JP2015145413A - 2つの特定のフィラーと高粘度の脂肪物質との組み合わせを含む、メイクアップ及び/またはケアのための化粧品組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1つのジメチコーン被覆されたシリカ、少なくとも1つの架橋デンプン、及び、少なくとも1つの脂肪物質であって、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超であるものを含む、少なくとも1つの脂肪相を含む、メイクアップ及び/またはケア用化粧品組成物を提供する。
【選択図】なし
Description
好ましくは、本発明による組成物は、固形である。
好ましくは、本発明による組成物は、固形である場合は、30乃至300g、更には、50乃至200gの硬度を示す。
測定は、以下のプロトコルにしたがって行われる。
かかる組成物のサンプルを、直径11.06mmのリップスティック型に熱時注入する。その後、この型を冷凍庫で約一時間冷却する。リップスティックのスティックは、その後20℃にて貯蔵される。
前記サンプルの硬度を、24時間おいた後に測定する。
本発明の組成物のサンプルの硬度は、グラムで表示されるが、Indelco-Chatillon社により市販のDFGS2動力計を利用して測定される。
前記硬度は、100mm/分の速度で前進する、直径250μmの剛性タングステンワイヤによってもたらされる最大剪断力に該当する。
上述の技術は、通常は、いわゆる「バターカットワイヤ」法として記載されている。
好ましくは、本発明による組成物は、該組成物全質量に対して、10%未満、更に好適には4%未満の水を含むか、あるいは全く無水である。
別の態様によれば、本発明は、以上に定義される生成物が唇に適用される、メイクアップ方法に関する。
本発明による組成物は、ジメチコーン被覆されたシリカ及び架橋デンプンからなる少なくとも2つのフィラーを含む。
「架橋デンプン」なる表現は、本発明においては、例えば、メチロールウレア誘導体と、またはオクテニルコハク酸無水物と、あるいはまたエピクロロヒドリンによって架橋したデンプンを示す。
好ましくは、前記架橋デンプンは、National Starch社によりDry Flo Plus(28-1160)の商標名で市販のオクテニルコハク酸無水物である。
好ましくは、架橋デンプンは、組成物全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、特に、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%の範囲の含量で存在する。
ジメチコーン被覆されたシリカは、ジメチコーンで完全にまたは部分的に被覆されたシリカの粒子を含む。ジメチコーン(INCI名)は、ポリジメチルシロキサン(化学名)に相当する。
シリカは、被覆の必要があるならば、ジメチコーンとは別に、別の無機または有機化合物で被覆されていてよい。好ましくは、この別の化合物は、疎水性有機化合物である。
ジメチコーン被覆されたシリカは、好ましくは、シリカフィラーである。
シリカフィラーは、液体脂肪相中に、25℃にて不溶性であるシリカの、ジメチコーン被覆された粒子を意味することとする。
然るに、別の成分と混合するために融解され、この混合物の冷却の間に再結晶するワックスとは対照的に、フィラーは、化粧品組成物の調製過程でその構造を変化させないという特徴を有する。
ジメチコーン被覆されたシリカは、特に、この組成物の揮発性オイル中に不溶性である。
ジメチコーン被覆されたシリカは、好ましくは、本質的に球形の粒子の処方である。球形の定義は、以上に挙げたものと同様である。
シリカ粒子の多孔性は、50乃至200m2/gの、例えば、100m2/gのオーダーの表面積、並びに、10乃至100g/l、例えば、50g/lのオーダーの嵩密度によって特徴付けることができる。
ジメチコーン被覆されたシリカは、特定の一実施態様によれば、0.1乃至30μm、特に、0.5乃至20μm、より正確には、平均で1乃至16μmのオーダーの平均サイズを有する粒子の形態(D50)である。
ジメチコーン被覆されたシリカは、特定の一実施態様では、1ミクロン超の平均経を有する粒子の形態である。
ジメチコーン被覆されたシリカは、Miyoshi Kasei Inc.よりSA-SB-300の名称で、またはCabot CorporationよりCab-O-Sil TS-720 Treated Fumed Silicaの名称で購入可能である。
好ましくは、ジメチコーン被覆されたシリカは、この組成物全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、とりわけ、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%、特に、5質量%のオーダーで存在して良い。
好ましい実施態様によれば、架橋デンプンとジメチコーン被覆されたシリカは、10:90乃至90:10、好ましくは、30:70乃至70:30、更に好ましくは、50:50のオーダーの質量比である。
有利には、架橋デンプンとジメチコーン被覆されたシリカは、組成物の全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、特に、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%の範囲の含量で存在する。
本発明による組成物は、ジメチコーン被覆されたシリカ及び架橋デンプンとは別に、有機フィラー及び無機フィラーから選択される、少なくとも1つの別のフィラーを含んで良い。
有利には、本発明による組成物は、この組成物全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、特に、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%の範囲の、フィラーの合計含量を有する。
本発明の意味においては、フィラーとは、この組成物が製造されるいかなる温度においても、当該組成物の媒質中に不溶性であって、無色または白色である、あらゆる形状の無機または合成粒子を意味すると解されるべきである。これらの充填剤は、特に、この組成物のレオロジー特性またはテクスチャーを調整するために使用される。
これらは、有利には、架橋形態である。
本発明で使用される粒子は、特定の一実施態様では、4乃至20μm、特に、5乃至15μmの範囲の平均経を有する。
本発明において使用されるフィラー(粒子)は、一般的に、且つ好ましくは、ほぼ球形である。
特段の一実施態様によれば、使用されるポリウレタンの粒子は、コポリマーを含む粒子であり、前記コポリマーは、トリメチロールヘキシルラクトンを含む。特に、これは、ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールヘキシルラクトンのコポリマーであってよい。こうした粒子は、特に、ToshikiよりPlastic Powder D-400(登録商標)またはPlastic Powder D-800(登録商標)の名称の下に購入することができる。
本発明による組成物の脂肪相は、この組成物の脂肪物質の総計に相当し、これは特に、25℃でのその粘度が、1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超である、少なくとも1つの脂肪物質を含む。
本発明によれば、25℃におけるその粘度が1000mPa/s超である脂肪物質は、ペースト及び不揮発性オイルから選択され、これは、「高粘度不揮発性オイル」または「高粘度オイル」と呼称される。
剪断粘度測定は、アクリルコーン−プレート装置及びPeltier効果加熱システムを取り付けたARES(歪み制御)粘度計で行われた。この測定は、1乃至1000s-1の範囲に亘る剪断勾配走査により行われる。
低粘度オイルについては、コーン角度はラジアンであり、アクリループレートの直径は50mmである。25mmのプレート及び0.10ラジアンのコーン角度が、別のサンプルのために使用される。
全ての測定は、25℃及び35℃で行われる。
剪断粘度は、経験した歪みに対して表現される粘度曲線の水平域上のηの値によって決定される。
第1の実施態様によれば、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超である脂肪物質は、ペースト状脂肪物質である。
一般的に、全てのペースト状脂肪物質は、25℃において1000mPa/s以上の粘度を有する。
「ペースト状」とは、本発明の意味では、固体状態では異方性結晶組織を示し、且つ、23℃の温度で液体画分と固体画分とを含む、可逆的な固体/液体変化の状態にある脂溶性脂肪化合物を意味することとする。
換言すれば、このペースト状化合物の融解開始点は、23℃未満であってよい。23℃で測定されるペースト状化合物の液体画分は、この化合物の9乃至97質量%を占めうる。23℃でのこの液体画分は、好ましくは、15乃至85質量%、更に好ましくは、40乃至85質量%を占める。
本発明の意味では、融点は、ISO標準11357-3;1999に記載される熱分析(DSC)で観察される、最大吸熱ピークの温度に相当する。ペーストまたはワックスの融点は、示差走査熱量計(DSC)、例えば、TA Instruments社により「MDSC 2920」の名称で市販の熱量計を用いて測定することができる。
5mgのペーストまたはワックス(場合による)を、るつぼに入れ、-20℃から100℃まで10℃/分の加熱速度で第1の温度増加に処し、次いで、100℃から-20℃まで10℃/分の冷却速度で冷却し、最後に、-20℃から100℃まで5℃/分の加熱速度で第2の温度増加に処する。第2の温度増加の間に、空のるつぼとワックスのサンプルを入れたるつぼとによって吸収される力の差の変動を、温度の関数として測定する。化合物の融点は、温度の関数として、吸収される力の差の変動を表す曲線のピークの頂点に相当する。
本発明の意味におけるペースト状化合物は、0.001乃至0.5MPa、好ましくは、0.002乃至0.4MPaの範囲の、20℃での硬度を有してよい。
その融点が25℃超である脂肪物質(場合によってペーストまたはワックス)は、脂肪物質の融点+10℃の温度で融解する。融解した脂肪物質を、直径25mm及び深さ20mmの容器へ流し込む。これを、常温(25℃)で、24時間かけて再結晶させて脂肪物質の表面を平坦且つなめらかにし、その後、この脂肪物質を、硬度または粘着性を測定する前に20℃で少なくとも1時間保存する。
・ラノリン及びその誘導体、
・ポリマーまたは非ポリマーのシリコーン化合物、
・ポリマーまたは非ポリマーのフッ化化合物、
・ビニルポリマー、特に:
オレフィンのホモポリマー、
オレフィンのコポリマー、
水添ジエンのホモポリマー及びコポリマー、
直鎖状または分枝状のオリゴマー、アルキル(メタ)アクリレートのホモもしくはコポリマー、好ましくはC8〜C30アルキル基を有するもの、
C8〜C30アルキル基を有するビニルエステルのホモオリゴマー及びコポリマー、
C8〜C30アルキル基を有するビニルエーテルのホモオリゴマー及びコポリマー、
・1もしくは複数のC2〜C100、好ましくは、C2〜C50ジオールのポリエーテル化により生じる脂溶性ポリエーテル、
エステル、
及びこれらの混合物から選択される。
・オリゴマーグリセロールのエステル、特に、ジグリセロールのエステル、特に、アジピン酸とグリセロールとの縮合生成物であって、グリセロールのヒドロキシル基の幾つかが、脂肪酸、例えば、ステアリン酸、カプリン酸、ステアリン酸、及びイソステアリン酸、及び12-ヒドロキシステアリン酸の混合物と反応したもの、特に、Sasol製の商品名Softisan 649で市販の形態のもの、
・ Alzoにより商品名Waxenolで市販されているプロピオン酸アラキジル、
・ フィトステロールのエステル、
・ 脂肪酸のトリグリセリド及びその誘導体、
・ ペンタエリスリトールのエステル、
・ 直鎖状または分枝状のC4〜C50ジカルボン酸またはポリカルボン酸とC2〜C50ジオールまたはポリオールとの重縮合により生じる非架橋ポリエステル、
・ 脂肪族カルボン酸による脂肪族ヒドロキシカルボン酸エステルのエステル化により生じる脂肪族エステルエステル、
・ ポリカルボン酸と、脂肪族ヒドロキシカルボン酸のエステルとの間のエステル化により得られるポリエステルであって、前記エステルが少なくとも2つのヒドロキシル基を含むもの、例えば、Risocast DA-H(登録商標)及びRisocast DA-L(登録商標)、及び
・ これらの混合物
が有利である。
第2の実施態様によれば、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超である脂肪物質は、「高粘度の不揮発性オイル」またはより簡単に「高粘度オイル」と呼称される不揮発性オイルである。
好ましくは、高粘度オイルは、光沢のあるオイルである。
光沢のあるオイルは、好ましくは、不揮発性オイルである。「オイル」とは、水と非適合性の非水性化合物であって、常温(25℃)及び周囲圧(760mmHg)にて液体であるものを意味することとする。
「不揮発性オイル」は、常温及び周囲圧にて、ケラチン物質上で少なくとも数時間維持され、特に10-3mmHgmmHg(0.13Pa)未満の蒸気圧を有するオイルを意味することとする。
光沢のあるオイルは、好ましくは、650乃至10000g/mol、好ましくは、750乃至7500g/molの範囲の高分子量を有する。
−親油性ポリマー、例えば
・ポリブチレン、例えば、Amoco社により製造または市販の、Indopol H-100(モル質量もしくはMM=965g/mol)、Indopol H-300(MM=1340g/mol)、Indopol H-1500(MM=2160g/mol)、
・水添ポリイソブチレン、例えば、Amoco社により製造または市販のPanalane H-300 E(M=1340g/mol)、Synteal社により製造または市販のViseal 20000(MM=6000g/mol)、及びWitco社により製造または市販のRewopal PIB 1000(MM=1000g/mol)、
・ポリデセン及び水添ポリデセン、例えば、Mobil Chemicals社により製造または市販のPuresyn 10(MM=723g/mol)及びPuresyn 150(MM=9200g/mol)、
・ビニルピロリドンのコポリマー、例えば、ビニルピロリドン/1-ヘキサデセンコポリマーである、ISP社により製造または市販のAntraron-216(MW=7300g/mol)、
−エステル、例えば
・35乃至70の合計炭素数を有する直鎖状脂肪酸のエステル、例えば、ペンタエリスリチルテトラペラルゴネート(MM=697g/mol)、
・ヒドロキシル化エステル、例えば、ポリグリセリル-2トリイソステアレート(MM=965g/mol)、
・芳香族エステル、例えば、トリデシルトリメリテート(MM=757g/mol)、
・分枝状C24-C28脂肪アルコールもしくは脂肪酸のエステル、例えば、EP-A-0955039に記載のもの、特に、トリイソアラキジルシトレート(MM=1033.76g/mol)、ペンタエリスリチルテトライソノナノエート(MM=697g/mol)、グリセリルトリイソステアレート(MM=891g/mol)、グリセリルトリデシル-2テトラデカノエート(MW=1143g/mol)、ペンタエリスリチルテトライソステアレート(MM=1202g/mol)、ポリグリセリル-2テトライソステアレート(MM=1232g/mol)、またはペンタエリスリチルテトラデシル-2テトラデカノエート(MM=1538g/mol)、
−ヒドロキシル化カルボン酸と脂肪族モノカルボン酸及び脂肪族ジカルボン酸との、少なくとも1つのトリグリセリドのエステル化により生じるポリエステルであって、不飽和であって良いもの、例えば、ZenitechによりZeniglossの名称で市販のコハク酸とイソステアリン酸との蓖麻子油、
−一般式HO-R1-(-OCO-R2-COO-R1-)h-OH(式中、R1は、ジリノール二酸の水素添加によって得られる二量体ジオール残基を表し、R2は、水添ジリノール酸残基を表し、且つ、hは、1乃至9の整数を表す)の二量体ジオール及び二量体二酸エステル、特に、Nippon Fine Chemicalにより、Lusplan DD-DA5(登録商標)及びDD-DA7(登録商標)の商品名で市販のジリノール二酸及びジリノール二量体ジオールのエステル
・シリコーンオイル、例えば、フェニル化シリコーン、例えば、Wackersay社製のBelsil PDM 1000(MW=9000g/mol)、フェニルトリメチコーン(例えば、Dow Corning社によりDC556の商品名で市販のフェニルトリメチコーン)、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、及びジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、
・植物由来のオイル、例えば、ゴマ油(MW=820g/mol)、及び
・これらの混合物、
から選択して良い。
好ましくは、高粘度脂肪物質(または高粘度オイル、然るに、高粘度オイルである場合には光沢のあるオイル)、更に正確には、光沢のあるオイルは、組成物の全質量に対して、1乃至99質量%、好ましくは、20乃至90質量%、好適には、30乃至85質量%、更に好適には、50質量%超を占めて良い。
好ましくは、光沢のあるオイルは、1.45以上、特に1.45乃至1.6の屈折率を有する。
有利な実施態様によれば、この組成物は、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超である、少なくとも1つの脂肪物質及び少なくとも1つのオイルを含む。
本発明による組成物は、付加的オイルを更に含んで良く、これは、不揮発性であって、その25℃での粘度が1000mPa/s未満であって良く、炭化水素及び/またはシリコーン及び/またはフッ化オイルであってよい。然るに、本発明による組成物は、光沢のあるオイルの存在とは別個に、付加的オイルを含んで良い。
「炭化水素オイル」とは、本質的に、炭素及び水素原子、場合によって更に酸素及び窒素原子から成るかまたは構成され、ケイ素またはフッ素原子を含まないオイルを意味することとする。これは、アルコール、エステル、エーテル、カルボン酸、アミン、及び/またはアミド基を含んで良い。
「シリコーンオイル」とは、少なくとも1つのケイ素原子を含む、特に、Si-O基を含む、オイルを意味することとする。
・植物炭化水素オイル、例えば、4乃至10の炭素原子を有する脂肪酸の液体トリグリセリド、例えば、ヘプタン酸もしくはオクタン酸のトリグリセリドまたはホホバオイル;
・無機または合成由来の直鎖状または分枝状の炭化水素、例えば、パラフィンオイル及びその誘導体、及びワセリン;
・12乃至26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えば、オクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、及びオレイルアルコール;
・部分的に炭化水素及び/またはシリコーンであってよい、フッ化オイル;
・シリコーンオイル、例えば、直鎖状または環状のポリジメチルシロキサン(PDMS)、アルキル、アルコキシ、またはフェニル基を、シリコーン鎖中または末端に、または2乃至24の炭素原子を有する基を含むポリジメチルシロキサン;
・12乃至26の炭素原子を有する脂肪酸、例えば、オレイン酸;並びに
これらの混合物を挙げてよい。
本発明の意味における「揮発性オイル」は、常温及び周囲圧にて、ケラチン物質と接触すると、1時間未満で蒸発しうるオイルを意味することとする。本発明の揮発性有機溶媒もしくは溶媒、及び揮発性オイルは、常温で液体の有機溶媒及び揮発性化粧品オイルであって、常温及び周囲圧にてゼロでない蒸気圧を有し、この周囲圧は、特に、0.13Pa乃至40,000Pa(10-3乃至300mmHg)の範囲、特に、1.3Pa乃至13,000Pa(0.01乃至100mmHg)の範囲、とりわけ、1.3Pa乃至1300Pa(0.01乃至10mmHg)の範囲である。
一般的に、全ての揮発性オイルは、25℃にて1000mPa/s未満の粘度を有する。
揮発性炭化水素オイルは、8乃至16の炭素原子を有する炭化水素オイル、特に、分枝状C8-C16アルカン、例えば、石油から誘導されるC8-C16アルカン(イソパラフィンとも呼称)、例えば、イソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとも呼称)、イソデカン、イソヘキサデカン、及び、例えば、IsoparまたはPermetylの商品名で市販のオイル、分枝状C8-C16エステル、イソヘキシルネオペンタノエート、及びこれらの混合物から選択することができる。別の揮発性炭化水素オイル、例えば、石油蒸留物、特に、Shell Solt Shellの名称で市販のものもまた使用することができる。好ましくは、揮発性溶媒は、8乃至16の炭素原子を有する揮発性炭化水素オイル及びこれらの混合物から選択される。
本発明の組成物は、化粧品としてまたは皮膚科用に許容されねばならず、すなわち、無毒性であって人の唇に適用可能な、生理学的に許容される媒質を含む。本発明の意味においては、「化粧品として許容される」とは、快適な外観、香り、及び感触の組成物を意味することとする。
本発明による組成物は、上述のシリコーンポリアミドとは別に、ワックス、半結晶性ポリマー、親油性ゲル化剤、及びこれらの混合物から選択される構造化剤を含んで良い。
本発明の状況において検討されるワックスは、一般的には常温(25℃)にて固体であり、可逆的な固体-液体状態変化を示し、且つ上限を200℃、特に120℃としてよい、30℃以上の融点を有する親油性化合物である。
特に、本発明に適切なワックスは、45℃以上、特に55℃以上の融点を示してよい。
本発明の意味においては、融点とは、ISO標準11357-3;1999による温度分析(DSC)により観察される最大の吸熱ピークの温度に相当する。ワックスの融点は、示差走査熱量計(DSC)、例えばTA Instrumentsにより「MDSC 2920」の名称で市販の熱量計を使用して測定してよい。
5mgのワックスを、るつぼに入れ、-20℃から100℃まで10℃/分の加熱速度で第1の温度増加に処し、次いで、100℃から-20℃まで10℃/分の冷却速度で冷却し、最後に、-20℃から100℃まで5℃/分の加熱速度で第2の温度増加に処する。第2の温度増加の間に、空のるつぼとワックスのサンプルを入れたるつぼとによって吸収される力の差の変動を、温度の関数として測定する。化合物の融点は、温度の関数として、吸収される力の差の変動を表す曲線のピークの頂点に相当する。
本発明による組成物中に使用することのできるワックスは、常温で固体であり、動物、植物、無機、または合成由来のワックス、あるいはこれらの混合物から選択される。
Sophim社によりPhytowax ricin Castor 16L64(登録商標)及び22L73(登録商標)の名称で市販の、セチルアルコールでエステル化された蓖麻子油の水素添加によって得られるワックスもまた使用して良い。こうしたワックスは、出願FR-A-2792190に開示されている。
前記ワックスとしては、C20-C40アルキル(ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート(そのアルキル基が20乃至40の炭素原子を含む)を、単独または混合物として使用して良い。
こうしたワックスは、特にKoster Keunen社により「Kester Wax K82P(登録商標)」、「ヒドロキシポリエステルK82P(登録商標)」、及び「Kester Wax K80P(登録商標)」の名称で市販されている。
半結晶性ポリマーとは、少なくとも2の、好ましくは、少なくとも3の、特に、少なくとも10の反復構造を含む化合物を意味すると解される。「半結晶性ポリマー」とは、骨格中に結晶性部分、結晶性側鎖、または結晶性配列を、また、骨格中にアモルファス部分を含み、且つ、一次の可逆的相変化温度、特に、融解温度(固−液転移)を有するポリマーを意味すると解される。結晶性部分がポリマー骨格の結晶性配列の形態である場合、このポリマーのアモルファス部分はアモルファス配列の形態であり、この場合は、半結晶性ポリマーは、ブロックポリマーであり、例えば、ジブロック、トリブロック、またはマルチブロックタイプのものであって、少なくとも1つの結晶性配列及び少なくとも1つのアモルファス配列を含む。「配列」とは、一般的に、少なくとも5つの同一の反復構造を意味すると解される。結晶性配列は、アモルファス配列とは化学的性質の異なるものである。
こうしたポリマーは、例えば、文献EP1396259に記載されている。
本発明による組成物中に使用するできるゲル化剤は、有機または無機の、ポリマーまたは分子の親油性ゲル化剤であってよい。
無機の親油性ゲル化剤としては、任意的に変性されたクレー、例えば、C10乃至C22塩化アンモニウムで変性されたヘクトライト、例えば、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライドで変性されたヘクトライト、例えば、Elementis社によりBentone 38V(登録商標)の名称の下に市販されている製品を更に挙げてよい。
・特に、焼成シリカをヘキサメチルジシラザンの存在下で処理することによって得られる、トリメチルシロキシ基。かくして処理されたシリカは、CTFA(第8版、2000年)に従い、「シリカシリレート」と呼称される。これは、例えば、Degussa社によりAerosil R812(登録商標)の名称で、及びCabot社によりCab-O-Sil TS-530(登録商標)の名称で市販されている;
- 特に、焼成シリカをポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下で処理することによって得られる、ジメチルシリルオキシルまたはポリジメチルシロキサン基。かくして処理されたシリカは、CTFA(第8版、2000年)に従い、「シリカジメチルシリレート」として知られる。これは、例えば、Degussa社によりAerosil R972(登録商標)及びAerosil R974(登録商標)の名称で、及びCabot社によりCab-O-Sil TS-610(登録商標)及びCab-O-Sil TS-720(登録商標)の名称で市販されている。
本発明の第一の実施態様によれば、本発明による組成物は、水性相を構成する水性媒質を含み、これは、前記組成物の分散相を形成しうる。
本発明による組成物は、少なくとも1つの活性物質を更に含んで良い。「活性物質」とは、特に唇に対する美容及び/または皮膚科効果を有する化合物を意味するものと解される。
この活性物質は、親水性または疎水性であってよい。この活性物質は水溶性であってよい。
このように、本発明による組成物中に存在する活性物質は、
・ 皮膚弛緩剤、
・ 真皮または表皮の巨大分子の合成を促進する、且つ/またはその変性を防止する作用剤、
・ 糖化防止剤、
・ 抗刺激剤、
・ モイスチャライジング剤、
・ 落屑剤、
・ 着色を調整する作用剤、
・ NOシンターゼ阻害剤、
・ 線維芽細胞または角化細胞の増殖及び/または角化細胞の分化を促進する作用剤、
・ 抗汚染または抗ラジカル剤、
・ 鎮静剤、
・ 微小循環に作用する作用剤、
・ 細胞のエネルギー代謝に作用する作用剤、
・ 治癒剤、及び
・ これらの混合物
から個別に選択してよい。
前記組成物は、少なくとも1つの皮膜形成性ポリマーを含んで良い。
一実施態様によれば、この組成物は、皮膜形成性ポリマーから選択して良い少なくとも1つのポリマーを含む。
本発明の意味では、「ポリマー」とは、少なくとも2つの反復構造、好ましくは少なくとも3つの反復構造を有する化合物を意味すると解される。
「皮膜形成性」ポリマーとは、それ自体でまたは皮膜形成補助剤の存在下で、支持体上に巨視的に連続性のフィルムを形成することのできるポリマーを意味すると解される。
・液体有機媒質が少なくとも1つのオイルを含む場合の、液体有機媒質中に可溶性の皮膜形成性ポリマー、特に、脂溶性ポリマー;
・有機媒質中に分散性である皮膜形成性ポリマー、特に、ポリマー粒子の非水性分散物の形態であるポリマー、好ましくは、シリコーンオイルまたは炭化水素オイル中の分散物(一実施態様では、ポリマーの非水性分散物は、少なくとも1つの安定剤によってその表面が安定化されたポリマーの粒子を含む);
・しばしば「ラテックス」と呼称される、ポリマー粒子の水性分散物の形態の皮膜形成性ポリマー(この場合は、前記組成物は水性相を含む);
・水溶性皮膜形成性ポリマー(この場合は、前記組成物は水性相を含む)
を含む群から選択される、少なくとも1つのポリマーである。
本発明による化粧品組成物は、水溶性または脂溶性の染料、顔料、真珠光沢顔料、及びこれらの混合物から選択されうる着色剤を含んで良い。
本発明において使用して良い無機顔料としては、亜鉛、鉄、もしくはクロムの酸化物、鉄青、マンガンヴァイオレット、ウルトラマリン、及びクロム水和物を挙げてよい。
これはまた、例えば、セリサイト/褐色酸化鉄/二酸化チタン/シリカタイプであってよい構造を有する顔料であってよい。かかる顔料は、例えば、Chemicals and Catalysts社からCoverleaf NS又はJSの商品名で販売されており、30に近いコントラスト比を提供する。
本発明において使用して良い有機顔料の中では、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、コチニールカルミン、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、アルミニウムに基づくラッカー、あるいはジケトピロロピロール(DPP)等の、文献EP-A-542669、EP-A-787730、EP-A-787731、及びWO-A-96/08537に記載のものを挙げてよい。
市販品として入手可能な真珠光沢顔料の中では、Engelhard社により市販の真珠層Timica、Flamenco、及びDuochrome(マイカをベースとする)、Merck社により市販のTimiron真珠層、Eckart社により市販のマイカベース上のPrestige真珠層 及びSun Chemical社により市販の合成マイカベース上のSunshine真珠層がある。
真珠光沢顔料は、より詳細には、黄色、ピンク、赤、ブロンズ、オレンジ、褐色、及び/又は銅の色又は光沢を有する。
本発明による第1及び/または第2の化粧品組成物は、水溶性または脂溶性の染料を更に含んで良い。脂溶性染料は、例えば、スーダンレッド、D&C赤色17号、D&C緑色6号、ベータ−カロテン、スーダンブラウン、D&C黄色11号、D&C紫色2号、D&C橙色5号、及びキノリンイエローである。水溶性染料は、例えば、ビートルートジュース及びメチレンブルーである。
この効果は、従来の単純な色づけ効果、すなわち、通常の着色物質、例えば、単色顔料によって生み出される標準化され安定化されたものとは異なる。本発明の意味においては、「安定化された」とは、観察の角度による、あるいは温度変化に対する反応としての、色の変動効果をもたないことを意味する。
・少なくとも1つの金属及び/または少なくとも1つの金属誘導体の粒子、
・有機または無機の、単一材料または複数材料の物質を含み、少なくとも1つの金属及び/または少なくとも1つの金属誘導体を含む少なくとも1つの金属光沢層で少なくとも部分的に被覆された粒子、
・前記粒子の混合物
から選択される。
前記粒子中に存在しうる金属の中では、例えば、Ag、Au、Cu、Al、Ni、Sn、Mg、Cr、Mo、Ti、Zr、Pt、Va、Rb、W、Zn、Ge、Te、Se及びこれらの混合物または合金を挙げてよい。Ag、Au、Cu、Al、Zn、Ni、Mo、Cr及びこれらの混合物または合金(例えば、青銅及び黄銅)が、好ましい金属である。
これらの粒子の例として、アルミニウムの粒子、例えば、SibelineによりStarbrite 1200 EAC(登録商標)の名称で、またEckartによりMetalure(登録商標)の名称で市販のもの挙げてよい。
角度彩色性着色剤は、例えば、多層干渉構造体および液晶着色剤から選択して良い。
角度彩色性液晶粒子としては、例えば、Chenix社によって市販のもの、およびWacker社によってHelicone(登録商標)HCの名称で市販のものを使用して良い。
本発明による組成物は、特に、酸化防止剤、香料、保存料、中和剤、界面活性剤、サンスクリーン、ビタミン、モイスチャライジング剤、自己日焼け化合物、皺防止活性物質、皮膚軟化剤、親水性または親油性の活性物質、抗フリーラジカル剤、デオドラント剤、金属イオン封鎖剤、皮膜形成性剤、及びこれらの混合物から選択してよい、あらゆる通常の化粧品成分を更に含んでよい。
第一段階では、充填剤と顔料とを少量の油性相中で粉砕してよい。
その後、残りの脂溶性成分を、100℃のオーダーの温度にて混合してよい。その後、粉砕した材料または予め分散させた活性物質を油性相に加えてよい。
あらゆる親水性活性物質を、機械的攪拌を利用して分散させることができる。
本発明は、例示のために与えられ、限定的性質のものでない実施例にいっそう詳説される。百分率は、質量百分率である。
本発明によるリップスティック製剤(組成物1)を、以下のプロトコルに従って調製する。
第一段階では、充填剤と顔料とを少量の油性相中で粉砕する。
その後、残りの脂溶性成分を、100℃のオーダーの温度にて混合する。その後、粉砕した材料または予め分散させた活性物質を油性相に加える。
最後に、この組成物を、直径11.06mmのスティックとすることのできる型に注入し、約1時間に亘って冷凍庫で冷却する。
以下のリップスティック(比較例組成物2)を、前述と同様のプロトコルにしたがって調製した。組成物2は、製剤1と、ジメチコーン被覆されたシリカが変性デンプンで置き換えられたという変更点以外は同一である。
以下のリップスティック(組成物3)を、上述に記載のものと同様のプロトコルに従って調製した。組成物3は、製剤1と、デンプンがジメチコーン被覆されたシリカで置き換えられたという変更点以外は同一である。
しかしながら、比較例組成物3を適用する際の付着の量は、本発明による組成物1を用いた付着よりも少なく、比較例組成物3を用いて造成される付着は、本発明による組成物1よりも光沢が少ない。
以下のリップスティック(組成物4)を、上述に記載のものと同様のプロトコルに従って調製した。組成物4は、製剤1と、その25℃での粘度が1000mPa/s以上である全脂肪物質が、オイル(組成物1中にも存在しているが、より少量である)で置き換えられたという変更点以外は同一である。
Claims (35)
- ・少なくとも1つのジメチコーン被覆されたシリカ、
・少なくとも1つの架橋デンプン、及び
少なくとも1つの脂肪物質であって、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超であるもの、
を含む、少なくとも1つの脂肪相を含む、メイクアップ及び/またはケア用化粧品組成物。 - 前記架橋デンプンが、オクテニルコハク酸無水物であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
- 前記脂肪物質が、不揮発性オイル及びペースト状脂肪物質から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記脂肪物質が、ペースト状脂肪物質であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記脂肪物質が、不揮発性オイルであることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記不揮発性オイルが、光沢のあるオイルであることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
- 前記の光沢のあるオイルが、ポリブテン、水添ポリイソブチレン、ポリデセン、水添ポリデセン、ビニルピロリドンのコポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン/ヘキサデセンコポリマー、ペンタエリスリチルテトラペラルゴネート、ポリグリセリル-2トリイソステアレート、トリデシルトリメリテート、トリイソアラキジルシトレート、ペンタエリスリチルテトライソノナノエート、グリセリルトリイソステアレート、ペンタエリスリチルテトライソステアレート、グリセリルトリ-2-デシルテトラデカノエート、フェニル化シリコーン、及び植物油、例えば、ゴマ油から選択されることを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
- 前記の光沢のあるオイルが、ビスジグリセリルアジペート-2、ポリビニルピロリドンヘキサデセンコポリマー、ポリグリセリル-2トリイソステアレート、及び水添ポチイソブチレンから選択されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記脂肪物質、ひいては、必要により、前記不揮発性オイルは、組成物の全質量に対して、20乃至90質量%の範囲、好ましくは、30乃至85質量%の範囲、あるいは、50質量%超の含量で存在することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも1つのペースト状脂肪物質及び少なくとも1つの不揮発性オイルであって、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超であるものを含むことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも2つの不揮発性オイルであって、その25℃での粘度が1000mPa/s以上、好ましくは、5000mPa/s超、更に好適には、8000mPa/s超であるものを含むことを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ジメチコーン被覆されたシリカは、ジメチコーンで完全にまたは部分的に被覆された、多孔性シリカ粒子の形態であることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ジメチコーン被覆されたシリカは、平均で、0.1乃至30μm、特に、0.5乃至20μm、より正確には、1乃至16μmのオーダーの範囲の平均サイズの粒子形態であることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ジメチコーン被覆されたシリカは、1ミクロン超の平均サイズの粒子の形態であることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ジメチコーン被覆されたシリカ中におけるジメチコーンとシリカとの割合が、好ましくは、1乃至20質量%、例えば5乃至10質量%であることを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ジメチコーン被覆されたシリカが、組成物全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、特に、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%の範囲の含量で存在することを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記架橋デンプンが、組成物全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、特に、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%の範囲の含量で存在することを特徴とする、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記架橋デンプン及び前記ジメチコーン被覆されたシリカが、組成物全質量に対して、0.1乃至99質量%、特に、0.1乃至30質量%、特に、0.1乃至15質量%、更には、1乃至7質量%の範囲の含量で存在することを特徴とする、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記架橋デンプンと前記ジメチコーン被覆されたシリカが、10:90乃至90:10、好ましくは、30:70乃至70:30、更に好ましくは、50:50のオーダーの質量比であることを特徴とする、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも1つの付加的オイルであって、25℃でのその粘度が1000mPa/s未満であるものを更に含むことを特徴とする、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の組成物。
- 25℃でのその粘度が1000mPa/s未満である前記付加的オイルが、不揮発性オイルであることを特徴とする、請求項20に記載の組成物。
- 25℃でのその粘度が1000mPa/s未満である前記付加的オイルが、揮発性オイルであることを特徴とする、請求項21に記載の組成物。
- 揮発性オイルが2%未満、更には1%未満、あるいは全く含まれないことを特徴とする、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の組成物。
- 該組成物全質量に対して、10%未満、更に好適には4%未満の水を含むか、あるいは全く無水であることを特徴とする、請求項23に記載の組成物。
- 少なくとも1つのワックスを含むことを特徴とする、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記生成物全質量に対して、0.01乃至40質量%、とりわけ、0.01乃至30質量%、特に0.05乃至25質量%の濃度で、少なくとも1つの着色剤を含むことを特徴とする、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記着色剤が、顔料、真珠光沢顔料、水溶性または脂溶性染料、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項26に記載の組成物。
- 少なくとも1つの半結晶性ポリマーを含むことを特徴とする、請求項1乃至27のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも1つの活性物質を含むことを特徴とする、請求項1乃至28のいずれか一項に記載の組成物。
- 固体形態であることを特徴とする、請求項1乃至29のいずれか一項に記載の組成物。
- 30乃至300g、更には、50乃至200gの硬度を示すことを特徴とする、請求項30に記載の組成物。
- スティックまたはディッシュに成型された製品の形態であることを特徴とする、請求項1乃至31のいずれか一項に記載の組成物。
- 固形ファンデーション、リップスティック、またはペースト、アイシャドウ-コンシーラー製品、眼のしわ防止製品、アイライナー、マスカラ、アイシャドウ、ボディメイクアップ製品、あるいはまた、皮膚着色製品の形態であることを特徴とする、請求項1乃至32のいずれか一項に記載の組成物。
- 請求項1乃至33のいずれか一項に記載の組成物が適用される、皮膚及び/または唇及び/または外皮のメイクアップまたはケアのための方法。
- その付着及び光沢が改善されたフィルムを得るために好適な、皮膚及び/または唇及び/または外皮のための化粧品組成物を調製するための、請求項1乃至30に規定される、無極性ワックス及びエステルワックスとの組み合わせでのフィラーの使用。
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