JP2015117479A - 手摺取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用のベースを用いずとも、強固に手摺を固定することができる手摺取付け構造を提供する。【解決手段】支柱3下端のベース5を受ける支持部材30は、手摺1の長さ方向に直交する方向に少なくともベース5の幅の2倍以上の幅を有して形成される。その幅方向における一方の端部にベース5が固定される見切り部材31(受け部)を備える。支持部材30の幅方向における一方の端部側及び他方の端部側は、支持構造物(床スラブ11、溝形鋼13)に固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、手摺取付け構造に関し、特に、建物における手摺取付け構造に関する。
従来、建物の床面に対する手摺の取付け構造が知られている。このような手摺の取付け構造では、支持構造物に対して手摺が強固に固定されることが求められる。例えば特許文献1には、支持構造物に固定されるベースと、このベースに立設される支柱と、支柱に支持される笠木と、ベース及び支柱を接合する接合用雄ねじ部品と、を備える手摺における取付け構造が開示されている。
この手摺の取付け構造では、ベースを支持構造物に固定するための固定用雄ねじ部品が、笠木の長手方向に沿う方向を前後方向としたときに、支柱の左右両側に配置されている。そして、これらの固定用雄ねじ部品は、逆ハ字状となるように傾斜して支持構造物に螺入されている。
特開2007−126883号公報
しかしながら、上記した従来の手摺取付け構造では、ベースを支持構造物に固定する際に、固定用雄ねじ部品を傾斜させるための専用のベースが必要であり、施工が困難となる虞がある。また、水平力の作用によりベースと固定用雄ねじ部品との間に過大な力が発生し得るため、これに対する耐力確保のためにベースが大型化する虞がある。
本発明は、専用のベースを用いずとも、強固に手摺を固定することができる手摺取付け構造を提供することを目的とする。
本発明の手摺取付け構造は、手摺を支持する支柱と、支柱の下端部に連結されるベースと、ベースを受ける支持部材とを備え、支持部材が支持構造物に固定されることで支持構造物上に手摺が支持される手摺取付け構造において、支持部材は、手摺の長さ方向に直交する方向に少なくともベースの幅の2倍以上の幅を有して形成されており、その幅方向における一方の端部にベースを受ける受け部を備え、ベースは、受け部に固定されており、支持部材の一方の端部側及び他方の端部側は、支持構造物に固定されていることを特徴とする。
この手摺取付け構造では、支持部材がベース幅の2倍以上の広い幅を有している。そのため、支持部材におけるベースが固定される一方の端部側だけでなく、一方の端部側から離れた位置にある他方の端部側も、支持構造体に固定されていることになる。これにより、支柱は、ベースのみによって支持構造物に固定されている場合に比べて、手摺を幅方向に押し引きした際の支柱に生じるモーメントに対して、より大きな抵抗力を得ることとなる。ここで、「支持構造物」とは、建物における骨格的要素であり、例えば、梁、柱、スラブ、壁等である。
また、支持部材は、受け部を形成する見切り部材と、見切り部材の下面側に設けられる下地部材とを備え、下地部材は、幅方向においてベースの幅の2倍以上の幅を有する板状に形成されており、ベースは、受け部に締着されており、見切り部材と下地部材とは、接着と締着とのいずれか一方又は両方により固定されるとともに、ベースを締着する締着材によっても固定されている構成としてもよい。このように、ベースを受け部に締着させるための締着材が、見切り部材と下地部材との固定にも利用されることで、ベース、見切り部材及び下地部材がより強固に固定されることになる。これにより、支柱下方の剛性が高められ、支柱の上端側のぐらつきがより抑えられる。
また、下地部材は、板状部材と、板状部材の下面に設けられる裏打ち部材とを備え、裏打ち部材は、支持部材の幅方向における両端部で支持構造物にそれぞれ締着され、板状部材と裏打ち部材とは、支持部材の幅方向における両端部及び中央部で支持構造物まで貫入する締着材によって締着されていてもよい。下地部材を、上層を成す板状部材と下層を成す裏打ち部材とによって構成することで、下地部材全体の締着だけでなく裏打ち部材のみの締着も行うことができる。これにより、下地部材が一部材で構成される場合に比べて、より強固に固定されることになる。
また、支持部材及び支持構造物には、支持構造物から支持部材に向けて締着材が打ち込まれていてもよい。このように、支持構造物側から締着材を締着することで、支持部材側からの締着材による押圧力の作用に加えて支持構造物側からの押圧力が加えられることになる。そのため、支持部材と支持構造物との密着性をより高めることができる。また、支持部材の上面側における締着材の露出を抑えることができ、意匠性を向上させることができる。
また、裏打ち部材は、合板により板状に形成されており、少なくとも上下の一方の面には、手摺の長さ方向に沿って溝が設けられていてもよい。合板によって形成される裏打ち部材は、乾燥収縮等によって、僅かな反り等が自然に発生することがある。しかし、上記構成によって、溝の形成位置を中心として裏打ち部材の形状を変化させやすくなっている。そのため、裏打ち部材を支持構造物に締着する際に、裏打ち部材の反り等が吸収されるとともに平坦状態が維持される。これにより、その後の板状部材等の取付けを不陸なく行うことができ、結果として強固な固定状態を構築することができる。
本発明によれば、専用のベースを用いずとも、強固に手摺を固定することができる手摺取付け構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る手摺取付け構造を示す斜視図である。 図1の手摺取付け構造を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。なお、本発明は、建物における手摺の取付け構造に対して広く適用可能であるが、ここでは鉄骨造における吹き抜けに面する床に設けられる手摺に適用した場合の一例について説明する。
図1は、鉄骨造の建物内における吹き抜けW部分を示した斜視図である。手摺1は、吹き抜けWに面する床10の端部において、転落防止のための安全柵として設けられている。この手摺1は、支柱3によって支持されており、支柱3の下端部にはベース5が連結されている。そして、ベース5は、床10の吹き抜けW側端部に形成された支持部材30に固定されている。また、図2に示されるように、床10には、吹き抜けWの反対側において、床暖房20が設けられている。床暖房20は、床スラブ11の上面側に防湿シート21、ゴムマット22、合板23及び床暖房用パネル24の順番で載置され、最上面がフローリング材25となっている。
手摺1は、一方向に延びる棒状部材であり、長さ方向が床10の吹き抜けW側端部に沿うように、床10の上方に配置される。これにより、手摺1は床10と吹き抜けWとの間の仕切りの役割を果たす。手摺1を支持する支柱3は、手摺1の長さ方向に均等な間隔(例えば、120mm)で複数本配置されている。支柱3の上端部が手摺に、支柱3の下端部がベース5にそれぞれ固定されることで、手摺1、支柱3及びベース5が一体的に連結され、柵状をなす。支柱3と手摺1及びベース5との固定は、例えば締結部材や、溶接によるものであり、特にその方法が限定されるものではない。ベース5は、一方向に延びる板状の部材であり、床10の吹き抜けW側端部に沿って、床10の上面に固定される。なお、手摺1、支柱3及びベース5は、安全柵として機能し得る所定の強度を備えた材料によって構成されるものであり、例えば金属、木材、樹脂等によって構成される。
図1及び図2に示されるように、床10を支持する梁12は、手摺1の長さ方向に延在するH形鋼によって形成されており、この梁12の両端は図示しない柱に支持されている。梁12の吹き抜けW側の上部には、溝形鋼13がボルト等の連結部材12aによって固定されている。溝形鋼13は、開口を吹き抜けW側に向けた状態で、梁12に沿って配置されている。そして、梁12の吹き抜けWと反対側には、軽量気泡コンクリート(ALC)パネルが架け渡されることで、床スラブ11が形成される。床スラブ11と溝形鋼13とは同じ高さに形成されているため、床スラブ11と溝形鋼13との間にモルタルが充填されることで、平坦な上面が形成される。ここで、梁12、床スラブ11及び溝形鋼13は、建物の骨格的要素であり、建物を支える支持構造物である。なお、梁12及び溝形鋼13の吹き抜けW側の端部には、床面まで延在する化粧板によって壁面15が形成されている。
支持構造物である床スラブ11及び溝形鋼13の上面側には、手摺1を支持するための支持部材30が固定されている。支持部材30は、ベース5が固定される受け部を形成する見切り部材31と、見切り部材31の下面側に設けられる下地部材32とを備えている。下地部材32は、上下の2層によって構成されており、上層の板状部材33と、板状部材33の下面に設けられる下層の裏打ち部材35とを備えている。
裏打ち部材35は、一方向に延びる板状の部材であり、例えば合板等の木質材料によって形成されている。裏打ち部材35は、吹き抜けW側端部に沿って支持構造物(床スラブ11、溝形鋼13)に固定されるものであり、手摺1の長さ方向に対して少なくとも手摺1と略同じ長さ延在する。そして、裏打ち部材35は、手摺1の長さ方向に直交する方向(以下、「幅方向」とする)に少なくともベース5の幅の2倍以上の幅を有しており、溝形鋼13と床スラブ11とに跨って配置される。本実施形態では、裏打ち部材35の幅(約250mm)がベースの幅(約80mm)の約3倍となっている。
また、裏打ち部材35には、長さ方向に平行な溝35aが設けられている。溝35aは、裏打ち部材35の下面の略中央に設けられており、裏打ち部材35の厚さの約1/2の深さとなっている。溝35aの断面形状は略矩形であり、幅は深さより小さく、深さの約1/3となっている。本実施形態では、裏打ち部材の厚さが約20mmであり、溝の深さ、幅は、それぞれ約10mm、約3mmである。
板状部材33は、裏打ち部材35と略同じ長さ及び幅をもって形成されており、その厚さは、裏打ち部材35より小さい約12mmである。板状部材33は、裏打ち部材35同様、例えば合板等の木質材料によって形成されている。このように形成される板状部材33は、裏打ち部材35の上面に対して、幅及び長さが裏打ち部材35と重なるように配置される。
板状部材33及び裏打ち部材35によって構成される下地部材32の上面には、吹き抜けW側に見切り部材31が配置され、吹き抜けW側と反対側に床仕上げ材であるフローリング材25が配置される。見切り部材31は、下地部材32と略同じ長さであって約1/2の幅に形成された略板状の部材であり、長さ方向が吹き抜けW側端部に沿って配置されることで、床仕上げ材の一部を構成する。見切り部材31の幅方向における一端側は、フローリング材25の端部25aと嵌合するように凹部31aが形成されている。また、見切り部材31の幅方向における他端側は、その下面に壁面15と嵌合するための凹部31bが形成されている。そのため、見切り部材31は、壁面15よりも吹き抜けW側に突出して配置されることになる。このような構成の見切り部材31の上面には、手摺1の支柱3を支持するベース5が固定される。
支持構造物に対する裏打ち部材35、板状部材33、見切り部材31及びベース5の固定について説明する。
裏打ち部材35は、少なくとも幅方向における両端部で支持構造物に対して締着材によって固定されている。裏打ち部材35の幅方向における吹き抜けW側の端部側(例えば端部から20mmの位置)には、上面側から打ち込まれるビス41が溝形鋼13まで到達している。また、裏打ち部材35の幅方向における吹き抜けW側と反対側の端部側(例えば端部から50mmの位置)には、上面側から打ち込まれるビス42が床スラブ11まで到達している。さらに、裏打ち部材35の幅方向略中央には、上面側から打ち込まれるビス43が床スラブ11まで到達している。これら、幅方向両端部及び中央におけるビス41,42,43は、長さ方向に例えば150mmのピッチで打ち込まれている。
このように、裏打ち部材35は、幅方向の両端部におけるビス41及びビス42によって、支持構造物に締着されることで固定されるものである。そして、裏打ち部材35は、中央側に打ち込まれるビス43によって締着されることで、支持構造物に対してより強固に固定される。
木質系材料によって形成される裏打ち部材35は、乾燥収縮等によって、僅かな反り等が自然に発生することがある。このような反り等に対して何らの措置もとらないと、裏打ち部材35の上部側に配置される板状部材33及び見切り部材31が平坦にならず、仕上がりが悪くなる場合がある。裏打ち部材35は、長さ方向に形成される溝35aの形成位置を中心として撓みやすくなっているため、その形状を変化させやすくなっている。これにより、裏打ち部材35を支持構造物に締着する際に、裏打ち部材35の反り等が吸収されるとともに平坦状態が維持される。
板状部材33は、幅方向の両端部及び中央部で支持構造物に対して締着材によって固定されている。板状部材33の幅方向における吹き抜けW側と反対側の端部側(例えば端部から20mmの位置)には、上面側から打ち込まれるビス44が裏打ち部材35及び床スラブ11まで到達している。また、板状部材33の幅方向における中央部には、上面側から打ち込まれるビス45が裏打ち部材35及び床スラブ11まで到達している。さらに、板状部材33の幅方向における吹き抜けW側の端部側には、溝形鋼13側から打ち込まれるビス46が裏打ち部材35、板状部材33及び見切り部材31まで到達している。このビス46は、溝形鋼13に設けられた図示しない孔から、吹き抜けW側と反対側にやや傾斜して上側に打ち込まれるものである。これらのビス44,45,46は、長さ方向に例えば150mmのピッチで打ち込まれている。
このように、板状部材33は、幅方向の両端部及び中央部におけるビス44,45,46によって、裏打ち部材35に締着されるとともに、支持構造物に締着されるものである。板状部材33は、上向きに打ち込まれるビス46によって、支持構造物側からの押圧力が加わり、より強固に固定されるものである。ビス44,45,46は、板状部材33を支持構造物に固定するとともに、裏打ち部材35をより強固に支持構造物に固定するものである。
見切り部材31には、幅方向の吹き抜けW側において、上記した溝形鋼13側から打ち込まれるビス46が到達している。また、見切り部材31の凹部31aから打ち込まれるビス47が、板状部材33及び裏打ち部材35まで到達している。このビス47は、吹き抜けW側に傾斜して下側に打ち込まれるものである。ビス47は、長さ方向に例えば150mmのピッチで打ち込まれている。さらに、見切り部材31の下面には、板状部材33との接触面に対して、例えば水性高分子イソシアネート系の接着剤(図示省略)が塗布されている。このように、見切り部材31は、ビス46によって直接的に支持構造物(溝形鋼13)に固定されるとともに、ビス47及び接着剤によって板状部材33に固定されることで、間接的に支持構造物(床スラブ11、溝形鋼13)に固定される。
ベース5は、幅方向の両側において支持部材30まで貫入する一対のビス(木ネジ)48によって、支持部材30に固定される。ビス48の幅方向における間隔は、例えば50mmであり、支持部材30の両端部に打ち込まれるビス44とビス46(又はビス41)との間隔の約1/4となっている。ベース5の上面側から打ち込まれるビス48は、見切り部材31、板状部材33及び裏打ち部材35まで到達している。このビス48は、長さ方向において、各支柱3の前後に設けられる(図1参照)。すなわち、各支柱3の四隅にビス48が設けられるものである。このように、ベース5は、ビス48によって支持部材30に固定されることで、間接的に支持構造物に固定される。また、このビス48が、裏打ち部材35まで到達していることで、見切り部材31、板状部材33及び裏打ち部材35がより強固に固定されるものである。
この手摺取付け構造では、支持部材30(下地部材32)がベース5の幅の2倍以上の広い幅を有している。そして、支持部材30におけるベース5(及びベース5を介して固定される支柱3)が固定される端部側と、この端部側から離れた位置にある反対の端部側とが、支持構造体に固定されていることになる。これにより、支柱3は、ベース5のみによって支持構造物に固定されている場合に比べて、手摺1を幅方向に押し引きした際の支柱3に生じるモーメントに対して、より大きな抵抗力を得ることとなる。
また、ベース5を見切り部材31に締着させるためのビス48が、見切り部材31と下地部材32との固定にも利用されることで、ベース5、見切り部材31及び下地部材32がより強固に固定されることになる。これにより、支柱3の下方における剛性が高められ、支柱3の上端側のぐらつきがより抑えられる。
また、下地部材32を、上層を成す板状部材33と下層を成す裏打ち部材35とによって構成することで、下地部材32全体の締着だけでなく裏打ち部材35のみの締着も行うことができる。これにより、下地部材32が一部材で構成される場合に比べて、より強固に固定されることになる。
また、支持構造物である溝形鋼13側からビス46を締着することで、支持部材30側からのビス41〜45による押圧力の作用に加えて支持構造物側からの押圧力が加えられることになる。そのため、支持部材30と支持構造物との密着性をより高めることができる。また、見切り部材31側からのビス47,48による押圧力の作用に加えて裏打ち部材35側からの押圧力が加えられることになるため、見切り部材31、板状部材33及び裏打ち部材35の密着性をより高めることができる。また、支持部材30の上面側におけるビスの露出を抑えることができ、意匠性を向上させることができる。
また、裏打ち部材35は、溝の形成位置を中心として形状を変化させやすくなっている。そのため、裏打ち部材35を支持構造物に締着する際に、裏打ち部材に反り等が発生していたとしても、平坦状態が維持される。これにより、上側に配置される板状部材33等の取付けを不陸なく行うことができ、結果として強固な固定状態を構築することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等を行ってもよい。例えば、支持部材30(すなわち板状部材33及び裏打ち部材35)の幅がベース5の幅の約3倍である例を示したが、これに限定されない。支持部材は、ベースの幅の2倍以上の幅を有していればよい。
また、見切り部材31と下地部材32とが、ビス48の他に、ビス46、47及び接着剤によって固定されている例を示したが、これに限定されない。見切り部材31と下地部材32とは、ビス48の他に、接着と締着とのいずれか一方又は両方により固定されていればよい。例えば、接着のみで固定する場合には、ビス47の打ち込みは必要なく、ビス46は見切り部材31まで到達する必要がない。また、締着のみによって固定する場合には、接着剤を使用しなくてよい。
また、下地部材32が、板状部材33及び裏打ち部材35によって構成されている例を示したが、これに限定されない。例えば、床暖房用パネル24を用いずに床10を構成する場合には、板状部材33を使用せず、裏打ち部材35のみによって下地部材を構成してもよい。
また、断面矩形状を成す溝35aが、裏打ち部材35の下面側の中央に1本のみ形成されている例を示したが、これに限定されない。例えば、裏打ち部材に形成される溝は、中央以外に設けられていてもよい。また、断面が矩形以外の形状であってもよく、例えば楔形であってもよい。また、溝が2本以上であってもよく、上面又は下面のみに形成されても、上下両面に形成されてもよい。
また、溝35aは、裏打ち部材35の長さ方向に平行に設けられる場合に限られず、長さ方向に沿って設けられていればよい。
また、支持構造物に対する支持部材30等の固定について、ビス41等が打ち込まれることで締着される例を示したが、これに限定されない。例えば、釘等によって締着(鋲着)してもよく、ビスによる締着と釘等による締着とが混在していてもよい。
1…手摺、3…支柱、5…ベース、10…床、11…床スラブ(支持構造物)、12…梁(支持構造物)、13…溝形鋼(支持構造物)、30…支持部材、31…見切り部材(受け部)、32…下地部材、33…板状部材、35…裏打ち部材、35a…溝、41〜48…ビス(締着材)、W…吹き抜け。

Claims (5)

  1. 手摺を支持する支柱と、前記支柱の下端部に連結されるベースと、前記ベースを受ける支持部材とを備え、前記支持部材が支持構造物に固定されることで前記支持構造物上に前記手摺が支持される手摺取付け構造において、
    前記支持部材は、前記手摺の長さ方向に直交する方向に少なくとも前記ベースの幅の2倍以上の幅を有して形成されており、その幅方向における一方の端部に前記ベースを受ける受け部を備え、
    前記ベースは、前記受け部に固定されており、
    前記支持部材の前記一方の端部側及び他方の端部側は、前記支持構造物に固定されていることを特徴とする手摺取付け構造。
  2. 前記支持部材は、前記受け部を形成する見切り部材と、前記見切り部材の下面側に設けられる下地部材とを備え、
    前記下地部材は、前記幅方向において前記ベースの幅の2倍以上の幅を有する板状に形成されており、
    前記ベースは、前記受け部に締着されており、
    前記見切り部材と下地部材とは、接着と締着とのいずれか一方又は両方により固定されるとともに、前記ベースを締着する締着材によっても固定されていることを特徴とする請求項1記載の手摺取付け構造。
  3. 前記下地部材は、板状部材と、前記板状部材の下面に設けられる裏打ち部材とを備え、
    前記裏打ち部材は、前記支持部材の前記幅方向における両端部で前記支持構造物にそれぞれ締着され、
    前記板状部材と前記裏打ち部材とは、前記支持部材の前記幅方向における両端部及び中央部で支持構造物まで貫入する締着材によって締着されていることを特徴とする請求項2記載の手摺取付け構造。
  4. 前記支持部材及び前記支持構造物には、前記支持構造物から前記支持部材に向けて締着材が打ち込まれていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の手摺取付け構造。
  5. 前記裏打ち部材は、合板により板状に形成されており、少なくとも上下の一方の面には、前記手摺の長さ方向に沿って溝が設けられていることを特徴とする請求項3記載の手摺取付け構造。
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