JPH069339A - 艶消し口紅 - Google Patents
艶消し口紅Info
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- JPH069339A JPH069339A JP5071697A JP7169793A JPH069339A JP H069339 A JPH069339 A JP H069339A JP 5071697 A JP5071697 A JP 5071697A JP 7169793 A JP7169793 A JP 7169793A JP H069339 A JPH069339 A JP H069339A
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- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8141—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8152—Homopolymers or copolymers of esters, e.g. (meth)acrylic acid esters; Compositions of derivatives of such polymers
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- A61K2800/65—Characterized by the composition of the particulate/core
- A61K2800/654—The particulate/core comprising macromolecular material
Abstract
(57)【要約】
【目的】 滑らかでクリーム状の性質がある艶消し口紅
を提供すること。 【構成】 口紅の基剤およびポリビニリデンコポリマー
のスフェアを艶を与えない量で含むこをとを特徴とす
る、艶消し口紅用組成物。
を提供すること。 【構成】 口紅の基剤およびポリビニリデンコポリマー
のスフェアを艶を与えない量で含むこをとを特徴とす
る、艶消し口紅用組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は口紅用組成物、さらに詳
細には艶のない外見を与え、均質および軽い性質をもつ
口紅組成物およびこのような組成の口紅を製造する方法
に関するものである。
細には艶のない外見を与え、均質および軽い性質をもつ
口紅組成物およびこのような組成の口紅を製造する方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】棒状の形の口紅の製造法は、比較的新し
く実用化された。最初の口紅はフランスで紹介され、鯨
蝋軟膏を含んでいた。始めは、口紅は唇にほとんど色を
与えず、その主要な機能は唇のひび割れを防ぎまたは和
らげるものであった。
く実用化された。最初の口紅はフランスで紹介され、鯨
蝋軟膏を含んでいた。始めは、口紅は唇にほとんど色を
与えず、その主要な機能は唇のひび割れを防ぎまたは和
らげるものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】最も最近では、唇に採
色するための口紅の使用が急速に発展し、その結果口紅
は、今日では美容製品として広く普及するものとなっ
た。化粧品として許容される口紅は容易に塗れ、色が均
質であり、体温より上の融点をもつことが必要である。
さらに、唇に艶を与えるが脂ぎっていない見かけを与
え、色の滲出、発汗、裂け目または粉末化が起こらない
濃度を保たなければならない。上記のように、口紅は前
述の性質を与えるだけでなく、唇に滑らかでクリーム状
の感覚を与え、乾燥またはひびから保護しなければなら
ない。艶または光を少なくして、つまり艶のない外観を
もち、滑らかでクリーム状の印象を得るのは特に難し
い。
色するための口紅の使用が急速に発展し、その結果口紅
は、今日では美容製品として広く普及するものとなっ
た。化粧品として許容される口紅は容易に塗れ、色が均
質であり、体温より上の融点をもつことが必要である。
さらに、唇に艶を与えるが脂ぎっていない見かけを与
え、色の滲出、発汗、裂け目または粉末化が起こらない
濃度を保たなければならない。上記のように、口紅は前
述の性質を与えるだけでなく、唇に滑らかでクリーム状
の感覚を与え、乾燥またはひびから保護しなければなら
ない。艶または光を少なくして、つまり艶のない外観を
もち、滑らかでクリーム状の印象を得るのは特に難し
い。
【０００４】一般的に、艶のない口紅は艶のない見かけ
を得るために、種々の粘土およびシリカを含んでいる。
粘土およびシリカの使用は堅いスティックを生じ、それ
は固体の増加につれてさらに乾燥し固くなる。さらに、
このような艶消し口紅を唇に塗布すると、乾燥した印象
を与える。したがってクリーム状の塗布感があり、一方
従来乾燥した性質を付随していた艶のない見かけを与え
る口紅を得る発明が確かに必要であった。
を得るために、種々の粘土およびシリカを含んでいる。
粘土およびシリカの使用は堅いスティックを生じ、それ
は固体の増加につれてさらに乾燥し固くなる。さらに、
このような艶消し口紅を唇に塗布すると、乾燥した印象
を与える。したがってクリーム状の塗布感があり、一方
従来乾燥した性質を付随していた艶のない見かけを与え
る口紅を得る発明が確かに必要であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の目的は艶
のない見かけ、均質および軽い性質の口紅用の組成物を
提供するものである。本発明は、口紅の基剤および艶消
し補助剤としてのポリビニリデンコポリマーのスフェア
を含む艶消し口紅用組成物を特徴とする。本発明の口紅
用組成物は、艶のない見かけ、均質およびクリーム状の
性質を有利にもつ。本発明の他の目的は、艶消し口紅の
組成物を製造する方法を提供するものである。本発明の
他方の特性は、艶消し口紅をポリビニリデンコポリマー
のスフェアおよび口紅の基剤を混合することにより得る
ことを特徴とする。本発明の方法に従って得た口紅用組
成物は、有利なことに、艶のない見かけおよび均質のお
よびクリーム状の性質をもつ。
のない見かけ、均質および軽い性質の口紅用の組成物を
提供するものである。本発明は、口紅の基剤および艶消
し補助剤としてのポリビニリデンコポリマーのスフェア
を含む艶消し口紅用組成物を特徴とする。本発明の口紅
用組成物は、艶のない見かけ、均質およびクリーム状の
性質を有利にもつ。本発明の他の目的は、艶消し口紅の
組成物を製造する方法を提供するものである。本発明の
他方の特性は、艶消し口紅をポリビニリデンコポリマー
のスフェアおよび口紅の基剤を混合することにより得る
ことを特徴とする。本発明の方法に従って得た口紅用組
成物は、有利なことに、艶のない見かけおよび均質のお
よびクリーム状の性質をもつ。
【０００６】本発明はそれゆえ、口紅の基剤および艶消
し補助剤として低濃度でポリビニリデンコポリマーのス
フェアを含む均質および軽い性質をもつ口紅に関する。
スフェア（球）状ポリビニリデンコポリマーを艶消し剤
として使用することは、望ましくない光沢がほとんどな
しに、口紅用組成物に柔軟化する性質の材料を大量に混
合することを可能にする。本発明はまた口紅の基剤に、
艶消し剤、すなわちポリビニリデンコポリマーのスフェ
アを艶のない見かけを得るために添加することを含む艶
消し口紅の製造法に関する。本発明の口紅の組成物は、
口紅の基剤およびポリビニリデンコポリマーのスフェア
からなる艶消し剤を含む。組成物に含まれるポリビニリ
デンコポリマーのスフェアは、口紅の組成物に艶のない
見かけだけでなく均質のおよびクリーム状の性質を与え
る。
し補助剤として低濃度でポリビニリデンコポリマーのス
フェアを含む均質および軽い性質をもつ口紅に関する。
スフェア（球）状ポリビニリデンコポリマーを艶消し剤
として使用することは、望ましくない光沢がほとんどな
しに、口紅用組成物に柔軟化する性質の材料を大量に混
合することを可能にする。本発明はまた口紅の基剤に、
艶消し剤、すなわちポリビニリデンコポリマーのスフェ
アを艶のない見かけを得るために添加することを含む艶
消し口紅の製造法に関する。本発明の口紅の組成物は、
口紅の基剤およびポリビニリデンコポリマーのスフェア
からなる艶消し剤を含む。組成物に含まれるポリビニリ
デンコポリマーのスフェアは、口紅の組成物に艶のない
見かけだけでなく均質のおよびクリーム状の性質を与え
る。
【０００７】好ましいポリビニリデンコポリマーのスフ
ェアは５から８０μmの間の粒径および０.２g/cm3より
低いおよび好ましくは０.０１から０.０６５g/cm3の特
異的密度の粒子を含む中空マイクロスフェアの形であ
る。小球状の中空部分はガス、特に例えばイソブタンま
たはイソペンタンのような炭化水素で満たされまたは空
気で満たされている。中空マイクロスフェアは、例えば
米国特許第３６１５９７２号および欧州特許出願第０５
６２１９号、第１１２８０７号、第３２０４７２号およ
び第４８６０８０号に記載の既知の方法に従って得られ
得る。マイクロスフェアに使用されるポリビニリデンコ
ポリマーは、塩化ビニリデン／アクリロニトリルコポリ
マーような非毒性および非刺激性熱可塑性物質である。
ェアは５から８０μmの間の粒径および０.２g/cm3より
低いおよび好ましくは０.０１から０.０６５g/cm3の特
異的密度の粒子を含む中空マイクロスフェアの形であ
る。小球状の中空部分はガス、特に例えばイソブタンま
たはイソペンタンのような炭化水素で満たされまたは空
気で満たされている。中空マイクロスフェアは、例えば
米国特許第３６１５９７２号および欧州特許出願第０５
６２１９号、第１１２８０７号、第３２０４７２号およ
び第４８６０８０号に記載の既知の方法に従って得られ
得る。マイクロスフェアに使用されるポリビニリデンコ
ポリマーは、塩化ビニリデン／アクリロニトリルコポリ
マーような非毒性および非刺激性熱可塑性物質である。
【０００８】特に好ましい中空小球状ポリビニリデンコ
ポリマーは、ケマノード・プラスト社(KEMANORD PLAST)
が商品名エクスパセル(EXPANCEL)で販売しているもの、
および、特にエクスパンセル５５１・デ・２０またはエ
クスパンセル・エル・２３（粒子の大きさ約２０μm）
およびエクスパンセル・５５１・デ（粒子の大きさ約４
０μm）のような、粒子の大きさが１２から６０μm、お
よび密度が０.１g/cm3より小さく、好ましくは０.０１
から０.０６５g/cm3であるものである。後者は、乾燥ま
たは水和物として供給されうる塩化ビニリデン／アクリ
ロニトリルコポリマーのマイクロスフェアを含む。
ポリマーは、ケマノード・プラスト社(KEMANORD PLAST)
が商品名エクスパセル(EXPANCEL)で販売しているもの、
および、特にエクスパンセル５５１・デ・２０またはエ
クスパンセル・エル・２３（粒子の大きさ約２０μm）
およびエクスパンセル・５５１・デ（粒子の大きさ約４
０μm）のような、粒子の大きさが１２から６０μm、お
よび密度が０.１g/cm3より小さく、好ましくは０.０１
から０.０６５g/cm3であるものである。後者は、乾燥ま
たは水和物として供給されうる塩化ビニリデン／アクリ
ロニトリルコポリマーのマイクロスフェアを含む。
【０００９】本発明によると、口紅用組成物に対して、
ポリビニリデンコポリマーのマイクロスフェアは、０.
１から１.５重量％、好ましくは０.２５から０.４５重
量％で存在する。口紅用組成物は、追加艶消し剤とし
て、２％より少ないシリカスフェアで包まれた雲母を含
み得る。雲母は例えば白雲母、真珠雲母、ヴァナディン
雲母、鱗雲母のような天然物質または合成物質である。
雲母は、好ましくは１５μmより小さい粒子の大きさで
あり、好ましくは平均２５０μmの粒子である。２％よ
り小さい、好ましくは１から２％の球状のヒュームドシ
リカに包まれた雲母は、イーエム・インダストリーのグ
ループの会社の色素部門であるロナ・イーエム社がミク
ロナスフェール・エムの名称で販売している。２％より
少ないヒュームドシリカで包まれた雲母は、口紅用の組
成物に２.０から４.０重量％、好ましくは２.５から４.
０重量％で存在する。
ポリビニリデンコポリマーのマイクロスフェアは、０.
１から１.５重量％、好ましくは０.２５から０.４５重
量％で存在する。口紅用組成物は、追加艶消し剤とし
て、２％より少ないシリカスフェアで包まれた雲母を含
み得る。雲母は例えば白雲母、真珠雲母、ヴァナディン
雲母、鱗雲母のような天然物質または合成物質である。
雲母は、好ましくは１５μmより小さい粒子の大きさで
あり、好ましくは平均２５０μmの粒子である。２％よ
り小さい、好ましくは１から２％の球状のヒュームドシ
リカに包まれた雲母は、イーエム・インダストリーのグ
ループの会社の色素部門であるロナ・イーエム社がミク
ロナスフェール・エムの名称で販売している。２％より
少ないヒュームドシリカで包まれた雲母は、口紅用の組
成物に２.０から４.０重量％、好ましくは２.５から４.
０重量％で存在する。
【００１０】口紅用組成物はまた粘土、特にベントナイ
ト類（クオタニウム１８ヘクトライト）のようなレオロ
ジー修飾剤を、艶消しの効果を増強するように、４％よ
り少なく、好ましくは２％より少なく含み得る。好まし
くは、口紅の基剤は、強度および剛性を与えるものとし
ておよび融点を上げるものとして通常の口紅の成分であ
る蝋、好ましくはカンデリラ蝋、パラフィン、蜜蝋、地
蝋、またはカルナウバ蝋、溶媒およびヒマシ油、８から
１０個の炭素原子をもつ脂肪アルコールエステル、炭素
原子数１０から２８の脂肪アルコール、オクチルドデカ
ノール、オレイルアルコール、ラノリンアルコールのよ
うな結合剤およびもちろん顔料のような色素を含む。
ト類（クオタニウム１８ヘクトライト）のようなレオロ
ジー修飾剤を、艶消しの効果を増強するように、４％よ
り少なく、好ましくは２％より少なく含み得る。好まし
くは、口紅の基剤は、強度および剛性を与えるものとし
ておよび融点を上げるものとして通常の口紅の成分であ
る蝋、好ましくはカンデリラ蝋、パラフィン、蜜蝋、地
蝋、またはカルナウバ蝋、溶媒およびヒマシ油、８から
１０個の炭素原子をもつ脂肪アルコールエステル、炭素
原子数１０から２８の脂肪アルコール、オクチルドデカ
ノール、オレイルアルコール、ラノリンアルコールのよ
うな結合剤およびもちろん顔料のような色素を含む。
【００１１】口紅の基剤は、デグッサ・インコーポレイ
テッド(DEGUSSA INC.)がエアロジル・アール９７２(AER
OSIL R972)の商品名で販売しているような疎水性を増加
させたヒュームドシリカ０.２５−１.５０％もまた含み
得る。疎水性ヒュームドシリカと１０から５０％の割合
でイソノナン酸エステル、好ましくはイソノナン酸イソ
ノニルエステルのような低粘性修飾剤と組み合わせた使
用は、口紅組成物への非常に高率、つまり８.０から２
２重量％での固体との混合を容易にし、艶消し効果の性
質および製造を改良する。口紅の基剤はまた、７から１
０重量％、好ましくは８.５から９.５重量％、オクチル
琥珀酸澱粉アルミニウムを艶消しの効果の性質および製
造を改良するために含む。
テッド(DEGUSSA INC.)がエアロジル・アール９７２(AER
OSIL R972)の商品名で販売しているような疎水性を増加
させたヒュームドシリカ０.２５−１.５０％もまた含み
得る。疎水性ヒュームドシリカと１０から５０％の割合
でイソノナン酸エステル、好ましくはイソノナン酸イソ
ノニルエステルのような低粘性修飾剤と組み合わせた使
用は、口紅組成物への非常に高率、つまり８.０から２
２重量％での固体との混合を容易にし、艶消し効果の性
質および製造を改良する。口紅の基剤はまた、７から１
０重量％、好ましくは８.５から９.５重量％、オクチル
琥珀酸澱粉アルミニウムを艶消しの効果の性質および製
造を改良するために含む。
【００１２】加えて、１から１６μmおよび平均１０μm
の大きさのシリカスフェアに包まれるヒアルロン酸ナト
リウムの口紅基剤中での使用は、強い潤い活性の付与を
可能にする。このヒアルロン酸ナトリウムを含有シリカ
はユーエス・コスメティクス(US Cosmetics)、ダービル
(Dayville)、コネクチカット(Connecticut)がエスビ−
７００／ジーエー(SB700/GA)の商品名で販売している。
の大きさのシリカスフェアに包まれるヒアルロン酸ナト
リウムの口紅基剤中での使用は、強い潤い活性の付与を
可能にする。このヒアルロン酸ナトリウムを含有シリカ
はユーエス・コスメティクス(US Cosmetics)、ダービル
(Dayville)、コネクチカット(Connecticut)がエスビ−
７００／ジーエー(SB700/GA)の商品名で販売している。
【００１３】本発明の艶消し口紅を製造するには、色素
を油成分中に紛砕して入れる。次に、蝋成分を別々に溶
融し、混合物に振盪を続けながら添加する。他の固体物
質を加えた後、中空小球状ポリビニリデンコポリマーを
真空下に加える。最後に、適当な香料を加える。以下の
実施例は、本発明を説明するものである。これらの実施
例は本発明を説明することのみを目的とし、本発明はい
かなる意味でも実施例の主題によって限定されるもので
はない。
を油成分中に紛砕して入れる。次に、蝋成分を別々に溶
融し、混合物に振盪を続けながら添加する。他の固体物
質を加えた後、中空小球状ポリビニリデンコポリマーを
真空下に加える。最後に、適当な香料を加える。以下の
実施例は、本発明を説明するものである。これらの実施
例は本発明を説明することのみを目的とし、本発明はい
かなる意味でも実施例の主題によって限定されるもので
はない。
【００１４】実施例１： **Ｃ8−Ｃ10脂肪アルコールエステル ２１.０−３０.０％ Ｃ10脂肪アルコール ５.０− ７.０％ オクチル琥珀酸澱粉アルミニウム ７.０−１０.０％ 地蝋 ７.５−１０.０％ カルナウバ蝋 ３.０− ４.０％ 蜜蝋 １.０− ３.０％ コロイドシリカ ０.２− ０.７％ ヒアルロン酸ナトリウム含有球状シリカ ０.３− １.０％ ＊ポリビニリデンコポリマー ０.１− ０.４％ 色素 ６.０− ９.０％ 香料 ０.１− ０.５％ ひまし油 適量 １００％ ＊ポリビニリデンコポリマー＝エクスパンセル・５５１
ＤＥ２０ **粘度が１０cP(１０mPa.s)より小さいＣ8−Ｃ10脂肪ア
ルコールエステル
ＤＥ２０ **粘度が１０cP(１０mPa.s)より小さいＣ8−Ｃ10脂肪ア
ルコールエステル
【００１５】色素は、Ｃ8−Ｃ10脂肪アルコールエステ
ル、Ｃ10脂肪アルコールおよびヒマシ油の混合物に溶解
する。ライトニンミキサーで混合している間、コロイド
シリカおよびヒアルロン酸ナトリウム含有シリカスフェ
アを加える。地蝋、カルナウバ蝋および蜜蝋は別々の容
器で溶融し、攪拌しながら混合物に加える。真空下およ
び攪拌しながら、オクチル琥珀酸澱粉アルミニウム、次
に続いてポリビニリデンコポリマーを加える。最後に、
香料を混合物に加える。
ル、Ｃ10脂肪アルコールおよびヒマシ油の混合物に溶解
する。ライトニンミキサーで混合している間、コロイド
シリカおよびヒアルロン酸ナトリウム含有シリカスフェ
アを加える。地蝋、カルナウバ蝋および蜜蝋は別々の容
器で溶融し、攪拌しながら混合物に加える。真空下およ
び攪拌しながら、オクチル琥珀酸澱粉アルミニウム、次
に続いてポリビニリデンコポリマーを加える。最後に、
香料を混合物に加える。
【００１６】実施例２： Ｃ8−Ｃ10脂肪アルコールエステル １９.０−２６.０％ Ｃ10脂肪アルコール ５.０− ７.０％ オクチル琥珀酸アルミニウム澱粉 ７.０−１０.０％ 地蝋 ７.５−１０.０％ カルナウバ蝋 ３.０− ４.０％ ＊ナノスフェアの形の炭酸シリカ ＜２.０％と一緒の雲母 ２.０− ４.０％ 蜜蝋 １.０− ３.０％ コロイドシリカ ０.２− ０.７％ ヒアルロン酸ナトリウム含有球状シリ ０.３− １.０％ ポリビニリデンコポリマー ０.１− ０.４％ 色素 ６.０− ９.０％ 香料 ０.１− ０.５％ ひまし油 適量 １００％ ＊ミクロナスフェーレ・エム（＜１５μm）
【００１７】実施例２の組成物は、ナノスフェアシリカ
に結合した雲母がオクチル琥珀酸アルミニウムアミドを
導入した後およびポリビニリデンコポリマーを導入する
前に、真空下で導入されること以外実施例１記載の方法
にしたがって製造した。
に結合した雲母がオクチル琥珀酸アルミニウムアミドを
導入した後およびポリビニリデンコポリマーを導入する
前に、真空下で導入されること以外実施例１記載の方法
にしたがって製造した。
【００１８】実施例３： **Ｃ8−Ｃ10脂肪アルコールエステル ２５.０％ Ｃ10脂肪アルコール ６.０％ オクチル琥珀酸アルミニウム澱粉 ７.０％ 地蝋 ７.５％ カルナウバ蝋 ３.０％ 蜜蝋 ３.０％ コロイドシリカ ０.７％ ヒアルロン酸ナトリウム含有球状シリカ ０.７％ ＊ポリビニリデンコポリマー ０.２％ 色素 ８.０％ 香料 ０.１％ ベントン（クオタニウム１８ヘクトライト） ３.０％ ひまし油 適量 １００％ **ポリビニリデンコポリマー＝エクスパンシル・５５１・デ・２０ ＊粘度が１０cP(１０mPa.s)より小さいＣ8−Ｃ10脂肪アルコールエステル
【００１９】口紅は、実施例１記載の方法と同様の操作
で得られる。唇に均質および軽い性質をもち、唇に艶消
の見かけを与える。
で得られる。唇に均質および軽い性質をもち、唇に艶消
の見かけを与える。
【００２０】実施例４： Ｃ8−Ｃ10脂肪アルコールエステル ８.０− ９.０％ イソノナン酸イソノニルエステル １４.０−１６.０％ ステアリン酸オクチルドデシルエステル ６.０− ７.０％ Ｃ10脂肪アルコール ５.０− ７.０％ オクチル琥珀酸アルミニウムアミド ８.５− ９.５％ 地蝋 １０.０−１１.０％ カルナウバ蝋 ３.３− ３.８％ ＊ナノスフェアの形の炭酸シリカ ＜２.０％と一緒の雲母 ２.５− ３.５％ 蜜蝋 １.５− ２.５％ コロイドシリカ ０.４− ０.６％ ヒアルロン酸ナトリウム含有球状シリカ ０.３−０.６５％ ポリビニリデンコポリマー ０.１− ０.４％ 色素 ７.０− ９.０％ 香料 ０.１− ０.５％ ひまし油 適量 １００％
【００２１】実施例４の組成物は実施例２記載の方法に
より製造され、良質の艶消し口紅を得た。実施例４に従
って得た艶消し口紅を以下のようにして試験した。実施
例４にしたがって得た口紅を２０名に与え、２日間口紅
を使用することを依頼した。その後、同じ人に市販の艶
消し口紅を与え、同様に２日間使用するよう依頼した。
試験した全ての口紅の色は赤群であり、ほとんど類似し
ていた。４日の後、この人に口紅を下記の目盛りにより
分類するように依頼した：
より製造され、良質の艶消し口紅を得た。実施例４に従
って得た艶消し口紅を以下のようにして試験した。実施
例４にしたがって得た口紅を２０名に与え、２日間口紅
を使用することを依頼した。その後、同じ人に市販の艶
消し口紅を与え、同様に２日間使用するよう依頼した。
試験した全ての口紅の色は赤群であり、ほとんど類似し
ていた。４日の後、この人に口紅を下記の目盛りにより
分類するように依頼した：
【表１】
【００２２】この試験の結果は以下の第１表に示す。
【表２】 第１表 口紅 性質 適用 外観 総括 総合 実施例４ ９ ８.５ ９ ８.５ ８.７５ ベルベット・タッチ ７.５ ７ ７.５ ７.５ ７.３７ マット・リップカラー ７ ６.５ ６ ６.５ ６.５０ マット ５ ４ ９ ５ ５.７５ マット・ル・スティロ ８ ７ ８ ７.５ ７.６２
【００２３】表１の結果より、本発明により得られた艶
消し口紅は、市販商品と比較して、性質は改良され、適
用がより容易で、優れた艶のない外観で、したがって使
用の総括は試験したすべての商品と比較して好ましいこ
とがわかった。ベルベット・タッチ(VELVET TOUCH)はレ
ブロン社(REVLON)の商品、マット(MATTE)はシセイドウ
社(SHISEIDO)の商品、マット・リップカラー(MATTE LIP
COLOR)はウルチマ・II社(ULTIMA II)の商品、およびマ
ット・ル・スティロ(MATTE LE STYLO)はランコム社(LAN
COME)の商品である。
消し口紅は、市販商品と比較して、性質は改良され、適
用がより容易で、優れた艶のない外観で、したがって使
用の総括は試験したすべての商品と比較して好ましいこ
とがわかった。ベルベット・タッチ(VELVET TOUCH)はレ
ブロン社(REVLON)の商品、マット(MATTE)はシセイドウ
社(SHISEIDO)の商品、マット・リップカラー(MATTE LIP
COLOR)はウルチマ・II社(ULTIMA II)の商品、およびマ
ット・ル・スティロ(MATTE LE STYLO)はランコム社(LAN
COME)の商品である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョフリー・フィンケノール アメリカ合衆国12515ニューヨーク州アル スター、クリントンデイル、ピー・オー・ ボックス214番 (72)発明者 ドロレ・ミゲル フランス92390ブル・ラ・レン、ブールバ ール・ジョフル79番
Claims (13)
- 【請求項１】 口紅の基剤および艶消しの特性を与える
に有効な量のポリビニリデンコポリマーのスフェアを含
むこをとを特徴とする、艶消し口紅用組成物。 - 【請求項２】 前述のポリビニリデンコポリマーのスフ
ェアが口紅の組成物に対して０.１から１.５重量％の割
合で存在することを特徴とする、請求項１記載の艶消し
口紅用組成物。 - 【請求項３】 ポリビニリデンコポリマーのスフェアが
５から８０μmの大きさで０.０１から０.０６５g/cm3の
密度の粒子であることを特徴とする、請求項１または２
記載の艶消し口紅用組成物。 - 【請求項４】 補助的艶消し剤として、２％より少ない
量のシリカスフェアで被覆された２.０から４.０重量％
の雲母をさらに含むことを特徴とする、請求項１から３
のいずれか１項記載の艶消し口紅用組成物。 - 【請求項５】 イソノナン酸エステルを１０から５０重
量％、およびヒュームドシリカを０.２５から１.５０重
量％をさらに含むことを特徴とする、請求項１から４の
いずれか１項記載の艶消し口紅用組成物。 - 【請求項６】 １０から５０重量％のイソノナン酸エス
テルおよび０.２５から１.５０重量％のヒュームドシリ
カ、同様に２％より少ないシリカスフェアで被覆された
２.０から４.０重量％の雲母および０.１から１.５重量
％のポリビニリデンコポリマーのスフェアを含み、上記
のポリビニリデンコポリマーのスフェアおよびシリカス
フェアに被覆された雲母は艶消しの特性を与えるに適当
な量含む口紅の基剤を含むことを特徴とする、艶消し口
紅用組成物。 - 【請求項７】 ２重量％より少ないシリカスフェアで被
覆された２.５から４.０重量％の雲母およびポリビニリ
デンコポリマーを０.２５から０.４５重量％含むことを
特徴とする、請求項６記載の艶消し口紅用組成物。 - 【請求項８】 口紅の基剤に艶消し剤を、艶消しの特性
を与えるように加え、上記の艶消し剤がポリビニリデン
コポリマーのスフェアを含むことを特徴とする、口紅の
製造法。 - 【請求項９】 上記ポリビニリデンコポリマーのスフェ
アが口紅用組成物に対して０.１から１.５重量％の量で
存在することを特徴とする、請求項８記載の製造法。 - 【請求項１０】 上記ポリビニリデンコポリマーのスフ
ェアが５から８０μmの大きさで密度が０.０１から０.
０６５g/cm3の粒子であることを特徴とする、請求項８
または９記載の方法。 - 【請求項１１】 艶消し剤が０.１から１.５％のポリビ
ニリデンコポリマーのスフェアおよび２％より少ないシ
リカスフェアで被覆された２.０から４.０％の雲母を含
むことを特徴とする、請求項８から１０のいずれか１項
記載の方法。 - 【請求項１２】 上記の口紅の基剤が１０から５０重量
％のイソノナン酸エステルおよびおび０.２５から１.５
０％のヒュームドシリカを含む、請求項８から１１のい
ずれか１項記載の方法。 - 【請求項１３】 艶消し剤が０.２５から０.４５重量％
のポリビニリデンコポリマーのスフェアおよび２％より
少ないシリカスフェアで被覆された２.５から４.０％の
雲母を含むことを特徴とする、請求項８から１２のいず
れか１項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US86110792A | 1992-03-31 | 1992-03-31 | |
| US861107 | 1992-03-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069339A true JPH069339A (ja) | 1994-01-18 |
| JP2552804B2 JP2552804B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=25334896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5071697A Expired - Lifetime JP2552804B2 (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-30 | 艶消し口紅 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0566442B1 (ja) |
| JP (1) | JP2552804B2 (ja) |
| AT (1) | ATE132361T1 (ja) |
| CA (1) | CA2092973A1 (ja) |
| DE (1) | DE69301179T2 (ja) |
| ES (1) | ES2081694T3 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996018375A1 (fr) * | 1994-12-16 | 1996-06-20 | Shiseido Co., Ltd. | Composition de rouge a levres |
| JP2011506548A (ja) * | 2007-12-21 | 2011-03-03 | ロレアル | ２つの特定のフィラーと高粘度の脂肪物質との組み合わせを含む、メイクアップ及び／またはケアのための化粧品組成物 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE69434215T2 (de) * | 1993-10-18 | 2005-12-08 | The Procter & Gamble Company, Cincinnati | Lippenstifte, deren Ölanteile nicht ausschwitzen |
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| FR2722102B1 (fr) * | 1994-07-11 | 1996-08-23 | Cird Galderma | Utilisation de particules creuses deformables dans une composition cosmetique et/ou dermatologique, contenant des matieres grasses |
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| JPH08165219A (ja) † | 1994-12-09 | 1996-06-25 | Procter & Gamble Co:The | 固型化粧料 |
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| FR2740330B1 (fr) * | 1995-10-27 | 1997-12-05 | Oreal | Composition comprenant un systeme polymerique et utilisation dudit systeme |
| FR2772603B1 (fr) * | 1997-12-22 | 2000-01-28 | Oreal | Composition cosmetique pulverulente longue tenue comprenant une dispersion de particules de polymere dans une phase grasse liquide |
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| JP5112604B2 (ja) | 2002-01-24 | 2013-01-09 | ロレアル | 半結晶性重合体および揮発性油を含む組成物 |
| FR2924929B1 (fr) * | 2007-12-13 | 2010-01-01 | Oreal | Composition cosmetique comprenant des particules de perlite. |
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- 1993-03-30 CA CA002092973A patent/CA2092973A1/fr not_active Abandoned
- 1993-03-31 DE DE69301179T patent/DE69301179T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-03-31 EP EP93400830A patent/EP0566442B1/fr not_active Expired - Lifetime
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- 1993-03-31 ES ES93400830T patent/ES2081694T3/es not_active Expired - Lifetime
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| JP2015145413A (ja) * | 2007-12-21 | 2015-08-13 | ロレアル | ２つの特定のフィラーと高粘度の脂肪物質との組み合わせを含む、メイクアップ及び／またはケアのための化粧品組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2092973A1 (fr) | 1993-10-01 |
| EP0566442B1 (fr) | 1996-01-03 |
| ES2081694T3 (es) | 1996-03-16 |
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| ATE132361T1 (de) | 1996-01-15 |
| DE69301179T2 (de) | 1996-07-18 |
| DE69301179D1 (de) | 1996-02-15 |
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