JP2015124080A - シート搬送装置、及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置、及び画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第一ローラを支持するホルダの近傍に確保される空間の寸法を従来品よりも低減可能なシート搬送装置、及び画像読取装置を提供すること。【解決手段】シート搬送装置5は、第一ローラ11によって送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送方向下流側へ送り出す第二ローラ12Aと、第一ローラ11とともに揺動して第一ローラ11とシート支持部21との間隔を変更可能なホルダ41と、シートを案内面44に沿ってホルダ41又は第一ローラ11の下方へと案内するガイド部43とを備える。ホルダ41及びガイド部43は、シートが第一ローラ11の下方へ導入された際、シート支持部11から離れる方向へ移動する。シート支持部11から離れる方向への移動量に関し、ガイド部43の搬送方向上流端の移動量がホルダ41の搬送方向上流端の移動量よりも小さくなるように設定されている。【選択図】図7

Description

本発明は、シート搬送装置、及び画像読取装置に関する。
従来、シート支持部上のシートを搬送方向下流側へ送り出す第一ローラと、第一ローラによって送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送方向下流側へ送り出す第二ローラとを備えたシート搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のシート搬送装置の場合、上述の第一ローラに相当する給紙ローラ(40)は、ホルダ(30)によって回転可能に支持されている。ホルダ(30)は、上述の第二ローラに相当する分離ローラ(50)の回転中心となる支軸(20)に一致する軸線を揺動中心として揺動可能に支持されている。給紙ローラ(40)は、ホルダ(30)とともに揺動し、これにより、給紙ローラ(40)とトレイ(10)との間隔が変更される。
特開2008−308257号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、利用者がトレイ(10)にシートをセットする際、シートは第1当接部(31)及び第二当接部(32)に当接してホルダ(30)の下方へと案内される。このとき、シートの厚さや枚数に応じてシートの最上位置が上昇すれば、それに応じてホルダ(30)は搬送方向上流端側がトレイ(10)から離れる方向へと揺動し、これにより、給紙ローラ(40)はシートの最上位置に接する状態となる。
しかし、このようなホルダ(30)は、セットされるシートの枚数が多くなるほど(あるいは、同枚数であってもシートの厚さが厚くなるほど)、搬送方向上流端側がトレイ(10)からより離れる方向へ移動することになる。そのため、ホルダ(30)が十分に変位可能な構造とするには、ホルダ(30)を挟んでトレイ(10)とは反対側となる箇所に大きな空間を確保する必要がある。そのような空間を確保すると、その分だけホルダ(30)近傍における装置の構造は大きくなるので、この点はシート搬送装置の小型化ないし薄型化を妨げる要因になる。
以上のような事情から、第一ローラを支持するホルダの近傍に確保される空間の寸法を従来品よりも低減可能なシート搬送装置、及び画像読取装置を提供することが望ましい。
以下に説明するシート搬送装置は、シートを支持するシート支持部と、前記シート支持部によって支持されたシートを搬送方向下流側へ送り出す第一ローラと、前記第一ローラによって送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送方向下流側へ送り出す第二ローラと、前記第二ローラの回転中心に一致する軸線を揺動中心として揺動可能に支持され、かつ前記第一ローラが前記揺動中心に平行な軸線を回転中心として回転可能に取り付けられており、前記第一ローラとともに揺動することで、前記第一ローラと前記シート支持部との間隔を変更可能なホルダと、前記ホルダとは別体の部材によって構成され、前記ホルダの搬送方向上流端よりも更に搬送方向上流側に延在する案内面を有し、前記シート支持部にシートがセットされる際に当該シートが前記案内面に摺接すると、当該シートを前記案内面に沿って前記ホルダ又は前記第一ローラの下方へと案内するガイド部とを備え、前記ホルダ及び前記ガイド部は、シートが前記第一ローラの下方へ導入された際に、前記シート支持部から離れる方向へ移動し、当該移動の際、前記ガイド部は前記ホルダに対して相対的に移動するように構成されて、前記シート支持部から離れる方向への移動量に関し、前記ガイド部の搬送方向上流端の移動量が前記ホルダの搬送方向上流端の移動量よりも小さくなるように設定されている。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ガイド部は、ホルダの搬送方向上流端よりも更に搬送方向上流側に延在する案内面を有する。そのため、利用者がシート支持部にシートをセットする際には、ホルダ相当部分のみでシートを案内する場合に比べ、より搬送方向上流側からシートを案内することができ、よりスムーズにシートを第一ローラの下方へと案内することができる。
しかも、利用者がシート支持部にシートをセットする際、シートの先端部分が第一ローラの下方へと導入されると、ホルダ及びガイド部はシート支持部から離れる方向へ移動する。その際、ガイド部はホルダに対して相対的に移動し、シート支持部から離れる方向への移動量に関し、ガイド部の搬送方向上流端の移動量は、ホルダの搬送方向上流端の移動量よりも小さくなる。そのため、ホルダ相当部分の搬送方向上流端を単にガイド部相当の範囲まで延長したものとも異なり、ガイド部の搬送方向上流端がホルダの変位に伴って過剰にシート支持部から離れる方向へ移動してしまうのを抑制できる。したがって、ガイド部の移動範囲をより小さめに抑えることができ、その分だけガイド部の移動方向についてシート搬送装置の寸法を小さくし、同装置をコンパクトにすることができる。
以上のようなシート搬送装置は、更に以下に挙げるような構成を備えていることが好ましい。
前記ガイド部は、前記ホルダに対して揺動可能に取り付けられていることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ホルダにガイド部を取り付けてから、両者をまとめて所定の箇所に組み付けることができるので、両者を別々にそれぞれの組み付け対象箇所に組み付ける構造となっている場合に比べ、容易に組み付け作業を行うことができる。
前記ガイド部は、前記案内面に摺接するシートから前記ガイド部を前記シート支持部から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力を前記ガイド部の揺動軸を介して前記ホルダへと伝達し、当該ホルダを揺動させることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ガイド部の案内面に摺接するシートからガイド部をシート支持部から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力がガイド部の揺動軸を介してホルダへと伝達される。その結果、ホルダが揺動して、ホルダの搬送方向上流端はシート支持部から離れる方向へ移動する。したがって、ガイド部とホルダをスムーズに連動させて、シートをホルダ又は第一ローラの下方へと案内することができる。
前記ホルダにはストッパ、前記ガイド部には受け部が、それぞれ設けられており、前記ガイド部の搬送方向上流端が前記シート支持部から離れる方向へ前記ガイド部が揺動して所定位置に到達した際には、前記ストッパと前記受け部が当接して、前記ガイド部が前記所定位置を越える位置への揺動を阻止されることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ガイド部の搬送方向上流端がシート支持部から離れる方向へガイド部が揺動することで、ガイド部が所定位置に到達すると、それ以上はガイド部が揺動しなくなる。したがって、ガイド部が更に揺動し得るものとは異なり、ガイド部が過剰に揺動して他の部材と干渉するといったトラブルが発生するのを防止ないし抑制することができる。
前記ホルダには、前記ガイド部を揺動可能に支持する支軸が一体成形され、前記支軸は、円柱体の一部が軸方向に平行な面で切断されることで、その切断面と直交する方向の厚さ寸法が前記円柱体の直径よりも小さくされた形状とされ、前記ガイド部には、環状体の一部に開環部分を形成した形状とされた軸受が設けられ、前記軸受の前記支軸に対する回転角が第一範囲内とされた場合には、前記支軸が前記開環部分を通過可能となって、前記軸受が前記支軸に対して着脱可能となり、前記軸受の前記支軸に対する回転角が第二範囲内とされた場合には、前記支軸が前記開環部分を通過不能となって、前記軸受が前記支軸から外れなくなり、前記ストッパは、前記受け部に当接することにより、前記軸受の前記支軸に対する回転角が前記第一範囲内となる位置へ前記ガイド部が揺動するのを阻止することが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、軸受の支軸に対する回転角を第一範囲内とすることで、軸受を支軸に取り付けることができ、その後、軸受の支軸に対する回転角を第二範囲内とすれば、軸受が支軸から外れなくなる。しかも、この状態では、ストッパが、軸受の回転角が第一範囲内となる位置へガイド部が揺動するのを阻止するので、軸受が支軸から外れない状態をストッパによって維持できる。したがって、このような構成を備えていない場合に比べ、ガイド部をホルダに対して簡単に取り付けることができ、取り付けたガイド部がホルダから外れるのを防止ないし抑制することができる。
前記ストッパは、前記軸受の前記支軸に対する回転角が前記第一範囲内から前記第二範囲内へと変更される場合に前記受け部と当接する第一当接面と、前記軸受の前記支軸に対する回転角が前記第二範囲内から前記第一範囲内へと変更される場合に前記受け部と当接する第二当接面とを有し、前記第一当接面は、前記受け部の移動方向との関係で、前記第一当接面に当接した前記受け部が弾性変形しつつ前記第一当接面に沿って摺動することで前記ストッパを乗り越え可能な傾きとされ、前記第二当接面は、前記受け部の移動方向との関係で、前記第二当接面に当接した前記受け部が前記ストッパを乗り越え不能となる傾きとされていることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、軸受の支軸に対する回転角を第一範囲内から第二範囲内へ変更する際、受け部は、第一当接面との当接に伴って弾性変形しつつストッパを乗り越えるので、ストッパが障害物となることはない。一方、軸受の支軸に対する回転角を第二範囲内から第一範囲内へ変更しようとすると、受け部はストッパを乗り越えないので、ストッパ及び受け部の機能が適切に発揮される。したがって、受け部が弾性変形しないものや、受け部がストッパを乗り越えないものなどに比べ、ガイド部の取り付け作業が容易になる。
前記ガイド部は、前記ホルダの上方に配設された部材に対して揺動可能に取り付けられていることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ホルダの位置や動きを考慮することなく、ガイド部の位置や動作範囲を設定できるので、シートを案内するのに好適な位置に案内面を配置することが容易になる。
前記ガイド部は、前記案内面に摺接するシートから前記ガイド部を前記シート支持部から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力を前記ガイド部と前記ホルダとの当接点を介して前記ホルダへと伝達し、当該ホルダを揺動させることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ガイド部の案内面に摺接するシートからガイド部をシート支持部から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力がホルダとの当接点を介してホルダへと伝達される。その結果、ホルダが揺動して、ホルダの搬送方向上流端はシート支持部から離れる方向へ移動する。したがって、ガイド部とホルダをスムーズに連動させて、シートをホルダ又は第一ローラの下方へと案内することができる。
前記ホルダの上方には、前記ガイド部側に向かって突出する第一リブを有する部材が配設され、前記ガイド部には、前記第一リブが入り込む第一切り欠き部が形成されており、前記第一リブにシートが摺接すると、当該シートが前記ガイド部の搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内されてから前記案内面に摺接することが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、シート支持部にシートをセットする際には、第一リブによってシートがガイド部の搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内される。したがって、シートがガイド部の搬送方向上流端に引っかかるのを防止ないし抑制することができ、シートをスムーズに案内面に摺接させることができる。
前記ガイド部は、揺動中心よりも搬送方向下流端寄りの位置に重心を有し、前記ガイド部の搬送方向上流端が前記シート支持部から離れる方向へは自重で揺動することが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、ガイド部は、ガイド部の搬送方向上流端がシート支持部から離れる方向へ自重で揺動する。そのため、ガイド部に対して外力を加える構成を設けなくても、容易にガイド部の搬送方向上流端をシート支持部から離れる方向へ変位させて、その状態を維持することができ、シートがセットされる際には、あらかじめガイド部を適切な位置に変位させておくことができる。
前記ガイド部は、前記ホルダを挟んで前記ホルダの軸方向両側それぞれに配設される両側部分と、それら両側部分間を前記ホルダの搬送方向上流側において連結する連結部分とを有し、これら両側部分及び連結部分が一体成形された単一部品によって構成されていることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、上述のような両側部分及び連結部分が一体成形された単一部品によってガイド部が構成されている。したがって、例えば、ホルダの両側にそれぞれ独立に設けられた複数部品でガイド部が構成される場合に比べ、ガイド部を容易に組み付けることができ、また、そのような複数部品を並列に作動させるための工夫なども不要となり、ガイド部の構成を簡素化することができる。
前記ホルダは、搬送方向上流側に向かって突出する第二リブを有し、前記ガイド部には、前記第二リブが入り込む第二切り欠き部が形成されており、前記案内面にシートが摺接すると、当該シートが前記第二リブの搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内されてから前記ホルダの下方へと案内されることが好ましい。
このように構成されたシート搬送装置によれば、シート支持部にシートをセットする際には、案内面によってシートが第二リブの搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内される。したがって、シートが第二リブの搬送方向上流端に引っかかるのを防止ないし抑制することができ、シートをスムーズにホルダの下方へ案内することができる。
さらに、以下に説明する画像読取装置は、所定の搬送経路に沿って搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、シートを支持するシート支持部と、前記シート支持部によって支持されたシートを搬送方向下流側へ送り出す第一ローラと、前記第一ローラによって送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送方向下流側へ送り出す第二ローラと、前記第二ローラの回転中心に一致する軸線を揺動中心として揺動可能に支持され、かつ前記第一ローラが前記揺動中心に平行な軸線を回転中心として回転可能に取り付けられており、前記第一ローラとともに揺動することで、前記第一ローラと前記シート支持部との間隔を変更可能なホルダと、前記ホルダとは別体の部材によって構成され、前記ホルダの搬送方向上流端よりも更に搬送方向上流側に延在する案内面を有し、前記シート支持部にシートがセットされる際に当該シートが前記案内面に摺接すると、当該シートを前記案内面に沿って前記ホルダ又は前記第一ローラの下方へと案内するガイド部とを備え、前記ホルダ及び前記ガイド部は、シートが前記第一ローラの下方へ導入された際に、前記シート支持部から離れる方向へ移動し、当該移動の際、前記ガイド部は前記ホルダに対して相対的に移動するように構成されて、前記シート支持部から離れる方向への移動量に関し、前記ガイド部の搬送方向上流端の移動量が前記ホルダの搬送方向上流端の移動量よりも小さくなるように設定されている。
このように構成された画像読取装置によれば、上述のシート搬送装置と同等な構成を備えている。したがって、利用者がシート支持部にシートをセットする際には、ホルダ相当部分のみでシートを案内する場合に比べ、より搬送方向上流側からシートを案内することができ、よりスムーズにシートを第一ローラの下方へと案内することができる。また、ホルダ相当部分の搬送方向上流端を単にガイド部相当の範囲まで延長したものとも異なり、ガイド部の搬送方向上流端がホルダの変位に伴って過剰にシート支持部から離れる方向へ移動してしまうのを抑制でき、ガイド部の移動方向について画像読取装置の寸法を小さくし、同装置をコンパクトにすることができる。なお、以上のような画像読取装置においても、上述のシート搬送装置が備えると好ましい旨を説明した各構成を備えていてもよいことはもちろんである。
複合機を示す斜視図。 画像読取装置の内部構造を示す図であり、(A)は第一カバーが閉じられた状態を示す縦断面図、(B)は第一カバーが開かれた状態を示す縦断面図。 第二カバー及び第一トレイが開かれた状態を示す部分縦断面図。 ホルダ及びその周辺部分を示す平面図。 ホルダ、ガイド部、及び付勢部を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図。 図5中にVI−VI線で示した切断面における部分断面図であり、(A)は吸入ローラが最下位置にある状態を示す部分断面図、(B)は吸入ローラが最上位置にある状態を示す部分断面図。 (A)は図5中にVII−VII線で示した切断面における部分断面図であり、吸入ローラが最下位置にある状態を示す部分断面図、(B)は図5中にVII−VII線で示した切断面における部分断面図であり、吸入ローラが最上位置にある状態を示す部分断面図、(C)〜(E)は当接部材の可動範囲に関する説明図。 (A)は図5中にVIII−VIII線で示した切断面における部分断面図、(B)〜(D)はガイド部の可動範囲に関する説明図。 ガイド部の揺動中心に関する他の実施形態を示す図であり、(A)は吸入ローラが最下位置にある状態を示す部分断面図、(B)は吸入ローラが最上位置にある状態を示す部分断面図。
次に、上述のシート搬送装置、及び画像読取装置について、より具体的な例を挙げて説明する。
[複合機の構造]
図1に示す複合機1は、上述のシート搬送装置ないし画像読取装置の一例に相当する構成を備えるものである。なお、以下の説明においては、複合機1を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために、図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。
複合機1は、本体ユニット2と、本体ユニット2の上側に搭載された読取ユニット3(本明細書でいう画像読取装置の一例に相当。)とを備えている。読取ユニット3は、本体ユニット2に対して開閉可能に取り付けられ、読取ユニット3が閉じられた状態において、本体ユニット2の上面側に形成された開口部は、読取ユニット3によって塞がれている。
読取ユニット3は、フラットベッド部(以下、FB部と称する。)4と、FB部4の上側に設けられたADF部5(本明細書でいうシート搬送装置の一例に相当。)とを有する。ADF部5は、FB部4に対して開閉可能に取り付けられている。ADF部5が閉じられた場合、ADF部5はFB部4の上面側を覆うカバーとして機能する。
本体ユニット2の内部には、制御部、画像形成部、LAN通信部、PSTN通信部などが設けられている。本体ユニット2の前側上部には、利用者によって操作される操作パネル7が設けられている。操作パネル7の下方には、画像形成部において画像が形成された被記録媒体を取り出すための取り出し口8が設けられている。取り出し口8の下方には、画像形成部へ供給される被記録媒体が収容される媒体供給カセット9が取り付けられている。
読取ユニット3において、ADF部5には、図2(A)及び図2(B)に示すように、所定の搬送経路(図2(B)中に太い破線で示す経路参照。)に沿って原稿を搬送する搬送部10が設けられている。この搬送部10は、吸入ローラ11(本明細書でいう第一ローラの一例に相当。)、分離ローラ12A(本明細書でいう第二ローラの一例に相当。)、分離片12B、中継ローラ13、搬送ローラ14A、上側ピンチローラ14B、下側ピンチローラ14C、排出ローラ15A、及び排出ピンチローラ15Bなどを備えている。
ADF部5の上面には、図1,図2(A),及び図2(B)に示すように、第一カバー16、第二カバー17、及び第三カバー18が設けられている。これら第一カバー16、第二カバー17、及び第三カバー18は、ADF部5の底部ないし側壁部を構成するADFベース部材5Aとともに、ADF部5の外装を構成する。
第一カバー16は、収納位置にある第一カバー16の右端付近にある回動軸16Aを中心に、図2(A)に示した収納位置と図2(B)に示した使用位置との間を回動可能となっている。第三カバー18は、第三カバー18の右端付近にある回動軸18Aを中心に、図2(A)に示した水平位置と図2(B)に示した傾斜位置との間を回動可能となっている。
第一カバー16及び第三カバー18が、図2(A)に示した位置にある状態では、第一カバー16から延出するアーム16Bの先端に設けられているボス(図示せず)が、第三カバー18の下面に形成されるアーム受け18Bに入り込み、ボスが第三カバー18を下側から支持する。すなわち、第一カバー16からのアーム16Bが第三カバー18を下面から支持している状態になるため、第一カバー16、及び第三カバー18が水平な面を形成する。なお、ここでの水平とは、第一カバー16と第三カバー18とが完全な平面を形成する場合だけでなく、多少の凹凸部を有していたり、傾斜する部分等を含んでいたりしてもよいものとする。そして、この状態で第一カバー16を収納位置から使用位置へと回動させると、アーム16Bのボスが下方に変位し、第三カバー18の左端付近を下方へ変位させる状態となる。これにより、第三カバー18が第一カバー16の回動に連動して、図2(A)に示す水平位置から、図2(B)に示す傾斜位置へと回動する。
第一カバー16が収納位置から使用位置へと回動する場合、第一カバー16が使用位置に到達する前の段階で第三カバー18は傾斜位置へと到達する。ただし、それ以降、アーム16Bのボスはアーム受け18Bから脱して、第一カバー16は第三カバー18を変位させることなく使用位置に到達する。また、第一カバー16が使用位置から収納位置へと回動する場合、最初は、第一カバー16は第三カバー18を変位させることなく回動するが、収納位置へ到達する前の段階で、アーム16Bのボスがアーム受け18Bへと入り込む。そのため、以降は、第一カバー16が収納位置に到達するまで、アーム16Bのボスが第三カバー18の左端付近を上方へと持ち上げる。これにより、第三カバー18は第一カバー16に連動して回動することになり、第一カバー16が収納位置に到達するのとほぼ同時に第三カバー18が水平位置に到達する。
第一カバー16が使用位置へ変位した場合、ADF部5には、搬送部10へと供給される搬送前の原稿を、当該原稿の下側で支持する第一支持部21(本明細書でいうシート支持部の一例に相当。)と、搬送部10から排出される搬送後の原稿を、当該原稿の下側で支持する第二支持部22が形成される。第一支持部21の少なくとも一部と第二支持部22の少なくとも一部は、間隔を空けて上下方向に重なる位置にあり、第一支持部21が第二支持部22の上側、第二支持部22が第一支持部21の下側に構成されている。
第一支持部21は、図2(A)及び図2(B)に示すように、搬送部10内において原稿を斜め下方へと案内するシュート部材210、搬送部10側にあるシュート部材210から最も近い位置において原稿を支持する第一トレイ211、当該第一トレイ211よりも搬送部10側から離れた位置において原稿を支持する第二トレイ212、及び当該第二トレイ212よりも搬送部10側から離れた位置において原稿を支持する第三トレイ213を有する。第二支持部22は、搬送部10側から最も近い位置において原稿を支持する第四トレイ224と、当該第四トレイ224よりも搬送部10側から離れた位置において原稿を支持する第五トレイ225を有する。第五トレイ225は第一カバー16の片面によって構成され、第三トレイ213は、第五トレイ225との間に間隔を空けて第一カバー16の片面に対して固定されている。そのため、第三トレイ213、及び第五トレイ225は、第一カバー16を使用位置へ変位させた際に、第一支持部21又は第二支持部22を構成する位置に配置されることになる。第一カバー16が収納位置へ変位した場合、第一カバー16は、第一トレイ211及び第二トレイ212の上方を覆う状態となり、第一カバー16とともに変位した第三トレイ213、及び第五トレイ225は、下方に向けられた状態でADF部5の内部に収納される。
第一支持部21に載置される原稿は、図2(B)中に太い破線で示す搬送経路に沿って搬送されて、第二支持部22へと排出される。その際、吸入ローラ11によって第一支持部21から搬送方向下流側へと送り出される原稿は、分離ローラ12A及び分離片12Bによって1枚ずつに分離される。そして、更に中継ローラ13や搬送ローラ14Aによって搬送方向下流側へと搬送されて、排出ローラ15Aによって第二支持部22上へと排出される。
上記搬送経路に沿った位置で、搬送ローラ14Aと排出ローラ15Aとの間となる位置には、第一透明部25Aと、第一原稿押さえ27Aが設けられている。また、上記搬送経路に沿った位置で、中継ローラ13と搬送ローラ14Aとの間となる位置には、第二透明部25Bと、第二原稿押さえ27Bが設けられている。
これらのうち、第一透明部25Aは、FB部4側に配設され、第二透明部25B、第一原稿押さえ27A、及び第二原稿押さえ27Bは、ADF部5側に配設されている。第一透明部25A、及び第二透明部25Bは、本実施形態の場合、ガラス板によって構成され、原稿の搬送方向に対して直交する幅方向(本実施形態でいう前後方向。)について、原稿の幅を超える範囲にわたって延在している。
第一原稿押さえ27A、及び第二原稿押さえ27Bは、金属又は硬質樹脂材料によって形成された部材で、第一透明部25A、及び第二透明部25Bと同様に、原稿の幅を超える範囲にわたって延在している。
第一原稿押さえ27Aは、ばね(図示略。)によって第一透明部25A側に向かって付勢され、第一透明部25Aの上面に接触しつつ通過する原稿が第一透明部25A側から浮き上がるのを抑制する。第二原稿押さえ27Bは、ばね(図示略。)によって第二透明部25B側に向かって付勢され、第二透明部25Bの上面に接触しつつ通過する原稿が第二透明部25B側から浮き上がるのを抑制する。
また、FB部4には、第三透明部25Cが設けられ、ADF部5には、第三原稿押さえ27Cが設けられている。第三透明部25Cは、本実施形態の場合、第一透明部25A、及び第二透明部25Bと同様に、ガラス板によって構成されている。ただし、画像の読み取り対象となる原稿全体が収まるだけの十分に広い面積を有する点で、第一透明部25A、及び第二透明部25Bとは相違する。
第三原稿押さえ27Cは、発泡樹脂層と硬質樹脂フィルム層とを積層してなる積層体によって構成されている。ADF部5が閉じられた際、第三原稿押さえ27Cは、若干の弾性変形を伴って第三透明部25C側に密接し、第三透明部25C上に載置された原稿が第三透明部25C側から浮き上がるのを抑制する。
FB部4には、ガイドレール29、キャリッジ30、第一イメージセンサ31Aなどが配設されている。ADF部5には、第二イメージセンサ31Bが配設されている。ガイドレール29は、FB部4のハウジング4Aの底部内面に一体成形されたもので、第一透明部25Aの下方から第三透明部25Cの下方にわたる範囲において、第一透明部25A及び第三透明部25Cの下面と平行な状態で、本実施形態でいう左右方向に延在している。
キャリッジ30は、ガイドレール29の上側に取り付けられることにより、ガイドレール29に沿って左右方向へ往復移動可能な状態で支持されている。このキャリッジ30は、タイミングベルト(図示略。)に連結され、タイミングベルトが循環駆動されるのに追従して左右方向へ往復移動する。
第一イメージセンサ31A、及び第二イメージセンサ31Bは、本実施形態の場合、密着イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)が採用されている。第一イメージセンサ31Aは、キャリッジ30に搭載されて、キャリッジ30とともに左右方向へ往復移動する。
第一イメージセンサ31Aとキャリッジ30との間には、ばね(図示略。)が介装され、第一イメージセンサ31Aは上向きに付勢されている。また、第一イメージセンサ31Aの前後両端付近には、スペーサー(図示略。)が取り付けられ、第一イメージセンサ31Aとともに上向きに付勢されるスペーサーは、第三透明部25C、又は第一透明部25Aの下面に接触可能に構成されている。
これにより、第一イメージセンサ31Aがキャリッジ30とともに往復移動する際に、スペーサーは第三透明部25C、又は第一透明部25Aの下面に接触する状態を維持し、第一イメージセンサ31Aは、第三透明部25C、又は第一透明部25Aとの間の距離を一定に維持して移動する。
第二イメージセンサ31Bは、所定の位置に配設されていて、その位置から移動することはない。ただし、第二イメージセンサ31Bも、ばね(図示略。)によって第二透明部25B側に向かって付勢されている。これにより、第二イメージセンサ31Bも、第二透明部25Bとの間の距離が一定に維持されている。
第一イメージセンサ31A、及び第二イメージセンサ31Bが有する複数の読取素子は、本実施形態でいう前後方向に配列されている。第三透明部25Cの上面に載置された原稿の画像を読み取る場合、第一イメージセンサ31Aは、キャリッジ30とともに移動しながら画像を読み取る。
また、搬送部10によって搬送される原稿の画像を読み取る場合、第一イメージセンサ31Aは、第一原稿押さえ27A及び第一透明部25Aの下方で静止し、第一透明部25Aの上面に接触しつつ通過する原稿の画像を読み取る。第二イメージセンサ31Bは、第二原稿押さえ27B及び第二透明部25Bの下方において、第二透明部25Bの上面に接触しつつ通過する原稿の画像を読み取る。
第一トレイ211は、図3に示すように、回動軸211Aを中心に回動可能に構成され、図2(B)に示した閉位置と図3に示した開位置との間を変位可能となっている。この第一トレイ211は、閉位置にある状態で原稿を支持する。一方、第一トレイ211が開位置へ変位した場合、その下方にある第四トレイ224の一部が露出する。第二カバー17は、図3に示すように、回動軸17Aを中心に回動可能に構成され、図2(B)に示した閉位置と図3(A)に示した開位置との間を変位する。
第一トレイ211には、図4に示すように、サイドガイド35,36が取り付けられている。これらのサイドガイド35,36は、原稿の搬送方向に直交する幅方向(図中前後方向)に間隔を空けて設けられ、双方とも第一トレイ211に対して相対的に前後方向へスライド可能で、一方がスライドするのに連動して他方が反対方向へスライドする。これらのサイドガイド35,36は、第一支持部21上に原稿が載置された際、原稿の幅方向端部に当接し、原稿の搬送方向を所定方向に規制する。
[ホルダ及び付勢部の詳細]
図4、図5(A)、及び図5(B)に示すように、分離ローラ12Aを回転可能に支持する駆動軸39には、ホルダ41が取り付けられている。ホルダ41は、分離ローラ12Aの回転中心に一致する軸線を揺動中心として揺動可能に支持されている。第二カバー17が閉位置にある状態では、ホルダ41は、図6(A)及び図7(A)に示す最下位置から図6(B)及び図7(B)に示す最上位置に至る範囲内を揺動可能となっている。ホルダ41には、吸入ローラ11が回転可能に取り付けられ、吸入ローラ11は、ホルダ41の揺動中心に平行な軸線を回転中心として回転する。また、吸入ローラ11は、ホルダ41の揺動時には、ホルダ41とともに揺動し、これにより、吸入ローラ11と第一支持部21(より詳しくはシュート部材210。)との間隔が変更される。
ホルダ41には、ガイド部43と、一対の付勢部45,45が取り付けられている。付勢部45,45は、ホルダ41の上面側で、かつホルダ41の揺動中心となる軸線方向(本実施形態でいう前後方向。)の両端に設けられている。付勢部45,45は、それぞれが当接部材47とばね部材48とを有する。当接部材47,47は、ホルダ41に対して揺動可能に取り付けられ、双方とも図5(B)中に示した軸線R2を中心に揺動する。ばね部材48は、図7(A)及び図7(B)に示すように、ホルダ41の上面側と当接部材47の下面側との間に介装された圧縮ばねである。
当接部材47は、図中左側にある一端が図中右側にある他端よりもホルダ41の揺動中心(駆動軸39)寄りとなる向きに設けられている。当接部材47の揺動中心は、当接部材47の前記一端側にあり、ばね部材48は、当接部材47の前記他端側とホルダ41との間に介装されている。付勢部45と吸入ローラ11は、吸入ローラ11の軸方向について、互いに重ならない位置に配設されている。吸入ローラ11とばね部材48は、吸入ローラ11の回転軸方向から見た場合に重なる位置に配置されている。
このように構成された付勢部45,45において、ばね部材48の下端は、ホルダ41が有する第一箇所50Aを押圧し、当接部材47は、上向きに凸な形状とされた角部47Aで、第二カバー17が有する第二箇所50Bを押圧する。そのため、付勢部45,45は、上記第一箇所50Aと第二箇所50Bとの間で、ホルダ41に対し、第一箇所50Aを第二箇所50Bから離間させる方向へ付勢力を作用させ、吸入ローラ11を第一支持部21側へと付勢する。
当接部材47を揺動可能に支持する支軸51は、ホルダ41に一体成形されている。支軸51は、図7(A)〜図7(E)に示すように、円柱体の一部が軸方向に平行な面で切断されることで、その切断面と直交する方向の厚さ寸法が円柱体の直径よりも小さくされた形状(すなわち、図7(A)〜図7(E)に示す断面形状が軸方向に連続する柱状体。)とされている。当接部材47には、環状体の一部に開環部分を形成した形状(すなわち、図7(A)〜図7(E)に示す略C字状。)とされた軸受52が設けられている。
これら支軸51及び軸受52は、図7(C)に示すように、軸受52の支軸51に対する回転角が所定角度(本明細書でいう第一範囲内。)とされた場合には、支軸51が開環部分を通過可能となって、軸受52が支軸51に対して着脱可能となる。一方、軸受52の支軸51に対する回転角が上記所定角度以外(本明細書でいう第二範囲内。)とされた場合には(例えば、図7(D)及び図7(E)参照。)、支軸51が開環部分を通過不能となって、軸受52が支軸51から外れなくなる。
図7(A)〜図7(E)に示すように、当接部材47にはストッパ53、ホルダ41には受け部54が、それぞれ設けられている。軸受52を支軸51に対して取り付けた後、当接部材47を図7(D)中に矢印で示す方向へ回動させると、受け部54は、弾性変形することで、図7(D)中に示す待避位置へと変位し、ストッパ53が受け部54を越える位置へと揺動するのを許容する。より詳しく説明すると、受け部54は、右端側を基部として当該基部から略左方へと延出する板ばね状に形成されている。図7(D)中に矢印で示す方向へ回動させた際には、ストッパ53は第一当接面53Aで受け部54の左端に上から圧接する。第一当接面53Aには、受け部54に対して当接した際、受け部54の左端を下方へと押し退けやすい傾きが付与されている。そのため、第一当接面53Aで受け部54を押圧すれば、受け部54の変形が促され、ストッパ53は容易に受け部54を越える位置へ揺動する。
一方、上述のような位置へ当接部材47を変位させた後、ホルダ41と当接部材47の間にはばね部材48が介装される。このとき、ばね部材48は、当接部材47を図7(E)中に矢印で示す方向へと付勢し、ストッパ53が受け部54に当接するが、受け部54は殆ど弾性変形せず、受け部54はストッパ53が受け部54を越える位置へと揺動するのを阻止する。より詳しく説明すると、図7(E)中に矢印で示す方向へ回動させた際には、ストッパ53は第二当接面53Bで受け部54の左端に左から圧接する。第二当接面53Bには、受け部54に対して当接した際、受け部54の左端を右方へと押す傾きが付与されている。そのため、第二当接面53Bで受け部54を押圧しても、受け部54は上下方向へは殆ど変形せず、ストッパ53は受け部54を越える位置へ揺動しない。したがって、軸受52の支軸51に対する回転角が図7(C)に示すような位置(本明細書でいう第一範囲内。)へ当接部材47が揺動することはなく、ばね部材48の付勢力で当接部材47が支軸51から脱落し得る位置へ変位してしまうおそれはない。
[ガイド部の詳細]
ガイド部43は、第一支持部21に原稿がセットされる際に、原稿をホルダ41ないし吸入ローラ11の下方へと案内する部材である。ガイド部43の下面側には、図8(A)に示すように、ホルダ41の搬送方向上流端よりも更に搬送方向上流側に延在する案内面44が形成されている。第一支持部21に原稿がセットされる際、原稿は案内面44に摺接し、案内面44に沿ってホルダ41ないし吸入ローラ11の下方へと案内される。
ガイド部43は、図5(B)中に示すように、ホルダ41を挟んでホルダ41の軸方向両側それぞれに配設される両側部分43A,43Bと、それら両側部分43A,43B間をホルダ41の搬送方向上流側において連結する連結部分43Cとを有する。ガイド部43は、これら両側部分43A,43B及び連結部分43Cが一体成形された単一部品によって構成されている。
また、ガイド部43は、ホルダ41に対して揺動可能に取り付けられ、図5(B)中に示した軸線R1を中心に揺動する。図8(A)〜図8(D)に示すように、ガイド部43を揺動可能に支持する揺動軸61は、ホルダ41に一体成形されている。揺動軸61は、円柱体の一部が軸方向に平行な面で切断されることで、その切断面と直交する方向の厚さ寸法が円柱体の直径よりも小さくされた形状(すなわち、図8(A)〜図8(D)に示す断面形状が軸方向に連続する柱状体。)とされている。ガイド部43には、環状体の一部に開環部分を形成した形状(すなわち、図8(A)〜図8(D)に示す略C字状。)とされた軸受62が設けられている。
これら揺動軸61及び軸受62は、図8(B)に示すように、軸受62の揺動軸61に対する回転角が所定角度(本明細書でいう第一範囲内。)とされた場合には、揺動軸61が開環部分を通過可能となって、軸受62が揺動軸61に対して着脱可能となる。一方、軸受62の揺動軸61に対する回転角が上記所定角度以外(本明細書でいう第二範囲内。)とされた場合には(例えば、図8(C)及び図8(D)参照。)、揺動軸61が開環部分を通過不能となって、軸受62が揺動軸61から外れなくなる。
図8(A)〜図8(D)に示すように、ガイド部43にはストッパ63、ホルダ41には受け部64が、それぞれ設けられている。軸受62を揺動軸61に対して取り付けた後、ガイド部43を図8(C)中に矢印で示す方向へ回動させると、受け部64は、弾性変形することで、図8(C)中で紙面手前側となる向きに僅かに変位し、受け部64がストッパ63を乗り越える位置へと揺動するのを許容する。より詳しく説明すると、図8(C)中に矢印で示す方向へ回動させた際には、受け部64は、ストッパ63の第一当接面63Aに当接する。第一当接面63Aには、受け部64の移動方向に対して緩い傾斜が付与されている。そのため、受け部64が第一当接面63Aに当接すると、受け部64は第一当接面63Aに摺接しつつ徐々に弾性変形してストッパ63を越える位置へと変位する。
一方、上述のような位置へガイド部43を変位させた後、ガイド部43が図8(D)中に矢印で示す方向へと変位すると、受け部64はストッパ63に当接する。しかし、この場合、受け部64は殆ど弾性変形せず、ストッパ63は受け部64がストッパ63を越える位置へと変位するのを阻止する。
より詳しく説明すると、図8(D)中に矢印で示す方向へ回動させた際には、ストッパ63は第二当接面63Bで受け部64に当接する。第二当接面63Bには、受け部64の移動方向に対して垂直に形成(又は急な傾斜が付与)されている。そのため、受け部64が第二当接面63Bに当接しても、受け部64が第二当接面63Bに沿って変位することはなく、受け部64はストッパ63を越える位置へ揺動しない。したがって、軸受62の揺動軸61に対する回転角が図8(B)に示すような位置(本明細書でいう第一範囲内。)へガイド部43が揺動することはなく、ガイド部43が揺動軸61から脱落し得る位置へ変位してしまうおそれはない。
ガイド部43において、揺動中心よりも搬送方向下流端寄りの位置には、相応に重さのある形状とされた錘部67が設けられ、これにより、ガイド部43は、揺動中心よりも搬送方向下流端寄りの位置に重心を有する形状とされている。そのため、ガイド部43は、ガイド部43の搬送方向上流端(図中でいう右端。)が第一支持部21から離れる方向へは自重で揺動する。
第二カバー17は、図8(A)に示すように、閉位置にある場合にはホルダ41の上方に配置され、その状態における第二カバー17の下面側には、ガイド部43側に向かって突出する第一リブ71が設けられている。より詳しくは、第二カバー17の下面側には、図中前後方向に間隔を空けて複数の第一リブ71が並列に垂設されていて、図8(A)には、それら複数の第一リブ71のうちの一つが表れている。
一方、図5(B)に示すように、ガイド部43の搬送方向上流端側(図中でいう右端側。)には、複数の第一切り欠き部72が形成されている。この第一切り欠き部72は、上述した複数の第一リブ71と同数あり、各第一切り欠き部72に第一リブ71が入り込むことで、図8(A)に示すように、ガイド部43の搬送方向上流端と第一リブ71が重なる位置に配置されている。そのため、利用者が第一支持部21に原稿をセットする際に、原稿の先端を複数の第一リブ71の下端に摺接させると、原稿は第一リブ71に沿ってガイド部43の下方へと案内されから案内面44に摺接する。これにより、原稿がガイド部43の上方へ入り込むのを防ぐことができる。
また、ホルダ41は、図5(A)及び図5(B)に示すように、搬送方向上流側に向かって突出する複数の第二リブ73を有する。ガイド部43には、第二リブ73が入り込む複数の第二切り欠き部74が形成されている。ガイド部43の案内面44に原稿が摺接した際、原稿は案内面44に沿って第二リブ73の搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内されてからホルダ41の下方へと案内される。これにより、原稿がガイド部43とホルダ41との隙間に入り込むのを防ぐことができる。
[作用・効果]
以上のように構成された複合機1において、利用者が第一支持部21に原稿をセットする際に、原稿の先端がガイド部43に当接すると、ホルダ41及びガイド部43は、第一支持部21から離れる方向へ移動する。より詳しくは、ホルダ41及びガイド部43は、初期状態では、自重と付勢部45からの付勢力により、図7(A)に示す最下位置へ変位した状態にある。
一方、原稿の先端がガイド部43の案内面44に押し付けられて、ガイド部43を第一支持部21から離れる方向へ変位させる力がガイド部43に作用すると、その力がガイド部43の揺動軸61を介してホルダ41へと伝達される。その結果、ホルダ41及びガイド部43は、自重及び付勢部45からの付勢力に抗して上方へと(図7(A)において反時計回りに)揺動し、最大で図7(B)に示す最上位置にまで変位する。
その際、ガイド部43は、原稿や他箇所との当接に伴い、ホルダ41に対しては相対的に搬送方向上流端が下降する向き(図7(A)において時計回り。)に揺動する。そのため、図7(A)と図7(B)とを比較すれば明らかなように、第一支持部21から離れる方向への移動量に関しては、ガイド部43の搬送方向上流端の移動量がホルダ41の搬送方向上流端の移動量よりも小さくなる。
そのため、ホルダ41相当部分の搬送方向上流端を単にガイド部43相当の範囲まで延長したものとは異なり、ガイド部43の搬送方向上流端がホルダ41の変位に伴って過剰に第一支持部21から離れる方向へ移動してしまうのを抑制できる。したがって、ガイド部43の移動範囲をより小さめに抑えることができ、その分だけガイド部43の移動方向についてADF部5の寸法を小さくし、ADF部5の高さ方向寸法をコンパクトにすることができる。
また、ガイド部43を備えていないものとも異なり、利用者が第一支持部21に原稿をセットする際には、ホルダ41相当部分のみで原稿を案内する場合に比べ、より搬送方向上流側から原稿を案内することができ、よりスムーズに原稿を吸入ローラ11の下方へと案内することができる。
また、上記複合機1の場合、ホルダ41にガイド部43を取り付けてから、両者をまとめて所定の箇所に組み付けることができるので、両者を別々にそれぞれの組み付け対象箇所に組み付ける構造となっている場合に比べ、容易に組み付け作業を行うことができる。
また、上記複合機1の場合、ガイド部43の案内面44に摺接する原稿からガイド部43を第一支持部21から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力がガイド部43の揺動軸を介してホルダ41へと伝達される。したがって、ガイド部43とホルダ41をスムーズに連動させて、原稿をホルダ41又は吸入ローラ11の下方へと案内することができる。
また、上記複合機1の場合、ガイド部43の搬送方向上流端が第一支持部21から離れる方向へガイド部43が揺動することで、ガイド部43が所定位置に到達すると、ストッパ63と受け部64が当接しそれ以上はガイド部43が揺動しなくなる。したがって、ガイド部43が更に揺動し得るものとは異なり、ガイド部43が過剰に揺動して他の部材と干渉するといったトラブルが発生するのを防止ないし抑制することができる。
また、上記複合機1の場合、軸受62の揺動軸61に対する回転角を第一範囲内とすることで、軸受62を揺動軸61に取り付けることができ、その後、軸受62の揺動軸61に対する回転角を第二範囲内とすれば、軸受62が揺動軸61から外れなくなる。しかも、この状態では、ストッパ63が、軸受62の回転角が第一範囲内となる位置へガイド部43が揺動するのを阻止するので、軸受62が揺動軸61から外れない状態をストッパ63によって維持できる。したがって、このような構成を備えていない場合に比べ、ガイド部43をホルダ41に対して簡単に取り付けることができ、取り付けたガイド部43がホルダ41から外れるのを防止ないし抑制することができる。
また、上記複合機1の場合、軸受62の揺動軸61に対する回転角を第一範囲内から第二範囲内へ変更する際、受け部64は、第一当接面63Aとの当接に伴って弾性変形しつつストッパ63を乗り越えるので、ストッパ63が障害物となることはない。一方、軸受62の揺動軸61に対する回転角を第二範囲内から第一範囲内へ変更しようとすると、受け部64はストッパ63を乗り越えないので、ストッパ63及び受け部64の機能が適切に発揮される。したがって、受け部64が弾性変形しないものや、受け部64がストッパ63を乗り越えないものなどに比べ、ガイド部43の取り付け作業が容易になる。
また、上記複合機1の場合、第一支持部21に原稿をセットする際には、第一リブ71によって原稿がガイド部43の搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内される。したがって、原稿がガイド部43の搬送方向上流端に引っかかるのを防止ないし抑制することができ、原稿をスムーズに案内面44に摺接させることができる。
また、上記複合機1の場合、ガイド部43は、ガイド部43の搬送方向上流端が第一支持部21から離れる方向へ自重で揺動する。そのため、ガイド部43に対して外力を加える構成を設けなくても、容易にガイド部43の搬送方向上流端を第一支持部21から離れる方向へ変位させて、その状態を維持することができ、原稿がセットされる際には、あらかじめガイド部43を適切な位置に変位させておくことができる。
また、上記複合機1の場合、ガイド部43は、上述のような両側部分43A,43B及び連結部分43Cが一体成形された単一部品によって構成されている。したがって、例えば、ホルダ41の両側にそれぞれ独立に設けられた複数部品でガイド部43が構成される場合に比べ、ガイド部43を容易に組み付けることができ、また、そのような複数部品を並列に作動させるための工夫なども不要となり、ガイド部43の構成を簡素化することができる。
また、上記複合機1の場合、第一支持部21に原稿をセットする際には、案内面44によって原稿が第二リブ73の搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内される。したがって、原稿が第二リブ73の搬送方向上流端に引っかかるのを防止ないし抑制することができ、原稿をスムーズにホルダ41の下方へ案内することができる。
なお、上記複合機1の場合、利用者が第一支持部21に原稿をセットする際には、原稿の搬送方向先端がガイド部43に押し当てられ、原稿はガイド部43に沿って吸入ローラ11と第一支持部21との間へと導入される。このとき、ホルダ41が揺動することにより、吸入ローラ11は原稿の厚さや枚数に応じた位置へ変位する。付勢部45,45は、ホルダ41に対して付勢力を作用させて、吸入ローラ11を第一支持部21側へと付勢する。そのため、原稿の厚さや枚数によらず、吸入ローラ11で原稿を適度に押圧しつつ吸入ローラ11を回転させて原稿を搬送方向下流側へ送り出すことができる。したがって、吸入ローラ11の自重とモータの回転数を調節することで原稿を送り出していた従来品に比べ、複雑な制御を行うことなく原稿を搬送方向下流側へ送り出すことができる。
しかも、上記複合機1の場合、付勢部45,45と吸入ローラ11は、吸入ローラ11の軸方向について、互いに重ならない位置に配設されている。そのため、付勢部45相当の構成を吸入ローラ11の上方に重ねて配設した場合に比べ、吸入ローラ11及び付勢部45,45を含む構造の高さ方向寸法を小さくすることができ、これにより、ADF部5の薄型化を図ることができる。
また、上記複合機1の場合、付勢部45,45を構成する当接部材47及びばね部材48が第一箇所50Aを有するホルダ41側に設けられ、ばね部材48の付勢力で当接部材47を第二カバー17側にある第二箇所50Bに当接させている。そのため、第二カバー17(第二箇所50B)側には付勢部45,45を構成する部材を設けなくても、所期の機能を有する付勢部45,45を構成することができる。
また、上記複合機1の場合、吸入ローラ11を挟んで吸入ローラ11の軸方向の両側に設けられているので、吸入ローラ11に対してバランスよく荷重をかけることができる。
また、上記複合機1の場合、吸入ローラ11とばね部材48が、吸入ローラ11の回転軸方向から見て重なる位置に配置されるので、両者が重なる位置に配置されない場合に比べ、吸入ローラ11及びばね部材48を含む構造をコンパクトな構造にすることができる。
また、上記複合機1の場合、当接部材47は角部47Aで第二箇所50Bに当接する。そのため、当接部材47が面で第二箇所50Bに当接する場合とは異なり、当接部材47が揺動しても確実に角部47Aを当接させることができ、当接部材47上の当接箇所が不定とならないようにすることができる。
また、上記複合機1の場合、ホルダ41に一体成形された支軸51によって当接部材47を揺動可能に支持することができるので、ホルダ41とは別部品となる支軸を用意しなくても済み、付勢部45,45の構成を簡素化することができる。
また、上記複合機1の場合、ホルダ41の揺動中心から離間した位置において、当接部材47とホルダ41との間にばね部材48が介装される。したがって、ばね部材48がホルダ41の揺動中心付近に付勢力を作用させる構造となっている場合に比べ、付勢部45,45からホルダ41に対して付勢力を効果的に作用させることができる。
また、上記複合機1の場合、ストッパ53及び受け部54を有するので、ばね部材48からの付勢力によって当接部材47が所定位置に到達すると、それ以上は当接部材47が揺動しなくなる。したがって、当接部材47が更に揺動するものとは異なり、ばね部材48が当接部材47とホルダ41との間に挟まれた状態を容易に維持することとができ、ばね部材48の脱落などを抑制することも可能となる。
また、上記複合機1の場合、軸受52の支軸51に対する回転角を第一範囲内とすることで、軸受52を支軸51に取り付けることができ、その後、軸受52の支軸51に対する回転角を第二範囲内とすれば、軸受52が支軸51から外れなくなる。しかも、この状態では、ストッパ53が、軸受52の回転角が第一範囲内となる位置へ当接部材47が揺動するのを阻止するので、軸受52が支軸51から外れない状態をストッパ53によって維持できる。したがって、このような構成を備えていない場合に比べ、当接部材47をホルダ41に対して簡単に取り付けることができ、取り付けた当接部材47がホルダ41から外れるのを防止ないし抑制することができる。
また、上記複合機1の場合、軸受52の支軸51に対する回転角を第一範囲内から第二範囲内へ変更する際、受け部54は、ストッパ53から受ける力で待避位置へ待避するので、受け部54が障害物となることはない。一方、軸受52の支軸51に対する回転角を第二範囲内から第一範囲内へ変更しようとすると、受け部54は、ストッパ53から受ける力では待避位置へ待避しないので、受け部54としての機能が適切に発揮される。したがって、受け部54が待避しないものや、ストッパ53を移動させる前に別途受け部54を待避させておかなければならないものなどに比べ、当接部材47の取り付け作業が容易になる。
[その他の実施形態]
以上、シート搬送装置及び画像読取装置の具体的な実施形態について、複合機1を例示して説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態において、ガイド部43はホルダ41に対して揺動可能に取り付けられていたが、ガイド部43相当物がホルダ41相当物の上方に配設された部材に対して揺動可能に取り付けられていてもよい。具体例を示せば、例えば、図9(A)及び図9(B)に示すように、ガイド部81が、ホルダ41の上方に配設された第二カバー83に対して揺動軸81Aを中心に揺動可能に取り付けられていてもよい。第二カバー83は、機能的には上述の第二カバー17と同等な部材である。このガイド部81は、案内面82に摺接する原稿からガイド部81を第一支持部21から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力をガイド部81とホルダ41との当接箇所85を介してホルダ41へと伝達し、ホルダ41を揺動させる。
このようなガイド部81でも、ホルダ41の搬送方向上流端を過剰に上方へ変位させることなく、より搬送方向上流側から原稿を案内できるので、この点で上述のガイド部43と同様の作用、効果をそうする。しかも、このガイド部81の場合、ホルダ41に対して揺動する構造ではないので、ホルダ41の位置や動きを考慮することなく、ガイド部43の位置や動作範囲を設定でき、原稿を案内するのに好適な位置に案内面82を配置することが容易になる。
また、ガイド部81の場合、ガイド部43の案内面44に摺接する原稿からガイド部43を第一支持部21から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力がホルダ41との当接点を介してホルダ41へと伝達される。その結果、ホルダ41が揺動して、ホルダ41の搬送方向上流端は第一支持部21から離れる方向へ移動する。したがって、ガイド部43とホルダ41をスムーズに連動させて、原稿をホルダ41又は吸入ローラ11の下方へと案内することができる。
なお、上記実施形態では、当接部材47及びばね部材48で付勢部45を構成する例を示したが、当接部材47を省略してばね部材48のみで付勢部を構成することもできる。あるいは、当接部材47を設ける場合でも、当接部材47を揺動可能なものとするか否かは任意であり、当接部材47が上下にスライド可能なものなどでもよい。
また、上記実施形態では、付勢部45がホルダ41側に設けられて第二カバー17側に当接する構成とされていたが、付勢部45相当物が第二カバー17相当物側に設けられてホルダ41相当物側に当接する構成とされていてもよい。
また、上記実施形態では、付勢部45が第二カバー17に当接する構成とされていたが、付勢部45の上方に第二カバー17とは異なる機能を有する部材が配設されている場合には、その部材に付勢部45相当物が当接する構成とされていてもよい。すなわち、付勢部45の当接対象が、カバーとしての機能を有する部材であるか否かは任意である。
なお、上述の実施形態においては、画像読取装置に相当する読取ユニット3ないしシート搬送装置に相当するADF部5が、複合機1に組み込まれる事例を示したが、単機能のイメージスキャナ装置として構成されたものにおいて、上述の構成を採用してもよい。
1…複合機、2…本体ユニット、3…読取ユニット、4…FB部、4A…ハウジング、5…ADF部、5A…ADFベース部材、7…操作パネル、8…取り出し口、9…媒体供給カセット、10…搬送部、11…吸入ローラ、12A…分離ローラ、12B…分離片、13…中継ローラ、14A…搬送ローラ、14B…上側ピンチローラ、14C…下側ピンチローラ、15A…排出ローラ、15B…排出ピンチローラ、16…第一カバー、17…第二カバー、18…第三カバー、21…第一支持部、210…シュート部材、211…第一トレイ、211A…回動軸、212…第二トレイ、213…第三トレイ、22…第二支持部、224…第四トレイ、225…第五トレイ、25A…第一透明部、25B…第二透明部、25C…第三透明部、27A…第一原稿押さえ、27B…第二原稿押さえ、27C…第三原稿押さえ、29…ガイドレール、30…キャリッジ、31A…第一イメージセンサ、31B…第二イメージセンサ、35,36…サイドガイド、39…駆動軸、41…ホルダ、43…ガイド部、43A,43B…両側部分、43C…連結部分、44…案内面、45…付勢部、47…当接部材、47A…角部、48…ばね部材、50A…第一箇所、50B…第二箇所、51…支軸、52…軸受、53…ストッパ、53A…第一当接面、53B…第二当接面、54…受け部、61…揺動軸、62…軸受、63…ストッパ、63A…第一当接面、63B…第二当接面、64…受け部、67…錘部、71…第一リブ、72…第一切り欠き部、73…第二リブ、74…第二切り欠き部、81…ガイド部、82…案内面、83…第二カバー。

Claims (13)

  1. シートを支持するシート支持部と、
    前記シート支持部によって支持されたシートを搬送方向下流側へ送り出す第一ローラと、
    前記第一ローラによって送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送方向下流側へ送り出す第二ローラと、
    前記第二ローラの回転中心に一致する軸線を揺動中心として揺動可能に支持され、かつ前記第一ローラが前記揺動中心に平行な軸線を回転中心として回転可能に取り付けられており、前記第一ローラとともに揺動することで、前記第一ローラと前記シート支持部との間隔を変更可能なホルダと、
    前記ホルダとは別体の部材によって構成され、前記ホルダの搬送方向上流端よりも更に搬送方向上流側に延在する案内面を有し、前記シート支持部にシートがセットされる際に当該シートが前記案内面に摺接すると、当該シートを前記案内面に沿って前記ホルダ又は前記第一ローラの下方へと案内するガイド部と
    を備え、
    前記ホルダ及び前記ガイド部は、シートが前記第一ローラの下方へ導入された際に、前記シート支持部から離れる方向へ移動し、当該移動の際、前記ガイド部は前記ホルダに対して相対的に移動するように構成されて、前記シート支持部から離れる方向への移動量に関し、前記ガイド部の搬送方向上流端の移動量が前記ホルダの搬送方向上流端の移動量よりも小さくなるように設定されている
    シート搬送装置。
  2. 前記ガイド部は、前記ホルダに対して揺動可能に取り付けられている
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記ガイド部は、前記案内面に摺接するシートから前記ガイド部を前記シート支持部から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力を前記ガイド部の揺動軸を介して前記ホルダへと伝達し、当該ホルダを揺動させる
    請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記ホルダにはストッパ、前記ガイド部には受け部が、それぞれ設けられており、
    前記ガイド部の搬送方向上流端が前記シート支持部から離れる方向へ前記ガイド部が揺動して所定位置に到達した際には、前記ストッパが前記受け部に当接して、前記ガイド部が前記所定位置を越える位置への揺動を阻止される
    請求項2又は請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記ホルダには、前記揺動軸が一体成形され、
    前記揺動軸は、円柱体の一部が軸方向に平行な面で切断されることで、その切断面と直交する方向の厚さ寸法が前記円柱体の直径よりも小さくされた形状とされ、
    前記ガイド部には、環状体の一部に開環部分を形成した形状とされた軸受が設けられ、
    前記軸受の前記揺動軸に対する回転角が第一範囲内とされた場合には、前記揺動軸が前記開環部分を通過可能となって、前記軸受が前記揺動軸に対して着脱可能となり、前記軸受の前記揺動軸に対する回転角が第二範囲内とされた場合には、前記揺動軸が前記開環部分を通過不能となって、前記軸受が前記揺動軸から外れなくなり、
    前記ストッパは、前記受け部に当接することにより、前記軸受の前記揺動軸に対する回転角が前記第一範囲内となる位置へ前記ガイド部が揺動するのを阻止する
    請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記ストッパは、前記軸受の前記揺動軸に対する回転角が前記第一範囲内から前記第二範囲内へと変更される場合に前記受け部と当接する第一当接面と、前記軸受の前記揺動軸に対する回転角が前記第二範囲内から前記第一範囲内へと変更される場合に前記受け部と当接する第二当接面とを有し、
    前記第一当接面は、前記受け部の移動方向との関係で、前記第一当接面に当接した前記受け部が弾性変形しつつ前記第一当接面に沿って摺動することで前記ストッパを乗り越え可能な傾きとされ、
    前記第二当接面は、前記受け部の移動方向との関係で、前記第二当接面に当接した前記受け部が前記ストッパを乗り越え不能となる傾きとされている
    請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記ガイド部は、前記ホルダの上方に配設された部材に対して揺動可能に取り付けられている
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  8. 前記ガイド部は、前記案内面に摺接するシートから前記ガイド部を前記シート支持部から離れる方向へ変位させる力が作用すると、その力を前記ガイド部と前記ホルダとの当接点を介して前記ホルダへと伝達し、当該ホルダを揺動させる
    請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記ホルダの上方には、前記ガイド部側に向かって突出する第一リブを有する部材が配設され、
    前記ガイド部には、前記第一リブが入り込む第一切り欠き部が形成されており、前記第一リブにシートが摺接すると、当該シートが前記ガイド部の搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内されてから前記案内面に摺接する
    請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記ガイド部は、揺動中心よりも搬送方向下流端寄りの位置に重心を有し、前記ガイド部の搬送方向上流端が前記シート支持部から離れる方向へは自重で揺動する
    請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  11. 前記ガイド部は、前記ホルダを挟んで前記ホルダの軸方向両側それぞれに配設される両側部分と、それら両側部分間を前記ホルダの搬送方向上流側において連結する連結部分とを有し、これら両側部分及び連結部分が一体成形された単一部品によって構成されている
    請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  12. 前記ホルダは、搬送方向上流側に向かって突出する第二リブを有し、
    前記ガイド部には、前記第二リブが入り込む第二切り欠き部が形成されており、前記案内面にシートが摺接すると、当該シートが前記第二リブの搬送方向上流端よりも搬送方向下流側へと案内されてから前記ホルダの下方へと案内される
    請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  13. 所定の搬送経路に沿って搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、
    シートを支持するシート支持部と、
    前記シート支持部によって支持されたシートを搬送方向下流側へ送り出す第一ローラと、
    前記第一ローラによって送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送方向下流側へ送り出す第二ローラと、
    前記第二ローラの回転中心に一致する軸線を揺動中心として揺動可能に支持され、かつ前記第一ローラが前記揺動中心に平行な軸線を回転中心として回転可能に取り付けられており、前記第一ローラとともに揺動することで、前記第一ローラと前記シート支持部との間隔を変更可能なホルダと、
    前記ホルダとは別体の部材によって構成され、前記ホルダの搬送方向上流端よりも更に搬送方向上流側に延在する案内面を有し、前記シート支持部にシートがセットされる際に当該シートが前記案内面に摺接すると、当該シートを前記案内面に沿って前記ホルダ又は前記第一ローラの下方へと案内するガイド部と
    を備え、
    前記ホルダ及び前記ガイド部は、シートが前記第一ローラの下方へ導入された際に、前記シート支持部から離れる方向へ移動し、当該移動の際、前記ガイド部は前記ホルダに対して相対的に移動するように構成されて、前記シート支持部から離れる方向への移動量に関し、前記ガイド部の搬送方向上流端の移動量が前記ホルダの搬送方向上流端の移動量よりも小さくなるように設定されている
    画像読取装置。
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