JP2015125003A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】X方向に延びる傷はもとより、Y方向に延びる傷も確実に顕在化することができ、検知精度の向上を図ることができる照明装置を提供する。【解決手段】LED7から照射された光はX方向集光レンズ10に入射され、このX方向集光レンズ10を通過することによりX方向に集光される。また、X方向集光レンズ10を通過した光はY方向集光レンズ8に入射され、このY方向集光レンズ8を通過することによりY方向に集光される。このように、LED7から照射された光はX方向及びY方向に集光されるため、検知対象物上の傷がX方向及びY方向の何れの方向に延びている場合であっても、傷を確実に顕在化することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば紙、鋼板等の帯状部材を成形する工程において、コンベアによって長手方向に移動する長尺物の表面を検査するラインセンサカメラ用の照明装置に関するものである。
一般に、この種の照明装置としては、装置の長手方向に並設された複数の発光素子と、各発光素子の並設方向(X方向とする)に延在するように設けられ、各発光素子からの光を主に各発光素子の並設方向と直交する方向(Y方向とする)に集光するロッドレンズとを備え、長尺帯状の検査対象物の上方に配置されるとともに、各発光素子の光がロッドレンズを通過して検査対象物の所定の位置に線状または帯状に照射されるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−225591号公報
前記照明装置では、図24に示すように、各発光素子100からの光がロッドレンズ110によってY方向に集光されるので、検査対象物Tの前記所定の位置ARの照度を効率的に上げることができ、位置ARをラインセンサカメラ120で撮像して検査対象物Tの表面の傷の有無を正確に検査する上で有利である。
ところで、図24に示すように、検査対象物T上にはX方向に細長く延びる傷K1やY方向に細長く延びる傷K2が発生し得る。ここで、図24に示すように、X方向に細長く延びる傷K1にロッドレンズ110を通過した光が照射される場合、図25に示すように、各発光素子100の光はロッドレンズ110によって各発光素子100の並設方向と直交する方向に集光されるので、傷K1内に陰となる範囲SAが発生し、ラインセンサカメラ120によって傷K1の有無を検知することが可能である。
しかしながら、ロッドレンズ110は発光素子100の光をY方向に集光してX方向の傷K1には有効ではあるが、X方向に拡散する光には作用しないため隣接する発光素子100の光が混ざり合い、Y方向に細長く延びる傷K2に対しては発見し難く、傷K2の検知精度に難点を有していた。
本発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、X方向に延びる傷はもとより、Y方向に延びる傷も確実に顕在化することができ、検知精度の向上を図ることができる照明装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、所定方向に並設された複数の発光素子と、各発光素子の並設方向に延在するように設けられ、各発光素子からの光を主に各発光素子の並設方向(X方向とする)と直交する方向(Y方向とする)に集光するY方向集光レンズとを備え、各発光素子の光がY方向集光レンズを通過して所定の照射位置に線状または帯状に照射される照明装置において、前記Y方向集光レンズと前記各発光素子との間に配置し、各発光素子からの光をY方向と略直角に交差する方向に集光して前記Y方向集光レンズに照射するX方向集光レンズを有する構造となっている。
本発明によれば、発光素子から照射された光はX方向集光レンズに入射され、このX方向集光レンズを通過することによりX方向に集光される。また、X方向集光レンズを通過した光はY方向集光レンズに入射され、このY方向集光レンズを通過することによりY方向に集光される。このように、発光素子から照射された光はX方向及びY方向に集光されるため、検知対象物上の傷がX方向及びY方向の何れの方向に延びるものであっても、傷を確実に顕在化することができる。
本発明によれば、検知対象物上の傷がX方向及びY方向の何れの方向であっても確実に顕在化することができ、照明装置による検知精度を向上させることができる。
本発明に係る照明装置の斜視図 本発明に係る照明装置の断面図 本発明に係る照明装置の一部省略斜視図 本発明のX方向集光レンズ(ロッドレンズ)の保持手段を示す一部省略正面図 第1実施形態に係るX・Y方向集光レンズ及びLEDの配置関係を示す正面図 第2実施形態に係るX・Y方向集光レンズ、LED及び遮蔽板の配置関係を示す正面図 第3実施形態に係るX・Y方向集光レンズ及びLEDの配置関係を示す正面図 第4実施形態に係るX・Y方向集光レンズ、LED及び遮蔽板の配置関係を示す正面図 第5実施形態に係るX・Y方向集光レンズ、LED及び遮蔽板の配置関係を示す正面図 第1〜5実施形態における、X方向集光レンズの焦点距離とX方向集光レンズとLED発光部と間隔を比較した比較図 第1〜5実施形態における、X方向集光レンズの平行光照射条件を比較する比較図 第1〜5実施形態における、Y方向集光レンズの平行光照射条件を比較する比較図 第1〜5実施形態における、X・Y方向集光レンズ及びLEDの適正配置関係を示す説明図 第6実施形態に係るX方向集光レンズ、LED及び遮蔽板の配置関係を示す正面図 第7実施形態に係るX方向集光レンズ(シリンドリカルレンズ)を示す正面図 第7実施形態における、Y方向集光レンズ(ロッドレンズ)の平行光照射条件を比較する比較図 第7実施形態における、Y方向集光レンズ(シリンドリカルレンズ)の平行光照射条件を比較する比較図 第8実施形態に係るX方向集光レンズ(柱状レンズ)を示す正面図 第8実施形態に係るX方向集光レンズの保持方法を示す斜視図 第9実施形態に係るX方向集光レンズ(柱状レンズのレンズユニット)の保持方法を示す正面図 第10実施形態に係るX方向集光レンズ(半柱状レンズ)を示す正面図 照度分布の一例を示す説明図 照度分布の他の例を示す説明図 従来の照明装置を用いた傷検査操作を示す斜視図 傷検知状態を示す断面図
図1乃至図4は本発明の係る照明装置を示すもので、製品検査等に使用される照明手段である。ここで、照明装置1は光の照射側と放熱側が互いに反対方向に配置されており、それぞれ上下という構造とはなっていないが、説明の都合上、照明装置1の光照射側を上側とし、他方、放熱側を下側として図示し、また、以下の説明も図面に表された位置関係に基づき説明することとする。
照明装置1は、図1に示すように、外形は全体として略横長直方体形状を呈しており、幅方向両側面がケーシング2で覆われている。ケーシング2の下部側には放熱部3が設置され、また、放熱部3の下部には送風部4が設置されている。ケーシング2の前後端は覆板5により閉塞されている。
ケーシング2の内側には長手方向に沿ってLED基板6が延在されている。また、LED基板6上には発光素子であるLED7が長手方向に所定間隔をおいて多数並設されている。ここで、各LED7の並設方向をX方向といい、X方向と直交する方向はY方向という。また。各LED7の上方にはX方向に沿ってY方向集光レンズ(ロッドレンズ)8が配置され、LED7から発光された光をY方向に集光、具体的には、照明装置1の幅方向両側面に沿って上方に照射するようになっている。
なお、ロッドレンズ8は挟持部材9を介してケーシング2の上部にネジ止めされ、放熱部3はケーシング2の下部にネジ止めされている。放熱部3の上端にはLED基板6が同じくネジ止めされ、下端には送風部4がボルト締結されている。
以上のような構成は従来から知られているもので、本発明に係る照明装置1はLED7とY方向集光レンズ8との間にX方向集光レンズ10を配置したことに特徴を有する。
即ち、図2及び図3に示すように、Y方向に延在したX方向集光レンズ10(ロッドレンズ)を有している。ここで、X方向集光レンズ10はLED7から発光された光をX方向に集光、具体的には、照明装置1の長手方向両側面に沿って上方に照射するようになっている。即ち、X方向集光レンズ10の照射光及びY方向集光レンズ8の照射光は、その集光方向が互いに直交するようになっている。
X方向集光レンズ10は、図2及び図3に示すように、断面L字状の保持部材11により保持される。保持部材11の上端は図4に示すようにX方向集光レンズ10の径に対向する溝11aが形成され、各溝11aに一個ずつX方向集光レンズ10が収容保持される。
以上のように構成された照明装置1において、X方向集光レンズ10の配置構造を各実施形態に基づき説明する。
図5には第1実施形態が示されている。第1実施形態ではX方向集光レンズ10が各LED7の直上に一個ずつ対になって配置されるとともに、各X方向集光レンズ10が隙間なく配置されるようレンズ径をφαとしている。なお、X方向集光レンズ10のφαとY方向集光レンズ8のレンズ径φβと比較するならば、φα<φβとなっている。
この実施形態ではX方向集光レンズ10が隙間なく配置されているため、LED7から発光された光は全てX方向集光レンズ10を通るため、光の集光率が高くなる。
図6には第2実施形態が示されている。前記第1実施形態ではX方向集光レンズ10に対して、対となっているLED7の光だけではなく、これに隣接するLED7からも入射するおそれがある。そこで、第2実施形態では一対のX方向集光レンズ10及びLED7と隣接する他のX方向集光レンズ10及びLED7との間に遮光板12を設置した。これにより、LED7から出射した光が隣接するX方向集光レンズ10に入射されることがない。
図7には第3実施形態が示されている。前記第1実施形態で説明したようにX方向集光レンズ10を密接して配置することが有効となっている。しかしながら、LED基板6に設置されたLED7の個数等により必ずしも密接に配置することができず、隣接するX方向集光レンズ10間に間隔が形成される場合もある。このような場合においても、集光効率の点では光漏れに伴い前記第1実施形態には及ばないものの、X方向集光レンズ10によりLED7の光をX方向に集光できる点では前記第1実施形態と同様の作用は発揮する。
図8には第4実施形態が示されている。前記第3実施形態は各X方向集光レンズ10間で光漏れが起こるという問題点を有していた。この実施形態では光漏れを防止するため、LED7、X方向集光レンズ10及びY方向集光レンズ8に亘って遮光板13を設置した。これにより、LED7から出射した拡散光が遮光板13により遮られ、対となっているX方向集光レンズ10に入射され、隣接するX方向集光レンズ10に入射することがない。また、LED7から出射した光が遮光板13によってY方向集光レンズ8の所定箇所に案内されるため、Y方向集光レンズ8における集光効率も向上する。
図9には第5実施形態が示されている。本実施形態は遮光板13によりY方向集光レンズ8に案内された光を更にY方向集光レンズ8の内部でも所定方向に案内するため、Y方向集光レンズ8で遮光板13と対向する面に遮光処理(例えば反射膜の塗布処理)した遮光処理面14を形成している。これにより、Y方向集光レンズ8に入射した光も所定方向に案内されるため、LED7から出射した光はX方向に効率よく集光されることはもとよりY方向にも効率よく集光される。
以上、図5乃至図9を参照して第1実施形態乃至第5実施形態を説明した。続いて、図10乃至図13を参照して、前記各実施形態において採用すべき、各集光レンズ8,10のレンズ径及び焦点距離等について説明する。
先ず、図10に示すように、X方向集光レンズ10のレンズ径がφ7mmとφ5mmとを比較するならば、φ7mmでは焦点距離が5.3mmであり、φ5mmでは3.8mmとなる。これにより、LED7の発光部7aとX方向集光レンズ10との間隔W1,W2がW1=1.8mm、W2=1.3mmとなり、φ5mmの方が小さくなっている。
ここで、間隔W1,W2を小さい方を採用するときは、LED7とX方向集光レンズ10との空間距離が小さくなるため、LED7から出射した光の光量損失が小さくなるため有利となっている。
図11にはX方向集光レンズ10において平行光を形成する条件について、φ7mm、φ10mm及びφ15mmを例として掲げた。焦点距離はφ7mmでは5.3mm、φ10mmでは7.6mm、φ15mmでは11.4mmとなる。ここで、X方向集光レンズ10とLED7との空間距離が最も小さいX方向集光レンズ10はφ7mmであることが分かる。
また、発光部7aを焦点距離よりも近い位置に配置(LED7をX方向集光レンズ10に接近させるよう配置)するときは、LED7の光が拡散するよう照射される。
図12にはY方向集光レンズ8において平行光を形成する条件について、φ30mm及びφ50mmを例として掲げた。焦点距離は、φ30mmでは22.8mm、φ50mmでは38.0mmとなる。ここで、Y方向集光レンズ8とLED7との空間距離が小さいY方向集光レンズ10はφ30mmであることが分かるが、φ30mmを採用するときは図12(a)に示すようにY方向集光レンズ8とX方向集光レンズ10とが重なり、実装不能となっている。従って、Y方向集光レンズ8を選択するときはX方向集光レンズ10を考慮して選定する必要がある。
また、発光部7aをY方向集光レンズ8の焦点距離よりも遠い位置に配置(LED7をY方向集光レンズ8から離隔するよう配置)するときは、LED7から出射された光が収束するよう検査対象物上に照射され、検査対象物上の照射幅が狭くなり、その分、照射範囲の光量が増大し、傷検知性能が向上する。
以上のように、図10乃至図12に示した点を考慮し、各集光レンズ8,10のレンズ径、焦点距離について、その一例として次のものを設計した。
即ち、図13に示すように、Y方向集光レンズ8のレンズ径をφ35mm、X方向集光レンズφ7mmを採用するとき、X方向集光レンズ10とLED7との空間距離を小さくでき、また、Y方向集光レンズ8のレンズ径をX方向集光レンズ10と重なり合うことがない、最小の間隔(0.5mm)に設計した。これにより、LED7の光を各集光レンズ8,10によりX方向及びY方向に効率よく集光するこができる。ここで、X方向集光レンズ10としてφ5mmを採用することも想定できるが、これを採用するときは、X方向集光レンズ10とLED7との間隔が極めて僅かであり接触するおそれがあるし、また、LED7の厚さ寸法が極めて薄いものを用意しなければならず、実用性に欠けるおそれがあるため、現在のところはφ5mmを設計していない。
なお、前記各第1実施形態乃至第5実施形態ではX方向集光レンズ10とLED7とは上下に垂直に対向している例を掲げたが、図14に示すように、X方向集光レンズ10とLED7を斜めになるよう配置し、X方向集光レンズ10とLED7との間に遮光板15を設けるようにしても良い。これにより、LED7から出射した光が検査対象物に斜めに照射され、傷に伴う陰となる部分が更に顕在化される。
第1実施形態乃至第5実施形態によれば、LED7から照射された光がX方向集光レンズ10に入射され、このX方向集光レンズ10を通過することによりX方向に集光される。また、X方向集光レンズ10を通過した光はY方向集光レンズ8に入射され、このY方向集光レンズ8を通過することによりY方向に集光される。このように、LED7から照射された光はX方向及びY方向に集光されるため、検知対象物上の傷がX方向及びY方向の何れの方向に延びている場合であっても、傷を確実に顕在化することができる。
図15乃至図17はロッドレンズに代わってシリンドリカルレンズをX方向集光レンズ20に用いた実施形態を示している。ここで、X方向集光レンズ20(φ7mm)において平行光を形成する配置条件は図15に示すとおりである。即ち、LED7をX方向集光レンズ20の円周面と対向させるよう配置するときは、図15(a)に示すように、焦点距離が7.14、発光部7aとX方向集光レンズ20との間隔W3が3.64mmとなる。これに対して、LED7をX方向集光レンズ20の平坦面と対向させるよう配置するときは、図15(b)に示すように、焦点距離及び発光部7aとX方向集光レンズ20の間隔W4が共に7.14mmとなる。両者の間隔W3,W4を比較するならばW3<W4となっているから、光量損失を極力抑制するため、図15(a)に示す配置条件を採用した。
図16はX方向集光レンズ20(φ7mm)とY方向集光レンズ8(ロッドレンズ)との組み合わせに係る第6実施形態を示すもので、Y方向集光レンズ8のレンズ径がφ25mmとφ30mmのタイプを例として掲げている。ここで、図16(a)のタイプ(レンズ径;φ25mm)を採用するときは、焦点距離が19.1mmと短く、このため、Y方向集光レンズ8がX方向集光レンズ20と重なり実装不能となっている。これに対して、図16(b)のタイプ(レンズ径;φ30mm)を採用するときは、焦点距離が22.8mmと多少長く、これにより、Y方向集光レンズ8がX方向集光レンズ20と重なり合うことがなく実装することができる。従って、Y方向集光レンズ8を選択するときはX方向集光レンズ20を考慮して選定する必要がある。
図17はX方向集光レンズ20(φ7mm)とY方向集光レンズ21(シリンドリカルレンズ)との組み合わせに係る第7実施形態を示すもので、Y方向集光レンズ8のレンズ径がφ25mmとφ30mmのタイプを例として掲げている。ここで、図17(a)のタイプ(レンズ径;φ25mm)を採用するときは、焦点距離が25.5mmとなり、図17(b)のタイプ(レンズ径;φ30mm)を採用するときは、焦点距離が30.6mmとなる。従って、両者何れを採用したとしても発光部7aとX方向集光レンズ20の間隔が広くなっているが、両者の何れかを採用するとすれば、比較して間隔が狭くなっている図17(a)に示すタイプを採用することとなる。
以上、第6実施形態及び第7実施形態に係る照明装置1においても、前記第1実施形態と同様の作用が発揮される。
図18乃至図21はロッドレンズに代わって柱状レンズをX方向集光レンズ30として用いた第8実施形態を示している。ここで、図18及び図19に示すX方向集光レンズ30は、レンズ径φ7のロッドレンズのX方向の両側面の一部がY方向に沿って平面状となっており、かつ、両側面は遮光処理した遮光処理面30aとなっている。また、両側面の間隔は5.3mmに設定され、LED7の発光部7aから出射される光がX方向集光レンズ30と接線となる角度(光軸に対する角度;41.3°)に設定されている。
以上のように、X方向集光レンズ30として柱状レンズを使用したのは次の理由によるものである。即ち、レンズ径φ7のロッドレンズでは発光部7aから出射された光のうち、光軸に対する角度が41.3°より大きいときは、対となるロッドレンズでは集光することができない。そこで、本実施形態に係るX方向集光レンズ30はロッドレンズのうち集光不能な部分を切除した柱状レンズを採用したものである。これにより、X方向集光レンズ30の径方向のレンズ幅が最小限となり、その分、LED7を高密度に設置でき、照明装置1の照度を向上させることができる。なお、遮光処理面30aにより、Y方向集光レンズ8に入射した光も所定方向に案内されるため、LED7から出射した光はX方向に効率よく集光される。また、X方向集光レンズ30を保持部材11に配置する際は、X方向集光レンズ30を一個ずつ溝11aに配置することとなる。その他の作用は前記第1実施形態と同様である。
図20は第9実施形態を示すものである。前記第8実施形態ではX方向集光レンズ30を一個ずつ形成したものであるが、本実施形態では各X方向集光レンズ30を予めX方向に一体的に連結したレンズユニット31となっている。
本実施形態によれば、複数のX方向集光レンズ30を一体に連結したレンズユニット31となっているため、複数のX方向集光レンズ30を一括して保持部材11に保持でき、レンズ組み付け作業が簡単になる。なお、レンズユニット31の製造方法として、各X方向集光レンズ30を互いに接着して形成しても、或いは、X方向集光レンズ30を透明樹脂にて一体的に形成するようにしても良い。
図21は第10実施形態を示すものである。前記第8実施形態及び第9実施形態に係るX方向集光レンズ30ではロッドレンズのX方向の両側面の一部をY方向に沿って平面状に形成したものとなっているが、第10実施形態に係るX方向集光レンズ32は、これに加えて、Y方向集光レンズと対向する側面がY方向に沿って平面状となっている柱状レンズを用いている。
本実施形態によれば、前記第8実施形態及び第9実施形態と同様に、X方向集光レンズ32の径方向のレンズ幅が最小限となり、その分、LED7を高密度に設置でき、照明装置1の照度を向上させることができるし、また、遮光処理面32aにより、Y方向集光レンズ8に入射した光も所定方向に案内されるため、LED7から出射した光はX方向に効率よく集光される。
以上のように構成された照明装置1の照度分布について、図22及び図23を参照して説明する。
第1実施形態においては、少なくとも、X方向集光レンズ10に平行光を形成することができない部分(X方向の両側部分)を有するため、図22に示すように、隣接するX方向集光レンズ10の間にX方向に照度の低い箇所(図中、斜線で表示した箇所)が形成される。この状況は第2実施形態乃至第7実施形態についても同様である。
他方、第8実施形態乃至第10実施形態においては、X方向集光レンズ30,32が柱状レンズを用い、ロッドレンズのうち平行光が形成されない部分(両側面)を切除した形状となっているため、図23に示すように、隣接するX方向集光レンズ10間の照度低下は必要最小限となっている。
なお、第1実施形態乃至第7実施形態に係る照明装置1において、発光部7aを焦点距離よりも近い位置に配置(LED7をX方向集光レンズ10に接近させるよう配置)するときは、LED7の光が拡散し、図26に示す照度分布と同様の照度分布を得ることができる。また、前記第1実施形態乃至第10実施形態ではY方向集光レンズ8,21とX方向集光レンズ10,20,30,32が直角の交差しているが、交差角度は必ずしも直角でなくて良い。
1…照明装置、7…LED、8,21…Y方向集光レンズ、12,13,15…遮光板、14,32a… 遮光処理面、10,20,30,32…X方向集光レンズ、31…レンズユニット。

Claims (13)

  1. 所定方向に並設された複数の発光素子と、各発光素子の並設方向に延在するように設けられ、各発光素子からの光を主に各発光素子の並設方向(X方向とする)と直交する方向(Y方向とする)に集光するY方向集光レンズとを備え、各発光素子の光がY方向集光レンズを通過して所定の照射位置に線状または帯状に照射される照明装置において、
    前記Y方向集光レンズと前記各発光素子との間に配置し、各発光素子からの光をY方向と略直角に交差する方向に集光して前記Y方向集光レンズに照射するX方向集光レンズを有する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記X方向集光レンズを複数有し、各X方向集光レンズが前記各発光素子と1対1で対応している
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記各X方向集光レンズ及び前記Y方向集光レンズを前記発光素子の焦点位置近傍に配置した
    ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  4. 前記X方向集光レンズの焦点位置よりも短い距離に発光素子を配置した
    ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  5. 前記Y方向集光レンズの焦点位置よりも長い距離に発光素子を配置した
    ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  6. 前記各X方向集光レンズはY方向に延在したロッドレンズからなる
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか一項記載の照明装置。
  7. 前記各X方向集光レンズはY方向に延在したシリンドリカルレンズからなる
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか一項記載の照明装置。
  8. 前記各X方向集光レンズはY方向に延在するとともに、ロッドレンズのX方向の両側面の一部がY方向に沿って平面状となっている柱状レンズからなる
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか一項記載の照明装置。
  9. 前記各X方向集光レンズはY方向に延在するとともに、ロッドレンズのX方向の両側面の一部がY方向に沿って平面状となり、かつ、Y方向集光レンズと対向する側面がY方向に沿って平面状となっている柱状レンズからなる
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか一項記載の照明装置。
  10. 前記X方向集光レンズのX方向の両側面は通過する光が隣接する他のX方向集光レンズ内に通過しないよう遮光処理が施されている
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9記載の照明装置。
  11. 前記各X方向集光レンズの間に前記各発光素子の光が対応しないX方向集光レンズに照射されないよう遮光する遮光手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項10の何れか一項記載の照明装置。
  12. 前記各X方向集光レンズは隣接するX方向集光レンズを複数一体的に連結したレンズユニットとして構成した
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項11の何れか一項記載の照明装置。
  13. 前記Y方向集光レンズを通過した光が所定の照明範囲に対して斜めに照射されるよう、一対のX方向集光レンズ及び発光素子は斜め方向で対向するよう配置された
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項12の何れか一項記載の照明装置。
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