JP2015116195A - ハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリール - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールを提供する。【解決手段】本発明は、スプールの回転を制御して、キャスティングのときにはスプールの回転を拘束せず、釣糸を巻き取るためにハンドルを回転させるときにのみスプールの回転を拘束して釣糸の巻取方向にのみスプールが回転することができるように、クラッチバーに結合するクラッチリンクと該クラッチリンクに連結され前記スプールのシャフトを軸として回転するクラッチカムとからなる一体型クラッチ部材と、前記クラッチカムにヒンジ結合され、クラッチカムの回転によってハンドルの回転軸のラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するキックレバーとを含んでなるハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールに係る。より詳しくは、スプールの回転を制御して、キャスティングのときにはスプールの回転を拘束せず、釣糸を巻き取るためにハンドルを回転させるときにのみスプールの回転を拘束して釣糸の巻取方向にのみスプールが回転することができるように、クラッチバーに結合するクラッチリンクと該クラッチリンクに連結され前記スプールのシャフトを軸として回転するクラッチカムとからなる一体型クラッチ部材と、前記クラッチカムにヒンジ結合され、クラッチカムの回転によってハンドルの回転軸のラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するキックレバーとを含んでなるハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールに関する。
通常、ルアー釣りなどに用いられるベイト釣り用リールは、フレームと、前記フレームに回転可能に取り付けられ、釣糸が巻き取られるスプールと、前記フレームの一側面に設置され、前記スプールに連動して回転駆動させるハンドルとを含んでなる。
前記フレームの内部には、キャスティングのときは前記スプールが自由回転状態で回転して、巻き取られた釣糸が繰り出されるようにし、ハンドルを操作して釣糸を巻き取るときは前記スプールの回転を制御してスプールが釣糸の巻取方向にのみ回転するようにするクラッチ手段がさらに備えられる。従来のクラッチ手段を備える釣りリールに関するものとしては、大韓民国実用新案登録第20−0191968号(2000年5月31日)の「ベイトキャストリールのクラッチ着脱装置」(以下、「従来の技術」という。)がある。この従来の技術は、ハンドルの回転軸に固着されるラチェットと、サムバー(thumb bar)の押圧動作に応じてオン/オフ動作を行うクラッチカムと、前記クラッチカムに一体に延設され、前記クラッチカムの動作により前記ラチェットの周面のラチェット溝に係止されるキックレバーとを含んでなる。
前述したクラッチ手段は、キャスティングを行うためにクラッチバーを押圧してクラッチをオフにすると、キックレバーが連動して移動してラチェットの周面のラチェット溝に係止されることになり、この状態でクラッチをオンにするためにハンドルを回転させると、前記ハンドル回転軸に結合しているラチェットがキックレバーを押す動作を行う。しかし、この際、ラチェットに接触するキックレバーの接触面に多くの荷重がかかることになる。
通常、ラチェットは、ステンレススチール材質を用いてプレス工程で成形されるのに対し、キックレバーは、その形状の複雑さを考慮して亜鉛を用いて鋳造方式で成形される。ところが、亜鉛がステンレススチールに比べて弱い強度を有するため、ラチェットがキックレバーを押すとき、その接触面に発生する圧力によってキックレバーの接触面が容易に破損してしまうという問題点がある。
大韓民国実用新案登録第20−0191968号公報
本発明は、上述したような問題点を解決するために案出されたものであり、ラチェットとキックレバーに集中する圧力を分散させてクラッチ手段を作動させるとともに、
キックレバーがラチェットの回転に対して押し上げられるときに加圧を最小化することにより構成部品の故障または破損を防止することができるように、
スプールのシャフトに軸結合されるクラッチカムと、クラッチバーの押圧によって前記クラッチカムを回転させるクラッチリングとからなる一体型クラッチ部材;および
前記クラッチカムの回転によってラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するキックレバー;
を含んでなるハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールを提供することを目的とする。
また、本発明は、ハイブリッドクラッチ手段の製造容易性の確保およびプラスチック類のアセタールなどの合成樹脂材質による軽量化を達成するとともに、
破損防止のための剛性確保を保障することができるように、
クラッチカムと、前記クラッチカムに結合して同伴回転する回転部、およびクラッチバーに結合して前記回転部を回転させる加圧部からなるクラッチリンク
とから構成される分離型クラッチ部材を含むハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールを提供することを目的とする。
また、本発明は、一体型クラッチ部材と分離型クラッチ部材の剛性を確保して、使用者の作動による圧力増加により釣りリールが破損するのを防止することができるようにする補強部材がさらに結合しているクラッチ手段を備える釣りリールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールは、
フレームと;
前記フレームにシャフトを介して軸設され、回転して外周面に釣糸が巻き取られるスプールと;
前記シャフトに連動して回転する回転軸を有するハンドルと;
前記ハンドルの回転軸に設けられるラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するクラッチ手段と;を含んでなり、
前記クラッチ手段は、
前記フレームの一側面に支持され、前記シャフトに軸結合されて回転するクラッチカムと、前記クラッチカムに連結され、前記フレームの外部のクラッチバーに結合してクラッチバーの加圧を介して前記クラッチカムを回転させるクラッチリンクとを含む一体型クラッチ部材、および
前記クラッチカムにヒンジ結合され、前記クラッチカムの回転によって前記ラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するキックレバー
を含んでなることを特徴とする。
また、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールにおいて、前記一体型クラッチ部材は、
前記クラッチカムと前記クラッチリンクとの連結部、または前記クラッチリンクと前記クラッチバーとの結合部に補強部材がさらに結合していることを特徴とする。
また、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールにおいて、前記クラッチ手段は、
前記フレームの一側面に支持され、前記シャフトに軸結合されて回転するクラッチカムと、前記クラッチカムに結合して前記シャフトを軸として同伴回転する回転部、および該回転部に連結され、前記フレームの外部のクラッチバーに結合してクラッチバーの加圧を介して前記回転部を回転させる加圧部から構成されるクラッチリンクと、を含んでなる分離型クラッチ部材を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールにおいて、前記分離型クラッチ部材は、
前記回転部と前記加圧部との連結部、または前記加圧部と前記クラッチバーとの結合部に補強部材がさらに結合していることを特徴とする。
本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールは、スプールのシャフトに軸結合されたクラッチカムと同伴回転するクラッチリンクを一体型クラッチ部材または分離型クラッチ部材に導入し、プラスチック類のアセタールなどの合成樹脂を用いてクラッチカムとクラッチリンクを同一材質で製作することにより、製作が容易であり、更に、剛性確保のための補強肉とリブの製作が容易であるから、これをフレームに対するガイドとして活用することができるため圧力の集中によるクラッチ手段などの構成部品の故障または破損を防止することができる上、スチール材質のクラッチ手段を使用しないため釣りリールの軽量化に有利であるという利点がある。
また、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールは、一体型クラッチ部材と共に、分離型クラッチ部材を導入することにより、製作者は使用者の要求に合う様々な種類の釣りリールを提供することができ、ひいては、軽量の材質を用いるにも拘わらず、分離型クラッチ部材を用いて加圧力に効果的に対抗することができる構造設計が可能である。
また、本発明に係るハイブリッド手段を備える釣りリールは、補強部材を導入して一体型クラッチ部材と分離型クラッチ部材の剛性を増大させることにより、長期使用による破損を防止するとともに、同一材質の一体型クラッチ部材または分離型クラッチ部材に補強肉、リブおよび補強部材などの追加構成の製作が非常に容易で軽薄短小化した釣りリールの製作が可能となる。
本発明に係る釣りリールの外観斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例を示す内部分解斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例を示す内部側面図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例で補強部材を説明するための要部平面図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例を示す内部分解斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例を示す内部側面図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例で補強部材を説明するための要部平面図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例を示す内部分解斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例を示す内部側面図である。 本発明に係る釣りリールの第1実施例で補強部材を説明するための要部平面図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例をそれぞれ方向を異にして見た内部分解斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例をそれぞれ方向を異にして見た内部分解斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例をそれぞれ方向を異にして見た内部分解斜視図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例を示す内部側面図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例で補強部材を説明するための要部平面図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例を示す内部側面図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例で補強部材を説明するための要部平面図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例を示す内部側面図である。 本発明に係る釣りリールの第2実施例で補強部材を説明するための要部平面図である。 本発明に係る釣りリールをそれぞれ方向を異にして見た内部斜視図である。 本発明に係る釣りリールをそれぞれ方向を異にして見た内部斜視図である。
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な形態を持つことができるもので、その具現例(態様、aspect)(または実施例)をここに詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物または代替物を含むものと理解されなければならない。
各図面において、同一の参照符号、特に十の桁および一の桁、または十の桁、一の桁およびアルファベットが同じ参照符号は同一または類似の機能を持つ部材を示し、特に言及がない場合、図面の各参照符号が指す部材はこのような基準に準ずる部材と把握すればよい。
また、各図面において、構成要素は、理解の便宜などのために、大きさや厚さを誇張して大きく(または厚く)または小さく(または薄く)表現しているか単純化して表現しているが、これによって本発明の保護範囲が制限されるものと解釈されてはならない。
本明細書で使用する用語は、特定の具現例(または実施例)を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようとするものではない。単数の表現は、文脈上特に明記しない限り、複数の表現を含む。
本出願において、「含む」または「からなる」などの用語は明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
特に他に定義しない限り、技術用語や科学用語を含み、ここで使われるすべての用語は本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を持っている。一般的に使われる辞典に定義されている用語は、関連技術の文脈上で持つ意味と一致する意味を持つものと解釈されなければならず、本明細書で明らかに定義しない限り、理想的な意味または過度に形式的な意味に解釈されない。
本明細書において記載した「第1」、「第2」などは、互いに異なる構成要素を区分するためのものに過ぎず、製造された順序に拘らないものであり、発明の詳細な説明と請求の範囲においてその名称が一致しないこともある。
本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールの説明において、便宜上、厳密ではない概略の方向基準を図1を参照して特定すれば、図示のままの状態で左右を区分し、クラッチバー430が備えられる方向を後方にして前後を決め、図2において重力が作用する方向を下方にして上下を決める。
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールを説明する。
まず、図1〜図21に示すように、本発明に係るハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールは、釣竿に装着されるフレーム10と、前記フレーム10の左右側面に結合するカバーと、前記フレーム10に収容されて釣糸が巻き取られるスプール20と、前記スプール20に連動して使用者が作動させるハンドル30と、前記フレーム10に内蔵され、前記スプール20および前記ハンドル30の動作を制御するクラッチ手段40とを含んでなる。
前記フレーム10は、前方開口部に連結された収容部13を有し、該収容部13にスプール20がシャフト21(図1参照)を介して軸設され、左右側面には第1結合部11と第2結合部12が設けられて側面カバーC1とサイドカバーアセンブリC2がそれぞれ結合する。前記収容部13の下部には前後方装着部材14a、14bが備えられ、これにより釣竿に釣りリールを装着することができる。
前記フレーム10の後方開口部にはいわゆる「サムバー(thumb bar)」と呼ばれるクラッチバー430が備えられ、前記クラッチバー430はクラッチ手段40と連動して作動する。これについては詳細に後述する。
前記第2結合部12には側面開口部が備えられ、該開口部に前記スプール20が挿入されて結合し、前記開口部の周りにはスプールカバーとサイドカバーを含むカバーアセンブリC2(図1参照)が結合する。
前記第1結合部11には前記第2結合部12の開口部の中央と同一線上に軸設孔15が設けられ、該軸設孔にスプール20のシャフト21の一端部が挿入されて軸設される。前記軸設孔15の周りの下側前方には、ハンドル30の回転軸31が結合する回転孔16がさらに設けられる。前記シャフト21の一端部には、ハンドル30との連動回転のためのギア(図示せず)が備えられる。
図1に示すように、前記ハンドル30は、回転軸31(図3参照)に結合する回転バーと、回転バーの両端部に回転自在に結合する一対の把持部32とから構成される。
また、前記側面カバーにおける前記ハンドル30の回転軸31の上側後方、すなわち、前記シャフト21が軸設される軸設孔の延長線上には後述するクラッチ手段40に連動する別途のロック手段Lが備えられ、使用者が前記ロック手段を作動させてクラッチ手段4 0の作動状態を固定または解除させることができる。前記回転軸31と前記フレーム10の第1結合部11は、複数のギア(図示せず)を介してスプール20のシャフト21とハンドル30の回転軸が相互連動することにより回転する。
図示してはいないが、前記第2結合部12には、前記スプール20の回転速度などを制御するブレーキ手段(例えば、ブレーキシューと回転板による速度制御方式、または永久磁石を用いた速度制御方式)がさらに備えられる。
図3および図4に示すように、前記回転軸31は、ラチェット33が貫通して結合して第1結合部11に装着されるクラッチ手段40が前記ラチェット33の外周面のラチェット溝33aに選択的に接触してスプール20(図1参照)の回転を制御するようにする。すなわち、使用者がキャスティングの際にクラッチ手段40と前記ラチェット33とが接触していない状態で、すなわち、クラッチ手段40のオン状態で、スプール20は拘束を受けていない状態で自由回転し、前記クラッチ手段40が前記ラチェット33に接触する状態、すなわち、クラッチ手段のオフ状態で、使用者が釣糸を巻き取るためにハンドル30が回転させるときにのみスプール20の回転を拘束して一方向(釣糸が巻き取られる方向)にのみスプール20が回転するようにすることができる。
このためのクラッチ手段40は、図2〜図9に示すように、前記フレーム10の第1結合部11の外側面に支持され、前記シャフト21に軸結合されて回転するクラッチカム400Aと、前記クラッチカム400Aに連結され、前記フレーム10の外部のクラッチバー430の加圧を介して前記クラッチカム400Aを回転させるクラッチリンク407とから構成される一体型クラッチ部材400;および
前記クラッチカム400Aにヒンジ結合され、前記クラッチカム400Aの回転によって前記ラチェット33のラチェット溝33aに選択的に接触してスプール20の回転を制御するキックレバー440を含んでなる。
前記クラッチカム400Aは、中央に第1貫通孔401が設けられ、フレーム10の軸設孔15を介して挿入されるシャフト21の一端部に結合したギアが第1貫通孔401に装着される。
前記クラッチリンク407は、前記クラッチカムの外側面に連結され、前記第1結合部11の後方に穿設された第1ガイドホール17aを通過して、第2結合部12の後方に穿設された第2ガイドホール17bに装着される。
前記クラッチリンク407は、端部にガイド突起408が突設されて前記第2ガイドホール17bに挿入、装着され、両端部が前記第1ガイドホール17aと第2ガイドホール17bに支持された状態でスライド移動可能に装着される。
前記クラッチリンク407は、使用者が手指などで加圧してクラッチ手段40を作動させるようにするクラッチバー430に結合する。このために、前記クラッチリンク407には中央ボルト締結孔409a、該ボルト締結孔409aの両側には突起締結孔409bがそれぞれ備えられ、前記クラッチバー430には、前記中央ボルト締結孔409a(図5参照)に相応する対応ボルト締結孔432a、前記対応ボルト締結孔の両側には前記突起締結孔409bに嵌合される嵌合突起432bがそれぞれ備えられる。
前記クラッチバーの嵌合突起が前記突起締結孔に嵌め込まれた状態で、前記ボルト締結孔をボルト部材が貫通してボルト締結孔に螺合されてクラッチバーをクラッチリンクに固定させる。また、前記クラッチバー430の両側にはクラッチリンク407に相応する装着溝431がさらに設けられ、クラッチバー430に加えられる圧力がクラッチリンク全体にわたって分散して伝達されるようにする。
前記一体型クラッチ部材400は、前記フレーム10の第1結合部11と後記ヨーク450(図11参照)との摩擦力の解消および柔らかい駆動のために、プラスチック類のアセタールなどの合成樹脂材質からなることが好ましい。
前記一体型クラッチ部材が合成樹脂材質からなる場合、射出成形方式によって製作することが容易であり、特に射出成形方式によって製作される場合、クラッチカムとクラッチリンクに補強肉およびリブが備えられるように製作することが容易なので、前記補強肉およびリブがフレームに対してガイドの役割を果たすことができるため、クラッチバーを介して伝達される加圧力が分散して伝達されるから、破損防止のための剛性確保に有利である。
次に、図2〜図9に示すように、前記一体型クラッチ部材400が前記フレーム10の第1結合部11に支持された状態で回転するように、前記クラッチカム400Aは、穿設された第1案内ホール406を備える。
図2に示すように、前記フレーム10の第1結合部11には第1案内突出部19aが備えられ、前記第1案内突出部19aが一体型クラッチ部材400の第1案内ホール406に挿入された状態でボルト部材425Aが前記第1案内突出部19aに結合すると、
前記クラッチバー430を加圧して押さえるとき、第1案内突出部によって、前記第1案内ホール406に沿って前記一体型クラッチ部材400が案内されながら前記シャフト21を軸として回転する。
また、前記一体型クラッチ部材400の駆動安定性をさらに向上させるように、前記クラッチカム400Aの第1貫通孔401の周りに一対の第1、第2案内孔403a、403bが穿設され、前記フレーム10の第1結合部11には第2案内突出部19bが突設され、前記第2案内突出部19bが前記クラッチカム400Aの第1、第2案内孔403a、403bを貫いて結合することにより、前記一体型クラッチ部材400がシャフト21を軸として回転するときに一体型クラッチ部材400の回転を補助するガイドの役割を果たすことになる。
前記第2案内突出部19bには、前記側面カバーC1(図1参照)との結合のためのボルト部材などが螺合できる。
次に、本発明は、前記一体型クラッチ部材の剛性確保を補助するために、前記クラッチカム400Aと前記クラッチリンク407の連結部、または前記クラッチリンク407と前記クラッチバー430との結合部に補強部材460を導入して釣りリールの軽量化および一体型クラッチ部材400の剛性確保を同時に図ることができるようにした。
まず、図2、図3および図4に示すように、前記補強部材460は、第1実施例として、クラッチカム400Aの外側面を覆いながらボルト部材460Aを介して結合する補強プレート461からなる。
前記補強プレート461は、前記クラッチリンク407と前記クラッチカム400Aとの連結部からクラッチカム400Aの外側面の一部を覆う板状の部材であり、ボルト結合のための締結孔461bと、一体型クラッチ部材400の回転を案内する第1案内ホール406に相応する補助案内ホール461aとがさらに備えられる。
また、図5、図6および図7に示すように、前記補強部材460は、第2実施例として、クラッチカム400Aの外側面を覆いながらボルト部材460Aを介して結合する補強プレート463と、前記補強プレート463の一側から折り曲げられて連結され、前記クラッチリンク407に挿入されて結合するベンディング部463Aとを含んでなる。
前記補強プレート463と前記ベンディング部463Aとが一体に設けられ、前記ベンディング部が前記クラッチカム400Aの外側面から前記クラッチリンク407に貫入されるので、クラッチバー430による加圧に対抗することが可能な剛性が確保される。
未説明符号463a、463bはそれぞれ締結孔と補助案内ホールを示す。
図8、図9および図10に示すように、前記補強部材460は、第3実施例として、前記クラッチリンク407を貫いて挿入される挿入部465Aと、前記挿入部に連結され、前記クラッチリンク407に内挿されて固定される係止部465とを含んでなる。
第3実施例の補強部材460の場合、前記一体型クラッチ部材400内に完全に挿入されて製作されるので、インサート射出方式または二重射出方式などの製作方法が考慮できる。
未説明符号465aは、前記クラッチリンク407の中央突起締結孔409bに対応する締結孔を示す。
一方、本明細書の図面では、前記補強部材460が前記一体型クラッチ部材400のクラッチカム400Aとクラッチリンク407との連結部にのみ結合していると代表して示されている。ところが、補強部材460は、前記クラッチリンク407と前記クラッチバー430との結合部(すなわち、クラッチリンク407全部にわたって)に位置するように結合できる。このような構成は、通常の技術者であれば十分に予測して再現することができるので、説明の便宜のために、同一内容の詳細な説明は省略する。
よって、本発明は、前記一体型クラッチ部材400、または前記[一体型クラッチ部材400と前記クラッチバー430との結合体]の脆弱部位に補強部材460を導入して剛性を補強することにより、釣りリールの軽量化を達成するとともに反復作動による破損を防止して耐久性を向上させることができる。
また、前記補強部材の様々な具現例は、図14〜図19に示すように、後述する分離型クラッチ部材400’が同様に適用可能である。
一方、図3、図6および図9に示すように、前記クラッチカム400Aと前記フレーム10の第1結合部11とが第1弾性部材426によって連結されており、クラッチバー430に対する加圧(または固定)が解除されると、第1弾性部材426の弾性力を用いて前記一体型クラッチ部材400が原位置に復帰するようにする(図示していない第1弾性部材の具体的な構成は図11を参照)。
前記第1弾性部材426は、一端部426aが前記クラッチカム400Aにヒンジ結合され、他端部426bが前記第1結合部11にヒンジ結合される。前記クラッチカム400Aおよび前記第1結合部11には、前記第1弾性部材426の端部がヒンジ結合されるための孔がそれぞれ設けられる。前記第1弾性部材426は、中央に円形ねじれ部426cを有する一種のトーションバネで両端部が前記円形ねじれ部の回転方向(すなわち、両端部が拡開する方向)に弾性力を発揮するように形成される。
よって、前記一体型クラッチ部材400が回転すると、前記第1弾性部材426は、両端部が窄まりながら両端部を軸として回転し、前記一体型クラッチ部材400の回転状態を拘束する圧力が解除される場合、前記第1弾性部材426は、両端部が窄まった状態で 拡開方向に弾性力が発揮されてクラッチカム400A(一体型クラッチ部材400)の原位置への復帰を補助することができる。
前記第1弾性部材626の機能および具体的な構成は、後述する分離型クラッチ部材400’に同様に適用される。
前記クラッチカム400Aは、回転しながらフレーム10の第1結合部11に接触、支持されながら回転するので、潤滑性を有するプラスチック類のアセタールなどの合成樹脂材質で射出成形して製作されることが好ましい。
本発明は、使用者がクラッチバー430を加圧してクラッチ手段40を作動させると、圧力がクラッチリンク407を介してクラッチカム400Aに伝達されながら一体型クラッチ部材400が回転し、前記クラッチカム400Aにヒンジ結合されたキックレバー440が変位して末端部441が前記ラチェット溝33aに係止されることにより、クラッチ手段40がオフ状態になる。
このために、図2〜図9に示すように(図2および図3に示していない構成は図11を参照)、前記キックレバー440は前記クラッチカム400Aにヒンジ軸442を介してヒンジ結合される。すなわち、前記キックレバー440の一端部にはヒンジ軸442が突設され、前記クラッチカム400Aには第1貫通孔401の周りの一側に前記ヒンジ軸442がヒンジ結合されるヒンジ孔402が設けられ、これにより前記キックレバーと前記クラッチカムとが互いに結合する。
前記キックレバー440の内側面には、案内突起443(図11参照)が突設されており、前記フレーム10の第1結合部11には、前記案内突起443が接触してキックレバー440の末端部441を回転軸31のラチェット33の方向に案内する案内突出片18がさらに設けられている。
使用者によって一体型クラッチ部材400が回転すると、前記キックレバー440は、前記案内突起443が前記案内突出片18に接触しながらヒンジ軸442を中心に回転してその位置が下方に移動することになり、末端部441が前記回転軸31のラチェット溝33aと接触してクラッチ手段40のオフ状態になる。
よって、クラッチ手段40のオフ状態では、前記キックレバー440の末端部441が前記ラチェット33のラチェット突起33bに接触しながらラチェット33の回転を拘束するので、釣糸を繰り出す方向、すなわち、図面において時計方向に回転軸31(ハンドル30)を回転させることができず、釣糸を巻き取る方向、すなわち図面において反時計方向に回転軸31(ハンドル30)を回転させると、キックレバー440に接触していない他のラチェット突起33bが回転しながらキックレバー440を持ち上げて(この際、キックレバー440はヒンジ軸442を軸として回動する。)回転が可能であるので、使用者は、クラッチ手段40をオン/オフにして使用状況に合わせてスプール20を制御して使用することができる。この際、前記回転軸31が反時計方向に回転するときにラチェット突起33bによって押されたキックレバー440の末端部441はラチェット溝33aに復帰して、使用者がハンドル30から手を放す場合、クラッチのオフ状態が保たれなければならない。
このために、本発明は、図3、図6および図9に示すように、前記キックレバー440のヒンジ軸442の一側と前記フレーム10の第1結合部11とを連結する第2弾性部材444を備える。(第2弾性部材の他の具体的な構成は図11を参照。)
前記第2弾性部材444は、前記第1弾性部材426のようなトーションバネであって、一端部444aが前記キックレバー440にヒンジ結合され、他端部444bが前記第1結合部11にヒンジ結合され、中央には両端部が拡開する方向に弾性力が発揮されるようにする円形ねじれ部444cを含んでなる。
よって、クラッチ手段40のオフ状態で、前記第2弾性部材444は、両端部が広げられる方向に弾性力を発揮するので、ハンドル30を操作してラチェット33を回転させると、ラチェット突起33bによってキックレバー440が押されるときに両端部が窄まり、ハンドル30の操作を止めると、第2弾性部材444の弾性力によって両端部が拡開しながら、キックレバー440の末端部をラチェット溝33aに復帰させてクラッチ手段40のオフ状態が保たれるようにすることができる。
前記キックレバー440および前記第2弾性部材444に関連する機能および具体的な構成は、後述する分離型クラッチ部材400’に同様に適用される。
次に、本発明のクラッチ手段40は、図11〜図21に示すように、前記フレーム10の第1結合部11の外側面に支持されながら前記シャフト21に軸結合されて回転するクラッチカム410;および
前記クラッチカム410に結合して前記シャフト21を軸として同伴回転する回転部421と、前記回転部421に連結され、前記フレーム10の外部のクラッチバー430と結合してクラッチバー430の加圧を介して前記回転部421を回転させる加圧部427とから構成されるクラッチリンク420;を含む分離型クラッチ部材400’を含んでなる。
前記分離型クラッチ部材400’のクラッチカム410は、前記一体型クラッチ部材400のクラッチカム400Aと同様の構成であって、第1貫通孔411と、ヒンジ孔412と、第1案内ホール416と、第1、第2案内孔413a、413bと、第2傾斜案内面452がすべて備えられている。(第2傾斜案内面452に関連して詳細に後述する。)
また、前記分離型クラッチ部材400’のクラッチカム410に結合するクラッチリンク420の回転部421は、前記第1貫通孔411に相応する第2貫通孔422と、前記 第1案内ホール416に相応する第2案内ホール425とが備えられている。
また、前記分離型クラッチ部材400’において、前記クラッチリンク420の回転部421に連結された加圧部427は、前記一体型クラッチ部材400のクラッチリンク400Aと同様の構成であって、端部にガイド突起428が突設され、クラッチバー430との結合のための中央ボルト締結孔429aと、ボルト締結孔429aの両側に突起締結孔429bがすべて備えられている。
前記分離型クラッチ部材400’において、前記第1および第2貫通孔411、422、前記第1および第2案内ホール416、425がそれぞれ重畳して結合する構成と、第1および第2案内孔413a、413b、第2傾斜案内面452およびヒンジ孔412などの構成は、一体型クラッチ部材400における該当構成の構造および機能と同様なので、説明の便宜のために、詳細な説明は省略する。
この際、前記クラッチカム410と前記回転部421との結合のために、前記クラッチカム410は、前記第1貫通孔411の周りに第1嵌合孔414aおよび第2嵌合孔414bが設けられており、前記回転部421は、前記第1、第2嵌合孔414a、414bに嵌合される第1嵌合突起424aおよび前記第2嵌合突起424bが第2貫通孔422の周りの内側面に突設されている。
また、前記クラッチカム410と前記回転部421の結合、および分離型クラッチ部材400’の同伴回転による駆動安定性の確保のために、前記第2案内ホール425の周りの内側面には前記第1案内ホール416の一側内壁に相応する結合片423が突設され、該結合片が前記第1案内ホール416に挿入されて結合する。この際、前記結合片423は、前記第1、第2案内ホール415、425に挿入される第1案内突出部19aを干渉しないように備えられる。
前記クラッチカム410は、前記第2案内孔413bの一側に突設された接触部417を有し、前記回転部421と加圧部427との連結部の下側面が前記接触部417に接触するように前記クラッチリンク420に結合して、加圧部427の圧力(すなわち、回転部421の回転圧力)がクラッチカム410へ伝達されて分離型クラッチ部材400’が図面上の反時計方向に同伴回転するように構成される。
その他に、分離型クラッチ部材400’を導入したクラッチ手段の他の構成は、一体型クラッチ部材400を導入したクラッチ手段と同様なので、詳細な説明は省略する。
一方、使用者が前記クラッチバー430を加圧し続けて押さえた状態でのみハンドル30の操作が可能であれば非常に不便であるうえ、釣りの魚種が釣針を銜えたときに瞬間的に釣竿を引き揚げながらハンドル30を回転させて釣糸を巻き取り或いはクラッチ手段40をオン状態で作動させて釣糸を繰り出す動作を繰り返しながら釣りが行われる点を勘案すると、クラッチバー430を加圧し続けてクラッチ手段40をオフ状態に維持する釣竿は、その効用性が劣るしかない。このため、本発明のクラッチ手段40は、前記シャフト21に貫設されてクラッチ手段の作動状態を制御するヨーク450をさらに含んでなる。
以下では、前記ヨークに関する説明は図20および図21を参照して分離型クラッチ部材400’を代表にして行い、前記ヨーク450に関する構成は上述した一体型クラッチ部材400に同様に適用できる。
図11に示すように、本発明のクラッチ手段40は、前記シャフト21に貫設され、前記分離型クラッチ部材400’の回転によってシャフト21に乗って変位しながらクラッチ手段40の作動状態を制御するヨーク450をさらに含んでなる。
前記ヨーク450は、前記スプール20の回転軸31(正確には回転軸31の末端部441に結合したギア)が貫いて軸設される第3貫通孔451が中央に備えられ、両端部の内側面には回転部421の回転方向に外側から内側へ傾いた第2傾斜案内面452が凹設され、前記第2傾斜案内面の内側には前記第1結合部11の第2案内突出部19bに結合する拘束孔453がさらに備えられる。
前記クラッチカム410の第1案内孔413a、413bの外側には、前記回転部421の回転反対方向に内側から外側へ傾きながら、前記第2傾斜案内面452に噛み合った状態で接触する第1傾斜案内面415が突設される。
よって、分離型クラッチ部材400’(クラッチカム410とクラッチリンク420との結合体)が回転すると、前記第1傾斜案内面415も同伴回転し、前記ヨーク450は前記第2案内突出部19bによって回転しないように拘束された状態であるので、前記第2傾斜案内面452が前記第1傾斜案内面415に乗って外側方向に押し寄せられることになり、ヨーク450がシャフト21に乗って変位する。
この際、回転完了、すなわち、クラッチ手段40のオフ作動が完了すると、前記ヨーク450の第2傾斜案内面452の内側端部に設けられた非傾斜部452aが、前記クラッチカム410の第1傾斜案内面415の外側端部に設けられた支持突部415aに支持されてワンタッチ方式でクラッチバーによるクラッチ手段のオン/オフ動作が行われる。
すなわち、前記ヨーク450の位置変位状態が保たれる状態では、前記非傾斜部452aが前記支持突部415aに接触した状態で支持されながら、前記第1弾性部材426の弾性力によって原位置に復帰しようとする分離型クラッチ部材400’の復帰回転を拘束することになり、クラッチ手段40のオフ作動状態が引き続き維持できる。
前記ヨーク450は、前記クラッチカム410の第1傾斜案内面415と接触しながら作動するので、潤滑性のあるプラスチック類のアセタールなどの合成樹脂材質で射出成形して製作されることが好ましい。また、前記第2案内突出部19bにはコイルバネ(図示せず)が備えられ、該コイルバネは側面カバーC1に対して前記ヨーク450を内側方向へ弾性支持されるようにする。
したがって、ロック手段Lを解除すると、前記コイルバネの弾性力によって前記ヨーク450が原位置に復帰(すなわち、シャフト21に乗って内側方向に変位)しながら前記第2傾斜案内面452による前記結合体の拘束力が解除され、これと同時に前記第1弾性部材426の弾性力によって前記結合体が原位置に復帰することになり、クラッチ手段40はオン状態となる。図2および図3において、未説明符号405、405aは一体型クラッチ部材400の第1傾斜案内面と非傾斜部をそれぞれ示す。
本発明は、上述したハイブリッドクラッチ手段40の導入によって釣りリール(R)全体の軽量化および製造容易性を向上させることにより、釣りリールの軽薄短小化の傾向に合う釣りリールの製造が可能となる。すなわち、釣りリールのクラッチ手段を、ステンレススチールを用いたプレス工程と亜鉛を用いた鋳造方式などによって製作する場合、このような材質は、プラスチック類のアセタールなどの合成樹脂材質に比べて重いから、軽薄短小化の傾向に適さない。ところが、従来の技術に係る釣りリールは、クラッチ手段の作動による様々な圧力が各構成の接触部や連結部などに集中するから、釣りリールの重量増加にも拘わらず、破損による故障発生を防止するためにステンレススチールまたは亜鉛材質で釣りリールのクラッチ手段を製作するしかなかった。
これに対し、本発明は、前述した構造のクラッチ手段、すなわち、クラッチバー430がフレーム10の第1、第2結合部11、12の第1、第2ガイドホール17a、17bに支持される構造、一体型クラッチ部材400および分離型クラッチ部材400’の立体結合構造によってクラッチ手段の作動の際に全体的に力が分散しながら圧力が伝達されるから、例えばプラスチック類のアセタールなどの合成樹脂など、潤滑性を有する同一材質を使用することができるため、強度の補強および釣りリールの軽量化が可能となる。
また、合成樹脂材質を用いる場合、金型による射出製作方式が可能となって一体型または分離型クラッチ部材の製作が容易であり、このような製作方式による釣りリールは、圧力が集中して加えられる部位に別途の補強肉またはリブなどが備えられるように製作し易いので、ハイブリッドクラッチ手段を軽薄短小化の傾向に合わせて製作することができるという利点がある。
一方、本発明は、図2〜図21に示すように、前記回転軸31に外嵌されて前記ラチェット33に接触するベアリングプレート34をさらに含んでなる。
前記ベアリングプレート34は、中央には前記回転軸31が貫通しうる第1通過孔35が設けられ、両端部にはボルト締結孔36が設けられる。前記フレーム1の第1結合部11には前記ボルト締結孔に相応するボルト締結部が突設され、該ボルト締結部が前記ボルト締結孔に挿入されながらボルト部材が螺合されることにより、ベアリングプレートを固定させる。
前述した本発明の説明においては、添付図面に基づいて特定の形状および構造を持つハイブリッドクラッチ手段を備える釣りリールを主に説明したが、本発明は当業者によって多様な修正、変更および置換が可能であり、それらの修正、変更および置換も本発明の保護範囲に属するものと解釈されるべきである。
10 フレーム
11 第1結合部
12 第2結合部
13 収容部
14 装着部材
15 軸設孔
16 回転孔
17 ガイドホール
18 案内突出片
19 案内突出部
20 スプール
21 シャフト
30 ハンドル
31 回転軸
32 把持部
33 ラチェット
34 ベアリングプレート
40 クラッチ手段
400 一体型クラッチ部材
400’ 分離型クラッチ部材
400A、410 クラッチカム
401、411 第1貫通孔
402、412 ヒンジ孔
403、413 案内孔
414 嵌合孔
405、415 第1傾斜案内面
406、416 第1案内ホール
407、420 クラッチリンク
408、428 ガイド突起
421 回転部
422 第2貫通孔
423 結合片
424 嵌合突起
425 第2案内ホール
426 第1弾性部材
427 加圧部
430 クラッチバー
440 キックレバー
441 末端部
442 ヒンジ軸
443 案内突起
450 ヨーク
451 第3貫通孔
452 第2傾斜案内面

Claims (4)

  1. フレームと;
    前記フレームにシャフトを介して軸設され、回転して外周面に釣糸が巻き取られるスプールと;
    前記シャフトに連動して回転する回転軸を有するハンドルと;
    前記ハンドルの回転軸に設けられるラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するクラッチ手段と;を含んでなり、
    前記クラッチ手段は、
    前記フレームの一側面に支持され、前記シャフトに軸結合されて回転するクラッチカムと、前記クラッチカムに連結され、前記フレームの外部のクラッチバーに結合してクラッチバーの加圧を介して前記クラッチカムを回転させるクラッチリンクとを含む一体型クラッチ部材、および
    前記クラッチカムにヒンジ結合され、前記クラッチカムの回転によって前記ラチェットに選択的に接触してスプールの回転を制御するキックレバーを含んでなることを特徴とする、クラッチ手段を備える釣りリール。
  2. 前記一体型クラッチ部材は、前記クラッチカムと前記クラッチリンクとの連結部、または前記クラッチリンクと前記クラッチバーとの結合部に補強部材がさらに結合していることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ手段を備える釣りリール。
  3. 前記クラッチ手段は、
    前記フレームの一側面に支持され、前記シャフトに軸結合されて回転するクラッチカムと、
    前記クラッチカムに結合して前記シャフトを軸として同伴回転する回転部、および該回転部に連結され、前記フレームの外部のクラッチバーに結合してクラッチバーの加圧を介して前記回転部を回転させる加圧部から構成されるクラッチリンクとを含んでなる分離型クラッチ部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ手段を備える釣りリール。
  4. 前記分離型クラッチ部材は、前記回転部と前記加圧部との連結部、または前記加圧部と前記クラッチバーとの結合部に補強部材がさらに結合していることを特徴とする、請求項3に記載のクラッチ手段を備える釣りリール。
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