JP3442108B2 - 水中油型固型化粧料 - Google Patents

水中油型固型化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中油型固型化粧料に関
し、更に詳細には、水々しい使用感、肌への親和性、仕
上がりの自然さ、保湿性を有し、更に使用性、携帯性に
優れた水中油型固型化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水を含有する固型状化粧料と
して、油中水型のものが知られているが、この油中水型
の固型化粧料は、肌の保護や柔軟性などのトリートメン
ト性に優れる反面、水々しさや清涼感が十分でなく、ベ
タつきや油っぽさがあり、肌へのフィット感に欠ける等
の欠点があった。
【0003】一方、水中油型の化粧料は、水々しい使用
感、肌へのフィット感、仕上がりの自然さ等に於いて高
い評価を得ているが、従来のこのタイプの化粧料の形態
は、液状〜クリーム状であるため、その容器形態として
は、キャップにより密封した壜体又はチューブ体がほと
んどであり、使用性や携帯性の上では不便なものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、水中油型特有
の優れた化粧特性を有し、かつ使用性、携帯性に優れ、
コンパクトに収納できる固型化粧料の開発が切望されて
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の水溶性固化剤と、
油剤および水を組合せ、固型化した化粧料は、水中油型
化粧料の有する化粧特性と、使用性および携帯性を併有
することを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は次の成分(a)〜
(c) (a) 寒天およびゼラチンから選択される水溶性固化
剤 (b) 油剤 (c) 水 を含有することを特徴とする水中油型固型化粧料を提供
するものである。
【0007】本発明で用いられる(a)成分の水溶性固
化剤は、水中油型化粧料を固型化し、使用性、携帯性に
耐えうる硬度を与えるものである。この(a)成分は、
寒天およびゼラチンから選ばれるものであり、その産
地、起源等は特に問題とならないが、使用感触等の面か
ら寒天が好ましい。
【0008】この(a)成分は、全組成中に0.1〜1
0重量%(以下、単に%という)程度、特に0.3〜7
%の範囲で配合するのが好ましい。 (a)成分の配合
量が0.1%以下では固型化粧料としての硬度が得られ
ず、また、10%以上では、硬くなりすぎて、水々しい
感触が損なわれ、伸びが悪く、均一な化粧仕上りが得ら
れない等の問題を生ずることがある。
【0009】また、(b)成分の油剤としては特に制限
はなく、通常化粧料に用いられる固型、半固型、液体の
各種植物油、動物油、鉱物油及び合成油を使用すること
ができる。 油剤の具体例としては、オリーブ油、ホホ
バ油、ミンク油等の油脂類;ミツロウ、キャンデリラロ
ウ等のロウ類;流動パラフィン、マイクロクリスタリン
ワックス、ワセリン等の炭化水素類;ステアリン酸、オ
レイン酸等の脂肪酸;セタノール等の高級アルコール
類;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類;ラノリ
ン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリ
ン誘導体;デンプン脂肪酸エステル;メチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、三次元架橋構造
を有するジメチルポリシロキサン重合物等のシリコーン
化合物等が挙げられる。
【0010】これら油剤は1種又は2種以上を組合わせ
て用いることができ、全組成中に0.5〜30%程度、
特に1〜20%配合するのが好ましい。(b)成分の配
合量が0.5%以下では、肌への密着感、仕上り膜の耐
水性に欠け、30%以上では、油っぽさ、ベタつきが生
じ、目的とする水々しい使用感が得られない等の問題を
生ずることがある。
【0011】更に、(c)成分の水は、全組成中に40
〜95%程度、特に50〜80%配合するのが好まし
い。
【0012】本発明の水中油型化粧料を、ファンデーシ
ョン、アイシャドウ等の化粧料とする場合は、上記必須
成分に加え、粉体を配合することが必要である。
【0013】本発明化粧料に配合し得る粉体としては、
特に制限はなく、一般に使用されている化粧料用粉体、
例えば、酸化チタン、タルク、マイカ、カオリン、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、酸化亜鉛、ベ
ンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョ
ウ、タール色素、天然色素、雲母チタン、酸化鉄雲母チ
タン、オキシ塩化ビスマス、ナイロンパウダー、シルク
パウダー等が利用できる。
【0014】また、これら粉体として、撥水性を付与す
るために疎水化処理を施した粉体を用いても良い。 か
かる疎水化処理のために用いられる物質としては、例え
ばフッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石鹸、ロウ、
油脂、炭化水素等が挙げられる。
【0015】これらの粉体を配合する場合の配合量は、
全組成中の1〜40%程度、特に3〜30%であること
が好ましい。
【0016】本発明の水中油型固型化粧料には、さらに
通常の化粧料に用いられる他の成分、例えば保湿剤、防
腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、美容成分、香料、界
面活性剤、低級一価アルコール、低級多価アルコール、
水溶性高分子、粘土鉱物等を、本発明の効果を損なわな
い範囲で適宜配合することができる。
【0017】本発明の水中油型固型化粧料は、常法によ
り(b)成分と(c)成分を水中油型に乳化させ、必要
に応じて(d)成分や他の任意成分を配合し、(a)成
分で固型化することにより調製される。具体的な本発明
化粧料製造法の1例としては、(a)成分を(c)成分
に加熱溶解した後、(b)成分と、必要な場合は(d)
成分を攪拌、混合し、更に所要の任意成分を添加後、容
器に充填後冷却固化することにより製造する方法が挙げ
られる。
【0018】なお、本発明の水中油型化粧料では、必須
成分として水溶性固化剤が配合されており、この水溶性
固化剤の性質上、固化した化粧料表面が内部構造と異な
る平滑な連続表面となる。このことは、例えば、ファン
デーションのように化粧料を容器に充填し、スポンジ等
の塗布具で取って使用するタイプの化粧料では、化粧料
表面を塗布具が上すべりし、塗布具に取ることが出来ず
使用に支障を来す。
【0019】このような場合、化粧料の表面に内部相を
露出させれば良く、例えば、成形表面の切り落し等機械
的処理を採用することができるが、後述の本発明者らが
開発した成形方法を利用することが便利である。
【0020】すなわち、本発明の水中油型固型化粧料を
金皿等の容器に加温充填した後、固化前に、化粧料表面
に抱水性シート状素材を貼付し、冷却固化後、これを剥
離すれば良く、これにより、化粧料表面に微視的な凹凸
の不連続相を形成せしめ、内部構造を化粧料表面に表出
させることが可能となり、化粧料の使用性を向上させる
ことが可能である。
【0021】本発明成型方法において用いられる、含水
性シート状素材としては、メッシュ、不織布、繊維、抄
造品(紙)等のシート状で適度に水を抱え込むことので
きるものであればよいが、、シート状素材と化粧料との
親和性は素材の抱水量に左右されるため、素材の選択に
際しては、その抱水能を考慮するべきである。
【0022】具体的には、素材の抱水能が悪く、抱水量
が少なすぎると、化粧料表面に外見状の凹凸が生じて
も、微視的には平滑表面のままで内部構造が表出しない
ため、スポンジ等の塗布具への取れが悪く、逆に抱水能
が良すぎると、必要以上の水分が化粧料から素材に移行
してしまうため化粧料が乾燥したり、素材と化粧料が接
着し、冷却固化後素材をきれいにはがすことが出来ず、
化粧料表面がムラになり、商品価値がなくなってしまう
ことがある。
【0023】本発明者らは、いくつかの繊維素材につい
て試験し、本発明成型法にとって好ましい繊維素材を検
討した結果、下記式で表わされる抱水率が10〜250
%程度、好ましくは30〜200%程度のものであれば
材質を問わず本発明の抱水性シート状素材として利用で
きることが明らかになった。
【0024】 抱水率(%)=( W2 − W1 ) / W1 × 100 W1: シート状素材の乾燥時重量(g) W2: シート状素材の抱水時重量(g)
【0025】従って、本発明方法においては、上記抱水
率を有する抱水性シート状素材であれば、アセテート、
ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン及
びこれらの混紡等の繊維などその素材の材質を問わず好
適に用いることができる。
【0026】以上のようにして得られる本発明の水中油
型固型化粧料は、水相に油剤等が分散した形態をとるも
のであるが、通常化粧料が保管、使用される温度範囲
(0℃〜50℃)では流動性がなく固化しているので、
水中油型化粧料特有の優れた化粧特性を有しながら使用
性、携帯性にも優れたものである。
【0027】従って、本発明の水中油型化粧料は、例え
ばクリーム、ファンデーション、アイシャドウ、ホホ紅
等の固型状の製品として特に有利に利用することのでき
るものである。
【0028】
【実施例】次に実施例、比較例および試験例を挙げて本
発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらになん
ら制約されるものではない。
【0029】実 施 例 1〜3および比 較 例 1〜4 ファンデーションの製造:表1 に示す組成により、下記製法で水中油型のファンデ
ーションを製造した。
【0030】( 組 成 ) * フッ素系化合物処理法 各粉体50gに水1000mlを加えてスラリー状態とし
た。一方、フルオロアルキルリン酸エステルジエタノー
ルアミン塩(アサヒガードAG530、旭硝子(株)製)
9gに水350mlを加えて攪拌してエマルジョンを得
た。上記スラリーに、このエマルジョンを徐々に注加
し、混合した後、室温で静置することによりフッ素系化
合物処理した。
【0031】( 製 法 ) A. (11)〜(19)を加温、溶解する。 B. Aに(1) 〜(9) を加えて混合分散する。 C. Bに(10)を加え混合した後、容器に充填し、冷却す
る。なお、各水中油型化粧料の充填に当たっては、化粧
料表面に抱水シート状素材を貼付し、固化後剥離する成
型法を採用した。
【0032】比 較 例 5 油中水型固型ファンデーション:以下の組成により、油
中水型固型ファンデーションを製造した。 ( 成 分 ) 配合量(%) (1) 酸化チタン 15.0 (2) タルク 5.0 (3) 無水ケイ酸 5.0 (4) 着色顔料 適 量 (5) セレシン 3.0 (6) マイクロクリスタリンワックス 5.0 (7) スクワラン 10.0 (8) トリオクタン酸グリセリル 残 量 (9) メチルポリシクロシロキサン 20.0 (10) モノオレイン酸ソルビタン 1.0 (11) オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0 (12) 大豆リン脂質 0.5 (13) 防腐剤 適 量 (14) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (15) 精製水 15.0 (16) 香 料 適 量
【0033】( 製 法 ) A. (5) 〜(12)を加温溶解し、(1) 〜(4) を加えて混合
分散する。 B. (13)〜(15)を加温溶解する。 C. AにBを加えて乳化し、(16)を加えた後、容器に充
填し、冷却する。
【0034】試 験 例 1 実施例1〜3および比較例1〜5において製造したファ
ンデーションについて、硬度、形態保持性および使用感
を評価した。その結果を表2に示す。
【0035】( 評価方法 ) (1) 硬 度: 不動工業社製、レオメータを用い、10mmφの断面を
有する円筒状のアダプターを一定速(6cm/)で、
一定距離(2mm)浸入した時の応力を測定し、硬度と
した。なお、一般に乳化タイプや油性の固型化粧料の硬
度は、本発明で用いた測定条件で20〜2000g/c
2の範囲にあることが好ましく、20g/cm2以下で
は、固型化粧料としての形態保持が困難であり、200
0g/cm2以上では、指、塗布体等への取れが悪く、
使用性上問題が生じる。
【0036】(2) 形態保持性:直径50mm、深さ
10mmの円筒トレー状容器に充填し、50℃で24時
間保存後においても固型状を維持できたものを○、でき
なかったものを×とした。
【0037】(3) 使 用 感:10名の専門パネラー
による使用テストを行い、取れやすさ、みずみずしさ等
の使用感について、以下の評価基準によって各人の絶対
評価により採点し、10人の平均点により判定した。
【0038】評 価 基 準; 非常に良い: 3点 良 い: 2点 普 通: 1点 悪 い: 0点
【0039】判 定; ○: 2点以上 △: 1点以上2点未満 ×: 1点未満
【0040】( 結 果 )
【0041】表2の結果から明らかな如く、本発明の水
中油型ファンデーションは、固型化粧料としての物性を
有しながら、良好な使用感を有し、さらに本発明方法に
より化粧料表面を処理することによって、優れた使用性
を発揮するものである。
【0042】実 施 例 4 アイシャドウの製造:
【0043】 ( 成 分 ) 配合量(%) (1) シリコーン処理酸化チタン* 2.0 (2) シリコーン処理雲母チタン* 10.0 (3) シリコーン処理セリサイト* 3.0 (4) 着色顔料 2.0 (5) セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (6) スクワラン 1.0 (7) キャンデリラロウ 1.0 (8) 香 料 適 量 (9) 防腐剤 適 量 (10) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (11) 寒 天 0.5 (12) ゼラチン 1.5 (13) 精製水 残 量
【0044】* シリコーン処理:イソプロピルアルコー
ルに各種粉体及びメチルハイドロジェンポリシロキサン
(粉体98に対し2)を加え、120℃で2時間焼付け
処理を行った。
【0045】( 製 法 ) A. (9)〜(13)を加温、溶解する。 B. (1)〜(7)を加温溶解し、Aに加えて混合分散する。 C. Bに(8)を加え混合した後、容器に充填し、冷却す
る。 なお、成型は、実施例1〜3の化粧料と同じ成型方法を
採用した。
【0046】実 施 例 5 ホ ホ 紅 の 製 造 :
【0047】 ( 成 分 ) 配合量(%) (1) 酸化チタン 5.0 (2) 雲母チタン 5.0 (3) セリサイト 5.0 (4) タルク 10.0 (5) 着色顔料 適 量 (6) ポリオキシエチレン(3)ヒマシ油 1.0 (7) 大豆リン脂質 1.0 (8) デンプン脂肪酸エステル 0.5 (9) ステアリン酸イソセチル 5.5 (10) 香 料 適 量 (11) 防腐剤 適 量 (12) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (13) ゼラチン 3.0 (14) 精製水 残 量
【0048】( 製 法 ) A. (11)〜(14)を加温、溶解する。 B. (1)〜(9)を加温混合し、Aに加えて混合分散する。 C. Bに(10)を加え混合した後、容器に充填し、冷却す
る。 なお、成型は、実施例1〜3の化粧料と同じ成型方法を
採用した。
【0049】実 施 例 6 制汗クリームの製造: ( 成 分 ) 配合量(%) (1) トリオクタン酸グリセリル 2.0 (2) スクワラン 1.0 (3) マイクロクリスタリンワックス 1.0 (4) ショ糖脂肪酸エステル 1.0 (5) オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0 (6) 着色剤 適 量 (7) 香料 適 量 (8) 防腐剤 適 量 (9) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (10) 寒天 1.5 (11) l−メントール 0.1 (12) 精製水 残 量
【0050】( 製 法 ) A. (1)〜(7)を加温溶解する。 B. (8)〜(12)を加温溶解する。 C. BにAを加えて混合した後、容器に充填して冷却す
る。 なお、成型は、実施例1〜3の化粧料と同じ成型方法を
採用した。
【0051】実 施 例 7 日焼け止めクリームの製造: ( 成 分 ) 配合量(%) (1) シリコーン処理微粒子酸化チタン 5.0 (2) 大豆リン脂質 1.0 (3) オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0 (4) トリオクタン酸グリセリル 2.0 (5) ショ糖脂肪酸エステル 1.0 (6) 香 料 適 量 (7) 紫外線吸収剤 3.0 (8) 防腐剤 適 量 (9) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (10) ゼラチン 3.0 (11) キサンタンガム 0.1 (12) 精製水 残 量
【0052】( 製 法 ) A. (8)〜(12)を加温、溶解する。 B. (1)〜(7)を加温、溶解する。 C. AにBを加え混合した後、容器に充填し、冷却す
る。 なお、成型は、実施例1〜3の化粧料と同じ成型方法を
採用した。
【0053】試 験 例 2 表 面 加 工 試 験: 実施例1と同じ組成の化粧料を用いて、以下の方法によ
り各種素材についてシート状素材としての適性評価を行
った。
【0054】( 方 法 )化粧料を加温溶解後、容器に
充填し、素材を貼付して冷却し、固化後のはがし易さ、
はがした後の表面状態、スポンジへの取れ易さを評価し
た。
【0055】( 評 価 ) 成 型 性(はがし易さ); ○ : 良い(素材への中味の付着少) × : 悪い(素材への中味の付着多)
【0056】表面状態; ○ : 均一 × : 不均一(はがしムラ)
【0057】使用性(スポンジへの取れ易さ); ○ : 適 × : 取れない
【0058】(結 果)
【0059】以上の結果から、化粧料との親和性が高過
ぎる素材では、接着してしまうため、冷却固化後きれい
にはがすことが出来ず、商品となり得ないことが判明し
た。
【0060】
【発明の効果】本発明の水中油型固型化粧料は、使用性
及び携帯性に優れながら、水々しい使用感、肌への親和
性、仕上りの自然さ、保湿性も非常に良好なものであ
る。また、本発明成型方法によれば、化粧料表面が不連
続相となるため、化粧料の内部構造が表出し、塗布具に
化粧料を取ることが容易で、使用性に優れた水中油型固
型化粧料を得ることができる。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−279509(JP,A) 特開 平3−141211(JP,A) 特開 平3−279319(JP,A) 特許3242137(JP,B2) 高野正彦,今日の皮膚外用剤,1981年 5月15日,478−480 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c) (a) 0.1〜10質量%の水溶性固化剤である寒天 (b) 油剤 (c) 水 を含有することを特徴とする水中油型固型化粧料(但
    し、水溶性粘着剤を含むものを除く)
  2. 【請求項2】 次の成分(a)〜(c) (a) 0.1〜10質量%の水溶性固化剤である寒天 (b) 油剤 (c) を含有する水中油型化粧料を容器に充填し、その固化前
    に化粧料表面に抱水性シート状素材を貼付し、冷却固化
    後、これを剥離することにより得られる水中油型固型化
    粧料。
  3. 【請求項3】 次の成分(a)〜(d) (a) 0.1〜10質量%の水溶性固化剤である寒天 (b) 油剤 (c) 水 (d) 粉体 を含有することを特徴とする水中油型固型化粧料(但
    し、水溶性粘着剤を含むものを除く)
  4. 【請求項4】 次の成分(a)〜(d) (a) 0.1〜10質量%の水溶性固化剤である寒天 (b) 油剤 (c) (d) 粉体 を含有する水中油型化粧料を容器に充填し、その固化前
    に化粧料表面に抱水性シート状素材を貼付し、冷却固化
    後、これを剥離することにより得られる水中油型固型化
    粧料。
  5. 【請求項5】 請求項1または記載の水中油型化粧料
    を容器に充填、固化させる水中油型化粧料の成型方法に
    おいて、水中油型化粧料の固化前に、化粧料表面に抱水
    性シート状素材を貼付し、冷却固化後、これを剥離する
    ことを特徴とする水中油型固型化粧料の成型方法。
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