JP2006090744A - 光学測定装置及び光ピックアップレンズ調整装置 - Google Patents

光学測定装置及び光ピックアップレンズ調整装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 装置の大型化を招くことなく、光学部品の角度ならびに位置測定等が可能な光学測定装置及び光ピックアップレンズ調整装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 光学測定装置21はレーザ光源22、コリメートレンズ23、収束レンズ25、撮像素子27、28、CPU35を主体として構成され、撮像素子27、28からの撮像信号Sc、Sdに基づいて、測定用ワークWの角度・位置を算出する。ここで、角度測定用撮像素子27には角度測定用レーザ光源22から出射され測定用ワークWに向けて照射された光のうち測定用ワークWで正反射した正反射光が入光されるようになっている。一方、位置測定用撮像素子28には角度測定用レーザ光源22から出射され測定用ワークWに向けて照射された光のうち測定用ワークWの側方を通過した通過光が入光されるようになっている。このように、共通のレーザ光源22から投光された光により、測定用ワークWの取り付け角度並びに位置を測定する構成であれば、光学測定装置21の大型化が既存のものに比べて大型化することがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学測定装置及び光ピックアップレンズ調整装置に関する。
光ピックアップレンズ調整装置は、例えば、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk又はDigital Video Disk)等に搭載される光ピックアップ装置に備えられた光ピックアップレンズ(以下、「レンズW」という)の組付けが正しく行なわれているか否か、即ち、レンズWが水平状態で組付けられているか(傾きが水平であるか)否かを光ピックアップレンズ調整装置内の光学測定装置により測定し、この測定結果に基づいて駆動手段によりレンズWの傾きを正規角度(水平)に調整するものである。
ここで、光学測定装置として、例えば、図19に示すように、オートコリメータを用いたものが知られている。これは、投光手段たるレーザ光源1からの光をコリメートレンズ2により平行光に変えてレンズW表面に照射し、その正反射光をハーフミラー3を介して収束レンズ4により集光し、CCD5の撮像面5A上に形成された集光位置に基づいてレンズWの傾きを測定する構成とされている。
特開2001−304831公報
ところで、レンズWの組付けに際して、その傾きだけでなくレンズWの位置(水平方向の位置)についても正確に組付けなければ、所定の位置に向けて光が出射されないため、光ピックアップ装置の所望の精度を達成することができない。
一方、上記した構成ではレンズWの位置(水平方向の位置)を測定できないため、レンズWの位置を測定しようとした場合には、例えば、専用の外部カメラを設置しておき、レーザ光の照射位置をモニタする方法が考えられる。しかし、外部カメラを用いるとその分コスト高となるし、配置スペースの確保という問題も生ずる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、装置の大型化を招くことなく、光学部品の角度ならびに位置測定等が可能な光学測定装置及び光ピックアップレンズ調整装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、光学部品に光を照射し、その反射光に基づいて前記光学部品の取り付け角度を測定する光学測定装置であって、光を出射する角度測定用の投光手段と、前記投光手段から出射された光を平行光にし、この平行光の照射領域内に収まる大きさの前記光学部品に前記平行光を照射するコリメートレンズと、このコリメートレンズから照射されて前記光学部品上で正反射した正反射光を前記投光手段とは異なる方向に分岐させる分岐手段と、前記光学部品上で反射された正反射光を収束させる収束レンズと、前記収束レンズによって収束された収束光が入光される撮像面を有する角度測定用撮像手段と、前記コリメートレンズから照射されて前記光学部品によって遮られずに進んだ平行光が入光される撮像面を有する位置測定用撮像手段と、前記角度測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光学部品の取り付け角度を決定するとともに、前記位置測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光学部品の光軸と直交する方向に関する位置を決定する決定手段と、を備えているところに特徴を有する。
尚、ここでいう光学部分によって遮られずに進んだ光とは、光学部品を透過した透過光並びに光学部品の側方を通過した通過光の双方が含まれる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、前記角度測定用の投光手段から出射される光の光量の大小を決定する投光量設定手段を備えるとともに、この投光量設定手段には、角度測定用投光モードとこの角度測定用投光モードより投光量の大きな位置測定用投光モードが設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記光学部品に光を出射する距離測定用の投光手段と、前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品上で反射した反射光が入光される撮像面を有する距離測定用撮像手段と、を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記距離測定用の投光手段は平行光を出射するように構成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載のものにおいて、前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品に向かう光の光路が前記光学部品の照射面に対して傾いているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のものにおいて、前記光学部品上で反射した距離測定用の正反射光を収束させる距離測定用収束レンズを備え、この距離測定用収束レンズを通った収束光を前記距離測定用撮像手段に入光させるように構成されるとともに、前記距離測定用撮像手段は前記距離測定用収束レンズを通った収束光が焦点を結ぶ位置よりも同収束光の進行方向に関し前・後方に位置をずらして配置されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項3ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記角度測定用の投光手段と前記距離測定用の投光手段とから光を同時に出射して前記光学部品の角度測定並びに距離測定を同時に行うよう構成されているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項3ないし請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、前記位置測定の際には、前記距離測定用の投光手段からの投光を停止させるよう構成されているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項3ないし請求項8のいずれかに記載のものにおいて、前記光学部品が鏡面体であるものにおいて、前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされ、前記分岐手段は偏光ビームスプリッタよりなり、更に、前記偏光ビームスプリッタと前記光学部品との間に1/4波長板が配されているところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項9に記載のものにおいて、前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされたレーザ光源であるところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項3ないし請求項6に記載のものにおいて、前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記距離測定用撮像手段による距離測定を測定タイミングを異ならせて行うものにおいて、前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品上で反射した反射光が前記角度測定用撮像手段に照射されるように同反射光を分岐させる距離用分岐手段を備えているところに特徴を有する。
請求項12の発明は、光源からの光を収束して外部に出射させる光ピックアップレンズに光を照射し、その反射光に基づいて前記光ピックアップレンズの取り付け角度を測定する光学測定装置と、この光学測定装置による測定結果に基づいて前記光ピックアップレンズの取り付け角度を調整するレンズ調整部とを備えた光ピックアップレンズ調整装置であって、前記レンズ調整部は前記光ピックアップレンズの取り付け角度を調整可能な第1の調整ステージと、前記光ピックアップレンズの光軸と直交する方向に関する位置を調整可能な第2の調整ステージと、前記両調整ステージを駆動制御する制御手段とを備えてなり、前記光学測定装置は、光を出射する角度測定用の投光手段と、前記投光手段から出射された光を平行光にして、この平行光の照射領域内に収まる大きさの前記光ピックアップレンズに前記平行光を照射するコリメートレンズと、このコリメートレンズから照射されて前記光ピックアップレンズ上で正反射した正反射光を前記投光手段とは異なる方向に分岐させる分岐手段と、前記光ピックアップレンズ上で反射された正反射光を収束させる収束レンズと、前記収束レンズによって収束された収束光が入光される撮像面を有する角度測定用撮像手段と、前記コリメートレンズから照射されて前記光ピックアップレンズに遮られずに進んだ平行光が入光される撮像面を有する位置測定用撮像手段と、前記角度測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光ピックアップレンズの取り付け角度を決定するとともに、前記位置測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光ピックアップレンズの光軸と直交する方向に関する位置を決定する決定手段とを備え、前記制御手段は前記決定手段より得られた光ピックアップレンズの角度・位置情報に基づいて前記両ステージを駆動させて前記光ピックアップレンズを正規の傾き及び位置に調整するところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載のものにおいて、前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、前記角度測定用の投光手段から出射される光の光量の大小を決定する投光量設定手段を備えるとともに、この投光量設定手段には、角度測定用投光モードとこの角度測定用投光モードより投光量の大きな位置測定用投光モードが設けられているところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項12又は請求項13に記載のものにおいて、前記レンズ調整部は前記光ピックアップレンズの距離を調整可能な第3の調整ステージを備えるとともに、前記光学測定装置は前記光ピックアップレンズに光を出射する距離測定用の投光手段と、前記距離測定用の投光手段から出射され前記光ピックアップレンズ上で反射した反射光が入光される撮像面を有する距離測定用撮像手段とを備え、前記決定手段は前記距離測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光ピックアップレンズの距離を決定するとともに、前記制御手段は前記決定手段より得られた光ピックアップレンズの距離情報に基づいて前記第3の調整ステージを駆動させて前記光ピックアップレンズの距離調整を行うよう構成されているところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項14に記載のものにおいて、前記距離測定用の投光手段は平行光を出射するように構成されているところに特徴を有する。
請求項16の発明は、請求項14又は請求項15に記載のものにおいて、前記距離測定用の投光手段から出射され前記光ピックアップレンズに向かう光の光路が前記光ピックアップレンズの照射面に対して傾いているところに特徴を有する。
請求項17の発明は、請求項15又は請求項16に記載のものにおいて、前記光ピックアップレンズ上で反射した距離測定用の正反射光を収束させる距離測定用収束レンズを備え、この距離測定用収束レンズを通った収束光を前記距離測定用撮像手段に入光させるように構成されるとともに、前記距離測定用撮像手段は前記距離測定用収束レンズを通った収束光が焦点を結ぶ位置よりも同収束光の進行方向に関し前・後方に位置をずらして配置されているところに特徴を有する。
請求項18の発明は、請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のものにおいて、前記角度測定用の投光手段と前記距離測定用の投光手段とから光を同時に出射して前記光ピックアップレンズの角度測定並びに距離測定を同時に行うよう構成されているところに特徴を有する。
請求項19の発明は、請求項14ないし請求項18のいずれかに記載のものにおいて、前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、前記位置測定の際には、前記距離測定用の投光手段からの投光を停止させるよう構成されているところに特徴を有する。
請求項20の発明は、請求項14ないし請求項19のいずれかに記載のものにおいて、前記光ピックアップレンズが鏡面体であるものにおいて、前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされ、前記分岐手段は偏光ビームスプリッタよりなり、更に、前記偏光ビームスプリッタと前記光ピックアップレンズとの間に1/4波長板が配されているところに特徴を有する。
請求項21の発明は、請求項20に記載のものにおいて、前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされたレーザ光源であるところに特徴を有する。
請求項22の発明は、請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のものにおいて、前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記距離測定用撮像手段による距離測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、前記距離測定用の投光手段から出射され前記光ピックアップレンズで反射した反射光が前記角度測定用撮像手段に照射されるように同反射光を分岐させる距離用分岐手段を備えているところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項12の発明>
請求項1及び請求項12の発明によれば、一の投光手段によって光学部品(光ピックアップレンズ)の角度測定・位置測定を行うことが出来る。
<請求項2及び請求項13の発明>
請求項2及び請求項13の発明によれば、角度測定の際の投光量を小さく設定することで、エネルギー飽和に起因する測定誤差を排除出来る。
<請求項3及び請求項14の発明>
請求項3及び請求項14の発明によれば、角度・位置の測定に加えて距離の測定も出来る。
<請求項4及び請求項15の発明>
請求項4及び請求項15の発明によれば、出射された光が発散光である場合に比べて、撮像手段から出力レベルの高い信号が得られる。
<請求項5及び請求項16の発明>
請求項5及び請求項16の発明によれば、光路が傾いているから光学部品が鏡面体(光が正反射するもの)であっても、距離測定出来る。
<請求項6及び請求項17の発明>
請求項6及び請求項17の発明によれば、正反射光を収束させつつ距離測定用撮像手段に入光させるから、装置を構成する撮像手段等の小型化に寄与する。
<請求項7及び請求項18の発明>
請求項7及び請求項18の発明によれば、角度測定と距離測定を同時に行うから、測定精度が高まる。
<請求項8及び請求項19の発明>
請求項8及び請求項19の発明によれば、距離光が位置測定用撮像手段の撮像面に入光することがない。従って、測定誤差が排除され信頼性の高い測定結果が得られる。
<請求項9及び請求項20の発明>
請求項9及び請求項20の発明によれば、光学的な損失を低減出来るからSN比を向上させることが可能となる。
<請求項10及び請求項21の発明>
請求項10及び請求項21の発明によれば、直線偏光の光を取り出すためのフィルタを必要としないから部品点数を削減出来る。
<請求項11及び請求項22の発明>
請求項11及び請求項22の発明によれば、角度測定用撮像手段と距離測定用撮像手段とを兼用出来るから、部品点数が削減され装置の小型化に寄与する。
<実施形態1>
本実施形態の光ピックアップレンズ調整装置20は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等に搭載されている光ピックアップ装置10の光ピックアップレンズに関し、その取り付け角度及び取り付け位置の調整を行うことを目的とするものである。なお、図1において、図面横方向をX軸、紙面と直交する方向をY軸、図面上下方向をZ軸と定めるものとし、以下、取りつけ位置の調整とは光ピックアップレンズの光軸(レンズに対する直交軸)L1と直交する方向(図1におけるX、Y軸方向)に関する位置の調整を示すものとする。
光ピックアップ装置の構成
光ピックアップ装置10は図1に示すように上下に分割された一対の上下ケーシング10A、10Bを備えてなる。このうち下ケーシング10Bには投受光素子11(本発明の光源に相当)、1/4波長板12、反射ミラー13並びにコリメートレンズ14が収容されている。一方、上ケーシング10Aにはレンズユニット15が収容されている。このレンズユニット15には光ピックアップレンズが装着される取り付け具16が内蔵されている。これら上下ケーシング10A、10Bは後記する光ピックアップレンズ調整装置20によって光ピックアップレンズの取り付け角度・位置の調整を行った後に組み合わされるようになっている。
そして、光ピックアップ装置10の投受光素子11から出射された光は1/4波長板12、反射ミラー13を介して、コリメートレンズ14を透過することで平行光に変えられ、その後光ピックアップレンズにより収束されて外部に出射される。
光ピックアップレンズ調整装置20の構成
光ピックアップレンズ調整装置20は光ピックアップレンズ(後に述べるが、測定用ワークWにて代用)の取りつけ角度及び取りつけ位置を測定する光学測定装置21と、測定結果に基づいて光ピックアップレンズ(測定用ワークW)が正規角度並びに正規位置となるように調整を行うレンズ調整部41とを備えてなる。
尚、本実施形態では光学測定装置21による測定並びにレンズ調整部41による調整の際には、光ピックアップレンズに変えて表面が平らな部分透過ガラスよりなる測定用ワークW(ハーフミラー、光減衰板により構成してもよい)を取り付け具16に組み付けて測定・調整を行い、測定用ワークWが正規状態(所望の取り付け角度・位置)になったところで測定用ワークWを光ピックアップレンズに組み替えている。このように、直接的に光ピックアップレンズの測定・調整を行わず、測定用ワークWで代用させるのは、光ピックアップレンズの表面が曲面であるため、表面が平らな部分透過ガラスによって測定を行った方が測定の精度が高くなるからである。
そして、取り付け具16には光ピックアップレンズに対する位置決め手段(例えば、凹凸嵌合を使用)が設けられており、一旦、取り付け具16を含む測定用ワークWが正規状態に調整されると、その後に、測定用ワークWを光ピックアップレンズに組み替えれば位置決めされた状態で光ピックアップレンズを光学ユニット15に取り付けることが出来るようになっている。また、光ピックアップレンズ並びに、この光ピックアップレンズの代用として使用される測定用ワークWが本実施形態の光学部品に相当するものである。
(1)光学測定装置
光学測定装置21は図1に示すように、レーザ光源22(本発明の角度測定用の投光手段に相当)、その前方に配されるコリメートレンズ23、ビームスプリッタ(本発明の分岐手段に相当する)24、収束レンズ25、2次元CCDからなる角度測定用撮像素子(本発明の角度測定用撮像手段に相当する)27並びに位置測定撮像素子(本発明の位置測定用撮像手段に相当する)28、CPU35、メモリ(本発明の投光量設定手段に相当する)36を主体として構成されている。尚、角度測定用撮像素子27は図1において測定用ワークWの上方に配されているのに対して、位置測定用撮像素子28はこれとは反対側、すなわち測定用ワークWの下方(ビームスプリッタ24によって反射された反射光の進行方向前側)に配置されている。
CPU35からレーザ駆動回路22Aに投光信号Saが送られるとレーザ光源22から光が出射される。レーザ光源22から出射された光はコリメートレンズ23により平行光とされ、この平行光がビームスプリッタ24でほぼ直角に反射して測定用ワークWに照射される(一部の光はビームスプリッタ24を透過する)。なお、この反射した平行光の照射領域(光の幅であって、図1に示すA寸法部)は測定用ワークWよりも大きく設定され、測定用ワークW全体が平行光の照射領域内に収まるようになっている。
これにより、平行光のうち測定用ワークW上に照射された光は測定用ワークW上で正反射して収束レンズ25に向かうのに対し、測定用ワークWの側方を通過した光は位置測定用撮像素子28に入光するようになっている。そして、正反射光に基づいて測定用ワークWの角度測定が行われ、通過光によって測定用ワークWの位置測定が行われるようになっている。
まず、角度測定について説明すると、正反射した光はその後、ビームスプリッタ24を透過する(尚、一部の光は透過する光とは分岐してレーザ光源22側に反射する)。その後、透過した光は収束レンズ25にて収束され、角度測定用撮像素子27の撮像面27Aに集光される。そして、この集光位置に応じたディジタル信号列からなる撮像信号ScがCPU35に出力される。一方、メモリ36には後述する演算式(1)が書き込まれている。CPU35は撮像信号Scの出力に伴って演算式(1)をメモリ36から読み出し、読み出された演算式(1)と撮像信号Scに基づいて集光の中心位置を算出する。尚、集光の中心位置は面積重心或いは体積重心等に基づいて算出出来るが実施形態では、面積重心に基づく中心位置(面積重心位置)を採用している。
そして、CPU35は得られた集光の中心位置R1と撮像面27A上における基準位置(測定用ワークWに傾きがないとするとき集光スポット位置R0)との距離及び方向からオートコリメーション法(詳細な説明については割愛する)に基づいて測定用ワークWの取り付け角度(傾き)θ1を算出する(図2参照)。尚、CPU35が本発明の決定手段に相当するものである。
<演算式(1)>
中心心置={Σ(MI)/ΣM}
I:撮像面上における各画素の位置ベクトル
M:各画素のうちサンプル画素は1、そうでない画素は0
サンプル画素とは、撮像信号のうち信号の大きさが所定の基準値以上である出力信号の画素のことである。
次に、位置測定について説明すると、図3に示すように、測定用ワークWを通過した光はその後、位置測定用撮像素子28の撮像面28Aに直接入光する。これにより、撮像面28A上には図4に示すように測定用ワークWの外形に倣ったリング状の光像Mが現れることになる。尚、撮像面28A上には測定用ワークWを透過した光も入光するが、透過光は出力レベルが低く、本実施形態ではサンプル画素として透過光のデータを取り込まないようになっている。
そして、位置測定用撮像素子28からはこの光像Mに応じたディジタル信号列からなる撮像信号SdがCPU35に出力される。その後、CPU35においては、先に述べた演算式(1)に基づいて光像Mの中心位置C1が算出される。そして、得られた光像Mの中心位置C1と撮像面上における基準位置(測定用ワークWに位置ずれがないときの光像Mの中心位置C0)との距離、すなわち測定用ワークWの位置ずれ量xが算出される(図4の(B)参照)。
また、本実施形態においては、角度測定用撮像素子27による角度測定と、位置測定用撮像素子28とを測定タイミングを異ならせるとともに、角度測定と位置測定とでレーザ光源22から出射される光の投光量レベルを変化させている。より具体的に説明すると、光学測定装置21には二つの投光モード(角度測定用投光モード、位置測定用投光モード)が設定されている。このうち、角度測定用投光モードにおいては角度測定用の撮像信号Scが有効化され、位置測定用の撮像信号Sdが無効化される。一方、位置測定用投光モード中においては角度測定用の撮像信号Scが無効化され、位置測定用の撮像信号Sdが有効化される。これにより、時分割で角度・位置の測定を行う(本実施形態では、測定が開始されると、角度測定・位置測定が順次実行されるように制御されている)ことが出来る。
また、メモリ36には各投光モード中の投光レベルを決めるためのデータが書き込まれている。そして、各投光モードが実行される際には、メモリ36から各モードに対応するデータが読み出されるとともに、読み出されたデータに基づいてレーザ光源22から出射される光の投光レベルが決定されるようになっている。
図5に示すように、角度測定用投光モードの投光レベル(投光レベル1)は位置測定用投光モードの投光量レベル(投光レベル2)より小さく設定されている。このような設定とするのは、角度測定は撮像面27A上に正反射光を収束させて測定を行うから、投光レベルが低くても(レーザ光源22からのレーザ光の光量が小さい)撮像素子27からはレベルの大きな撮像信号Scが得られるのに対して、位置測定は撮像面28A上に通過光を収束させずに測定を行うから投光レベルを高く設定してやらないと、撮像素子28からはレベルの大きな撮像信号Sdが得られない。仮に、モードの設定を行わないとすると、角度・位置の測定に拘わらず投光レベルを高いレベル(位置測定の投光レベル)に合せて測定を行うことになる。すると、角度測定用撮像素子27に入光される光のレベルが高くなり過ぎるためエネルギーの飽和が生じ、測定誤差を生ずる。しかし、先に述べたように、角度測定と位置測定をタイミングを異ならせて行えば、角度測定の際の投光レベルの低く押さえてやることが可能となるから、係る測定誤差を排除することが出来る。
(2)レンズ調整部41
光ピックアップ装置10のレンズユニット15には上ケーシング10Aに対する取り付け具16、ひいては測定用ワークWの取り付け角度を調整するためのチルト機構(本発明の第1の調整ステージに相当する)42並びに取り付け位置を調整するための調整ステージ機構(本発明の第2の調整ステージに相当する)44が付設されている。そして、CPU35から制御信号が送られると、ドライバ駆動回路43、45が通電されて両機構42、44に駆動電流が流される。これにより、両機構42、44が駆動して、測定用ワークWの取り付け角度並びに取り付け位置が所望の角度・位置(正規状態)となるように調整されるようになっている。尚、CPU35が本発明の制御手段に相当するものである。
チルト機構42は、例えば対角位置に設けられた2本の螺子(図示せず)より構成される。これら螺子はドライバ駆動回路43からの駆動電流によって回動の停止・駆動が制御されるようになっており、一方側の螺子が回動されるとθX方向(X軸を中心に測定用ワークWを回動させる方向)に測定用ワークWを回動変位させ、他方側の螺子を回動させることでθY方向(Y軸を中心に測定用ワークWを回動させる方向)に測定用ワークWを回動変位させるようになっている。
一方、調整ステージ機構44は例えばX軸方向にスライド可能とされたX軸スライド機構(図示せず)と、Y軸方向にスライド可能とされたY軸スライド機構(図示せず)を上下に重ねて配置している。これら両スライド機構はモータを駆動源としており、モータ駆動用のドライバ駆動回路43からの駆動電流によって停止・駆動が制御される。
尚、こうしたレンズ調整部41を駆動させるためのモータには、サーボモータが使用され、これをフィードバック制御している。これにより、測定用ワークWは光学測定装置21の測定結果に基づいて、所望の正規角度並びに位置となるように自動調整される。
本実施形態の作用・効果について説明する。
光ピックアップレンズをレンズユニット15に組み付けるに先だって、まず、測定用ワークWを代用して、取り付け角度並びに取り付け位置の調整を行う。それには、取り付け具16に対して測定用ワークWを装着しておき、その状態から光学測定装置21を作動させる。すると、CPU35からの投光信号Saをうけて、レーザ光源22から光が出射される。出射された光はコリメートレンズ23により平行光とされた後に、測定用ワークWに向かって照射される。
そして、照射された光のうち測定用ワークW上で正反射した正反射光はその後、収束レンズ25により収束されて角度測定用撮像素子27の撮像面27Aに集光される。そして、角度測定用撮像素子27からは、集光位置に応じたディジタル信号列からなる撮像信号ScがCPU35に出力される。CPU35は撮像信号Scから集光の中心位置R1を算出するとともに、得られた集光の中心位置R1と撮像面27A上における基準位置R0との距離及び方向から測定用ワークWの取り付け角度θ1を算出する(図2参照)。
一方、コリメートレンズ23から照射された平行光のうち測定用ワークWの側方を通過した通過光は位置測定用撮像素子28の撮像面28Aに直接入光され、同撮像面28A上にはリング状の光像Mが形成される。位置測定用撮像素子28からはこの光像Mに応じたディジタル信号列からなる撮像信号SdがCPU35に出力される。その後、CPU35においては、光像Mの中心位置Cが算出される。そして、得られた光像Mの中心位置C1と撮像面上における基準位置C0との距離、すなわち測定用ワークWの位置ずれ量xが算出される。
測定用ワークWの取り付け角度並びに、測定用ワークWの取り付け位置の測定が完了すると、得られた角度・位置情報(θ1、x)に基づいてCPU35はドライバ駆動回路43、45を通電させる。これにより、チルト機構42並びに調整ステージ機構44がそれぞれ駆動され、測定用ワークWの取り付け角度並びに取り付け位置が所望の角度・位置(正規状態)となるように自動調整される。その後、取り付け具16から測定用ワークWを取り外して光ピックアップレンズに組み替えてやる。これにより、光ピックアップレンズをレンズユニット15に対し正規状態で装着することが出来る。
このように本実施形態によれば、共通のレーザ光源22から投光された光により、測定用ワークWの取り付け角度並びに位置を測定できるから、位置測定用の投光手段を別に設ける構成のものや、外部カメラ等の専用器具を別に設ける構成のものと比べて構造が簡便であり、光学測定装置21が大型化することがない。また、位置測定は光学部品の側方を通過した光によって行うから、反射等による光の減衰が少なく、測定精度が高まる。
<実施形態2>
実施形態2について図6ないし図10を参照して説明する。
実施形態2は、実施形態1の光学測定装置21に測定用ワークWの距離dを測定するための構成が付加されたものである。尚、測定用ワークWの距離dとは測定用ワークWの光軸L1に沿う方向であって、図6におけるZ軸方向に沿う変位である。以下、実施形態1と同一の構成に付いては同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
符号52は距離測定用レーザ光源(本発明の距離測定用の投光手段に相当する)、57は2次元CCDからなる距離測定用撮像素子である。距離測定用レーザ光源52は角度測定用レーザ光源22とは異なる波長の光を出射するようになっており、例えば、距離測定用レーザ光源52からは波長λ2のレーザ光が出射され、角度測定用レーザ光源22からは波長λ1のレーザ光が出射される。尚、以下の説明において、レーザ光源22から出射された光を角度光Laとし、レーザ光源52から出射された光を距離光Lbとする。
符号55、56はダイクロイックミラーであって、共に波長がλ2の光を反射し、それ以外の波長の光を透過させるようになっている。これにより、両レーザ光源22、52から出射された光はダイクロイックミラー55によって合流された後、ビームスプリッタ24に向かい、そこで測定用ワークWに向けて照射される。図6に示すように、測定用ワークWに照射されたレーザ光のスポット径は角度測定用レーザ光源22から出射されたレーザ光よりも距離測定用レーザ光源52から出射されたレーザ光のほうが小さくされており、かつ、距離測定用レーザ光源52からのレーザ光は角度測定用レーザ光源22からのレーザ光の照射範囲内に照射されるようになっている。
一方、ダイクロイックミラー56は光分岐用であって、測定用ワークWによって反射された正反射光のうち波長がλ1のものはダイクロイックミラー56を透過して角度測定用撮像素子27に入光し、波長がλ2のものはダイクロイックミラー56で反射した後、距離測定用撮像素子57に入光する。
また、実施形態1ではレーザ光源22とビームスプリッタ24との間にコリメートレンズ23を配し、ビームスプリッタ24と角度測定用撮像素子27との間に収束レンズ25を配したが、本実施形態においてはビームスプリッタ24と測定用ワークWとの間にコリメートレンズ53を配置している。このような配置とすることで、両レーザ光源22、52から出射された光を平行光に変換する機能と、測定用ワークWで正反射された光を収束させる機能の両機能をコリメートレンズ53が兼用する構成となる。尚、符号52Aはレーザ駆動回路であって,CPU35からの投光信号Sbに基づいてそれぞれのレーザ光源52に駆動電流を供給するよう機能する。
また、距離測定用撮像素子57は距離光Lbが焦点を結ぶ位置より光の進行方向に関して後方(図6における左側)に配置されている。このように距離測定用撮像素子57の撮像面57Aを焦点位置Fに一致させなかったのは、焦点位置Fから距離測定用撮像素子57をずらして配置しておけば、測定用ワークWの距離に応じて焦点位置Fに至るまでの光路が変化するので距離の変動に応じて光像が異なる位置に形成されることとなる。そのため、光像の中心位置間の距離(P0、P1間の距離)に基づいて測定用ワークWの距離dが算出できるからである(図7、図8参照)。尚、撮像面57A上に形成される光像の中心位置を算出する場合には実施形態1と同様に演算式(1)に基づいて行えばよいが、測定用ワークWの取り付け角度に傾きがある場合には、その傾き(角度測定用撮像素子27から得られる角度情報)に基づいて光像位置の補正を行う必要がある。これは、図9に示すように、測定用ワークWが同じ距離dにあった場合であっても取り付け角度に応じて距離光Lbの光路が変わってしまうためである。
ところで、図7に示すように、角度光Laは測定用ワークWの照射面Waに対してほぼ直角に照射されるのに対して、距離光Lbは測定用ワークWの照射面Waに対して角度θ傾いた状態で照射される。本発明の前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品に向かう光の光路が前記光学部品の照射面に対して傾いている構成に相当する。
このように、距離光Lbを測定用ワークWの照射面Waに対して角度θ傾いた状態で照射させるのは距離光Lbに平行光を使用することで距離測定の測定精度の向上を図るためである。というのも、距離測定は発散光を使用しても可能であって、この場合には必ずしも測定用ワークWの照射面Waに対して距離光Lbを傾けた状態で照射させる必要はない。しかし、発散光の場合には、距離測定用撮像素子57から出力される撮像信号Seのレベルが平行光を使用する場合に比べて低くなり、測定の誤差を生ずる要因となる。また、本実施形態において照射面Waに対する距離光Lbの角度θは、角度測定用撮像素子27に距離光Lbが入光したとしても、角度測定に影響を与えないような角度設定とされている。
尚、実施形態2において、測定用ワークWの位置測定は実施形態1と同様に、位置測定用撮像素子28から出力される撮像信号Sdに基づいて算出されるようになっている。
次に、CPU35の処理について説明する。
CPU35は投光信号Sa,Sbを同時に送信して両レーザ光源22、52から光を同時に出射させるとともに、これと同期して角度測定用撮像素子27からの撮像信号Scと距離測定用撮像素子57からの撮像信号Seを受け取るようになっている。これにより、測定用ワークWの角度測定と距離測定を同時に行うこととしている。このように、角度・距離を同時測定するのは、先に述べたように距離の算出は角度情報に基づいて補正を行う必要があるから、角度と距離を測定タイミングを異ならせて行うと、距離測定に関し測定誤差を生む要因となるからである。一方、位置測定に関しては実施形態1と同様に角度測定とは時分割で行われるようになっている(図10参照)。当然のことではあるが、位置測定の際には、距離測定用レーザ光源52から光は出射されないように制御されている。これにより、距離光Lbが位置測定用撮像素子28に入光することがなくなるため、光の干渉による測定誤差が排除される。
次に、レンズ調整部51について説明する。
実施形態1において、調整ステージ機構44はX軸方向にスライド可能とされたX軸スライド機構と、Y軸方向にスライド可能とされたY軸スライド機構を上下に重ねて配置したが、本実施形態において調整ステージ機構58は実施形態1の構成に加えて、Z軸に沿って測定用ワークWを昇降させるハイト機構(例えば、互いに螺合するボール螺子とナットにより構成)を付設していており、モータ駆動用のドライバ駆動回路59によって停止・駆動が制御されるようになっている。尚、ハイト機構が本発明の第3の調整ステージに相当するものである。
続いて、本実施形態の作用・効果について説明する。
角度測定用レーザ光源22及び距離測定用レーザ光源52から出射された光はダイクロイックミラー55で合流された後、ビームスプリッタ24で図示下方に反射される。その後、コリメートレンズ53によって平行光に変えられた後測定用ワークW上に照射され、そこで反射する。測定用ワークW上で反射した正反射光はコリメートレンズ53によって収束光に変えられた後、ダイクロイックミラー56に至る。そして、距離光Lbはダイクロイックミラー56で反射した後、距離測定用撮像素子57に入光され、角度光Laはダイクロイックミラー56を透過した後、角度測定用撮像素子27に入光される。
そして、角度光Laの集光位置に基づいて測定用ワークWの取り付け角度が算出され、取り付け角度並びに距離光Lbの光像の中心位置に基づいて測定用ワークWの距離dが算出される。
一方、測定用ワークWに照射された平行光のうち測定用ワークWの側方を通過した通過光Lcは位置測定用撮像素子28に入光される。そして、通過光Lcの光像の中心位置に基づいて測定用ワークWの位置が算出される。そして、測定用ワークWの取り付け角度並びに、位置・距離の測定が完了すると、得られた角度・位置・距離情報に基づいてCPU35はドライバ駆動回路43、59を通電させる。これにより、チルト機構42並びに調整ステージ機構58がそれぞれ駆動し、測定用ワークWの取り付け角度・位置・距離が所望の角度・位置・距離(正規状態)となるように自動調整される。
このように、本実施形態によれば、測定用ワークWの取り付け角度並びに位置に加えて、距離も測定・調整することが出来る。
また、距離の測定は距離光Lbを収束させる測定方法の他に、距離光Lbを収束させないで行う測定方法も可能であるが、この場合には距離dの変位が大きくなると距離光Lbの光路が大きく変わるため距離測定用撮像素子57が大型化する嫌いがあるが、上記構成であれば距離測定用撮像素子57が大型化することもない。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図11を参照して説明する。
実施形態2では距離光Lbをダイクロイックミラー56で反射させた後、距離測定用撮像素子57に直接入光させたが、本実施形態ではダイクロイックミラー56と距離測定用撮像素子57との間に発散レンズ61を配置している。このような構成とすることで、撮像面57A上には発散レンズ61を配置しない場合に比べて大きな光像が形成される。このように光像が大きく形成されれば、光像の中心位置を正確に算出することが可能となり、結果として高精度な距離測定が可能となる。尚、距離光Lbは発散レンズ61のうち周縁部分に照射させることが好ましい。これは、レンズの中心部分よりも周縁部分の方が収差が大きいから距離光Lbがより一層発散されるからである。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図12を参照して説明する。
本実施形態と実施形態2との相違点は、ビームスプリッタ24に代わってS偏光を反射しP偏光を透過させる偏光ビームスプリッタ64を配し、さらに、この偏光ビームスプリッタ64と測定用ワークWとの間に1/4波長板65を設け、両レーザ光源22、52からは同じ偏光方向(本実施形態ではS偏光)の偏光光を出射可能としてある。
また、レーザ光を平行光にするためのレンズ(コリメートレンズ23、67)と測定用ワークWで正反射した角度光La並びに距離光Lbを収束させるためのレンズ(収束レンズ25)とを個別に設けている(実施形態1と同様の構成)。
両レーザ光源22、52からのレーザ光はダイクロイックミラー55で合流された後、偏光ビームスプリッタ64に照射される。両レーザ光は共にS偏光であるため偏光ビームスプリッタ64で反射して1/4波長板65に向かう。レーザ光(S偏光波)は1/4波長板65を透過することで円偏光に変えられて測定用ワークWに照射される。測定用ワークWからの正反射光は円偏光のまま1/4波長板65を透過する。このときに円偏光からP偏光に変えられ、これによって偏光ビームスプリッタ64を透過する。その後、偏光ビームスプリッタ64を透過した光は、ダイクロイックミラー56によって分岐されて波長がλ1の角度光Laは角度測定用撮像素子27に入光し、波長がλ2の距離光Lbは距離測定用撮像素子57に入光する。
本実施形態のような構成とすることで光学的な損失を低減することが可能となり、S/N比を向上させることができる。また、レーザ光源22,52から出射される光は直線偏光であるから、直線偏光を出射させるための構成を極めて簡略化(例えば、フィルター等を設ける必要がない)することができる。また、上記構成の光学測定装置によって鏡面体の光学部品(例えば、ハーフミラーや全反射ミラー)を測定すると、更に、SN比を向上させることが可能となる。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図13を参照して説明する。実施形態2では、距離測定用レーザ光源52から出射された光をビームスプリッタ24で反射させるとともに、その正反射光を測定用ワークW上に照射させた。そして、測定用ワークWで正反射した距離光Lbを今度はダイクロイックミラー56で再び反射させ、距離測定用撮像素子57に入光させたが、実施形態5では、距離測定用レーザ光源52から照射された光を測定用ワークWに直接入光させ、更に、測定用ワークW上で反射された距離光Lbを距離測定用撮像素子57に直接入光させている。尚、レンズ81、82はレーザ光源52から出射された光を平行光にするためのコリメートレンズ並びに、測定用ワークWで正反射した距離光Lbを収束させるための収束レンズである。
このように、距離光Lbに関し、距離測定用レーザ光源52から距離測定用撮像素子57に至るまでの間での反射回数を少なくすることで光の減衰が最低限に押さえられるから反射を数回繰り返す場合に比較して、距離測定用撮像素子57からは出力値の大きな撮像信号Sdが得られる。また、上記構成とすることで、ダイクロイックミラー55、56を廃止することが出来る。
<実施形態6>
次に、本発明の実施形態6を図14を参照して説明する。本実施形態は実施形態5に対して反射ミラー(本発明の距離用分岐手段に相当する)91を追加している。反射ミラー91は測定用ワークWで反射された距離光Lbの光路をビームスプリッタ24に向かう光路に変えている。これにより、距離光Lbは角度測定用撮像素子27に入光され、撮像面27A上に距離光Lbの光像が形成される。そして、角度測定用撮像素子27からは光像に応じた撮像信号Seが出力され、これに基づいて測定用ワークWの距離が算出されるようになっている。
このような構成とすることで、距離測定用撮像素子57を廃止することが出来るから部品点数が削減され、装置の簡素を図ることが可能となる。
尚、角度光Laと距離光Lbを同一の撮像素子に入光させる場合には、距離光の投光と、角度光の投光をタイミングを異ならせて行う必要がある。この場合の測定パターンとしては、図15の(A)に示すように、角度測定・距離測定・位置測定を1サイクルとして測定を行えばよいが、この場合にはレーザ光源22、52の投光パターンがレーザ光源22においては、ON→OFF→ON→ON・・となる。一方、レーザ光源52においてはこれとは反対の投光パターンとなり、やや制御が複雑になる。
そこで、制御の単純化を図る場合には、図15の(B)に示すように測定サイクル中に休止を設けてやればよい。このような測定サイクルであれば投光パターンは、両レーザ光源22、52のいずれもON・OFFを交互に繰り返す単純な投光パターンとなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では測定用ワークWの位置測定を測定用ワークWの側方を通過した通過光に基づいて算出したが、測定用ワークWに遮られずに進んだ光であれば測定が可能であり、例えば、測定用ワークWを透過した光に基づいて位置測定を行ってもよい。
(2)実施形態2では、測定用ワークWの照射面Wa上において距離測定用のレーザ光を角度測定用のレーザ光の照射範囲内に照射させる構成としたが、少なくとも両レーザ光の照射領域Q1、Q2の一部が測定用ワークWの照射面上において重なっていればよい(図17参照)。係る構成であれば、距離光と角度光とに重複部分が出来るから測定用ワークWの測定精度が高くなる。
(3)実施形態1ないし実施形態6ではレーザ光源22から出射されるレーザ光を直接コリメートレンズ23に入光させたが、図16の(A)に示すように両間に発散レンズ101並びに、スリット板102を設けてもよい。係る構成とすることで、レーザ光源22から出射された光は発散レンズ101により発散光とされ、この発散光の一部がスリット板102の光通過孔Aを通過してコリメートレンズ23により平行光とされる。従って、レーザ光源22からの光は、光軸付近の光(光束中心部分の光)のみがスリット板101の光通過孔Aを通過してコリメートレンズ23へ入射されるから、光強度分布の偏りを排除できる。
(4)実施形態1ないし実施形態6ではレーザ光源22から出射されるレーザ光を直接コリメートレンズ23に入光させたが、図16の(B)に示すように両間に集光レンズ111、ホログラフィックディフューザー112及びスリット板113を設けてもよい。係る構成とすることで、レーザ光源22からの光は一旦集光レンズ111にて収束された後、ホログラフィックディフューザー112の入射面に入射される。その後、ホログラフィックディフューザー112を通過して拡散した光がスリット板73を通過し、コリメートレンズ23により平行光とされる。
(5)実施形態1ないし実施形態6では測定用ワークWの角度、位置等の測定及び、その測定結果に基づいて測定用ワークWの位置等の調整を行うこととしたが、角度、位置等の測定や調整を行う対象物としては、測定用ワークWに限らず、他の光学部品(例えば、単なるミラーやガラス板)であってもよい。
(6)実施形態1ないし実施形態6では取り付け角度・位置・距離等を測定する際に測定用ワークW(部分透過ガラス)を代用させたが、光ピックアップレンズ120を直接測定してもよい。この場合に誤差無く測定を行うためには、図18に示すように距離光並びに角度光を光ピックアップレンズ120の平坦部分(外周に設けられる環状突縁部121)に照射してやればよい。
実施形態1に係る光ピックアップレンズ調整装置の全体構成を示す図 角度光が角度測定用撮像素子に入光する様子を示す図 通過光が位置測定用撮像素子に入光する様子を示す図 光像を示す図 角度測定用・位置測定用投光モードの投光レベルを示す図 実施形態2に係る光ピックアップレンズ調整装置の全体構成を示す図 距離光が距離測定用撮像素子に入光する様子を示す図 測定用ワークWが距離dの位置にある場合の距離光の光路を示す図 測定用ワークWが傾いた状態にある場合の距離光の光路を示す図 角度と距離を同時測定した場合の、レーザ光源の投光パターンを示す図 実施形態3に係る光ピックアップレンズ調整装置の全体構成を示す図 実施形態4に係る光ピックアップレンズ調整装置の全体構成を示す図 実施形態5に係る光ピックアップレンズ調整装置の全体構成を示す図 実施形態6に係る光ピックアップレンズ調整装置の全体構成を示す図 測定サイクルとレーザ光源の投光パターンを示す図 他の実施例における投光手段の構成を示す図 角度用のレーザ光の照射領域と距離用のレーザ光の照射領域の一部が重なった状態を示す図 被測定対象物が光ピックアップレンズである場合の光の照射位置を示す図 従来例を示す図
符号の説明
22…角度測定用レーザ光源
23…コリメートレンズ
24…ビームスプリッタ(分岐手段)
25…収束レンズ
27…角度測定用撮像素子
28…位置測定用撮像素子
35…CPU
W…測定用ワーク

Claims (22)

  1. 光学部品に光を照射し、その反射光に基づいて前記光学部品の取り付け角度を測定する光学測定装置であって、
    光を出射する角度測定用の投光手段と、
    前記投光手段から出射された光を平行光にし、この平行光の照射領域内に収まる大きさの前記光学部品に前記平行光を照射するコリメートレンズと、
    このコリメートレンズから照射されて前記光学部品上で正反射した正反射光を前記投光手段とは異なる方向に分岐させる分岐手段と、
    前記光学部品上で反射された正反射光を収束させる収束レンズと、
    前記収束レンズによって収束された収束光が入光される撮像面を有する角度測定用撮像手段と、
    前記コリメートレンズから照射されて前記光学部品によって遮られずに進んだ平行光が入光される撮像面を有する位置測定用撮像手段と、
    前記角度測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光学部品の取り付け角度を決定するとともに、前記位置測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光学部品の光軸と直交する方向に関する位置を決定する決定手段と、を備えていることを特徴とする光学測定装置。
  2. 前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、
    前記角度測定用の投光手段から出射される光の光量の大小を決定する投光量設定手段を備えるとともに、この投光量設定手段には、角度測定用投光モードとこの角度測定用投光モードより投光量の大きな位置測定用投光モードが設けられていることを特徴とする請求項1記載の光学測定装置。
  3. 前記光学部品に光を出射する距離測定用の投光手段と、
    前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品上で反射した反射光が入光される撮像面を有する距離測定用撮像手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学測定装置。
  4. 前記距離測定用の投光手段は平行光を出射するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の光学測定装置。
  5. 前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品に向かう光の光路が前記光学部品の照射面に対して傾いていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光学測定装置。
  6. 前記光学部品上で反射した距離測定用の正反射光を収束させる距離測定用収束レンズを備え、この距離測定用収束レンズを通った収束光を前記距離測定用撮像手段に入光させるように構成されるとともに、
    前記距離測定用撮像手段は前記距離測定用収束レンズを通った収束光が焦点を結ぶ位置よりも同収束光の進行方向に関し前・後方に位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の光学測定装置。
  7. 前記角度測定用の投光手段と前記距離測定用の投光手段とから光を同時に出射して前記光学部品の角度測定並びに距離測定を同時に行うよう構成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項6に記載の光学測定装置。
  8. 前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、
    前記位置測定の際には、前記距離測定用の投光手段からの投光を停止させるよう構成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項7に記載の光学測定装置。
  9. 前記光学部品が鏡面体であるものにおいて、
    前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされ、
    前記分岐手段は偏光ビームスプリッタよりなり、更に、前記偏光ビームスプリッタと前記光学部品との間に1/4波長板が配されていることを特徴とする請求項3ないし請求項8のいずれかに記載の光学測定装置。
  10. 前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされたレーザ光源であることを特徴とする請求項9に記載の光学測定装置。
  11. 前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記距離測定用撮像手段による距離測定を測定タイミングを異ならせて行うものにおいて、
    前記距離測定用の投光手段から出射され前記光学部品上で反射した反射光が前記角度測定用撮像手段に照射されるように同反射光を分岐させる距離用分岐手段を備えていることを特徴とする請求項3ないし請求項6に記載の光学測定装置。
  12. 光源からの光を収束して外部に出射させる光ピックアップレンズに光を照射し、その反射光に基づいて前記光ピックアップレンズの取り付け角度を測定する光学測定装置と、この光学測定装置による測定結果に基づいて前記光ピックアップレンズの取り付け角度を調整するレンズ調整部とを備えた光ピックアップレンズ調整装置であって、
    前記レンズ調整部は前記光ピックアップレンズの取り付け角度を調整可能な第1の調整ステージと、
    前記光ピックアップレンズの光軸と直交する方向に関する位置を調整可能な第2の調整ステージと、
    前記両調整ステージを駆動制御する制御手段とを備えてなり、
    前記光学測定装置は、
    光を出射する角度測定用の投光手段と、
    前記投光手段から出射された光を平行光にして、この平行光の照射領域内に収まる大きさの前記光ピックアップレンズに前記平行光を照射するコリメートレンズと、
    このコリメートレンズから照射されて前記光ピックアップレンズ上で正反射した正反射光を前記投光手段とは異なる方向に分岐させる分岐手段と、
    前記光ピックアップレンズ上で反射された正反射光を収束させる収束レンズと、
    前記収束レンズによって収束された収束光が入光される撮像面を有する角度測定用撮像手段と、
    前記コリメートレンズから照射されて前記光ピックアップレンズに遮られずに進んだ平行光が入光される撮像面を有する位置測定用撮像手段と、
    前記角度測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光ピックアップレンズの取り付け角度を決定するとともに、前記位置測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光ピックアップレンズの光軸と直交する方向に関する位置を決定する決定手段とを備え、
    前記制御手段は前記決定手段より得られた光ピックアップレンズの角度・位置情報に基づいて前記両ステージを駆動させて前記光ピックアップレンズを正規の傾き及び位置に調整することを特徴とする光ピックアップレンズ調整装置。
  13. 前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、
    前記角度測定用の投光手段から出射される光の光量の大小を決定する投光量設定手段を備えるとともに、この投光量設定手段には、角度測定用投光モードとこの角度測定用投光モードより投光量の大きな位置測定用投光モードが設けられていることを特徴とする請求項12記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  14. 前記レンズ調整部は前記光ピックアップレンズの距離を調整可能な第3の調整ステージを備えるとともに、
    前記光学測定装置は前記光ピックアップレンズに光を出射する距離測定用の投光手段と、
    前記距離測定用の投光手段から出射され前記光ピックアップレンズ上で反射した反射光が入光される撮像面を有する距離測定用撮像手段とを備え、
    前記決定手段は前記距離測定用撮像手段の撮像面における入光位置に基づいて前記光ピックアップレンズの距離を決定するとともに、
    前記制御手段は前記決定手段より得られた光ピックアップレンズの距離情報に基づいて前記第3の調整ステージを駆動させて前記光ピックアップレンズの距離調整を行うよう構成されていることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  15. 前記距離測定用の投光手段は平行光を出射するように構成されていることを特徴とする請求項12ないし請求項14に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  16. 前記距離測定用の投光手段から出射され前記光ピックアップレンズに向かう光の光路が前記光ピックアップレンズの照射面に対して傾いていることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  17. 前記光ピックアップレンズ上で反射した距離測定用の正反射光を収束させる距離測定用収束レンズを備え、この距離測定用収束レンズを通った収束光を前記距離測定用撮像手段に入光させるように構成されるとともに、
    前記距離測定用撮像手段は前記距離測定用収束レンズを通った収束光が焦点を結ぶ位置よりも同収束光の進行方向に関し前・後方に位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  18. 前記角度測定用の投光手段と前記距離測定用の投光手段とから光を同時に出射して前記光ピックアップレンズの角度測定並びに距離測定を同時に行うよう構成されていることを特徴とする請求項14ないし請求項17に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  19. 前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記位置測定用撮像手段による位置測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、
    前記位置測定の際には、前記距離測定用の投光手段からの投光を停止させるよう構成されていることを特徴とする請求項14ないし請求項18に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  20. 前記光ピックアップレンズが鏡面体であるものにおいて、
    前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされ、
    前記分岐手段は偏光ビームスプリッタよりなり、更に、前記偏光ビームスプリッタと前記光ピックアップレンズとの間に1/4波長板が配されていることを特徴とする請求項14ないし請求項19に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  21. 前記角度測定用の投光手段と距離測定用の投光手段とは同じ偏光方向の偏光光を出射可能とされたレーザ光源であることを特徴とする請求項20に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
  22. 前記角度測定用撮像手段による角度測定と、前記距離測定用撮像手段による距離測定を測定タイミングを異ならせて行う構成であり、
    前記距離測定用の投光手段から出射され前記光ピックアップレンズで反射した反射光が前記角度測定用撮像手段に照射されるように同反射光を分岐させる距離用分岐手段を備えていることを特徴とする請求項14ないし請求項17に記載の光ピックアップレンズ調整装置。
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