JP2015138122A5 - - Google Patents

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物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群と、正の屈折力の後群から構成され、ズーミングに際して前記前群と前記後群が互いに異なる軌跡で移動する光学系において、前記後群はフォーカシングに際して移動する正の屈折力のレンズ系LFを有し、前記レンズ系LFは、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズユニットGA、正または負の屈折力のレンズユニットGBを有し、前記レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面凹形状であることを特徴としている。
最も大きな空気間隔を隔てて、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群と、正の屈折力の後群から構成される光学系において、前記後群はフォーカシングに際して移動する正の屈折力のレンズ系LFを有し、前記レンズ系LFは、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズユニットGA、正または負の屈折力のレンズユニットGBを有し、前記レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面凹形状であることを特徴としている。
本発明の光学系は、単一焦点距離の撮影光学系よりなるときは、最も大きな空気間隔を隔てて(境に、又はズームレンズのときは広角端において最も大きな空気間隔を境に、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群LAと、正の屈折力の後群LBから構成される。後群LBはフォーカシングに際して光軸上を移動する正の屈折力のレンズ系LFを有する。
レンズ系LFは、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズユニットGA、正または
負の屈折力のレンズユニットGBを有し、レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面が
凹形状である。ここでレンズユニットとは単一レンズ又は複数のレンズを接合した接合レ
ンズをいう。
各実施例の光学系において、後群LBは光軸上を移動してフォーカスを行う正の屈折力のレンズ系LFを有している。レンズ系LFは、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズユニットGA、正または負の屈折力のレンズユニットGBを有している。レンズユニットGB最も物体側のレンズ面凹形状である。超広画角レンズを設計する際には、前玉有効径があまり増大しないようにしつつ、画面全体で良好なる光学性能を得ることが重要になってくる。
レンズユニットGAは、負レンズと該負レンズの像側に隣接して配置された正レンズを接合した接合レンズGAAからなる。接合レンズGAAを構成する負レンズの材料の屈折率をNnz、接合レンズGAAを構成する正レンズの材料の屈折率をNpzとする。前群LAの焦点距離をfLAzとする。後群LBの焦点距離をfLBzとする。
レンズユニットGAは、負レンズと該負レンズの像側に隣接して配置された正レンズを接合した接合レンズGAAからなる。接合レンズGAAを構成する負レンズの材料の屈折率をNn、接合レンズGAAを構成する正レンズの材料の屈折率をNpとする。前群LAの焦点距離をfLAとする。後群LBの焦点距離をfLBとする。このとき次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
各実施例において好ましくは次の構成をとるのが良い。各実施例において、レンズユニットGBは負の屈折力を有するのが良い。レンズユニットGBが負の屈折力を有することで、正の屈折力のレンズユニットGAの屈折力を強くすることが出来、レンズユニットGAの最も物体側のレンズ面の曲率半径を小さくし易い。このため、近距離へのフォーカシングに際して像面湾曲の補正が容易となる。また、レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面を凹形状としている。これによれば、フォーカス用のレンズ系LFで発生する球面収差を補正することが容易となる。

Claims (25)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群と、正の屈折力の後群から構成され、ズーミングに際して前記前群と前記後群が互いに異なる軌跡で移動する光学系において、
    前記後群はフォーカシングに際して移動する正の屈折力のレンズ系LFを有し、前記レンズ系LFは、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズユニットGA、正または負の屈折力のレンズユニットGBを有し、前記レンズユニットGB最も物体側のレンズ面凹形状であることを特徴とする光学系。
  2. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記前群は像側へ凸状の軌跡で移動し、前記後群は物体側へ移動することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記レンズ系LFの焦点距離をffz、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    3.0<ffz/fw<15.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
  4. 前記レンズユニットGAの最も物体側のレンズ面の曲率半径をR1az、前記レンズ系LFの焦点距離をffzとするとき、
    0.1<R1az/ffz<0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  5. 前記レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面の曲率半径をR1bz、前記レンズ系LFの焦点距離をffzとするとき、
    0.1<|R1bz/ffz|<0.6
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  6. 前記レンズユニットGAの最も像側のレンズ面と前記レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面により形成される空気レンズの焦点距離をfabz、前記レンズ系LFの焦点距離をffzとするとき、
    0.3<|fabz/ffz|<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  7. 前記レンズユニットGBは負の屈折力を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  8. 広角端におけるレンズ全長をLw、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、8.0<Lw/fw<20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  9. 前記レンズユニットGAは、負レンズと該負レンズの像側に隣接して配置された正レンズ接合された接合レンズGAAからなり、前記接合レンズGAAを構成する負レンズの材料の屈折率をNnz、前記接合レンズGAAを構成する正レンズの材料の屈折率をNpzとするとき、
    1.1<Nnz/Npz<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  10. 前記前群の焦点距離をfLAz、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    1.0<|fLAz/fw|<2.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  11. 前記後群の焦点距離をfLBz、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    2.0<fLBz/fw<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光学系。
  12. 前記前群は負の屈折力の第1レンズ群より構成され、前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光学系。
  13. 前記レンズ系LFは前記第2レンズ群であることを特徴とする請求項12に記載の光学系。
  14. 最も大きな空気間隔を隔てて物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群と、正の屈折力の後群から構成される光学系において、
    前記後群は、フォーカシングに際して移動する正の屈折力のレンズ系LFを有し、前記レンズ系LFは、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズユニットGA、正または負の屈折力のレンズユニットGBを有し、前記レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面凹形状であることを特徴とする光学系。
  15. 前記レンズ系LFの焦点距離をff、全系の焦点距離をfとするとき、
    3.0<ff/f<15.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14に記載の光学系。
  16. 前記レンズユニットGAの最も物体側のレンズ面の曲率半径をR1a、前記レンズ系LFの焦点距離をffとするとき、
    0.1<R1a/ff<0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14又は15に記載の光学系。
  17. 前記レンズユニットGBの最も物体側のレンズ面の曲率半径をR1b、前記レンズ系LFの焦点距離をffとするとき、
    0.1<|R1b/ff|<0.6
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の光学系。
  18. 前記レンズユニットGAの最も像側のレンズ面とレンズユニットGBの最も物体側のレンズ面により形成される空気レンズの焦点距離をfab、前記レンズ系LFの焦点距離をffとするとき、
    0.3<|fab/ff|<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に記載の光学系。
  19. 前記レンズユニットGBは負の屈折力を有することを特徴とする請求項14乃至18のいずれか1項に記載の光学系。
  20. レンズ全長をL、全系の焦点距離をfとするとき、
    8.0<L/f<20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14乃至19のいずれか1項に記載の光学系。
  21. 前記レンズユニットGAは、負レンズと該負レンズの像側に隣接して配置された正レンズ接合された接合レンズGAAからなり、前記接合レンズGAAを構成する負レンズの材料の屈折率をNn、前記接合レンズGAAを構成する正レンズの材料の屈折率をNpとするとき、
    1.1<Nn/Np<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14乃至20のいずれか1項に記載の光学系。
  22. 前記前群の焦点距離をfLA、全系の焦点距離をfとするとき、
    1.0<|fLA/f|<2.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14乃至21のいずれか1項に記載の光学系。
  23. 前記後群の焦点距離をfLB、全系の焦点距離をfとするとき、
    2.0<fLB/f<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項14乃至22のいずれか1項に記載の光学系。
  24. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至23のいずれか1項に記載の光学系。
  25. 請求項1乃至24のいずれか1項に記載の光学系と、該光学系によって形成された像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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