JP2015143118A - 詰め替え容器 - Google Patents

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義幸 角田
古原 裕嗣
Hirotsugu Kohara
裕嗣 古原
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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うこと。【解決手段】本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされた挿入筒3と、注入口の開口端縁に係止するフック部40と、フック部と挿入筒とを連結する突片本体41とを備える操作突片4とを備え、挿入筒は、主開口部22が形成された主筒部3Aと、主開口部よりも開口面積が小さい副開口部31が形成された副筒部3Bとを備え、主筒部には主開口部を閉塞し、少なくとも一部が弱化部24で囲まれた主閉塞部材23が形成され、副筒部には副開口部を閉塞し、少なくとも一部が弱化部33で囲まれた副閉塞部材32が形成され、突片本体は、一端部41aが主閉塞部材に連結され且つ他端部41bがフック部に連結され、副閉塞部材は突片本体に連結されている詰め替え容器1を提供する。【選択図】図5

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、該注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた挿入筒と、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記注入口の開口端縁に係止するフック部と、該フック部と前記挿入筒とを連結する突片本体と、を備える操作突片と、を備え、前記挿入筒は、先端部に主開口部が形成された主筒部と、先端部に前記主開口部よりも開口面積が小さい副開口部が形成された副筒部と、を備え、前記主筒部には、前記主開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた主閉塞部材が形成され、前記副筒部には、前記副開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた副閉塞部材が形成され、前記突片本体は、一端部が前記主閉塞部材に連結され、且つ他端部が前記フック部に連結され、前記副閉塞部材は、前記突片本体に連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、フック部が容器軸方向に沿った容器本体の外側に向けて開口しているので、該フック部を本容器の注入口の開口端縁に係止させながら、挿入筒を本容器の注入口に対して向かい合わせに配置することができる。そのため、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、主筒部及び副筒部を備える挿入筒を本容器の内側に差し込むように移動させることができる。このとき、フック部が係止しているので、本容器の内側への挿入筒の移動に伴って突片本体が徐々に張った状態となり、しだいに該突片本体を介して主閉塞部材及び副閉塞部材に対して相対的に引張力を作用させることができる。
従って、弱化部を破断しながら主閉塞部材及び副閉塞部材を徐々に変形或いは変位させることができ、閉塞していた主開口部及び副開口部をそれぞれ開放することができる。その結果、これら主開口部及び副開口部を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
以上のように、フック部を係止した状態で、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまで、主開口部及び副開口部は主閉塞部材及び副閉塞部材によってそれぞれ閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えることができるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
ところで、挿入筒が主筒部及び副筒部を備えているので、これら2つの筒部を利用して内容物の詰め替え作業を行うことができる。このとき、主開口部よりも副開口部の開口面積の方が小さいので、主に主開口部を通じて内容物を積極的に注出することができ、副開口部を空気置換用の開口部として利用することが可能である。つまり、副筒部を、空気置換用の空気導入筒として利用することができる。
従って、空気置換を適切に行いながら、詰め替え容器から本容器内に内容物をスムーズに移動させることができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
(2)前記副閉塞部材は、前記突片本体の他端部に連結されていても良い。
この場合には、副閉塞部材が突片本体の他端部に連結されているので、詰め替え作業を行う際に、最初に主閉塞部による閉塞を解いて主開口部を開放させ、その後に、副閉塞部による閉塞を解いて副開口部を開放させることができる。そのため、主開口部を通じた内容物の注出経路を先に確保した後に、副開口部を通じて空気置換を行えるので、内容物の飛散を効果的に防止しながら、スムーズな詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。さらに、空気置換を適切に行うことができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す詰め替え容器の上面図である。 図1に示す詰め替え容器を操作突片側から見た側面図である。 図1に示すB−B断面図である。 図1に示す状態から、詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図5に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、主開口部を開放した状態を示す縦断面図である。 図6に示す状態から、詰め替え容器と本容器とをさらに容器軸方向に相対的に接近移動させて、副開口部を開放した状態を示す縦断面図である。 図7に示す状態から、詰め替え容器と本容器とをさらに容器軸方向に相対的に接近移動させて、主筒部及び副筒部を本容器の注入口内に完全に挿入した状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の実施形態について図面を参照して説明する。
(詰め替え容器の構成)
図1〜図3に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図5参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされた挿入筒3と、操作突片4と、を備えている。
なお、本実施形態では容器本体2の中心軸線を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿った挿入筒3側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
(容器本体)
容器本体2は、横断面視楕円状に形成され、上端部には円筒状の口部2aが形成されている。但し、容器本体2の形状はこの場合に限定されるものではなく、例えば横断面視で円形状や多角形状に形成されていても良い。
(挿入筒)
挿入筒3は、主筒部3A及び副筒部3Bの2つの筒部が一体的に形成された筒部とされ、容器本体2の口部2aから容器軸O方向に沿って上方に向けて延在している。挿入筒3の下端部には、主筒部3A及び副筒部3Bに装着筒10が一体的に形成されている。挿入筒3は、この装着筒10を介して容器本体2の口部2aに装着されている。
装着筒10は、挿入筒3より大径に形成されると共に容器本体2の口部2aに螺着された周壁部11と、挿入筒3の下端部と周壁部11の上端部とを連結し、且つ口部2aの開口端縁上に配置された環状のフランジ部12と、を備えている。
フランジ部12の上面には、周方向に間隔をあけて複数の突当り突部13が形成されている。これら突当り突部13は、径方向に延びた板片であり、挿入筒3における主筒部3Aの下端部の外周面に一体形成されている。図示の例では、突当り突部13は、主筒部3Aのうち後述する湾曲壁部20における下端部の外周面に対しても一体形成されている。
フランジ部12には、容器本体2の口部2aの内側に嵌合するシール筒14が形成されており、口部2aと装着筒10との間を例えば液密にシールしている。なお、図示の例では、周壁部11を容器本体2の口部2aに対して螺着したが、この場合に限定されるものではなく、例えばアンダーカット嵌合させても構わない。
主筒部3Aは、図1〜図4に示すように、下端部から上端部に亘って、湾曲壁部20と平坦壁部21とで横断面視D形状に形成されている。湾曲壁部20は、周方向に沿って形成され、主筒部3Aの略半周に亘って延在している。平坦壁部21は、湾曲壁部20の周方向の両端部を接続する壁部であり、平面視直線状に延在している。なお、平坦壁部21は、装着筒10におけるフランジ部12の下面と同程度、或いはフランジ部12の下面よりも下方に延びるように形成されている。図示の例では、平坦壁部21は、フランジ部12の下面よりも下方に延びるように形成されている。
主筒部3Aの上端部は、容器軸Oに対して直交するようにカットされており、これによって形成された開口部分が主開口部22とされている。なお、主開口部22は、容器軸Oに対して直交する場合に限定されるものではなく、例えば容器軸Oに対して傾斜しても良いし、下方或いは上方に向けて突の曲面上に形成されていても良いし、階段状や波形状に形成されても良い。
主開口部22は、主閉塞部材23によって閉塞されている。この主閉塞部材23は、主筒部3Aの横断面視形状に対応するように平面視D形状に形成された板状とされ、その一部は破断可能な弱化部24で囲まれた破断部23aとされている。
図示の例では、平坦壁部21側から湾曲壁部20側に向けて2本の弱化部24が主閉塞部材23の面内において平行に延びた後、これら2本の弱化部24が互いに漸次接近するように延びて1点で合流するように形成されている。よって、これら2本の弱化部24で囲まれた部分が破断部23aとされている。なお、主閉塞部材23のうち少なくとも破断部23aについては、変形可能(例えば弾性変形可能)とされている。
副筒部3Bは、下端部から上端部に亘って、主筒部3Aの平坦壁部21と3つの側壁部30とで横断面視長方形状に形成されている。つまり、副筒部3Bは、主筒部3Aの平坦壁部21を利用(兼用)して形成され、平坦壁部21に対して一体的に形成されている。また、副筒部3Bは、主筒部3Aよりも低く形成されていると共に、主筒部3Aよりも周方向に沿った幅が幅狭に形成されている。
副筒部3Bの上端部には、主開口部22よりも開口面積が小さい副開口部31が形成されている。副開口部31は、副閉塞部材32によって閉塞されている。この副閉塞部材32は、平坦壁部21と、副筒部3Bを構成する3つの側壁部30の上端縁とに対して、それぞれ破断可能な弱化部33を介して連結されている。よって、副閉塞部材32は、弱化部33が破断することで副筒部3Bから切り離し可能とされている。
(操作突片)
図1〜図3に示すように、操作突片4は、上方に向けて開口し、本容器Aの注入口A1の開口端縁に係止可能なフック部40と、フック部40と挿入筒3とを連結する突片本体41と、を備えている。
突片本体41は、容器軸Oを径方向に跨ぐ帯状に形成され、一端部41aが主閉塞部材23の破断部23aに連結され、且つ他端部41bが主筒部3Aの径方向外側に配置されてフック部40に連結されている。よって、突片本体41のうち一端部41aと他端部41bとの間に位置する部分41cが容器軸O上に位置している。また、突片本体41の他端部41bは、一端部41aよりも下方に位置している。
つまり、図示の例では、突片本体41の一端部41a及び他端部41bが容器軸Oを挟んで反対となる位置に各別に配置されていると共に、他端部41bが一端部41aよりも下方側に配置されている。また、突片本体41の一端部41aは主閉塞部材23から上方に延在しており、突片本体41のうち一端部41aと他端部41bとの間に位置する部分41cは上方に向けて突の曲線状に形成されている。
フック部40は、突片本体41の他端部41bに接続され、下方に向けて突出する内側部40aと、内側部40aの下端から径方向外側に延びる連結部40bと、連結部40bの径方向の外端から上方に向けて突出する外側部40cと、を備えている。そして、このフック部40は、周方向の両方向に開口しており、周方向に沿った幅は突片本体41の周方向に沿った幅と同等とされている。なお、フック部40の幅は、周方向に沿った副筒部3Bの幅よりも幅狭とされている。
なお、操作突片4のうち、フック部40における外側部40cの径方向外側を向く外面は、装着筒10の外周面よりも径方向外側に位置し、且つ容器本体2の胴部の外周面よりも径方向内側に位置している。
ところで、上述した突片本体41と副閉塞部材32とは、連結片50を介して連結されている。具体的には、副閉塞部材32は、連結片50を介して突片本体41の他端部41bとフック部40の内側部40aとの接続部分に対して連結されている。なお、連結片50は、周方向に沿った幅が突片本体41の周方向に沿った幅と同等とされている。
さらに、主筒部3Aには上記操作突片4を保護する保護突起60が設けられている。
この保護突起60は、主筒部3Aの上端部から上方に向けて突出するように配設されている。具体的には、保護突起60は、突片本体41の一端部41aを間に挟んで容器軸Oとは径方向の反対側に位置する部分に配設されている。図示の例では、保護突起60は、主筒部3Aのうち、湾曲壁部20の上端部における周方向の中央部に配設されている。なお、突片本体41の一端部41aは、主閉塞部材23における破断部23aのうち、保護突起60の径方向内側に隣接する部分に連結されている。
なお、保護突起60の上端部は、操作突片4の上端部に対して容器軸O方向に沿う位置が操作突片4の上端部よりも上方に位置している。
また、保護突起60は、主筒部3Aの外周面よりも径方向外側に突出していない。図示の例では、保護突起60の外表面のうち径方向外側を向く外側面60aが周方向に沿って湾曲しており、主筒部3Aの外周面とほぼ面一とされている。従って、保護突起60は、主筒部3Aと共に本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされている。
なお、保護突起60の周方向の幅は、突片本体41の一端部41aの周方向の幅より大きく形成されている。また、保護突起60の外表面のうち操作突片4側を向く内側面60bは平坦面とされている。
(詰め替え容器の使用)
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器Aを正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器Aの上方に配置させた後、図5に示すように、突片本体41の他端部41bに連結されたフック部40を本容器Aの注入口A1の開口端縁に係止させながら、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせる。
詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせることで、主筒部3A、保護突起60及び突片本体41が注入口A1内に進入する。また、突当り突部13が注入口A1の開口端縁の上方に位置すると共に、フランジ部12の一部がフック部40の上方に位置する。
なお、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った挿入筒3側が下側、容器本体2側が上側となる。
続いて、図6に示すように、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させ、挿入筒3を本容器Aの内側に差し込むように下方に移動させる。このとき、フック部40が注入口A1の開口端縁に係止しているので、本容器Aの内側への挿入筒3の移動に伴って、突片本体41が徐々に張った状態となる。
従って、突片本体41の一端部41aに接続されている主閉塞部材23の破断部23aに対して、相対的に引張力を作用させることができる。これにより、弱化部24を破断しながら主閉塞部材23の破断部23aを、容器軸Oを径方向に挟む保護突起60の反対側に向けて変形或いは変位させることができ、閉塞していた主開口部22を開放することができる。これにより、主開口部22を通じて、容器本体2内の内容物を本容器A内で注出させはじめることができる。
本容器Aの内側に挿入筒3をさらに移動させると、図7に示すように、突片本体41の他端部41bに連結片50を介して接続されている副閉塞部材32の弱化部33に対して、相対的に引張力を作用させることができる。これにより、弱化部33を破断しながら副閉塞部材32を副筒部3Bから切り離して除去することができ、閉塞していた副開口部31を開放することができる。
その結果、主開口部22及び副開口部31の両方を通じて容器本体2内の内容物を本容器A内に注出することができ、本容器A内への詰め替えを行うことができる。
なお、挿入筒3を本容器Aの注入口A1内に完全に差し込んだ状態では、図8に示すように、突当り突部13が注入口A1の開口端縁に当接するので、注入口A1の開口端縁と、装着筒10のフランジ部12の上面と、の間に隙間を確保することができる。従って、この隙間を通じて本容器A内の空気置換を行うことができるので内容物の詰め替え作業をスムーズに行える。
以上説明したように、本実施形態の詰め替え容器1によれば、フック部40を係止した状態で、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
しかも、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、主開口部22及び副開口部31は主閉塞部材23及び副閉塞部材32によってそれぞれ閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器Aに詰め替えられるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
ところで、挿入筒3が主筒部3A及び副筒部3Bを備えているので、これら2つの筒部を利用して内容物の詰め替え作業を行うことができる。このとき、主開口部22よりも副開口部31の開口面積の方が小さいので、主に主開口部22を通じて内容物を積極的に注出することができ、副開口部31を空気置換用の開口部として利用することが可能である。つまり、副筒部3Bを、空気置換用の空気導入筒として利用することができる。
従って、空気置換を適切に行いながら、詰め替え容器1から本容器A内に内容物をスムーズに移動させることができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
特に、主筒部3Aと副筒部3Bとを区画している平坦壁部21がフランジ部12よりも上方に延びているので、副筒部3B内を流れる空気が、主筒部3A内を積極的に流れている内容物の流れの影響を受け難く、乱され難い。従って、より適切且つ安定した空気置換を行うことができ、スムーズな詰め替え作業を行うことができる。
なお、平坦壁部21がフランジ部12と同程度の長さであっても、同様の効果を奏功することができる。
しかも、詰め替え作業を行う際に、最初に主閉塞部材23による閉塞を解いて主開口部22を開放させ、その後に、副閉塞部材32による閉塞を解いて副開口部31を開放させることができる。そのため、主開口部22を通じた内容物の注出経路を先に確保した後に、副開口部31を通じて空気置換を行えるので、内容物の飛散を効果的に防止しながら、スムーズな詰め替え作業を行うことができる。
さらに、主筒部3Aに保護突起60が設けられているので、例えば落下等したときに、操作突片4に外部部材等が接触することを防止でき、操作突片4に外力が直接的に加わることを防止できる。従って、操作突片4に不意に外力が加わることを抑制でき、意図せずに開封がなされてしまうことを防止できる。従って、フック部40による効果と相まって、内容物の品質及び製品信頼性を向上することができる。
また、保護突起60は、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされているので、例えば図7に示すように、保護突起60を注入口A1の内側に摺接させながら、保護突起60と共に挿入筒3を注入口A1内に差し込めるので、差し込み操作を容易に行い易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、容器本体2や本容器Aをスクイズ変形可能に薄肉に形成し、スクイズ変形させながら詰め替え作業を行っても構わない。また、挿入筒3の下端部に装着筒10を一体的に形成し、該装着筒10を介して容器本体2の口部2aに対して挿入筒3を着脱可能に構成したが、容器本体2の口部2aと挿入筒3とを一体形成しても構わない。
また、上記実施形態では、保護突起60や突当り突部13を設けたが構成としたが、これらは必須な構成ではなく設けなくても構わない。
また、上記実施形態では、主閉塞部材23の一部が破断部23aとされている場合を例に挙げて説明したが、主開口部22の開口周縁部に、その全周に亘って破断可能な弱化部24を介して主閉塞部材23を連結することで、主閉塞部材23の全体を副閉塞部材32と同様に取り除くように構成しても構わない。
A…本容器
A1…注入口
O…容器軸
1…詰め替え容器
2…容器本体
2a…容器本体の口部
3…挿入筒
3A…主筒部
3B…副筒部
4…操作突片
22…主開口部
23…主閉塞部材
24、33…弱化部
31…副開口部
32…副閉塞部材
40…フック部
41…突片本体
41a…突片本体の一端部
41b…突片本体の他端部

Claims (2)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた挿入筒と、
    容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記注入口の開口端縁に係止するフック部と、該フック部と前記挿入筒とを連結する突片本体と、を備える操作突片と、を備え、
    前記挿入筒は、先端部に主開口部が形成された主筒部と、先端部に前記主開口部よりも開口面積が小さい副開口部が形成された副筒部と、を備え、
    前記主筒部には、前記主開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた主閉塞部材が形成され、
    前記副筒部には、前記副開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた副閉塞部材が形成され、
    前記突片本体は、一端部が前記主閉塞部材に連結され、且つ他端部が前記フック部に連結され、
    前記副閉塞部材は、前記突片本体に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記副閉塞部材は、前記突片本体の他端部に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1179223A (ja) * 1997-09-09 1999-03-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd ディスペンサー
JP2012066835A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Kao Corp 斜め注出口の開封構造
JP2012210954A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Yoshino Kogyosho Co Ltd 詰め替え容器

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