JP2015135352A - 体臭判定用指標剤 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)体臭の判定の指標として用いるための体臭判定用指標剤であって、一般式(I):
R1−(CO)−(CO)−R2 (I)
(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表されるジケトン化合物を含有することを特徴とする体臭判定用指標剤、
(2)炭素数2〜5の脂肪酸をさらに含有してなる前記(1)に記載の体臭判定用指標剤、
(3)炭素数6〜10の脂肪酸をさらに含有してなる前記(1)に記載の体臭判定用指標剤、
(4)ノネナールをさらに含有してなる前記(3)に記載の体臭判定用指標剤、
(5)被験試料と前記(1)〜(4)のいずれかに記載の体臭判定用指標剤とを接触させた後、前記体臭判定用指標剤の発するにおいの有無、前記においの強度および前記においの不快度からなる群より選ばれた少なくとも1種を調べ、においの有無、被験試料との接触の有無によるにおいの強度の差異および被験試料との接触の有無によるにおいの不快度の差異からなる群より選ばれた少なくとも1種によって体臭の消臭効果を評価することを特徴とする体臭の消臭効果の評価方法、
(6)デオドラント剤の適用箇所に存在する物質を採取し、当該物質中に含まれる前記(1)〜(4)のいずれかに記載の体臭判定用指標剤の量を調べ、前記体臭判定用指標剤の量によってデオドラント剤の性能を評価することを特徴とするデオドラント剤の評価方法、
(7)皮膚上に存在する物質を採取し、得られた物質中に含まれる前記(1)〜(4)のいずれかに記載の体臭判定用指標剤の量を調べ、当該体臭判定用指標剤の量によって体臭の種類または体臭の強度を判定することを特徴とする体臭の判定方法、
(8)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の体臭判定用指標剤に起因する体臭の発生を抑制するための体臭抑制剤のスクリーニング方法であって、
(A)一般式(I):
R1−(CO)−(CO)−R2 (I)
(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表されるジケトン化合物の産生能を有する微生物を、被験物質および前記ジケトン化合物の前駆体を含有する培地で培養するステップ、
(B)前記ステップ(A)で得られた培養物における前記微生物の生菌数および/または前記ジケトン化合物の量を測定することにより、被験物質がジケトン化合物の生成を抑制するかどうかを判定するステップ、および
(C)前記ステップ(B)において、ジケトン化合物の生成を抑制する被験物質を体臭抑制剤として選択するステップ
を含むことを特徴とする体臭抑制剤のスクリーニング方法、ならびに
(9)前記ジケトン化合物の産生能を有する微生物がスタフィロコッカス・オウレウスおよびスタフィロコッカス・エピデルミディスからなる群より選ばれた少なくとも1種である前記(8)に記載のスクリーニング方法
に関する。
一般式(I):
R1−(CO)−(CO)−R2 (I)
(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表されるジケトン化合物を含有することを特徴とする。
(a)前記体臭判定用指標剤の発するにおいの有無、
(b)被験試料と体臭判定用指標剤との接触前後のにおいの強度の変化、
(c)対照物質と体臭判定用指標剤との接触後の前記体臭判定用指標剤の発するにおいの強度と、被験試料と体臭判定用指標剤との接触後の前記体臭判定用指標剤の発するにおいの強度との間の差異、
(d)被験試料と体臭判定用指標剤との接触前後のにおいの不快度の変化、
(e)対照物質と体臭判定用指標剤との接触後の前記体臭判定用指標剤の発するにおいの不快度と、被験試料と体臭判定用指標剤との接触後の前記体臭判定用指標剤の発するにおいの不快度との間の差異
などにより、被験試料による体臭の消臭効果を評価することができる。
(a)前記デオドラント剤の適用箇所のヘッドスペースガスを採取すること、
(b)前記デオドラント剤の適用箇所に試験片を接触させ、前記試験片に付着した物質を抽出すること、
(c)前記デオドラント剤の適用箇所に直接溶媒を加え、適用箇所に存在する物質を抽出すること
などにより、行なうことができる。
(a)被験者の体表の部位のヘッドスペースガスを採取すること、
(b)被験者の皮膚に試験片を接触させ、前記試験片に付着した物質を抽出すること、
(c)被験者の皮膚に溶媒を接触させ、前記溶媒によって皮膚上に存在する物質を抽出すること
などにより、行なうことができる。
(A) 前記ジケトン化合物の産生能を有する微生物を、被験物質および前記ジケトン化合物の前駆体を含有する培地で培養するステップ、
(B)前記ステップ(A)で得られた培養物における前記微生物の生菌数および/または前記ジケトン化合物の量を測定することにより、被験物質がジケトン化合物の生成を抑制するかどうかを判定するステップ、および
(C)前記ステップ(B)において、ジケトン化合物の生成を抑制する被験物質を、体臭抑制剤として選択するステップ
を含むことを特徴とする。
(a)前記ステップ(A)において、培地Aの代わりに、被験物質を含まず、前記ジケトン化合物の前駆体を含有する培地を用いたことを除き、前記ステップ(A)と同様の操作を行ない、得られた培養物(以下、「培養物B」という)における前記微生物の生菌数を、前記培養物Aにおける前記微生物の生菌数と比較すること、
(b)前記培養物B中に含まれる前記ジケトン化合物の量と、前記培養物A中に含まれる前記ジケトン化合物の量とを比較すること、
(c)前記(a)および(b)の操作を行なうこと
などにより行なうことができる。この場合、
(1)培養物Aにおける前記微生物の生菌数が培養物Bにおける前記微生物の生菌数よりも少ないこと、および/または
(2)培養物A中に含まれる前記ジケトン化合物の量が培養物B中に含まれる前記ジケトン化合物の量よりも少ないこと
を満たす場合、被験物質がジケトン化合物の生成を抑制する物質であると判定することができる。
被験者26人〔40〜50歳代の健康な日本人男性10人および20歳代の健康な日本人男性16人〕それぞれの頭皮および頭髪を無香料シャンプーで洗浄した。パネラー4人〔男性3人および女性1人〕により、洗浄終了から12時間経過時の前頭部、頭頂部、後頭部および側頭部におけるにおいの種類を評価させた。においの種類の評価基準は、以下のとおりである。
汗臭:汗をかいたときの酸っぱいにおい
アブラ臭:古くなった油のにおいに似ており、発酵したようなにおい
アブラ臭を有する被験者が使用した枕カバーは、前記被験者の頭皮と同様にアブラ臭を発する。そこで、アブラ臭を有する被験者に、無臭化した綿製シートを枕カバーとしてかけた枕を就寝時に7日間使用させた。つぎに、綿製シートを回収し、ヘッドスペース分析用バイアル〔スペルコ社製〕に入れた。その後、マイクロ固相抽出法(SPME)用ファイバー〔スペルコ社製〕を前記ヘッドスペース分析用バイアル内に挿入し、綿製シートのヘッドスペース気相部に24時間曝露した。
使用カラム:アジレント テクノロジー(Agilent Technology)社製、商品名:DB−1701(60m×0.25mm×1μm)
使用ガス :ヘリウムガス
温度条件 :40℃(4分間維持)、40℃から160℃までの昇温(昇温速度3℃/min)、160℃で5分間維持および160℃〜260℃までの昇温(昇温速度10℃/min)
イオン化法:電子イオン化法(EI)、60eV
被験者16人〔40〜50歳代の日本人男性16人〕を、頭皮におけるアブラ臭の強い被験者のグループと、頭皮におけるアブラ臭の弱い被験者のグループとにグループ分けした。被験者それぞれの頭皮および頭髪を無香料シャンプーで洗浄した。
試料注入量:1000mL
使用カラム:アジレント テクノロジー(Agilent Technology)社製、商品名:DB−1701(60m×0.25mm×1μm)
使用ガス :ヘリウムガス
温度条件 :40℃(4分間維持)、40℃から160℃までの昇温(昇温速度3℃/min)、160℃で5分間維持および160℃〜260℃までの昇温(昇温速度10℃/min)
イオン化法:電子イオン化法(EI)、60eV
被験者13人〔40〜50歳代の日本人男性13人〕に、無臭化した綿製シートを枕カバーとしてかけた枕を就寝時に7日間使用させた。パネラー4人〔男性3人および女性1人〕により、枕カバーに付着した頭部臭の種類を評価させて頭部臭に占めるアブラ臭の比率を求めた。つぎに、頭部臭に占めるアブラ臭の比率に基づいて、アブラ臭のレベルを評価した。アブラ臭のレベルの評価基準は、以下のとおりである。
0〜9点 :頭部臭におけるアブラ臭の比率0〜9%
10〜19点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率10〜19%
20〜29点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率20〜29%
30〜39点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率30〜39%
40〜49点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率40〜49%
50〜59点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率50〜59%
60〜69点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率60〜69%
70〜79点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率70〜79%
80〜89点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率80〜89%
90〜99点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率90〜99%
100点 :頭部臭に占めるアブラ臭の比率100%
被験者16人〔40〜50歳代の健康な日本人男性16人〕それぞれの頭皮および頭髪を無香料シャンプーで洗浄した。パネラー4人〔男性3人および女性1人〕により、洗浄終了から12時間経過時の頭頂部における頭部臭の強度を評価させた。頭部臭の強度は、以下のとおりである。
0点:におわない
1点:かすかににおう
2点:弱くにおう
3点:はっきりにおう
4点:やや強くにおう
5点:かなり強くにおう
0〜9点 :頭部臭に占めるアブラ臭の比率0〜9%
10〜19点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率10〜19%
20〜29点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率20〜29%
30〜39点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率30〜39%
40〜49点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率40〜49%
50〜59点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率50〜59%
60〜69点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率60〜69%
70〜79点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率70〜79%
80〜89点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率80〜89%
90〜99点:頭部臭に占めるアブラ臭の比率90〜99%
100点 :頭部臭に占めるアブラ臭の比率:100%
頭部臭の強度 0〜2点:弱い頭部臭
頭部臭の強度 3点以上3.5点未満:中程度の頭部臭
頭部臭の強度 3.5点以上:強い頭部臭
アブラ臭のレベル 0〜24点:弱いアブラ臭
アブラ臭のレベル 25〜39点:中程度のアブラ臭
アブラ臭のレベル 40点以上:強いアブラ臭
被験者16人〔30〜50歳代の健康な日本人男性16人〕それぞれの腋窩を無香料石鹸で洗浄した。パネラー4人〔男性3人および女性1人〕により、洗浄終了から24時間経過時の腋窩部における腋臭の強度、においの種類およびその強度を評価させた。腋臭またはにおいの強度の評価基準およびにおいの種類の評価基準は、以下のとおりである。
0点:におわない
1点:かすかににおう
2点:弱くにおう
3点:はっきりにおう
4点:やや強くにおう
5点:かなり強くにおう
肌臭:ミルクのようなにおい。肌本来のにおい
酸臭:蒸れたような酸っぱいにおい
スパイシー臭:クミン油のようなスパイシーなにおい
0〜9点 :腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率0〜9%
10〜19点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率10〜19%
20〜29点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率20〜29%
30〜39点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率30〜39%
40〜49点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率40〜49%
50〜59点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率50〜59%
60〜69点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率60〜69%
70〜79点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率70〜79%
80〜89点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率80〜89%
90〜99点:腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率90〜99%
100点 :腋臭に占める肌臭、酸臭またはスパイシー臭の比率100%
実験例2における被験者のうち、肌臭の強い被験者3人(表1の被験者番号1〜3)、酸臭の強い被験者3人(表1の被験者番号5〜7)およびスパイシー臭の強い被験者3人(表1の被験者番号14〜16)を選択した。各被験者の腋窩を無香料石鹸で洗浄した。その後、無臭化した綿製シートを腋窩部に貼り付けたTシャツを各被験者に着用させ、綿製シートを被験者の腋窩部に接触させた。Tシャツの着用開始から24時間経過後に、Tシャツから綿製シートを回収した。
使用カラム:アジレント テクノロジー(Agilent Technology)社製、商品名:DB−1701(60m×0.25mm×1μm)
使用ガス :ヘリウムガス
温度条件 :−10℃(3分間維持)、−10℃から160℃までの昇温(昇温速度3℃/min)、160℃から280℃までの昇温(昇温速度10℃)および280℃で3分間維持
イオン化法:電子イオン化法(EI)、60eV
実施例5において、被験者として、酸臭の強い被験者および酸臭の弱い被験者を用いたことを除き、実施例5と同様の操作を行ない、被験者の腋窩部に接触させた綿製シートに付着した成分を分析した。実施例6において、酸臭の強い被験者の腋窩部に接触させた綿製シートに付着した成分を分析した結果を図10(A)に、酸臭の弱い被験者の腋窩部に接触させた綿製シートに付着した成分を分析した結果を図10(B)に示す。
表3に示される(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分および希釈剤を、表3に示される組成となるように混合することにより、体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物を得た。
表3に示される(B)成分、(C)成分、(D)成分および希釈剤を、表3に示される組成となるように混合することにより、体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物を得た。
無臭化したバイアルに、実施例7〜12で得られた体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物のいずれかまたは比較例1で得られた体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物0.5gを入れた。その後、25℃、湿度50%に保たれた室内で、パネラー3人〔男性3人〕により、体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物のにおいを評価させ、頭部におけるアブラ臭に対する実施例7〜12で得られた体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物および比較例1で得られた体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物それぞれのにおいの近似レベルを判定した。その結果を表3に示す。体臭判定用指標剤としての擬似頭部臭組成物のにおいの評価基準および頭部におけるアブラ臭に対する近似レベルの判定基準は、以下のとおりである。
5点:明らかに頭部におけるアブラ臭として認識することができる。
4点:頭部におけるアブラ臭として認識することができる。
3点:頭部におけるアブラ臭として少し認識することができる。
2点:頭部におけるアブラ臭としてやや認識し難い。
1点:頭部におけるアブラ臭とは全く認識することができない。
◎ (頭部におけるアブラ臭にかなり近似している)
・・・においの評価点の平均点が4点以上
○ (頭部におけるアブラ臭に近似している)
・・・においの評価点の平均点が3点以上4点未満
△ (頭部におけるアブラ臭とあまり近似していない)
・・・においの評価点の平均点が2点以上3点未満
× (頭部におけるアブラ臭と全く近似していない)
・・・においの評価点の平均点が1点以上2点未満
表4に示される(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分および希釈剤を、表4に示される組成となるように配合することにより、体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物を得た。
表4に示される(B)成分、(C)成分、(D)成分および希釈剤を、表4に示される組成となるように配合することにより、体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物を得た。
無臭化したバイアルに、実施例13〜18で得られた体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物のいずれかまたは比較例2で得られた体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物0.5gを入れた。その後、25℃、湿度50%の環境下で、パネラー3人〔男性3人〕により、体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物のにおいを評価させ、腋窩における酸臭に対する実施例13〜18で得られた体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物および比較例1で得られた体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物それぞれのにおいの近似レベルを判定した。その結果を表3に示す。体臭判定用指標剤としての擬似腋臭組成物のにおいの評価基準および腋窩における酸臭に対する近似レベルの判定基準は、以下のとおりである。
5点:明らかに腋窩における酸臭として認識することができる。
4点:腋窩における酸臭として認識することができる。
3点:腋窩における酸臭として少し認識することができる。
2点:腋窩における酸臭としてやや認識し難い。
1点:腋窩における酸臭とは全く認識することができない。
◎ (腋窩における酸臭にかなり近似している)
・・・においの評価点の平均点が4点以上
○ (腋窩における酸臭に近似している)
・・・においの評価点の平均点が3点以上4点未満
△ (腋窩における酸臭とあまり近似していない)
・・・においの評価点の平均点が2点以上3点未満
× (腋窩における酸臭と全く近似していない)
・・・においの評価点の平均点が1点以上2点未満
ヒトの皮膚に常在する微生物であるスタフィロコッカス属細菌〔スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)、スタフィロコッカス・ホミニス(Staphylococcus hominis ATCC35982)およびスタフィロコッカス・ヘモリティカス(Staphylococcus haemolyticus ATCC29970)〕およびコリネバクテリウム属細菌〔コリネバクテリウム・ジェイケイウム(Corynebacterium jeikeium ATCC43734)、コリネバクテリウム・キセロシス(Corynebacterium xerosis NBRC12684)、コリネバクテリウム・ミヌティスマム(Corynebacterium minutissumum ATCC23348)およびコリネバクテリウム・ストリアタム(Corynebacterium striatum ATCC6940)〕を、炭素源としてジアセチルの前駆体であるピルビン酸をその濃度が2mMとなるように基本培地に添加した培地(基本培地の組成:酵母エキス0.0002質量%、リン酸二水素カリウム0.003質量%、リン酸水素二カリウム0.0019質量%、硫酸マグネシウム七水和物0.0002質量%、塩化ナトリウム0.0014質量%、塩化アンモニウム0.001質量%、塩化マグネシウム0.00001質量%、塩化第一鉄0.00001質量%、塩化カルシウム0.00001質量%)中において、36℃で24時間、210min-1で振盪させながら培養した。得られた培養物を、ピルビン酸の分析のための分析試料として用いた。また、前記培養物に含まれる成分を2,4−ジニトロフェニルヒドラジンで誘導体化し、ジアセチルの分析のための分析試料を得た。得られた分析試料を高速液体クロマトグラフ(以下、「HPLC」という)に供し、培養物におけるピルビン酸の濃度およびジアセチルの濃度が含まれるかどうかを調べた。ピルビン酸の分析条件およびジアセチルの分析条件は、以下のとおりである。
検出波長 :210nm
使用カラム:YMC製、商品名:Hydrospher C18
(250mm×4.6mm*I.D)
カラム温度:30℃
流速 :0.7mL/min
注入量 :20μL
移動層 :20mMリン酸水素ナトリウム水溶液(pH2.5)・0.12M塩化ナトリウム
(20mMリン酸水素ナトリウム水溶液のpHを、リン酸で2.5に調整した後、得られた混合物に、塩化ナトリウムをその濃度が0.12Mとなるように溶解させた溶液)
検出波長 :365nm
使用カラム:YMC製、商品名:Hydrospher C18
(250mm×4.6mm*I.D)
カラム温度:50℃
流速 :1mL/min
注入量 :0.1mL
移動層 :アセトニトリルと水を1:1の割合で混合した溶液
スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)を、基本培地にピルビン酸、乳酸、アラニン、グリシンまたはセリン(0.0002質量%)を炭素源として補った培地(基本培地の組成:酵母エキス0.0002質量%、リン酸二水素カリウム0.003質量%、リン酸水素二カリウム0.0019質量%、硫酸マグネシウム七水和物0.0002質量%、塩化ナトリウム0.0014質量%、塩化アンモニウム0.001質量%、塩化マグネシウム0.00001質量%、塩化第一鉄0.00001質量%、塩化カルシウム0.00001質量%)中において、36℃で5時間、210min-1で振盪させながら培養した。得られた培養物に含まれる成分を2,4−ジニトロフェニルヒドラジンで誘導体化し、分析試料を得た。得られた分析試料をHPLCに供し、培養物におけるジアセチルの濃度を調べた。なお、培地における酵母エキス、ピルビン酸、乳酸、アラニン、グリシンまたはセリンの濃度は、2mMとした。また、HPLC測定条件は、以下のとおりである。
検出波長 :365nm
使用カラム:YMC製、商品名:Hydrospher C18
(250mm×4.6mm*I.D)
カラム温度:50℃
流速 :1mL/min
注入量 :0.1mL
移動層 :アセトニトリルと水を1:1の割合で混合した溶液
基本培地に被験物質および乳酸をそれぞれの濃度が0.01質量%および2mMとなるように添加した培地(基本培地の組成:酵母エキス0.0002質量%、リン酸二水素カリウム0.003質量%、リン酸水素二カリウム0.0019質量%、硫酸マグネシウム七水和物0.0002質量%、塩化ナトリウム0.0014質量%、塩化アンモニウム0.001質量%、塩化マグネシウム0.00001質量%、塩化第一鉄0.00001質量%、塩化カルシウム0.00001質量%)(以下、「培地A」という)に、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)をその濃度が1×107CFU/mLとなるように添加し、210min-1で振盪させながら36℃で6時間培養した。被験物質として、トリクロサン、4−イソプロピル−3−メチルフェノール、トコフェロール、イソパルミチン酸アスコルビルまたはパントテニルアルコールを用いた。なお、トリクロサンおよび4−イソプロピル−3−メチルフェノールは、デオドラント剤における殺菌成分として用いられている物質である。また、乳酸は、ジアセチルの前駆体であると考えられる物質である。
検出波長 :365nm
使用カラム:YMC製、商品名:Hydrospher C18
(250mm×4.6mm*I.D)
カラム温度:50℃
流速 :1mL/min
注入量 :0.1mL
移動層 :アセトニトリルと水を1:1の割合で混合した溶液
ヘッドスペース分析用バイアル〔スペルコ社製〕に、適量の被験物質と、適量の体臭判定用指標剤とを入れ、一定時間放置する。その後、SPME用ファイバー〔スペルコ社製〕を前記ヘッドスペース分析用バイアル内に挿入し、ヘッドスペース気相部に1時間曝露する。
被験者の腋窩を無香料石鹸で洗浄する。つぎに、デオドラント剤を被験者の腋窩に塗布する。その後、無臭化した綿製シートを腋窩部に貼り付けたTシャツを各被験者に着用させ、綿製シートを被験者の腋窩部に接触させる。Tシャツの着用開始から24時間経過後に、Tシャツから綿製シートを回収する。
デオドラント剤を被験者の衣服に噴霧する。その後、デオドラント剤の噴霧から24時間経過後に、衣服を回収する。
Claims (2)
- ジアセチルを含有する体臭判定用指標剤に起因する体臭の発生を抑制するための体臭抑制剤のスクリーニング方法であって、前記体臭が皮膚の表面から発生するにおいである体臭であり、
(A)ジアセチルの産生能を有する微生物を、被験物質およびジアセチルの前駆体を含有する培地で培養するステップ、
(B)前記ステップ(A)で得られた培養物における前記微生物の生菌数および/またはジアセチルの量を測定することにより、被験物質がジアセチルの生成を抑制するかどうかを判定するステップ、および
(C)前記ステップ(B)において、ジアセチルの生成を抑制する被験物質を、体臭抑制剤として選択するステップ
を含むことを特徴とする体臭抑制剤のスクリーニング方法。 - 前記ジアセチルの産生能を有する微生物がスタフィロコッカス・オウレウスおよびスタフィロコッカス・エピデルミディスからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の体臭抑制剤のスクリーニング方法。
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---|---|---|---|
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