JP2015113316A - 固型粉末化粧料 - Google Patents

固型粉末化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2015113316A
JP2015113316A JP2013257653A JP2013257653A JP2015113316A JP 2015113316 A JP2015113316 A JP 2015113316A JP 2013257653 A JP2013257653 A JP 2013257653A JP 2013257653 A JP2013257653 A JP 2013257653A JP 2015113316 A JP2015113316 A JP 2015113316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
less
preferable
solid powder
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013257653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6321957B2 (ja
Inventor
孝一 上原
Koichi Uehara
孝一 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2013257653A priority Critical patent/JP6321957B2/ja
Publication of JP2015113316A publication Critical patent/JP2015113316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6321957B2 publication Critical patent/JP6321957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】スポンジ使用での粉取れが良く、肌に塗布したときに、仕上がりの黄ぐすみを抑制し、明るい仕上がりの固型粉末化粧料を提供する。【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):(A)粒子径14μm以下のタルク 15〜80質量%、(B)25℃で液状の油剤 0.1〜20質量%、(C)平均粒子径5〜40nm、比表面積10〜100m2/gの微粒子酸化亜鉛を含有し、成分(A)全量中、粒子径8μm以下が67質量%以上であり、粒子径11μm以上が20質量%以下の粒度分布を有する固型粉末化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、固型粉末化粧料に関する。
固型粉末化粧料においては、肌に塗布しやすく、使用感に優れたものが求められている。例えば、特許文献1には、油相成分と粉末成分を含み、粉末成分として、平均粒子径が15μm以上のタルクを含有する粉末固形化粧料が、塗布具で取りやすく、肌へ伸ばしやすく、肌にしっとり感を与え、落下などの衝撃によって割れなどが発生しにくいことが記載されている。
特開2011−116685号公報
本発明者は、特許文献1でも用いられている汎用のタルクは、粒径が大きく、肌に塗布した時の滑り感に加え、肌にのせた後のサラサラ感に優れるものの、固型粉末化粧料に含有させた場合、プレス成型時に硬く固化して、化粧取れが低下し、固型粉末化粧料を肌に塗布した際に、色がくすみ、肌が明るく見えないという課題があることを見出した。
本発明者は、特定の粒子径で、特定の粒度分布を有するタルクを、25℃で液状の油剤及び特定の微粒子酸化亜鉛と組み合わせて用いることにより、スポンジ使用での粉取れが良く、肌に塗布したときに、仕上がりの黄ぐすみを抑制し、明るい仕上がりの固型粉末化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)粒子径14μm以下のタルク 15〜80質量%、
(B)25℃で液状の油剤 0.1〜20質量%、
(C)平均粒子径5〜40nm、比表面積10〜100m2/gの微粒子酸化亜鉛
を含有し、成分(A)全量中、粒子径8μm以下が67質量%以上であり、粒子径11μm以上が20質量%以下の粒度分布を有する固型粉末化粧料に関する。
本発明の固型粉末化粧料は、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布するときの滑りが良く、仕上がりの黄ぐすみが抑制され、明るい仕上がりにすることができる。
本発明で用いる成分(A)のタルクは、粒子径14μm以下である。また、成分(A)の平均粒子径は、3〜8μmが好ましく、4〜7μmがより好ましく、5〜6.5μmがさらに好ましい。
また、成分(A)全量中、粒子径8μm以下が67質量%以上であり、70質量%以上が好ましく、73質量%以上がより好ましく、粒子径11μm以上が20質量%以下であり、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい粒度分布を有するものである。
また、成分(A)全量中、粒子径4μm以下が32質量%以上が好ましく、34質量%以上がより好ましい。
このようなタルクを用いることにより、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布した時の滑り感に加え、肌にのせた後のサラサラ感が得られ、仕上がり肌が明るくなる。
本発明において、粒子径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、測定部は、乾式で分散圧0.1barとして、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、Sympatec 社製、HELOS&RODOS)で測定する。
成分(A)のタルクは、疎水化処理したものを用いることができ、撥水性及び撥油性が十分に発現し、感触や流動性が良好になるので好ましい。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、シリコーン処理、脂肪酸処理、ラウロイルリジン処理、レシチン処理、N−アシルアミノ酸処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理等が挙げられる。これらのうち、シリコーン処理が好ましい。これらの処理は、通常の方法により行うことができる。
疎水化処理の処理量は粉体によって異なるが、撥水性及び撥油性が十分に発現し、感触や流動性が良好になる点から、成分(A)の粉体質量に対して、下限は、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましい。また、上限は、50質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。
成分(A)は1種又は2種以上含有することができる。成分(A)の含有量は、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布した時の滑り感に加え、肌に乗せた後のサラサラ感が得られる点から、全組成中に15質量%以上であり、30質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、80質量%以下であり、75質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に15〜80質量%であり、30〜75質量%が好ましく、50〜70質量%がより好ましい。
本発明で用いる成分(B)の油剤は、25℃で液状のものである。ここで、25℃で液状とは、流動性を有するもので、ペースト状のものも含まれる。
かかる油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;ホホバ油、オリーブ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;脂肪酸エステル、多価カルボン酸エステル、脂肪酸多価アルコールエステル、ヒドロキシ脂肪酸エステル、その他、メトキシケイ皮酸オクチル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール等のエステル油;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油などが挙げられる。
これらのうち、粉とれと肌への密着性と塗布時の使用感の点から、直鎖又は分岐の炭化水素油、エステル油、シリコーン油が好ましく、流動イソパラフィン、イソノナン酸イソトリデシル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、ジメチルポリシロキサンがより好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、粉とれと肌への密着性と塗布時の使用感の点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上であり、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、20質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.1〜20質量%であり、1〜10質量%が好ましく、3〜8質量%がより好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布するときの滑りが良く、仕上がりの黄ぐすみが抑制され、明るい仕上がりが得られる点から、1以上が好ましく、3以上がより好ましく、7以上が更に好ましく、80以下が好ましく、30以下がより好ましく、15以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、1〜80が好ましく、3〜30がより好ましく、7〜15が更に好ましい。
本発明で用いる成分(C)の微粒子酸化亜鉛は、平均粒子径5〜40nmであり、平均粒子径10〜30nmが好ましい。また、成分(C)の粒子径は、1nm以上100nm以下を有していることが好ましい。さらに、化粧持ち、塗布時の使用感に優れる点から、成分(C)の比表面積は、10〜100m2/gであり、15〜60m2/gのものが好ましい。
成分(C)の微粒子酸化亜鉛は、成分(A)と同様に、疎水化処理したものを用いることができる。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、化粧崩れを防ぐ点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、2質量%以上が更に好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.01〜20質量%が好ましく、0.1〜15質量%がより好ましく、2〜10質量%が更に好ましい。
本発明において、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布するときの滑りが良く、仕上がりの黄ぐすみが抑制され、明るい仕上がりで、塗布後、時間が経過しても化粧持続性に優れ、テカリを抑制する点から、1以上が好ましく、3以上がより好ましく、5以上が更に好ましく、200以下が好ましく、100以下がより好ましく、24以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、1〜200が好ましく、3〜100がより好ましく、5〜24が更に好ましい。
本発明の固型粉末化粧料は、更に、成分(A)及び(C)以外の粉体を含有することができる。かかる粉体としては、通常の化粧料に用いられる体質顔料、着色顔料であれば制限されず、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、セリサイト、成分(A)以外のタルク、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、雲母、チタン被膜雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ホウケイ酸、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、成分(C)以外の酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカーボンブラック、これらの複合体等の無機粉体;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、長鎖アルキルリン酸金属塩、N−モノ長鎖アルキルアシル塩基性アミノ酸、これらの複合体等の有機粉体;さらに、上記無機粉体と有機粉体との複合粉体などが挙げられる。
これらの粉体は、前記成分(A)と同様、そのまま使用することができ、更に、これらの1種又は2種以上が疎水化処理されたものを用いることもできる。
本発明の固型粉末化粧料は、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布するときの滑りが良く、仕上がりの黄ぐすみが抑制され、明るい仕上がりになる点から、雲母及び雲母チタンの含有量が、全組成中に10質量%以下であるのが好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下が更に好ましい。
本発明の固型粉末化粧料は、さらに、(D)分子量200〜3000のポリエチレングリコールを含有することができ、塗布中の滑りに優れ、塗布直後の仕上りに黄ぐすみが目立たなくなる点、化粧持続性に優れる点から好ましい。
かかるポリエチレングリコールは、分子量300〜1000が好ましく、350〜600がより好ましい。
成分(D)のポリエチレングリコールは、1種又は2種以上を用いることができ、塗布中の滑りに優れ、塗布直後の仕上りに黄ぐすみが目立たない点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上が更に好ましく、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、2質量%が更に好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましく、0.2〜2質量%が更に好ましい。
本発明において、成分(A)及び(D)の質量割合(A)/(D)は、スポンジ使用での粉取れ性に優れ、肌に塗布するときの滑りが良く、仕上がりの黄ぐすみが抑制され、明るい仕上がりが得られる点から、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、100以上が更に好ましく、600以下が好ましく、300以下がより好ましく、140以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(D)の質量割合(A)/(D)は、5〜600が好ましく、10〜300がより好ましく、100〜140が更に好ましい。
本発明の固型粉末化粧料は、前記成分のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の油性成分、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤などを含有することができる。
本発明の固型粉末化粧料は、通常の方法に従って製造することができる。例えば、成分(A)及び(C)を含むすべての粉体成分を混合・粉砕した後、成分(B)を含む油相成分を加えて混合し、得られた混合物をさらに粉砕機で粉砕した後、粉砕物を成型・固型形化することにより製造することができる。使用する粉砕機としては、通常粉砕するために使用される粉砕機であれば制限されず、例えば、アトマイザー、ハンマーミル、ジェットミル、カッターミル等が挙げられる。油相の混合工程については、通常混合に使用される装置が使用され、例えば、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等が挙げられる。
本発明の固型粉末化粧料は、例えば、ファンデーション、フェイスパウダー、ほほ紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料などとして好適である。なかでも、ファンデーションが好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)粒子径14μm以下のタルク 15〜80質量%、
(B)25℃で液状の油剤 0.1〜20質量%、
(C)平均粒子径5〜40nm、比表面積10〜100m2/gの微粒子酸化亜鉛
を含有し、成分(A)全量中、粒子径8μm以下が67質量%以上であり、粒子径11μm以上が20%以下の粒度分布を有する固型粉末化粧料。
<2>成分(A)のタルクが、好ましくは、平均粒子径3〜8μmであって、4〜7μmがより好ましく、5〜6.5μmがさらに好ましい前記<1>記載の固型粉末化粧料。
<3>成分(A)全量中、好ましくは、粒子径8μm以下が70質量%以上であって、73質量%以上がより好ましく、粒子径11μm以上が15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい前記<1>又は<2>記載の固型粉末化粧料。
<4>成分(A)全量中、好ましくは、粒子径4μm以下が32質量%以上であって、34質量%以上がより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<5>成分(A)のタルクは、好ましくは、疎水化処理されたものであって、シリコーン処理、脂肪酸処理、ラウロイルリジン処理、レシチン処理、N−アシルアミノ酸処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理がより好ましく、シリコーン処理が更に好ましい前記<1>〜<4>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<6>成分(A)の含有量が、好ましくは、全組成中に30質量%以上であって、50質量%以上がより好ましく、75質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<7>成分(B)の油剤が、好ましくは、直鎖又は分岐の炭化水素油、植物油、動物油、、エステル油、シリコーン油、フッ素油であって、直鎖又は分岐の炭化水素油、エステル油、シリコーン油がより好ましく、流動イソパラフィン、イソノナン酸イソトリデシル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、ジメチルポリシロキサンが更に好ましい前記<1>〜<6>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<8>成分(B)の含有量が、好ましくは、全組成中に1質量%以上であって、3質量%以上がより好ましく、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましい前記<1>〜<7>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<9>成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、好ましくは、1以上であって、3以上がより好ましく、7以上が更に好ましく、80以下が好ましく、30以下がより好ましく、15以下が更に好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<10>成分(C)の微粒子酸化亜鉛が、好ましくは、平均粒子径10〜30nm、粒子径1nm以上100nm以下、比表面積15〜60m2/gである前記<1>〜<9>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<11>成分(C)が、疎水化処理したものである前記<1>〜<10>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<12>成分(C)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.01質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、2質量%以上が更に好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<13>成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、好ましくは、1以上であって、3以上がより好ましく、5以上が更に好ましく、200以下が好ましく、100以下がより好ましく、24以下が更に好ましい前記<1>〜<12>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<14>さらに、(D)分子量200〜3000のポリエチレングリコールを含有し、好ましくは、分子量300〜1000のポリエチレングリコールが好ましく、350〜600のポリエチレングリコールがより好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
<15>成分(D)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.01質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上が更に好ましく、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、2質量%が更に好ましい前記<14>記載の固型粉末化粧料。
<16>成分(A)及び(D)の質量割合(A)/(D)が、好ましくは、5以上であって、10以上がより好ましく、100以上が更に好ましく、600以下が好ましく、300以下がより好ましく、140以下が更に好ましい前記<14>又は<15>記載の固型粉末化粧料。
<17>雲母及び雲母チタンの含有量が、好ましくは、全組成中に10質量%以下であって、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下が更に好ましい前記<1>〜<16>のいずれか1記載の固型粉末化粧料。
実施例1〜9、比較例1〜3
表1に示す組成の固型粉末化粧料を製造した。得られた固型粉末化粧料について、スポンジ使用での粉取れの良さ、塗布中の肌の上でのスポンジの滑りの良さ、塗布直後の仕上りの黄ぐすみのなさ、仕上がりの明るさ、塗布5時間経過後の化粧持続性、及び塗布5時間経過後のテカリの状態を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
成分(A)、成分(C)及びその他の粉体を分散して混合・粉砕した後、成分(B)及び(D)を加えて混合し、得られた混合物をさらに粉砕機で粉砕した。ここで得られた粉砕物を、中皿に充填し、充填量10g、成型圧1000kgで成型して、固型粉末化粧料を得た。
(評価方法)
専門評価者5名が、各固型粉末化粧料をスポンジでとる時の粉取れの良さ、スポンジで肌に塗布しているときの滑りの良さ、塗布直後の仕上りの黄ぐすみのなさ、仕上がりの明るさ、塗布5時間経過後の化粧持続性、及び塗布5時間経過後のテカリの状態を、以下の基準で官能評価した。結果を5名の合計値で示した。
(1)スポンジ使用での粉取れの良さ:
5;粉取れがとても良い。
4;粉取れが良い。
3;粉取れがやや良い。
2;粉取れがあまり良くない
1;粉取れが良くない
(2)塗布中の肌の上でのスポンジの滑りの良さ:
5;滑りが非常に良い。
4;滑りが良い。
3;滑りがやや良い。
2;滑りがあまり良くない
1;滑りが良くない
(3)塗布直後の仕上りの黄ぐすみのなさ:
5;仕上がりに黄ぐすみが全く見られない。
4;仕上がりに黄ぐすみが見られない。
3;仕上がりに黄ぐすみがあまり見られない。
2;仕上がりに黄ぐすみが見られる。
1;仕上がりに黄ぐすみがかなり見られる。
(4)塗布直後の仕上がりの明るさ:
5;仕上がりがとても明るい。
4;仕上がりが明るい 。
3;仕上がりがやや明るい。
2;仕上がりがあまり明るくない。
1;仕上がりが明るくない。
(5)塗布5時間経過後の化粧持続性:
5;化粧崩れが見られない。
4;化粧崩れがあまり見られない。
3;化粧崩れがやや見られる
2;化粧崩れが見られる。
1;化粧崩れがかなり見られる。
(6)塗布5時間経過後のテカリの状態:
5;テカリが見られない。
4;テカリがあまり見られない。
3;テカリがやや見られる。
2;テカリが見られる。
1;テカリがかなり見られる。
Figure 2015113316

Claims (7)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)粒子径14μm以下のタルク 15〜80質量%、
    (B)25℃で液状の油剤 0.1〜20質量%、
    (C)平均粒子径5〜40nm、比表面積10〜100m2/gの微粒子酸化亜鉛
    を含有し、成分(A)全量中、粒子径8μm以下が67質量%以上であり、粒子径11μm以上が20質量%以下の粒度分布を有する固型粉末化粧料。
  2. 成分(C)の含有量が、0.01〜20質量%である請求項1記載の固型粉末化粧料。
  3. 成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、1〜80である請求項1又は2記載の固型粉末化粧料。
  4. 成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、1〜200である請求項1〜3のいずれか1項記載の固型粉末化粧料。
  5. 成分(A)が、疎水化処理されたものである請求項1〜4のいずれか1項記載の固型粉末化粧料。
  6. さらに、(D)分子量200〜3000のポリエチレングリコールを含有する請求項1〜5のいずれか1項記載の固型粉末化粧料。
  7. 雲母及び雲母チタンの含有量が、10質量%以下である請求項1〜6のいずれか1項記載の固型粉末化粧料。
JP2013257653A 2013-12-13 2013-12-13 固型粉末化粧料 Active JP6321957B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013257653A JP6321957B2 (ja) 2013-12-13 2013-12-13 固型粉末化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013257653A JP6321957B2 (ja) 2013-12-13 2013-12-13 固型粉末化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015113316A true JP2015113316A (ja) 2015-06-22
JP6321957B2 JP6321957B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=53527450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013257653A Active JP6321957B2 (ja) 2013-12-13 2013-12-13 固型粉末化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6321957B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088602A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社コーセー 油性固形化粧料

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0841379A (ja) * 1994-08-01 1996-02-13 Kao Corp 耐皮脂粉体及びそれを含有する化粧料
JP2002220331A (ja) * 2000-11-27 2002-08-09 Earth Chem Corp Ltd 浴用剤組成物
JP2008521880A (ja) * 2005-09-09 2008-06-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 複数層を含む固体スキンケア組成物
WO2009142047A1 (ja) * 2008-05-21 2009-11-26 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
JP2011105605A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Key Tranding Co Ltd 固形粉末化粧料の製造方法
JP2013209346A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kao Corp 固形粉末化粧料

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0841379A (ja) * 1994-08-01 1996-02-13 Kao Corp 耐皮脂粉体及びそれを含有する化粧料
JP2002220331A (ja) * 2000-11-27 2002-08-09 Earth Chem Corp Ltd 浴用剤組成物
JP2008521880A (ja) * 2005-09-09 2008-06-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 複数層を含む固体スキンケア組成物
WO2009142047A1 (ja) * 2008-05-21 2009-11-26 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
JP2011105605A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Key Tranding Co Ltd 固形粉末化粧料の製造方法
JP2013209346A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kao Corp 固形粉末化粧料

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
FRAGRANCE JOURNAL, vol. 27, no. 5, JPN6017032294, 1999, pages 79 - 83, ISSN: 0003627920 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088602A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社コーセー 油性固形化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP6321957B2 (ja) 2018-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5925558B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP2007176822A (ja) 粉末固型化粧料
JP4799939B2 (ja) 粉末化粧料
JP6309858B2 (ja) 粉末化粧料
KR20180054573A (ko) 화장료
US10786437B2 (en) Composition for cosmetics and cosmetics comprising same
JP3524501B2 (ja) 化粧料
JP5784932B2 (ja) 油性固形化粧料
EP1402875B1 (en) Powdery composition
JP6228484B2 (ja) 多層型油性化粧料
JP6321957B2 (ja) 固型粉末化粧料
JP5908711B2 (ja) 油性固形化粧料
JP5727783B2 (ja) 粉末化粧料
JP2012240999A (ja) 粉体化粧料
JP6114066B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP6733312B2 (ja) 液状分散体及びその用途
JP6775319B2 (ja) 粉末化粧料
CN108078800B (zh) 油性化妆料
JP5917293B2 (ja) Al含有黄色系板状酸化鉄顔料およびその製造方法並びにそれを配合した化粧料
JP6176701B2 (ja) 化粧料
JP5543053B2 (ja) 粉末化粧料
JP5026728B2 (ja) メイクアップ化粧料
JP2018070484A (ja) 粉末化粧料
JP6356479B2 (ja) 立体的形状に成型されてなる固形粉末化粧料
JP2018168128A (ja) 口唇化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180406

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6321957

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250