JP2015143118A - 詰め替え容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた挿入筒と、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記注入口の開口端縁に係止するフック部と、該フック部と前記挿入筒とを連結する突片本体と、を備える操作突片と、を備え、前記挿入筒は、先端部に主開口部が形成された主筒部と、先端部に前記主開口部よりも開口面積が小さい副開口部が形成された副筒部と、を備え、前記主筒部には、前記主開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた主閉塞部材が形成され、前記副筒部には、前記副開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた副閉塞部材が形成され、前記突片本体は、一端部が前記主閉塞部材に連結され、且つ他端部が前記フック部に連結され、前記副閉塞部材は、前記突片本体に連結されていることを特徴とする。
従って、弱化部を破断しながら主閉塞部材及び副閉塞部材を徐々に変形或いは変位させることができ、閉塞していた主開口部及び副開口部をそれぞれ開放することができる。その結果、これら主開口部及び副開口部を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
従って、空気置換を適切に行いながら、詰め替え容器から本容器内に内容物をスムーズに移動させることができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
(詰め替え容器の構成)
図1〜図3に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図5参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされた挿入筒3と、操作突片4と、を備えている。
容器本体2は、横断面視楕円状に形成され、上端部には円筒状の口部2aが形成されている。但し、容器本体2の形状はこの場合に限定されるものではなく、例えば横断面視で円形状や多角形状に形成されていても良い。
挿入筒3は、主筒部3A及び副筒部3Bの2つの筒部が一体的に形成された筒部とされ、容器本体2の口部2aから容器軸O方向に沿って上方に向けて延在している。挿入筒3の下端部には、主筒部3A及び副筒部3Bに装着筒10が一体的に形成されている。挿入筒3は、この装着筒10を介して容器本体2の口部2aに装着されている。
フランジ部12の上面には、周方向に間隔をあけて複数の突当り突部13が形成されている。これら突当り突部13は、径方向に延びた板片であり、挿入筒3における主筒部3Aの下端部の外周面に一体形成されている。図示の例では、突当り突部13は、主筒部3Aのうち後述する湾曲壁部20における下端部の外周面に対しても一体形成されている。
図示の例では、平坦壁部21側から湾曲壁部20側に向けて2本の弱化部24が主閉塞部材23の面内において平行に延びた後、これら2本の弱化部24が互いに漸次接近するように延びて1点で合流するように形成されている。よって、これら2本の弱化部24で囲まれた部分が破断部23aとされている。なお、主閉塞部材23のうち少なくとも破断部23aについては、変形可能(例えば弾性変形可能)とされている。
図1〜図3に示すように、操作突片4は、上方に向けて開口し、本容器Aの注入口A1の開口端縁に係止可能なフック部40と、フック部40と挿入筒3とを連結する突片本体41と、を備えている。
この保護突起60は、主筒部3Aの上端部から上方に向けて突出するように配設されている。具体的には、保護突起60は、突片本体41の一端部41aを間に挟んで容器軸Oとは径方向の反対側に位置する部分に配設されている。図示の例では、保護突起60は、主筒部3Aのうち、湾曲壁部20の上端部における周方向の中央部に配設されている。なお、突片本体41の一端部41aは、主閉塞部材23における破断部23aのうち、保護突起60の径方向内側に隣接する部分に連結されている。
なお、保護突起60の上端部は、操作突片4の上端部に対して容器軸O方向に沿う位置が操作突片4の上端部よりも上方に位置している。
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について説明する。
しかも、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、主開口部22及び副開口部31は主閉塞部材23及び副閉塞部材32によってそれぞれ閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器Aに詰め替えられるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
従って、空気置換を適切に行いながら、詰め替え容器1から本容器A内に内容物をスムーズに移動させることができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
なお、平坦壁部21がフランジ部12と同程度の長さであっても、同様の効果を奏功することができる。
また、保護突起60は、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされているので、例えば図7に示すように、保護突起60を注入口A1の内側に摺接させながら、保護突起60と共に挿入筒3を注入口A1内に差し込めるので、差し込み操作を容易に行い易い。
また、上記実施形態では、保護突起60や突当り突部13を設けたが構成としたが、これらは必須な構成ではなく設けなくても構わない。
A1…注入口
O…容器軸
1…詰め替え容器
2…容器本体
2a…容器本体の口部
3…挿入筒
3A…主筒部
3B…副筒部
4…操作突片
22…主開口部
23…主閉塞部材
24、33…弱化部
31…副開口部
32…副閉塞部材
40…フック部
41…突片本体
41a…突片本体の一端部
41b…突片本体の他端部
Claims (2)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた挿入筒と、
容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記注入口の開口端縁に係止するフック部と、該フック部と前記挿入筒とを連結する突片本体と、を備える操作突片と、を備え、
前記挿入筒は、先端部に主開口部が形成された主筒部と、先端部に前記主開口部よりも開口面積が小さい副開口部が形成された副筒部と、を備え、
前記主筒部には、前記主開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた主閉塞部材が形成され、
前記副筒部には、前記副開口部を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた副閉塞部材が形成され、
前記突片本体は、一端部が前記主閉塞部材に連結され、且つ他端部が前記フック部に連結され、
前記副閉塞部材は、前記突片本体に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1に記載の詰め替え容器において、
前記副閉塞部材は、前記突片本体の他端部に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014017144A JP6240521B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 詰め替え容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014017144A JP6240521B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 詰め替え容器 |
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JP2015143118A true JP2015143118A (ja) | 2015-08-06 |
JP6240521B2 JP6240521B2 (ja) | 2017-11-29 |
Family
ID=53888474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014017144A Active JP6240521B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6240521B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1179223A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-23 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ディスペンサー |
JP2012066835A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Kao Corp | 斜め注出口の開封構造 |
JP2012210954A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
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2014
- 2014-01-31 JP JP2014017144A patent/JP6240521B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1179223A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-23 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ディスペンサー |
JP2012066835A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Kao Corp | 斜め注出口の開封構造 |
JP2012210954A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6240521B2 (ja) | 2017-11-29 |
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