JP4176754B2 - 原稿送り装置 - Google Patents

原稿送り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4176754B2
JP4176754B2 JP2005274221A JP2005274221A JP4176754B2 JP 4176754 B2 JP4176754 B2 JP 4176754B2 JP 2005274221 A JP2005274221 A JP 2005274221A JP 2005274221 A JP2005274221 A JP 2005274221A JP 4176754 B2 JP4176754 B2 JP 4176754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
pressing member
roller
skew
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005274221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007084250A (ja
Inventor
俊彦 清家
英志 泉
尚 牧浦
雄飛 赤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005274221A priority Critical patent/JP4176754B2/ja
Priority to US11/532,137 priority patent/US7735825B2/en
Priority to CNB200610139844XA priority patent/CN100481863C/zh
Publication of JP2007084250A publication Critical patent/JP2007084250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4176754B2 publication Critical patent/JP4176754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H9/00Registering, e.g. orientating, articles; Devices therefor
    • B65H9/16Inclined tape, roller, or like article-forwarding side registers
    • B65H9/166Roller

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、原稿を読取って複写したり送信する複写機やファクシミリ装置等に設けられ、原稿を原稿トレイから引き出して送り出す原稿送り装置に関する。
この種の装置では、図16の側面図及び図17の平面図に示す様に原稿Pが原稿トレイ101に置かれると、原稿Pの先端近傍に呼び込みローラ102を接触させ、この呼び込みローラ102を回転させることにより原稿Pを引き出して送り出す様にしている。この原稿Pは、更に原稿を1枚ずつ分離するサバキローラ103を通じてPSローラ104へと搬送され、PSローラ104からスキャナー(図示せず)へと搬送されて、このスキャナーで該原稿の画像を読取られる。
また、図17の点線で示す様に呼び込みローラ102により引き出された原稿Pが斜めになって斜行し、原稿Pがそのままスキャナーまで搬送されて読取られると、原稿Pの画像が斜めに読取られてしまう。このため、原稿Pの先端をPSローラ104に当接して揃えられてから、原稿Pをスキャナーへと搬送している。
しかしながら、原稿Pを呼び込みローラ102により引き出すときに原稿Pが大きく斜行すると、原稿PをPSローラ104に当接させるだけでは、原稿Pの先端をPSローラ104と平行にすることができなくなる。
また、原稿Pの先端をPSローラ104に当接させて揃えることができたとしても、このときには原稿Pの向きが変わって、図18に示す様に原稿Pの中心線p1がスキャナーによる原稿の読取り中心s1からずれてしまう。このずれ量が僅かであっても、スキャナーによる原稿の縁の読取りが不可能になるため、原稿の縁に余白が無いときには原稿の読取り不良となる。
このため、原稿を案内する一対のガイド板105を原稿トレイ101に設け、これらのガイド板105により原稿の斜行を防止する様にしている。また、各ガイド板105を原稿の読取り中心に対して対称に移動可能に設けておき、原稿の幅に応じて各ガイド板105間の距離を調節して、原稿の読取り中心をずらさずに、各ガイド板105により様々な幅の原稿を案内することができる様にしている。
一方、特許文献1には、呼び込みローラ(特許文献1では送り込みローラと称される)の両側に一対の補助ローラを設け、これらの補助ローラを呼び込みローラよりも原稿の送り出し方向の上流側に配置し、呼び込みローラだけではなく各補助ローラによっても原稿を押さえ付けて、原稿の斜行を防止するという技術が開示されている。
また、特許文献2には、加圧ローラを呼び込みローラ(特許文献2では搬送ローラと称される)よりも原稿の送り出し方向の上流側に配置し、呼び込みローラだけではなく加圧ローラによっても原稿を押さえ付けて、原稿の斜行を防止するという技術が開示されている。
特開平11−79435号公報 特開平8−282880号公報
しかしながら、図17に示す様に一対のガイド板105を設けても、各ガイド板105間に載置された複数枚の原稿の幅が相互に異なっていたならば、最大幅の原稿のみが各ガイド板105により案内され、狭い幅の原稿が案内されないので、狭い幅の原稿の斜行が発生してしまう。
通常は、同一サイズの原稿が搬送されて読取られるので、各ガイド板105により全ての原稿が正常に案内される。ところが、相互に異なる幅の複数枚の原稿を混在させて読取るという使用状況もあり、この場合は、これらの原稿を原稿トレイに載置しても、各ガイド板105により全ての原稿が案内されず、狭い幅の原稿が斜行してしまい、その読取り不良が起こる。
また、特許文献1、2の様に補助的なローラを設けた場合は、その機構自体が複雑となって大型化し易く、補助的なローラを呼び込みローラと連動させる機構も大型化する。
更に、補助的なローラを原稿に押し付ける方法では、呼び込みローラと補助的なローラにより原稿の複数箇所を押さえて、原稿の斜行を防止しているが、ローラにより原稿を押さえても、ローラの回転中には原稿の向きが容易に変化するので、つまり原稿の回転モーメントに抗する制動力を充分に発生させることができないので、大きな効果を望むことができない。また、これを改善するために原稿に対する補助的なローラの圧力を増大させたならば、原稿の搬送そのものが困難になる。従って、原稿の回転モーメントに抗する制動力を充分に発生させることと原稿の搬送を良好にすることを共に両立させることはできない。このため、補助的なローラの圧力の調節が困難であり、十分な効果を奏することができないと考えられる。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造であって小型化等が容易であり、原稿の斜行を効果的に抑えることが可能な原稿送り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の原稿送り装置は、呼び込みローラを原稿に接触させ、この呼び込みローラを回転させることにより該原稿を引き出して送り出す原稿送り装置において、前記呼び込みローラよりも原稿の送り出し方向の上流側位置で原稿表面に対して摩擦力を発生させる原稿押さえ部材を設けている。
ここで、呼び込みローラが原稿の中心線上に接触したならば、呼び込みローラの引き出す力が原稿の中心線に沿って加わるので、原稿の中心線上の重心周りにモーメントが発生することはない。ところが、呼び込みローラが原稿の中心線からずれた位置に接触したならば、呼び込みローラの引き出す力が原稿の中心線から外れた位置に加わるので、原稿の中心線上の重心周りにモーメントが発生し、原稿が斜行する。
本発明の原稿送り装置では、原稿押さえ部材は、呼び込みローラよりも原稿の送り出し方向の上流側位置で原稿表面に対して摩擦力を発生させている。すなわち、原稿押さえ部材は、呼び込みローラの引き出す力が加わる原稿の位置より上流側にある該原稿の重心周りで原稿表面に対する摩擦力を発生させている。このため、原稿の重心周りに発生したモーメントが作用したときには、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力がモーメントに抗する制動力となって、原稿の斜行が抑制される。
また、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力は、滑り摩擦力であるため、モーメントに抗する大きな制動力となる。
更に、呼び込みローラよりも原稿の送り出し方向の上流側位置で原稿表面に対して摩擦力を発生させているので、原稿の幅やサイズにかかわらず、原稿押さえ部材により摩擦力を発生させることができ、原稿の斜行を抑制することができる。
また、本発明においては、前記原稿押さえ部材は、原稿表面を押すための錘を有している。これにより、原稿の枚数が多くなって、最上層の原稿を押す原稿押さえ部材の位置が高くなっても、原稿押さえ部材により一定の力で原稿を押すことができ、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力を適宜に維持することができる。
更に、本発明においては、前記原稿押さえ部材は、原稿表面に接して摩擦力を発生させる摩擦部材を有している。これにより、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力を確実に発生させることができる。
また、本発明においては、前記呼び込みローラを前記原稿に対して昇降させる昇降機構を備え、前原稿押さえ部材を該呼び込みローラの昇降に連動させて昇降させ、該原稿押さえ部材により原稿を押さえたり該原稿の押さえを解除している。原稿押さえ部材は、原稿が置かれてから該原稿を押さえるので、原稿が置かれる前は原稿押さえ部材を上昇させて、原稿を置くスペースを空けておくことが好ましい。一方、原稿が置かれる前は呼び込みローラを上昇させておき、原稿が置かれた後に呼び込みローラを下降させて原稿に接触させる。そこで、原稿押さえ部材を呼び込みローラに連動させて昇降させ、原稿押さえ部材の昇降を自動で行う様にしている。
更に、本発明においては、前記原稿押さえ部材は、原稿の送り出し方向と直交する方向に移動可能である。原稿のサイズや原稿に対する呼び込みローラの接触状態等に応じて原稿のモーメントの大きさが変化するので、原稿押さえ部材を原稿の送り出し方向と直交する方向に移動可能して、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力が生じる位置を変更して、原稿のモーメントに抗する制動力を調節可能にしている。
また、本発明においては、前記原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置を原稿の送り出し方向と直交する方向に移動させる移動手段と、前記呼び込みローラにより送り出されている原稿の斜行を検出する斜行検出手段とを備え、前記斜行検出手段により原稿の斜行が検出されると、前記移動手段により前記原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置を移動させて調節している。原稿押さえ部材を原稿の送り出し方向と直交する方向に移動させれば、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力が生じる位置を変更して、原稿のモーメントに抗する制動力を調節することができ、原稿の斜行を制御することができる。そこで、原稿の斜行を検出して、この原稿の斜行に応じて原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置を移動させ、原稿の斜行を適確に修正している。
更に、本発明においては、前記呼び込みローラにより送り出された原稿を1枚ずつ分離させるサバキローラを備え、前記原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置から最小サイズの原稿の後端までの離間距離は、前記呼び込みローラから前記サバキローラまでの離間距離よりも長い。サバキローラは呼び込みローラよりも下流側に位置しており、原稿が呼び込みローラに引き続いてサバキローラによっても挟み込まれると、原稿の斜行量が変化しなくなり、原稿押さえ部材による原稿の押さえが必要ではなくなる。従って、原稿がサバキローラによって挟み込まれるまでは、原稿押さえ部材による原稿の押さえを維持する必要がある。このためには、原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置から最小サイズの原稿の後端までの離間距離を呼び込みローラからサバキローラまでの離間距離よりも長くすれば良い。
この様に本発明の原稿送り装置によれば、原稿押さえ部材は、呼び込みローラの引き出す力が加わる原稿の位置より上流側にある該原稿の重心周りで原稿表面に対する摩擦力を発生させている。このため、原稿の重心周りに発生したモーメントが作用したときには、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力がモーメントに抗する制動力となって、原稿の斜行が抑制される。また、原稿押さえ部材と原稿表面間の摩擦力は、滑り摩擦力であるため、モーメントに抗する大きな制動力となる。更に、呼び込みローラよりも原稿の送り出し方向の上流側位置で原稿表面に対して摩擦力を発生させているので、原稿の幅やサイズにかかわらず、原稿押さえ部材により摩擦力を発生させることができ、原稿の斜行を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の原稿送り装置の実施形態1を側方から見て示す断面図である。また、図2は、本実施形態の原稿送り装置を示す平面図である。本実施形態の原稿送り装置は、例えば原稿を読取って複写する複写機に適用されるものであり、原稿を原稿トレイ1から引き出して、この原稿をスキャナー(図示せず)による原稿の読取り箇所5まで送り出す。
この原稿送り装置は、原稿が載置される原稿トレイ1、中間トレイ2、原稿が排出される原稿排紙トレイ3、及び各トレイ1、2、3間で原稿を搬送する原稿搬送機構4を備えている。
原稿搬送機構4は、原稿トレイ1に載置された原稿を原稿読取箇所5を介して中間トレイ2又は原稿排紙トレイ3へと搬送するための主搬送路6と、中間トレイ2上の原稿を主搬送路6に戻して供給するための副搬送路7とを備えている。
主搬送路6の上流端側(原稿トレイ1の排出側に対向する部分)には、呼び込みローラ8及び一対のサバキローラ9が配設されている。呼び込みローラ8は、図1及び図3に示す様に連結アーム10の先端に軸支されており、この連結アーム10がサバキローラ9の軸に対して回転自在に軸支されている。これにより、呼び込みローラ8がサバキローラ9の軸を回転中心として回転自在に支持され、呼び込みローラ8の昇降が可能にされている。原稿が原稿トレイ1に載置される前は、呼び込みローラ8が上方に移動され、この状態で原稿が原稿トレイ1に載置され、原稿の先端が原稿トレイ1と呼び込みローラ8間に滑り込んで位置Aに至る。そして、呼び込みローラ8が図1に示す様に下方に移動されると、呼び込みローラ8が原稿の先端近傍に接触する。この後、呼び込みローラ8が回転されると、呼び込みローラ8により原稿トレイ1の原稿が引き出され、この原稿が各サバキローラ9の間を通過して搬送されて行く。
主搬送路6と副搬送路7との合流箇所Bよりも下流側には一対のPSローラ11及び搬送ローラ12が設けられ、更に下流側に原稿読取り装置(図示せず)のプラテンガラス13が設けられ、このプラテンガラス13の下方に原稿画像を読取るスキャナー(図示せず)が設けられている。各PSローラ11は、その回転を一時的に停止されており、各サバキローラ9の間を経由して来た原稿の先端が該各PSローラ11に突き当たって、原稿の先端が該各PSローラ11と平行に揃えられる。そして、各PSローラ11は、スキャナー(図示せず)による読取開始時に原稿の先端がプラテンガラス13に達する様なタイミングで、その回転を開始して、原稿の搬送を開始する。
スキャナーは、プラテンガラス13を通じて、該プラテンガラス13上で副走査方向に搬送される原稿を照明し、原稿画像を主走査方向に繰り返し読取って、原稿画像全体を読取る。
プラテンガラス13の下流側には、搬送ローラ14及び揺動板15が設けられており、主搬送経路6における揺動板15よりも下流側に一対の原稿排紙ローラ16及び原稿排紙トレイ3が設けられ、副搬送経路7における揺動板15よりも下流側に一対の搬送ローラ17及び中間トレイ2が設けられている。プラテンガラス13上を通過して来た原稿は、搬送ローラ14、揺動板15、及び各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出されるか、あるいは搬送ローラ14、揺動板15、及び各搬送ローラ17を通じて中間トレイ2へと搬送される。
揺動板15は、上下方向に揺動して、プラテンガラス13上を通過して来た原稿を原稿排紙トレイ3及び中間トレイ2のいずれかの側に切り替えて導く。この揺動板15により原稿が原稿排紙トレイ3側に導かれた場合は、原稿が各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出される。また、この揺動板15により原稿が中間トレイ2側に導かれた場合は、原稿が各搬送ローラ17を通じて中間トレイ2へと搬送され、原稿の先端側が中間トレイ2上に載る。そして、各搬送ローラ17間に原稿の後端が挟まれているタイミングで、各搬送ローラ17が停止されて逆回転駆動され、原稿が揺動板15を介して副搬送経路7へと搬送される。更に原稿が副搬送経路7から主搬送経路6へと搬送されて、原稿の表裏が反転される。そして、原稿は、その先端を各PSローラ11と平行に揃えられてから、プラテンガラス13上を通過して、該原稿の裏側の画像を読取られ、各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出される。
ところで、この様な原稿送り装置においては、原稿の先端を各PSローラ11と平行に揃えてから、原稿をプラテンガラス13まで搬送して、原稿画像をスキャナーにより読取り、これにより原稿画像が斜めに読取られることを防止している。
しかしながら、呼び込みローラ8による引き出しに際して原稿が大きく斜行すると、原稿を各PSローラ11に当接させるだけでは、原稿の先端を各PSローラ11と平行にすることができなくなる。また、原稿の先端を各PSローラ11に当接させて揃えることができたとしても、図18に示す様に原稿Pの中心線p1がスキャナーによる原稿の読取り中心s1からずれてしまう。
このため、原稿送り装置では、原稿を案内する一対のガイド板18を原稿トレイ1に設け、これらのガイド板18により原稿を案内して、原稿の斜行を防止している。また、各ガイド板18を原稿の送り出し方向と直交する方向に移動自在に支持し、各ガイド板18をラックアンドピニオンギア等の伝達機構(図示せず)を通じて連動させて、各ガイド板18を原稿の読取り中心に対して対称移動させる様にしている。これにより、原稿の幅に応じて各ガイド板18間の距離を調節して、原稿の読取り中心をずらさずに、各ガイド板18により様々な幅の原稿を案内することができる。
ただし、各ガイド板18間に載置された複数枚の原稿の幅が相互に異なっていたならば、最大幅の原稿のみが各ガイド板18により案内され、狭い幅の原稿が案内されないので、狭い幅の原稿の斜行が発生する。例えば、図4(a)、(b)に示す様に狭い幅の原稿Pが各ガイド板18の一方に接しかつ他方から離間した状態であるとすると、呼び込みローラ8が原稿Pの中心線p1から外れた位置に接触し、呼び込みローラ8の引き出す力が原稿Pの中心線p1から外れた位置に加わるので、原稿Pの中心線p1上の重心p2周りにモーメントが発生し、図4(c)に示す様に原稿Pが矢印方向Cに斜行する。
そこで、本実施形態では、呼び込みローラ8よりも原稿の送り出し方向下流側に原稿押さえ部材21を設け、この原稿押さえ部材21により原稿トレイ1上の原稿を押さえて、この原稿押さえ部材21と該原稿間に摩擦力を発生させ、この摩擦力により原稿の斜行を防止している。これにより、各ガイド板18間の離間距離よりも狭い幅の原稿であっても、つまり各ガイド板18により適確に案内し得ない狭い幅の原稿であっても、原稿押さえ部材21により押さえられる様に原稿を原稿トレイ1上に配置すれば、原稿の斜行が防止される。
図5(a)、(b)は、原稿押さえ部材21を示す側面図及び平面図である。図5(a)、(b)から明らかな様に原稿押さえ部材21は、中空の本体部22と、本体部22の一辺から突出した一対のアーム部23と、本体部22の外側底面に貼り付けられた摩擦部材24と、本体部22内に配置固定された錘25とを備えている。
本体部22は、上方から見るとその上側が開放された矩形状の筐体であり、この筐体の内側に錘25が固定されている。また、本体部22は、側方から見るとその底が山型になっており、この山型の頂き部分に摩擦部材24が貼り付けられている。
一対のアーム部23は、本体部22の一辺から突出し、それぞれの先端から両外側に向く軸部23aを有している。各アーム部23の軸部23aは、原稿トレイ1の排出側で原稿送り装置本体のそれぞれの凹部(図示せず)に嵌合されて、回転自在に支持されている。これにより、原稿押さえ部材21が各アーム部23の軸部23a周りで回転自在に支持され、原稿押さえ部材21の本体部22の昇降が可能にされている。
また、図1及び図3に示す様に呼び込みローラ8を昇降自在に支持している連結アーム10には押し上げアーム10aが連結固定されており、この押し上げアーム10aが連結アーム10並びに呼び込みローラ8と共に昇降する。そして、この押し上げアーム10aの先端が原稿押さえ部材21の各アーム部23の下側に当接している。連結アーム10並びに呼び込みローラ8が上方に移動されると、押し上げアーム10aも上方に回転移動し、この押し上げアーム10aの先端が原稿押さえ部材21を押し上げる。この状態では、原稿の先端を原稿トレイ1と原稿押さえ部材21並びに呼び込みローラ8との間に滑り込ませることができ、原稿を原稿トレイ1に載置するときに、原稿押さえ部材21が邪魔にならずに済む。また、連結アーム10並びに呼び込みローラ8が下方に移動されると、押し上げアーム10aも下方に回転移動し、原稿押さえ部材21も下方に移動して、原稿押さえ部材21が原稿トレイ1上の原稿を押さえて、原稿押さえ部材21と該原稿間に摩擦力が発生する。
ここで、図4(a)、(b)に示す様に狭い幅の原稿Pが各ガイド板18の一方にだけ接した状態であり、呼び込みローラ8が原稿Pの中心線p1から外れた位置に接触し、呼び込みローラ8の引き出す力が原稿Pの中心線p1から外れた位置に加わっているものとする。このとき、図4(d)に示す様に原稿押さえ部材21が呼び込みローラ8の上流側位置p3で原稿Pを押さえると、この位置p3で原稿押さえ部材21と原稿P間に摩擦力が発生する。この摩擦力が発生する位置p3は、原稿Pの重心p2周りにあるため、この摩擦力が原稿Pの重心p2周りのモーメントに抗する制動力となって、原稿Pの斜行が抑制される。また、この摩擦力は、原稿押さえ部材21の摩擦部材24と原稿P間に生じる滑り摩擦力であるため、十分な制動力となる。更に、原稿押さえ部材21の摩擦部材24と原稿P間の接触領域が原稿搬送方向と直交する方向に細長い領域となっていることから、原稿Pの重心p2周りのモーメントに抗する制動力を効果的に発生させることができる。
尚、各ガイド板18のいずれにも接する原稿の場合は、呼び込みローラ8が原稿の中心線上に接触して、呼び込みローラ8の引き出す力が原稿の中心線に沿って加わるので、原稿の中心線上の重心周りにモーメントが発生することはない。
また、原稿Pの斜行は、呼び込みローラ8が原稿Pの中心線p1から外れた位置に接触したときだけではなく、図6に示す様に原稿Pに作用する呼び込みローラ8の圧力Fが左右のずれかに偏ったときにも発生する。このときにも、原稿押さえ部材21により原稿Pの斜行が効果的に抑制される。
この様な原稿送り装置においては、複数枚の原稿の幅が相互に異なる場合は、各原稿の一辺を揃えて各ガイド板18の一方に当接させる。これにより、狭い幅の原稿であっても、一方のガイド板18により原稿の一辺が案内されつつ、原稿押さえ部材21により原稿の斜行が抑制されるので、原稿の斜行を効果的に防止することができる。
また、原稿押さえ部材21に錘25を設けているので、原稿の枚数が多くなって、最上層の原稿を押さえる原稿押さえ部材21の位置が高くなっても、原稿押さえ部材21により一定の力で原稿を押さえることができ、原稿押さえ部材21と原稿表面間の摩擦力を適宜に維持することができる。
更に、原稿押さえ部材21に摩擦部材24を設けているので、原稿押さえ部材21と原稿表面間の滑り摩擦力を確実に発生させることができる。
次に、原稿押さえ部材21により原稿を押さえる位置の具体例を説明する。
図7(a)、(b)に示す様に原稿押さえ部材21により原稿Pを押さえる位置p3が呼び込みローラ8に近くても遠くても、この押さえる位置p3が呼び込みローラ8の中心rからずれると、この押さえる位置p3を中心とするモーメントが原稿Pに発生して、原稿Pが斜行する可能性がある。この押さえる位置p3を中心とするモーメントは、該位置p3が呼び込みローラ8に近くなる程大きくなり、該位置p3が呼び込みローラ8から離れる程小さくなる。従って、原稿押さえ部材21を呼び込みローラ8に遠ざけた方が良い。
ところが、原稿押さえ部材21を呼び込みローラ8に遠ざけ過ぎると、原稿押さえ部材21が原稿トレイ1への原稿載置の邪魔になる。
また、呼び込みローラ8により原稿が引き出されて、原稿の先端が各サバキローラ9の間に挟み込まれると、呼び込みローラ8及び各サバキローラ9の2箇所で原稿が支持されるので、これ以降に原稿の斜行量が増大することはない。従って、原稿押さえ部材21による原稿の斜行の抑制は、原稿の先端が各サバキローラ9に達するまでで良いことになる。このためには、原稿押さえ部材21により原稿を押さえる位置p3から最小サイズの原稿の後端までの離間距離を呼び込みローラ8から各サバキローラ9までの離間距離よりも長くすれば良い。最小サイズの原稿の後端までの離間距離は、最小サイズの原稿が原稿トレイ1から送り出される前の値である。
そこで、図8に示す様に原稿Pの一般的な最小サイズがA5であり、また原稿送り装置における呼び込みローラ8から各サバキローラ9までの離間距離S2が50mmであるとすると、A5の幅145mmと該離間距離S2(=50mm)とに基づいて、原稿押さえ部材21により原稿を押さえる位置p3から呼び込みローラ8までの離間距離S1を60mmに設定した。この場合は、原稿Pを押さえる位置p3から原稿Pの後端までの距離S3が65mmとなり、原稿Pの先端が各サバキローラ9に達するまで原稿Pを原稿押さえ部材21により押さえ続けることができる。また、原稿押さえ部材21が原稿トレイ1への原稿載置の邪魔になることもない。
この様に原稿押さえ部材21により原稿を押さえる位置p3から呼び込みローラ8までの離間距離S1を60mmに設定した上で、原稿押さえ部材21による原稿の斜行の抑制効果を実験的に確認したので、この実験結果を図10に示す。
この実験では、図9(a)、(b)に示す様に搬送方向に対して斜行している原稿Pの先端左右の角のずれ量を斜行量(mm)として測定し、右角の搬送遅れによる斜行量と左角の搬送遅れによる斜行量を±で区別している。また、各PSローラ11の上流側と下流側で斜行量を測定し、上流側で測定した斜行量をPS前斜行量と称し、下流側で測定した斜行量をPS後斜行量と称している。
更に、摩擦部材24としてウレタン樹脂を用い、錘25として11.8gのものを用いている。
図10(a)は、原稿押さえ部材21を取り外した状態で、40枚の原稿を原稿トレイ1から送り出して、PS前斜行量とPS後斜行量を測定した結果を示すグラフである。
図10(b)は、原稿押さえ部材21を取り付け、摩擦部材24と錘25を省略した状態で、40枚の原稿を原稿トレイ1から送り出して、PS前斜行量とPS後斜行量を測定した結果を示すグラフである。
図10(c)は、原稿押さえ部材21を取り付け、錘25のみを付加し、摩擦部材24を省略した状態で、PS前斜行量とPS後斜行量を測定した結果を示すグラフである。
図10(d)は、原稿押さえ部材21を取り付け、錘25を省略し、摩擦部材24のみを付加した状態で、PS前斜行量とPS後斜行量を測定した結果を示すグラフである。
図10(e)は、原稿押さえ部材21を取り付け、摩擦部材24及び錘25を付加した状態で、PS前斜行量とPS後斜行量を測定した結果を示すグラフである。
図10(a)〜(e)のグラフを比較して明らかな様に原稿押さえ部材21を取り付けると、原稿の斜行量が減少する。また、摩擦部材24もしくは錘25を付加したときの方が、付加しないときよりも原稿の斜行量が減少する。より具体的には、原稿押さえ部材21を取り外した状態ではPS後斜行量が最大で6mm程度であるが(図10(a)のグラフ参照)、原稿押さえ部材21有りかつ摩擦部材24及び錘25無しの状態ではPS後斜行量が3mm程度に抑えられ(図10(b)のグラフ参照)、更に原稿押さえ部材21有りかつ摩擦部材24及び錘25有りの状態ではPS後斜行量が2mm以下(1.5mm程度)まで減少した(図10(e)のグラフ参照)。
<実施形態2>
図11は、本発明の原稿送り装置の実施形態2を示す平面図である。尚、図11において、図1及び図2の装置と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
本実施形態の原稿送り装置では、原稿押さえ部材21を原稿の送り出し方向と直交する方向に移動させる移動機構31を設け、また原稿の斜行量と斜行の向きを検出する一対の斜行センサ32を呼び込みローラ8の両側に設けている。そして、制御部33は、各斜行センサ32により検出された原稿の斜行量と斜行の向きに基づいて移動機構31を駆動制御し、原稿押さえ部材21を原稿の送り出し方向と直交する方向に適宜に移動させて、原稿の斜行を常に適確に抑制している。
移動機構31では、図12に示す様に支持プレート34に一対の突設片34aを設け、各突設片34aの孔に原稿押さえ部材21の各アーム部23の軸部23aを嵌合させて、原稿押さえ部材21を各アーム部23の軸部23a周りで回転自在に支持している。
また、支持プレート34には、原稿の送り出し方向と直交する方向に長い一対の長径孔34bが形成されており、これらの長径孔34bに原稿送り装置本体の一対の支持軸35が嵌合されている。これにより、支持プレート34並びに原稿押さえ部材21が原稿の送り出し方向と直交するX方向に移動可能に支持される。
更に、支持プレート34の一辺にラックギア36が固定され、原稿送り装置本体側にステッピングモータ37が固定され、ステッピングモータ37の出力軸に固定されたウォームギア38がラックギア36に歯合されている。制御部33は、ステッピングモータ37を駆動制御して、ウォームギア38の回転角度を制御し、これによりラックギア36を原稿の送り出し方向と直交するX方向に移動させて、支持プレート34並びに原稿押さえ部材21のX方向の位置を変更し、原稿押さえ部材21により原稿を押さえる位置をX方向で調節する。
各斜行センサ32は、光反射型又は光透過型のセンサであり、原稿の先端を検出する。原稿の送り出し速度が一定であるため、各斜行センサ32による原稿の先端の検出タイミングの時間差が原稿の斜行量と斜行の向きに対応する。制御部33は、各斜行センサ32による原稿の先端の検出タイミングの時間差に基づいて原稿の斜行量と斜行の向きを検出する。
制御部33は、各斜行センサ32により検出された原稿の斜行量が一定以上になると、呼び込みローラ8及び原稿押さえ部材21を上昇させて、原稿押さえ部材21を原稿トレイ1上の原稿から離間させ、この状態で移動機構31を駆動制御して、図13に示す様に各斜行センサ32により検出された原稿の斜行量と斜行の向きに応じて原稿押さえ部材21をX方向に適宜に移動させ、この後に呼び込みローラ8及び原稿押さえ部材21を下降させて、原稿押さえ部材21により原稿トレイ1上の原稿を押さえさせる。これにより原稿の斜行が常に適確に抑制される。
尚、呼び込みローラ8及び原稿押さえ部材21の昇降は、図示しない駆動機構のモータを駆動制御することによりなされる。
例えば、図14に示す様に原稿Pが矢印方向Cに斜行したときには、呼び込みローラ8の上側よりも下側で原稿Pに大きな搬送力が生じているので、押さえ部材21(押さえる位置p3)をX方向下方へと移動させかつ斜行量に応じて該移動距離を調節し、大きな搬送力に抗する適確な押さえる位置p3の摩擦力(制動力)を原稿Pに与えて、原稿Pの斜行を防止する。あるいは、押さえ部材21(押さえる位置p3)をX方向下方へと移動させて、押さえ部材21を中心とする原稿のモーメントを矢印方向Cの斜行の原因となる原稿のモーメントとは逆向きに発生させて、斜行の原因となる原稿のモーメントを打ち消して、原稿の斜行を防止する。
原稿Pの斜行は、先に述べた様に呼び込みローラ8の引き出す力が原稿Pの中心線p1から外れた位置に加わったときや、原稿Pに作用する呼び込みローラ8の圧力Fが左右のいずれかに偏ったときに発生するが、これらのいずれが原因であっても、押さえ部材21(押さえる位置p3)をX方向へと移動させかつ斜行量に応じて該移動距離を調節すれば、原稿Pの斜行を適確に防止することができる。
尚、各斜行センサ32により検出された原稿の斜行量と斜行の向きを検出し、この検出された原稿の斜行量と斜行の向きに基づいて原稿押さえ部材21をX方向に移動させているが、原稿の斜行量と斜行の向きをユーザが判断して、原稿押さえ部材21の移動を手動で行う様にしても良い。この場合は、図15に示す様に制御部33、ラックギア36、ステッピングモータ37、ピニオンギア38等を省略することができる。
また、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、原稿押さえ部材の形状やサイズ等を適宜に変更しても構わない。また、原稿押さえ部材の底面の形状を変更して、原稿押さえ部材と原稿間で生じる摩擦力の領域の形状やサイズを適宜に変更しても良い。
本発明の原稿送り装置の実施形態1を側方から見て示す断面図である。 図1の原稿送り装置を示す平面図である。 図1の原稿送り装置において呼び込みローラ及び原稿押さえ部材を上昇させた状態を示す側面図である。 (a)〜(d)は原稿の斜行が生じる現象及び斜行の抑制作用を説明するために用いた図である。 (a)及び(b)は図1の原稿送り装置における原稿押さえ部材を示す側面図及び平面図である。 原稿に作用する呼び込みローラの力の偏りを説明するために用いた図である。 (a)及び(b)は図1の原稿送り装置における原稿押さえ部材により原稿を押さえる位置を例示する図である。 図1の原稿送り装置における原稿押さえ部材により原稿を押さえる位置の具体例を示す図である。 (a)及び(b)は原稿の斜行量の定義を説明するために用いた図である。 (a)〜(e)は原稿押さえ部材による原稿の斜行の抑制効果を確認するための実験結果を示すグラフである。 本発明の原稿送り装置の実施形態2を示す平面図である。 図11の装置における原稿押さえ部材周辺の機構を拡大して示す平面図である。 図11の装置による制御を説明するために用いた図である。 図11の装置による効果を説明するために用いた図である。 図11の装置の変形例を示す平面図である。 従来の装置を概略的に示す側面図である。 図15の装置を概略的に示す平面図である。 原稿の中心ずれを説明するために用いた図である。
符号の説明
1 原稿トレイ
2 中間トレイ
3 原稿排紙トレイ
4 原稿搬送機構
5 原稿読取部
6 主搬送路
7 副搬送路
8 呼び込みローラ
9 サバキローラ
10 連結アーム
11 PSローラ
12、14、17 搬送ローラ
13 プラテンガラス
15 揺動板
16 原稿排紙ローラ
18 ガイド板
21 原稿押さえ部材
31 移動機構
32 斜行センサ
33 制御部

Claims (6)

  1. 呼び込みローラを原稿に接触させ、この呼び込みローラを回転させることにより該原稿を引き出して送り出す原稿送り装置において、
    前記呼び込みローラよりも原稿の送り出し方向の上流側位置で原稿表面を押さえて、原稿表面に対して摩擦力を発生させる原稿押さえ部材と、
    前記原稿押さえ部材が呼び込みローラに対して原稿の送り出し方向と直交する方向に移動し得るように該原稿押さえ部材を支持する支持手段とを備え、
    原稿の送り出し方向と直交する方向の原稿押さえ部材の移動に伴い、原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置が呼び込みローラ両側のいずれかに偏ることを特徴とする原稿送り装置。
  2. 前記原稿押さえ部材は、原稿表面を押すための錘を有することを特徴とする請求項1に記載の原稿送り装置。
  3. 前記原稿押さえ部材は、原稿表面に接して摩擦力を発生させる摩擦部材を有することを特徴とする請求項1に記載の原稿送り装置。
  4. 前記呼び込みローラを原稿に対して昇降させる昇降機構を備え、前原稿押さえ部材を該呼び込みローラの昇降に連動させて昇降させ、該原稿押さえ部材により原稿を押さえたり該原稿の押さえを解除することを特徴とする請求項1に記載の原稿送り装置。
  5. 前記原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置を原稿の送り出し方向と直交する方向に移動させる移動手段と、
    前記呼び込みローラにより送り出されている原稿の斜行を検出する斜行検出手段とを備え、
    前記斜行検出手段により原稿の斜行が検出されると、前記移動手段により前記原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置を移動させて調節することを特徴とする請求項1に記載の原稿送り装置。
  6. 前記呼び込みローラにより送り出された原稿を1枚ずつ分離させるサバキローラを備え、
    前記原稿押さえ部材による原稿表面の押さえ位置から最小サイズの原稿の後端までの離間距離は、前記呼び込みローラから前記サバキローラまでの離間距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の原稿送り装置。
JP2005274221A 2005-09-21 2005-09-21 原稿送り装置 Active JP4176754B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274221A JP4176754B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 原稿送り装置
US11/532,137 US7735825B2 (en) 2005-09-21 2006-09-15 Original feeding device
CNB200610139844XA CN100481863C (zh) 2005-09-21 2006-09-21 原稿纸馈送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274221A JP4176754B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 原稿送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007084250A JP2007084250A (ja) 2007-04-05
JP4176754B2 true JP4176754B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=37883284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274221A Active JP4176754B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 原稿送り装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7735825B2 (ja)
JP (1) JP4176754B2 (ja)
CN (1) CN100481863C (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249142A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Murata Mach Ltd 画像形成装置
US8376353B2 (en) * 2010-02-26 2013-02-19 Eastman Kodak Company Planar-media-feed method
JP6146298B2 (ja) * 2013-12-27 2017-06-14 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置、及び画像読取装置
JP6387859B2 (ja) 2015-02-27 2018-09-12 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置、及び画像読取装置
JP2017065827A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 富士ゼロックス株式会社 記録材供給装置及びこれを用いた処理装置
US10294050B2 (en) * 2015-10-30 2019-05-21 Ncr Corporation Two stage media separator
JP6314962B2 (ja) * 2015-11-24 2018-04-25 コニカミノルタ株式会社 両面画像読取装置および画像形成装置
JP2021123493A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 キヤノン株式会社 シート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2675228B2 (ja) * 1992-02-20 1997-11-12 シャープ株式会社 紙押え装置
JPH0761628A (ja) 1993-06-23 1995-03-07 Sharp Corp 給紙搬送装置
US5971388A (en) * 1995-02-24 1999-10-26 Ricoh Company, Ltd. Automatic original document feeding device which has different procedures for correcting paper jams depending on where the jam occurs
JPH08282880A (ja) 1995-04-17 1996-10-29 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置
US6151478A (en) * 1996-09-09 2000-11-21 Minolta Co., Ltd. Document feeder for a copying machine
US6059285A (en) * 1996-12-18 2000-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus
JP3607467B2 (ja) 1997-09-12 2005-01-05 日本電気エンジニアリング株式会社 自動給紙装置
JP3913485B2 (ja) 2001-02-28 2007-05-09 株式会社リコー 給紙装置、シート搬送装置、画像読取装置、ならびに画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN100481863C (zh) 2009-04-22
US7735825B2 (en) 2010-06-15
US20070063420A1 (en) 2007-03-22
JP2007084250A (ja) 2007-04-05
CN1937692A (zh) 2007-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4176754B2 (ja) 原稿送り装置
JP5321146B2 (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
US20080292382A1 (en) Guide devices and image processing apparatus
JP2016078977A (ja) シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP4798264B2 (ja) シート供給装置および原稿搬送装置
JP4497214B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH11322101A (ja) シート給送装置およびこれを備えた画像読取り装置
JP2019014596A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2007022738A (ja) 給紙装置、画像形成装置
JP3964121B2 (ja) 用紙自動給送装置および原稿読取装置並びに画像形成装置
JP4840977B2 (ja) シート給送装置、並びにこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置
US7023590B2 (en) Paper feeding apparatus
JP7255204B2 (ja) 画像読取装置
JP2008239301A (ja) 搬送装置および読取装置
JP2007153532A (ja) 原稿送り装置
JP2005263452A (ja) 自動原稿送り装置
JP5458855B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2014223962A (ja) シート搬送装置
JP4236113B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2005330027A (ja) 自動原稿搬送装置
JPH1087116A (ja) シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2006042193A (ja) 原稿搬送装置、原稿読取装置およびこれらを備えた画像形成装置
JP2005328251A (ja) 原稿給送装置
JP2009166989A (ja) 給送装置
JP3932194B2 (ja) シート給送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4176754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5