JP7061600B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents
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Description
紫外線LED光源及び照射されるビームを集光する集光レンズを備えた紫外線照射装置において、
前記紫外線照射装置は、前記集光レンズで集光したビームをさらに集光する改良型リニアフレネルレンズと、少なくとも2つの反射板とを備え、前記紫外線LED光源の中心を原点、前記被照射面上の任意の一方向に平行な方向をX軸方向、そのX軸方向に直交する前記被照射面上の方向をY軸方向、前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交する前記紫外線LEDの光軸に平行な方向をZ軸方向、としたXYZ三次元直交座標系を用いたときに、前記改良型リニアフレネルレンズは、前記被照射面のX方向にのみ集光する機能を持つリニアフレネルレンズであり、
Z軸負方向に前記紫外線LEDと前記被照射面との間に位置し、
前記被照射面は、Z軸負方向に前記改良型リニアフレネルレンズから所定の距離離れて位置し、
前記改良型リニアフレネルレンズのX軸方向正負の各領域のフレネル角度は、
前記紫外線LED光源から出射されたビームのXZ平面内の軌跡が、
前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度が最も小さいビームを、被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の正の最大値点までに向けて出射するビームに変換するよう形成し、
かつリニアフレネルレンズのX軸方向正の領域のフレネル角度は、被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成し、
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領域に入射したビームの、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の負の最大値点までに向けて出射するビームに変換し、被照射面におけるビームピッチが、負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成され、
また前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成され、
前記反射板は、それぞれ、前記紫外線LED光源の光軸からY軸正方向及び負方向に設けられていることを特徴とする。
前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向のフレネル角度が、紫外線LEDから出射されたビームのXZ平面内の軌跡が、前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして偶数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点に向けて出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の正の最大値点までに向けて出射するビームに変換し、
前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして奇数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、X軸負方向の最大値方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸負方向の最小値方向に出射するよう変換され、
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領域に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして偶数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の負の最大値点までに向けて出射するビームに変換し
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして奇数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、X軸正方向の最大値方向に出射し、入射角度の順次大きくなるに伴ってX軸正方向の最小値方向に出射するように変換されるよう形成され、
かつリニアフレネルレンズのフレネル角度は、前記被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点または負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成され、
また前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成され、
前記反射板は、それぞれ、前記紫外線LED光源の光軸からY軸正方向及び負方向に設けられていることを特徴とする。
紫外線LED光源及び照射されるビームを集光する集光レンズを備えた紫外線照射装置において、
前記紫外線照射装置は、前記集光レンズで集光したビームをさらに集光する改良型リニアフレネルレンズと、少なくとも2つの反射板とを備え、前記紫外線LED光源の中心を原点、被照射面上の任意の一方向に平行な方向をX軸方向、そのX軸方向に直交する前記被照射面上の方向をY軸方向、前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交する前記紫外線LEDの光軸に平行な方向をZ軸方向、としたXYZ三次元直交座標系を用いたときに、前記改良型リニアフレネルレンズは、前記被照射面のX方向にのみ集光する機能を持つリニアフレネルレンズであり、
Z軸負方向に前記紫外線LEDと前記被照射面との間に位置し、
前記被照射面は、Z軸負方向に前記改良型リニアフレネルレンズから所定の距離離れて位置し、
前記改良型リニアフレネルレンズのX軸方向正負の各領域のフレネル角度は、
前記紫外線LED光源から出射されたビームのXZ平面内の軌跡が、
前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度が最も小さいビームを、被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の正の最大値点までに向けて出射するビームに変換するよう形成し、
かつリニアフレネルレンズのX軸方向正の領域のフレネル角度は、被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成し、
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領域に入射したビームの、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の負の最大値点までに向けて出射するビームに変換し、被照射面におけるビームピッチが、負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成され、
また前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成され、
前記反射板は、それぞれ、前記紫外線LED光源の光軸からY軸正方向及び負方向に設けられていることを特徴とするので、被照射面の照射領域における高い紫外線放射照度を確保することができる。また、幅方向において均一な紫外線放射照度分布を得ることができるほか、改良型リニアフレネルレンズにおいて紫外線放射照度の足りない範囲を、反射板により、余分な照射範囲を減らすことで、補うことができる。このように、高強度な紫外線放射照度分布を実現することで、探傷検査の精度を向上させることができる。
紫外線LED光源及び照射されるビームを集光する集光レンズを備えた紫外線照射装置において、
前記紫外線照射装置は、前記集光レンズで集光したビームをさらに集光する改良型リニアフレネルレンズと、少なくとも2つの反射板とを備え、前記紫外線LED光源の中心を原点、被照射面上の任意の一方向に平行な方向をX軸方向、そのX軸方向に直交する前記被照射面上の方向をY軸方向、前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交する前記紫外線LEDの光軸に平行な方向をZ軸方向、としたXYZ三次元直交座標系を用いたときに、前記改良型リニアフレネルレンズは、前記被照射面のX方向にのみ集光する機能を持つリニアフレネルレンズであり、
Z軸負方向に前記紫外線LEDと前記被照射面との間に位置し、
前記被照射面は、Z軸負方向に前記改良型リニアフレネルレンズから所定の距離離れて位置し、
前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向のフレネル角度が、紫外線LEDから出射されたビームのXZ平面内の軌跡が、前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして偶数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点に向けて出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の正の最大値点までに向けて出射するビームに変換し、
前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして奇数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、X軸負方向の最大値方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸負方向の最小値方向に出射するよう変換され、
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領域に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして偶数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の負の最大値点までに向けて出射するビームに変換し
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして奇数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、X軸正方向の最大値方向に出射し、入射角度の順次大きくなるに伴ってX軸正方向の最小値方向に出射するように変換されるよう形成され、
かつリニアフレネルレンズのフレネル角度は、前記被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点または負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成され、
また前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成され、
前記反射板は、それぞれ、前記紫外線LED光源の光軸からY軸正方向及び負方向に設けられていることを特徴とするので、被照射面の照射領域における高い紫外線放射照度を確保することができる。また、改良型リニアフレネルレンズにおいて、幅方向に均一な紫外線放射照度分布とすることができるほか、紫外線放射照度の足りない範囲を、反射板により、余分な照射範囲を減らすことで、補うことができる。このように、高強度な紫外線放射照度分布を実現することで、探傷検査の精度を向上させることができる。
指向角θ (半値角)は、角度ゼロが最も強く、角度60度で相対放射強度が、前記ゼロ度の半値となり、角度75度で、相対放射強度がゼロになる。図6(A)はそれを模式的に表したものである。
フレネルレンズのピッチ等の定数;K1~K2
指向特性によるUV強度;Io~In
UVの出射角度:θn
としたときに、
Pn=K1×In/(Io×cosθ)
なお、使用する相対放射強度(指向特性)によってUV強度が変化する。
図6(B)は以上の関係を示すものであり、Ioは、(真下、角度ゼロ)であるため、紫外線放射照度がもっとも高く、In(角度θ分ずれ)における照射強度は、上記の式で表したものになる。
即ち、紫外線放射照度のコサイン特性として、斜めθ°方向から照明した時の紫外線放射照度( In )は、垂直方向から照明した時の紫外線放射照度( Io )の cosθ 倍になる。被照射面の位置が照射状況により、異なるため、フレネルレンズのピッチ等の定数K1に対して、In/Io×cosθをかけたものが、Pnにおける照射強度になる。
紫外線LEDから出射されたビームのXZ平面内の軌跡は、
紫外線LEDからX軸方向正の領城に入射したビームを、入射角度が小さいビームから被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点から正の最大値点に向けて出射するビームに変換する。
その際、改良型リニアフレネルレンズ20のX軸方向正の領域のフレネル角度は、被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成する。
紫外線LEDからX軸方向の負の領域に、入射したビームを、入射角度が小さいビームから前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点から負の最大値点に向けて出射するビームに変換し、被照射面におけるビームピッチが、負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成する。
なお、改良型リニアフレネルレンズ20は、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成されている。
配光のピッチPのX軸正方向の端部3bをP+nとし、中心部3cに向かって、P+(n-1)、P+(n-2)、P+(n-3)、P+(n-4)とした場合に、
P+n<P+(n-1)<P+(n-2)<P+(n-3)<P+(n-4)
となり、P+(n-4)より中心部3c側のビームピッチは、徐々に大きくなっている。
また、配光のピッチPのX軸負方向の端部3aをP-nとし、中心部3cに向かって、P-(n-1)、P-(n-2)、P-(n-3)、P-(n-4)とした場合に、
P-n<P-(n-1)<P-(n-2)<P-(n-3)<P-(n-4)
となり、P-(n-4)より中心部3c側のビームピッチは、徐々に大きくなっている。このように、リニアフレネルレンズのX軸方向正負の領域のフレネル角度は、被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成し、被照射面におけるビームピッチが、負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成する。
具体的には、P+1はP-(2n-1)に照射し、P+3はP-(2n-3)に照射し、P+5はP-(2n-5)に照射
する。このような順で、… … P+(2n-2)はP-2に照射し、P+2nは、P0に照射する。
逆に紫外線LEDからX軸方向負の領城に入射したビームの内、入射角の小さい部分からカウントして偶数個目のピッチを順に、被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点から負の最大値点に向けて出射するビームに変換し、紫外線LEDからX軸方向の負の領城に入射したビームの内、入射角の小さい部分から、カウントして奇数個目のピッチを順に、X軸正方向の最大値方向に照射し、順次X軸正方向の最小値方向に照射する。
具体的には、P-1はP+(2n-1)に照射し、P-3はP+(2n-3)に照射し、P-5はP+(2n-5)に照射
する。このような順で、… … P-(2n-2)はP+2に照射し、P-2nはP+0に照射する。
この実施例では同じポイントに、例えば紫外線LEDからX軸方向正の領城に入射したビームを、入射角度が小さいビームから被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点から正の最大値点に向けて出射するビームに変換する場合に、ビームピッチについて、入射角の小さい部分から、カウントして奇数個目のピッチを順に、X軸負方向の最大値方向に照射し、順次X軸負方向の最小値方向に照射するので、2箇所から光が来るため、照射面の凹凸による影が出来にくく、指示模様の見落としが発生しにくくなる。
上述のように紫外線放射照度が増加するような構成とすることにより紫外線放射照度が増すだけでなく、紫外線照射装置自体の寿命が延びる効果があり、メンテナンスの間隔を長くするという点で好適である。紫外線LEDは一般に出力70パーセント程度が寿命とされているが、本開示のような紫外線放射照度を高く確保できる紫外線照射装置60の場合、出力が70パーセントを下回っても、なお、使用することができる期間が存することとなる。従って、紫外線照射装置60の紫外線LEDを交換するまでの期間が延びるという点でも、好適といえる。
照射領域90から紫外線照射装置2、60の距離は、紫外線照射装置2から被照射面3の距離と同じであるような、所定の間隔があけられている。
図10に示される本実施形態に係る紫外線照射装置60が用いられた。すなわち、紫外線照射装置60は、被照射面3を紫外線により照射する紫外線LED10と、被照射面3上の任意の一方向にのみ集光する改良型リニアフレネルレンズ70と、を備え、紫外線LED10光源の中心を原点、被照射面3上の任意の一方向に平行な方向をX軸方向、そのX軸方向に直交する被照射面3上の方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向と直交する紫外線LED10の光軸に平行な方向をZ軸方向、としたXYZ三次元直交座標系を用いたときに、改良型リニアフレネルレンズ70は、X軸方向にのみ集光するレンズであり、Z軸負方向に前記紫外線LEDと被照射面3との間に位置し、被照射面3は、Z軸負方向に改良型リニアフレネルレンズ70から所定の距離離れて位置し、前記改良型リニアフレネルレンズ20のX軸方向正負の各領域のフレネル角度は、前記紫外線LED10から出射されたビームのXZ平面内の軌跡について、紫外線LEDからX軸方向正の領城に入射したビームの内、入射角の小さい部分からカウントして偶数個目のピッチを順に、入射角度が小さいビームから被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点から正の最大値点に向けて出射するビームに変換し、紫外線LEDからX軸方向正の領城に入射したビームの内、入射角の小さい部分からカウントして奇数個目のピッチを順に、X軸負方向の最大値方向に照射し、入射角の順次大きくなるに伴いX軸負方向の最小値方向に照射し、
紫外線LEDからX軸方向の負の領域に入射したビームの内、入射角の小さい部分からカウントして偶数個目のピッチを順に、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点から負の最大値点に向けて出射するビームに変換し
紫外線LEDからX軸方向の負の領城に入射したビームの内、入射角の小さい部分からカウントして奇数個目のピッチを順に、X軸正方向の最大値方向に照射し、入射角の順次大きくなるに伴いX軸正方向の最小値方向に照射したいった特徴を有している。
(紫外線放射照度測定試験)
実施例1の紫外線照射装置60を用いた場合と、比較例1の紫外線照射装置を用いた場合における被照射面の紫外線放射照度が測定された。改良型リニアフレネルレンズ20から600mmの離れた距離に位置する被照射面の折り返し部分72aと、比較例1の照射範囲である図8(Y)において、折り返し部分に相当する部分75について、後者を100として、前者が何パーセント程度紫外線放射照度が改善しているかを計測した。
その結果、折り返し部分72aは、折り返し部分に相当する部分75に比して、約10パーセント紫外線放射照度の改善が見られた。
2、60 紫外線照射装置
3 被照射面
3a 被照射面における照射領域のX軸方向の負の最大値点
3b 被照射面における照射領域のX軸方向の正の最大値点
4 被検査物
10 紫外線LED
20 70 改良型リニアフレネルレンズ
30 紫外線透過フィルタ
40 筐体
41 紫外線出射口
50 集光レンズ
51 反射板
Claims (5)
- 紫外線の照射により非破壊検査を行う紫外線探傷用の紫外線照射装置であって、
紫外線LED光源及び照射されるビームを集光する集光レンズを備えた紫外線照射装置において、
前記紫外線照射装置は、前記集光レンズで集光したビームをさらに集光する改良型リニアフレネルレンズと、少なくとも2つの反射板とを備え、前記紫外線LED光源の中心を原点、被照射面上の任意の一方向に平行な方向をX軸方向、そのX軸方向に直交する前記被照射面上の方向をY軸方向、前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交する前記紫外線LEDの光軸に平行な方向をZ軸方向、としたXYZ三次元直交座標系を用いたときに、前記改良型リニアフレネルレンズは、前記被照射面のX方向にのみ集光する機能を持つリニアフレネルレンズであり、
Z軸負方向に前記紫外線LEDと前記被照射面との間に位置し、
前記被照射面は、Z軸負方向に前記改良型リニアフレネルレンズから所定の距離離れて位置し、
前記改良型リニアフレネルレンズのX軸方向正負の各領域のフレネル角度は、
前記紫外線LED光源から出射されたビームのXZ平面内の軌跡が、
前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の正の最大値点までに向けて出射するビームに変換するよう形成し、
かつリニアフレネルレンズのX軸方向正の領域のフレネル角度は、前記被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成し、
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領域に入射したビームの、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の負の最大値点までに向けて出射するビームに変換し、前記被照射面におけるビームピッチが、負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成され、
また前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成され、
前記反射板は、それぞれ、前記紫外線LED光源の光軸からY軸正方向及び負方向に設けられていることを特徴とする、紫外線照射装置。 - 紫外線の照射により非破壊検査を行う紫外線探傷用の紫外線照射装置であって、
紫外線LED光源及び照射されるビームを集光する集光レンズを備えた紫外線照射装置において、
前記紫外線照射装置は、前記集光レンズで集光したビームをさらに集光する改良型リニアフレネルレンズと、少なくとも2つの反射板とを備え、前記紫外線LED光源の中心を原点、被照射面上の任意の一方向に平行な方向をX軸方向、そのX軸方向に直交する前記被照射面上の方向をY軸方向、前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交する前記紫外線LEDの光軸に平行な方向をZ軸方向、としたXYZ三次元直交座標系を用いたときに、前記改良型リニアフレネルレンズは、前記被照射面のX方向にのみ集光する機能を持つリニアフレネルレンズであり、
Z軸負方向に前記紫外線LEDと前記被照射面との間に位置し、
前記被照射面は、Z軸負方向に前記改良型リニアフレネルレンズから所定の距離離れて位置し、
前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向のフレネル角度が、紫外線LEDから出射されたビームのXZ平面内の軌跡が、前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして偶数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の正の最小値点に向けて出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の正の最大値点までに向けて出射するビームに変換し、
前記紫外線LED光源からX軸方向正の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして奇数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、X軸負方向の最大値方向に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸負方向の最小値方向に出射するよう変換され、
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領域に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして偶数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、前記被照射面における照射領域のX軸方向の負の最小値点に出射し、入射角度が順次大きくなるに伴ってX軸方向の負の最大値点までに向けて出射するビームに変換し
前記紫外線LED光源からX軸方向の負の領城に入射したビームの、入射角度の小さい部分からカウントして奇数個目のビームの内、入射角度が最も小さいビームを、X軸正方向の最大値方向に出射し、入射角度の順次大きくなるに伴ってX軸正方向の最小値方向に出射するように変換されるよう形成され、
かつリニアフレネルレンズのフレネル角度は、前記被照射面におけるビームピッチが、正の最大値点または負の最大値点に近いほど、出射角度及び指向特性に応じて、狭くなるように形成され、
また前記改良型リニアフレネルレンズは、X軸方向において、正の領域と負の領域が互いにミラー対称に形成され、
前記反射板は、それぞれ、前記紫外線LED光源の光軸からY軸正方向及び負方向に設けられていることを特徴とする、紫外線照射装置。 - 前記反射板は、XY平面と、各反射板とのなす角が、55度~85度であるように設けられ、また各反射板はX軸と略平行であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の紫外線照射装置。
- 前記紫外線照射装置は、前記紫外線LEDと前記改良型リニアフレネルレンズとを取り囲み、前記紫外線LEDから発せられた紫外線を出射する紫外線出射口を有する筐体を更に備え、前記紫外線出射口には、可視光を遮断可能な紫外線透過フィルタが配置されることを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の紫外線照射装置。 - 前記紫外線照射装置は、X軸方向に直列かつ等間隔に複数配置されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の紫外線照射装置。
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