JP2015146766A - 釣糸ガイドのガイド枠及び釣糸ガイド並びに釣竿 - Google Patents

釣糸ガイドのガイド枠及び釣糸ガイド並びに釣竿 Download PDF

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Abstract

【課題】釣糸ガイドの更なる軽量化。【解決手段】ガイドリング2を保持するためのガイド枠3であって、内側にガイドリング2を保持可能な枠部10と竿本体4に取り付けるための取付脚部12とが、一本の金属製の線状パイプ材を曲げることにより一体的に形成されている。線状パイプ材の両先端領域から左右一対の支持脚部11及び取付脚部12が構成される。取付脚部12には段差部12aが設けられ、段差部12aから折り曲げ部13までの段上部12cと竿本体4との間にはスペーサ6が介装されている。【選択図】図4

Description

本発明は、釣糸ガイドのガイド枠と、それを備えた釣糸ガイド及び釣竿に関する。
釣糸を案内するための釣糸ガイドが竿本体の外周面に取り付け固定された、いわゆる外ガイド方式は各種の釣竿に使用されている。釣糸ガイドは、釣糸が挿通されて釣糸が摺動するリング状のガイドリングと、該ガイドリングを保持するためのガイド枠とを備えている。かかるガイド枠は、金属製のプレートをプレス加工することにより形成されるが、軽量化には限界がある。
一方、本出願人は下記特許文献1のようにガイド枠(導糸環)を中空状に形成する構成について既に提案している。このようにガイド枠を中空状とすることによってガイド枠の軽量化を図ることが可能になる。しかしながら、竿本体に釣糸ガイドを取り付けるために別途固定具を備える構成としていたため、釣糸ガイド全体の軽量化には限界があり、更なる軽量化策が求められた。
特公昭61−31673号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、釣糸ガイドの更なる軽量化を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る釣糸ガイドのガイド枠は、ガイドリングを保持するためのガイド枠であって、ガイドリングを保持可能な枠部と竿本体に取り付けるための取付脚部とが、一本の金属製の線状パイプ材を曲げることにより一体的に形成されていることを特徴とする。
該構成のガイド枠にあっては、一本の線状パイプ材によって枠部と取付脚部とが一体的に形成された構成となっている。このように一本の線状パイプ材から枠部のみならず取付脚部までも連続的に形成された一体構成であるので、細い線径の線状パイプ材であっても必要な強度を容易に確保することができる。
特に、線状パイプ材の両パイプ端から所定長さの領域が略同じ方向に揃えられると共に折り曲げ部において線状パイプ材の中間領域に対して所定角度で折り曲げられて左右一対の取付脚部が構成されていることが好ましい。即ち、一本の線状パイプ材をガイドリングの外形形状に合わせて枠状(例えばC字状)に曲げることによってその内側にガイドリングを保持可能な枠部が形成される。枠部の大きさや周長は、枠部を縮径するように絞ることによって容易に微調節可能である。従って、予め少し大きめに枠部を形成しておくと、ガイドリングの寸法がばらついていても、枠部を絞ることによって容易に対応することができる。また、ガイドリングの口径が若干異なる場合であっても、枠部を絞って縮径させることによって対応することが可能であり、近い口径のガイドリングに対してそれぞれ専用のガイド枠を用意しなくても、一つのガイド枠で共用させることも可能になる。このように枠部は線状パイプ材の中間領域によって形成される。
一方、線状パイプ材の両パイプ端から所定長さの領域によって左右一対の取付脚部が形成される。該左右一対の取付脚部は、竿本体への取付状態において、竿本体の前後の何れかの方向を向いた状態とされ、通常は、竿本体の後側を向いた状態とされる。このように、線状パイプ材の両パイプ端から所定長さの領域によって略同じ方向に揃えられた左右一対の取付脚部が構成されているので、取付脚部が一本である構成、即ち、線状パイプ材の両パイプ端のうちの一方のみを使用して片足構成の取付脚部とした場合に比して取付脚部の強度が増すうえに、竿本体への取り付け強度も増して安定した取付状態が得られる。また、一般的には、枠部と取付脚部との間に支持脚部が設けられる。その場合、線状パイプ材の中間領域から枠部及び支持脚部が構成されることになる。該支持脚部によって枠部が竿本体から所定距離離間した状態となり、枠部の竿本体からの離間距離、即ち枠部及びそれに保持されるガイドリングの高さは支持脚部の長さによって種々変化することになる。上述のように、取付脚部を左右に並んだ二本構成(両足構成)とすることにより、支持脚部も左右一対並んだ二本構成となり、支持脚部の強度も容易に確保できることになる。
更に、線状パイプ材は、折り曲げ部において横方向に圧縮された扁平形状であることが好ましい。尚、横方向とは、竿本体の外周面の接線方向であり、周方向とも言え、上述のように取付脚部や支持脚部が左右一対設けられた構成においてはその並設方向である。そして、このように線状パイプ材が折り曲げ部において横方向に圧縮された扁平形状であると、それと直交する縦方向に長い形状となり、折り曲げ部における折り曲げ方向の力に対する強度が高まる。該折り曲げ方向は竿本体の前後方向(中心軸方向)であり、取付脚部に対する枠部の前後方向の傾きやブレを抑制することができる。
また更に、取付脚部は、パイプ端側に位置していて相対的に高さの低い部分と、折り曲げ部側に位置していて相対的に高さの高い部分とを備えていることが好ましい。尚、ここで高さ方向とは竿本体の外周面への取付状態において竿本体の径方向であって、竿本体の外周面(表面)から径方向に離れる程高さが高く、竿本体の外周面に近づく程高さが低くなる。そして、取付脚部における折り曲げ部側の位置に相対的に高さの高い部分が形成されていると、かかるガイド枠を用いた釣糸ガイドを竿本体に取り付ける際、折り曲げ部を竿本体から離して取り付けることができる。上述したように線状パイプ材が折り曲げ部において横方向に圧縮された扁平形状になっていると、釣糸ガイドを取り付ける際に折り曲げ部が竿本体に当接して竿本体の表面に傷が入りやすくなる。接着剤の塗布量等を工夫することによって竿本体表面の傷付きを防止することができるが、折り曲げ部を竿本体から離すことができると、より一層容易に竿本体の傷付きを防止することができる。また、取付脚部における相対的に高さの高い部分と竿本体との間にスペーサを介在させる取り付け態様を採用することもでき、このようにスペーサを使用すればより一層確実に竿本体の傷付きを防止することができると共に取付脚部の竿本体への取付状態も安定する。
このように取付脚部に相対的に高さの高い部分と相対的に高さの低い部分とを設ける場合においては、特に、取付脚部に段差部を形成して折り曲げ部側の段上部をパイプ端側の段下部に対して一段高くオフセットさせる構成とすることが好ましい。例えば、相対的に高さの高い部分がテーパ状に高くなっていく構成とすることもできるが、段差部を設けて段上部を段下部に対して一段高くすることによってより一層容易に折り曲げ部を竿本体から離間させることができると共に、竿本体との間にスペーサを介在させることもより一層容易になる。
更に、取付脚部における線状パイプ材は、段上部においては横方向に圧縮された扁平形状であって且つ段下部においては横方向と直交する高さ方向に圧縮された扁平形状であることが好ましい。段上部を横方向に圧縮された扁平形状とすることで折り曲げ部近傍の曲げ強度を容易に確保することができる。その一方、段下部については高さ方向に圧縮された扁平形状とすることで、竿本体との接触面積を拡大させることができて確実且つ安定した取付状態が得られる。
また、本発明に係る釣糸ガイドは、上述したガイド枠の枠部にガイドリングが保持されたものである。そして、特に、ガイドリングの中心線方向の幅と同等又はそれよりも細い線径の線状パイプ材によりガイド枠が形成されていることが好ましい。ガイドリングの幅を相対的に広くすることで釣糸の案内面であるガイドリングの内周面に断面視において大きな曲面を形成することができ、釣糸がスムーズに案内されて摺動抵抗が減少する。逆に線状パイプ材を相対的に細くすることで軽量化も容易になる。
また、本発明に係る釣竿は、このような釣糸ガイドが装着されたものである。そして、特に、上述したように取付脚部に段差部が形成される等によって取付脚部における折り曲げ部側がパイプ端側に比して相対的に高い部分となっている場合には、そのガイド枠の取付脚部における相対的に高さの高い部分と竿本体との間にスペーサが介装されていることが好ましい。
更には、そのスペーサに係合凹部が形成され、該係合凹部に両取付脚部が嵌り込んでいることが好ましい。該構成では、係合凹部の左右両側面に左右一対の取付脚部が狭持されることになるため、スペーサによる傷付き防止の緩衝効果に加えて、両取付脚部の左右方向への開きも防止されることになる。
以上のように、一本の線状パイプ材によって枠部と取付脚部が一体的に形成されているので、ガイド枠を従来以上に軽量化することができ、釣糸ガイド並びにそれを装着する釣竿の更なる軽量化が可能になる。
本発明の一実施形態における釣糸ガイドを前側からガイドリングの中心線の方向に見た正面図。 図1のA−A断面図。 同釣糸ガイドの製造工程を示す正面図であって、(a)はガイド枠のプリフォームの状態を示し、(b)はガイドリングを保持する工程を示す。 同釣糸ガイドを釣竿に装着した状態を示す要部断面図。 図4のB−B断面図。 本発明の他の実施形態における釣糸ガイドを示す図2に対応した断面図。 本発明の他の実施形態における釣糸ガイドを示し、(a)は図2に対応した断面図、(b)は(a)のC矢視図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドとそれを装着した釣竿について図1〜図4を参酌しつつ説明する。釣糸ガイド1は、釣糸を直接案内するためのガイドリング2と、該ガイドリング2を保持するためのガイド枠3とから構成されている。
ガイドリング2は、図1に示すように例えば円形の環状であるが、楕円形や長円形等であってもよい。本実施形態においてはガイドリング2が円形の場合について説明する。ガイドリング2は、例えばSiC(シリコンカーバイト)に代表されるセラミック等の耐摩耗性に優れた硬質材料からなり、釣糸が挿通する糸挿通孔を有しており、内周面2aを釣糸が摺動することで釣糸を直接案内する。図2に示すようにガイドリング2の外周面2bには、ガイド枠3との接触面積を拡大させるために、断面視においてガイドリング2の中心線Tの方向に沿った径一定の平坦部を形成したり、ガイド枠3が係合可能なように内側凸(中止側凸)の環状溝を形成したりすることが好ましい。ガイドリング2の内周面2aには断面視において内側凸となる曲面を形成することが好ましく、特に、前後の角部を曲面とすることが好ましい。尚、本実施形態においては、ガイドリング2が直立したものではなく竿本体4の前側に所定角度傾斜した前傾リングの構成となっており、ガイド枠3もそれに合わせて前側に傾斜した傾斜フレームとなっているが、直立タイプであってもよい。
ガイド枠3は、その内側にガイドリング2を保持すべく枠状に形成された枠部10と、釣竿の竿本体4の外周面に取り付けるための取付脚部12と、枠部10と取付脚部12との間に位置して枠部10と取付脚部12とを連結する支持脚部11とから構成される。かかるガイド枠3は、金属製の線状パイプ材から構成され、一本の線状パイプ材を曲げることによって形成されている。線状パイプ材は、例えばステンレスやアルミニウムからなる円筒状のものであり、その線径(外径)は例えば0.3〜6mm、好ましくは1〜3mmであって、ガイドリング2の中心線Tの方向の幅WGと比較すると、それと同等あるいはそれよりも細いものであることが好ましい。
上述したようにガイド枠3は一本の線状パイプ材を曲げ加工することによって形成されているが、その形状は図1のように正面視においては略U字状に二つ折りの状態に曲げられていて両パイプ端5が一方向に揃えられた状態にあり、図2のように側面視においては折り曲げ部13によって略くの字状に折り曲げられた状態にある。従って、線状パイプ材は折り曲げ部13によって二つの領域に区画することができ、折り曲げ部13からパイプ端5までの一対の先端領域とその間の中間領域とに区画される。先端領域から取付脚部12が構成され、中間領域から枠部10と支持脚部11とが構成される。また、一本の線状パイプ材を全体として略U字状に曲げてガイド枠3を構成しているため、支持脚部11と取付脚部12は何れも線状パイプ材が左右に二本並んだ二本足の構成となっており、左右の足は何れも同形状とされている。
枠部10はガイドリング2の外形形状に沿って略C字状に曲げられて形成されている。従って、枠部10の形状はガイドリング2の形状によって異なり、本実施形態では円形のガイドリング2を使用しているため枠部10のそれに対応して円形であるが、楕円形のガイドリング2を使用する場合には枠部10もそれに対応して楕円形となる。一本の線状パイプ材を曲げて枠部10を形成しているため、その全周のうち一箇所には不連続部14が形成される。不連続部14には図1のように隙間を形成するようにしてもよいし、隙間を実質上なくすようにしてもよく、不連続部14の間隔は任意であり、その間隔を狭くするように左右の線状パイプ材を挟み込むことによって枠部10の大きさを調節することもできる。また、ガイドリング2の保持力を調節したりすることもでき、逆に不連続部14の間隔を広げることで、ガイドリング2を取り外して交換等することも可能である。尚、図2においては、枠部10における線状パイプ材の断面形状が元の円筒状(即ち円形)のまま維持された場合を図示しているが、ガイドリング2との接触面積を増大させるべく枠部10の内周面に相当する部分に平坦部を形成した断面形状(Dカット状)とされてもよいし、ガイドリング2の径方向(枠部10の径方向)に圧縮された扁平形状とされてもよい。
支持脚部11は、枠部10の不連続部14から枠部10の径方向外側に向けて延びている。左右に並んだ二本の支持脚部11は互いに略平行となって折り曲げ部13に向かうか、あるいは、互いの離間距離を徐々に狭めながら折り曲げ部13に向かっていて、枠部10の不連続部14から折り曲げ部13まで例えば直線状に延びているが前側凸に湾曲していたり逆に後側凸に湾曲していたりしてもよい。また、不連続部14において折り曲げられていて枠部10が支持脚部11に対して前後に傾斜していてもよい。支持脚部11において線状パイプ材は、矢印αで示す横方向に圧縮された扁平形状であって、その断面形状は横方向に短くそれと直交する縦方向に長い長円形状となる。尚、横方向とは左右方向であって二本の支持脚部11の並設方向である。尚、枠部10の不連続部14から折り曲げ部13にかけて徐々に扁平率が大きく、即ち、横方向の厚さが薄くなっていくようにすることが好ましいが、一定としてもよい。
折り曲げ部13によって取付脚部12に対する枠部10及び支持脚部11が所定角度で起立することになり、図2のように90度未満の傾斜角度であってもよいし、略直角で起立するようにしてもよい。折り曲げ部13において線状パイプ材は横方向に圧縮された扁平形状とされている(図5参照)。
取付脚部12は、パイプ端5側に位置していて相対的に高さの低い部分と、折り曲げ部13側に位置していて相対的に高さの高い部分とを備えている。具体的には、中間部分に段差部12aが形成されていて、該段差部12aからパイプ端5までの段下部12bが相対的に高さの低い部分であって、段差部12aから折り曲げ部13までの段上部12cが段下部12bに対して一段高く下面がオフセットされた相対的に高さの高い部分となっている。段下部12bと段上部12cは互いに略平行であって両者の高さ差は例えば0.5〜2mm程度である。そして、線状パイプ材は、段上部12cにおいては横方向に圧縮された扁平形状であり、段下部12bにおいては横方向と直交する高さ方向に圧縮された扁平形状であり、段下部12bにおける高さ方向の厚さは、元の線径よりも薄くなっている。尚、段差部12a近傍において、扁平の方向が徐々に横方向から高さ方向へと移行している。
以上のように構成された釣糸ガイド1の製造工程の概略について説明すると、まず、図3(a)のように全体として正面視略U字状に折り返されると共に更にその中間部分で折り曲げ部13を形成すべく略くの字状に折り曲げられたプリフォームのガイド枠3が形成される。一本の線状パイプ材はその全長の中間位置で180度を越える折り返し角度で折り返されるため、枠部10における180度を越える角度範囲がプリフォームされることになり、対峙する二本の線状パイプ材の間隔は、パイプ端5に向かって徐々に狭くなっていく。線状パイプ材の中間位置における折り返しは、180度を越えて両パイプ端5同士が互いに僅かに離間する程度までとされる。そして次に、図3(b)のように折り返し部分の内側にガイドリング2を入れて両線状パイプ材を矢印のように挟み込んで接近させることにより、枠部10の残りの角度領域を形成すると共にガイドリング2を枠部10に固定する。尚、接着剤を補助的に使用して枠部10にガイドリング2を接着固定するようにしてもよい。このように両線状パイプ材を挟み込むことで左右一対の支持脚部11及び取付脚部12は互いに略平行な状態となる。
以上のように構成された釣糸ガイド1は、竿本体4の外周面に取り付けられる。その取り付け方法は例えば以下のようにされる。まず、竿本体4上に釣糸ガイド1の取付脚部12を載置する。その際、図4のように取付脚部12の段下部12bを竿本体4に当接させる一方、段上部12cと竿本体4との間にはスペーサ6を介在させる。該スペーサ6の厚さは、段上部12cと段下部12bとの間の高さ差に対応したものとする。スペーサ6は、折り曲げ部13が竿本体4に接触しないようにするためのものであると共に取付脚部12と竿本体4との接触面積を増加させて取り付け強度を増すためのものである。従って、スペーサ6は段上部12cの全長を下側から支えることができる程度の前後方向の長さを有していることが好ましい。かかるスペーサ6は例えば合成樹脂製からなる。スペーサ6の上面には前後方向に沿って係合溝6a(係合凹部)が全長に亘って形成されることが好ましく、その係合溝6aに両取付脚部12の段上部12cを嵌め込むようにする。図5のように両取付脚部12の段上部12cは係合溝6aの両側面6bによって左右から狭持されることとなってそれ以上の足の開きが防止される。このようにすれば、スペーサ6は支持脚部11の開き防止具としても機能する。尚、下糸をスペーサ6として使用してもよい。
そして、取付脚部12と竿本体4とに亘って巻糸(図示省略)を巻き付けて釣糸ガイド1を竿本体4に緊縛する。巻糸の巻き付け部分は取付脚部12の何れの部分であってもよく、取付脚部12の全部であってもよいし、段下部12bのみであってもよいが、少なくとも段下部12bに巻き付けることが好ましく、段下部12bに加えて段上部12cにも巻き付けることが好ましい。そして更に、接着性のある合成樹脂剤を巻糸の巻き付け部分に塗布して固める。
以上説明したように、本実施形態の釣糸ガイド1にあっては、一本の線状パイプ材からガイド枠3の全体が一体的に形成されているので、ガイド枠3を従来以上に軽量化することができ、釣糸ガイド1並びに釣竿の更なる軽量化が達成される。また、一本の線状パイプ材からガイド枠3の枠部10から取付脚部12までの全体が連続的に且つ一体的に形成されたワンピース構成であるので、細い線径の線状パイプ材であっても必要な強度を容易に確保することができ、ツーピース以上の構成に比して溶接箇所や接着箇所がないため軽量化にも有利である。
また、一本の線状パイプ材を枠状に曲げて枠部10を形成しているので、枠部10の大きさや周長は、線状パイプ材を絞って枠部10を縮径させることによって容易に微調節可能である。従って、プリフォームにおいて予め少し大きめに枠部10を形成しておくと、ガイドリング2の寸法がばらついていても、縮径させるように線状パイプ材を絞ることによって容易に対応することができる。また、ガイドリング2の口径が若干異なる場合であっても枠部10を縮径させることによって容易に対応でき、近い口径のガイドリング2に対してそれぞれ専用のガイド枠3を用意しなくても、一つのガイド枠3で共用させることも可能となる。
しかも、ガイドリング2の中心線Tの方向の幅WGに対してそれと同等又はそれよりも細い線径の線状パイプ材が使用されているので、線状パイプ材の線径を細くしてガイド枠1の軽量化を図りつつもガイドリング2の幅を相対的に広くすることができ、釣糸の案内面であるガイドリング2の内周面2aに断面視において大きな曲面を形成することができて、釣糸がスムーズに案内されて摺動抵抗が減少する。
一方、支持脚部11と取付脚部12は二本構成であるので、一本構成に比して強度を容易に確保することができると共に、竿本体4への取り付け強度も増して安定した取付状態が得られる。
また、支持脚部11から折り曲げ部13を介して取付脚部12の段上部12cまでの領域において線状パイプ材が横方向に圧縮された扁平形状となっているので、支持脚部11の前後方向の曲げ強度が高まり、枠部10の前後方向のブレを抑制することができる。特に、比較的大きな強度、剛性が必要となるバット部に使用される釣糸ガイド(バットガイド)に適している。逆に、段下部12bについては高さ方向に圧縮された扁平形状となっているので、竿本体4との接触面積を拡大させることができて確実且つ安定した取付状態が得られる。このように、一本の線状パイプ材からなる一体構成であっても、部位毎に最適な断面形状とすることができるので、軽量化と強度との両立を容易に図ることができる。
更に、竿本体4への取り付けに際しては、取付脚部12の折り曲げ部13側に段上部12cを設けて竿本体4から浮かせるようにしているので、折り曲げ部13や段上部12cと竿本体4との接触が防止されて、竿本体4の傷付きが容易に防止される。しかも、段上部12cと竿本体4との間にスペーサ6を介在させているので、より一層確実に竿本体4の傷付きが防止されると共に、段上部12cを設ける構成であっても釣糸ガイド1を竿本体4に安定した状態で設置でき、取り付け作業が容易になる。また、巻糸のテンションコントロールも容易である。更に、スペーサ6の係合溝6aに両取付脚部12の段上部12cが嵌り込んでいるので、係合溝6aの左右両側面6bによって左右一対の段上部12cが狭持されることになり、両取付脚部12及び両支持脚部11の左右方向への開きも同時に防止することができ、ガイドリング2を長期に亘って安定して保持することができる。
尚、このようなスペーサ6と共に又はそれに代えて、図1及び図2に二点鎖線で示すように支持脚部11に開き防止具20を取り付けるようにしてもよい。開き防止具20は絞り具としても機能するものであり、筒状であってもよいし、断面コの字状であって左右から両支持脚部11を狭持する構成としてもよい。
尚、本実施形態ではスペーサ6の上面に係合溝6aを全長に亘って設けたが、例えば、スペーサ6の上面に突起を左右一対設けて両突起間を係合凹部としてそこに両取付脚部12を係合させるようにしてもよい。その場合、左右一対の突起は前後に間隔をあけて合計二組設けることが好ましい。但し、スペーサ6の上面に係合凹部を設けずに厚さ一定の平板状としてもよい。また、取付脚部12に段差部12aを設けない構成としてもよく、取付脚部12において相対的に高さの高い部分を傾斜させてもよく、その場合には、相対的に高さの高い部分の下に、厚さがテーパ状に変化するスペーサ6を介在させてもよい。
また、スペーサ6を省略してもよい。例えば、段上部12cにおいて接着剤を多めに塗布することによって折り曲げ部13と竿本体4との接触を接着剤により防止するようにしてもよい。
尚、図6のように取付脚部12の折り曲げ部13側に相対的に高さの高い部分を設けずに図6のように取付脚部12を略一定の高さに形成してもよい。
更に、上記実施形態においては折り曲げ部13及びその近傍において線状パイプ材の断面形状を横方向に圧縮された扁平形状としたが、図7(a)のように折り曲げ部13において逆に横方向と直交する方向に圧縮された扁平形状としてもよい。図7(b)のように折り曲げ部13において横方向に幅広に広がった状態となっていてもよい。即ち、線状パイプ材を折り曲げることによって折り曲げ部13が押し潰れた形状となっていてもよく、それ程大きな強度、剛性が必要とされないティップ部からベリー部にかけて使用される釣糸ガイド(ティップガイドやベリーガイド)において有効である。そして、折り曲げ部13以外の部分は断面円形のままとしてもよいし、他の断面形状としてもよい。このように線状パイプ材の断面形状は各部において任意に設定可能である。
その他、一方の支持脚部11と取付脚部12を前側に位置させ、他方の支持脚部11と取付脚部12を後側に位置させて、いわゆるダブルフットのガイド形式としてもよいし、支持脚部11を左右に揃えて並設して二本足の構成とする一方、取付脚部12については前後反対向きとしてもよい。また、線状パイプ材の一方のパイプ端5を枠部10近傍に留めて支持脚部11及び取付脚部12を一本足の構成としてもよい。
1 釣糸ガイド
2 ガイドリング
2a 内周面
2b 外周面
3 ガイド枠
4 竿本体
5 パイプ端
6 スペーサ
6a 係合溝(係合凹部)
6b 側面
10 枠部
11 支持脚部
12 取付脚部
12a 段差部
12b 段下部
12c 段上部
13 折り曲げ部
14 不連続部
20 開き防止具

Claims (11)

  1. ガイドリングを保持するためのガイド枠であって、
    ガイドリングを保持可能な枠部と竿本体に取り付けるための取付脚部とが、一本の金属製の線状パイプ材を曲げることにより一体的に形成されていることを特徴とする釣糸ガイドのガイド枠。
  2. 線状パイプ材の両パイプ端から所定長さの領域が略同じ方向に揃えられると共に折り曲げ部において線状パイプ材の中間領域に対して所定角度で折り曲げられて左右一対の取付脚部が構成されている請求項1記載の釣糸ガイドのガイド枠。
  3. 線状パイプ材は、折り曲げ部において横方向に圧縮された扁平形状である請求項2記載の釣糸ガイドのガイド枠。
  4. 取付脚部は、パイプ端側に位置していて相対的に高さの低い部分と、折り曲げ部側に位置していて相対的に高さの高い部分とを備えている請求項3記載の釣糸ガイドのガイド枠。
  5. 取付脚部には段差部が形成されて折り曲げ部側の段上部がパイプ端側の段下部に対して一段高くオフセットされている請求項4記載の釣糸ガイドのガイド枠。
  6. 取付脚部における線状パイプ材は、段上部においては横方向に圧縮された扁平形状であって且つ段下部においては横方向と直交する高さ方向に圧縮された扁平形状である請求項5記載の釣糸ガイドのガイド枠。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のガイド枠の枠部にガイドリングが保持されていることを特徴とする釣糸ガイド。
  8. ガイドリングの中心線の方向の幅と同等又はそれよりも細い線径の線状パイプ材によりガイド枠が形成されている請求項7記載の釣糸ガイド。
  9. 請求項7又は8記載の釣糸ガイドが装着されていることを特徴とする釣竿。
  10. 請求項4記載のガイド枠の枠部にガイドリングが保持された釣糸ガイドが竿本体に装着され、ガイド枠の取付脚部における相対的に高さの高い部分と竿本体との間にスペーサが介装されていることを特徴とする釣竿。
  11. スペーサに係合凹部が形成され、該係合凹部に両取付脚部が嵌り込んでいる請求項10記載の釣竿。
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