WO2019102654A1 - ニオイ検出装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

ニオイの種類を判別する。 ニオイ検出装置は、ニオイに反応する特性が互いに異なる複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dを備える。ニオイ検出装置は、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分(ノネナール、ジアセチル、イソ吉草酸等)とその濃度を特定し、特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類(加齢臭、ミドル脂臭、汗臭等)を判別し、判別されたニオイの種類を出力する。

Description

ニオイ検出装置及びプログラム
 本発明は、ニオイ検出装置及びプログラムに関する。
 通常、ニオイは感覚的なものであり、人間がニオイから受ける印象や程度を客観的に認識することは困難である。体臭や口臭等、一般的に悪臭と考えられるニオイを気にしている人は多いが、人間の嗅覚によって自分自身のニオイをチェックすることは難しい。
 口臭を定量的に測定するために、例えば、検知対象ガスのガス濃度に応じて出力値が変化するガスセンサーにより、人間の呼気に含まれるガス濃度を測定する呼気成分測定装置が利用されている(特許文献1参照)。この装置は、その内部に1個のガスセンサーを備えている。
特開2011-232058号公報
 しかし、ガスセンサーは、特定の検知対象ガスのみに反応するわけではなく、ガスに応じて反応の強弱を含め、反応特性が異なるだけなので、上記従来技術のように、センサーを1個用いた測定装置では、良いニオイにも悪いニオイにも反応してしまい、ニオイの強度しか検出できないという状況が生じていた。例えば、口臭を測定しようとしても、餃子のニオイでも、歯磨き粉のニオイでも同様に反応するため、ニオイの種類を判別することができないという問題があった。
 本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、ニオイの種類を判別することを課題とする。
 上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ニオイに反応する特性が互いに異なる複数のニオイセンサーと、前記複数のニオイセンサーの出力値に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定する特定手段と、前記特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類を判別する判別手段と、前記判別されたニオイの種類を出力する出力手段と、を備えるニオイ検出装置である。
 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のニオイ検出装置において、複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、当該濃度の当該ニオイ成分を対象とした時の前記複数のニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力とし、当該ニオイ成分とその濃度を出力として、予め機械学習させた機械学習結果である識別器を記憶する記憶手段を備え、前記特定手段は、前記識別器を用いて、前記測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定する。
 請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のニオイ検出装置において、前記判別手段は、前記特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、前記ニオイの種類の強度を判別し、前記出力手段は、前記判別されたニオイの種類の強度を出力する。
 請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のニオイ検出装置において、複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、前記ニオイの種類及びその強度を対応付けたテーブルを記憶する第2記憶手段を備え、前記判別手段は、前記テーブルを用いて、前記特定されたニオイ成分とその濃度に対応する前記ニオイの種類とその強度を判別する。
 請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のニオイ検出装置において、前記出力手段は、前記判別されたニオイの種類の強度を表示手段に表示させる。
 請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のニオイ検出装置において、前記出力手段は、前記判別されたニオイの種類を表示手段に表示させる。
 請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のニオイ検出装置において、前記判別手段は、前記ニオイの種類として、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭のうち少なくとも一つを判別する。
 請求項8に記載の発明は、コンピューターを、ニオイに反応する特性が互いに異なる複数のニオイセンサーから出力値を取得する取得手段、前記取得された複数のニオイセンサーの出力値に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定する特定手段、前記特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類を判別する判別手段、前記判別されたニオイの種類を出力する出力手段、として機能させるためのプログラムである。
 本発明によれば、ニオイの種類を判別することができる。
ニオイ検出システムの構成図である。 ニオイ種類判別テーブルの例である。 ニオイ検出処理の概要を示す図である。 ニオイ検出装置において実行されるニオイ検出処理を示すフローチャートである。 スマートフォンに表示される測定結果表示画面の例である。
 以下、図面を参照して、本発明に係るニオイ検出装置の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
 図1に、ニオイ検出システム100の構成を示す。ニオイ検出システム100は、ニオイ検出装置10と、スマートフォン20と、により構成される。ニオイ検出装置10及びスマートフォン20は、近距離無線通信機能を備えており、Bluetooth(登録商標)による相互通信が可能となっている。
 ニオイ検出装置10は、制御部11、4個のニオイセンサー12A,12B,12C,12D、ADC(Analog to Digital Converter:アナログデジタル変換器)13、記憶部14、操作スイッチ15、バッテリー16、通信部17等を備える。
 制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ニオイ検出装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部11は、記憶部14に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
 ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dは、どのようなニオイに強く反応するかといった、ニオイに反応する特性が互いに異なる半導体ガスセンサーである。ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dは、検知対象ガス(主に反応する対象となるガス)の濃度を電気量に変換し、ガス濃度に対応する電気信号を出力する。ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dとして、例えば、VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)検出用ガスセンサー、CO検出用ガスセンサー、水素検出用ガスセンサー、炭化水素検出用ガスセンサー、アルコール検出用ガスセンサー、タバコ検出用ガスセンサー等が用いられる。なお、各ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dは、複数のニオイ成分に対して反応するものであり、一つのニオイ成分のみに対して反応するわけではない。ニオイ成分とは、ニオイを構成する化学物質である。また、ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプのセンサーであってもよい。
 ADC13は、ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、制御部11に出力する。
 記憶部14は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。記憶部14(記憶手段、第2記憶手段)には、識別器141、ニオイ種類判別テーブル142が記憶されている。
 識別器141は、ニオイ検出装置10の開発段階において、外部装置により予め生成された機械学習結果である。機械学習時には、複数のニオイ成分(化学物質)のそれぞれが濃度ごとに用意されている。外部装置では、複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、ニオイセンサー12A,12B,12C,12Dとそれぞれ同種のニオイセンサー(以下、学習用ニオイセンサーという。)の出力値(波形)を取得し、当該濃度の当該ニオイ成分を対象とした時の各学習用ニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力とし、当該ニオイ成分とその濃度を出力として、機械学習させることにより、識別器141を生成する。つまり、複数の学習用ニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力、ニオイ成分とその濃度を出力としたデータのセットを教師データとして、機械学習させる。
 「同種のニオイセンサー」とは、対象とするニオイセンサー12A,12B,12C,12Dと同じ特性を有するセンサー(同じ出力を得られるもの)であり、例えば、同じ型番同士のセンサーである。
 機械学習として、例えば、ニューラルネットワーク、特に、学習ベクトル量子化(LVQ)ニューラルネットワークが用いられる。例えば、学習用ニオイセンサーの出力値であるガス濃度を、測定開始時からの経過時間に沿ってプロットして得られた波形の立ち上がり方、ピーク値等を特徴量として、識別器141が構築されている。
 ニオイ成分としては、ノネナール、ジアセチル、イソ吉草酸、アンモニア等、悪臭の原因となる成分が挙げられる。ノネナールは、加齢臭(加齢に伴い発生する体臭)の原因となる成分である。ジアセチルは、ミドル脂臭(中年男性に多い脂っぽい体臭)の原因となる成分である。イソ吉草酸は、汗臭(汗による体臭)の原因となる成分である。
 また、識別器141には、所定のニオイを対象とした時の複数の学習用ニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力とし、当該所定のニオイを出力として、予め機械学習させた機械学習結果が含まれる。所定のニオイとしては、香水、シャンプー、柔軟剤の香り等、一般的に良いニオイと感じられるものが挙げられる。
 なお、ここでは、予め識別器141を生成する際に、学習用ニオイセンサーを用いることとしたが、ニオイ検出装置10に実際に搭載されるニオイセンサー12A,12B,12C,12Dそのものを用いて機械学習させることとしてもよい。
 ニオイ種類判別テーブル142は、複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、ニオイの種類とその強度(レベル)を対応付けたテーブルである。ニオイ種類判別テーブル142は、各ニオイ成分の濃度をニオイの種類(とその強度)に変換するための判定基準となる情報である。
 ニオイの種類とは、何らかの特徴を持ったニオイに対して、人間が分類し、名付けたものである。ニオイの種類としては、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭の三大体臭等が挙げられる。
 例えば、ニオイ種類判別テーブル142は、ニオイ成分ごとに用意されている。
 図2に、ジアセチルのニオイ種類判別テーブル142の例を示す。図2では、ニオイ成分「ジアセチル」の濃度ごとに、「ミドル脂臭」のレベル(1~10)が対応付けられている。なお、図2には、参考として、「ミドル脂臭」のレベルの定義方法を記載している。各レベルは、人間の嗅覚に基づく官能評価により定められたものであり、人間の感じ方に近いものとなっている。例えば、「ミドル脂臭」のレベル「1」は、1cmの距離で嗅いだ場合に、ニオイを感じる強度である。
 ノネナールのニオイ種類判別テーブル142では、ニオイ成分「ノネナール」の濃度ごとに、「加齢臭」のレベルが対応付けられている。
 イソ吉草酸のニオイ種類判別テーブル142では、ニオイ成分「イソ吉草酸」の濃度ごとに、「汗臭」のレベルが対応付けられている。
 操作スイッチ15は、電源をオン/オフさせる電源スイッチ、測定開始を指示するための測定スイッチ等から構成され、ユーザーによる操作スイッチ15の押下に応じた操作信号を制御部11に出力する。
 バッテリー16は、ニオイ検出装置10の各部に電力供給を行う。バッテリー16として、着脱可能な乾電池や充電池等が用いられる。
 通信部17は、スマートフォン20との間でBluetooth無線通信によりデータ通信を行うためのインターフェースを有し、BLE(Bluetooth Low Energy)の通信規格に従ってスマートフォン20とデータの送受信を行う。
 図3に、ニオイ検出処理の概要を示す。本発明では、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値からニオイ成分とその濃度を特定する第1段階と、ニオイ成分とその濃度からニオイの種類を判別する第2段階と、に分けて処理することが特徴となっている。
<第1段階>
 制御部11(特定手段)は、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値(波形)に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分(ノネナール、ジアセチル、イソ吉草酸等)とその濃度を特定する。具体的には、制御部11は、測定対象気体に対して複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dから取得された出力値を識別器141に入力し、識別器141から出力されたニオイ成分とその濃度を、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度として特定する。
<第1段階の例外>
 制御部11は、識別器141の出力として所定のニオイ(香水、シャンプー、柔軟剤等の良いニオイ)が得られた場合に、測定対象気体に当該所定のニオイが含まれることを特定する。
<第2段階>
 制御部11(判別手段)は、特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類を判別する。制御部11は、ニオイの種類として、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭のうち少なくとも一つを判別する。さらに、制御部11は、特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類の強度(レベル)を判別する。具体的には、制御部11は、ニオイ種類判別テーブル142を用いて、特定されたニオイ成分とその濃度に対応するニオイの種類とその強度を判別する。
 制御部11(出力手段)は、判別されたニオイの種類を出力する。さらに、制御部11は、判別されたニオイの種類の強度を出力する。具体的には、制御部11は、判別されたニオイの種類とその強度を、スマートフォン20の表示部22に表示させるために、通信部17を介してスマートフォン20に送信する。制御部11は、判別されたニオイの種類とその強度を表示させるための画面表示用データを生成し、スマートフォン20に送信してもよい。あるいは、スマートフォン20側で、ニオイ検出装置10から送信されたニオイの種類とその強度に基づいて、ニオイの種類とその強度を表示させてもよい。
 図1に示すように、スマートフォン20は、制御部21、表示部22、操作部23、第1通信部24、第2通信部25、記憶部26、スピーカー27、マイク28等を備える。
 制御部21は、CPU等から構成され、スマートフォン20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部21は、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
 表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
 操作部23は、操作キー、表示部22に積層されたタッチパネルにより構成され、操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部21に出力する。
 第1通信部24は、無線により基地局又はアクセスポイントを介して移動体通信網を含む通信ネットワークに接続し、通信ネットワークに接続された外部装置との通信を行う。
 第2通信部25は、ニオイ検出装置10等の外部装置との間でBluetooth無線通信によりデータ通信を行うためのインターフェースを有する。第2通信部25は、BLEの通信規格に従って外部装置とデータの送受信を行う。
 記憶部26は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。記憶部26には、ニオイ検出装置10を用いてニオイ検出を行うためのニオイ検出アプリケーションプログラム(以下、ニオイ検出アプリという。)がインストールされている。
 スピーカー27は、第1通信部24を介して外部装置から受信した電気信号を音声信号に変換し、音声を出力する。
 マイク28は、音波を検知して電気信号に変換し、制御部21や第1通信部24に出力する。
 制御部21は、ニオイ検出アプリとの協働により、第2通信部25を介してニオイ検出装置10から受信したニオイの種類とその強度を、表示部22に表示させる。
 次に、ニオイ検出システム100における動作について説明する。
 図4は、ニオイ検出装置10において実行されるニオイ検出処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部11と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。なお、処理の前提として、ユーザーは、スマートフォン20において、操作部23からの操作により、ニオイ検出アプリを起動させておくとともに、ニオイ検出装置10の電源を入れておく。
 まず、ユーザーが操作スイッチ15(具体的には、測定スイッチ)を押下すると(ステップS1)、制御部11は、操作スイッチ15が押下されたことを検出する。ユーザーは、ニオイ検出装置10を、ユーザー自身の体の体臭を測定したい部位(頭部、耳、脇、足等)にかざし、一定時間、ニオイ検出装置10の位置を固定する。
 制御部11(取得手段)は、操作スイッチ15が押下されてから一定時間、ユーザーがニオイ検出装置10をかざした位置付近に存在する測定対象気体に対する複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値を取得する(ステップS2)。
 次に、制御部11は、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dから取得された出力値に基づいて、測定対象気体が無臭であるか否かを判断する(ステップS3)。例えば、制御部11は、全てのニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値が予め定められた閾値未満である場合に、有意のニオイ入力はない、すなわち、無臭であると判断する。
 測定対象気体が無臭でないと判断された場合には(ステップS3;NO)、制御部11は、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dから取得された出力値の組み合わせを、記憶部14に記憶されている識別器141に入力する(ステップS4)。
 ここで、制御部11は、識別器141からの出力として、所定のニオイ(香水、シャンプー、柔軟剤等)という結果が得られたか、又は、ニオイ成分とその濃度が得られたかを判断する(ステップS5)。
 ステップS3において、測定対象気体が無臭であると判断された場合(ステップS3;YES)、又は、ステップS5において、識別器141からの出力として、所定のニオイという結果が得られた場合には(ステップS5;所定のニオイ)、ステップS8に移行する。
 ステップS5において、識別器141からの出力として、ニオイ成分とその濃度が得られた場合には(ステップS5;ニオイ成分と濃度)、制御部11は、当該ニオイ成分とその濃度を、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度として特定し、特定されたニオイ成分とその濃度を記憶部14に記憶させる(ステップS6)。
 次に、制御部11は、記憶部14に記憶されているニオイ種類判別テーブル142を参照して、特定されたニオイ成分とその濃度に対応するニオイの種類とその強度を判別する(ステップS7)。その後、制御部11は、ステップS8に移行する。
 ステップS8では、制御部11は、ニオイ検出結果を、通信部17を介してスマートフォン20に送信する。ニオイの種類とその強度が判別されている場合には、制御部11は、ニオイの種類とその強度をスマートフォン20に送信する。無臭であると判断された場合、又は、所定のニオイという結果が得られた場合には、制御部11は、体臭は検出されなかったという結果(各ニオイの種類についてレベル「0」)をスマートフォン20に送信する。
 以上で、ニオイ検出処理が終了する。
 スマートフォン20では、ニオイ検出装置10から送信されたニオイ検出結果が表示部22に表示される。具体的には、ニオイの種類とその強度が表示部22に表示される。
 図5に、スマートフォン20の表示部22に表示される測定結果表示画面30の例を示す。測定結果表示画面30には、測定結果表示領域31、メッセージ表示領域32、「測り直す」ボタン33、「完了」ボタン34が含まれる。
 測定結果表示領域31には、ニオイ種類表示領域31A、ニオイレベル表示領域31B,31Cが含まれる。ニオイ種類表示領域31Aには、判別されたニオイの種類が表示される。ニオイレベル表示領域31B,31Cには、判別されたニオイの種類の強度が10段階で表示される。ニオイレベル表示領域31Bでは、強度がグラフ化されて表示されており、ニオイレベル表示領域31Cでは、強度が数値で表示されている。ここでは、ニオイ種類表示領域31Aに、判別されたニオイの種類として「汗臭」が表示され、ニオイレベル表示領域31B,31Cに、汗臭のレベルが10段階中「3」であることが表示されている。
 メッセージ表示領域32には、測定結果に対する説明やアドバイス等が表示される。
 「測り直す」ボタン33は、測り直しを指示するためのボタンである。
 「完了」ボタン34は、測定完了を指示するためのボタンである。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定することで、ニオイの種類を判別することができる。例えば、ニオイの種類として、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭等の気になる体臭を判別することができる。ユーザーは、ニオイ検出装置10を使用して、自分のニオイを客観的にチェックすることで、周囲の人に不快感を与えることを防ぐことができる。
 具体的には、予め機械学習させた機械学習結果(識別器141)を用いて、ニオイ成分とその濃度を特定することができる。
 また、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類だけでなく、ニオイの種類の強度も判別するので、ユーザーは、数値化されたニオイの程度を認識することができる。
 具体的には、ニオイ種類判別テーブル142を用いることで、特定されたニオイ成分とその濃度に対応するニオイの種類とその強度の判別を容易に行うことができる。
 以上まとめると、第1段階で、測定対象気体に、各ニオイ成分(ノネナール、ジアセチル、イソ吉草酸等)がどの程度含まれるか(濃度)を特定することで、第2段階で、各ニオイ成分が主な原因となる「ニオイの種類」を判別することができ、各ニオイ成分の濃度が「ニオイの種類」の強度を判別する上での指標となる。つまり、各ニオイ成分の濃度を特定することで、「ニオイの種類」の定量化が可能となる。
 第1段階では、最終的に判別したい加齢臭、ミドル脂臭、汗臭等の「ニオイの種類」に直結するニオイ成分、すなわち、各「ニオイの種類」の主な原因となるニオイ成分と、その濃度を特定することが重要となる。
 なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係るニオイ検出装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
 例えば、上記実施の形態では、ニオイ検出装置10で判別されたニオイの種類とその強度を、スマートフォン20の表示部22に表示させることとしたが、ニオイ検出装置10自体が表示部を備え、ニオイ検出装置10の表示部にニオイの種類や強度を表示させることとしてもよい(出力手段)。あるいは、ニオイ検出装置10が備えるLED(Light Emitting Diode)等の点灯により、判別されたニオイの種類や強度を示すようにしてもよい。
 また、上記実施の形態では、ニオイ検出装置10において、特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類だけでなく、ニオイの種類の強度も判別する場合について説明したが、或るニオイ成分の濃度が予め定められた閾値以上である場合に、当該ニオイ成分に対応する「ニオイの種類」を検出したと判別することとしてもよい。
 また、識別器141やニオイ種類判別テーブル142を、頭部、耳、脇、足等の測定部位ごとに予め用意しておくこととしてもよい。この場合、ユーザーが体臭を測定する際に、ニオイ検出装置10又はスマートフォン20から測定部位を指定することで、測定部位に対応する判定基準(識別器141及びニオイ種類判別テーブル142)に切り替えればよい。
 また、上記実施の形態では、ニオイ検出処理(図4参照)において、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値の組み合わせを識別器141に入力する前に、測定対象気体が無臭であるか否かを判断することとしたが(ステップS3,S4)、無臭であるか否かの判断についても、識別器141を用いて行うこととしてもよい。
 本発明に係るニオイ検出装置及びプログラムは、人間の体臭等のニオイを測定する技術分野において利用可能性がある。
10 ニオイ検出装置
11 制御部
12A,12B,12C,12D ニオイセンサー
14 記憶部
15 操作スイッチ
17 通信部
20 スマートフォン
21 制御部
22 表示部
23 操作部
25 第2通信部
26 記憶部
100 ニオイ検出システム
141 識別器
142 ニオイ種類判別テーブル

Claims (8)

  1.  ニオイに反応する特性が互いに異なる複数のニオイセンサーと、
     前記複数のニオイセンサーの出力値に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定する特定手段と、
     前記特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類を判別する判別手段と、
     前記判別されたニオイの種類を出力する出力手段と、
     を備えるニオイ検出装置。
  2.  複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、当該濃度の当該ニオイ成分を対象とした時の前記複数のニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力とし、当該ニオイ成分とその濃度を出力として、予め機械学習させた機械学習結果である識別器を記憶する記憶手段を備え、
     前記特定手段は、前記識別器を用いて、前記測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定する請求項1に記載のニオイ検出装置。
  3.  前記判別手段は、前記特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、前記ニオイの種類の強度を判別し、
     前記出力手段は、前記判別されたニオイの種類の強度を出力する請求項1又は2に記載のニオイ検出装置。
  4.  複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、前記ニオイの種類及びその強度を対応付けたテーブルを記憶する第2記憶手段を備え、
     前記判別手段は、前記テーブルを用いて、前記特定されたニオイ成分とその濃度に対応する前記ニオイの種類とその強度を判別する請求項3に記載のニオイ検出装置。
  5.  前記出力手段は、前記判別されたニオイの種類の強度を表示手段に表示させる請求項3又は4に記載のニオイ検出装置。
  6.  前記出力手段は、前記判別されたニオイの種類を表示手段に表示させる請求項1から5のいずれか一項に記載のニオイ検出装置。
  7.  前記判別手段は、前記ニオイの種類として、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭のうち少なくとも一つを判別する請求項1から6のいずれか一項に記載のニオイ検出装置。
  8.  コンピューターを、
     ニオイに反応する特性が互いに異なる複数のニオイセンサーから出力値を取得する取得手段、
     前記取得された複数のニオイセンサーの出力値に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分とその濃度を特定する特定手段、
     前記特定されたニオイ成分とその濃度に基づいて、ニオイの種類を判別する判別手段、
     前記判別されたニオイの種類を出力する出力手段、
     として機能させるためのプログラム。
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