュータに、
    載置面に配置された指を含む手の画像を取得する画像取得機能と、
    前記画像に含まれる前記指の配置状態に基づいて、前記指の種類を判別する判別機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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