JP2015111483A - レンズ位置検出方法および装置、並びに、レンズ位置調整方法および装置 - Google Patents

レンズ位置検出方法および装置、並びに、レンズ位置調整方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易かつ安価な装置構成で、レンズの位置検出を可能にするレンズ位置検出方法を提供する。
【解決手段】光ヘッド5に搭載されたレンズ6の画像を取得し、取得したレンズ6の画像から特徴点群(例えばレンズ6の外形に相当するエッジ、レンズ6のコバ面の内周側のエッジ形状の変曲部分をなす境界線、レンズ6の回折格子等)を抽出し、抽出した特徴点群に基づいて、レンズ6の位置を検出する。また画像取得時の照明手段13として、散乱光を照射する照明手段、リング形状の照明手段を用いる。さらにレンズ6の傾きを検出してレンズ6の傾きを調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ヘッド等におけるレンズの位置を検出する方法および装置、並びにレンズの位置を調整する方法および装置に関する。
レーザ光の照射により情報を記録し、また記録された情報を再生する情報記録媒体として、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスク)およびBD(ブルーレイディスク:登録商標)といった光ディスクが知られている。
光ディスクの大容量化は、光ディスクのトラック上に形成される記録マークを微小化し、トラックの間隔(トラックピッチ)を狭めることにより達成されている。また、記録マークを微小化するため、より短波長のレーザ光を用い、開口数(NA)の大きい対物レンズを用いることで、焦点面での集光スポットサイズを微小化している。
例えば、CDの場合、情報記録層の上に設けられる光透過層であるディスク基板の厚さは約1.2mm、レーザ光の波長は約780nm、対物レンズのNAは0.45であり、記録容量は650MBである。最短記録マーク長は約590nmであり、トラック間隔は約1600nmである。
これに対し、DVDでは、約0.6mmのディスク基板(光透過層)を2枚貼り合わせ、レーザ光の波長を約650nmとし、NAを0.6とすることで、4.7GBの記録容量を実現している。最短記録マーク長は約400nmであり、トラック間隔は約740nmである。
さらに高密度のBDでは、光透過層の厚さを0.1mmとし、レーザ光の波長を約405nmとし、NAを0.85とすることで、単層ディスクの場合には25GB、2層ディスクの場合には50GBという大容量を実現している。最短記録マーク長は約150nmであり、トラック間隔は約320nmである。このように、対物レンズのNAを大きくし、またレーザ光の波長を短くすることで、大容量化が実現されている。
ここで、集光スポットをディスクの所望のトラックに位置合わせするために、3ビーム法という方法が一般に用いられている。3ビーム法では、レーザ光源から出射されたレーザ光を回折格子で3つのビーム(メインビームおよびサブビーム)に分割し、中心のメインビームで信号の記録再生を行い、前後の2つのサブビームでトラックとのずれを検知する。
このとき、3つのビームが、トラックの接線方向に対して一定角度傾斜した方向に並んでいる必要がある。また、ディスクのどのトラックに対しても、3つのビームは常に略同じ方向に並んでいる必要がある。そのため、対物レンズの位置が、光ヘッドの移動方向(すなわち光ディスクの半径方向)と平行なトラックの法線からずれていると、対物レンズが光ディスクの最内周位置で対向するトラックの接線方向と、最外周位置で対向するトラックの接線方向とが同じにならない。このことから、対物レンズの位置を高精度で検出し、調整する技術が求められている。
そこで、光ヘッドをセット台に取り付け、光ヘッドのレーザ光源から出射されて対物レンズを透過したレーザ光を、セット台の上方に配置したCCDで受光し、CCD上の受光位置に基づいて対物レンズの位置を検出する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−59095号公報(段落0025〜0026および図2参照)
しかしながら、上述した技術では、光ヘッドのレーザ光源から出射されて対物レンズを透過したレーザ光をCCD上に集光する必要があるため、BDのようにNAが高く波長が短い場合、対物レンズの位置を光軸方向に1μmの精度で調整する必要がある。そのため、対物レンズの位置検出のための装置を、簡単かつ安価な構成で実現することが難しい。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、簡単かつ安価な装置構成で、レンズの位置検出を可能にすることを目的とする。
本発明に係るレンズ位置検出方法は、光ヘッドに搭載されたレンズの画像を取得し、取得したレンズの画像から特徴点群を抽出し、抽出した特徴点群に基づいてレンズの位置を検出することを特徴とする。
本発明に係るレンズ位置調整方法は、上記のレンズ位置検出方法で検出されたレンズの位置に基づき、レンズの位置を調整することを特徴とする。
本発明に係るレンズ位置検出装置は、光ヘッドに搭載されたレンズの画像を取得する撮像手段と、撮像手段が取得したレンズの画像から特徴点群を抽出し、抽出した特徴点群に基づいてレンズの位置を検出する画像処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るレンズ位置調整装置は、上記のレンズ位置検出装置と、レンズ位置検出装置で検出したレンズの位置に基づき、レンズの位置を調整するレンズ位置調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易かつ安価な装置構成で、レンズの位置検出を可能にすることができる。
本発明の実施の形態1におけるレンズ位置・傾き調整装置の構成を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き調整装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの構成を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの構成を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの他の構成例を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの他の構成例を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットに取り付けられた光ヘッドの基本構成を示す図である。 対物レンズの断面形状を示す概略図である。 対物レンズの平面形状を示す概略図である。 対物レンズの側面形状を示す概略図である。 実施の形態1におけるレンズ位置検出方法の一例を示す流れ図である。 実施の形態1のレンズ位置・傾き検出ユニットの画像処理部で抽出した対物レンズの外形を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの撮像部で取得した対物レンズの画像の一例と、画像処理によって求めた中心座標の一例とを示す概略図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの撮像部で取得した対物レンズの画像の一例と、画像処理によって求めた中心座標の一例とを示す概略図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの撮像部で取得した対物レンズの画像の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの撮像部で取得した対物レンズの画像の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き検出ユニットの撮像部で取得した対物レンズの画像の一例を示す図である。 図17に示した画像から画像処理によって抽出したエッジの一例を示す図である。 図17に示した画像から画像処理によって抽出したエッジの一例を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ位置・傾き調整方法の一例を示す流れ図である。 実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置の構成を示す、図21とは異なる角度から見た斜視図である。 実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置の動作を説明するための斜視図である。 実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置の動作を説明するための、図24とは異なる角度から見た斜視図である。 実施の形態2において撮像部が取得するレンズ側面の画像を示す模式図である。 実施の形態2において撮像部が取得するブロックゲージの側面の画像を示す模式図である。 実施の形態2において撮像部が取得するレンズ側面の画像を示す模式図である。
以下、本発明の種々の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面では、同一の構成を有する要素に同一符号を付す。
実施の形態1.
<レンズ位置・傾き調整装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態1のレンズ位置・傾き調整装置1の基本構成を示す斜視図である。図1では、水平面をXY面とし、XY面に直交する方向(鉛直方向)をZ方向とする。他の図においても、図1と同様にX,Y,Z方向を定義する。
レンズ位置・傾き調整装置1は、光ヘッド装置(以下、光ヘッドと称する)5に搭載された対物レンズ6の位置および傾きを検出するレンズ位置・傾き検出ユニット1Aと、このレンズ位置・傾き検出ユニット1Aの検出結果に応じて対物レンズ6の位置および傾きを調整する調整ユニット1Bとを備えている。
図2は、実施の形態1のレンズ位置・傾き調整装置1の制御系を示すブロック図である。図3は、レンズ位置・傾き検出ユニット1Aの基本構成を示す図である。すなわち、図3は、レンズ位置・傾き調整装置1から、調整ユニット1Bを取り除いて示す図である。
レンズ位置・傾き検出ユニット1Aは、制御部10、傾き検出部2、撮像部(撮像手段)11、撮像用対物レンズ(拡大手段)12、照明部(照明手段)13、ハーフミラー(光路分離手段)14、基台15および光ヘッド支持部16,17を備えている。レンズ位置・傾き検出ユニット1Aは、レンズ位置検出装置(またはレンズ位置・傾き検出装置)とも称する。
基台15は、レンズ位置・傾き調整装置1の全体を支える部分である。基台15は、台座であるベース15bと、ベース15bに立設された垂直壁部15aとを有している。ここでは、ベース15bの上下面がXY面に平行である。また、垂直壁部15aの壁面は、YZ面に平行である。
光ヘッド支持部16,17は、基台15の垂直壁部15aの壁面からX方向に延在する2つの軸状部材である。光ヘッド支持部16,17は、光ヘッド5に設けられた2つの軸受部5a,5b(図7参照)に係合して、光ヘッド5を支持する。光ヘッド5は、対物レンズ6を上側(+Z側)に向けて、光ヘッド支持部16,17に装着される。
光ヘッド支持部16,17の上方には、照明部13が配置されている。照明部13は、基台15の垂直壁部15aに取り付けられている。照明部13は、光ヘッド支持部16,17に装着された光ヘッド5の対物レンズ6を照明するものである。
照明部13は、光ヘッド5の対物レンズ6の中心(光軸)の近傍を通る鉛直方向(Z方向)の軸を中心とするリング(円環)形状を有している。照明部13の中心の開口部13aは、光ヘッド5の対物レンズ6に対向している。照明部13は、例えば、LED(発光ダイオード)と拡散板とを組み合わせて構成され、照明部13の下面13bから対物レンズ6に向けて散乱光を照射する。
照明部13のさらに上方には、ハーフミラー14が配置されている。ハーフミラー14は、基台15の垂直壁部15aに取り付けられている。ハーフミラー14は、例えば立方体形状であり、XY面に平行な2面と、XZ面に平行な2面と、YZ面に平行な2面とを有している。また、ハーフミラー14は、Y方向およびZ方向に対して45°の傾斜を有し、X方向に平行な反射透過面14aを有している。
ハーフミラー14は、対物レンズ6からの光路を、傾き検出部2に向かうZ方向および撮像部11に向かうY方向の2つに分割する。なお、ハーフミラー14は、ここでは立方体(キューブ)形状とするが、光路を分割する作用を有するものであれば、例えば平板形状であってもよい。
ハーフミラー14のさらに上方には、傾き検出部(レンズ傾き検出部)2が配置されている。傾き検出部2は、基台15の垂直壁部15aに取り付けられている。傾き検出部2は、オートコリメータであり、レーザ光源21と受光部22(図2)とを有している。傾き検出部2は、対物レンズ6のフラットな面(後述)に向けてレーザ光源21からレーザ光を照射し、対物レンズ6で反射されてハーフミラー14を透過したレーザ光を受光部22で受光する。この受光部22での受光状態に基づき、対物レンズ6の傾きを検出する。
ハーフミラー14の側方には、撮像部11が配置されている。撮像部11は、基台15の垂直壁部15aに取り付けられている。また、撮像部11の入射側(ハーフミラー14側)には、撮像用対物レンズ12が配設されている。
撮像部11には、照明部13から出射されて対物レンズ6で反射された光のうち、ハーフミラー14の反射透過面14aで反射された光が入射する。これにより、撮像部11は、照明部13によって照明された対物レンズ6の画像を取得する。撮像部11は、例えばCCD(Charge Coupling Device)カメラで構成されている。
なお、撮像用対物レンズ12を撮像部11に装着することにより、取得される対物レンズ6の画像を自在に拡大または縮小することができる。なお、対物レンズ6の画像を拡大または縮小する必要がない場合には、撮像用対物レンズ12を装着しなくても良い。
このように構成されたレンズ位置・傾き検出ユニット1Aでは、傾き検出部2のレーザ光源21から出射されたレーザ光は、ハーフミラー14の反射透過面14aを透過し、照明部13の開口部13aを通過して対物レンズ6のフラットな面で反射される。対物レンズ6のフラットな面で反射されたレーザ光は、照明部13の開口部13aを通過して、さらにハーフミラー14の反射透過面14aを透過して、傾き検出部2の受光部22に入射する。受光部22での入射状態に基づいて、対物レンズ6の傾きが検出される。
一方、照明部13から出射された光は、対物レンズ6の表面または裏面で反射され、照明部13の開口部13aを通過してハーフミラー14に入射し、反射透過面14aで反射されて、撮像用対物レンズ12を介して撮像部11に入射する。撮像部11は、対物レンズ6の画像を取得する。撮像部11が取得した画像に基づいて後述する画像処理が行われ、対物レンズ6の位置が検出される。
照明部13がリング形状を有しているため、傾き検出部2から出射されるレーザ光と、対物レンズ6によって反射されたレーザ光を通過させることができ、それと同時に、対物レンズ6の画像を撮像部11で取得させることができる。これにより、対物レンズ6の傾き検出と位置検出とを、同じ装置を用いて同時に行うことができる。
なお、照明部13は、リング形状には限定されない。対物レンズ6の光軸近傍に光の通過領域(開口部)を有していれば、例えば中空の矩形状であってもよい。但し、被照明体である対物レンズ6が円形状であるため、照明部13も同様にリング形状であることが望ましい。
図3では、ハーフミラー14の上方(対物レンズ6からの光が透過する方向)に傾き検出部2を配置し、ハーフミラー14の側方(対物レンズ6からの光が反射される方向)に撮像部11を配置したが、傾き検出部2および撮像部11の配置は逆であっても良い。
図4は、レンズ位置・傾き検出ユニット1Aのうち、対物レンズ6の位置を検出するために必要な部分のみを示す斜視図である。図4に示すように、対物レンズ6の位置検出は、照明部13、撮像用対物レンズ12、撮像部11および制御部10(画像処理部10a)により行われる。
図5は、照明部13を撮像部11とハーフミラー14との間に配置し、ハーフミラー14を介して対物レンズ6を照明するようにした構成例を示す。撮像部11の入射側に撮像用対物レンズ12を配置してもよい。照明部13が上述したリング形状を有しているため、このように比較的自由な配置が可能になる。
図6は、リング形状の照明部13の代わりに、円筒形状の照明部13Aを用い、ハーフミラー14を介して対物レンズ6を照明するようにした構成例を示す。図6では傾き検出部2が示されていないが、図3に示したハーフミラー14を組み合わせることにより、傾き検出部2を設けることができる。
図7は、光ヘッド支持部16,17に支持される光ヘッド5を示す図である。光ヘッド5は、本体部51と、本体部51の例えば上面に設けられた対物レンズアクチュエータ50とを有している。本体部51には、光ディスク装置内で案内軸(主軸および副軸)に摺動可能に係合する軸受部5a,5bが設けられており、これらの軸受部5a,5bに光ヘッド支持部16,17が係合している。
対物レンズアクチュエータ50は、対物レンズ6を保持している。なお、対物レンズアクチュエータ50は、フォーカスサーボ制御およびトラッキングサーボ制御のために、対物レンズ6をフォーカス方向(Z方向)およびトラッキング方向(X方向)に駆動するアクチュエータであるが、対物レンズ6の位置および傾きの検出・調整を行う際には、対物レンズ6はフォーカス方向およびトラッキング方向においてニュートラルポジションにあるものとする。
このとき、対物レンズアクチュエータ50のフォーカスコイルにオフセット電流を流し、対物レンズ6のフォーカス方向の位置をディスク再生時の基準位置に合わせた状態で、対物レンズ6の位置および傾きの検出・調整を行ってもよい。このようにすれば、ディスク再生時に対物レンズアクチュエータ50を駆動して対物レンズ6を基準位置に移動させたときの、対物レンズ6の位置および傾きのずれの影響を含めた検出・調整が可能となる。
図2に戻り、制御部10は、画像処理部10aを有している。制御部10には、撮像部11で取得した画像が入力される。画像処理部10aは、入力された画像に対して後述する画像処理を行い、対物レンズ6の中心座標(X座標、Y座標)を算出し、予め設定された中心座標からの変位量(位置ずれ量)を算出する。
また、制御部10には、傾き検出部2で取得したデータ(受光部22におけるレーザ光の受光状態)が入力される。制御部10は、入力されたデータに基づき、対物レンズ6の傾きを算出する。
さらに、制御部10は、対物レンズ6の位置および傾きの検出結果を、調整ユニット1Bに送る。調整ユニット1Bは、制御部10から送られてきた対物レンズ6の位置および傾きの検出結果を基に、以下のように対物レンズ6の位置および傾きの自動調整を行う。
次に、調整ユニット1Bの構成について説明する。
図1に示すように、調整ユニット1Bは、光ヘッド支持部16,17に支持される光ヘッド5の対物レンズアクチュエータ50に下方から当接する4本のアクチュエータ支持部18を有している。アクチュエータ支持部18は、Z方向に延在する軸状部材であり、光ヘッド5に設けられた開口部に侵入し、対物レンズアクチュエータ50に下方から当接する。
4つのアクチュエータ支持部18は、YZ面内の傾きを調整する傾き調整ステージ31に取り付けられ、この傾き調整ステージ31は、XZ面内の傾きを調整する傾き調整ステージ32に取り付けられている。
傾き調整ステージ31は、可動部31aと、可動部31aを下方から支える固定部31bとを有している。可動部31aは下に凸の曲面を有し、固定部31bは上に凹の曲面を有している。両曲面はX方向の軸を中心とする同一の円筒面をなしており、可動部31aの曲面が固定部31bの曲面に沿って摺動するようになっている。
傾き調整ステージ31は、また、可動部31aの傾きを制御する傾き調整モータ41を有している。傾き調整モータ41は、固定部31bに取り付けられている。また、傾き調整モータ41にはスクリューが取り付けられており、このスクリューは可動部31aの一部と噛み合っている。傾き調整モータ41の回転により、可動部31aがX方向の軸を中心とする回転方向に移動し、可動部31aの傾きが変化する。
傾き調整ステージ32は、傾き調整ステージ31の固定部31bが取り付けられた可動部32aと、可動部32aを下方から支える固定部32bとを有している。可動部32aは下に凸の曲面を有し、固定部32bは上に凹の曲面を有している。両曲面は、Y方向の軸を中心とする同一の円筒面をなしており、可動部32aの曲面が固定部32bの曲面に沿って摺動するようになっている。
傾き調整ステージ32は、また、可動部32aの傾きを制御する傾き調整モータ42を有している。傾き調整モータ42は、固定部32bに取り付けられている。また、傾き調整モータ42にはスクリューが取り付けられており、このスクリューは可動部32aの一部と噛み合っている。傾き調整モータ42の回転により、可動部32aがY方向の軸を中心とする回転方向に移動し、可動部32aの傾きが変化する。
以上のように構成された傾き調整ステージ32は、Y方向の位置を調整する位置調整ステージ33に取り付けられ、この位置調整ステージ33は、X方向の位置を調整する位置調整ステージ34に取り付けられている。
位置調整ステージ33は、可動部33aと、可動部33aを下方から支える固定部33bとを有している。可動部33aは、固定部33b上に設けられたレールにより、Y方向にスライド可能に支持されている。
位置調整ステージ33は、また、可動部33aの位置を制御する位置調整モータ43を有している。位置調整モータ43は、固定部33bに取り付けられている。また、位置調整モータ43にはスクリューが取り付けられており、このスクリューは可動部33aの一部と噛み合っている。位置調整モータ43の回転により、可動部33aがY方向に移動する。
位置調整ステージ34は、位置調整ステージ33の固定部33bが取り付けられた可動部34aと、可動部34aを下方から支える固定部34bとを有している。可動部34aは、固定部34b上に設けられたレールにより、X方向にスライド可能に支持されている。
位置調整ステージ34は、また、可動部34aの位置を制御する位置調整モータ44を有している。位置調整モータ44は、固定部34bに取り付けられている。また、位置調整モータ44にはスクリューが取り付けられており、このスクリューは可動部34aの一部と噛み合っている。位置調整モータ44の回転により、可動部34aがX方向に移動する。
傾き調整ステージ31,32および傾き調整モータ41,42は、対物レンズ6の傾きを調整するレンズ傾き調整手段を構成している。位置調整ステージ33,34および位置調整モータ43,44は、対物レンズ6の位置を調整するレンズ位置調整手段を構成している。
傾き調整ステージ31の可動部31aの上面には、上述した4つのアクチュエータ支持部18が立設されている。これらアクチュエータ支持部18は、光ヘッド5の対物レンズアクチュエータ50の下面の四隅に当接している。傾き調整ステージ31,32および位置調整ステージ33,34の位置および傾きの変化に応じて、アクチュエータ支持部18が、対物レンズアクチュエータ50の位置および傾きを変化させる。
傾き調整モータ41,42および位置調整モータ43,44は、それぞれケーブルを介してモータ制御部40に接続されている。モータ制御部(調整制御部)40は、上述した制御部10から入力された、対物レンズ6の傾きおよび位置の検出結果と、予め設定された傾きおよび位置との差分に基づき、傾き調整モータ41,42および位置調整モータ43,44を駆動制御する。
このように構成されているため、レンズ位置・傾き検出ユニット1Aの検出結果に基づき、調整ユニット1Bが対物レンズ6の位置および傾きの自動調整を行うことができる。対物レンズ6の位置の調整と傾きの調整とは、同時に(並行して)行うこともできるし、個別に行うこともできる。
<レンズ位置検出方法>
次に、対物レンズ6の位置および傾きの検出方法について説明する。
対物レンズ6の傾きは、オートコリメータである傾き検出部2により、公知の方法で検出される。すなわち、傾き検出部2は、対物レンズ6のコバ面61(後述)に向けてレーザ光を照射し、コバ面61で反射されてハーフミラー14を透過したレーザ光を受光部22で受光する。受光部22での受光状態(例えば受光部22の面内における受光位置)に基づいて対物レンズ6の傾きを検出する。この方法は公知であるため、詳細説明は省略する。以下では、本実施の形態における対物レンズ6の位置検出方法(レンズ位置検出方法)について説明する。
上記のとおり、撮像部11は、照明部13によって照明された対物レンズ6の画像を取得し、制御部10の画像処理部10aに送る。画像処理部10aは、以下で説明する画像処理によって、対物レンズ6の中心位置を検出する。
撮像部11と対物レンズ6との距離は、対物レンズ6の像が撮像部11に結像するように決定する。従って、撮像部11および撮像用対物レンズ12によって決定される焦点深度に相当する誤差が許容され、この焦点深度は一般に数10μm〜数mm程度である。そのため、光ヘッド支持部16,17、撮像部11および撮像用対物レンズ12の取付誤差には、十分な余裕がある。
また、照明部13は、撮像部11による撮像を可能にするだけの光量の光を、対物レンズ6に照射できれば良いため、厳密な取り付け位置精度は要求されない。
図8は、対物レンズ6の断面形状を示す概略図である。図9は、対物レンズ6の平面形状を示す概略図である。また、図10は、対物レンズ6の側面形状を示す概略図である。図11は、本実施の形態におけるレンズ位置検出方法の一例を示す流れ図である。
図9において、外周のリング状の部分はコバ面61と呼ばれる部分である。コバ面61は、一般に平面形状であり、レンズ作用を有さない。図8から明らかなように、コバ面61よりも内側に位置するレンズ面62は、レンズ作用を有する球面または非球面(ここでは非球面)である。一般に、コバ面61とレンズ面62との境目には、段差部63が存在する。
一般に、対物レンズ6の平面形状(上方から見た形状)は、光軸を中心とした点対称である(図9参照)。そのため、光ヘッド5に取り付けられる対物レンズ6の光軸を中心とする回転位置は、一定の回転位置に定められるものではない。従って、対物レンズ6の中心位置は、円形状のエッジすなわち特徴点群から求めるのが望ましい。これにより、光ヘッド5に取り付けられる対物レンズ6の回転位置に関わらず、検出される中心座標は同じになる。
対物レンズ6の位置を検出するには、まず、撮像部11により対物レンズ6の画像を取得する(図11のステップS11)。次いで、取得した対物レンズ6の画像から、画像処理により対物レンズ6の外形(外周)60に相当するエッジを抽出する(ステップS12)。
なお、対物レンズ6は透明材料で構成されているため、撮像部11で取得される対物レンズ6の画像とは、照明部13から照射されて対物レンズ6で反射された光を見ていることになる。このとき、照明部13から対物レンズ6に平行性の高い光を照射すると、コバ面61を透過する光が多くなり、対物レンズ6の外形60のエッジを抽出する上では不利である。
そこで、本実施の形態では、照明部13として、照射方向が様々な角度を持つ散乱光を発するものを用いている。散乱光の照射により、対物レンズ6の外形60のエッジでの乱反射が増加し、撮像部11で受光する光量が増加する。これにより、対物レンズ6表面の物理的な境界部分を、上面から見ても際だたせることができる。
すなわち、撮像部11で取得した対物レンズ6の画像から、外形60に相当するエッジを抽出し、当該エッジから対物レンズ6の中心座標を求める。円は3点で一意に決まり、円周上の任意の3点の座標が分かれば、その3点の座標に基づいて連立方程式を解くことにより、円の中心座標が求められる。そこで、上記のステップS12で抽出したエッジを構成する点群(以下、エッジ点群)から、図12に示すように任意の3点を抽出し(ステップS13)、当該3点の座標から対物レンズ6の中心座標を算出する(ステップS14)。
撮像部11で取得された対物レンズ6の画像が真円の場合、3点の座標から求められた対物レンズ6の中心座標は、常に同じ座標となるはずである。しかしながら、例えば対物レンズ6が撮像部11に対して傾斜していた場合には、図13に示すように、取得した画像の対物レンズ6の外形60に相当するエッジ点群は、楕円形状に配列される。この楕円形状に配列されたエッジ点群から3点を選んだ場合、この3点を通る真円は図中の破線の円となり、その中心座標(破線で示す)は、対物レンズ6の本来の中心座標(実線で示す)からずれる。
また、画像処理により得られたエッジ点群の各座標の精度は、撮像部11に形成される光学的な画像サイズと画素サイズとで決められる解像度に依存する。例えば、光学倍率を1倍とした場合、一般的なCCDカメラの画素サイズは約3μm×3μmであるため、1画素の解像度は約3μmとなる。そのため、エッジ点群は、約3μmを最小単位とする離散的な配列となっている。そのため、エッジ点群の各座標から求められる対物レンズ6の中心座標も、約3μmの誤差を含むこととなる。
そこで、画像処理によって得られたエッジ点群のうち、最初に抽出した3点を除いたものから更に3点を抽出し(図11のステップS15)、当該3点の座標から対物レンズ6の中心座標をもう1つ求める(ステップS16)。
このように、画像処理によって得られたエッジ点群から3点を抽出して当該3点の座標から対物レンズ6の中心座標を求めるという処理を複数回行う。図11の例では2回行っているが、3回以上行うことが望ましい。回数が多いほど、高い精度で中心座標を求めることができる。
このようにして、対物レンズ6の中心座標の複数の算出結果(すなわち中心座標群)が得られる。この中心座標群を平均することにより(ステップS17)、対物レンズ6の中心座標を求める。
以上の方法で求めた対物レンズ6の中心座標が、予め設定された対物レンズ6の中心座標からずれていた場合には、対物レンズ6の位置調整が必要である。そのため、画像処理部10aは、上記の方法で求めた対物レンズ6の中心座標と、予め設定された対物レンズ6の中心座標とから、X方向とY方向の位置ずれ量を算出し(ステップS18)、調整ユニット1Bに送る。
画像処理によって取得した対物レンズ6の画像の外形60が楕円形(図13)であったとしても、上記のようにエッジ点群から3点を抽出して当該3点の座標から対物レンズ6の中心座標を求めるという処理を複数回行い、得られた中心座標群を平均することにより、高い精度で対物レンズ6の中心座標を求めることができる。
また、個々の対物レンズ6の中心座標は、解像度に依存して離散的となるが、上記のように中心座標群を平均することで、解像度を超えたサブミクロンオーダーの高い精度で、対物レンズ6の中心座標を得ることができる。
なお、ここでは、光学倍率を1倍としているが、撮像用対物レンズ12を用いて光学倍率を大きくすれば、その分だけ解像度を高くすることができる。すなわち、対物レンズ6の中心座標の精度を高めることができる。例えば、光学倍率を3倍とすれば、対物レンズ6の中心座標の誤差を、約3μmから約1μmと、3分の1に抑えることができる。
また、画像処理によって取得した対物レンズ6の外形60に相当するエッジ点群が、欠けのない閉じた円を描いている場合には、エッジ点群からの3点の抽出を1回のみ行い、この3点から対物レンズ6の中心座標を求めてもよい。
一方、例えば対物レンズ6の外形60に傷や歪みがある場合、あるいは不純物が付着していた場合には、対物レンズ6の外形60に沿ったエッジ点群は、きれいに閉じた円形ではなく、一部が欠けた円形になる可能性がある。また、照明部13の照射方向に対して撮像部11あるいは対物レンズ6が傾斜していた場合には、均一に光が照射された対物レンズ6の画像を取得できず、その結果、対物レンズ6の外形60に沿ったエッジ点群が、一部が欠けた円形になる可能性がある。
このような場合であっても、上記のように対物レンズ6の中心座標群を平均することにより、円形の一部が欠けていることによる算出結果への影響を抑制することができる。
また、対物レンズ6の外形60の傷や歪みあるいは不純物がエッジ点群に含まれる可能性もある。このような場合には、図14に示すように、対物レンズ6の外形60に相当する部分が部分的に歪んだエッジ点群が得られる。この歪んだ部分が、抽出される3点に含まれてしまうと、その3点から求められる対物レンズ6の中心座標は、本来の対物レンズ6の中心座標から大きく乖離する。このような場合、中心座標群を単純に平均したのでは、中心座標の算出精度が低くなる可能性がある。
そこで、対物レンズ6の中心座標群を平均して平均値を求めたのち、平均値から最も大きく乖離する中心座標を除外して、残りの中心座標群の平均値を算出することにより、対物レンズ6の中心座標を求めるのが望ましい。
あるいは、対物レンズ6の中心座標群の中央値を求め、中央値から最も大きく乖離する中心座標を除外して、残りの中心座標群の平均値を算出することにより、対物レンズ6の中心座標を求めてもよい。
このようにすれば、不純物の付着などにより一部が歪んだエッジ点群が得られた場合でも、その歪みの影響を除外した高精度な対物レンズ6の中心座標を得ることができる。
このとき、対物レンズ6の外形60のみから得られるエッジ点群の座標は、撮像部11の1画素に相当する大きさの誤差を有しているため、平均値から乖離しているか否かの判断基準値は、少なくとも前記誤差よりも大きな値にしなければならない。
以上、対物レンズ6の外形60に相当するエッジ点群から中心座標を求める方法を説明したが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
例えば、特徴点群として、対物レンズ6の外形60の代わりに、コバ面61(図8)の内周側のエッジ61aを用いても良い。コバ面61の内周側のエッジ61aは、図9に示した2重の円のうち、内側の円に相当する。
この場合、コバ面61の内周側のエッジ61aに相当するエッジ点群から3点を抽出し、抽出した3点から対物レンズ6の中心座標を算出するという処理を複数回繰り返し、得られた中心座標群を平均することが望ましい。
コバ面61の内周側のエッジ61aを用いると、例えば図15に示すように、対物レンズ6の外形60に切り込み67を設けたものであっても、当該切り込み67はコバ面61の内周側のエッジ61aに影響しないため、対物レンズ6の中心座標を高い精度で算出することができる。また、対物レンズ6を固定する接着剤66がコバ面61にはみ出した場合であっても、当該接着剤66はコバ面61の内周側のエッジ61aまでは及ばないため、対物レンズ6の中心座標を高い精度で算出することができる。
また、特徴点群として、形状の変曲部分である境界部を用いてもよい。例えば、図8に示したように、対物レンズ6の裏面のレンズ面(非球面)62の周囲に平面形状の部分(平面部分と称する)64がある場合には、レンズ面62と平面部分64との間の変曲部分にある境界線65を用いることができる。
対物レンズ6の平面部分64は光を透過しやすいため、撮像部11による取得画像では暗くなるのに対し、レンズ面(非球面)62は光を全反射しやすいため、撮像部11による取得画像では明るくなりやすい。そのため、撮像部11による取得画像では、レンズ面62と平面部分64との間の境界線65は明瞭に表れ、エッジ点群を得やすいというメリットがある。
また、図16に示すように、対物レンズ6が回折レンズである場合には、特徴点群として、回折格子を用いても良い。この場合、いずれかの回折格子68に相当するエッジ点群から3点を抽出し、抽出した3点から対物レンズ6の中心座標を算出するという処理を複数回繰り返し、得られた中心座標群を平均することが望ましい。
一般に、回折格子は精度の高い円形状をしており、かつ、対物レンズ6のコバ面61よりも内側の部分はレンズの有効径内となるために傷や不純物は少ない。そのため、対物レンズ6の中心座標をより高い精度で算出することができる。
次に、特徴点群の抽出精度を向上する方法について説明する。
図17は、撮像部11で取得した対物レンズ6の画像の一例を示す図である。図18は、図17に示した画像から、画像処理によって検出したエッジを示す図である。図18に示すように、撮像部11で取得した対物レンズ6の画像からエッジを検出しようとすると、様々な境界線に対応する円形状または円弧状のエッジが抽出される。これは、光ヘッド5に用いられる対物レンズ6の形状が単純でなく、また、レンズ面(非球面)62で全反射された光が撮像部11に入射するためである。
そこで、本実施の形態では、以下のようにして特徴点群の検出精度を向上する。
まず、連続している(繋がっている)点群を1つのグループ(塊)として、円形状または円弧状の複数のグループに分類する。次に、それぞれのグループから任意に3点を抽出し、抽出した3点の座標に基づいて、当該3点を通る円の半径を算出する。これにより、複数のグループのそれぞれについて、円の半径が求められる。
ここで、抽出しようとしている円(例えば、対物レンズ6の外形等)の半径は既知であるから、グループ毎に算出された半径のうち、既知の半径に最も近い半径が算出されたグループを選択する(図19)。この選択したグループから3点を抽出して、上述したように対物レンズ6の中心座標を算出する。
このようにすれば、種々の境界線に対応する複数のエッジが得られた場合でも、レンズ位置検出に用いる特徴点に相当するエッジ点群を正確に選択することができる。
なお、グループ毎に円の半径を求める際には、3点を抽出して当該3点の座標に基づいて円の半径を算出するという処理を複数回行い、得られた複数の半径の値(半径値群)を平均してもよい。このようにすれば、例えば円の一部が欠けていた場合であっても、エッジ点群の選択をより正確に行うことができる。
また、上記の半径値群の平均値または中央値を求めたのち、平均値または中央値から最も大きく乖離する値を除外し、残りの半径値群を改めて平均してもよい。不純物の付着などにより一部が歪んだエッジ点群が得られた場合でも、その歪みの影響を除外して、エッジ点群の選択をより正確に行うことができる。
なお、図18において、対物レンズ6の外形60に相当するエッジは、符号60を付した矢印で示すエッジである。また、対物レンズ6のコバ面61の内側のエッジ61aに相当するエッジは、符号61aを付した矢印で示すエッジである。
<調整方法>
最後に、レンズ位置・傾き調整装置1が、対物レンズ6の位置および傾きを調整する方法について説明する。図20は、レンズ位置・傾き調整装置1による対物レンズ6の位置および傾きの調整方法の一例を示す流れ図である。なお、ここでは、説明の便宜上、それぞれの処理を時系列に沿って説明するが、各処理を同時に(並行して)進行することも可能である。
まず、制御部10は、傾き検出部(オートコリメータ)2により、公知の方法で対物レンズ6の傾き検出を行う(ステップS21)。制御部10は、傾き検出部2により検出された対物レンズ6の傾きと、予め設定された傾き(0度)との差分に基づき、対物レンズ6の傾き調整に必要なX軸およびY軸周りの調整角度θx,θyを算出して、モータ制御部40に送信する。
モータ制御部40は、制御部10から送信された調整角度θx,θyに基づき、対物レンズ6の傾きを調整する(ステップS22)。すなわち、傾き調整モータ41,42を駆動して、傾き調整ステージ31,32の可動部31a,32aの傾斜を調整する。このようにして、対物レンズ6の傾き調整が行われる。
また、制御部10は、撮像部11により取得した対物レンズ6の画像に基づき、上述した方法で対物レンズ6の中心座標を算出する(ステップS23)。制御部10は、算出した対物レンズ6の中心座標の位置と、予め設定された中心座標との差分に基づき、対物レンズ6の位置調整に必要なX方向およびY方向の調整量Dx,Dyを求め、モータ制御部40に送信する。
モータ制御部40は、制御部10から送信された調整量Dx,Dyに基づき、対物レンズ6の位置を調整する(ステップS24)。すなわち、モータ制御部40は、位置調整モータ43,44を駆動して、位置調整ステージ33,34の可動部33a,34aのY方向位置、X方向位置を調整する。これにより、対物レンズ6の位置調整が行われる。
このように対物レンズ6の位置および傾きの調整が完了したのち、対物レンズ6を保持している対物レンズアクチュエータ50を、光ヘッド5の筐体の上面に接着する。なお、対物レンズアクチュエータ50の接着箇所は、光ヘッド5の筐体の上面に限らず、例えば、光ヘッド5の筐体に埋め込むものであってもよい。
本実施の形態のレンズ位置・傾き調整装置1では、傾き検出部2による傾き検出と、撮像部11による位置検出とを、互いに独立して行うことができる。そのため、ステップS21,22と、ステップS23,24とを、同時に(並行して)行ってもよい。
また、対物レンズ6の傾き検出(S21)および傾き調整(S22)、並びに対物レンズ6の位置検出(S23)および位置調整(S24)を、それぞれ複数回繰り返すことで、調整精度を高めてもよい。
<効果>
本実施の形態の効果について、以下に説明する。
本実施の形態では、撮像部11により対物レンズ6の画像を取得し、その画像から、画像処理によって特徴点群(エッジ)を抽出し、抽出した特徴点群に基づいて対物レンズ6の中心座標を算出している。そのため、対物レンズ6の位置を検出するために必要な各部の位置精度は、対物レンズ6の画像を撮像部11の撮像面に結像させることができる位置精度であればよい。従って、比較的簡単かつ安価な装置構成で、対物レンズ6の位置を正確に検出することができる。
また、撮像部11により取得した対物レンズ6の画像から、対物レンズ6の外形に対応するエッジを抽出し、そのエッジ点群からさらに3点を抽出し、当該3点の座標から対物レンズ6の中心座標を求めるため、より精度の高い位置検出を行うことができる。
特に、エッジ点群から3点を抽出して当該3点の座標から対物レンズ6の中心座標を求めるという処理を複数回行い、得られた中心座標群を平均することにより、サブミクロンオーダーの高精度で位置検出を行うことができる。また、取得した画像が楕円状に歪んでいる場合、あるいは画像に欠けがある場合でも、高精度で位置検出を行うことができる。
さらに、中心座標群を平均したのち、平均値または中央値から最も大きく乖離している中心座標を除外し、残りの中心座標群を改めて平均するという処理を行うことにより、不純物等によってエッジ点群の一部が歪んでいる場合に、その歪みの影響を排除することができる。
また、画像に複数のエッジが含まれている場合には、各エッジ点群からそれぞれ3点を抽出して各3点の座標からそれぞれ半径を求め、予め設定された半径に最も近い半径が得られたエッジ点群を選択することにより、複数のエッジが存在する場合であっても精度よく位置検出を行うことができる。
また、照明部13として散乱光を照射する手段を用いることにより、レンズ表面の境界部分を際だたせることができる。
さらに、照明部13の形状をリング形状とすることにより、例えば傾き検出部2を配設し、対物レンズ6の位置と傾きを同時に検出することが可能になる。
加えて、対物レンズ6の画像を光学的に拡大する撮像用対物レンズ12を設けたことにより、画像の光学倍率を高くし、対物レンズ6の位置検出精度を高めることができる。
また、本実施の形態におけるレンズ位置・傾き検出ユニット1Aは、対物レンズ6の位置を検出するための撮像部11、撮像用対物レンズ12および照明部13と、対物レンズ6の傾きを検出するための傾き検出部2とを備えているため、高い精度で対物レンズ6の位置および傾きの両方を検出することができる。
また、本実施の形態におけるレンズ位置・傾き調整装置1は、さらに、対物レンズ6の位置を調整する機構(位置調整ステージ33,34)と、対物レンズ6の傾きを調整する機構(傾き調整ステージ31,32)とを備えているため、対物レンズ6の位置および傾きの検出結果に応じて、対物レンズ6の位置および傾きを調整することができる。
加えて、本実施の形態におけるレンズ位置・傾き調整装置1は、対物レンズ6の位置を調整する機構を駆動する位置調整モータ43,44と、対物レンズ6の傾きを調整する機構を駆動する傾き調整モータ41,42と、これらを制御するモータ制御部40とを有しているため、対物レンズ6の位置および傾きを高い精度で自動調整することが可能となる。また、調整に要する時間も短縮することができる。
なお、上述した実施の形態では、対物レンズ6の位置(および傾き)を検出する装置および方法について説明したが、対物レンズ以外のレンズにも適用できることは言うまでもない。
また、上記の実施の形態では、対物レンズ6の位置および傾きを検出するレンズ位置・傾き検出ユニット1Aと、対物レンズ6の位置および傾きを調整する調整ユニット1Bとを備えたレンズ位置・傾き調整装置1について説明したが、レンズ位置・傾き検出ユニット1Aのみを備えた装置構成も可能である。その場合には、例えば図3に示した装置構成となる。
また、本実施の形態では、対物レンズ6の位置および傾きを検出するレンズ位置・傾き検出ユニット1Aについて説明したが、対物レンズ6の位置のみを検出する装置構成(傾き検出部2を有さない構成)も可能である。その場合には、例えば図4に示した装置構成となる。
実施の形態2.
図21および図22は、本発明の実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置100の構成を示す斜視図である。実施の形態2のレンズ位置・傾き調整装置100では、実施の形態1で説明したレンズ位置・傾き調整装置1に、対物レンズ6の側面からの光を反射するミラー72(反射部材)と、撮像部11とミラー72との相対位置を切り替える切替機構を加えたものである。
図21および図22に示すように、レンズ位置・傾き調整装置100は、支持部材71と支持台73とを有している。これら支持部材71および支持台73(固定支持部)は、図示しない固定部材によって互いに固定されている。
支持台73は、基台15を下方から支えている。基台15は、実施の形態1で説明したように、ベース15bと垂直壁部15aとを有している。支持台73は、XY面に平行な支持面を有し、その支持面に基台15のベース15bがX方向に移動可能に配置されている。すなわち、この実施の形態2では、基台15は、支持台73上で移動可能な可動部となっている。
支持台73には、基台15の位置を制御する位置調整モータ74が取り付けられている。位置調整モータ74にはスクリューが取り付けられ、このスクリューは基台15のベース15bの一部と噛み合っている。位置調整モータ74の回転により、基台15がX方向に移動する。
基台15には、レンズ位置・傾き検出ユニット1Aの構成要素のうち光ヘッド5を支持するための光ヘッド支持部16,17と、調整ユニット1Bとが取り付けられている。光ヘッド支持部16,17は、実施の形態1で説明したように、基台15の垂直壁部15aの壁面からX方向に延在している。
また、基台15の垂直壁部15aには、ミラー72が取り付けられている。ミラー72は、Y方向およびZ方向における位置が、アクチュエータ支持部18に支持される対物レンズアクチュエータ50の対物レンズ6と略同一となるように配置されている。言い換えると、ミラー72は、対物レンズ6の側面(対物レンズ6を光軸に直交する方向から見た面)に対してX方向に対向し、対物レンズ6の側面の画像が入射する位置に配置されている。
ミラー72は、対物レンズ6の側面からの光を上方(+Z方向)に反射する反射面72aを有している。具体的には、ミラー72の反射面72aは、X方向およびZ方向に対して45度の傾斜を有している。
また、ミラー72は、図21および図22に示した状態において、ハーフミラー14に対してX方向(ここでは−X方向)に変位した位置にある。すなわち、図21および図22に示した状態では、ミラー72の反射光はハーフミラー14に入射せず、従って撮像部11にも入射しない。
支持部材71は、基台15の垂直壁部15aの上方に配置されており、YZ面に平行な取付面を有している。支持部材71の取付面には、光ヘッド支持部16,17を除くレンズ位置・傾き検出ユニット1Aの構成要素(傾き検出部2、照明部13、ハーフミラー14を含む)が取り付けられている。
調整ユニット1Bは、実施の形態1で説明した傾き調整ステージ31,32と位置調整ステージ33,34とを有している。但し、傾き調整ステージ32と位置調整ステージ33との間には、高さ調整ステージ75が配置されている。高さ調整ステージ75は、可動部75aと、可動部75aをZ方向に移動可能に支持する固定部75bとを有している。固定部75bは、位置調整ステージ33の可動部33a上に固定されている。
高さ調整ステージ75は、また、可動部75aのZ方向の位置を制御する高さ調整モータ76を有している。高さ調整モータ76にはスクリューが取り付けられ、このスクリューは可動部75aの一部と噛み合っている。高さ調整モータ76の回転により、可動部75aがZ方向に移動する。
また、可動部75a上には、傾き調整ステージ32の固定部32bが取り付けられている。さらに、傾き調整ステージ32の可動部32a上には、傾き調整ステージ31の固定部31bが取り付けられている。傾き調整ステージ31の可動部31a上には、アクチュエータ支持部18が立設されている。傾き調整ステージ32,31およびアクチュエータ支持部18の構成は、実施の形態1で説明した通りである。
従って、高さ調整モータ76の回転によって高さ調整ステージ75の可動部75aがZ方向に移動すると、傾き調整ステージ32,31およびアクチュエータ支持部18もZ方向に移動し、アクチュエータ支持部18に支持される対物レンズアクチュエータ50もZ方向に移動する。
レンズ位置・傾き検出ユニット1Aの撮像部11は、Y方向の位置を調整する位置調整ステージ77に取り付けられている。位置調整ステージ77は、撮像部11が取り付けられた可動部77aと、可動部77aをY方向に移動可能に支持する固定部77bとを有している。固定部77bは、支持部材71の取付面に取り付けられている。
位置調整ステージ77は、また、可動部77aの位置を制御する位置調整モータ78を有している。位置調整モータ78にはスクリューが取り付けられ、このスクリューは可動部77aの一部と噛み合っている。位置調整モータ78の回転により、可動部77aがY方向に移動する。すなわち、位置調整モータ78の回転により、可動部77aに取り付けられた撮像部11と、撮像部11に装着された撮像用対物レンズ12がY方向に移動する。
上記の位置調整モータ43,44,74,78、高さ調整モータ76および傾き調整モータ41,42は、図示しないケーブル(図1参照)を介して、モータ制御部40(図23)に接続されている。
上記の構成において、支持部材71、支持台73、基台15、位置調整モータ74および位置調整ステージ77(位置調整モータ78を含む)は、ミラー72と撮像部11との相対位置を、ミラー72で反射された対物レンズ6からの光が撮像部11に入射しない第1の位置(図21,22)と、ミラー72で反射された対物レンズ6の側面からの光が撮像部11に入射する第2の位置(後述する図24,25)との間で切り替える切替機構を構成する。また、高さ調整ステージ75(高さ調整モータ76を含む)は、対物レンズ6のZ方向位置(高さ)を調整するレンズ高さ調整手段を構成する。
図23は、実施の形態2のレンズ位置・傾き調整装置100の制御系を示すブロック図である。実施の形態1と同様、制御部10には、撮像部11で取得した画像が入力される。制御部10の画像処理部10aは、入力された画像に対して後述する画像処理を行い、対物レンズ6の位置を算出し、予め設定された基準位置からの変位量を算出する。
また、制御部10には、傾き検出部2で取得したデータ(受光部22におけるレーザ光の受光状態)が入力される。制御部10は、入力されたデータに基づき、対物レンズ6の傾きを算出する。
制御部10は、算出した対物レンズ6の変位量および傾きに基づき、調整ユニット1Bのモータ制御部40を制御する。モータ制御部40は、制御部10の指示に基づき、傾き調整モータ41,42、位置調整モータ43,44,74,78および高さ調整モータ76を駆動する。
次に、実施の形態2におけるレンズ位置・傾き調整装置100の動作について説明する。まず、対物レンズ6の位置および傾きの検出方法、および調整方法について説明する。
図21および図22に示した状態(第1の位置)では、傾き検出部2から対物レンズ6のコバ面に向けてレーザ光を照射すると、コバ面で反射されたレーザ光がハーフミラー14を透過して傾き検出部2に受光される。また、照明部13から出射されて対物レンズ6で反射された光(反射光81)は、ハーフミラー14の反射透過面14aを介して撮像部11に入射する。
一方、照明部13から出射されて対物レンズ6の側面で反射された光(反射光82)は、ミラー72によって上方(+Z方向)に反射されるが、ミラー72はハーフミラー14に対してX方向に変位した位置にあるため、反射光82はハーフミラー14に入射せず、従って撮像部11にも入射しない。
この状態で、対物レンズ6の位置および傾きの検出は、実施の形態1と同様に行われる。傾き検出部2は、対物レンズ6のコバ面に向けてレーザ光を照射し、コバ面で反射されてハーフミラー14を透過したレーザ光を受光して、その受光状態に基づいて対物レンズ6の傾きを検出する。また、撮像部11は、照明部13によって照明された対物レンズ6の画像を取得して制御部10の画像処理部10aに送り、画像処理部10aは、実施の形態1で説明した方法で対物レンズ6の中心位置を算出する。
また、対物レンズ6の調整も、実施の形態1と同様に行われる。すなわち、制御部10は、傾き検出部2による対物レンズ6の傾きの検出結果、および画像処理部10aによる対物レンズ6の位置の算出結果に基づき、対物レンズ6の傾き調整に必要なX軸およびY軸周りの調整角度、並びにX方向およびY方向の調整量を算出してモータ制御部40に送信する。モータ制御部40は、制御部10の指示に基づき、傾き調整モータ41,42および位置調整モータ43,44を駆動する。
この実施の形態2のレンズ位置・傾き調整装置100は、さらに、対物レンズ6の高さ(Z方向位置)の調整を行うことができる。
図24および図25は、対物レンズ6の高さの調整を行うときのレンズ位置・傾き調整装置100を示す斜視図である。対物レンズ6の高さの調整を行う場合には、基台15をX方向に移動させるための位置調整モータ74を駆動する。制御部10は、位置調整モータ74を駆動することにより、図21および図22に示した状態から基台15を+X方向に移動させる。
基台15が+X方向にスライドすると、基台15に配設された光ヘッド支持部16,17および調整ユニット1BがX方向に移動する。一方、支持部材71に配設された、光ヘッド支持部16,17以外のレンズ位置・傾き検出ユニット1Aの構成要素は移動しない。これにより、図24および図25に示すように、ミラー72の上方(+Z方向)にハーフミラー14が位置する状態となる。
図24および図25に示した状態では、照明部13によって照明された対物レンズ6の側面からの反射光82が、ハーフミラー14の反射透過面14aを介して撮像部11に入射する。これにより、撮像部11は、対物レンズ6の側面の画像を観測することが可能になる。
また、対物レンズ6の側面の画像を撮像部11に結像させるためには、対物レンズ6から撮像部11までの光路長を一定に保つ必要があるが、上記のように基台15をX方向に移動させたことで、対物レンズ6から撮像部11までの光路長は、図21および図22に示した状態での光路長よりも長くなっている。
そこで、制御部10は、撮像部11を−Y方向(ハーフミラー14に接近する方向)に移動させるために、位置調整モータ78を駆動する。位置調整モータ78の駆動により、位置調整ステージ77の固定部77bに対して可動部77aが−Y方向に移動し、可動部77aに取り付けられた撮像部11が−Y方向に移動する。制御部10は、予め定められた距離だけ撮像部11が−Y方向に移動するように位置調整ステージ77を駆動する。これにより、対物レンズ6の側面の画像が撮像部11に結像する。
この状態で、撮像部11は、対物レンズ6の側面の画像を取得し、制御部10に入力する。制御部10の画像処理部10aは、入力された画像に対して後述する画像処理を行い、対物レンズ6のZ方向の位置(Z座標)を算出する。
図26は、撮像部11で取得した画像を示す模式図である。撮像部11で取得した画像には、光ヘッド支持部16,17で支持された光ヘッド5の本体部51の上端面(以下、本体上端面)5cと、アクチュエータ支持部18によって位置決めされる対物レンズアクチュエータ50の上端面50a(図7参照)と、対物レンズアクチュエータ50に支持された対物レンズ6のコバ面61(図10参照)とが含まれている。
対物レンズ6のZ方向位置は、以下のようにして求める。制御部10の画像処理部10aは、まず、撮像部11が取得した画像内において、高さ基準となる光ヘッド5の本体上端面5cと、高さ測定対象である対物レンズアクチュエータ50の上端面50a、または対物レンズアクチュエータ50に支持された対物レンズ6のコバ面61を、それぞれエッジ(特徴点群)として抽出する。
そして、エッジとして抽出された光ヘッド5の本体上端面5cと、対物レンズアクチュエータ50の上端面50a、または対物レンズ6のコバ面61のZ方向位置を求める。
さらに、光ヘッド5の本体上端面5cから対物レンズアクチュエータ50の上端面50aまでのZ方向の距離(対物レンズアクチュエータ高さと称する)85、または、光ヘッド5の本体上端面5cから対物レンズ6のコバ面61までのZ方向の距離(対物レンズコバ面高さと称する)86を算出する。
ここで、光ヘッド5の本体上端面5cのZ方向位置は既知である。また、対物レンズアクチュエータ50の上端面50aと対物レンズ6のコバ面61とのZ方向の距離も既知である。そのため、対物レンズアクチュエータ高さ85または対物レンズコバ面高さ86から、対物レンズ6のコバ面61のZ方向位置を求めることができる。
上記のエッジを抽出する際には、特徴点群を予め直線形状と定義することにより、各Z方向位置の検出精度をより一層高めることができる。なお、エッジとして抽出する部分は、上述した部分に限定されるものではない。高さ測定対象物である対物レンズ6の外形(輪郭)をなす部分と、対物レンズ6を保持する部材の外形をなす部分(Z方向位置が既知であって、高さ基準となる部分)のエッジを抽出すればよい。
また、ここでは、光ヘッド5の本体上端面5cのエッジを抽出して高さ基準としたが、他の高さ基準を用いることもできる。この点について、以下に説明する。
図27および図28は、光ヘッド5とは別の部材であるブロックゲージ88を用いて高さ基準を規定して、対物レンズ6の高さを算出する方法を説明するための模式図である。ブロックゲージ88は、光ヘッド5の代わりに、光ヘッド支持部16,17の上面に載置される。ブロックゲージ88の厚さ(Z方向の寸法)は既知である。
図27は、撮像部11によって取得したブロックゲージ88の側面の画像を示す。制御部10の画像処理部10aは、撮像部11によって取得した画像から、ブロックゲージ88の上端面88aをエッジ(特徴点群)として抽出し、そのZ方向位置88bを算出して、高さ基準として記憶する。
その後、光ヘッド支持部16,17からブロックゲージ88を取り外し、光ヘッド5を装着して、撮像部11によって対物レンズ6の側面の画像を取得する。
図28は、撮像部11によって取得した対物レンズ6の側面の画像を示す。図28では、対物レンズアクチュエータ50に保持された対物レンズ6の側面の画像と、先に取得したブロックゲージ88の上端面88a(図27)のZ方向位置88bとを、画像処理によって重ね合わせて示している。
制御部10の画像処理部10aは、図28において、対物レンズ6のコバ面61をエッジとして抽出し、そのZ方向位置を算出する。そして、算出した対物レンズ6のコバ面61のZ方向位置と、先に算出した高さ基準(ブロックゲージ88の上端面88aのZ方向位置88b)とのZ方向の距離を求めることにより、高さ基準からの対物レンズ6のコバ面61の高さ(対物レンズコバ面高さ)87を算出する。
ブロックゲージ88の厚さは上記のとおり既知であり、ブロックゲージ88の下端位置は、光ヘッド支持部16,17の上端位置と同じであるから、既知である。従って、ブロックゲージ88の上端面88aのZ方向位置88bも既知である。そのため、Z方向位置88b(高さ基準)に基づいて、対物レンズ6のコバ面61の高さを検出することができる。
なお、ブロックゲージ88は、寸法精度が高く、光ヘッド支持部16,17上に安定して載置することができ、エッジを抽出し易い形状を有するものであればよい。
図25および図26に示した方法、または図27および図28に示した方法によって対物レンズ6のZ方向位置を検出したのち、調整ユニット1Bにおいて、対物レンズ6のZ方向の位置調整(高さ調整)を行う。
この場合、制御部10は、画像処理部10aで算出した対物レンズアクチュエータ高さ85または対物レンズコバ面高さ86,87に基づき、対物レンズ6の高さ調整に必要なZ方向の調整量Dzを求め、調整ユニット1Bに送信する。調整ユニット1Bのモータ制御部40は、制御部10から送られてきたZ方向の調整量Dzに基づき、高さ調整モータ76を駆動する。
高さ調整モータ76の回転により、高さ調整ステージ75の可動部75aが固定部75bに対してZ方向に移動する。これにより、可動部75aに支持された傾き調整ステージ32,31およびアクチュエータ支持部18がZ方向に移動し、アクチュエータ支持部18を介して対物レンズアクチュエータ50がZ方向に移動し、その結果、対物レンズアクチュエータ50に支持された対物レンズ6がZ方向に移動する。これにより、対物レンズ6の高さ調整(Z方向の位置調整)が行われる。
なお、このようにして対物レンズ6の高さ調整を行った後で、図21および図22に示した位置まで基台15を移動させて、レンズ位置・傾き検出ユニット1Aによる対物レンズ6の傾きおよび位置の検出を行ってもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1のレンズ位置・傾き調整装置に僅かな構成部品を追加することにより、専用の変位センサ等を用いずに、レンズの高さを検出し、調整することが可能となる。その結果、レンズ位置・傾き調整装置の構成を簡素化することができ、製造コストを低減することができる。また、レンズ位置・傾き調整装置を小型化し、占有面積を小さくすることができる。
本発明は、例えば、光ヘッドのレンズ(例えば対物レンズ)の位置を検出するレンズ位置検出装置、レンズの位置および傾きを検出するレンズ位置・傾き検出装置、レンズの位置を調整するレンズ位置調整装置、レンズの位置および傾きを調整するレンズ位置・傾き調整装置に適用することができる。
1,100 レンズ位置・傾き調整装置、 1A レンズ位置・傾き検出ユニット、 1B 調整ユニット、 2 傾き検出部(レンズ傾き検出部)、 5 光ヘッド、 5c 本体上端面、 6 対物レンズ、 10 制御部、 10a 画像処理部、 11 撮像部(撮像手段)、 12 撮像用対物レンズ(拡大手段)、 13 照明部(照明手段)、 14 ハーフミラー(光路分離手段)、 15 基台、 16,17 光ヘッド支持部、 18 アクチュエータ支持部、 31,32 傾き調整ステージ、 33,34 位置調整ステージ、 41,42 傾き調整モータ、 43,44 位置調整モータ、 40 モータ制御部、 50 対物レンズアクチュエータ、 50a 上端面、 61 コバ面、 71 支持部材、 73 支持台、 72 ミラー(反射部材)、 74 位置調整モータ、 75 高さ調整ステージ、 76 高さ調整モータ、 77 位置調整ステージ、 78 位置調整モータ 81,82 反射光、 85 対物レンズアクチュエータ高さ、 86,87 対物レンズコバ面高さ、 88 ブロックゲージ、 88a 上端面。

Claims (44)

  1. 光ヘッドに搭載されたレンズの画像を取得し、
    取得した前記レンズの画像から特徴点群を抽出し、
    抽出した前記特徴点群に基づいて、前記レンズの位置を検出すること
    を特徴とするレンズ位置検出方法。
  2. 前記特徴点群は、円形状のエッジであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ位置検出方法。
  3. 前記特徴点群は、前記レンズの外形であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ位置検出方法。
  4. 前記特徴点群は、前記レンズのコバ面の内周側のエッジであることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ位置検出方法。
  5. 前記特徴点群は、形状の変曲部分をなす境界線であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ位置検出方法。
  6. 前記特徴点群は、前記レンズの回折格子であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ位置検出方法。
  7. 前記特徴点群から3点を抽出し、抽出した3点の座標から前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出方法。
  8. 前記特徴点群から3点を抽出し、抽出した3点の座標から前記レンズの中心の座標を求めるという処理を複数回行い、複数回の処理によって得られた中心点の座標を平均することにより、前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項7に記載のレンズ位置検出方法。
  9. 前記複数回の処理によって得られた中心点の座標の平均値または中央値から最も乖離する座標を除外し、残りの中心点の座標を平均することにより、前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項8に記載のレンズ位置検出方法。
  10. 前記レンズの画像から複数群の特徴点群を抽出した場合に、
    円形状または円弧状に連続した特徴点群を1グループとし、それぞれのグループごとに3点を抽出し、抽出した3点の座標から円の半径を求め、
    予め設定された半径に最も近い円が得られた1グループの特徴点群に基づき、前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出方法。
  11. それぞれのグループごとに、3点を抽出し、抽出した3点の座標から円の半径を求めるという処理を複数回行い、複数回の処理によって得られた半径の値を平均した平均値の中から、予め設定された半径に最も近いものを選択することを特徴とする請求項10に記載のレンズ位置検出方法。
  12. 前記複数回の処理によって得られた半径の値の平均値または中央値から最も乖離する半径の値を除外し、残りの半径の値を平均した平均値の中から、予め設定された半径に最も近いものを選択することを特徴とする請求項11に記載のレンズ位置検出方法。
  13. 散乱光を照射する照明手段を用いて前記レンズを照明することを特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出方法。
  14. 前記照明手段として、前記レンズの中心に対応する開口部を有する形状の照明手段を用いることを特徴とする請求項13に記載のレンズ位置検出方法。
  15. 前記照明手段として、リング形状の照明手段を用いることを特徴とする請求項13または14に記載のレンズ位置検出方法。
  16. 前記レンズの画像を光学的に拡大する拡大手段を用いることを特徴とする請求項1から15までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出方法。
  17. 請求項1から16までのいずれか1項にレンズ位置検出方法で検出した前記レンズの位置に基づき、前記レンズの位置を調整することを特徴とするレンズ位置調整方法。
  18. さらに、前記レンズの傾きを検出し、
    検出した前記レンズの傾きに基づき、前記レンズの傾きを調整することを特徴とする請求項17に記載のレンズ位置調整方法。
  19. 光ヘッドに搭載されたレンズの画像を取得する撮像手段と、
    取得した前記レンズの画像から特徴点群を抽出し、抽出した前記特徴点群に基づいて、前記レンズの位置を検出する画像処理手段と
    を備えたことを特徴とするレンズ位置検出装置。
  20. 前記特徴点群は、円形状のエッジであることを特徴とする請求項19に記載のレンズ位置検出装置。
  21. 前記特徴点群は、前記レンズの外形であることを特徴とする請求項19または20に記載のレンズ位置検出装置。
  22. 前記特徴点群は、前記レンズのコバ面の内周側のエッジであることを特徴とする請求項19または20に記載のレンズ位置検出装置。
  23. 前記特徴点群は、形状の変曲部分をなす境界線であることを特徴とする請求項19または20に記載のレンズ位置検出装置。
  24. 前記特徴点群は、前記レンズの回折格子であることを特徴とする請求項19または20に記載のレンズ位置検出装置。
  25. 前記画像処理手段は、前記特徴点群から3点を抽出し、抽出した3点の座標から前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項19から24までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出装置。
  26. 前記画像処理手段は、前記特徴点群から3点を抽出し、抽出した3点の座標から前記レンズの中心の座標を求めるという処理を複数回行い、複数回の処理によって得られた中心点の座標を平均することにより、前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項25に記載のレンズ位置検出装置。
  27. 前記画像処理手段は、前記複数回の処理によって得られた中心点の座標の平均値または中央値から最も乖離する座標を除外し、残りの中心点の座標を平均することにより、前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項26に記載のレンズ位置検出装置。
  28. 前記画像処理手段は、前記レンズの画像から複数群の特徴点群を抽出した場合に、
    円形状または円弧状に連続した特徴点群を1グループとし、それぞれのグループごとに3点を抽出し、抽出した3点の座標から円の半径を求め、
    予め設定された半径に最も近い円が得られた1グループの特徴点群に基づき、前記レンズの中心の座標を求めることを特徴とする請求項25から27までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出装置。
  29. 前記画像処理手段は、それぞれのグループごとに、3点を抽出し、抽出した3点の座標から円の半径を求めるという処理を複数回行い、複数回の処理によって得られた半径の値を平均した平均値の中から、予め設定された半径に最も近いものを選択することを特徴とする請求項28に記載のレンズ位置検出装置。
  30. 前記画像処理手段は、前記複数回の処理によって得られた半径の値の平均値または中央値から最も乖離する半径の値を除外し、残りの半径の値を平均した平均値の中から、予め設定された半径に最も近いものを選択することを特徴とする請求項29に記載のレンズ位置検出装置。
  31. 前記レンズに散乱光を照射する照明手段をさらに備えたことを特徴とする請求項19から30までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出装置。
  32. 前記照明手段は、前記レンズの中心に対応する開口部を有していることを特徴とする請求項31に記載のレンズ位置検出装置。
  33. 前記照明手段は、リング形状を有していることを特徴とする請求項31または32に記載のレンズ位置検出装置。
  34. 前記レンズの画像を光学的に拡大する拡大手段をさらに備えたことを特徴とする請求項19から33までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出装置。
  35. 前記レンズの傾きを検出するレンズ傾き検出部
    をさらに備えたことを特徴とする請求項19から34までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出装置。
  36. 前記レンズからの光路を、前記撮像手段に向かう光路と前記レンズ傾き検出部に向かう光路とに分割する光路分割手段を備えることを特徴とする請求項35に記載のレンズ位置検出装置。
  37. 請求項19から36までのいずれか1項に記載のレンズ位置検出装置と、
    前記レンズ位置検出装置で検出された前記レンズの位置に基づき、前記レンズの位置を調整するレンズ位置調整手段と
    を備えたことを特徴とするレンズ位置調整装置。
  38. 請求項35または36に記載のレンズ位置検出装置と、
    前記レンズ位置検出装置で検出された前記レンズの位置に基づき、前記レンズの位置を調整するレンズ位置調整手段と、
    前記レンズ傾き検出部で検出された前記レンズの傾きに基づき、前記レンズの傾きを調整するレンズ傾き調整手段と、
    を備えたことを特徴とするレンズ位置調整装置。
  39. 前記レンズの側面に対向するように配置されたミラーと、
    前記撮像手段と前記ミラーとの相対位置を、前記ミラーで反射された前記レンズからの光が前記撮像手段に入射しない第1の相対位置と、前記ミラーで反射された前記レンズの側面からの光が前記撮像手段に入射する第2の相対位置との間で切り替える切替機構とを備え、
    前記画像処理手段は、前記撮像手段と前記ミラーとが前記第2の相対位置にある状態で、前記レンズの側面の画像から特徴点群を抽出し、抽出した前記特徴点群に基づいて、前記レンズの高さを検出すること
    を特徴とする請求項37または38に記載のレンズ位置調整装置。
  40. 前記画像処理手段によって検出した前記レンズの高さに基づき、前記レンズの高さを調整するレンズ高さ調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項39に記載のレンズ位置調整装置。
  41. 前記画像処理手段が前記レンズの側面の画像から抽出する特徴点群は、直線状のエッジであることを特徴とする請求項39または40に記載のレンズ位置調整装置。
  42. 前記画像処理手段が前記レンズの側面の画像から抽出する特徴点群は、前記レンズの側面の画像において前記レンズの外形をなす部分であることを特徴とする請求項41に記載のレンズ位置調整装置。
  43. 前記画像処理手段が前記レンズの側面の画像から抽出する特徴点群は、前記レンズの側面の画像に含まれる、前記レンズを保持する部材の外形をなす部分であることを特徴とする請求項41または42に記載のレンズ位置調整装置。
  44. 前記ミラーと前記レンズとを支持する基台と、前記撮像素子を支持する支持部材とをさらに備え、
    前記切替機構は、前記基台と前記支持部材とを相対的に移動すること
    を特徴とする請求項39から43までのいずれか1項に記載のレンズ位置調整装置。
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