JP4656880B2 - 光ピックアップの出射光測定装置、及び調整方法 - Google Patents

光ピックアップの出射光測定装置、及び調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ピックアップの特性を測定する出射光測定装置、及び光ピックアップの調整方法に関する。
光ディスクなどを記録・再生する情報記録再生装置は、光ディスクにレーザ光を照射することにより情報を記録し、その反射光を受光することにより光ディスクに記録された情報を再生する。このため、情報記録再生装置に設けられる光ピックアップは、光ディスクの情報記録面にレーザ光を集光させる。通常、このような光ピックアップの検査において行われる光学調整工程においては、まず最初に光ピックアップから出射される平行光に基づいて調整が行われる。即ち、対物レンズにて集光したり成形レンズにて成形したりする前の平行光に対して測定が行われる。そして、この測定に基づいて平行光の光軸角度や平行度を評価して、光ピックアップ内のレーザダイオードとコリメータレンズの位置関係などが調整される。
一般的には、上記の光軸角度と平行度はオートコリメータ(例えば、特許文献1参照)などにて光ピックアップから出射されたビームを取り込み、このビームの位置とビームの径を観察して調整が行われる。そして、上記の調整の後に、更に調整精度が要求される光ピックアップに対しては、収差などを評価しながら平行度の微調整が行われる。例えば、特許文献2及び3には、干渉計を用いて光ピックアップの厳密な測定を行う技術が記載されている。この場合、光ピックアップから出射された平行光を一端分岐して、分岐した光を重ね合わせることにより干渉縞を作り、この干渉縞に基づいて収差などの測定を行っている。以上のように、光ピックアップから出射される光ビームの光軸角度と平行度の調整は、オートコリメータを用いた粗調整と、干渉計を用いた微調整との2工程にて行っている。
しかしながら、上記のように粗調整と微調整を区別して2工程で行う場合、調整に要する工程が多くなるため、作業に手間がかかるという問題があった。また、上記のような構成にて用いられている干渉計は、光ピックアップに対して厳密に光軸合わせを行う必要があり、セッティングに時間がかかるという問題があった。更に、干渉計を用いるため、装置が非常に高価になってしまっていた。
特公昭55−25605号公報 特開2003−270090号公報 特開2002−22606号公報
本発明が解決しようとする課題は上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、光ピックアップの特性を簡便な構成にて測定することができ、且つ光ピックアップの調整を迅速に行うことが可能な光ピックアップの出射光測定装置、及び調整方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、出射光測定装置は、レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を、第1の平行光と第2の平行光とに分岐する分岐手段と、前記第1の平行光を集光し、第1の所定位置にビームスポットを形成する第1の集光レンズと、前記第2の平行光を集光し、第2の所定位置にビームスポットを形成し、前記第1の集光レンズよりも高倍率である第2の集光レンズと、前記第2の集光レンズを光軸方向に移動させる移動手段と、前記第1の所定位置に配置され、前記第1の集光レンズにより集光されたビームスポットを撮像する第1の撮像手段と、前記第2の所定位置に配置され、前記第2の集光レンズにより集光されたビームスポットを撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行う第1の調整手段と、前記第2の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う第2の調整手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、出射光調整方法は、レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を、第1の平行光と第2の平行光に分岐する分岐工程と、前記第1の平行光を第1の集光レンズによって集光して、第1の撮像手段上にビームスポットを形成する第1の集光工程と、前記第2の平行光を前記第1の集光レンズよりも高倍率である第2の集光レンズによって集光して、第2の撮像手段上にビームスポットを形成する第2の集光工程と、前記第1の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行う第1の調整工程と、前記第1の調整工程を行った後に、前記第2の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う第2の調整工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、出射光測定装置は、レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を、第1の平行光と第2の平行光に分岐する分岐手段と、前記第1の平行光を集光し、第1の所定位置にビームスポットを形成する第1の集光レンズと、前記第2の平行光を集光し、第2の所定位置にビームスポットを形成し、前記第1の集光レンズよりも高倍率である第2の集光レンズと、前記第2の集光レンズを光軸方向に移動させる移動手段と、前記第1の所定位置に配置され、前記第1の集光レンズにより集光されたビームスポットを撮像する第1の撮像手段と、前記第2の所定位置に配置され、前記第2の集光レンズにより集光されたビームスポットを撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行う第1の調整手段と、前記第2の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う第2の調整手段と、を備える。
上記の出射光測定装置は、レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を第1の平行光と第2の平行光とに分岐し、第1の平行光を第1の集光レンズにより第1の所定位置に集光し、第2の平行光を第2の集光レンズにより第2の所定位置に集光する。そして、第1の所定位置に集光されたビームスポットを第1の撮像手段が撮像し、第2の集光レンズを光軸上で所定量ずつ移動させるなどして第2の平行光をデフォーカスさせ、そのデフォーカス状態を変化させたときのビームスポットを第2の撮像手段が撮像する。更に、出射光測定装置は、第2の撮像手段にて撮像されたビームスポットに基づいて、非点収差の度合いを示す非点隔差も検出する。このような出射光測定装置と、オートコリメータ及び干渉計を用いて測定を行う比較例の構成とを比較すると、比較例の場合は測定の工程ごとに装置をセッティングする必要があるが、出射光測定装置では同一の装置にて2つの測定を行うため、セッティングは一度だけでよい。また、比較例に係る干渉計ではセッティングの際に厳密に光軸を合わせる必要があるが、出射光測定装置ではビームスポットが撮像手段上に位置するように装置を配置させるだけでよい。以上により、比較例の構成と比較して、出射光測定装置はセッティングに要する時間をかなり削減することができる。これにより、出射光測定装置は測定を迅速に行うことができる。また、高価な干渉計を用いる上記の比較例の構成と比較すると、出射光測定装置は格段に安価に構成することができる。
また、上記の出射光測定装置において、第2の集光レンズは、第1の集光レンズよりも高倍率である。即ち、第1の集光レンズにて形成されるビームスポットは低倍率であり、第2の集光レンズにて形成されるビームスポットは高倍率である。第1の調整手段は、第1の撮像手段にて撮像されるビームスポットに基づいて大まかに光軸角度及び平行度の調整を行い、第2の調整手段は、第2の撮像手段にて撮像されるビームスポットに基づいて厳密に光軸角度及び平行度の調整を行う。つまり、平行光の光軸角度及び平行度の調整を粗調整と微調整との2段階の工程に分けて行う。これにより、出射光測定装置による測定結果に基づいて、平行光の光軸角度及び平行度の調整を迅速に行うことが可能となる。
上記の出射光測定装置の他の一態様では、前記集光レンズが出射したビームスポットを反射する複数のミラー、及び、前記集光レンズが出射したビームスポットを拡大する複数のレンズの少なくとも一方を更に備える。ビームスポットを反射する複数のミラーは、集光レンズとビームスポットが集光される所定位置までの間で、光が通過する距離を長くすることができる。これにより、集光レンズによるデフォーカスの精度が向上する。また、ビームスポットを拡大する複数のレンズは、対物レンズと集光レンズによって上下左右が逆転した像を元のものに戻すことができる。
1つの好適な例では、前記移動手段は、機械式に前記集光レンズを移動させるように構成されている。機械式に集光レンズを移動させるため、ピエゾ素子などで移動させるよりも装置の耐久性が増す。更に、装置を安価で構成することができると共に、移動手段の制御も容易に行うことができる。
本発明の他の好適な実施形態では、出射光調整方法は、レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を、第1の平行光と第2の平行光に分岐する分岐工程と、前記第1の平行光を第1の集光レンズによって集光して、第1の撮像手段上にビームスポットを形成する第1の集光工程と、前記第2の平行光を前記第1の集光レンズよりも高倍率である第2の集光レンズによって集光して、第2の撮像手段上にビームスポットを形成する第2の集光工程と、前記第1の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行う第1の調整工程と、前記第1の調整工程を行った後に、前記第2の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う第2の調整工程と、を備える。
上記の出射光調整方法では、まず第1の撮像手段にて撮像されるビームスポットに基づいて平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行い、その後に第2の撮像手段にて撮像されるビームスポットに基づいて平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う。この場合も、オートコリメータ及び干渉計を用いて調整を行う比較例の構成と比較して、平行光の光軸角度及び平行度の調整のためのセッティングに要する時間をかなり削減することができると共に、調整を簡易な手順で迅速に行うことができる。
好適には、出射光調整方法は、前記第2の調整工程を行った後に、前記第2の集光レンズを移動させつつ前記第2の撮像手段により撮像した前記ビームスポットの画像に基づいて前記平行光の特性を測定し、前記測定された平行光の特性に基づいて前記平行度の調整を行う第3の調整工程をさらに備える。例えば、第3の調整工程では、非点収差に係る非点隔差を測定し、測定された非点隔差に基づいて更に平行光の平行度を調整する。これにより、平行光の平行度を更に厳密に調整することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[出射光測定装置の構成]
まず、本発明の実施例に係る出射光測定装置100の構成について、図1を用いて説明する。出射光測定装置100は、光学ヘッド20と画像処理システム40とを備え、光ピックアップ10などから出射される光ビームb2の収差、例えば非点収差などを測定する装置である。
光ピックアップ10は、特定の波長のビームを出射するレーザダイオード1を有する。光ピックアップ10内に設けられた光学系は、レーザダイオード1が出射した光ビームの平行度や光軸角度などを調整し、ミラーにより光ビームを所定の経路に誘導する。そして、光ピックアップ10は、ケーシング11に設けられた開口部12より光ビームb2を光学ヘッド20に対して出射する。なお、光ピックアップ10は、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)などの光ディスクに情報を記録する際又は情報を再生する際に、光ディスクの情報記録面上に光ビームを照射する装置であり、情報記録装置や情報再生装置などに搭載される。
光ピックアップ10が出射した光ビームb2は、光学ヘッド20のケーシング27に設けられた開口部29から光学ヘッド20の内部に入射する。詳細は後述するが、光学ヘッド20内では、光ビームb2を集光レンズで集光してCCDカメラなどの撮像手段に照射する。そして、集光レンズにより集光された光ビームのビームスポットをCCDカメラで撮像し、撮像したビームスポットの画像データS1(S1a及びS1bを含む)を画像処理システム40に供給する。
画像処理システム40は、PC(パーソナルコンピュータ)41とモニタ42を有する。PC41は、光学ヘッド20から画像データS1を取得して、これをモニタ42に表示する。ユーザ(例えば、光ピックアップ10の検査を行う者)は、モニタ42に表示されたビームスポットの形状を目視し、PC41を操作することで光学ヘッド20内の集光レンズの位置を変化させることにより、光学ヘッド20内の光ビームのデフォーカスの度合いを調節することができる。この場合、PC41は、ユーザの操作に応じた制御信号S2を光学ヘッドに供給する。また、ユーザは、PC41を操作して光ピックアップ10におけるレーザダイオード1から出射される光ビームの平行度や光軸角度を調節することもできる。この場合は、PC41は、光ピックアップ10に制御信号S3を供給する。
なお、光学ヘッド20内の集光レンズ位置の調節、及び光ピックアップ10内のレーザダイオード1から出射される光ビームの平行度や光軸角度の調節は、PC41を操作して行うことに限定はされず、ユーザが直接光学ヘッド20及び光ピックアップ10を操作するように構成してもよい。
[光ピックアップの構成]
以下では、光ピックアップ10の構成について、図2を用いて説明する。光ピックアップ10の説明を行う前に、まず同様の基本構成を有する光ピックアップ10aに基づいて、基本的な動作などを説明する。図2(a)は、光ピックアップ10aの構成を示す図である。
光ピックアップ10aは、レーザダイオード1と、コリメータレンズ2と、ハーフミラー3及び4と、ミラー5と、マルチレンズ6と、受光素子7と、対物レンズ8と、アクチュエータ9と、ケーシング11と、を備える。
レーザダイオード1は、特定波長の光ビームb1を出射して、コリメータレンズ2に光ビームb1を入射させる。レーザダイオード1は、矢印1a及び矢印1bで示す方向に移動可能に構成されている。コリメータレンズ2は、光ビームb1を平行光にして、光ビームb2を出射する。コリメータレンズ2も、矢印2aで示す方向に移動可能に構成されている。
コリメータレンズ2を通過した光ビームb2は、ハーフミラー3、4を通過してミラー5に入射して、対物レンズ8に入射する。対物レンズ8は、アクチュエータ9上に固定されており、入射した光ビームb2を集光し、光ビームb2dとして出射する。アクチュエータ9は、移動可能にケーシング11上に配置されており、矢印9aで示すように対物レンズ8を光ディスクDの半径方向に移動させることができる。これにより、対物レンズ8から出射される光ビームb2dのスポットを光ディスクDの目標トラック上に配置する、いわゆるトラッキングサーボを行うことが可能となる。
対物レンズ8から出射された光ビームb2dは光ディスクDの情報記録面に照射される。このとき、光ディスクDにて反射された反射光b3は対物レンズ8に入射する。この反射光b3は、ミラー5にて反射されてハーフミラー4を通過し、マルチレンズ6に入射する。そして、反射光b3は、マルチレンズ6により集光されて受光素子7により受光される。これにより、光ディスクDに記録された情報を読み取ることが可能となる。
なお、レーザダイオード1、コリメータレンズ2、及びアクチュエータ9の移動量及び移動方向の制御は、PC41から供給される制御信号S3にて行われる。
次に、本実施例に係る出射光測定装置100にて測定される光ピックアップ10について、図2(b)を用いて説明する。なお、上記した光ピックアップ10aと同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
光ピックアップ10は、対物レンズ8及びアクチュエータ9を有しない点で光ピックアップ10aと異なる。即ち、本実施例に係る出射光測定装置100は、対物レンズ8などが装着される前の状態の光ピックアップ10に対して収差の測定を行う。この理由は以下の通りである。光ディスクDを記録・再生する際に実際に用いられる光ピックアップ10aは、上記の光ビームb2を集光する対物レンズ8や、この対物レンズ8を移動させるアクチュエータ9などが開口部12上に設けられる構成を有する。よって、最終的に対物レンズ8が取り付けられた状態で対物レンズ8からの出射光ビームb2dが有する収差が当該光ピックアップ10aの最終的な収差である。しかし、光ビームb2dが対物レンズ8を通過する前の平行光の状態での収差を低減できれば、対物レンズ8が取り付けられた後の最終的な状態における収差も低減することができる。また、光ピックアップ10aから出射される光ビームb2dをできるだけ理想的な真円に近づけるために光ピックアップ10a内に成形プリズムなどを設ける手法が知られているが、そうするとレーザ光源と光学部品の位置の微小なずれにより非点収差が発生しやすくなる。よって、光ピックアップ10aの製造工程上、対物レンズ8を通過する前の平行光の状態で非点収差を管理することが重要である。このような理由により、本実施例の出射光測定装置100は、対物レンズ8にて集光される前の平行光を出射する光ピックアップ10に対してまず収差の測定を行う。
ここで、レーザダイオード1から出射される光ビームb1の平行度と光軸角度の調整について、図3を用いて説明する。
図3(a)は、レーザダイオード1から出射される光ビームb1の平行度の調整について示している。ここでは、コリメータレンズ2から光ビームb2ba又は光ビームb2bbのような光ビームが出射された場合における平行度の調整について説明する。光ビームb2baは、光の進行方向に向かって広がっていくような光路を有している。この場合、コリメータレンズ2を矢印45aで示す方向に移動させることで、コリメータレンズ2から平行に進行する光ビームb2aに変更することができる。また、光ビームb2bbは、光の進行方向に向かって狭まっていくような光路を有しているため、コリメータレンズ2を矢印45bで示す方向に移動させることで光ビームb2aに変更することができる。以上のように、コリメータレンズ2を光軸方向に移動させることにより、光の平行度を調節することが可能となる。
図3(b)は、レーザダイオード1から出射される光ビームb1の光軸角度の調整について示している。ここでは、コリメータレンズ2から光ビームb2ca又は光ビームb2cbのような光ビームが出射された場合における光軸角度の調整について説明する。光ビームb2caは、コリメータレンズ2の出射面に対して垂直な方向に進行しておらず、図3(b)において下方に進行している。この場合、レーザダイオード1を矢印46aで示す方向又は矢印47aで示す方向に傾けることで、コリメータレンズ2の出射面に対して垂直な方向に進行する光ビームb2aに変更することができる。また、光ビームb2cbは、コリメータレンズ2の出射面に対して垂直な方向に進行しておらず、図3(b)において上方に進行しているため、レーザダイオード1を矢印46bで示す方向又は矢印47bで示す方向に傾けることで光ビームb2aに変更することができる。以上のように、光ビームb1の光軸に対して直行する2方向の位置や角度が変更されるようにレーザダイオード1を移動させることによって、光軸角度を調節することが可能となる。
次に、光ピックアップ10にて発生する非点収差について、図4に示す具体例を用いて説明する。
例えば、対物レンズ8に光ビームb3aが入射する場合、対物レンズ8から出射される光ビームb3bは非点収差を有しており、焦点位置によってその形状(断面形状)が異なる。具体的には、光ビームb3bの形状は、対物レンズ8側の焦点付近では符号50で示すような一方向に伸びた楕円となり、対物レンズ8から離れた側の焦点付近では符号52で示すような先の一方向と垂直方向に伸びた楕円となり、両焦点位置の概ね中間位置では符号51で示すような真円となる。光ビームb3bの形状が真円となる位置53を「合焦点」と呼ぶ。また、上記の焦点位置間の距離Eを「非点隔差」と呼ぶ。なお、光ピックアップは、この非点隔差Eが概ね1μm以下であることが好ましい。
本実施例に係る出射光測定装置100は、光ピックアップ10からの出射光のCCDカメラ上における集光ポイントを変化させて(即ち、光ビームをデフォーカスさせて)ビームスポットの形状を撮影し、このビームスポットの形状に基づいて非点隔差Eを測定する。得られた非点隔差Eに基づいて光ピックアップ10の評価が行われる。
[光学ヘッドの構成]
以下では、本実施例に係る出射光測定装置100の光学ヘッド20の構成について説明する。図1に示す光学ヘッド20の説明を行う前に、まず同様の基本構成を有する光学ヘッド20aに基づいて、基本的な動作などを説明する。図5は、光学ヘッド20aの構成を示す図である。図5は、光学ヘッド20aの光軸方向に平行な面に沿った断面図を示す。なお、図1においては光学ヘッド20はその下方から光ピックアップ10の出射光を受光するが、図5に示す基本構成においては、理解を容易にするために、光学ヘッド20aの長さ方向に沿って光ピックアップの出射光が供給されるものとする。
光学ヘッド20aは、集光レンズ23、36と、集光レンズ保持部24と、アクチュエータ25と、CCDカメラ26、37と、ケーシング27と、開口部29と、ハーフミラー35と、を備えている。
光ピックアップ10の開口部12より出射された光ビームb2は、光学ヘッド20aのケーシング27上に設けられた開口部29から入射する。そして、開口部29より入射した光ビームb2は、ハーフミラー35にて光ビームb21と光ビームb22とに分岐される。
光ビームb21は、集光レンズ36に入射する。集光レンズ36は、ビームb21を集光して、CCDカメラ37に光ビームb7を照射してビームスポットを形成する。CCDカメラ37は、供給される光ビームb7のビームスポットを撮像し、撮像したビームスポットの画像データS1aをPC41に供給する。
一方、光ビームb22は、集光レンズ23に入射する。集光レンズ23は、光ビームb22に対して略垂直に配置され、集光レンズ保持部24に固定されている。集光レンズ保持部24は、アクチュエータ25により移動可能に保持されている。アクチュエータ25は、例えばモータとボールネジなどの機械式移動機構を備えて構成されており、矢印55で示す方向、即ち光軸方向に集光レンズ保持部24を移動させる。これにより、集光レンズ23を移動させて、光ビームb22のデフォーカスの度合いを変化させることができる。なお、アクチュエータ25は、PC41から供給される制御信号S2によって移動方向や移動量などが制御され、移動手段として機能する。また、集光レンズ23は、集光レンズ36よりも高倍率なレンズを用いている。
集光レンズ23は、光ビームb22を集光して、CCDカメラ26に光ビームb4を照射してビームスポットを形成する。CCDカメラ26は、供給される光ビームb4のビームスポットを撮像し、撮像したビームスポットの画像データS1bをPC41に供給する。
ここで、本実施例に係る光学ヘッド20aを用いた光ピックアップ10の調整方法について説明する。
本実施例では、まず、集光レンズ36にて集光されてCCDカメラ37で撮像されるビームスポットに基づいて光ピックアップ10のレーザダイオード1から出射される光ビームの平行度及び光軸角度の調整を行う。即ち、集光レンズ36とCCDカメラ37とから構成される光学系(以下、「低倍率光学系200」と称す)にて得られるビームスポットに基づいて、まず最初に光ピックアップ10の調整を行う。前述したように、集光レンズ36は集光レンズ23よりも低倍率であるので、低倍率光学系200では低倍率のビームスポットが撮像される。これにより、低倍率光学系200にて得られたビームスポットにより光ピックアップ10の大まかな調整(粗調整)を行うことができる。
上記の低倍率光学系200を用いた光ピックアップ10の調整の後、集光レンズ23にて集光されてCCDカメラ26で撮像されるビームスポットに基づいて更に光ピックアップ10のレーザダイオード1から出射される光ビームの平行度及び光軸角度の調整を行う。即ち、集光レンズ23とCCDカメラ26とから構成される光学系(以下、「高倍率光学系201」と称す)にて得られるビームスポットに基づいて、光ピックアップ10の調整を行う。集光レンズ23は集光レンズ36よりも高倍率であるので、高倍率光学系201では高倍率のビームスポットが撮像される。これにより、高倍率光学系201にて得られたビームスポットに基づいて、光ピックアップ10を厳密に調整することができる。
以上のように、本実施例では、低倍率光学系200に基づいた粗調整と高倍率光学系201に基づいた微調整とに分けて光ピックアップ10の調整を行う。この理由は、以下の通りである。低倍率光学系200で得られたビームスポットのみに基づいて調整を行うと、光ピックアップ10の調整を厳密に行うことはできない。また、高倍率光学系201で得られたビームスポットのみに基づいて調整を行うと、光ピックアップ10の調整を厳密に行うことはできるが、光ピックアップ10の調整に対して撮像されるビームスポットの変化が大きいために最適なポイントに調整するまでに時間がかかってしまう。したがって、まず低倍率光学系200にて撮像されるビームスポットに基づいて大まかに調整を行った後、この調整が行われた光ピックアップ10に対して高倍率光学系201に基づいて厳密に調整すると、上記のような1つの工程による調整と比較して、光ピックアップ10の調整にかかる時間を削減することができると共に、光ピックアップ10の調整を厳密に行うことができる。
更に、本実施例に係る光ピックアップ10の調整方法と、オートコリメータ及び干渉計を用いる比較例の調整方法とを比較すると、比較例の場合は調整の工程ごとに装置をセッティングする必要があるが、本実施例では粗調整と微調整を同一の装置にて行っているため、調整に対してセッティングは一度だけでよい。また、比較例に係る干渉計では、厳密に光軸を合わせる必要があるが、出射光測定装置100ではビームスポットがCCDカメラ26、37上に位置するように装置を配置させるだけでよい。以上により、比較例の構成と比較して、本実施例に係る光ピックアップ10の調整方法はセッティングに要する時間をかなり削減することができるため、迅速に光ピックアップ10の調整を行うことが可能となる。
次に、本実施例に係る光学ヘッド20aを用いたビームスポット形状の測定例を図6に示す。
まず、上記した低倍率光学系200にて撮像される、具体的には集光レンズ36にて集光されてCCDカメラ37にて撮像されるビームスポット61を図6(a)に示す。図6(a)は、CCDカメラ37にて撮像されたビームスポット61の画像であり、モニタ42に表示されたものである。図6(a)に示すように、モニタ42には2次元座標と目盛りが表示され、ビームスポット61の位置と大きさ(径の大きさ)がわかるようになっている。これにより、ユーザはモニタ42に表示されるビームスポット61を目視しながら、光ピックアップ10から出射される平行光の平行度及び光軸角度の調整を容易に行うことができる。具体的には、ユーザは、ビームスポット61が座標の原点C1(CCDカメラ37の中心)に位置するように光軸角度を調整し(即ち、レーザダイオード1の位置又は傾きを調整する)、且つ、ビームスポット61の径の大きさが最小となるように平行度を調整する(即ち、コリメータレンズ2の位置を調節する)。
次に、上記した高倍率光学系201にて撮像される、具体的には集光レンズ23にて集光されてCCDカメラ26にて撮像されるビームスポット62を図6(b)に示す。図6(b)は、CCDカメラ26で撮像されたビームスポット62の画像であり、モニタ42に表示されたものである。ビームスポット62は、レーザパワーに応じて色が段階的に変化するようにモニタ42に表示される。図6(b)では、ハッチングにて色の変化を大まかに示している。具体的には、ビームスポット62の中心にある符号62aで示す領域は最もレーザパワーが強く、符号62bで示す領域、符号62cで示す領域へと中心から外周側に離れるにつれてレーザパワーは弱くなっていく。
図6(b)に示すビームスポット62は、低倍率光学系200にて撮像されたビームスポット61に基づいた光ピックアップ10の調整の後に、光ピックアップ10から出射される平行光の平行度及び光軸角度の調整を更に行うために用いられる。即ち、低倍率光学系200に基づいた光ピックアップ10の粗調整の後に、高倍率光学系201にて得られたビームスポット62を用いて微調整を行う。この場合も、ユーザは、ビームスポット62が原点C2(CCDカメラ26の中心)に位置するように光軸角度を調整し(即ち、レーザダイオード1の位置又は傾きを調整する)、且つ、ビームスポット62の径の大きさが最小となるように平行度を調整する(即ち、コリメータレンズ2の位置を調節する)。
次に、集光レンズ23を移動したときに撮像されるビームスポット形状の測定例を図7を用いて具体的に説明する。なお、集光レンズ23を移動してビームスポットを撮像するのは、光ピックアップ10の非点隔差Eを測定するためである。また、非点隔差Eの測定は、図6に示したビームスポット61、62に基づいた光ピックアップ10の調整が終了した後に行われる。更に、取得された非点隔差Eは、光ピックアップ10から出射される平行光の平行度を調整するために用いられる。
図7(a)は、集光レンズ23の移動方法を示している。PC41は、集光レンズ23が矢印60で示す方向に移動するようにアクチュエータ25を制御する。そして、集光レンズ23が符号K1、K2、K3、K4、K5で示す位置に達したときに、ビームスポットの形状をCCDカメラ26にて撮像する。これらの位置にて撮像された画像は、それぞれ図7(b)〜(f)で示すようにモニタ42に表示される。なお、上記の撮像する位置は等間隔である。
図7(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は、それぞれ集光レンズ23を符号K1、K2、K3、K4、K5で示す位置に配置した場合にCCDカメラ26により撮像されたビームスポットSPa、SPb、SPc、SPd、SPe(以下、「ビームスポットSP」と記した場合は、これら全てを含むものとする)の形状を示している。なお、図7(b)〜(f)も、ビームスポットSPのレーザパワーの分布をハッチングにて大まかに示している。
図7(b)に示すように、位置K1に対応するビームスポットSPaは、一方向に伸びた楕円の形状を有しており、上記のレーザパワーの分布が広がっている。図7(c)に示すように、位置K2に対応するビームスポットSPbも、同一の方向に伸びた楕円の形状を有しており、レーザパワーの分布が広がっている。但し、その長辺はビームスポットSPaよりも緩やかであり、レーザパワーの分布の広がり具合は小さい。図7(d)に示すように、位置K3に対応するビームスポットSPcは、真円の形状を有しており、最もレーザパワーが強い領域が占める割合が大きいことがわかる。即ち、ビームスポットSPcは、図3の合焦点の位置53に相当する。
図7(e)に示すように、位置K4に対応するビームスポットSPdは、ビームスポットSPbと概ね垂直な方向に伸びた楕円の形状を有しており、レーザパワーの分布が広がっている。また、図7(f)に示すように、位置K5に対応するビームスポットSPeは、ビームスポットSPaと概ね垂直方向に伸びた楕円の形状を有しており、レーザパワーの分布が広がっている。即ち、ビームスポットSPの形状及びレーザパワーの分布は、合焦点位置53を挟んで概ね線対称になっていることがわかる。図7(b)及び図7(f)に対応する位置K1及びK5がそれぞれ焦点であるとすると、非点隔差Eは図7(a)におけるK1とK5の距離に相当する。従って、アクチュエータ25の移動距離に基づいて位置K1〜K5の距離を算出することにより、非点隔差Eを求めることができる。こうして求められた非点隔差Eから光ピックアップ10の非点収差を評価し、光ピックアップ10から出射される平行光の平行度を更に厳密に調整することができる。
以上のように、本実施例に係る光学ヘッド20は、光ピックアップ10が出射した平行光(光ビームb2)を集光レンズ23にて集光し、この集光レンズ23を移動させてデフォーカスの度合いを変化させることにより非点隔差Eを測定している。したがって、本実施例に係る出射光測定装置100と、干渉計などを用いて光ピックアップ10の測定を行う比較例の構成とを比較した場合、光ピックアップ10に対して測定装置をセッティングする際、比較例における干渉計は光軸を厳密に調整しなければならないが、出射光測定装置100ではビームスポットがCCDカメラ26上に位置するように装置を配置させるだけでよい。即ち、出射光測定装置100においてビームスポットをCCDカメラ26上に位置させる際に要求される精度は、比較例における干渉計の光軸を調整する際に要求される精度に比べてかなり低くて済む。これにより、出射光測定装置100は、光ピックアップ10の測定操作を容易に行うことができる。また、高価な干渉計を用いる上記の比較例の構成と比較すると、本実施例に係る出射光測定装置100は格段に安価に構成することができる。
次に、図1に示す光学ヘッド20について説明する。
図8は、図1に示す光学ヘッド20の概略構成図を示す。図8は、光学ヘッド20の光軸方向に平行な面に沿った断面図を示す。なお、上記した光学ヘッド20aと同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
光学ヘッド20は、開口部29から入射した光ビームb2をミラー28にて反射させて、ハーフミラー35に入射させる点で光学ヘッド20aと異なる。これにより、光ピックアップ10を光学ヘッド20の下方に配置することが可能となり、測定環境の省スペース化が可能となる。
また、光学ヘッド20は、集光レンズ23から出射された光ビームb4を、更に対物レンズ30及び集光レンズ31に入射させている点で光学ヘッド20aと異なる。具体的には、集光レンズ23が出射した光ビームb4を対物レンズ30に入射させ、対物レンズ30から出射された平行光b5aを集光レンズ31に入射させる。そして、集光レンズ31は、CCDカメラ26に光ビームb5bを供給する。集光レンズ23のみを通過してCCDカメラ26により撮像されるビームスポットは上下左右が逆転したものとなっているため、集光レンズ23から出射した光ビームを更に対物レンズ30と集光レンズ31を通過させることにより上下左右の方向を再度逆転させる。これにより、光ピックアップ10から出射した光ビームの移動方向と、CCDカメラ26により撮像されるビームスポットの移動方向とを一致させることができ、ユーザはモニタ42を目視しながら装置の調節を行いやすくなる。
なお、図8に示す光学ヘッド20では、説明の単純化のために光ビームの経路を直線的に配置しているが、実際には、複数のミラーなどを用いて、光ビームの経路を光学ヘッド20内で迂回させることができる。光学的に同一の構成であっても、光学ヘッド20に搭載される他の光学部品や移動機構などとの関係で、光ビームの経路を迂回させることにより、実際の光学ヘッドの長さを短くすることができ、光学ヘッドを小型化することが可能となる。
本発明の実施例に係る出射光測定装置の概略構成を示す図である。 光ピックアップの概略構成を示す斜視図である。 光ピックアップから出射される出射光の平行度及び光軸角度の調整方法を説明するための図である。 光ピックアップにて生じる非点収差を説明するための図である。 本発明の実施例に係る光学ヘッドの基本構成を示す図である。 モニタに表示されるビームスポット形状の具体例を示す図である。 集光レンズを移動したときにモニタに表示されるビームスポット形状の具体例を示す図である。 図1に示す光学ヘッドの概略構成を示す図である。
符号の説明
1 レーザダイオード
10 光ピックアップ
20、20a 光学ヘッド
23、31、36 集光レンズ
25 アクチュエータ
40 画像処理システム
41 PC(パーソナルコンピュータ)
42 モニタ
100 出射光測定装置

Claims (5)

  1. レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を、第1の平行光と第2の平行光とに分岐する分岐手段と、
    前記第1の平行光を集光し、第1の所定位置にビームスポットを形成する第1の集光レンズと、
    前記第2の平行光を集光し、第2の所定位置にビームスポットを形成し、前記第1の集光レンズよりも高倍率である第2の集光レンズと、
    前記第2の集光レンズを光軸方向に移動させる移動手段と、
    前記第1の所定位置に配置され、前記第1の集光レンズにより集光されたビームスポットを撮像する第1の撮像手段と、
    前記第2の所定位置に配置され、前記第2の集光レンズにより集光されたビームスポットを撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行う第1の調整手段と、
    前記第2の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う第2の調整手段と、を備えることを特徴とする出射光測定装置。
  2. 前記第2の集光レンズが出射した光ビームが通過する複数のレンズをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の出射光測定装置。
  3. 前記移動手段は、機械式に前記集光レンズを移動させる移動機構であることを特徴とする請求項1又は2に記載の出射光測定装置。
  4. レーザダイオードからの光を受光したコリメータレンズから出射される平行光を、第1の平行光と第2の平行光とに分岐する分岐工程と、
    前記第1の平行光を第1の集光レンズによって集光して、第1の撮像手段上にビームスポットを形成する第1の集光工程と、
    前記第2の平行光を前記第1の集光レンズよりも高倍率である第2の集光レンズによって集光して、第2の撮像手段上にビームスポットを形成する第2の集光工程と、
    前記第1の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の粗調整を行う第1の調整工程と、
    前記第1の調整工程を行った後に、前記第2の撮像手段が撮像したビームスポットに基づいて、前記平行光の光軸角度及び平行度の微調整を行う第2の調整工程と、を備えることを特徴とする出射光調整方法。
  5. 前記第2の調整工程を行った後に、前記第2の集光レンズを移動させつつ前記第2の撮像手段により撮像した前記ビームスポットの画像に基づいて前記平行光の特性を測定し、前記測定された平行光の特性に基づいて前記平行度の調整を行う第3の調整工程をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の出射光調整方法。
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