JP2009091735A - 床下地構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の床下地構造は、床スラブ2に設置された支持脚3と支持脚3により支持された床パネルとを備えた床下地構造において、壁際に配置される床パネル4Aの壁面10に近い部分(壁面近傍部分11)が補強材12を備え、支持脚3が補強材12の下方に設置され、補強材12の下面12aが支持脚3により支持されたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、床パネルの壁面近傍部分を支持脚で支持する構成とできて、支持具にかかるコストを低減でき、しかも、床パネルの壁面近傍部分の剛性も充分に確保可能な床下地構造を提供する。
本発明の床下地構造は、床スラブに設置された支持脚と支持脚により支持された床パネルとを備えた床下地構造において、複数の支持脚が、壁際に配置される床パネルの壁面に近い部分の下面を支持するために壁面に沿った方向において間隔を隔てて設けられるとともに、支持脚と支持脚との間に位置する床パネルの壁面に近い部分が補強材を備えたことを特徴とする。
壁際に配置される床パネルの端面と壁面とが非接触状態となるように、この床パネルが支持脚により支持されたことも特徴とする。
床パネルの端面と壁面とが非接触状態となるように、床パネルが支持脚により支持されたので、床パネルの端面と壁面とが擦れあうことによる擦れ音の発生を防止できる。
図1及び図2は最良の形態1を示し、図1は床下地構造を備えた二重床の断面を示し、図2は床パネル及び支持脚の配置例を上から見て示す。
尚、室内5の壁際に配置される支持脚3の防振ゴム31Aの硬度は、室内5の中央側に配置される支持脚3の防振ゴム31の硬度よりも硬い。
また、支持具として支持脚3のみを使用した構成であるため、システム根太と支持脚という2種類の支持具を使用する従来構成に比べて、支持具のコストを低減できる。尚、壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11を支持する支持脚3と壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11以外を支持する支持脚3とで支柱32の長さや防振ゴム31の違うものを使用することもあるが、構成自体は同じなので、システム根太を使用する場合と比べれば支持具のコストを低減できる。
図3;4に示すように、壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11を支持するために、壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11の下方において壁面10に沿った方向に間隔を隔てて複数の支持脚3を設置し、支持脚3と支持脚3との間に位置する壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11の下面7Aに、下面7Aと一体となるように補強材12を取付けることで、支持脚3と支持脚3との間に位置する壁際床パネル4Aの下面7Aが床スラブ2と非接触な補強材12を備えた構成の床下地構造1とした。言い換えれば、補強材12が、支持脚3で支持される部分を除いて壁面10に沿って連続的又は間欠的に並ぶように壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11の下面7Aに設けられた構成とした。
最良の形態2によれば、最良の形態1と同様な効果が得られる他、壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11を支持する支持脚3と壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11以外を支持する支持脚3とで支柱32の長さの同じものを使用することができるので、支持具のコストをより低減できる。
また、最良の形態1と比べ、壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11において、支持脚3で支持されている部分の剛性と支持脚3で支持されていない部分の剛性との差が小さくなるので、壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11の強度のばらつきを少なくできる。つまり、最良の形態1では、支持脚3で支持されている部分の剛性は、壁際床パネル4Aと補強材12と支持脚3とを足した剛性であり、支持脚3で支持されていない部分の剛性は、壁際床パネル4Aと補強材12とを足した剛性であり、その差は支持脚3の剛性である。一方、最良の形態2では、支持脚3で支持されている部分の剛性は、壁際床パネル4Aと支持脚3とを足した剛性であり、支持脚3で支持されていない部分の剛性は、壁際床パネル4Aと補強材12とを足した剛性であり、その差は(支持脚3の剛性−補強材12の剛性)であるので、剛性の差が小さくなる。
図5に示すように、補強材12として、紙を加工してハニカム形状に形成された補強材12を用いても良い。このハニカム形状に形成された補強材12の孔42の一方の開口縁部43と支持脚3の台座33とが接着剤などで接着された構成としたり、このハニカム形状に形成された補強材12の孔42の一方の開口縁部43と壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11の下面7Aとが接着剤などで接着された構成としてもよい。この場合、安価な紙を用いて補強効果を得ることができるので、経済的となる。
最良の形態1において、補強材12が、壁面10に沿って間欠的に並ぶように壁際床パネル4Aの壁面近傍部分11の下面7Aに設けられた構成としてもよい。
6 壁際床パネルの壁側端面、7A 壁際床パネルの下面、10 壁面、
11 壁際床パネルの壁面近傍部分、12 補強材。
Claims (3)
- 床スラブに設置された支持脚と支持脚により支持された床パネルとを備えた床下地構造において、壁際に配置される床パネルの壁面に近い部分が補強材を備え、支持脚が補強材の下方に設置され、補強材の下面が支持脚により支持されたことを特徴とする床下地構造。
- 床スラブに設置された支持脚と支持脚により支持された床パネルとを備えた床下地構造において、複数の支持脚が、壁際に配置される床パネルの壁面に近い部分の下面を支持するために壁面に沿った方向において間隔を隔てて設けられるとともに、支持脚と支持脚との間に位置する床パネルの壁面に近い部分が補強材を備えたことを特徴とする床下地構造。
- 壁際に配置される床パネルの端面と壁面とが非接触状態となるように、この床パネルが支持脚により支持されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床下地構造。
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-10-04 JP JP2007260896A patent/JP2009091735A/ja active Pending
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