JP2015113011A - 乗員保護装置 - Google Patents

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JP2015113011A JP2013256634A JP2013256634A JP2015113011A JP 2015113011 A JP2015113011 A JP 2015113011A JP 2013256634 A JP2013256634 A JP 2013256634A JP 2013256634 A JP2013256634 A JP 2013256634A JP 2015113011 A JP2015113011 A JP 2015113011A
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桑原 正明
Masaaki Kuwabara
正明 桑原
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Abstract

【課題】加速度が生じた場合に、その加速度による搭乗者の車両前方への移動を抑制することができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】車両のシートに着座した搭乗者2を拘束するシートベルト11がそのシート側に伸び出るように設けられ、そのシート上に設置して固定した補助シート1に着座した搭乗者2をシートベルト11によって拘束するように構成された乗員保護装置において、シートベルト11のうち補助シート1に着座した搭乗者2の腰部に巻き掛かっている部分における少なくとも一方の端部を補助シート1に固定するベルトロック機構8が補助シート1の少なくとも一方の側部に設けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、シートベルトによって搭乗者を拘束するように構成された乗員保護装置に関し、特に、車両のシート上に設置されるジュニアシートに着座した搭乗者を、前記シートベルトによって拘束するように構成された乗員保護装置に関するものである。
この種の装置の一例が特許文献1に記載されている。その構成について簡単に説明すると、前記ジュニアシートは、搭乗者が着座する座部と、搭乗者の背中が接する背部と、シートベルトの肩ベルトと係合して搭乗者に対する肩ベルトの位置を調整するガイド部材とを有している。上記のシートベルトは、搭乗者の一方の肩からこれとは反対側の腰へと延びる肩ベルトと、その腰に掛けられる腰ベルトとを有するいわゆる3点式シートベルトであって、その中間部にタングが設けられており、そのタングが座席に設けられたバックルに係合するように構成されている。特許文献1に記載された構成では、タングとバックルとを係合させることにより、搭乗者がジュニアシートに拘束されるとともにそのジュニアシートが座席上に拘束される。また、ガイド部材によって搭乗者の肩に対する肩ベルトの位置を調整できる。
特開2012−86639号公報
ところで、この種の装置では、子供から大人まで様々な体格の搭乗者を座席に拘束するために、上記のバックルを、ベルトやワイヤなどを用いた可動機構によって車体などの固定部に固定している。その可動機構は例えば車両のシートと車体との間に配置されており、車室側にある程度引き出せるように構成されている。そのため、例えば、車両の進行方向で前方に搭乗者が移動させられるような加速度が生じ、これにより搭乗者が車両前方に移動させられた場合には、その搭乗者の移動に伴ってバックルが車室側に引き出される可能性がある。またバックルが引き出されると、腰ベルトも車両前方に移動する。その結果、腰ベルトが上記のように車両前方へ移動することによって搭乗者が車両前方に大きく移動してしまう可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、加速度が生じた場合に、その加速度による搭乗者の車両前方への移動を抑制することができる乗員保護装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両のシートに着座した搭乗者を拘束するシートベルトがそのシート側に伸び出るように設けられ、そのシート上に設置して固定した補助シートに着座した搭乗者を前記シートベルトによって拘束するように構成された乗員保護装置において、前記シートベルトのうち前記補助シートに着座した搭乗者の腰部に巻き掛かっている部分における少なくとも一方の端部を前記補助シートに固定するベルトロック機構が前記補助シートの少なくとも一方の側部に設けられていることを特徴とするものである。
また、この発明では、前記ベルトロック機構によって前記シートベルトが固定される前記補助シートにおける部分に対して前記ベルトロック機構を接近および離隔させるアジャスターが設けられていてよい。
この発明によれば、補助シートに着座した搭乗者をシートベルトによって拘束する場合、その搭乗者の腰部に巻き掛かっているシートベルトにおける少なくとも一方の端部をベルトロック機構によって補助シートに固定することができる。すなわち腰ベルトを補助シートに一体化させることができる。その補助シートは所定の固定部に固定されている。具体的には、例えば、搭乗者が車両前方に移動させられる慣性力が生じた場合に、上記の慣性力に応じた荷重が腰ベルトに作用するとしても、ベルトロック機構によって補助シートに腰ベルトが固定されているため、搭乗者の車両前方への移動を抑制することができる。また、ベルトロック機構によってシートベルトが固定される補助シートにおける部分に対してベルトロック機構を接近および離隔させるアジャスターを設けることによって、例えば、補助シートにおける前記部分に対してベルトロック機構を接近させると、その分、腰ベルトと搭乗者の腰部とを密着させることができる。そのため、シートベルトによる拘束を効果的に行うことができる。
この発明におけるベルトロック機構の一例を示す図であって、(a)は要部の側面図であり、(b)はI−I線に沿う断面図である。 この発明におけるベルトロック機構の一例を適用した乗員保護装置を示す斜視図である。 図1に示すベルトロック機構によって腰ベルトをロックしている状態を示す図であって、(a)は要部の側面図であり、(b)はIII−III線に沿う断面図である。 この発明におけるベルトロック機構の他の例を適用した乗員保護装置の一部を拡大して示す斜視図である。 この発明におけるベルトロック機構の他の例を示す図であって、(a)は要部の側面図であり、(b)はV−V線に沿う断面図である。 図4に示すベルトロック機構によって腰ベルトをロックする状態を連続的に示す図であって、(a)はストッパによってベルトロック機構をロックしている状態を示し、(b)ストッパによるベルトロック機構のロックを解除した状態を示し、(c)はベルトロック機構が凹部に向けて移動している状態を示す。 この発明におけるベルトロック機構の更に他の例を示す図である。
つぎにこの発明を具体的に説明する。図2は、この発明におけるベルトロック機構の一例を適用した乗員保護装置を示す斜視図である。ここに示すジュニアシート1は例えば車両後部のリアシート上に設置される。そのジュニアシート1は、子供乗員2が着座するシートクッション部3と、そのシートクッション部3から立ち上がって形成されたシートバック部4と、そのシートバック部4の上方に設けられたヘッドレスト部5とを有している。またシートクッション部3の幅方向で両端部側にアームレスト部6が設けられており、それらのアームレスト部6とシートクッション部3との間に、後述するいわゆる腰ベルトが巻き掛けられる凹部7がそれぞれ形成されている。各凹部7に、ジュニアシート1と腰ベルトとを一体化させるベルトロック機構8が設けられている。また、後述するように、ベルトロック機構8のヘッド部が押しつけられる嵌合部が形成されている。ベルトロック機構8は、その嵌合部に対して接近および離隔するように構成されている。そのベルトロック機構8の移動量を変更するためのアジャスター9がシートクッション部3に設けられている。
上記のシートクッション部3の背面における下方であってかつその幅方向での両端部にコネクタ10がそれぞれ設けられている。詳細は図示しないが、それらのコネクタ10が連結されるアンカーが、リアシートにおけるシートバック部の下方に設けられている。またそのアンカーは図示しないフロアパネルなどの固定部に固定されている。つまり、ここに示すジュニアシート1は、いわゆるISOFIX方式によって車両用シートに固定されるように構成されている。
上記のジュニアシート1に着座した子供乗員2は、シートベルト11によってジュニアシート1に拘束される。図2には、3点式のシートベルト11を示している。そのシートベルト11の構成について簡単に説明すると、子供乗員2に対する非装着状態では、リアシートの一端側、例えば車両の幅方向における外側であって、車両の上下方向に配置されている。そのシートベルト11の上端部側が図示しないリトラクタに引き出し可能に巻き取られており、そのため、上端部側から車室内側にシートベルト11が引き出される。下端部はサイドパネルやフロアパネルなどの固定部に固定されている。また上下方向でのほぼ中間部にシートベルト11に沿って移動可能にタング12が設けられている。
上記のタング12が挿入されて係合するバックル13が車両用シートにおける前記幅方向での内側に設けられている。そのバックル13は、ウェビングやワイヤなどの可撓性を有しており外力で動く可動機構14を介してフロアパネルなどの固定部に連結されている。そしてジュニアシート1に着座した子供乗員2をシートベルト11によって拘束する場合には、リトラクタからシートベルト11を引き出すとともにタング12とバックル13とを係合させる。この装着状態では、子供乗員2の一方(車両の幅方向における外側)の肩部から他方(車両の幅方向における中央側)の腰部までいわゆるたすき掛け状に、胸部前面にシートベルト11が接触するとともに、腰部前面にシートベルト11が接触する。以下の説明では、シートベルト11における前者の部分を肩ベルト15と称し、後者の部分を腰ベルト16と称する。
図1は、この発明におけるベルトロック機構8の一例を示す図であって、(a)は要部の側面図であり、(b)はI−I線に沿う断面図である。ベルトロック機構8は、凹部7の内壁面に階段状に形成された嵌合部17に嵌合するヘッド部18を有している。そのヘッド部18には、嵌合部17の底部19に嵌合するとともに、ヘッド部18内に収容可能に構成された突部20が設けられている。その突部20はヘッド部18の内部に収容されたバネ21の弾性力によって上記の底部19側に押圧されている。そのバネ21は、一例として、子供乗員2に対して所定値以上の荷重が腰ベルト16から子供乗員2に対して作用する場合に収縮してベルトロック機構8による腰ベルト16のロック状態を解除するように構成されていればよい。そのため、バネ21の弾性力に抗する所定値以上の荷重が突部20に作用すると、突部20がヘッド部18内に収容される。このようなバネ21の弾性力は、実験やシミュレーションなどにより予め求めることができる。
また、ヘッド部18にガイドレール22の一方の端部が連結されている。そのガイドレール22は、図1の(a)に示すように、円弧状に形成されており、その外周面に一定間隔で複数の歯23が形成されている。上述したアジャスター9は、円柱状の操作部24と、その操作部24に一体的に連結されたロッド25と、ロッド25の両端部側に取り付けられてロッド25と一体的に回転するギヤ26とによって構成されている。上述した操作部24はシートクッション部3の側面に回転可能に取り付けられており、ロッド25およびギヤ26はシートクッション部3の内部に配置されている。上記のロッド25は、シートクッション部3の幅とほぼ同じ長さに形成されている。各ギヤ26は外歯歯車であって、その外歯と上述したガイドレール22の歯23とが噛み合うようになっている。そのため、操作部24の回転に伴ってギヤ26が回転し、そのギヤ26の回転によりガイドレール22およびヘッド部18が凹部7の嵌合部17に対して接近および離隔する。
なお、上述したヘッド部18は円弧状のガイドレール22の曲率中心を中心にして円弧状に移動する。そのため、例えば、図1の上下方向で凹部7に対向している上側の面が、その下側の面よりも凹部7側に配置されるようにヘッド部18を構成することが好ましい。あるいは、図1の(a)に示すように、ヘッド部18における上側の幅w1を、下側の幅w2よりも長く形成することが好ましい。こうすることにより、ヘッド部18における凹部7に対向している面の全体を同時に凹部7に接触させること可能になる。
上述したシートクッション部3の内部には、図1の(b)に示すように、ガイドレール22をスムーズに移動させるためのベアリング27がガイドレール22の内周面に接触するように設置されている。なお、図1の(a)では、図を簡略化するため、突部20やベアリング27を省略している。また、図1の(a)に示すように、嵌合部17に接近するように送り出したガイドレール22を固定するためのスライダ28が設けられている。このスライダ28は、図1の(a)の左右方向に移動可能に構成されており、例えば、ガイドレール22を嵌合部17に接近するように送り出した状態で、このスライダ28を図1の(a)の右方向に移動させると、ガイドレール22の他方の端部とスライダ28とが接触あるいは係合してガイドレール22が嵌合部17から離隔することが抑制される。
なお、上記の可動機構14は、車両用シートにおけるシートクッション部3とフロアパネルとの間に配置されている。上述したリトラクタは、車両が前方の障害物に衝突したり、急減速したりした場合などの乗員が前傾するような加速度が生じた場合に、ロックされてシートベルト11が繰り出されることを抑制するように構成されている。また、プリテンショナが設けられており、上述した加速度が生じた場合に、プリテンショナによってシートベルト11を巻き取ってその張力を増大させるように構成されている。以下の説明では、子供乗員2を車両前方に押し出すような加速度が生じた時を、便宜上、急減速時と記す。
つぎに上述した構成の乗員保護装置の作用について説明する。先ず、ジュニアシート1に着座した子供乗員2をシートベルト11によって拘束する。次いで、アジャスター9の操作部24を操作してベルトロック機構8のヘッド部18を凹部7における嵌合部17に接近させてこれらの部材17,18同士を嵌合させる。またこれにより、これらの部材17,18同士の間に腰ベルト16を挟みつける。これが図3の(a)および(b)に示す状態であり、ベルトロック機構8により、ジュニアシート1の凹部7と腰ベルト16とが密着あるいは一体化される。そのため、シートベルト11を装着しただけの状態であって、凹部7と腰ベルト16との間に隙間が生じている場合に、ベルトロック機構8によってヘッド部18と嵌合部17とを嵌合させると、上記の隙間を減少させてることができる。これにより子供乗員2の腰部と腰ベルト16との密着性を向上させることができる。
そして、急減速により子供乗員2が車両前方に移動させられるような慣性力が生じた場合には、その慣性力に応じた荷重が腰ベルト16に作用し、見かけ上、腰ベルト16が車両前方に押される。しかしながら上述した構成では、ベルトロック機構8によって腰ベルト16とジュニアシート1とが一体化されている。そのため、ジュニアシート1に対して子供乗員2のみが車両前方に移動することを抑制できる。その結果、子供乗員2の腰部の移動を抑制でき、子供乗員2をジュニアシート1に拘束した状態を維持することができる。さらに、ベルトロック機構8におけるバネ21の弾性力以上の荷重が突部20に作用した場合には、その荷重によって突部20がヘッド部18内に収容される。その結果、ベルトロック機構8による腰ベルト16のロック状態が解除されるため、腰ベルト16が車両前方に移動する。言い換えれば、子供乗員2に対して車両後方に引っ張るように作用している荷重が解放される。これにより、所定値以上の荷重が腰ベルト16を介して子供乗員2に作用することを抑制できる。
図4は、この発明におけるベルトロック機構8の他の例を適用した乗員保護装置の一部を拡大して示す斜視図である。図4に示すベルトロック機構29は、バネ30の弾性力によってベルトロック機構29のヘッド部31を凹部7に接近させ、また、凹部7における嵌合部17とヘッド部31とを嵌合させるように構成されている。また図5は、この発明におけるベルトロック機構29の他の例を示す図であって、(a)は要部の側面図であり、(b)はV−V線に沿う断面図である。ベルトロック機構29は、シートクッション部3に収容可能に構成されたヘッド部31と、そのヘッド部31を凹部7の内壁面に階段状に形成された嵌合部17に接近させるバネ30とを有している。また、シートクッション部3の内部には、凹部7に向けたヘッド部31の移動を案内するガイドレール32が設けられている。そのガイドレール32に嵌まり合うスリットが、詳細は図示しないが、ヘッド部31の側面に形成されている。ヘッド部31における上述した嵌合部17に対向する面には突部33が設けられており、その突部33が嵌合部17の底部19に嵌まり合うようになっている。
また、シートクッション部3の上部に、シートクッション部3の内部に収容したベルトロック機構29を固定するストッパ34が設けられている。そのストッパ34は例えば全体として扁平な板状片であってその中央部分にピン35が設けられており、そのピン35を軸として回動するように構成されている。またピン35を挟んで一方の端部がヘッド部31の側面に取り付けられた固定片36に当接してヘッド部31をシートクッション部3内に固定するように構成されている。これが図6の(a)に示す状態である。

そして、ストッパ34の他方の端部を押圧すると、ストッパ34がピン35を軸として回転する。これが図6の(b)に示す状態である。そして、ヘッド部31の上面に対してストッパ34が平行な状態になると、ストッパ34と固定片36との当接が解除されるため、バネ30の弾性力によってヘッド部31が凹部7に接近する。これが図6の(c)に示す状態である。また、図6の(c)に示すように、ストッパ34の一方の端部が、シートクッション部3内に取り付けられたバネ37に接触するとともにそのバネ37を収縮させる。ここに示す例ではバネ37は圧縮バネによって構成されている。そのため、図6の(c)に示す状態でストッパ34の他方の端部を押圧していた荷重を減少させると、ストッパ34はバネ37の弾性力によってピン35を軸として回動し、図6の(a)に示す状態になる。
なお、バネ37として引張バネを用いる場合には、その引張バネを介してシートクッション部3とストッパ34の一方の端部とを連結する。つまりストッパ34の一方の端部は、引張バネの弾性力によってシートクッション部3側に引き付けられる。そのため、ヘッド部31をシートクッション部3内に収容した状態で固定する場合には、上述した引張バネを引き伸ばすようにストッパ34を回動させ、その状態で、図6の(a)に示すように、ストッパ34の一方の端部の上面側に固定片36を配置する。その後、引張バネを収縮させてストッパ34の一方の端部と固定片36とを当接させる。そして、上述したように、ストッパ34の他方の端部を押圧してストッパ34を回動させることにより、ストッパ34と固定片36との当接を解除すると、バネ30の弾性力によってヘッド部31が凹部7に接近する。
つぎに図4および図5に示す構成の乗員保護装置の作用について説明する。先ず、ジュニアシート1に着座した子供乗員2をシートベルト11によって拘束する。ついで、ストッパ34の他方の端部を図6の(a)に示すように、押圧して回転させる。ヘッド部31はストッパ34の回転に伴って僅かに図6の(a)の右側に移動する。その後、図6の(b)に示すように、ストッパ34がヘッド部31の上面に対して平行になると、バネ30の弾性力によってヘッド部31が凹部7に向けて移動する。またストッパ34の一方の端部がバネ37に接触する。その後、図6の(c)に示すように、ストッパ34の他方の端部を押圧していた荷重を減少させると、ストッパ34はバネ37の弾性力によって図6の(a)に示す状態になる。
上述したヘッド部31はバネ30に弾性力によって嵌合部17に接近させられ、嵌合部17とヘッド部31との間に腰ベルト16が挟みつけられて固定される。そのため、急減速により子供乗員2が車両前方に移動させられるような慣性力が生じた場合であっても、図1に示す構成と同様に、ジュニアシート1に対して子供乗員2のみが車両前方に移動させられることを抑制できる。また、ベルトロック機構29におけるバネ30の弾性力以上の荷重がヘッド部31に作用した場合には、図1に示す構成と同様に、その荷重によってバネ30が収縮してベルトロック機構29による腰ベルト16のロック状態が解除される。つまり子供乗員2に対して車両後方に引っ張るように作用している荷重が解放される。これにより所定値以上の荷重が腰ベルト16を介して子供乗員2に作用することを抑制することができる。
図7は、この発明におけるベルトロック機構29の更に他の例を示す図であって、ここに示す例は、図4に示すバネ30の取付位置を変更した例である。具体的には、ヘッド部31の側面とガイドレール32とがバネ30によって連結されている。このような構成であっても、図4に示す構成と同様の作用・効果を得ることができる。
1…ジュニアシート(補助シート)、 2…子供乗員(搭乗者)、 11…シートベルト、 8,29…ベルトロック機構。

Claims (2)

  1. 車両のシートに着座した搭乗者を拘束するシートベルトがそのシート側に伸び出るように設けられ、そのシート上に設置して固定した補助シートに着座した搭乗者を前記シートベルトによって拘束するように構成された乗員保護装置において、
    前記シートベルトのうち前記補助シートに着座した搭乗者の腰部に巻き掛かっている部分における少なくとも一方の端部を前記補助シートに固定するベルトロック機構が前記補助シートの少なくとも一方の側部に設けられていることを特徴とする乗員保護装置。
  2. 前記ベルトロック機構によって前記シートベルトが固定される前記補助シートにおける部分に対して前記ベルトロック機構を接近および離隔させるアジャスターが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107719198A (zh) * 2017-09-18 2018-02-23 湖州吴兴华隆机械有限公司 一种新型降温舒适保健汽车座椅

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