JP7049615B2 - 表面処理粉体及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、使用感と肌への密着性に優れた表面処理粉体および該粉体を含有する化粧料に関する。
化粧料には、化粧料用粉体として様々な粉体が用いられており、その使用目的に合わせて、随時種々の化合物で表面処理が行なわれている。また、化粧品の感触改良、光拡散性を高めて毛穴を目立たなくする目的、充填時の滑沢性の向上を目的として、球状粉体に関する研究が行われている。
従来、提案されている化粧用球状粉体としては、例えば、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリカパウダー、球状結晶化セルロースなどが利用されている。(特許文献1~4)
しかしながら、これらの球状粉体は、合成高分子であるため河川の汚染の原因になることや、合成高分子でないものでも使用感に問題があるなど、必ずしも十分満足できるものではなかった。
これを解決するために、天然植物由来のショ糖脂肪酸エステル化合物を化粧料に配合する技術が、特許文献5において提案されている。この文献に記載された化粧料によれば、親油性エステルワックスを配合することにより、汗や皮脂等分泌物によって化粧料の肌への密着性が阻害されにくく、耐水性及び持続性に優れた化粧料を得ることができる。しかしながら、上記特許文献5にて提案された技術は、粉体そのものにエステルワックスに起因する性質を付与する技術ではないため、パウダーファンデーションやルースパウダーへの応用が困難であるなど、種々の形態の化粧料への適応について課題が残されている。
特開2011-126951号公報 特開平05-239340号公報 特開平06-064915号公報 特開平06-136175号公報 特開平08-081331号公報
本発明は、肌への密着性や使用感に優れた合成高分子化合物に因らない表面処理粉体及びこの表面処理粉体を配合した化粧料を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究を進めた結果、粒子径が200μm以下の球状炭酸カルシウム粉体に、融点が40℃以上の固形のエステル結合を有するワックスを表面処理することで、肌への密着性や使用感に優れた表面処理粉体を得ることができること、また、この粉体が容易に化粧品に配合可能であることを見出し、本発明を完成するに到った。
本発明により、合成高分子を用いることなく感触の良い球状粉体を提供することができる。本発明の表面処理紛体は従来までの粉体とエステル結合を有するワックスを別々に用いる方法とは異なり、化粧品で用いられる種々の粉体との混和性にも優れており、容易に感触に優れた高機能な化粧料を提供することができ、及びその製造方法、並びにこの表面処理粉体を配合した、ワックス成分を配合しにくいパウダーファンデーションやルースパウダーなどの化粧料を提供できる。
本発明の効果は、球状炭酸カルシウム上に処理したワックスによる摩擦係数の低減の他、炭酸カルシウム表面が高pHであるためワックスのエステル結合が一部分解し脂肪酸カルシウム塩となることで、より高い滑沢効果が付与される。
以下、本発明の表面処理粉体について詳述する。
本発明の表面処理粉体とは、粒子径が200μm以下の合成球状炭酸カルシウム粉末に、融点が40℃以上の固形のエステル結合を有するワックスを被覆処理してなる粉体である。
本発明に使用される粉体は、粒子径が200μm以下の球状の炭酸カルシウムであれば公知のものを使用することができ、その多形(方解石、霰石、バテライト、イカアイト等)、及び粒子構造(多孔質、無孔質等)は問わない。粒子径が200μmを超えるとワックスエステルが上手く被覆せず、化粧料配合時の使用感が著しく低下する。
本発明に使用できる球状の炭酸カルシウムとしては、特に制限されるものではないが、例えば北海道石灰化工社のHPC-S(球状バテライト)、白石工業社のカルライト-SA(球状カルサイト)、ニューライム社のNL-QC10,NL-QC20(球状カルサイト)などが使用でき、また特開2002-160918の方法に準じて調製することができる。
本発明に使用されるワックスは、融点が40℃以上のエステル結合を有する固形物であれば公知のものを使用することができ、官能基の種類や、炭素数は問わない。融点が40℃より低いものは化粧料への配合時に処方そのものを固化する可能性があり、ワックス形状の炭化水素やアミド化合物なども知られているが炭酸カルシウム表面と反応を起こさないため、これらの化合物では表面処理による特徴が得られない。
本発明に使用されるエステル結合を有するワックスは特に制限されるものではないが、例えば、次のような物質が挙げられる。各種硬化油、牛脂、豚脂、ハゼ蝋、ウルシ蝋などのトリアシルグリセロール、硬化ホホバ油、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、サトウキビワックス、蜜蝋、γ-オリザノール、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、日光ケミカルズのNIKKOL MM(ミリスチン酸ミリスチル)、NIKKOL N-SPV(パルミチン酸セチル)などが挙げられる。これらのワックスは、1種または2種以上を混合して用いても構わない。
本発明は、前記エステル結合を有するワックス成分を表面処理する事により、高分子化合物に因らない、従来では得られない肌への密着性と使用感を両立した粉体が得られることにある。表面処理量について制限するものではないが、本発明の表面処理成分は基材粉体100質量部に対して、0.1以上50質量部以下であることが好ましい。
表面処理剤を使用して基材粉体の表面を処理する方法は、一般的には湿式法、乾式法の2方法がある。湿式法は溶剤、もしくは水/溶剤溶液に基材粉体を分散し、ここに攪拌しながら、加温融解または溶剤で希釈したワックスを添加し、均一にコートした後ろ過して、乾燥し表面処理粉体を得るものである。乾式法はヘンシェルミキサー、ボールミルなどに基材粉体を加え、加温融解したワックスを加え、良く混合後乾燥、冷却して処理粉体を得るものである。
更に、本発明に係わる基材粉体の表面処理にあたっては、本発明の効果を損なわない範囲で、エステル結合を有するワックス以外の表面処理剤を同時又は連続的に基材粉体に表面処理することができる。ハイドロジェンシリコーン、アミノシリコーン、反応性オルガノポリシロキサン、アルキルシランなどのシリコーン化合物、有機チタネート、ポリオレフィン、レシチン及び/又はその塩、水添レシチン及び/又はその塩などのレシチン類、アシル化アミノ酸及び/又はその塩、酸性エステル油、脂肪酸及び/又はその塩類、デキストリン脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、コラーゲン、高級アルコール、金属石鹸などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これら表面処理剤の使用量を限定するものではないが、本発明の表面処理剤の特性を損なわない程度に使用することが好ましい。好ましくは0.1から20質量%程度である。
次に本発明の化粧料について詳述する。
本発明の化粧料は、上述の本発明の表面処理粉体を含有するもので、その剤型は任意であり、一般に従来の化粧料用粉体を含有する化粧料はすべて含まれる。このような化粧料としては、例えば、ファンデーション、コンシーラー、白粉、ほほ紅などのフェイシャル化粧料、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、眉墨、口紅、ネイルエナメルなどといったメークアップ化粧料及び日焼け止め化粧品、乳液、ローションなどの基礎化粧料等が挙げられる。また、化粧料の他、皮膚外用剤、医薬用軟膏等にも好適に使用できる。
本発明の表面処理粉体の配合量は、通常0.01~99.9質量%であり、化粧料の形態や目的用途に応じて変動する。化粧料として香料等の他の成分を配合させること、十分な使用感を得るためには、表面処理粉体の配合量が0.1~90質量%の範囲であることが好ましい。より具体的には、化粧料の種類により、例えば固形粉体化粧料には1~80質量%、クリーム状化粧料には0.1~20質量%、乳液状化粧料には0.1~10質量%、ローション類には0.1~10質量%を配合するのがさらに好ましい。
本発明の化粧料に配合できる、本発明に係わる表面処理粉体以外の成分としては、目的とする化粧料の種類に応じて、通常の化粧料に配合される成分から適宜選択して使用することができる。これらの成分としては、例えば、流動パラフィン、ワセリンなどの炭化水素、植物油脂、ロウ類、合成エステル油、シリコーン系の油相成分、フッ素系の油相成分、高級アルコール類、低級アルコール、脂肪酸類、増粘剤、紫外線吸収剤、粉体、無機・有機顔料、色材、各種界面活性剤、多価アルコール、糖、高分子化合物、生理活性成分、経皮吸収促進剤、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤、各種添加剤等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
本発明の化粧料は、通常の方法に従って製造することができる。本発明の化粧料用粉体を配合した化粧料は、肌上への塗布時の感触が滑らかで、付着性に優れ、しっとりした使用感を与えることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
1.表明処理粉体の調製
(表面処理粉体の製造1)
ヘンシェルミキサーに球状炭酸カルシウム(NL-QC10,ニューライム社製)970gを入れ、ショ糖脂肪酸エステル(ポリステアリン酸スクロース、製品名:シュガーワックス S-10E,第一工業製薬製)30gを加えて80℃で30分攪拌した。30分後、攪拌しながら徐々に室温まで冷却し、80メッシュスクリーンを通過したものを本発明品1とした。
(表面処理粉体の製造2)
ビーカーに球状炭酸カルシウム(NL-QC10,ニューライム社製)97.0gを秤り取り、エタノール300gとショ糖脂肪酸エステル(ポリステアリン酸スクロース、製品名:シュガーワックス S-10E,第一工業製薬製)3gを加えて加温還流下30分攪拌した。30分後、攪拌しながら徐々に室温まで冷却し、ろ過後、得られた粉体を減圧乾燥してアトマイザーで粉砕したものを本発明品2とした。
(表面処理粉体の製造3)
ヘンシェルミキサーに球状炭酸カルシウム(NL-QC10,ニューライム社製)970gを入れ、各種固体エステル(硬化ヒマシ油、カルナウバワックス、ソルビタン脂肪酸エステル、パルミチン酸セチル)30gを加えて80℃で30分攪拌した。30分後、攪拌しながら徐々に室温まで冷却し、80メッシュスクリーンを通過したものを本発明品3~6とした。
(比較品の製造1)
ヘンシェルミキサーに球状シリカ(HPS-3500,東亞合成社製)970gを入れ、とショ糖脂肪酸エステル(ポリステアリン酸スクロース、製品名:シュガーワックス S-10E,第一工業製薬製)30gを加えて80℃で30分攪拌した。30分後、攪拌しながら徐々に室温まで冷却し、80メッシュスクリーンを通過したものを比較品1とした。
(比較品の製造2)
ヘンシェルミキサーに球状炭酸カルシウム(NL-QC10,ニューライム社製)970gを入れ、エステルでないワックス成分30gを加えて80℃で30分攪拌した。30分後、攪拌しながら徐々に室温まで冷却し、80メッシュスクリーンを通過したものを比較品2~3とした。
2.評価方法
(付着性)モニター5名で、上腕内側部に試料を均質に擦り付け、これを刷毛ではき取った時に付着している様子を肉眼観察し、以下の5点のスコアで評価し、その平均を求めた。
5: 未処理粉体よりも付着性に優れる
4: 未処理粉体よりも比較的付着性に優れる
3: 未処理粉体と同程度
2: 未処理粉体よりも比較的崩れやすい
1: 未処理粉体よりもかなり崩れやすい
(感触)モニター5名で、塗布時の滑らかさを以下の5点のスコアで評価し、その平均
を求めた。
5: 未処理粉体よりもかなり良い
4: 未処理粉体より良い
3: 未処理粉体と同程度
2: 未処理粉体よりも比較的劣る
1: 未処理粉体よりもかなり劣る
3.評価結果
評価結果を表1に示す。乾式表面処理、湿式表面処理のどちらの表面処理方法を用いても感触、付着性に優れた良好な粉体が得られた。
比較品1~3に示すように、炭酸カルシウムを用いない場合やエステル結合を有しないワックスを用いた場合、本開発品と比較して感触が極端に劣り、付着性も劣ることという結果が得られた。
Figure 0007049615000001
<実施例2>
1.製造方法
(表面処理剤の製造4)
ヘンシェルミキサーに球状炭酸カルシウム(NL-QC10,ニューライム社製)100質量%に対し、各種固体エステルを任意の質量%加えて、80℃で30分攪拌した。30分後、攪拌しながら徐々に室温まで冷却し、80メッシュスクリーンを通過したものを本発明品7~15とした。
2.評価方法
(付着性)モニター5名で、上腕内側部に試料を均質に擦り付け、これを刷毛ではき取った時に付着している様子を肉眼観察し、以下の5点のスコアで評価し、その平均を求めた。
5: 未処理粉体よりも付着性に優れる
4: 未処理粉体よりも比較的付着性に優れる
3: 未処理粉体と同程度
2: 未処理粉体よりも比較的崩れやすい
1: 未処理粉体よりもかなり崩れやすい
(感触)モニター5名で、塗布時の滑らかさを以下の5点のスコアで評価し、その平均
を求めた。
5: 未処理粉体よりもかなり良い
4: 未処理粉体より良い
3: 未処理粉体と同程度
2: 未処理粉体よりも比較的劣る
1: 未処理粉体よりもかなり劣る
3.評価結果
評価結果を表2に示す。炭酸カルシウムと各種固体エステルの比率に因らず、感触、付着性に優れた良好な粉体が得られた。
Figure 0007049615000002
<実施例3>
化粧下地
(処方) (質量%)
A 水 残部
グリセリン 5.0
ステアロキシPGヒドロキシPGヒドロキシエチル
スルホン酸ナトリウム 2.0
B パーフルオロアルキル(C4-14)エトキシジメチコン 13.0
シクロメチコン 10.0
ジメチコン 6.0
メトキシケイヒ酸オクチル 4.0
エタノール 3.0
イソステアリルグリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
カーボマー(4%水溶液) 2.0
本発明品1 4.0
シリコーン処理酸化チタン 2.0
シリコーン処理ベンガラ 0.5
シリコーン処理黄色酸化鉄 1.5
シリコーン処理黒酸化鉄 0.1
(調製方法)A相を常温にてホモミキサーにて攪拌しなら、B相を加えて乳化した。
(結果)SPF30/PA++、肌への密着感と伸びの良い化粧下地を得た。
<実施例4>
パウダーファンデーション
(処方) (質量%)
A シリコーン処理セリサイト 残部
シリコーン処理タルク 15.0
シリコーン処理セリサイト 10.0
本発明品1 10.0
B ジメチコン 7.0
ミリスチン酸イソセチル 5.0
メトキシケイヒ酸オクチル 5.0
(ジフェニルジメチコン/ビニルフェニルジメチコン/
シルセスキオキサン)クロスポリマー 3.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 3.0
水添ポリイソブテン 3.0
(調製方法)B成分をよく混和し、A成分を加えて均一になるまでさらに混和し、容器に充填して製品とした。
(結果)SPF25/PA++、感触の良いファンデーションを得た。
<実施例5>
リキッドファンデーション
(処方) (質量%)
A 水 残部
ブチレングリコール 5.0
グリセリン 2.0
カルボマー 0.1
フェノキシエタノール 3.0
B シクロペンタシロキサン 20.0
顔料酸化チタン 5.0
微粒子酸化亜鉛 6.0
PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2.0
(アクリルサンアルキル/ジメチコン)コポリマー 2.0
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 2.0
フィトステロールイソステアレート 1.0
本発明品4 3.0
色材 適量
(調製方法)B相をディスパーで良く混合後、均一溶液としたA相にホモミキサー攪拌しながら、加えて乳化した。
(結果)使用感に優れた乳液状ファンデーションを得た。紫外線防御能もSPF20、PA++と高い値を示した。
<実施例6>
口紅
(処方) (質量%)
水添ポリイソブテン 60.0
リンゴ酸イソステアリル 10.0
トリオクタノイン 10.0
パルミチン酸デキストリン 3.0
トリイソステアリン酸ジグリセリン 3.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル 3.0
(ジメチコン/メチコン)コポリマー 2.0
ジメチコン 2.0
本発明品3 1.0
ミリスチン酸デキストリン 1.0
ステアリン酸処理酸化チタン 1.0
ステアリン酸表面処理ベンガラ 1.0
ステアリン酸表面処理マイカ 1.0
その他色材、香料 残部
(調製方法)下記の処方にて、ロールミルを使用して、均一に混和して作成した。
(結果)唇への付着性に優れ、鮮やかな色調の口紅が得られた。
<実施例7>
マスカラ
(処方) (質量%)
A 黒酸化鉄 5.0
アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム 30.0
防腐剤 適量
水 10.0
B 軽質イソパラフィン 30.0
固形パラフィン 8.0
ラノリンワックス 8.0
セスキオレイン酸ソルビタン 4.0
本発明品5 3.0
香料 適量
(調製方法)A相をホモミキサーで均一分散したのち、Bを加え、ホモミキサーで均一に乳化分散した後、容器に充填して製品とした。
(結果)伸びの良いマスカラが得られた。
<実施例8>
保湿クリーム
(処方) (質量%)
A スクワラン 3.0
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
イソオクタン酸セチル 3.0
ジメチコン6mm/s 8.0
ステアリン酸グリセリル 0.5
トリステアリン酸ポリグリセリル-6 0.8
セチルアルコール 0.5
ステアリルアルコール 0.5
ベヘニルアルコール 1.0
本開発品1 1.0
B ステアリン酸ポリグリセリル-10 3.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
グリセリン 5.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
キサンタンガム 0.1
カルボマー 0.1
水酸化ナトリウム 適量
防腐剤 適量
水 残部
(調製方法)A相を80℃にて均一溶解し、ディスパーミキサーで攪拌しなら、80℃に 加熱したB相に加えて乳化した。
(結果)油性感の少ないさっぱりしたクリームを得た。
本発明の表面処理粉体は、合成高分子でなければ困難だった使用感と肌への密着性に優れた粉体であるため、これを用いて化粧の使用感が良い化粧料を提供する。

Claims (2)

  1. 粒子径が200μm以下の合成球状炭酸カルシウム粉末に、融点が40℃以上の固形のエステル結合を有するワックスを被覆処理してなることを特徴とする表面処理粉体。
  2. 請求項1に記載の表面処理粉体を含有することを特徴とする化粧料。
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