JPH0841379A - 耐皮脂粉体及びそれを含有する化粧料 - Google Patents
耐皮脂粉体及びそれを含有する化粧料Info
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- JPH0841379A JPH0841379A JP17996194A JP17996194A JPH0841379A JP H0841379 A JPH0841379 A JP H0841379A JP 17996194 A JP17996194 A JP 17996194A JP 17996194 A JP17996194 A JP 17996194A JP H0841379 A JPH0841379 A JP H0841379A
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Abstract
子酸化亜鉛を、式(1): 【化1】 (m及びnは、m:n=0.6〜1.4:1で、かつm
+n=20〜60となる数を示す)で表されるメチルハ
イドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
で表面処理した耐皮脂粉体、及びそれを含有する化粧
料。 【効果】 耐皮脂粉体は皮脂を固化させることができ、
これを含有した化粧料は皮脂コントロール効果に優れ、
化粧もちや使用感が良好である。
Description
いる耐皮脂粉体及び該耐皮脂粉体を含有し、皮脂コント
ロール効果に優れ、化粧持ちを向上させることができる
化粧料に関する。
ことは重要な要素である。特に額から鼻にかけた、いわ
ゆるTゾーン部位は皮脂分泌が多いため、この部位での
油浮きや化粧くずれが激しい。このような過剰の皮脂を
抑え、化粧もちを向上させるため、従来より種々の研究
がなされている。
撥水・撥油性を付与することが提案されている(特開昭
55−167209号、特開昭62−250074号、
特開平1−180811号、米国特許第363274
4)。しかしながら、このようなフッ素化合物処理粉体
は、皮脂が多い場合にはこれを充分にはじききれず、ま
た使用感の面でも問題があった。
た化粧料も検討されているが、このような粉体は化粧料
中の油分をも吸収してしまうため、充分な効果を得るこ
とはできなかった。
脂肪酸と化学的に反応して皮脂を固定化(ゲル化)さ
せ、皮脂の広がりを抑え、脂っぽさを抑制し、化粧持続
性を向上させることが知られている。しかしながら、こ
のような酸化亜鉛でも皮脂を充分にコントロールするこ
とはできなかった。
脂コントロール効果に優れた耐皮脂粉体、その製造方
法、更にその粉体を含有し、使用感に優れ化粧持ちも良
好な化粧料を提供することを目的とする。
達成するため鋭意研究の結果、特定の比表面積を持つ微
粒子酸化亜鉛を特定のメチルハイドロジェンシロキサン
・ジメチルシロキサン共重合体で処理した粉体が、皮脂
の固定化能力に優れることを見出し、本発明を完成し
た。
00m2 /gである微粒子酸化亜鉛を、次の一般式
(1):
1.3:1で、かつm+n=20〜60となる数を示
す)で表されるメチルハイドロジェンシロキサン・ジメ
チルシロキサン共重合体で表面処理したことを特徴とす
る耐皮脂粉体を提供するものである。
る化粧料を提供するものである。
粒子となる微粒子酸化亜鉛を一般式(1)で表されるメ
チルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共
重合体で表面処理したものであるが、本発明においては
微粒子酸化亜鉛の表面が前記共重合体で完全に被覆され
ているものが好ましい。ただし、微粒子酸化亜鉛の表面
が前記共重合体で部分的に被覆されていない場合でも本
発明の範囲に含まれる。
0m2 /gであることが必要であり、好ましくは20〜
100m2 /gのものである。この比表面積が15m2
/g未満の場合は、皮脂を固定化する能力に劣り、10
0m2 /gを超えると、微粒子酸化亜鉛が小さくなりす
ぎ、本発明における耐皮脂粉体を安定に製造できなくな
る。
ドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
は、m及びnがm:n=0.6〜1.4:1で、かつm
+n=20〜60となるものであるが、m:n=0.7
〜1.3:1で、かつm+n=22〜55となるものが
好ましい。m及びnが前記範囲外の数値であると、酸化
亜鉛の表面を充分に被覆することができず、また凝集が
おこりやすく、皮脂との相互作用も悪くなる。
メチルシロキサン共重合体の使用量は、処理対象である
微粒子酸化亜鉛に対して、1〜20重量%、特に2〜1
4重量%、更に2〜10重量%であるのが好ましい。
ドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体で
表面処理するには、例えばこれらを混合したのち、50
〜200℃で0.5〜5時間加熱処理すればよい。これ
らを混合する方法及び条件には特別なものはなく、両成
分を適当な混合手段により、十分に混合、接触させる方
法を適用することができる。ここで用いる混合手段とし
ては、ボールミル、ホジャーサイトボールミル、振動式
ボールミル、回転式ボールミル、振動式ロッドミル、振
動式ミル、アトライター、ポットミル、ロッドミル、パ
ンミル、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、オン
グミル、乳鉢、ハイブリダイザー、エアーブレンダー等
を挙げることができる。また、この混合工程においては
必要に応じて、溶剤を用いることができる。この溶剤と
しては、除去の容易さ及び混合手段として加熱還流法を
適用する場合を考慮すると低沸点溶剤であることが好ま
しい。このような低沸点溶剤としては、ジクロロメタ
ン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、ア
セトン、イソプロピルアルコール、メチルエチルケト
ン、ヘプタン、揮発性のジメチルシクロポリシロキサ
ン、イソパラフィン等を挙げることができる。
の加熱処理条件は微粒子酸化亜鉛とメチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体を充分に結
合させるためには、50〜200℃で0.5〜5時間が
好ましく、特に70〜200℃で0.5〜4時間が好ま
しい。この条件で加熱することができるものであれば加
熱手段は特に制限されず、例えば、送風乾燥機、真空乾
燥機、スプレードライ機、エバポレーター、還流器付フ
ラスコ等を用いることができる。
で加熱できるのであれば、気相中で加熱しても液相中で
加熱してもよく、特定温度でそのまま加熱しても又は低
温から徐々に昇温させたのち、特定温度で保持してもよ
い。また、同一又は異なる温度による2段階以上の加熱
処理をすることもできる。更に、この加熱処理は、前記
の混合と並行して、即ち、混合しながら加熱処理するこ
ともできる。
体は、皮脂を固化することができ、特に化粧料成分とし
て有用なものである。
の化粧料について説明する。本発明の化粧料は、耐皮脂
粉体を、公知の化粧料、医薬部外品及び外用医薬品など
に用いられている他の成分とともに配合することにより
製造することができる。本発明の化粧料における耐皮脂
粉体の配合量は、剤型や目的等により異なり、特に制限
されないが、全組成中に0.05〜95重量%、特に
0.1〜90重量%配合するのが好ましい。
は、次のものを挙げることができる。マイカ、タルク、
セリサイト、カオリン、炭酸カルシウム、酸化アルミニ
ウム、硫酸バリウムなどの体質顔料;ベンガラ、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック等の着色
顔料;酸化亜鉛、二酸化チタンなどの白色顔料、雲母チ
タン、魚鱗箔等のパール顔料;赤色202号、226
号、黄色4号アルミニウムレーキなどの有機顔料;ナイ
ロンパウダー等の有機粉体;これらの顔料(粉体)を一
般式(1)で表されるメチルハイドロジェンシロキサン
・ジメチルシロキサン共重合体、他のシリコーン類、ア
ミノ酸、金属石鹸、レシチン、リン酸ジアルキル、シリ
カ−アルミナ等で表面処理したもの;固体状又は液体状
パラフィン、クリスタルオイル、セレシン、スクワラ
ン、オゾケライト、モンタンロウなどの炭化水素類;オ
リーブ、ジロウ、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリ
ン、ゲイロウなどの植物油;動物性油脂、ロウ;ステア
リン酸、パルミチン酸、オレイン酸、グリセリドモノス
テアリン酸エステル、グリセリンジステアリン酸エステ
ル、グリセリンモノオレイン酸エステル、イソプロピル
ミリスチン酸エステル、イソプロピルステアリン酸エス
テル、ブチルステアリン酸エステルなどの高級脂肪酸
(塩)及びそのエステル類;デキストリン脂肪酸エステ
ル;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメ
チルシクロペンタンシロキサンなどのシリコーン油;
水;エタノール、イソプロパノール、セタノール、ステ
アリルアルコール、パルミチルアルコール、ヘキシルド
デシルアルコールなどのアルコール類;保湿剤としての
グリコール、グリセリン又はソルビトールなどの多価ア
ルコール類;界面活性剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、薬剤、香料などを挙げることができ
る。
造することができ、溶液状、乳液状、クリーム状、油
状、油性固形状、粉状など所望の剤型にすることができ
る。また、本発明の化粧料は、化粧水、スキンケア乳
液、サンスクリーン乳液、パウダーファンデーション、
粉おしろい、ほお紅、化粧下地クリーム等に適用するこ
とができる。
非常に優れており、瞬時に皮脂と反応して固化させ、皮
脂の広がりを抑えることができる。また、本発明の耐皮
脂粉体を配合した化粧料は、皮脂コントロール効果に優
れ、化粧持ちが非常に良く、その使用感も良好である。
るが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
5,堺化学社製)98gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901,信越化学社製;式(1)中のm=15,n=1
5)2gをボールミルで混合した。次に、送風乾燥機を
用い、70℃で2時間加熱処理し、本発明の耐皮脂粉体
を得た。
0,堺化学社製)96gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901)4g及びジクロロメタン200gをボールミル
で混合した。次に、この混合物を50℃で3時間加熱還
流したのち、100℃で2時間加熱攪拌してジクロロメ
タンを留去し、本発明の耐皮脂粉体を得た。
5,堺化学社製)94gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901)6gをエアーブレンダー(エアー温度50℃)
を用いて混合した。次に、80℃で1時間一次加熱処理
をし、引き続き105℃に昇温したのち、更に1時間加
熱処理をして、本発明の耐皮脂粉体を得た。
0,堺化学社製)90gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901)10gをボールミルで混合した。次に、送風乾
燥機を用い、60℃から90℃まで昇温速度0.4℃/
分で計75分かけて昇温させることにより、一次加熱処
理をした。その後、引き続き105℃に昇温したのち、
更に1時間加熱処理をして、本発明の耐皮脂粉体を得
た。
5)98gに対して、メチルハイドロジェンシロキサン
・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9901)2g
及びジクロロメタン200gを混合した。次に、この混
合物を50℃で3時間加熱還流したのち、100℃で2
時間加熱攪拌してジクロロメタンを留去し、本発明の耐
皮脂粉体を得た。
5)90gに対して、メチルハイドロジェンシロキサン
・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9901)10
gをエアーブレンダー(エアー温度50℃)を用いて混
合した。次に、80℃で1時間一次加熱処理をし、引き
続き105℃に昇温したのち、更に1時間加熱処理をし
て、本発明の耐皮脂粉体を得た。
0B,テイカ社製)98gに対して、メチルハイドロジ
ェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−
9901)2g及びジクロロメタン200gを混合し
た。次に、この混合物を50℃で3時間加熱還流したの
ち、100℃で2時間加熱攪拌してジクロロメタンを留
去し、粉体を得た。
gに対して、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチ
ルシロキサン共重合体(KF−9901)4g及びジク
ロロメタン200gを混合した。次に、この混合物を5
0℃で3時間加熱還流したのち、100℃で2時間加熱
攪拌してジクロロメタンを留去し、粉体を得た。
5)98gに対して、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン(KF−99P,信越化学工業社製;式(1)中に
当てはめた場合、m=0,n=40に相当)2gをエア
ーブレンダー(エアー温度50℃)を用いて混合した。
次に、80℃で1時間一次加熱処理をし、引き続き10
5℃に昇温したのち、更に1時間加熱処理をして、粉体
を得た。
0)96gに対して、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン(KF−99P)4gをエアーブレンダー(エアー
温度50℃)を用いて混合した。次に、80℃で1時間
一次加熱処理をし、引き続き105℃に昇温したのち、
更に1時間加熱処理をして、粉体を得た。
5)94gに対して、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン(KF−99P)6gをエアーブレンダー(エアー
温度50℃)を用いて混合した。次に、80℃で1時間
一次加熱処理をし、引き続き105℃に昇温したのち、
更に1時間加熱処理をして、粉体を得た。
0)90gに対して、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン(KF−99P)10gをエアーブレンダー(エア
ー温度50℃)を用いて混合した。次に、80℃で1時
間一次加熱処理をし、引き続き105℃に昇温したの
ち、更に1時間加熱処理をして、粉体を得た。
25、50、75及び90)をそのまま比較例とした。
粉体の各1gと、スクワラン37.5重量%、トリグリ
セリド(オリーブ油)37.5重量%及びオレイン酸2
5重量%からなるモデル皮脂50gを用意した。次に、
これらの各粉体とモデル皮脂とをスクリュー管に入れ、
タッチミキサーにより混合した。2時間静置したのち、
混合物の状態を目視により観察し、下記基準により評価
した。結果を表1に示す。
0cP以上)。 △:やや増粘した。 ×:変化がなかった。
耐皮脂粉体は、いずれもモデル皮脂を固化させることが
できた。また、特定の比表面積の微粒子酸化亜鉛を用い
たことによる効果は、微粒子酸化チタン(比表面積33
m2 /g)を用いた比較例1、微細亜鉛華(比表面積1
0m2 /g)を用いた比較例2との比較から明らかであ
った。更に、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチ
ルシロキサン共重合体を用いたことによる効果は、比較
例3〜6との比較及び比較例7〜10との比較から明ら
かであった。
を、下記製法により製造した。また、これらの液状ファ
ンデーションについての4時間後の化粧持ち(脂っぽさ
抑制効果)を専門パネラー10名により評価した。な
お、各表中、多孔性樹脂粉体は、特開昭63−3167
15号公報の合成例1に記載された、ステアリルメタク
リレート/ジビニルベンゼン共重合体の多孔性球状樹脂
粉体(平均粒径6.7μm)であり、フッ素処理マイカ
は、特開昭62−250074号公報の合成例に記載さ
れた、次式;(RfC2H4O)mPO(OM)3-m[Rf
は炭素数6〜10で平均炭素数が9であるパーフルオル
ロアルキル基を示し、MはH・NH(C2H4OH)2を
示し、mは2>m>1となる数を示す]で表されるパー
フルオルロアルキルリン酸エステルジオキシエチルアミ
ン塩でマイカを表面処理したものである。結果を表2及
び表3に示す。
1)及び(12)を室温で溶解したのち、成分(1)〜
(4)をディスパーで分散した。次に、これに成分
(8)〜(10)を撹拌しながら添加し、乳化して、二
層型液状ファンデーションを得た。
型液状ファンデーションを実際に使用してもらい、塗布
5時間後における脂っぽさの有無について、以下の基準
で評価した。 ◎:7〜10人が脂っぽくないとした。 ○:4〜6人が脂っぽくないとした。 △:2〜3人が脂っぽくないとした。 ×:0〜1人が脂っぽくないとした。
〜13のファンデーションは脂っぽさが抑制され、化粧
持ちが良かった。また使用感も良好であった。これに対
して比較例12〜18は皮膚が脂っぽく、化粧崩れしや
すかった。
製造した。
(3)を添加し、アンカーミキサーにより撹拌したの
ち、成分(4)を添加し、更にディスパーにより混合し
て皮脂コントロール化粧水を得た。
ができ、さっぱりとした使用感が得られ、化粧持ちも良
かった。
造した。
溶解したのち、成分(8)をディスパーで分散させた。
これに成分(5)〜(7)の混合物を撹拌しながら添加
し、乳化して、二層型スキンケア乳液を得た。
りを抑えることができ、さっぱりとした使用感が得ら
れ、化粧持ちも良かった。
り製造した。
(8)を室温で溶解したのち、成分(9)及び(10)
をディスパーで分散させた。これに成分(5)〜(7)
の混合物を撹拌しながら添加し、乳化して、二層型サン
スクリーン乳液を得た。
広がりを抑えることができ、さっぱりとした使用感が得
られ、化粧持ちも良かった。
り製造した。
し、粉砕機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに
移し、成分(3)〜(6)を加熱混合して均一にしたも
のを加えて更に混合し、均一にした。その後、これを粉
砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃えたのち、金皿
中で圧縮成型して、パウダーファンデーションを得た。
広がりを抑えることができ、さっぱりとした使用感が得
られ、化粧持ちも良かった。
ン) 下記組成の両用パウダーファンデーションを下記の製法
により製造した。
し、粉砕機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに
移し、成分(3)〜(7)を加熱混合して均一にしたも
のを加えて更に混合し、均一にした。その後、これを粉
砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃えたのち、金皿
中で圧縮成型して、両用パウダーファンデーションを得
た。
脂の広がりを抑えることができ、さっぱりとした使用感
が得られ、化粧持ちも良かった。
ダーで撹拌混合し、これに成分(4)を吹きつけ更に均
一に混合する。これを粉砕機に通して粉砕したのち、ふ
るいを通して粉おしろいを得た。
ことができ、さっぱりとした使用感が得られ、化粧持ち
も良かった。
し、粉砕機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに
移し、成分(3)〜(6)を加熱混合して均一にしたも
のを加えて更に混合し、均一にした。その後、これを粉
砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃えたのち、金皿
中で圧縮成型して、ほお紅を得た。
ができ、さっぱりとした使用感が得られ、化粧持ちも良
かった。
た。
解後、成分(6)及び(7)を加え、ホモジナイザーで
均一に混合した。更に、予め40℃で加熱溶解した成分
(8)〜(11)の混合物を加え、乳化した。その後、
室温まで冷却して化粧下地クリームを得た。
抑えることができ、さっぱりとした使用感が得られ、化
粧持ちも良かった。
1.4:1で、かつm+n=20〜60となる数を示
す)で表されるメチルハイドロジェンシロキサン・ジメ
チルシロキサン共重合体で表面処理したことを特徴とす
る耐皮脂粉体を提供するものである。
チルシロキサン共重合体(KF−9901)を示し、M
Sはメチルハイドロジェンポリシロキサン(KF−99
P)を示す。
〜13のファンデーションは脂っぽさが抑制され、化粧
持ちが良かった。また使用感も良好であった。これに対
して比較例11〜17は皮膚が脂っぽく、化粧崩れしや
すかった。
Claims (5)
- 【請求項1】 比表面積が15〜100m2 /gである
微粒子酸化亜鉛を、次の一般式(1): 【化1】 (式中、m及びnは、m:n=0.6〜1.4:1で、
かつm+n=20〜60となる数を示す)で表されるメ
チルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共
重合体で表面処理したことを特徴とする耐皮脂粉体。 - 【請求項2】 微粒子酸化亜鉛の比表面積が20〜10
0m2 /gである請求項1記載の耐皮脂粉体。 - 【請求項3】 一般式(1)中、m及びnが、m:n=
0.7〜1.3:1で、かつm+n=22〜55となる
数である請求項1記載の耐皮脂粉体。 - 【請求項4】 比表面積が15〜100m2 /gである
微粒子酸化亜鉛と、一般式(1)で表されるハイドロジ
ェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体とを混合
したのち、50〜200℃で0.5〜5時間加熱処理す
ることにより得られる請求項1記載の耐皮脂粉体。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の耐皮
脂粉体を含有することを特徴とする化粧料。
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