JP2015004600A - 偏芯測定装置、偏芯測定方法およびレンズの製造方法 - Google Patents

偏芯測定装置、偏芯測定方法およびレンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象面以外の面からの反射光の影響を抑え、偏芯測定の精度を向上させることができる偏芯測定装置および偏芯測定方法を提供する。【解決手段】光学レンズ5の測定対象面5aに照明光を照射する照明光学系10と、測定対象面5aからの反射光を集光面31に集光する集光光学系20と、集光面31に集光された集光光を検出する光位置センサー30と、集光面31における集光光の位置に基づいて測定対象面5aの偏芯量を測定する演算処理部35とを備える。そして、照明光学系10は、測定対象の光学レンズ5の近軸焦点位置Fを通り当該光学レンズ5の光軸Aに直交する近軸焦点面FPにおける近軸焦点位置Fと異なる位置に集光するように照明光を照射するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、光学機器に用いられる光学素子等の偏芯量を測定する偏芯測定装置および偏
芯測定方法に関する。また、この偏芯測定装置を用いたレンズの製造方法に関する。
従来の偏芯測定装置として、光源から射出された光(照明光)をフォーカスレンズ系に
よって測定対象物である光学素子の測定対象面の近軸曲率中心位置に集光させ、測定対象
面において反射した光(測定光)をフォーカスレンズ系を介して集光レンズにより光位置
センサー(PSD:Position Sensitive Detector)に集光させる構成の装置が知られている
。このような偏芯測定装置では、測定対象面を光軸中心に回転させ、光位置センサーによ
って検出した測定光(スポット像)の振れ量から測定光の角度振れを検出し、測定対象物
の偏芯量を算出するように構成されている。また、従来の偏芯測定装置として、照明光を
フォーカスレンズ系によって測定対象面の近軸焦点位置に集光させ、測定対象面において
反射して平行光となった測定光を集光レンズによって光位置センサーに集光させる構成の
装置も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000‐205998号公報
ところで、測定対象が複数のレンズからなるレンズ系の場合、測定対象面以外に、他の
レンズの光学面も光を反射する。そのため、照明光を測定対象面の近軸曲率中心位置もし
くは近軸焦点位置に集光させる場合に、測定対象面の近軸曲率中心もしくは近軸焦点の近
傍位置に他のレンズの近軸曲率中心もしくは近軸焦点が位置すると、他のレンズの光学面
から反射した光もほぼ光位置センサーに集光されるため、偏芯測定に悪影響を与えるとい
う問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みたものであり、測定対象面以外の面からの反射光の影響
を抑え、偏芯測定の精度を向上させることができる偏芯測定装置および偏芯測定方法を提
供することを目的とする。また、この偏芯測定装置を用いたレンズの製造方法を提供する
ことを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明に係る偏芯測定装置は、光学素子の測定対象面
に照明光を照射する照明部と、前記照明光が照射された前記測定対象面からの反射光を所
定の集光面に集光する集光部と、前記集光面に集光された集光光を検出する検出部と、前
記検出部により検出された前記集光面における前記集光光の位置に基づいて前記測定対象
面の偏芯量を測定する測定部とを備える。そして、前記照明部は、前記光学素子の近軸焦
点位置を通り前記光学素子の光軸に直交する近軸焦点面における前記近軸焦点位置と異な
る位置に集光するように前記照明光を照射するように構成される。
また、本発明に係る偏芯測定方法は、光学素子の近軸焦点位置を通り前記光学素子の光
軸に直交する近軸焦点面における前記近軸焦点位置と異なる位置に集光するように照明光
を照射する照明工程と、前記照明光が照射された前記光学素子の測定対象面からの反射光
を所定の集光面に集光する集光工程と、前記集光面に集光された集光光を検出する検出工
程と、前記検出工程において検出された前記集光面における前記集光光の位置に基づいて
前記測定対象面の偏芯量を測定する測定工程とを備えて構成される。
また、本発明に係るレンズの製造方法は、上記構成の偏芯測定装置を用いて被検レンズ
の偏芯量を測定する測定工程と、前記偏芯量の測定結果に基づいて、前記偏芯量が許容値
内となるように前記被検レンズの偏芯調整を行う調整工程とを備えて構成される。
本発明によれば、測定対象面以外の面からの反射光の影響を抑え、偏芯測定の精度を向
上させることができる。
本実施形態の偏芯測定装置の構成図である。 本実施形態の偏芯測定方法を示すフローチャートである。 測定対象面および他の光学面における照明光および反射光について説明する光線図である。 本実施形態のレンズの製造方法を示すフローチャートである。 照明光を図3と異なる方向から測定対象面および他の光学面に照射した場合について説明する光線図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係る偏芯測定
装置1は、図1に示すように、測定対象物である光学レンズ5の測定対象面5aに照明光
を照射する照明光学系10と、測定対象面5aからの反射光を集光面31上に集光させる
集光光学系20と、集光面31に集光された集光光(スポット光)の集光面31上の位置
を検出する光位置センサー30と、光位置センサー30からの検出信号に基づいて光学レ
ンズ5の偏芯量を測定する演算処理部35とを有して構成される。
測定対象である光学レンズ5は、複数のレンズから構成されるレンズ系のうちの一枚で
あり、光学レンズ5における一方の光学面が測定対象面5aとなる。光学レンズ5は、レ
ンズの光軸Aが照明光学系10の光軸Bと重ならないように配置され、高精度の回転台(
図示せず)上に載置されている。この回転台により光学レンズ5はレンズの光軸Aを中心
に回転可能となっている。本実施形態では、光学レンズ5の光軸A(以下、レンズ光軸A
と称する)と照明光学系10の光軸B(以下、照明光軸Bと称する)とが平行となるよう
に配置されている。
なお、光学レンズ5は、図1では測定対象面5aだけを図示しているが、実際には測定
対象面5aの反対側の光学面も有している。そのため、測定対象面5aに照射された照明
光は、測定対象面5aに入射する時および反対側の光学面から射出する時にそれぞれ屈折
され、当該レンズ系を構成する他のレンズ6の光学面6aに入射する。従って、実際には
レンズの屈折を考えて光線追跡の計算を行い、偏芯測定が行われる。しかしながら、以下
においては、説明の容易化のため、光学レンズ5および他のレンズ6における一方の光学
面5a,6aだけを取り出して原理説明を行う。
照明光学系10は、直線偏光(P偏光)を射出する光源11と、光源11から射出され
た照明光を平行光に変換するコリメータレンズ系12と、コリメータレンズ系12を透過
した照明光(平行光)を集光させるフォーカスレンズ系14と、フォーカスレンズ系14
によって集光された照明光が入射する位置に設けられた偏光ビームスプリッター13と、
偏光ビームスプリッター13を透過した照明光が入射する位置に設けられた1/4波長板
15と、照明光学系10全体を移動させて光学レンズ5の測定対象面5aに対する照明光
の照射方向および照射位置を変更させる照明光学系駆動装置18とを有し、1/4波長板
15を透過した照明光が測定対象面5aに入射するように構成される。
照明光学系10は、レンズ5の光軸Aと重ならない方向(一致しない方向)から照明光
を光学レンズ5の測定対象面5aに入射させるように構成されている。本実施形態では、
レンズ光軸Aから所定距離だけ離れ、且つレンズ光軸Aと照明光軸Bとが平行となるよう
に照明光を測定対象面5aに入射させるように構成されている。
フォーカスレンズ系14は、レンズ間隔を変化させることにより、照明光の集光点の位
置(集光位置)を照明光学系10の光軸Bに沿って移動調整することが可能に構成されて
いる。偏光ビームスプリッター13は、光源11から射出された照明光であるP偏光(振
動方向が入射面内に含まれる直線偏光)を透過させ、P偏光と振動方向が直交するS偏光
を反射させる光学素子である。
光源11から射出された照明光(P偏光)は、コリメータレンズ系12を透過して平行
光となり、フォーカスレンズ系14によって集光され、偏光ビームスプリッター13に入
射する。このとき、フォーカスレンズ系14のレンズ間隔が調整され、光学レンズ5の近
軸焦点位置Fを通り光学レンズ5の光軸Aに直交する近軸焦点面FPにおける近軸焦点位
置Fと異なる位置(以下、集光位置Gと称する)に照明光が集光される。
偏光ビームスプリッター13を透過した照明光は、1/4波長板15を透過した後に光
学レンズ5の測定対象面5aに照射される。照明光が照射された測定対象面5aで反射し
た光(以下、測定光と称する)は、1/4波長板15を透過して偏光ビームスプリッター
13に入射する。このとき、光源11から射出された照明光は、P偏光として偏光ビーム
スプリッター13を透過し、測定対象面5aで反射して偏光ビームスプリッター13に戻
るまでに、1/4波長板15を2回通過するので、偏光ビームスプリッター13に入射す
る測定光はS偏光となる。そのため、測定光は、偏光ビームスプリッター13で反射して
集光光学系20に入射する。なお、偏光ビームスプリッター13は、測定対象面5aで反
射された測定光が入射する位置に設けられている。
集光光学系20は、偏光ビームスプリッター13で反射された測定光を集光面31上に
集光させる集光レンズ21と、集光レンズ21と集光面31の間に設けられたハービング
22と、ハービング22を測定光の光軸C(以下、測定光軸Cと称する)に対して傾斜さ
せるハービング駆動装置23とを有して構成される。集光レンズ21は、図1において1
枚の光学レンズとして図示しているが、実際には複数枚の光学レンズによって構成されて
いてもよい。ハービング22は、光学ガラスを用いた平行平板であり、入射した測定光を
屈折させる光学素子である。ハービング駆動装置23は、ハービング22の測定光軸Cに
対しての傾きを制御して測定光を屈折させる量を制御することにより、集光面31におけ
る測定光の集光位置を変更させることが可能に構成されている。
偏光ビームスプリッター13で反射された測定光(S偏光)は、集光レンズ21および
ハービング22を透過して光位置センサー30の検出部に設けられた集光面31に集光さ
れる。ハービング22と集光面31の間には、集光面31に入射する測定光を制限する開
口絞り25が設けられている。開口絞り25は、絞り駆動装置26の駆動により集光面3
1に沿った方向(測定光軸Cに直交する方向)に移動可能に構成されている。
光位置センサー30は、集光光学系20(集光レンズ21)により集光面31に集光さ
れた測定光(スポット像)を検出する。光位置センサー30は、光位置センサー30の検
出部、すなわち集光面31に集光された測定光の位置(重心位置)を検出可能であり、そ
の検出信号を演算処理部35へ出力する。演算処理部35は、光位置センサー30により
検出された集光面31における測定光の位置に基づいて、測定対象物である光学レンズ5
の偏芯量を測定する。光学レンズ5の偏芯測定を行うときには、図示しない回転台に載置
された光学レンズ5回転させる。そうすると、光位置センサー30において集光面31に
おける測定光(スポット重心)のリサージュ(軌跡)が検出され、そのリサージュ半径を
演算処理部35が測定することで光学レンズ5(測定対象面5a)の偏芯量を求めること
ができる。
以上のように構成される偏芯測定装置1を用いた偏芯測定方法について、図2のフロー
チャートをも参照しながら説明する。まず、照明光学系10により測定対象となる光学レ
ンズ5の測定対象面5aに照明光を照射する(ステップS101)。この照明工程におい
て、フォーカスレンズ系14のレンズ間隔を駆動調整し、照明光が測定対象面5aの近軸
焦点面FPにおける近軸焦点位置Fと異なる位置(集光位置G)に集光するように照明光
を照射する。このような状態において、光源11から射出された照明光は、コリメータレ
ンズ系12を透過して平行光となり、フォーカスレンズ系14によって近軸焦点面FP上
の集光位置Gに向けて集光され、偏光ビームスプリッター13および1/4波長板15を
透過して測定対象面5aに照射される。
上記照明工程において、照明光学系駆動装置18を駆動して照明光学系10全体を移動
させることにより測定対象面5aに対する照射方向および照射位置を変更させることが可
能である。さらにフォーカスレンズ系14のレンズ間隔を駆動調整することにより照明光
の集光位置Gを近軸焦点面FP内において変更させることが可能である。このような集光
位置Gの変更は、例えば、測定対象面で反射した測定光を集光光学系20により光位置セ
ンサー30の集光面31に集光させることができるように、当該測定対象面の曲率半径等
に応じて変更される。
照明光学系10により照明光が照射された測定対象面5aで反射した光(測定光)は、
照明光が測定対象面5aの近軸焦点面FPに集光するように照射されているため、測定対
象面5aで反射して略平行光となり、偏光ビームスプリッター13で反射して集光光学系
20に入射する。そして、集光光学系20により測定対象面5aで反射した測定光を光位
置センサー30の集光面31に集光する(ステップS102)。この集光工程において、
偏光ビームスプリッター13で反射した測定光は、集光レンズ21により集光され、ハー
ビング22および開口絞り25の開口を通過した後に光位置センサー30の集光面31に
集光される。
上記集光工程において、ハービング駆動装置23を駆動してハービング22の測定光軸
Cに対する傾きを制御して測定光を屈折させる量を制御することにより、光位置センサー
30の集光面31における測定光の集光位置を変更させることが可能である。この測定光
の集光位置の変更制御により、測定対象面5aで反射した測定光を集光面31に確実に集
光させることができる。また、上記集光工程において、絞り駆動装置26を駆動して開口
絞り25を集光面31に沿った方向に移動させることが可能である。この開口絞り25の
移動制御により、別の測定対象面を測定する場合であっても、当該測定対象面で反射した
測定光を通過させて集光面31に到達させる一方、他のレンズの表面で反射した光等は遮
断して集光面31に到達させないようにすることができる。
次に、光位置センサー30により集光面31に集光された測定光(スポット像)を検出
する(ステップS103)。この検出工程において、光位置センサー30は、集光面31
における測定光の位置(重心位置)を検出し、その検出信号を演算処理部35へ出力する
。またこのとき、不図示の回転台により光学レンズ5が回転駆動され、光位置センサー3
0において集光面31における測定光(スポット重心)のリサージュ(軌跡)が検出され
る。
光位置センサー30からの検出信号が演算処理部35に入力されると、演算処理部35
は光位置センサー30により検出された測定光のリサージュの半径を測定し、測定したリ
サージュの半径に基づいて光学レンズ5(測定対象面5a)の偏芯量を求め(ステップS
104)、処理を終了する。
ところで、従来の偏芯測定装置のように、照明光を測定対象面の近軸曲率中心位置もし
くは近軸焦点位置に集光させて偏芯測定を行う場合、測定対象面の近軸曲率中心もしくは
近軸焦点の近傍位置に、測定対象のレンズ系における他のレンズの光学面の近軸曲率中心
もしくは近軸焦点が位置すると、測定対象面を透過して他のレンズの光学面で反射した光
もほぼ光位置センサーに集光される。そのため、他のレンズの光学面で反射した光が測定
対象面の偏芯測定に悪影響を与える。
そこで、本実施形態に係る偏芯測定装置1では、測定対象面5aの近軸焦点面FPにお
ける近軸焦点位置Fと異なる位置(集光位置G)に集光するように照明光を照射するよう
になっている。そのため、図1および図3に示すように、測定対象面5aの近軸焦点位置
Fと他のレンズ6の光学面6aの近軸焦点位置F′が略一致する場合であっても、測定対
象面5aに照射された照明光は、測定対象面5aにおいて光軸Cの方向に反射され、集光
光学系20により光位置センサー30の集光面31に集光されて検出される。一方、測定
対象面5aを透過して他のレンズ6の光学面6aに照射された照明光は、光学面6aにお
いて上記光軸Cと異なる光軸Dの方向(図3において左方に光軸Cよりも大きく傾いた方
向)に反射される。このように、光学面6aで反射された光は、測定対象面5aにおける
反射光(測定光)と異なる方向に反射されるため、集光光学系20により光位置センサー
30の集光面31に集光されて検出されない(集光レンズ21により集光面31に集光さ
れない、もしくは開口絞り25により遮断される)。従って、偏芯測定装置1では、他の
レンズ6の光学面6aで反射された光の影響を抑え、測定対象面5aの偏芯測定の精度を
向上させることができる。
次に、複数のレンズ部品を有するレンズ(レンズ系)の製造方法について、図4に示す
フローチャートを参照しながら説明する。まず、レンズ鏡筒内に複数のレンズ部品を配置
して、レンズ系を組み立てる(ステップS201)。次に、組み立てたレンズ系の偏芯量
を、上述した図1に示す偏芯測定装置1を用いて測定する(ステップS202)。そして
、偏芯量の測定結果に基づいて、当該偏芯量が許容値内となるようにレンズ系の偏芯調整
を行う(ステップS203)。
このような製造方法によれば、上述した偏芯測定装置1を用いて、正確な偏芯量を測定
することができるので、レンズ(レンズ系)の製造品質を向上させることができる。なお
、単レンズの場合にも、同様の製造を行うことができる。すなわち、レンズについては、
複数のレンズ部品からなるレンズ系でも、単レンズでもよい。
なお、上述の実施形態において、開口絞り25を集光面31に沿った方向に移動させる
ことが可能に構成されているが、開口絞り25の開口の大きさを変更させることを可能に
構成してもよい。このように開口の大きさを変更可能に構成することにより、上述の開口
絞り25を移動可能な構成と同様に、別の測定対象面を測定する場合であっても、当該測
定対象面で反射した測定光を通過させて集光面31に到達させる一方、他のレンズの表面
で反射した光等は遮断して集光面31に到達させないようにすることができる。
また、上述の実施形態において、照明光学系10により照明光の光軸Bが光学レンズ5
の光軸Aと平行となるように照明光が測定対象面5aに照射されているが、これに限られ
るものではない。例えば、図5に示すように、照明光の光軸B′が光学レンズ5の光軸A
に対して傾いた方向から照明光が測定対象面5aに照射される場合であっても、測定対象
面5aの近軸焦点面FPにおける近軸焦点位置Fと異なる位置(集光位置G′)に集光す
るように照明光を照射すれば、測定相性面5aで反射された測定光の光軸C′と他のレン
ズ6の光学面6aで反射された光の光軸D′とか異なる方向になる。そのため、上述の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施形態において、照明光学系駆動装置18によって照明光学系10全体
を移動させ、且つフォーカスレンズ系14のレンズ間隔を調整することにより照明光の集
光位置Gを近軸焦点面FP内において変更させることが可能に構成されているが、これに
限られるものではない。例えば、照明光学系駆動装置18に代えて、照明光学系10にお
いてミラーや照明光軸を屈折させる光学素子を備え、これらの光学素子により測定対象面
5aに対する照明光の照射位置および照射方向を変更させ、フォーカスレンズ系14のレ
ンズ間隔を調整することにより照明光の集光位置Gを近軸焦点面FP内において変更させ
ることを可能に構成してもよい。
上述の実施形態において、ハービング22の測定光軸Cに対する傾きを制御して測定光
を屈折させる量を制御することにより、光位置センサー30の集光面31における測定光
の集光位置を変更させることが可能に構成されているが、これに限られるものではない。
例えば、ハービング22に代えてリズレープリズム系やミラー等の光学素子を備える構成
、もしくは光位置センサー30を測定光軸Cに対して移動させる構成としてもよく、この
ような構成により光位置センサー30の集光面31における測定光の集光位置を変更させ
ることを可能に構成してもよい。
1 偏芯測定装置
5 光学レンズ(光学素子)
5a 測定対象面
10 照明光学系(照明部)
20 集光光学系(集光部)
25 開口絞り(絞り部)
30 光位置センサー(検出部)
31 集光面
35 演算処理部(測定部)

Claims (7)

  1. 光学素子の測定対象面に照明光を照射する照明部と、
    前記照明光が照射された前記測定対象面からの反射光を所定の集光面に集光する集光部
    と、
    前記集光面に集光された集光光を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記集光面における前記集光光の位置に基づいて前記測定
    対象面の偏芯量を測定する測定部とを備え、
    前記照明部は、前記光学素子の近軸焦点位置を通り前記光学素子の光軸に直交する近軸
    焦点面における前記近軸焦点位置と異なる位置に集光するように前記照明光を照射するよ
    うに構成されることを特徴とする偏芯測定装置。
  2. 前記照明部は、前記近軸焦点面における前記照明光の集光位置を前記近軸焦点面内にお
    いて変更させることが可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の偏芯測定装置
  3. 前記集光部は、前記集光面における前記集光光の集光位置を前記集光面内において変更
    させることが可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の偏芯測定装置
  4. 前記集光面に入射する前記反射光を制限する絞り部を備え、
    前記絞り部は、前記集光面に沿った方向に移動可能に設けられることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の偏芯測定装置。
  5. 前記集光面に入射する前記反射光を制限する絞り部を備え、
    前記絞り部は、光を透過させる開口の大きさを変更させることが可能に構成されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の偏芯測定装置。
  6. 光学素子の近軸焦点位置を通り前記光学素子の光軸に直交する近軸焦点面における前記
    近軸焦点位置と異なる位置に集光するように照明光を照射する照明工程と、
    前記照明光が照射された前記光学素子の測定対象面からの反射光を所定の集光面に集光
    する集光工程と、
    前記集光面に集光された集光光を検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出された前記集光面における前記集光光の位置に基づいて前記
    測定対象面の偏芯量を測定する測定工程とを備えることを特徴とする偏芯測定方法。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の偏芯測定装置を用いて被検レンズの偏芯量を測定する
    測定工程と、
    前記偏芯量の測定結果に基づいて、前記偏芯量が許容値内となるように前記被検レンズ
    の偏芯調整を行う調整工程とを備えることを特徴とするレンズの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109163888A (zh) * 2018-08-29 2019-01-08 歌尔股份有限公司 光学中心测试方法、装置和设备
JP2021096131A (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 キヤノン株式会社 偏芯計測方法および偏芯計測装置

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