JP2015195082A - 面状光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光出射面と反射面とを有する棒状の導光体が複数平行に配置され、前記導光体の端面には発光素子が対向配置されてなる面状光源装置において、光の減衰をもたらすライトコントロールフィルムを用いることなく、また、多数のLED素子を用いずとも、面内照度分布が高度に均一化された平行光が得られる面状光源装置を提供せんとするものである。【解決手段】前記複数の導光体が、第1の平面上に並列配置された複数の導光体からなる第1導光体群と、前記第1の平面と平行な第2の平面上に並列配置された複数の導光体からなる第2導光体群とからなり、前記第2導光体群を構成する各々の導光体が、前記第1導光体群を構成する各々の導光体の間に配置されていることを特徴とする。【選択図】 図1
Description
この発明は、棒状の導光体を用いた面状光源装置に関するものであり、特に、ワークの表面検査等を行う検査用照明装置の光源として用いられる面状光源装置に係るものである。
従来、製品の表面検査等の技術分野において使用される面状光源装置として、例えば、特開2011−247779号公報(特許文献1)が知られている。
図6に示すように、この装置は、上部が開口した箱状の枠体11の内側に、複数のLED素子12、12を面状に配置し、枠体11の開口を拡散板13で塞ぐことにより構成されている。
この拡散板13はLED素子12からの出射光を面内で均一化するために配置されている。
図6に示すように、この装置は、上部が開口した箱状の枠体11の内側に、複数のLED素子12、12を面状に配置し、枠体11の開口を拡散板13で塞ぐことにより構成されている。
この拡散板13はLED素子12からの出射光を面内で均一化するために配置されている。
さらに拡散板13の表面(ワーク側)にはライトコントロールフィルム14が設けられていて、前記LED素子12からの拡散光が該ライトコントロールフィルム14によって平行光に偏光される。LED素子12からの出射光は拡散光であって、これを検査用にそのまま使用することはできず、平行光に偏光する必要があるためである。
前記ライトコントロールフィルム14からの光は、ワークWに照射され、その上方のカメラ15によって撮像される。
このような面状光源装置によれば、面状の平行光がワークWに照射されてカメラ15によって撮像されるために、検査対象であるワークWの輪郭がはっきりと観察することができるとするものである。
前記ライトコントロールフィルム14からの光は、ワークWに照射され、その上方のカメラ15によって撮像される。
このような面状光源装置によれば、面状の平行光がワークWに照射されてカメラ15によって撮像されるために、検査対象であるワークWの輪郭がはっきりと観察することができるとするものである。
しかしながら、上記従来技術のように、平行光をつくりだすためにライトコントロールフィルムを使用すると、面に対する法線方向に平行な光は透過するものの、それ以外の光は遮光されてしまうので、該フィルムの透過光の全光量が少なくなってしまうという不具合がある。
この遮光分の光量を補うためには、LED素子の数を増やして平面内にアレイ状に配置したりするが、多数のLED素子が必要であり、また面内照度分布を均一化するための拡散板も必要になるという問題がある。
この遮光分の光量を補うためには、LED素子の数を増やして平面内にアレイ状に配置したりするが、多数のLED素子が必要であり、また面内照度分布を均一化するための拡散板も必要になるという問題がある。
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて、円弧状の光出射面とこれに対向する反射面とを有する棒状の導光体が複数平行に配置され、前記導光体の端面には発光素子が対向配置されてなり、該発光素子から前記導光体の端面に入射した光が前記反射面により反射されて前記光出射面から出射する面状光源装置において、光の減衰をもたらすライトコントロールフィルムを用いることなく、また、多数のLED素子を用いずとも、面内照度分布が高度に均一化された平行光が得られる面状光源装置を安価に提供せんとするものである。
上記課題を解決するために、この発明に係る面状光源装置は、前記複数の導光体が、第1の平面上に並列配置された複数の導光体からなる第1導光体群と、前記第1の平面と平行な第2の平面上に並列配置された複数の導光体からなる第2導光体群とからなり、前記第2導光体群を構成する各々の導光体が、前記第1導光体群を構成する各々の導光体の間に配置されていることを特徴とする。
また、前記導光体の断面形状が円形状であることを特徴とする。
また、前記導光体の端部には導光体保持体が設けられ、該保持体には、複数の貫通口が形成されていて、該貫通口の一端部には、前記導光体の端部が係合保持されるとともに、前記貫通口の他端部には前記発光素子が配置されていることを特徴とする。
また、前記発光素子が、共通の基板上に配置されていることを特徴とする。
また、前記導光体の断面形状が円形状であることを特徴とする。
また、前記導光体の端部には導光体保持体が設けられ、該保持体には、複数の貫通口が形成されていて、該貫通口の一端部には、前記導光体の端部が係合保持されるとともに、前記貫通口の他端部には前記発光素子が配置されていることを特徴とする。
また、前記発光素子が、共通の基板上に配置されていることを特徴とする。
この発明の面状光源装置によれば、複数の導光体を用いてこの導光体の端面に発光素子を対向配置する構成としたので、使用する発光素子の数が少なくて済み、かつ、各導光体からの出射光は平行光であるので、従来例のような、ライトコントロールフィルムを用いる必要がなく、そのため、光の減衰がない。
そして、前記導光体が第1導光体群と第2導光体群とからなり、第2導光体群の各導光体を、第1導光体の各導光体の間に位置させたので、第1導光体の各導光体間での照度の低下を第2導光体群の導光体によって補うので、導光体を直交する方向での照度の均一性が向上して、面内全体での照度均一性が向上するという効果が奏せられる。
そして、前記導光体が第1導光体群と第2導光体群とからなり、第2導光体群の各導光体を、第1導光体の各導光体の間に位置させたので、第1導光体の各導光体間での照度の低下を第2導光体群の導光体によって補うので、導光体を直交する方向での照度の均一性が向上して、面内全体での照度均一性が向上するという効果が奏せられる。
図1(A)は、本発明の実施形態に係る面状光源装置1における要部の構成を示す上面図であり、(B)はその断面図である。
この面状光源装置1は、例えばアクリル樹脂などの透光性樹脂よりなる複数の棒状の導光体2、2を有し、これら導光体2は導光体保持体5によって保持されている。
図1(B)で示されるように、前記複数の導光体2は、第1の平面上に平行に並列配置された第1導光体群3と、この第1の平面と平行な第2の平面状に平行に並列配置された第2導光体群4から構成されている。そして、前記第2導光体群4の各導光体2は、前記第1導光体群3を構成する各導光体2の間に位置するように配置されている。
より具体的には第1導光体群3の導光体2の配列ピッチと、第2導光体群4の配列ピッチは同一であり、互いに半ピッチだけずれた状態で配置されている。
この面状光源装置1は、例えばアクリル樹脂などの透光性樹脂よりなる複数の棒状の導光体2、2を有し、これら導光体2は導光体保持体5によって保持されている。
図1(B)で示されるように、前記複数の導光体2は、第1の平面上に平行に並列配置された第1導光体群3と、この第1の平面と平行な第2の平面状に平行に並列配置された第2導光体群4から構成されている。そして、前記第2導光体群4の各導光体2は、前記第1導光体群3を構成する各導光体2の間に位置するように配置されている。
より具体的には第1導光体群3の導光体2の配列ピッチと、第2導光体群4の配列ピッチは同一であり、互いに半ピッチだけずれた状態で配置されている。
図2に示すように、各導光体2の端部には、導光体保持体5が設けられていて、この導光体保持体5には複数の貫通口6、6が形成されている。
貫通口6には段部6aが形成されていて、各導光体2の端部がこの導光体保持体5の貫通口6の一端部に挿入され、前記段部6aに当接して係合保持されている。また、この貫通口6の他端部には、共通の基板7上に取り付けられた白色光を出射する発光素子(LED素子)8が配置されている。
共通の基板7を導光体保持体5に取り付けることによって、発光素子8は貫通口6内に位置することになり、前記導光体2の端面2aに対向配置される。
なお、図2においては、導光体2の一端側に発光素子8を配置したものが示されているが、両端側に配置するものであってもよい。
貫通口6には段部6aが形成されていて、各導光体2の端部がこの導光体保持体5の貫通口6の一端部に挿入され、前記段部6aに当接して係合保持されている。また、この貫通口6の他端部には、共通の基板7上に取り付けられた白色光を出射する発光素子(LED素子)8が配置されている。
共通の基板7を導光体保持体5に取り付けることによって、発光素子8は貫通口6内に位置することになり、前記導光体2の端面2aに対向配置される。
なお、図2においては、導光体2の一端側に発光素子8を配置したものが示されているが、両端側に配置するものであってもよい。
図3(A)に示すように、前記導光体2は、すべて同一形状に形成されていて、その断面形状は円形状である。そして、その上部には断面円弧状の光出射面2bが長手方向に形成されるとともに、該光出射面2bに対向した周側面(下面)には長手方向の反射面2cが形成されている。
この反射面2cは、例えば、導光体2に刻設された溝、微小プリズム又は反射シートを貼付して構成されたものである。
これにより、前記発光素子8から前記導光体2の端面2aに入射した光は、前記反射面2cにより反射されて前記光出射面2bから平行光として出射される。
前述のように、第1導光体群3の導光体2と、第2導光体4の導光体2とは、導光体2に直交する方向においてずれて配置され、第2導光体群4の各導光体2は、第1導光体群3の各導光体2の間に位置して配置される。
この反射面2cは、例えば、導光体2に刻設された溝、微小プリズム又は反射シートを貼付して構成されたものである。
これにより、前記発光素子8から前記導光体2の端面2aに入射した光は、前記反射面2cにより反射されて前記光出射面2bから平行光として出射される。
前述のように、第1導光体群3の導光体2と、第2導光体4の導光体2とは、導光体2に直交する方向においてずれて配置され、第2導光体群4の各導光体2は、第1導光体群3の各導光体2の間に位置して配置される。
図3(B)には他の導光体2の実施例が示されていて、この例では、導光体2は断面において、略扇形状をなしており、その扇形上方が円弧状の光出射面2bを構成する。
図3(C)には更に他の実施例が示されていて、円形状導光体2の直径が、第1導光体群3の導光体2と、第2導光体群4の導光体2とで異なっており、第2導光体群4の導光体2が小さな直径となっている。
図3(C)には更に他の実施例が示されていて、円形状導光体2の直径が、第1導光体群3の導光体2と、第2導光体群4の導光体2とで異なっており、第2導光体群4の導光体2が小さな直径となっている。
次いで、本発明の効果を実証するための実験を行った。実験に際しては、図4に示される比較例と本発明を用いて比較した。
比較例として、直径φ5mm、長さ55mmの棒状の導光体を同一平面上に中心間距離(ピッチ)5mmで並列したものを作製した。
本発明として、比較例と同じ導光体を水平方向の中心間距離4.5mm、垂直方向の中心間距離2.2mmでずらせて配置したものを作製した。
測定条件:導光体の光射面から230mm離れた位置にカメラを設置し、それぞれの水平方向(導光体の長手方向に直交する方向)での輝度分布を測定。
比較例として、直径φ5mm、長さ55mmの棒状の導光体を同一平面上に中心間距離(ピッチ)5mmで並列したものを作製した。
本発明として、比較例と同じ導光体を水平方向の中心間距離4.5mm、垂直方向の中心間距離2.2mmでずらせて配置したものを作製した。
測定条件:導光体の光射面から230mm離れた位置にカメラを設置し、それぞれの水平方向(導光体の長手方向に直交する方向)での輝度分布を測定。
その測定結果が図5に示されていて、(A)比較例においては、各導光体の間での輝度が大きく低下しているのに対して、(B)本発明においては、各導光体の間での輝度の低下が小さくなっていることが分かる。
以上のように、本発明においては、複数の導光体を第1導光体群と第2導光体群とから構成し、第2導光体群の各導光体を、第1導光体の各導光体の間に位置させたので、第1導光体の各導光体間での照度の低下を第2導光体群の導光体によって補うことで、導光体を直交する方向での照度の均一性が向上して、面内全体での照度均一性が向上するという効果が奏せられる。
また、従来例のような、ライトコントロールフィルムを用いる必要がなく、そのため、光の減衰がない。
また、各導光体は、導光体保持体の貫通口にそれぞれ係合保持され、貫通口内部で発光素子と対向配置されるので、1つの発光素子から放射される光は、対応する1つの導光体のみに伝播するようにし、対応していない他の導光体への入射を防止して光の干渉を低減することができる。
また、従来例のような、ライトコントロールフィルムを用いる必要がなく、そのため、光の減衰がない。
また、各導光体は、導光体保持体の貫通口にそれぞれ係合保持され、貫通口内部で発光素子と対向配置されるので、1つの発光素子から放射される光は、対応する1つの導光体のみに伝播するようにし、対応していない他の導光体への入射を防止して光の干渉を低減することができる。
1 面状光源装置
2 導光体
2a 端面
2b 光出射面
2c 反射面
3 第1導光体群
4 第2導光体群
5 導光体保持体
6 貫通口
6a 段部
7 基板
8 発光素子(LED素子)
2 導光体
2a 端面
2b 光出射面
2c 反射面
3 第1導光体群
4 第2導光体群
5 導光体保持体
6 貫通口
6a 段部
7 基板
8 発光素子(LED素子)
Claims (4)
- 断面円弧状の光出射面が長手方向に形成されるとともに、該光出射面に対向した周側面に長手方向の反射面が形成された、棒状の導光体が複数平行に配置され、
前記導光体の端面には発光素子が対向配置されてなり、
該発光素子から前記導光体の端面に入射した光が前記反射面により反射されて前記光出射面から出射する面状光源装置において、
前記複数の導光体が、第1の平面上に並列配置された複数の導光体からなる第1導光体群と、前記第1の平面と平行な第2の平面上に並列配置された複数の導光体からなる第2導光体群とからなり、
前記第2導光体群を構成する各々の導光体が、前記第1導光体群を構成する各々の導光体の間に配置されていることを特徴とする面状光源装置。 - 前記導光体の断面形状が円形状であることを特徴とする請求項1に記載の面状光源装置。
- 前記導光体の端部には導光体保持体が設けられ、該保持体には、複数の貫通口が形成されていて、該貫通口の一端部には、前記導光体の端部が係合保持されるとともに、前記貫通口の他端部には前記発光素子が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の面状光源装置。
- 前記発光素子が、共通の基板上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の面状光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014071124A JP2015195082A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 面状光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014071124A JP2015195082A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 面状光源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015195082A true JP2015195082A (ja) | 2015-11-05 |
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ID=54433950
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014071124A Pending JP2015195082A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 面状光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015195082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2568024A (en) * | 2017-09-25 | 2019-05-08 | Emotech Ltd | Display device |
US10598345B2 (en) | 2018-06-28 | 2020-03-24 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Illumination apparatus |
-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014071124A patent/JP2015195082A/ja active Pending
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GB2568024A (en) * | 2017-09-25 | 2019-05-08 | Emotech Ltd | Display device |
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