JP2002249414A - 皮膚及び/又は半粘膜の外観を変えるための、ビニルピロリドン及びアルケンのコポリマーの化粧的使用 - Google Patents

皮膚及び/又は半粘膜の外観を変えるための、ビニルピロリドン及びアルケンのコポリマーの化粧的使用

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚及び/又は半粘膜の外観、特に光学的効
果を変えるための手段を提供すること。 【解決手段】 生理学的に許容される媒体を含む化粧品
組成物中に、皮膚及び/又は半粘膜の外観を変えるため
の薬剤として、ビニルピロリドンとC10-C40アルケン
とのコポリマーを含むものを化粧的に使用する。コポリ
マーとしては、ビニルピロリドンと、ペンタデセン、ヘ
キサデセン、ヘプタデセン、オクタデセン、ノナデセ
ン、エイコセン、ドコセン、及びトリアコンテンから選
択されるアルケンとのコポリマーが好ましく、具体的に
は、PVP/ヘキサデセンコポリマー、PVP/エイコセ
ンコポリマー、及びトリコンタニルPVPより選択され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理学的に許容さ
れる媒体を含む化粧品組成物中において、皮膚及び/又
は半粘膜の外観を変えるための薬剤としての、ビニルピ
ロリドンとC10-C40アルケンとの少なくとも1のコポ
リマーの使用に関する。
【0002】本発明は、皮膚及び/又は半粘膜の外観、
特に光学的効果を変えることを目的としている。「外観
を変える」の表現は、皮膚の表面についての触知及び視
認できる異常、即ち以下のもの: -皮膚の起伏(レリーフ)の欠陥、例えばしわ、細かい
しわ、毛穴、 -皮膚の色の欠陥、特に目の周りの隈(rings)により構
成されるもの、 -皮膚の明るい領域であって、一般に額や鼻の脇の平面
に丁度位置しているもの、のあらゆる修正・変更も意味
すると理解される。
【0003】これは更に、半粘膜の外観の変化、特に唇
の艶消(mattification)やその色及び起伏の均一化で
あるとも理解される。
【0004】
【従来の技術】皮膚の色は、種々のパラメータにより影
響を受けるが、これにはメラニンの量、血液循環、及び
温度が含まれる。皮膚は高温下においては赤くなる傾向
を示すが、それは動脈の血流が増加するからである。更
に温度の低下時には、青くなる傾向にあるが、これは血
流の低下と、代謝による酸素消費量の増大のためであ
る。代謝、及び外来因子が皮膚の色に与える影響は、特
に目の領域においては、顕著に現れるが、それはこの部
分においては皮膚が薄いからである。これらの影響は、
隈(rings)の外観となって明らかになるが、これはア
レルギー現象により激しくなったり、目の領域のくぼみ
の場合には、光の反射の変化により影が生じるために激
しくなったりする。隈はさらに、寝不足によっても生じ
ることが知られるが、これはおそらく目の回りの血液の
停滞によるものである(Oresajo C. et al., Cosmetics
and Toiletries, 102, 29-34 (1987))。
【0005】隈の原因は、これまでのところ完全には解
明されていないが、3つのタイプの隈が臨床的に区別さ
れている。即ち、青い隈(おそらくは微小循環の低下に
よりヘモグロビンレベルの低下が引き起こされたことに
よるもの)、茶色の隈(メラニン色素が、年齢及び/又
は紫外線の影響により蓄積したことによるもの)、そし
て赤色の隈である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
隈は、決して美的なものではなく、マスキングしたり取
り除こうとさえする努力が絶えず行われている。
【0007】この目的のために先行技術においては、血
管の弱化により生じる隈を、植物抽出物、具体的にはナ
ギイカダやセイヨウトチノキ等の血管強壮剤(venotoni
cs)や;ビタミンA、K、E、B5や、C等のビタミン
類や;カフェイン等の排水性(draining)薬剤;であっ
て、血液循環を改善したり、毛細血管を強くしたり、血
管を強化してその破壊を防ぐことができるもので処置す
ることが提案されている。他の解決方法は、光学的効果
(シリカ、雲母、二酸化チタン等)によるか、タツナミ
ソウ、クワ、カンゾウや、カツミレの抽出物などの脱色
剤を使って、目の領域を明るくすることにより、隈をか
くすことからなる。
【0008】特許出願EP-1 090 629において
は、硫酸デキストランとエシン(escin)との組合せに
より、毛細管の拡張を抑えることが可能になり、目の回
りの隈の治療に有益である抗浮腫効果が示された。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかしながら本出願人
は、驚くべきことに、ビニルピロリドンとアルケンとの
ある種のコポリマーを、化粧品組成物中で使用すると、
この組成物が隈を弱めたり、更には隈を消失させるよう
にすることを発見した。
【0010】隈以外の、皮膚の表面における別のタイプ
の視覚的異常としては、局所的な脂性外観がある。
【0011】しかしながら皮膚のマット(艶消)効果を
得ることは、混合肌(combinationskin)又は脂性皮膚
を有する者により強く望まれ、また同様に暑い気候又は
湿気の多い気候において使用することを意図する化粧品
組成物の場合にも望まれている。皮膚表面における過剰
な皮脂による光沢は、実際に美的ではないものと一般に
は考えられている。同様に、美的理由により、艶消効果
を唇に付与することが望ましいであろう。クリーミーで
スムーズな感触を有するが、光沢や輝きの少ない口紅の
必要性を感じる者も実際に存在する。
【0012】現在までに、皮膚や唇の輝きを抑えるため
の使用されている手段は、タルク、デンプン、雲母、シ
リカ、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリβ-アラ
ニン粉末や、ポリメチル(メタ)アクリレート粉末等の
充填剤を使用することを必須としている。しかしながら
このような充填剤には、皮膚や唇に対して不自然な粉状
の外観を付与し、皮膚や唇の欠陥を強調してしまいかね
ないという不利益がある。更にこれらの組成物は一般
に、皮膚や唇の、長期にわたる乾燥を引き起こし、ま
た、これらを滑らかにすることは困難である。それらの
マット(艶消)効果はしかも、長続きしない。更には、
このような粉末や充填剤を、粘性のオイル(ラノリン
等)を含む口紅等の組成物へ導入することには困難を伴
うが、それはこのような組成物は粘度が高過ぎて成型中
に空気をトラップしてしまうからである。
【0013】しかしながら本発明者らは、ビニルピロリ
ドンとある種の長鎖アルケンとのコポリマーにより、先
行技術の不利益を呈することなく皮膚及び唇にマット感
を付与することが可能であることを発見した。
【0014】抗日光性組成物(WO 00/41672, WO 95/191
61, WO 97/42933)や、ベビークリーム(WO 94/14413)
へ耐水性を付与したり、メークアップ用組成物(EP-0 9
97139, WO 99/22710, WO 98/16196, WO 97/17057, EP-0
819 428)へ耐移り性を付与することが可能な膜形成性
化合物として、このようなコポリマーが既に文献に記載
されている。これは、マスカラの構成成分としても文献
に記載されている(EP-0 792 636, US-5,389,363)。
【0015】これらの先行技術文献の全てにおいて、こ
のようなコポリマーは、これを含有する化粧品組成物の
物理的特性を改善するために使用されていて、特には当
該組成物の、保持性、耐移り性、及び耐水性を改善する
ために使用されている。このようなコポリマーを含む組
成物は、より具体的には口紅(リップスティック)、フ
ァンデーション、マスカラ、アイライナー、日焼け剤
(self-tanning agents)、日焼け止め製品や、蚊よけ
剤である。
【0016】しかし本発明者らの知るかぎり、ビニルピ
ロリドンとアルケンとのコポリマーを使用して皮膚及び
/又は半粘膜の外観を変えるということはこれまでに一
切示唆されていない。
【0017】本発明者らは、ビニルピロリドンと長鎖ア
ルケンとのコポリマーについてのこのような新規の応用
により、新規の目的に使用すること、具体的には脂性の
皮膚や混合肌用の組成物や、皮膚の老化の兆候、及び/
又は皮膚における疲労の兆候を正す組成物において上記
の物質を使用すること、を考えついた。
【0018】従って本発明の主題は、ビニルピロリドン
とC10-C40アルケンとの少なくとも1のコポリマー
の、生理学的に許容される媒体を含む化粧品組成物中に
おける、皮膚及び/又は半粘膜の外観を変えるための薬
剤としての、美容的使用である。
【0019】本発明によれば、このコポリマーは特に皮
膚及び/又は唇にマット感を付与するため、及び/又は
目の回りの隈を穏やかにするため、及び/又は皮膚のし
わ及び細かいしわ及び/又は毛穴を隠すために使用する
ことができる。
【0020】本発明の主題は更に、脂性の皮膚又は混合
肌の美容処理において、又は皮膚に現れた老化及び/又
は疲労の兆候の処理において、生理学的に許容される媒
体中に、ビニルピロリドンとC10-C40アルケンとの少
なくとも1のコポリマーを含む組成物を使用することで
もある。
【0021】本発明の主題は更に、皮膚にマット感を付
与すること、及び/又は唇にマット感を付与すること、
及び/又は皮膚の、隈、及び/又はしわおよび細かいし
わ、及び/又は毛穴を隠すための美容方法であって、皮
膚又は唇に対して、生理学的に許容される媒体中に、ビ
ニルピロリドンとC10-C40アルケンとの少なくとも1
のコポリマーを含む組成物を局所的に適用することを含
む方法でもある。
【0022】10乃至40個の炭素原子を含むアルケン
類の中では、ペンタデセン、ヘキサデセン、ヘプタデセ
ン、オクタデセン、ノナデセン、エイコセン、ドコセ
ン、トリアコンテンを挙げることができる。
【0023】好ましくは、本発明におけるコポリマーの
重量平均分子量は、5000乃至30000の間、好ま
しくは6000乃至20000の間にある。
【0024】本発明において使用できるコポリマーの中
では、PVP/ヘキサデセンコポリマー(CFTA
名)、PVP/エイコセンコポリマー(CFTA名)、
及びトリコンタニルPVPコポリマー(CFTA名)を
挙げることができる。
【0025】商品としては、ISP社によりAntar
onV-220(これは約20-28重量%のピロリドン単位を
含み、8600の重量平均分子量を有するPVP/エイ
コセンコポリマーである)、及びGanexV-220の名
称で販売されるPVP/エイコセンコポリマー、並びに
UnimerU-15の名称でInduchem社より販
売されるもの;AntaronV-216及びGanexV
-216の名称でISP社より、UnimerU-151の名称
でInduchem社より販売されるPVP/ヘキサデ
センコポリマー;AntaronWP-660及びGane
xWP-660の名称でISP社より、UnimerU-6の
名称でInduchem社より販売されるトリコンタニ
ルPVPコポリマーを挙げることができるが、これらの
リストには限定されない。
【0026】本発明で好ましいコポリマーは、トリコン
タニルPVPである。
【0027】本発明のコポリマーは、これを含む化粧品
組成物中において、所望の効果を得るために有効な量で
存在するであろう。例えば、皮膚へ適用する場合には、
このコポリマーは、組成物の全重量に対して、0.1乃
至20%、更に好ましくは0.5乃至10%、更に好ま
しくは0.5乃至5%を占める。唇等の半粘膜に適用す
る場合には、このポリマーは好ましくは、組成物の全重
量に対して、3%未満、より好ましくは0.1乃至2%
を占める。この濃度範囲により、心地よく(乾燥させ
ず)、少なくとも4時間もの間、良好に保持される唇用
の組成物を得ることが可能になる。
【0028】本発明の組成物は、多少液状であってもよ
く、また、白色若しくは着色クリーム、軟膏、乳液、ロ
ーション、漿液、ペースト、フォームの外観を有しても
よい。これはエアロゾル又はパッチの形態で皮膚に適宜
適用してもよい。固体の形態、具体的にはリップスティ
ックの形態で提供することもできる。これは皮膚又は唇
用の、ケア製品及び/又はメークアップ製品として使用
できる。
【0029】本発明の組成物は、既知の用にして、化粧
品分野で通常のアジュバント、例えば親水性又は親油性
のゲル化剤、親水性又は親油性の活性剤、保存料、抗酸
化剤、溶媒、香料、充填剤、遮蔽剤、顔料、臭気吸収
剤、及び着色物質を含んでもよい。これらの種々のアジ
ュバントの量は、検討する分野において通常使用される
ものであり、例えば組成物の全重量に対して0.01乃
至20%である。このようなアジュバントは、その性質
により、脂肪性相又は水性相へ導入することができる。
如何なる場合にも、このようなアジュバントのみならず
その比率も同様に、本発明のコポリマーの望ましい性質
を損なわないようにして選択される。
【0030】本発明の組成物は、化粧品分野で通常使用
される何れのガレン製薬の形態で提供することもでき、
また、特に、任意にゲル化した油性溶液、脂肪性相を水
性相中に分散して得られるか(O/W)又はその逆の
(W/O)エマルジョン、三重エマルジョン(W/O/
W、又はO/W/O)、イオンタイプ(リポソームやオレ
オソーム)、及び/又は非イオンタイプ(ニオソーム)
の小胞分散物及び/又はナノカプセル又はナノスフェア
の分散物とすることも可能である。
【0031】脂性の皮膚又は混合肌を美容的に処理する
ための使用の場合、本発明の組成物は、好ましくはO/
W型のエマルジョン形態をとり、その外部水性相により
冷却効果が得られる。リップスティックの形態での適用
の場合、この組成物は対照的に、好ましくは無水性であ
ろう。
【0032】本発明の組成物がエマルジョンである場
合、脂肪性相の比率は、当該組成物の全重量に対して5
乃至80重量%、好ましくは5乃至50重量%の範囲で
ある。エマルジョン形態の組成物中において使用される
オイル、乳化剤、及び共乳化剤は、検討する分野におい
て通常使用されるものより選択される。乳化剤及び共乳
化剤は、一般的には組成物中において、組成物の全重量
に対して0.3乃至30重量%、好ましくは0.5乃至
20重量%の範囲の比率で存在する。変形例としては、
本発明のエマルジョン形態の組成物は、乳化剤を含まな
くても良い。
【0033】本発明の組成物において使用できるオイル
としては、以下のものを例として挙げることができる: -動物起源の炭化水素性油、例えばペルヒドロスクワレ
ン; -植物起源の炭化水素性油、例えば4乃至10個の炭素
原子を含む脂肪酸の液体のトリグリセリド及びシアバタ
ーの液体画分; -合成のエステル及びエーテル、例えば式R1COOR2
及びR1OR2(式中、R1は8乃至29個の炭素原子を
含む脂肪酸残基を表し、R2は、3乃至30個の炭素原
子を有する分枝鎖又は直鎖の炭化水素鎖を表す)のオイ
ル、例えばプルセリンオイル、イソノニル=イソノナノ
エート、イソプロピル=ミリステート、2-ヘキシルエチ
ル=パルミテート、2-オクチルドデシル=ステアレート、
2-オクチルドデシル=エルケート(erucate)、イソステ
アリル=イソステアレート;ヒドロキシル化エステル、
例えばイソステアリル=ラクテート、オクチル=ヒドロキ
システアレート、オクチルドデシル=ヒドロキシステア
レート、ジイソステアリル=マレート、トリイソセチル=
シトレート、脂肪アルコールのヘプタノエート、オクタ
ノエート、及びデカノエート;ポリエステル、例えばプ
ロピレングリコール=ジオクタノエート、ネオペンチル
グリコール=ジヘプタノエート、及びジエチレングリコ
ール=ジイソノナノエート;並びにペンタエリトリトー
ルのエステル、例えばペンタエリトリチル=テトライソ
ステアレート等の脂肪酸のエステル及びエーテル;
【0034】-無生物(inorganic)又は合成起源の、直
鎖又は分枝鎖の炭化水素、例えば揮発性又は無揮発性の
パラフィンオイル及びその誘導体、ワセリン、ポリデセ
ン、水素化ポリイソブテン(パーリーン(parlean)オ
イル等)等; -8乃至26個の炭素原子を有する脂肪アルコール、例
えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、及びこ
れらの混合物(セチルステアリルアルコール)、オクチ
ルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデ
カノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルア
ルコール、リノレイルアルコール等; -一部が炭化水素ベース及び/又はシリコーンベースの
フッ素化油、例えばJP-A-2-295912に記載されるも
の; -シリコーンオイル、例えば揮発性又は不揮発性のポリ
メチルシロキサン(PDMS)であって、直鎖状又は環
状のシリコーン含有鎖を有し、室温で液状又はペースト
状のもの、具体的には、シクロヘキサシロキサン等のシ
クロポリジメチルシロキサン(cylopolydimethylsiloxa
ne)(シクロメチコーン)、シリコーン含有鎖の末端に
又は当該鎖の中から張り出して、2乃至24個の炭素原
子を有するアルキル基、アルコキシ基、又はフェニル基
を含むポリジメチルシロキサン;フェニル化シリコーン
(例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコー
ン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサ
ン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェ
ニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチル=シ
ロキシシリケート、及びポリメチルフェニルシロキサ
ン); -これらの混合物。
【0035】本発明で使用できる乳化剤及び共乳化剤と
しては例えば、O/W乳化剤(脂肪酸とポリエチレング
リコールのエステル等、具体的にはPEG-100=ステア
レート、及び脂肪酸とグリセリンのエステル(グリセリ
ル=ステアレート等))、並びにW/O乳化剤、例えばオ
キシエチレン化ポリ(メチルセチル)(ジメチル)メチ
ルシロキサン(Degussa Goldschmidt社よりABIL WE09の
名称で入手可能なもの)や、エチレングリコール アセ
チル=ステアレート、及びグリセリル=トリステアレート
の混合物であって、Guardian社よりUNITWIXの名称で販
売されているものを挙げることができる。
【0036】親水性のゲル化剤としては、特にカルボキ
シビニルポリマー(カルボマー)、アクリル酸コポリマ
ー、例えばアクリレート/アルキルアクリレートコポリ
マー、ポリアクリルアミド、ポリサッカリド、天然ゴム
及びクレーを挙げることができ、そして親油性ゲル化剤
としては、ベントン等の変性クレー、脂肪酸の金属塩、
疎水性シリカ、及びポリエチレンを挙げることができ
る。
【0037】本発明の組成物中において使用できる充填
剤としては例えば、顔料以外に、シリカ粉末;タルク;
無水オクテニルコハク酸で架橋されたデンプンであっ
て、National Starch社よりDRY FLO PLUS(28-1160)の
名称で販売されているもの;ポリアミド粒子、具体的に
はAtochem社よりORAGSOLの名称で販売されているもの;
ポリエチレン粉末;アクリルコポリマーベースのミクロ
スフェア、例えばエチレングリコール=ジメタクリレー
ト/ラウリル=メタクリレートコポリマーであって、Dow
Corning社よりPOLYTRAPの名称で販売されているもの;
発泡粉末、例えば中空ミクロスフェア、特にKemanord P
last社よりEXPANCELの名称で販売されるミクロスフェア
や、Matsumoto社よりMICROPEARL F 80 EDの名称で販売
されるもの;シリコーン樹脂ミクロビーズ、例えばTosh
iba Silicone社よりTOSPEARLの名称で販売されるもの;
並びにこれらの混合物を挙げることができる。これらの
充填剤は、本願発明の組成物又は調製物の全重量に対し
て、0乃至20重量%、好ましくは1乃至10重量%の
範囲の量で存在することができる。
【0038】本発明において使用することが好ましい充
填剤は、シリカ、雲母、及び二酸化チタンである。
【0039】更に皮膚における老化及び/又は疲労の兆
候を美容的に処理するために使用する場合は、本発明の
組成物は好ましくは、血管強壮性植物抽出物(ナギイカ
ダ及び/又はセイヨウトチノキの抽出物等);ビタミン
(ビタミンA、K、E,B5、及び/又はC);キサン
チン塩基(カフェインなど);充填剤;脱色剤(タツナ
ミソウ、クワ、カンゾウ、及び/又はカツミレの抽出物
等)から選択される少なくとも1の化合物を含むであろ
う。
【0040】脂性の皮膚又は混合肌の美容処理において
使用する場合には、本発明の組成物は好ましくは、ビタ
ミンB3及びB5;亜鉛の塩、特には酸化亜鉛や、グル
コン酸亜鉛;サリチル酸及びその誘導体、例えば5-(n
-オクタノイル)-サリチル酸;トリクロサン;カプリロ
イルグリシン;丁子抽出物;オクトピロックス(octopi
rox);ヘキサミジン;及びアゼライン酸及びその誘導
体より選択される少なくとも1の活性剤を含むであろ
う。
【0041】不適合性が生じる場合、又は安定化する場
合には、上記の活性剤のうちの少なくとも一部は、球状
体中に、特にはイオン性又は非イオン性の小胞及び/又
はナノ粒子(ナノカプセル及び/又はナノスフェア)中
に導入することができる。
【0042】本発明の組成物中には、UVA及び/又は
UVB遮蔽剤であって、有機性の遮蔽剤及び無機性の遮
蔽剤(適宜コーティングされて疎水性にされたもの)を
導入することも可能である。
【0043】以下の実施例は例示のためであり限定目的
のものではないが、これを参照することにより、本発明
はより明確に理解できるであろうし、更に本発明の利点
についてもより明らかになるであろう。
【0044】
【実施例】実施例1:水中油型エマルジョンのコンシー
ラ A相 グリコール 7% 保存料 0.5% カフェイン 0.2% 塩化ナトリウム 0.27% 水 100%まで B相 シクロペンタシロキサン 5.85% 水素化ポリイソブタン 2% カルボマー 0.3% ジメチコノール(ゴム) 0.15% ステアリル=ヘプタノエート及びステアリル=カプリレー
ト4% B2相 トリコンタニルPVPコポリマー(Induchem社のUnimer
U-6)3% C相 アンモニアで架橋及び中和した、ポリ(2-アクリルアミ
ド-2-メチルプロパンスルホン酸) 1.2
% D相 トリエタノールアミン 0.4% 水 3% E相 ヒアルロン酸ナトリウム 1%
【0045】(方法)A相を80℃で撹拌して完全に溶
解し、次に65℃まで冷却した。B1相を65℃に加熱
した。B2相を次にB1相へ、撹拌しながら可溶化し、
そして得られたB相をA相に添加し、Moritz装置を使用
して乳化した。C相をA+B相の混合物上に散布し、Mor
itz装置を使用して、分散させた。次にD相を、撹拌し
ながらA+B+Cの混合物中へ添加し、その全体を室温ま
で冷却した。次にE相の成分をまず可溶化してから、E
相を撹拌しながら添加した。
【0046】実施例2:コンシーラ効果の実証 3つの調剤を比較した。調剤1は、実施例1の組成物の
B2相におけるトリコンタニルPVPを、3重量%のシ
リカで置換したものに対応している。調剤2は、実施例
1の組成物のB2相におけるトリコンタニルPVPを、
8重量%の、シリカ及び酸化亜鉛の混合物(40乃至6
0重量%のシリカと、60乃至40重量%の酸化亜鉛を
含むもの)で置換したものに対応している。調剤3は、
実施例1の組成物に対応している。
【0047】これらの3つの調剤を、異なるタイプの隈
(青色、赤色、及び茶色)を有する被験者に適用した。
隈の領域と、その近傍の隈のない素肌との間の反射率の
差を、輻射分光器(spectroradiometer)で測定して、
反射率の差の曲線を、波長の関数として可視領域全体に
わたってプロットした。
【0048】上記の3つの調剤に関して得られた曲線
を、それぞれ添付の図1乃至3に示した。
【0049】図中、T0は、検討する調剤の適用の直前
に対応し、Timmは、検討する調剤の適用直後に対応し
ている。
【0050】反射率は、照射した対象物の、異なる波長
への挙動に対応している。仮に、隈のある領域を処理し
た後でもその差がほぼ0である場合には、その隈のある
領域の挙動は、隈のない近傍の素肌のものに近いことに
なるが、これは調剤の効果を示すものである。
【0051】調剤1について図1に示されるように、赤
色及び茶色の隈を有する被験者の隈の領域を処理した後
では、隈を有する領域と、隈のない近傍の素肌との間の
差の増加が見られるが、これは隈の増強を実証するもの
である。青色の隈の場合には、処理の前後におけるこの
ような差の変化は観察されなかった。これにより、調剤
1は青色の隈に与える効果がないと結論付けられる。
【0052】調剤2の場合、3つのタイプの隈の処理の
後、隈を有する領域と隈のない素肌との間の反射率の差
の変化は見られなかったが、これはこの調剤には効果が
ないことを示している(図2参照)。
【0053】調剤3の場合、赤色及び青色の隈を有する
被験者の処理後、反射率の差の低下は見られたが、これ
はビニルピロリドン/1-トリアコンテンコポリマーを含
むこの調剤が、赤色及び青色の隈に対して効果があるこ
とを実証するものである(図3参照)。
【0054】実施例3:水中油型エマルジョン 以下の組成物を、当業者らにとって通常の方法で調製し
た。
【0055】
【表1】
【0056】エマルジョンは、65℃にまで加熱した油
性相を、撹拌しながら、加熱した水性相へ添加して調製
した。
【0057】皮膚の明るさを取り除く、マット化(艶
消)組成物が得られた。
【0058】実施例4:マット化(艶消)効果の実証 マット感の程度を、本発明の実施例3の組成物(3%の
トリコンタニルPVPを含む)と、比較例の組成物(脂
肪相中の3%のトリコンタニルPVPの代わりに3%の
シリカを水性相中に含む)について測定した。測定は、
以下のようにして行った。組成物をゴム製支持体上に、
2g/cm2の量で広げ、乾燥させ、次に反射測角器を使
用して反射率を測定した。測定結果は、正反射と拡散反
射との間の比率Rである。マット化効果がより高い程、
Rの値はより低い。
【0059】
【表2】
【0060】これらの結果はインビトロのものである
が、これは(活性物質として)3%の濃度のトリコンタ
ニルPVPで、(活性物質として)3%のシリカで得ら
れるものよりもかなり高い、ある程度のマット感効果が
得られることを示している。
【0061】実施例5:無水性リップスティック 以下の無水性リップスティック組成物を、当業者らに通
常の方法で調製した。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】実施例6:マット化効果の実証 全体として、実施例5中の成分を使用して、3つのリッ
プスティック組成物を調製した。より正確には、組成物
Aは0.5%のトリコンタニル-PVPを含み、組成物
Bは、トリコンタニル-PVPを含まず、組成物Cは、
0.5%のポリブテンを含んでいる。このリップスティ
ックを、ラミネート化した試験カードに適用し、形成さ
れたフィルムの明るさを、輝度計(BYK Gardener, micr
o-PRI-gloss、モデル4525)で測定した。結果は、反射
率(%)で以下に示した。率が低いほど、当該フィルム
のマット感が高い(輝度が低い)。それぞれの組成物に
ついて、7乃至9回測定し、その平均を計算した。結果
を以下の表に示す。
【0065】
【表5】
【0066】この表に明らかに示されているように、
0.5%のトリコンタニル-PVPを含有する、本発明
の組成物Aは、比較例として挙げられている他の二つの
組成物と比較して輝度はかなり低くなっているが、これ
はこのリップスティックで得られるマット感を実証する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、調剤1が、隈を有する領域及び有
しない領域の反射率の差に与える効果を示すグラフであ
る。
【図2】 この図は、調剤2が、隈を有する領域及び有
しない領域の反射率の差に与える効果を示すグラフであ
る。
【図3】 この図は、調剤3が、隈を有する領域及び有
しない領域の反射率の差に与える効果を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K N W 7/025 7/025 7/48 7/48 C08F 210/14 C08F 210/14 226/10 226/10 (72)発明者 マリア・ウルリッチ アメリカ合衆国・ニュージャージー・ 07470・ウェイン・クロシング・ウェイ・ 1254 (72)発明者 ヴェロニク・シュヴァリエ フランス・94440・ヴィルクレーヌ・クレ リエール・デュ・パルク・55 (72)発明者 メラニー・クスト フランス・75005・パリ・リュ・ドゥ・ ラ・クレフ・30 (72)発明者 アントニー・ポタン フランス・75006・パリ・リュ・デュ・シ ェルシュ・ミディ・110 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA122 AB032 AB171 AB172 AB211 AB212 AB241 AB332 AB431 AB442 AC012 AC072 AC112 AC122 AC291 AC301 AC302 AC311 AC312 AC352 AC372 AC402 AC422 AC531 AC542 AC642 AC661 AC811 AC851 AC852 AD022 AD071 AD072 AD092 AD132 AD152 AD172 AD242 AD332 AD352 AD492 AD512 AD611 AD612 AD621 AD631 AD641 AD661 CC05 CC13 DD27 DD33 DD38 EE05 EE06 EE07 EE12 EE16 FF05 4J100 AA15Q AA21Q AQ08P CA04 DA01 JA61

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理学的に許容される媒体を含む化粧品
    組成物中における、皮膚及び/又は半粘膜の外観を変え
    るための薬剤としての、ビニルピロリドンとC10-C40
    アルケンとのコポリマーの化粧的使用。
  2. 【請求項2】 皮膚にマット感(艶消)を付与するため
    の、請求項1に記載のコポリマーの化粧的使用。
  3. 【請求項3】 唇にマット感(艶消)を付与するため
    の、請求項1に記載のコポリマーの化粧的使用。
  4. 【請求項4】 目の回りの隈(rings)を穏やか(ソフ
    ト)にするための、請求項1に記載のコポリマーの化粧
    的使用。
  5. 【請求項5】 皮膚のしわ及び細かいしわ、及び/又は
    毛穴を隠すための、請求項1に記載のコポリマーの化粧
    的使用。
  6. 【請求項6】 前記のコポリマーが、ビニルピロリドン
    と、ペンタデセン、ヘキサデセン、ヘプタデセン、オク
    タデセン、ノナデセン、エイコセン、ドコセン、及びト
    リアコンテンから選択されるアルケンとのコポリマーよ
    り選択されることを特徴とする、請求項1乃至5の何れ
    か一項に記載の使用。
  7. 【請求項7】 前記のコポリマーの重量平均分子量が、
    6000乃至20000の間にあることを特徴とする、
    請求項6に記載の使用。
  8. 【請求項8】 前記のコポリマーが、PVP/ヘキサデ
    センコポリマー、PVP/エイコセンコポリマー、及び
    トリコンタニルPVPより選択されることを特徴とす
    る、請求項6又は7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 前記のコポリマーが、トリコンタニルP
    VPであることを特徴とする、請求項8に記載の使用。
  10. 【請求項10】 前記のコポリマーが、組成物の全重量
    の0.5乃至5%を占めることを特徴とする、請求項
    1、2、4、又は5の何れか一項に記載の使用。
  11. 【請求項11】 前記のコポリマーが、組成物の全重量
    の0.1乃至2%を占めることを特徴とする、請求項3
    に記載の使用。
  12. 【請求項12】 生理学的に許容される媒体中に、ビニ
    ルピロリドンとC10-C40アルケンとの少なくとも1の
    コポリマーを含む組成物の、脂性皮膚又は混合肌(comb
    ination skin)の美容処理のための使用。
  13. 【請求項13】 前記の組成物が、ビタミンB3及びビ
    タミンB5;亜鉛の塩、特に酸化亜鉛及びグルコン酸亜
    鉛;サリチル酸及びその誘導体、例えば5-(n-オクタ
    ノイル)サリチル酸;トリクロサン;カプリロイルグリ
    シン;丁子抽出物;オクトピロクス;ヘキサミジン;並
    びにアゼライン酸及びその誘導体、より選択される少な
    くとも1の活性剤を更に含むことを特徴とする、請求項
    12に記載の使用。
  14. 【請求項14】 前記の組成物が、水中油型エマルジョ
    ンの形態をとることを特徴とする、請求項13に記載の
    使用。
  15. 【請求項15】 生理学的に許容される媒体中に、請求
    項9に規定される少なくとも1のコポリマーを含む組成
    物の、老化及び/又は疲労に関する皮膚の兆候の美容処
    理における使用。
  16. 【請求項16】 前記の組成物が、血管強壮性(venoto
    nic)植物抽出物;ビタミン;キサンチン塩基;充填
    剤;及び脱色剤より選択される少なくとも1の化合物を
    更に含むことを特徴とする、請求項15に記載の使用。
  17. 【請求項17】 前記の血管強壮性植物抽出物が、ナギ
    イカダ及び/又はセイヨウトチノキの抽出物より選択さ
    れることを特徴とする請求項16に記載の使用。
  18. 【請求項18】 前記のビタミンが、ビタミンA、ビタ
    ミンK、ビタミンE、ビタミンB5、及び/又はビタミ
    ンCより選択されることを特徴とする請求項16に記載
    の使用。
  19. 【請求項19】 前記のキサンチン塩基が、カフェイン
    であることを特徴とする、請求項16に記載の使用。
  20. 【請求項20】 前記の充填剤が、シリカ、雲母、及び
    二酸化チタンより選択されることを特徴とする請求項1
    6に記載の使用。
  21. 【請求項21】 前記の脱色剤が、タツナミソウ、ク
    ワ、カンゾウ、及び/又はカツミレの抽出物より選択さ
    れることを特徴とする、請求項16に記載の使用。
  22. 【請求項22】 生理学的に許容される媒体中に、ビニ
    ルピロリドンとC10-C40アルケンとの少なくとも1の
    コポリマーを含む組成物を、皮膚又は唇へ局所的に適用
    することを含む、皮膚にマット感を付与するための、及
    び/又は唇にマット感を付与するための、及び/又は皮
    膚の隈(rings)、及び/又はしわ及び細かいしわ、及
    び/又は毛穴を隠すための美容方法。
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